JP5382442B2 - 燃焼式ネジ打ち機 - Google Patents

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Description

本発明はネジ等の留具を被打込材に打込むと共に締め込むための燃焼式ネジ打ち機に関する。
従来より釘等の留具を被打込材に打込む燃焼式釘打機が知られている。燃焼式釘打機では、燃焼室内において噴射された燃料を含む混合ガスを燃焼させて、シリンダ内のピストンを駆動することにより、混合ガスの体積膨張を動力に転換して釘を打ち込む。
しかし、混合ガスを燃焼させて、その混合ガスの体積膨張を動力に転換する構成の工具としては、上述した釘打機のように釘等の留具をその軸方向へ打ち込むもののみであり、留具を打ち込むと共に回転させて締め込むものは存在しなかった。
そこで、本発明は、ネジを打ち込むと共に回転させて締め込むことができる燃焼式ネジ打ち機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、外郭をなすハウジングと、該ハウジングに連結され、ネジを打ち出す射出口を有するノーズ部と、ネジを収容して該ノーズ部に供給するマガジンと、被打込材を押圧することにより該ハウジングに対して移動するプッシュレバーと、該ハウジング内において該プッシュレバーの移動に伴って移動する燃焼室枠と、該ハウジングに固定されたシリンダと、該シリンダに対して摺動可能であり、該燃焼室枠の移動と相まって選択的に燃焼室を画成し、該燃焼室内の混合気の爆発膨張により変位するピストンと、該ピストンから延び該ピストンに回転可能に設けられ、反ピストン側の端部が該マガジンのネジ締め箇所にあるネジのヘッドと当接するビットをなし、該ピストンの変位によって直線運動してネジを打ち込むロッド部と、該ロッド部の直線運動を、該ロッド部の回転運動に変換してネジを締め込ませる変換機構と、を備え、該変換機構は、一端が該ピストンに固定されたワイヤと、該ワイヤの他端を固定し、該ピストンの変位に伴って該ワイヤを放出し巻取るために該ハウジングに回転可能に支持された巻取部と、該巻取部のワイヤ放出による回転を、該ビットの回転運動に変換するために、該ビットと該巻取部との間に設けられた歯車伝達機構と、を備えることを特徴とする燃焼式ネジ打ち機を提供する。
このような構成によると、燃焼室内の混合気の爆発膨張によってピストンを変位させ、ピストンの変位によってロッド部を直線運動させてネジを打ち込むことができる。また、動力源としてエアー機構を用いる場合に必要となる圧縮機から圧縮空気を供給するための配管が不要となり、ネジ打ち機の操作性が向上する。さらに、ロッド部の直線運動をロッド部の回転運動に変換してネジを締め込ませることができる。よって、ネジを締め込むための動力源を別途設ける必要がなく、ネジ打ち機を小型化することができる。
このような構成によると、ピストンの直線運動に伴ってワイヤが引張られることにより巻取部が回転し、その回転を歯車伝達機構によってビットの回転運動に変換するので、簡易な構成によって、ネジの締め込み力を得ることができる。
また、該巻取部が該ワイヤを放出する際の回転方向とは逆向きの回転方向に、該巻取部を回転付勢する付勢手段を更に備えることが好ましい。
このような構成によると、ネジが締め込まれた後に、巻取部がワイヤを放出する際の回転方向とは逆向きの回転方向に回転することにより、放出されたワイヤを巻き取ることができる。なお、当然ながら、付勢手段の付勢力は、混合気の爆発膨張によるピストンの変位を妨げない程度の大きさである。
また、該ワイヤは、該ビット部が該ネジを所定距離打ち込んだ後に、該巻取部から放出されることが好ましい。
このような構成によると、被打込材にネジを打ち込んで位置決めした後にロッド部が回転するので、安定した状態でネジを締めこむことができる。よって、回転したネジの先端部によって、被打込材が傷つけられることを防止することができる。
また、本発明は、外郭をなすハウジングと、該ハウジングに連結され、ネジを打ち出す射出口を有するノーズ部と、ネジを収容して該ノーズ部に供給するマガジンと、被加工物を押圧することにより該ハウジングに対して移動するプッシュレバーと、該ハウジング内において該プッシュレバーの移動に伴って移動する燃焼室枠と、該ハウジングに固定されたシリンダと、該シリンダに対して摺動可能であり、該燃焼室枠の移動と相まって選択的に燃焼室を画成し、該燃焼室内の混合気の爆発膨張により変位するピストンと、該ピストンから延び該ピストンに回転可能に設けられ、反ピストン側の端部が該マガジンのネジ締め箇所にあるネジのヘッドと当接するビットをなし、該ピストンの変位によって直線運動してネジを打ち込むロッド部と、該ロッド部の直線運動を、該ロッド部の回転運動に変換してネジを締め込ませる変換機構と、を備え、該変換機構は、該ロッド部の外周面に設けられ、螺旋溝を有する螺旋溝部と、該ハウジングに支持され、該ビットの通過を許容する収容部と、該収容部内に配置され、該ロッド部の直線運動位置に応じて該螺旋溝部と係合すると共に該収容部内に位置固定される球体と、を有し、該球体が該螺旋溝部と係合すると共に該収容部内に位置固定された状態で、該ロッド部の直線運動の一部が該ロッド部の回転運動に変換されることを特徴とする燃焼式ネジ打ち機を提供する。
このような構成によると、燃焼室内の混合気の爆発膨張によってピストンを変位させ、ピストンの変位によってロッド部を直線運動させてネジを打ち込むことができる。また、動力源としてエアー機構を用いる場合に必要となる圧縮機から圧縮空気を供給するための配管が不要となり、ネジ打ち機の操作性が向上する。さらに、ロッド部の直線運動をロッド部の回転運動に変換してネジを締め込ませることができる。よって、ネジを締め込むための動力源を別途設ける必要がなく、ネジ打ち機を小型化することができる。また、ロッド部に設けられた螺旋溝部と、螺旋溝部に係合する球体とから成る簡易な構成によって、ロッド部の直線運動の一部をロッド部の回転運動に変換することができる。
また、該螺旋溝部は、該ロッド部において、該ビット部が該ネジを所定距離打ち込んだ後に該球体との係合を開始する位置に設けられていることが好ましい。
このような構成によると、被打込材にネジを打ち込んで位置決めした後にロッド部が回転するので、安定した状態でネジを締めこむことができる。よって、回転したネジの先端部によって、被打込材が傷つけられることを防止することができる。
また、該螺旋溝部は、該ロッド部において、反ピストン側に位置するほど螺旋溝の深さが浅いことが好ましい。
このような構成によると、螺旋溝部は反ピストン側に位置するほど螺旋溝の深さが浅いので、換言すると、ロッド部のうち先に収容部を通過する部分ほど浅い螺旋溝が形成されているので、ネジを打ち込む際に球体を螺旋溝内へ滑らかに案内することができる。
また、該収容部は、該ロッド部がネジを打ち込む方向に移動した時に該球体を固定する球体固定部と、該ロッド部がネジを打ち込む方向と反対方向に移動した時に該球体を開放する球体開放部とを備えることが好ましい。
また、該球体固定部は、該螺旋溝部が該球体固定部に面した状態で、該螺旋溝の溝底までの距離が該球体の直径より僅かに大きい第1壁を有し、該球体開放部は、該螺旋溝部が該球体開放部に面した状態で、該螺旋溝の溝底までの距離が該第1壁と該螺旋溝の溝底までの距離よりも大きい第2壁を有することが好ましい。
このような構成によると、ネジを打ち込む時には、ロッド部の直線運動の一部がロッド部の回転運動に変換される。一方、ネジを打ち込んだ後にロッド部が初期位置に戻る時には、ロッド部がネジを打ち込む方向と反対方向に移動するので、球体は開放される。球体が開放されることにより螺旋溝部との係合が解除されるので、球体と螺旋溝部との係合がロッド部が初期位置に戻るための直線運動の抵抗となることを防止することができる。
また、該収容部は、さらに、該球体を該球体固定部に向けて付勢する球体付勢部を有することが好ましい。
このような構成によると、球体を球体固定部に向けて付勢することにより、ネジを打ち込む際に、球体を球体固定部において確実に位置固定することができる。
以上より、本発明によれば、ネジを打ち込むと共に回転させて締め込むことができる燃焼式ネジ打ち機を提供することができる。
本発明の第一の実施の形態に係る燃焼式ネジ打ち機を示す部分断面図。 図1のA−A線に沿った断面図。 本発明の第二の実施の形態に係る燃焼式ネジ打ち機を示す部分断面図。 球体が収容部に固定される際の図3のB部分を示す要部拡大図。 図4(a)のC−C線に沿った断面図。 球体が収容部から開放される際の図3のB部分を示す要部拡大図。
以下、本発明の第一の実施の形態に係る燃焼式ネジ打ち機について図1乃至図2に基づき説明する。図1に示される燃焼式ネジ打ち機1は、ハウジング2と、ハンドル3と、ノーズ部4と、マガジン5とを有している。尚、ハウジング2からノーズ部4に向かう一方向を下方向と定義し、一方向と反対の他方向を上方向と定義して以下説明する。
ハウジング2は、主ハウジング21と、ボンベ収容部22と、ヘッドカバー23とを有している。主ハウジング21においては、ノーズ部4近傍の位置に図示せぬ排気口が形成されており、内部にシリンダ6と、燃焼室枠7と、シリンダヘッド8とが主に内蔵されている。
シリンダ6は、筒状に構成されており、筒状の軸方向が上下方向と平行になるように主ハウジング21内に固定されている。シリンダ6は、一方が略閉塞されており、シリンダ6の略閉塞された一方の壁部分には、後述のロッド部62が挿通する孔6aが形成されている。シリンダ6において上方の開口周縁部分には、燃焼室枠7の内周面と接触するシール部6Aが設けられている。また、シリンダ6には、後述するワイヤ91を通過させるワイヤ通過孔6bが形成されている。また、シリンダ6において下端部分には燃焼室枠7を下方に付勢する図示せぬスプリングが設けられている。
シリンダ6において下端部付近には主ハウジング21の図示せぬ排気口と連通する排気孔6cが形成されている。また、シリンダ6において排気孔6cが形成される部分には、シリンダ6の内周面から外周面へ向う方向に排気を流通させる図示せぬ逆止弁と、排気孔6cを覆う図示せぬ排気カバーとが設けられている。
シリンダ6の内部には、ピストン61と、ロッド部62と、バンパ63とが内蔵されている。
ピストン61は略円板状に形成されており、シリンダ6内周に当接してシリンダ6内空間を上下に区切っている。ピストン61は、シリンダ6に対して摺動可能であって、燃焼室枠7の移動と相まって選択的に燃焼室1aを画成する。ピストン61は、ロッド部62を回転可能に支持する軸受61Aと、後述のワイヤ91の一端部を固定するワイヤ固定部61Bとを有している。
ロッド部62は、略正六角柱状の棒状に形成され、ピストン61に接続される一端部62Aと、反ピストン61側に位置する他端部とを有している。他端部には、後述のノーズ部4の射出口4aに位置するネジ1Aのヘッドと当接するビット62Bが設けられている。ビット62Bは、シリンダ6の外部に延出している。ロッド部62は、軸受61Aにより一端部62Aが支持されることにより、ピストン61に対して回転可能に、かつ、ロッド部62の軸方向においてピストン61と一体に移動可能に設けられている。換言すると、ロッド部62は、ピストン61の変位に伴って直線運動を行う。なお、ロッド部62の形状は略正六角柱の棒状に限らず、後述の回転歯車94に対してスプライン結合をする種種の方法を採用することができる。
バンパ63は、シリンダ6内においてピストン61の下端部に配置されている。よって、ピストン61が下方に移動した場合であってもバンパ63によりピストン61とシリンダ6の孔6a周辺の壁部とが直接接触することが抑制される。またバンパ63は後述のネジ1Aを打ち込んだ際にピストン61の衝撃を吸収する。
ハウジング2内であってシリンダ6の外部には、ワイヤ91と、滑車92と、巻取部93と、回転歯車94とが設けられている。
ワイヤ91は、一端がピストン61に固定され、他端が所定回数巻回された状態で後述の巻取部93の軸部93Eに固定されている。ワイヤ91のうちピストン61と巻取部93との間に位置する部分は、滑車92及びシリンダ6に形成されたワイヤ通過孔6bによって案内されている。
巻取部93は、巻取歯車93Aと、ハウジング2に設けられた軸受93Bと、巻取歯車93Aに接続される渦巻きバネ93Cとを有している。
巻取歯車93Aは、かさば部93Dと、かさば部93Dから延びる軸部93Eとを有している。軸部93Eのうちかさば部93D側に位置する一端部には、ワイヤ91の他端部が固定されて所定回数巻回され、他端部には渦巻きバネ93Cが接続されている。また、軸部93Eの軸方向における略中央部は、軸受93Bによって回転可能に支持されている。渦巻きバネ93Cは、軸部93Eがワイヤ91を放出する際の回転方向とは逆向きの回転方向に、軸部93Eを回転付勢している。なお、渦巻きバネ93Cの付勢力は、混合ガスの爆発・膨張によってビット62Bがネジ1Aを打ち込むことを阻害しない程度の力である。
主ハウジング21内であってシリンダ6の下方には、回転歯車94が、主ハウジング21に固定された軸受94Aによって、主ハウジング21に対して回転可能に支持されている。回転歯車94は、巻取歯車93Aに噛合うことにより、巻取歯車93Aから回転力を伝達されて回転する。回転歯車94の回転中心には、ロッド部62の通過を許容しながらロッド部62の周面と係合する通過孔94aが形成されている。ロッド部62が通過孔94aを通過する際にはロッド部62は通過孔94aに係合されるので、回転歯車94の回転力がロッド部62へ伝達される。このような構成により、ワイヤ91の放出による軸部93Eの回転力は、ロッド部62のビット62Bの回転力として伝達される。
燃焼室枠7は、軸方向における両端が開口した円筒状に構成されており、その円筒内にシリンダ6が配置された状態でシリンダ6に対して上下動可能に配置されている。燃焼室枠7は、図示せぬバネによりシリンダ6に接続されている。図示せぬバネは、シリンダ6に対して下方側の付勢力を与える。燃焼室枠7の内面は、燃焼室枠7が図示せぬスプリングの付勢力に反して上昇した場合に、その内周面全体に亘ってシール部6Aと当接するように構成されている。よって、燃焼室枠7が上昇した場合は、燃焼室枠7の内周面とシール部6Aとが当接部分において気密性を保つことができる。
シリンダヘッド8は、燃焼室枠7の上方に配置されて主ハウジング21に固定されている。シリンダヘッド8の下面部分には、燃焼室枠7の上端部分と係合する凹部が形成されており、凹部を形成する面には、燃焼室枠7と係合するシール部8Aが設けられている。燃焼室枠7が上方へ移動し、凹部においてシール部8Aと燃焼室枠7の上端部分とが係合することにより、この係合箇所において気密性を保持することができる。この気密性が保たれることにより、シリンダ6及びピストン61、燃焼室枠7、シリンダヘッド8により燃焼室1aが画成される。
またシリンダヘッド8には、ファンモータ81と、図示せぬ点火プラグとが設けられている。ファンモータ81は、その回転軸が上下方向と平行かつその先端が燃焼室1a内に突出するように配置されており、シリンダヘッド8に保持されている。このファンモータ81は、後述の電池収容部32に収容される図示せぬ電池から電力を供給されることにより、回転駆動される。
ファンモータ81の回転軸にはファン82が設けられている。ファン82が燃焼室1a内で回転することにより、燃焼室1a内に供給された可燃性ガスを攪拌して好適な混合ガスを生成するとともに、可燃性ガスが燃焼した排ガスを燃焼室1a内から好適に排出することが可能である。また、ファン82が回転することにより、ヘッドカバー23に設けられた図示せぬ孔から新鮮な空気が取り込まれる。
図示せぬ点火プラグは、点火部分がシリンダヘッド8において燃焼室1aを画成する面上に位置するように配置されている。よって燃焼室1a内に供給された可燃性ガスに点火が可能である。またシリンダヘッド8には、後述のガスボンベ1Bから供給される可燃性ガスを燃焼室1a内に導入する燃料通路8aが形成されている。
ボンベ収容部22は、主ハウジング21の側部に上下方向に沿って併設されており、内部にガスボンベ1Bを収容している。ガスボンベ1Bは、内部に可燃性ガスを貯留しており、上端部に設けられたノズル1Cから可燃性ガスを一定量噴出可能に構成されている。ノズル1Cは、その先端が燃料通路8aに接続されており、ガスボンベ1Bが主ハウジング21側に付勢された時に可燃性ガスを燃料通路8a内に噴出することができる。燃焼室枠7が上昇すると、ガスボンベ1Bは図示せぬレバーによって主ハウジング21側に付勢される。
ハンドル3は、ハウジング2においてボンベ収容部22から上下方向と交差する方向に延びており、トリガスイッチ31と、電池収容部32とを備えている。トリガスイッチ31は、押下されることにより、図示せぬ点火プラグに通電し、燃焼室1a内の混合ガスを燃焼・膨張させるスイッチである。
ハンドル3の下方には、複数のネジ1Aを装填したマガジン5が設けられている。マガジン5には図示せぬスプリングが設けられており、図示せぬスプリングの付勢力によりネジが後述のノーズ部4の射出口4aへ搬送され、射出口4aにおいてロッド部62のビット62Bがネジ1Aに当接してネジ1Aを打ち込むように構成されている。
ノーズ部4は、主ハウジング21の下端付近に設けられ、被加工物たる図示せぬ被打込材に対向する部分である。ノーズ部4には射出口4aが形成されており、ノーズ部4は、ロッド部62と、図示せぬ被打込材に打込まれるネジ1Aとを案内する。ノーズ部4の下端には、図示せぬ被打込材に当接して押圧するプッシュレバー41が上下方向へ往復摺動可能に支持されている。プッシュレバー41の上端部には燃焼室枠7に固定された図示せぬアーム部が接続されている。プッシュレバー41はプッシュロッドに相当する。図示せぬアーム部とシリンダ6との間には、付勢部材である図示せぬスプリングが介在しておりノーズ部4を下方に付勢している。よってノーズ部4が上方に付勢されていない状態でプッシュレバー41の下側先端部分は、ネジ1Aの先端部分より下側まで突出している。なお、図示せぬスプリングは付勢力の弱いバネであるので、プッシュレバー41は図示せぬスプリングの付勢力に抗い容易に上方に移動することが可能である。
次に燃焼式ネジ打ち機1の動作について説明する。非作動の状態では、図1に示されるように、図示せぬスプリングの付勢力によりプッシュレバー41は下方に付勢されてノーズ部4の下端より突出している。この時燃焼室枠7は図示せぬアーム部を介してプッシュレバー41に接続されているので、燃焼室枠7の上端はシリンダヘッド8から離間している。
この状態でハンドル3を把持し、プッシュレバー41を図示せぬ被打込材に押し付けると、プッシュレバー41が図示せぬスプリングの付勢力に抗して上昇し、図示せぬアーム部を介してプッシュレバー41と連接した燃焼室枠7も上昇する。そして燃焼室枠7の上端がシリンダヘッド8に当接した時に、シリンダ6と、ピストン61上面と、燃焼室枠7と、シリンダヘッド8とによって、燃焼室1aが密封された状態で画成される。
また、プッシュレバー41の移動に伴って、図示せぬガスボンベ1Bをシリンダヘッド8の方向に傾斜させることにより、ガスボンベ1Bのノズル1Cがシリンダヘッド8のガスボンベ接続部に押し付けられ、ガスボンベ1B内の可燃性ガスが燃料通路8aを通して燃焼室1a内に1回だけ噴射される。
更に、プッシュレバー41の移動に伴って燃焼室枠7がストローク端まで上昇すると、図示せぬスイッチがオンとなってファンモータ81に電力が供給され、ファン82の回転が開始する。ファン82が密封空間となった燃焼室1a内で回転することにより、噴射された可燃性ガスが燃焼室1a内の空気と攪拌混合される。
この状態でハンドル3のトリガスイッチ31をオンにすると、図示せぬ点火プラグがスパークし、混合ガスに着火して燃焼・膨張する。この燃焼・膨張した混合ガスは、ピストン61をシリンダ6内のバンパ63に当接するまで下方へ移動させる。ピストン61の移動に伴い、ロッド部62は下方へ移動してノーズ部4の射出口4a内のネジ1Aを図示せぬ被打込材に所定量打ち込む。ロッド部62の直線運動に伴い、軸部93Eに巻回されているワイヤ91が放出され、巻取歯車93A及び回転歯車94が回転し、ロッド部62が下方へ移動すると共に回転歯車94によって回転する。このようにして、ノーズ部4の射出口4a内のネジ1Aは図示せぬ被打込材に打ち込まれると共に締め込まれる。このとき、ロッド部62はピストン61に対して回転可能であるので、ワイヤ91は捩れることがない。よって、ワイヤ91には捩れによる負荷がかからないため、耐久性を高めることができる。
打ち込み後、燃焼ガスは排気孔6cよりシリンダ6外部へ放出される。燃焼ガスがシリンダ6の外部へ放出され、シリンダ6及び燃焼室1a内部が大気圧になった時点で排気孔6cの図示せぬ逆止弁は閉じられる。
シリンダ6及び燃焼室1a内部に残った燃焼ガスは、燃焼後であるため高温であり、その燃焼熱がシリンダ6の内壁及び燃焼室枠7の内壁から吸収され、シリンダ6及び燃焼室枠7の外壁表面から大気中に放散される。
シリンダ6等に燃焼ガスの燃焼熱が吸収されると、燃焼ガスが急冷されて体積が減少する。燃焼ガスの体積が減少すると、ピストン61上室の圧力が大気圧以下まで低下して熱真空の状態となり、ピストン61を初期の上死点位置に引き戻す。このとき、ピストン61が上方に変位することに伴い、ワイヤ91は渦巻きバネ93Cによってワイヤ91を放出する際の回転方向とは逆向きに付勢されて、巻取部93によって巻取られる。
その後、トリガスイッチ31をオフし、本体を持ち上げ、プッシュレバー41を図示せぬ被打込材から離すと、プッシュレバー41と燃焼室枠7とが図示せぬスプリングの付勢により下方へ戻る。この時、ファン82はトリガスイッチ31をオフしても一定時間回転し続け、燃焼室1a内の空気を掃気する。その後ファン82が停止し初期の静止状態となる。静止状態になった後、上記過程を再度繰り返すことにより、再びネジ1Aを打ち込むことができる。
第1実施形態に係る燃焼式ネジ打ち機1によれば、燃焼室1a内の混合ガスの爆発膨張によってピストン61を変位させ、ピストン61の変位によってロッド部62を直線運動させてネジ1Aを打ち込むことができる。よって、ロッド部62の直線運動の動力源として電動機構及びエアー機構を用いた場合と比較して、より大きなネジ打ち込み力を得ることができる。また、動力源としてエアー機構を用いる場合に必要となる圧縮機から圧縮空気を供給するための配管が不要となり、ネジ打ち機の操作性が向上する。さらに、ロッド部62の直線運動のエネルギーの一部をロッド部62の回転運動に変換してネジ1Aを締め込ませることができる。よって、ネジ1Aを締め込むための動力源を別途設ける必要がなく、ネジ打ち機を小型化することができる。
また、ピストン61の直線運動に伴ってワイヤ91が引張られることにより巻取部93が回転し、その回転を回転歯車94によってビット62Bの回転運動に変換するので、簡易な構成によって、ネジ1Aの締め込み力を得ることができる。
また、ネジ1Aが締め込まれた後に、ぜんまいばね93Cによって巻取部93がワイヤ91を放出する際の回転方向とは逆向きの回転方向に回転することにより、放出されたワイヤ91を巻き取ることができる。
また、図示せぬ被打込材にネジ1Aを打ち込んで位置決めした後にロッド部62が回転するので、安定した状態でネジ1Aを締め込むことができる。よって、回転したネジ1Aの先端部によって、被加工物が傷つけられることを防止することができる。
次に、本発明の第二の実施の形態に係る燃焼式ネジ打ち機101ついて、図3乃至4(c)に基づき説明する。なお、第1の実施の形態に係るネジ打ち機1と同一の部材については同一の符号を付し、その説明を省略する。
シリンダ160は、シリンダ6と略同一の構成であるが、以下の点で異なる。シリンダ160の略閉塞された一方の壁部分には、後述の収容部190が嵌合される嵌合孔160aが形成されている。なお、シリンダ160には、ワイヤ通過孔6b(図1)は形成されていない。シリンダ160の内部には、ピストン161と、ロッド部162と、バンパ63とが内蔵されている。
ピストン161は、略円板状に形成されており、シリンダ160の内周に当接してシリンダ160内の空間を上下に区切っている。ピストン161は、シリンダ160に対して摺動可能であって、燃焼室枠7の移動と相まって選択的に燃焼室1aを画成する。ピストン161は、ロッド部162を回転可能に支持する軸受61Aを有している。
ロッド部162は、略円柱状に形成され、外周面に螺旋溝を有する螺旋溝部162Cを有している点を除き、ロッド部62と同一の構成である。螺旋溝部162Cは、ロッド部62において、ビット62Bがネジ1Aを所定距離打ち込んだ後に後述の球体191との係合を開始する位置に設けられている。また、螺旋溝部162Cは、ロッド部162において、ビット62Bの近くに位置するほど、すなわち、反ピストン161側に位置するほど螺旋溝の深さが浅くなるように設けられている。また、螺旋溝部162Cの螺旋ピッチは、反ピストン161側に位置するほど大きくなるように設けられている。すなわち、反ピストン161側に位置するほど螺旋はロッド部62の軸方向に対して小さな角度を有し、反ピストン161側に位置するほど螺旋はロッド部62の軸方向に対して大きな角度を有している。
収容部190は、主ハウジング21に支持されており、シリンダ160に形成された嵌合孔160aに嵌合している。収容部190内には球体191が配置されている。図4(a)乃至図4(c)に示されるように、収容部190は、第1壁192Aを有する球体固定部192と、第2壁部193Aを有する球体開放部193と、球体付勢部194とを有している。螺旋溝部162Cが球体固定部192に面した状態における第1壁192Aから螺旋溝の溝底までの距離は、球体191の直径より僅かに大きい。また、螺旋溝部162Cが球体開放部193に面した状態における第2壁193Aから螺旋溝の溝底までの距離は、螺旋溝部162Cが球体固定部192に面した状態における第1壁192Aから螺旋溝の溝底までの距離よりも大きい。
球体付勢部194は、バネ195と、バネ195の一端が固定される固定部材196と、バネ195の他端が固定される押圧部材197とを有する。固定部材196及び押圧部材197には、ロッド部62の通過を許容する孔がそれぞれ形成されている。バネ195は押圧部材197を下方へ付勢しており、燃焼式ネジ打ち機101の初期状態において、球体191は、押圧部材197を介して球体固定部192に向けて付勢されながら、球体開放部193内に収容されている。具体的には、球体191は、初期状態において、ビット62Bと押圧部材197とによって、球体開放部193内に収容されている(開放されている)。
次に、燃焼式ネジ打ち機101の動作について説明する。非作動の状態からトリガスイッチ31が押下されるまでは、第一の実施の形態に係る燃焼式ネジ打ち機1と同様であるので、説明を省略する。トリガスイッチ31が押されると、燃焼室1aで混合ガスが燃焼・膨張し、ピストン161と共にロッド部162が下方へ移動して図示せぬ被打込材にネジ1Aを所定距離打込む。球体191は、初期状態では、第2壁193Aとビット62Bと押圧部材197とによって球体開放部193内に収容されている(開放されている)。ネジ1Aが所定距離打ち込まれるまでロッド部62が移動すると、球体191は、螺旋溝部162Cと係合して、球体開放部193から下方へ移動し、球体固定部192内へ案内される。球体191は、図4(a)に示されるように、球体固定部192と螺旋溝部162Cとによって上下方向の移動が規制され、球体固定部192内において回転可能に位置固定される。球体191が螺旋溝部162Cと係合すると共に収容部190の球体固定部192内に位置固定された状態でロッド部62が下方へ移動すると、ロッド部62が回転してネジ1Aを締め込む。
ネジ1Aの打ち込み及び締め込みが終わると、第1実施形態の燃焼式ネジ打ち機1と同様に、シリンダ160内が急冷されて、ピストン161が初期の上死点位置に引き戻される。ピストン161の移動に伴いロッド部162も上方に移動する。このとき、球体固定部192に固定されていた球体191は、ロッド部62の螺旋溝部162Cによって押し上げられて、図4(c)に示されるように、球体開放部193へ案内されて螺旋溝部162Cとの係合が解除される(開放される)。また、バネ195は押圧部材197を介して球体191を下方へ付勢しているので、球体191は、第2壁193Aとロッド部162と押圧部材197とによって、球体開放部193内に収容される。
その後、トリガスイッチ31をオフし、本体を持ち上げ、プッシュレバー41を図示せぬ被打込材から離すと、プッシュレバー41と燃焼室枠7が図示せぬスプリングの付勢により下方へ戻る。この時、ファン82はトリガスイッチ31をオフしても一定時間回転し続け、燃焼室1a内の空気を掃気する。その後ファン82が停止し初期の静止状態となる。静止状態になった後、上記過程を再度繰り返すことにより、再びネジ1Aを打ち込むことができる。
第2実施形態のネジ打ち機101によれば、ロッド部162に設けられた螺旋溝部162Cと、螺旋溝部162Cに係合する球体191とから成る簡易な構成によって、ロッド部162の直線運動の一部をロッド部162の回転運動に変換することができる。
また、図示せぬ被打込材にネジ1Aを打ち込んで位置決めした後にロッド部162が回転するので、安定した状態でネジ1Aを締め込むことができる。よって、回転したネジ1Aの先端部によって、図示せぬ被打込材が傷つけられることを防止することができる。
また、螺旋溝部162Cは反ピストン61側に位置するほど螺旋溝の深さが浅いので、換言すると、ロッド部162のうち先に収容部190を通過する部分ほど浅い螺旋溝が形成されているので、ネジ1Aを打ち込む際に球体191を螺旋溝内へ滑らかに案内することができる。また、螺旋溝部162Cの螺旋ピッチは、反ピストン161側に位置するほど大きいので、打込み動作の後半にネジを回転する力を大きくすることができる。
また、ネジ1Aを打ち込む時には、ロッド部162の直線運動の一部がロッド部162の回転運動に変換される。一方、ネジ1Aを打ち込んだ後にロッド部162が初期位置に戻る時には、ロッド部162がネジ1Aを打ち込む方向と反対方向に移動するので、球体191は、螺旋溝部162Cによって球体固定部192から球体開放部193へ案内される。球体191は球体開放部193内に収容されることにより螺旋溝部162Cとの係合が解除される(開放される)ので、球体191と螺旋溝部162Cとの係合が、ロッド部162が初期位置に戻るための直線運動の抵抗となることを防止することができる。
また、球体191を球体固定部192に向けて付勢することにより、ネジ1Aを打ち込む際に、球体191を球体固定部192において確実に位置固定することができる。
本発明の燃焼式ネジ打ち機は、圧縮空気等を供給する配管を有しないネジ打ち機に利用することができる。
1、101・・・燃焼式ネジ打ち機 1a・・・燃焼室 1A・・・ネジ 1B・・・ガスボンベ 1C・・・ノズル 2・・・ハウジング 3・・・ハンドル 4・・・ノーズ部 4a・・・射出口 5・・・マガジン 6、160・・・シリンダ 6A・・・シール部 6a・・・孔 6b・・・ワイヤ通過孔 6c・・・排気孔 7・・・燃焼室枠 8・・・シリンダヘッド 8A・・・シール部 8a・・・燃料通路 21・・・主ハウジング 22・・・ボンベ収容部 23・・・ヘッドカバー 31・・・トリガスイッチ 32・・・電池収容部 41・・・プッシュレバー 61、161・・・ピストン 61A・・・軸受 61B・・・ワイヤ固定部 62、162・・・ロッド部 62A・・・一端部 62B・・・ビット 63・・・バンパ 81・・・ファンモータ 82・・・ファン 91・・・ワイヤ 92・・・滑車 93・・・巻取部 93A・・・巻取歯車 93B・・・軸受 93C・・・渦巻きバネ 93D・・・かさば部 93E・・・軸部 94・・・回転歯車 94A・・・軸受 94a・・・通過孔 160a・・・嵌合孔 162C・・・螺旋溝部 190・・・収容部 191・・・球体 192・・・球体固定部 192A・・・第1壁 193・・・球体開放部 193A・・・第2壁 194・・・球体付勢部 195・・・バネ 196・・・固定部材 197・・・押圧部材

Claims (9)

  1. 外郭をなすハウジングと、
    該ハウジングに連結され、ネジを打ち出す射出口を有するノーズ部と、
    ネジを収容して該ノーズ部に供給するマガジンと、
    被加工物を押圧することにより該ハウジングに対して移動するプッシュレバーと、
    該ハウジング内において該プッシュレバーの移動に伴って移動する燃焼室枠と、
    該ハウジングに固定されたシリンダと、
    該シリンダに対して摺動可能であり、該燃焼室枠の移動と相まって選択的に燃焼室を画成し、該燃焼室内の混合気の爆発膨張により変位するピストンと、
    該ピストンから延び該ピストンに回転可能に設けられ、反ピストン側の端部が該マガジンのネジ締め箇所にあるネジのヘッドと当接するビットをなし、該ピストンの変位によって直線運動してネジを打ち込むロッド部と、
    該ロッド部の直線運動を、該ロッド部の回転運動に変換してネジを締め込ませる変換機構と、を備え
    該変換機構は、一端が該ピストンに固定されたワイヤと、
    該ワイヤの他端を固定し、該ピストンの変位に伴って該ワイヤを放出し巻取るために該ハウジングに回転可能に支持された巻取部と、
    該巻取部のワイヤ放出による回転を、該ビットの回転運動に変換するために、該ビットと該巻取部との間に設けられた歯車伝達機構と、を備えることを特徴とする燃焼式ネジ打ち機。
  2. さらに、
    該巻取部が該ワイヤを放出する際の回転方向とは逆向きの回転方向に、該巻取部を回転付勢する付勢手段を有することを特徴とする請求項1に記載の燃焼式ネジ打ち機。
  3. 該ワイヤは、該ビット部が該ネジを所定距離打ち込んだ後に、該巻取部から放出されることを特徴とする請求項2に記載の燃焼式ネジ打ち機。
  4. 外郭をなすハウジングと、
    該ハウジングに連結され、ネジを打ち出す射出口を有するノーズ部と、
    ネジを収容して該ノーズ部に供給するマガジンと、
    被加工物を押圧することにより該ハウジングに対して移動するプッシュレバーと、
    該ハウジング内において該プッシュレバーの移動に伴って移動する燃焼室枠と、
    該ハウジングに固定されたシリンダと、
    該シリンダに対して摺動可能であり、該燃焼室枠の移動と相まって選択的に燃焼室を画成し、該燃焼室内の混合気の爆発膨張により変位するピストンと、
    該ピストンから延び該ピストンに回転可能に設けられ、反ピストン側の端部が該マガジンのネジ締め箇所にあるネジのヘッドと当接するビットをなし、該ピストンの変位によって直線運動してネジを打ち込むロッド部と、
    該ロッド部の直線運動を、該ロッド部の回転運動に変換してネジを締め込ませる変換機構と、を備え、
    該変換機構は、
    該ロッド部の外周面に設けられ、螺旋溝を有する螺旋溝部と、
    該ハウジングに支持され、該ビットの通過を許容する収容部と、
    該収容部内に配置され、該ロッド部の直線運動位置に応じて該螺旋溝部と係合すると共に該収容部内に位置固定される球体と、を有し、
    該球体が該螺旋溝部と係合すると共に該収容部内に位置固定された状態で、該ロッド部の直線運動の一部が該ロッド部の回転運動に変換されることを特徴とする燃焼式ネジ打ち機
  5. 該螺旋溝部は、該ロッド部において、該ビット部が該ネジを所定距離打ち込んだ後に該球体との係合を開始する位置に設けられていることを特徴とする請求項4に記載の燃焼式ネジ打ち機。
  6. 該螺旋溝部は、該ロッド部において、反ピストン側に位置するほど螺旋溝の深さが浅いことを特徴とする請求項5に記載の燃焼式ネジ打ち機。
  7. 該収容部は、
    該ロッド部がネジを打ち込む方向に移動した時に該球体を固定する球体固定部と、
    該ロッド部がネジを打ち込む方向と反対方向に移動した時に該球体を開放する球体開放部とを備えることを特徴とする請求項4に記載の燃焼式ネジ打ち機。
  8. 該球体固定部は、該螺旋溝部が該球体固定部に面した状態で、該螺旋溝の溝底までの距離が該球体の直径より僅かに大きい第1壁を有し、
    該球体開放部は、該螺旋溝部が該球体開放部に面した状態で、該螺旋溝の溝底までの距離が該第1壁と該螺旋溝の溝底までの距離よりも大きい第2壁を有することを特徴とする請求項7に記載の燃焼式ネジ打ち機。
  9. 該収容部は、さらに、該球体を該球体固定部に向けて付勢する球体付勢部を有することを特徴とする請求項7に記載の燃焼式ネジ打ち機。
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