JP4367484B2 - 音声信号処理装置、音声信号処理方法及び撮像装置 - Google Patents

音声信号処理装置、音声信号処理方法及び撮像装置 Download PDF

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Description

本発明は、例えば5.1チャンネルで音声信号をサラウンド記録する場合に、適用して好適な音声信号処理装置、音声信号処理方法及び撮像装置に関する。
従来、室内でラジオ番組、音楽CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disk)等のオーディオを楽しむため、様々なオーディオ再生装置が提案されている。このようなオーディオ再生装置は、映画館に似た音場を実現するためのサラウンド技術や、音楽ホールなどに似た音場を実現するためのサラウンド技術を用いて、サラウンド記録された音源を再生することができる。
例えば、従来のサラウンドシステム(5.1チャンネル)では、聴取者の前方方向に対して、左前(FL:Front Left)、右前(FR:Front Right)、左後方の左サラウンド(SL:Surround Left)、右後方の右サラウンド(SR:Surround Right)、中央前(FC:Front Center)に設置した5チャンネルのスピーカと、0.1チャンネルのサブウーファ(SW:Sub Woofer)を設置して構成する。このサラウンドシステムによって、聴取者の周囲に5.1チャンネル対応のサラウンド再生を実現している。
ところで、サラウンド再生を実現するためには、録音時に、それぞれのスピーカ特性に合わせたサラウンド記録を行うことが望ましい。従来、サラウンド記録を実現するために、様々な録音技術が用いられていた。
特許文献1には、指向特性が無指向性の第1のマイクロホンと、指向特性がカーディオイド曲線を描く第2〜第4のマイクロホンによって、360°の音源方向を収音するサラウンドマイクロホンシステムについて記載されている。
特許文献2には、3個の無指向性マイクロホンの出力から、左前方と、右前方と、右後方と、左後方と、正面方向とに指向性を向けた5個の指向性マイクロホンを合成するマルチチャンネル収音装置について記載されている。
特許文献3には、近距離音における低域感度を補正し、抽出された近距離音を用いてタッチノイズや風雑音を低減する音場合成演算方法及び装置について記載されている。
特開平5−191886号公報 特開2002−232988号公報 特開2002−218583号公報
ところで、従来、5.1チャンネルに対応したサラウンド記録を実現するために、マイクロホンを5個必要としていた。このため、5個のマイクロホンを実装する実装面積やコストが増えるという課題が生じていた。また、従来は指向性マイクロホンを用いて録音していたため、指向性の角度はマイクロホンの配置で決めていた。そして、任意の角度で録音する場合には、その都度マイクロホンの配置を変えなければならなかった。このため、マイクロホンの実装形態を変えることなくマイクロホンの指向性の角度を任意に変えたいという要求に応えられなかった。
例えば、特許文献1に開示された技術では、指向性マイクロホンを用いるためマイクロホンの配置、取り付け角度を決めなければならない。例えば小型のビデオカメラ等では本体に内蔵されたマイクロホンを実装する場合に、実装面積が大きくなってしまうという課題が生じていた。
また、特許文献2に開示された技術では、3個のうち2個のマイクロホンへの音波の遅延時間と同じ時間だけ遅らせる遅延器によって、三角形の一辺にあたる2個のマイクロホンから単一指向性を合成している。ただし、この技術を用いたとしても、3個のうち2個のマイクロホンの線上の角度にしか指向感度が最大となる最大指向感度方向を向けられない。このため、最大指向感度方向を係数設定するだけで任意の角度に向けることができない。そして、最大指向感度方向を任意の方向にする場合、三角形の配置を変える必要があるため、マイクロホンが実装される筐体のスペースを無駄に使ってしまう。
また、マイクロホンのサイズ、マイクロホンの周波数帯域、筐体材料の厚み、機器の収音部分に与えられるスペースを考慮した結果、例えば、隣り合うマイクロホンの間隔が10mmとなるような場合を想定する。このような場合には、単一指向性を得るために、内部の遅延器の遅延時間を、10mmに相当する音波の遅延時間分にしなければならないため、音声信号処理回路が複雑化してしまう。
また、カーディオイドの単一指向性を得るためには遅延器の遅延時間と、各マイクロホンの間隔による音波の遅延時間が1:1となるように、遅延時間とマイクロホンの間隔を決めなければならない。例えば、サンプリング周波数が決定している場合には、マイクロホン間隔を遅延器の遅延時間に合わせるか、遅延器の遅延時間をマイクロホン間隔による遅延時間に合わせるといった工夫が必要である。しかし、単一指向性を得るためには、マイクロホン間隔を任意に選ぶことができなくなり、マイクロホンを配置する実装上の制約を設けることとなってしまう。また、3個のうち2個のマイクロホンの線上の角度にしか最大指向感度方向を向けることができないため、最大で、5方向の単一指向性しか合成できない。
また、特許文献3に開示された技術を用いることで、単一指向性の背面感度を変えることができるが、任意の方向に単一指向性を向けることができない。
以上の状況に鑑みて本発明では、安価であって、実装面積が少ないマイクロホンを用いてサラウンド記録を行うことを目的とする。
本発明は、音声を収音し、必要帯域の最高周波数の音の波長より小さい間隔を空けて、三角形状に配置される第1、第2及び第3の全指向性マイクロホンによって、それぞれ全周方向の全指向性を有する音声信号を生成し、第1、第2及び第3の全指向性マイクロホンが生成する音声信号を加算して全周方向の全指向性を有する音声信号を生成し、第1及び第3の全指向性マイクロホンが生成する音声信号を減算して左右方向の指向性を有する音声信号を生成する。そして、第1及び第3の全指向性マイクロホンが生成する音声信号を加算し、加算された第1及び第3の全指向性マイクロホンが生成する音声信号から第2の全指向性マイクロホンが生成する音声信号を減算して前後方向の指向性を有する音声信号を生成する。そして、全周方向の指向性を有する音声信号に、所定の係数を乗算した音声信号と、左右方向の指向性を有する音声信号に、所定の係数を乗算した音声信号と、前後方向の指向性を有する音声信号に、所定の係数を乗算した音声信号とを加算して単一指向性の音声信号を生成している。
このように、3個の全指向性マイクロホンを用いて、全周方向及び左右方向及び前後方向の指向性を有する音声信号に、所定の係数を乗算して単一指向性の音声信号を生成することで、任意のチャンネル数のサラウンド記録を行うことが可能となった。
本発明によれば、3個の全指向性マイクロホンを用いて、単一指向性を合成するだけで、任意のチャンネル数のサラウンド記録を行うことができる。そして、全指向性マイクロホンは安価かつ小型であるため、全体の実装コストと実装面積を低減できるという効果がある。
以下、本発明の第1の実施の形態について、図1〜図16を参照して説明する。本実施の形態では、外部音声をサラウンド記録する撮像装置に適用した例について説明する。
まず、画像、音声を内蔵した情報記録媒体にデジタル記録可能な撮像装置1について、図1を参照して説明する。撮像装置1は、光学的な画像をCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージ・センサ等の撮像素子32(後述の図2参照)で電気的な信号に変換して、液晶ディスプレイ等の平面パネルからなる表示装置に表示したり、画像と音声を記録するための情報記録媒体である光ディスクに記録したりできる。情報記録媒体は、光ディスクに限定されるものではなく、光磁気ディスク、磁気ディスク等のディスク状記録媒体や、ハードディスク、テープカセットの磁気テープ、半導体メモリを用いてもよい。
撮像装置1は、内部部品を保護するカメラ本体である外装ケース12と、この外装ケース12の内部に収納されると共に着脱自在に装着される光ディスクを回転駆動して情報信号の記録(書き込み)及び再生(読み出し)を行う光ディスク駆動部と、この光ディスク駆動部の駆動制御等を行う制御回路と、被写体の像光を取り込んで撮像素子32に導くレンズ装置4と、外装ケース12に回動自在に取り付けられた表示部3等を備えている。
外装ケース12は、略筒型をなす中空の筐体として形成されている。外装ケース12の一方の側面には、表示部3が姿勢変更可能に取り付けられている。表示部3は、平板状の液晶ディスプレイ等からなる平面パネルが収納されたパネルケース10と、パネルケース10を外装ケース12に対して姿勢変更可能に支持するパネル支持部11とから構成されている。
外装ケース12の前部には、レンズ装置4が配設されている。レンズ装置4は、略四角形の筒体をなすレンズ鏡筒31(図2参照)を有しており、その内部に、対物レンズ15を含む複数のレンズが固定又は移動可能に支持されている。
パネルケース10は、略直方体をなす偏平の筐体であり、外装ケース12の一方の側面に対向する面には、平面パネルの表示面が露出される。また、パネル支持部11は、垂直軸を回動中心としてパネルケース10を水平方向に略90°回動可能とした水平回動部と、水平軸を回動中心としてパネルケース10を前後方向に略180°回動可能とすると共に、更に加えて上下方向へ略90°回動可能として合計約270°回動可能とした前後回動部とを有している。
これにより、表示部3は、外装ケース12の側面に収納した収納状態と、図示しないが、パネルケース10を水平方向へ90°回動させて平面パネルを後方へ対向させた状態と、その状態からパネルケース10を180°回動させて平面パネルを前方へ対向させた状態と、平面パネルを後方へ対向させた状態から更に後方へ90°回動させて平面パネルを下方へ向けた状態と、それらの中間位置の任意の状態(姿勢)を取ることができる。
外装ケース12の表示部3とは反対側の側面には、外装ケース12を把持するための把持部6が設けられている。把持部6は、その内部に収納された、図示しないメカデッキのカバー部材を兼ねている。そして、把持部6の上部を外側へ開くことにより、内蔵されたメカデッキの光ディスク挿入口が露出され、光ディスクの着脱操作が可能となる。
把持部6の上部後方には、モード選択スイッチを兼ねる電源スイッチ9と、静止画の撮影を行うシャッタボタン8と、所定の範囲内で画像を連続的に拡大(テレ)又は縮小(ワイド)させるズームボタン7が設けられている。電源スイッチ9は、回動操作によって電源のオン・オフを切り換える機能と、電源をオンした状態で回動操作することにより複数の機能モードを繰り返すように切り換える機能とを有している。電源スイッチ9の下方には、動画撮影を行うための録画ボタンが設けられている。
更に、把持部6の下部には、前後方向へ架け渡すようにハンドベルト16が取り付けられ、そのハンドベルト16には図示しないハンドパッドが装着されている。ハンドベルト16とハンドパッドは、外装ケース12の把持部6を握るユーザーの手を支え、撮像装置1の取り落とし等を防止するものである。
外装ケース12の前面上部に形成されたマイクロホン収納部18には、ステレオ方式で収音するマイクロホン101〜103が3個内蔵されている。マイクロホン101〜103の配置関係は、後述の図3を参照して説明する。レンズ装置4の前面上部には、暗所での撮影時等で発光する発光部17が配置されている。外装ケース12の上部には、ビデオライトや外付けマイクロホン等のアクセサリーが着脱可能に装着されており、図示しないアクセサリーシューが設けられている。アクセサリーシューは、レンズ装置4の上方に配置されており、通常は、シューキャップ5によって着脱可能に覆われている。更に、外装ケース12に収納される表示部3の上側には、複数の操作ボタンを有する操作部2が設けられている。
次に、撮像装置1の内部構成例について、図2を参照して説明する。撮像装置1は、映像信号を取り込む構成として、撮像対象の像光を取り込むレンズ鏡筒31と、レンズ鏡筒31を介して取り込んだ像光を映像信号に変換する撮像素子32と、変換した映像信号を増幅する増幅部33と、撮像された映像等を所定の信号に処理する映像信号処理部34を備える。そして、撮像装置1は、音声を取り込む構成として、3個のマイクロホン101〜103と、マイクロホン101〜103で収音したアナログ音声信号を増幅する増幅部と、増幅したアナログ音声信号をデジタル変換し、所定の指向性合成処理を施す音声信号処理回路であるDSP(Digital Signal Processor)100を備える。
また、撮像装置1は、映像信号処理部34から供給される映像信号と、DSP100から供給される音声信号の記録と再生を制御する映像記録/再生部35と、映像記録/再生部35を駆動するためのプログラムメモリ、データメモリ、その他のRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を有する内蔵メモリ36と、撮影された映像等を表示する表示部3と、表示部3を駆動するモニタ駆動部37と、撮像した映像・音声を記録する光ディスク40等を備えている。映像記録/再生部35は、例えば、マイクロコンピュータ(CPU:Central Processing Unit)を有する演算回路等を備えている。
被写体の像がレンズ鏡筒31のレンズ系に入力されて電荷結合素子32の結像面に結像されると、電荷結合素子32が生成した画像信号が増幅器33を介して映像信号処理部34に入力される。この映像信号処理部34で所定の映像信号に処理された信号が映像記録/再生部35に入力される。これにより、映像記録/再生部35から被写体の像に対応した信号が、モニタ駆動部37、内蔵メモリ36若しくは光ディスク駆動部45に出力される。その結果、モニタ駆動部37を介して表示部3に被写体の像に対応した画像が表示される。また、必要に応じて、内蔵メモリ36若しくは光ディスク40に画像信号が記録される。
次に、サラウンド記録する場合の全指向性マイクロホンの配置例について、図3を参照して説明する。本例の撮像装置1は、サラウンド記録可能な3個のマイクロホンを備えている。図3(a)に示すように、3個のマイクロホンは、正面方向に対して垂直な直線上に配置したマイクロホン101,103と、正面方向に配置したマイクロホン102とで正三角形に配置している。また、図3(b)に示すように、3個のマイクロホンは、正面方向に対して垂直の直線状に配置したマイクロホン101,103と正面方向と反対側に配置したマイクロホン102で逆三角形を成すような配置としてもよい。ただし、マイクロホン101〜103は、同一直線上に並ぶ配置とすると、例えば前後方向のみ、または左右方向のみしか単一指向性を有する音声信号を生成できないため、同一直線上に配置しないものとする。また、マイクロホンの間隔は、必要帯域の最高周波数の音波の波長に対し十分に小さい間隔、例えば数cm以内とする必要がある。
次に、指向性合成処理を行うDSP100の内部構成例について、図4を参照して説明する。DSP100は、音声信号を加算する第1の加算部110,第2の加算部111と、音声信号を減算する第1の減算部115,第2の減算部120と、音声信号に所定の係数を乗ずる乗算部112,114,116,117,121,122と、周波数特性を補正する第1の積分部118,第2の積分部123とを備える。そして、5チャンネルの単一指向性を合成するために、5チャンネルの各出力部130a〜130eに対して、音声信号を可変増幅する可変増幅器131a〜131e,132a〜132e,133a〜133eと、可変増幅された音声信号を加算する加算部134a〜134eを備える。そして、0.1チャンネルの出力部130を備える。
本実施の形態では、可変増幅された音声信号を加算した結果、
出力部130aが出力する音声信号は、中央前(FC)方向の単一指向性を有する。
出力部130bが出力する音声信号は、左前(FL)方向の単一指向性を有する。
出力部130cが出力する音声信号は、右前(FR)方向の単一指向性を有する。
出力部130dが出力する音声信号は、左後方の左サラウンド(SL)方向の単一指向性を有する。
出力部130eが出力する音声信号は、右後方の右サラウンド(SR)方向の単一指向性を有する。
正面方向に対して、正三角形に配置された全指向性マイクロホン101〜103は、収音した外部音声より、音声信号を生成する。マイクロホン101〜103が生成する音声信号は、第1の加算部110で加算処理され、乗算部114による所定の係数(例えば、1/3を乗ずる。)の乗算処理によって、全指向性が合成される。そして、正面方向に対して、左側に配置された全指向性マイクロホン101が生成する音声信号と、正面方向に対し右側に配置された全指向性マイクロホン103が生成する音声信号は、第2の加算部111で加算処理され、乗算部112による所定の係数(例えば、1/2を乗ずる。)の乗算処理によって、マイクロホン101とマイクロホン103の中点に位置する仮想的な全指向性が合成される。第2の減算部120では、乗算部112が出力する音声信号と、正面方向の全指向性マイクロホン102が生成した音声信号との差をとり、乗算部121で係数乗算をして正規化し、前後方向の両指向性を合成する。
ここで、乗算部114が出力する全指向性の感度を「最大指向感度」と称する。そして、「最大指向感度」を基準とし、他の乗算部116,121から出力する音声信号の指向感度を調整することを、「正規化」と称する。この正規化によって、乗算部114,116,121から出力する音声信号の最大指向感度が揃うため、合成することが容易となる。
同様に、正面方向に対し左側に配置された全指向性マイクロホン101が生成する音声信号と、正面方向に対し右側に配置された全指向性マイクロホン103が生成する音声信号を、第1の減算部115で差をとり、乗算部116で係数乗算して、最大指向感度で正規化し、左右方向の両指向性を合成する。左右方向の両指向性信号と、前後方向の両指向性信号それぞれに乗算部117、乗算部122で係数乗算することにより、乗算部114出力の全指向性と、最大指向感度で正規化する。また、乗算部117、乗算部122の出力信号は、前後、左右のマイクロホンに到達した音波の差をとるため、マイクロホン間隔よりも音波の波長が長い、すなわち低域の信号は位相差がほとんどでない。そのため乗算部117,乗算部122が出力する音声信号の周波数特性は、低域に向かって減衰することとなる。
ここで、乗算部117と乗算部122が出力する音声信号の周波数特性の例について、図5を参照して説明する。図5より、周波数特性は、低域ほど出力されていないことが分かる。このとき、便宜的に一次微分とみなせる。このような状態では、再生音声に低域周波数が含まれず、高域周波数のみが再生されることとなる。そこで、周波数特性を補正し、低域周波数のゲインを上げるため、乗算部117、乗算部122から出力する音声信号を、それぞれ第1の積分部118、第2の積分部123で積分する。
図6は、第1の積分部118が出力する音声信号の周波数特性と指向性の例を示す。図6(a)より、音声信号の周波数特性のうち、10000Hzより低い周波数帯域が持ち上げられて、フラット特性になることが分かる。そして、図6(b)より、このときの音声信号の指向性は、左右方向であることが分かる。
図7は、第2の積分部123が出力する音声信号の周波数特性と指向性の例を示す。図7(a)より、音声信号の周波数特性のうち、10000Hzより低い周波数帯域が持ち上げられて、フラット特性になることが分かる。そして、図7(b)より、このときの音声信号の指向性は、前後方向であることが分かる。
図8は、乗算部114が出力する音声信号の周波数特性と指向性の例を示す。図8(a)より、音声信号の周波数特性のうち、10000Hzより低い周波数帯域が持ち上げられて、フラット特性になることが分かる。そして、図8(b)より、このときの音声信号の指向性は、左右前後を合わせた全方向であることが分かる。このような全方向の指向性を、最大指向感度と称する。
このように、3個のマイクロホン101〜103を用いて周波数補正することで、左右、前後、全方向の指向性を有する音声信号に変換することができる。そして、第1の積分部118,第2の積分部123が出力する音声信号は、最大指向感度で正規化された左右方向の両指向性成分と、前後方向の両指向性成分となる。そして、乗算部114が出力する音声信号の全指向成分と、左右方向の両指向性成分と、前後方向の両指向性成分の合成比を変えることによって、単一指向性の音声信号を合成できる。合成できる指向性のパターンには、例えばカーディオイド、ハイパーカーディオイド、スーパーカーディオイドがある。
ここで、単一指向性の音声信号を合成する処理の例について、図9を参照して説明する。図9(a)〜図9(e)は、極座標表示した2入力の音声信号を合成した場合における、出力音声信号の指向性の例について示している。2入力の音声信号のうち、左側は全指向性成分を有し、右側は左右方向の両指向性成分を有している。そして、音声信号の感度を、それぞれ円で示している。
音声信号は、0°〜90°,270°〜360°までを正相成分としている。2つの音声信号の正相成分を加算すると、正相成分が増加して示される。一方、90°〜270°までを逆相成分としている。2つの音声信号の逆相成分を加算すると、逆相成分が減少して示される。このように、全指向性成分と両指向性成分の感度を可変とし、加算することで左右方向に任意の単一指向性を有する音声信号を作成できることが分かる。さらに、図9では、2入力の音声信号を合成した例について説明したが、前後方向の両指向性成分を有する音声信号を合成することで、任意の方向に単一指向性を有する音声信号を作成することが可能である。
ここで、出力部130を例に挙げると、可変増幅器131a,132a,133aの係数乗算と加算部134aの加算により、全指向性と両指向性の合成比を変えることによって、単一指向性を合成し、係数比を変えれば、任意の方向、任意のサブローブを設定することができる。さらに、可変増幅器131a,132a,133aの合成比を変えることで、カーディオイドの形状を変えて、指向特性の感度を変えることも可能である。
ここで、図10は、可変増幅器131a,132a,133aの合成比を変えた音声信号の指向特性の例を示す。出力部130aが出力する音声信号の指向特性は、カーディオイドの形で、右側を0°として135°の方向の単一指向性となることが分かる。
同様に、図11は、可変増幅器131a、可変増幅器132a、可変増幅器133aの合成比を変えた音声信号の指向特性の例を示す。出力部130aが出力する音声信号の指向特性は、ハイパーカーディオイドの形で、右側を0°として135°の方向の単一指向性となることが分かる。
図10と図11に示すように、可変増幅器131a,132a,133aの合成比を変えて、指向特性を変えられることが示される。そして、5つの出力部130a〜130eを設けることで、5チャンネルの単一指向性を有する音声信号を合成することができる。
例えば、5.1チャンネルのサラウンド記録は、本実施の形態のように、単一指向性を合成した5チャンネルの音声信号と、出力部130(乗算部114)が出力する全指向性成分の0.1チャンネルをLFE(Low Frequency Effect)チャンネルの音声信号とすることによって実現できる。LFEチャンネルは、サブ・ウーファーが出力するための低音帯域専用の音声信号である。
ここで、本実施の形態に係る加算部134a〜134eが出力する音声信号の周波数特性と、各チャンネルの指向性の例を図12〜図16に示す。
図12は、加算部134aが出力する音声信号の周波数特性と指向性の例を示す。図12(a)より、音声信号の周波数特性のうち、10000Hzより低い周波数帯域が持ち上げられて、フラット特性になることが分かる。そして、図12(b)より、音声信号の指向性パターンがハイパーカーティオイドであり、中央前(FC)方向に単一指向性を有することが分かる。
図13は、加算部134bが出力する音声信号の周波数特性と指向性の例を示す。図13(a)より、音声信号の周波数特性のうち、10000Hzより低い周波数帯域が持ち上げられて、フラット特性になることが分かる。そして、図13(b)より、音声信号の指向性パターンがハイパーカーティオイドであり、左前(FL)方向に単一指向性を有することが分かる。
図14は、加算部134cが出力する音声信号の周波数特性と指向性の例を示す。図14(a)より、音声信号の周波数特性のうち、10000Hzより低い周波数帯域が持ち上げられて、フラット特性になることが分かる。そして、図14(b)より、音声信号の指向性パターンがハイパーカーティオイドであり、右前(FR)方向に単一指向性を有することが分かる。
図15は、加算部134dが出力する音声信号の周波数特性と指向性の例を示す。図15(a)より、音声信号の周波数特性のうち、10000Hzより低い周波数帯域が持ち上げられて、フラット特性になることが分かる。そして、図15(b)より、音声信号の指向性パターンがハイパーカーティオイドであり、左後方の左サラウンド(SL)方向に単一指向性を有することが分かる。
図16は、加算部134dが出力する音声信号の周波数特性と指向性の例を示す。図16(a)より、音声信号の周波数特性のうち、10000Hzより低い周波数帯域が持ち上げられて、フラット特性になることが分かる。そして、図16(b)より、音声信号の指向性パターンがハイパーカーティオイドであり、右後方の右サラウンド(SR)方向に単一指向性を有することが分かる。
以上説明した第1の実施の形態によれば、3個のマイクロホン101〜103を用いるだけで、所望の指向性パターンを有する音声信号を、生成して、記録することが可能である。そして、マイクロホンは、すべて全指向性マイクロホンを用いている。また、3個の全指向性マイクロホン101〜103は、音の波長に対し十分に小さいとみなせる間隔を空けて、三角形状に配置している。このように配置することで、演算処理により、任意の方向に音声信号の指向性を合成することが可能となる。
本実施の形態では、3個の全指向性マイクロホンで収音した音声信号に対して、加算、減算することによって、全周方向の全指向性を有する音声信号と、左右方向の両指向性を有する音声信号と、前後方向の両指向性を有する音声信号を生成する。これらの音声信号にそれぞれ所定の係数を乗じて加算することで、単一指向性の音声信号を合成し、複数チャンネルのサラウンド記録が行える。全指向性マイクロホンは安価であり、また、従来、記録するチャンネルの個数分だけ用意していたマイクロホンが3個だけで済むため、全体のコスト低下に貢献するという効果がある。
また、単一指向性の最大指向感度方向は、任意の方向に設定することが可能である。そして、収音した音声信号の指向性は、感度を自由に変えることが可能である。例えば、カーディオイドを、ハイパーカーディオイド、スーパーカーディオイドとすることができる。このため、出力部130aを構成する係数乗算部と加算部と同様の構成とした出力部を所望のチャンネル数備えることによって、複数チャンネルの任意方向、かつ任意の形の単一指向性を合成できるため、部品点数を削減することができ、コストを低減できるという効果がある。
また、全指向性を有する音声信号の最大指向感度に合わせて、左右方向及び前後方向の両指向性を有する音声信号の指向感度を調整している。このため、記録する音声信号のレベルが、不要に小さくなりすぎたり、大きくなりすぎたりすることなく、3個のマイクロホンで平均化されたエネルギーの音声信号を記録できるという効果がある。
また、第1の減算部115,第2の減算部120のそれぞれの後段に第1の積分部118,第2の積分部123を設置してある。このため、減算部によって音声信号が1次微分とみなせるほど、低周波数の帯域が落ち込んでいても、積分部によって、周波数特性の低周波数の帯域を持ち上げてフラット特性にすることができる。この結果、低周波数の帯域であっても音声信号を記録できるという効果がある。
次に、本発明の第2の実施の形態として、サラウンド収録の多チャンネル化に対応したDSPの内部構成例について、図17を参照して説明する。本実施の形態においても、音声をサラウンド記録する撮像装置に適用した例について説明する。なお、図17において、既に説明した図4に対応する部分には同一符号を付し、詳細な説明を省略する。
本実施の形態に係るDSP140は、3個のマイクロホン101〜103が生成する音声信号を増幅するプリアンプ141〜143を備えたことを特徴とする。通常、マイクロホン101〜103は、設置位置等によって感度にバラつきが生じることが知られている。このため、全指向性マイクロホンの感度がバラつくことによって所望の単一指向性が得られなくなってしまう。そこで、マイクロホンの感度バラつきを抑えるため、プリアンプ141〜143によって、予めマイクロホン101〜103の感度バラつきを補正している。プリアンプ141〜143は、各マイクロホン101〜103に対して設置され、音声信号に補正係数を乗算することで感度バラつきを補正する機能を有している。
また、本実施の形態に係るDSP140は、5チャンネルより多い出力部130nを有しており、例えば出力部を100個とすることができる。ここで、出力部130nは、5チャンネルの各出力部130a〜130eと同様に、音声信号を可変増幅する可変増幅器131n,132n,133nと、可変増幅された音声信号を加算する加算部134nを備える。
以上説明した本実施の形態に係るDSP140は、プリアンプ141〜143を備えるため、各マイクロホン101〜103の感度バラつきを補正することができる。前段で感度バラつきを補正した音声信号を生成するため、後段の加算、乗算、減算処理等で感度バラつきを考慮することなく処理が行え、処理を簡素化できるという効果がある。
また、5チャンネルより多い出力部130n(例えば、100個)を有しているため、音声信号の出力部を5チャンネルより多く設置できる。このため、所望のチャンネル数で音声をサラウンド記録することができるという効果がある。
次に、本発明の第3の実施の形態として、風雑音を低減して、周波数特性、指向性劣化を少なくするDSP150の内部構成例について、図18と図19を参照して説明する。本実施の形態においても、音声をサラウンド記録する撮像装置に適用した例について説明する。なお、図18において、既に説明した図4及び図17に対応する部分には同一符号を付し、詳細な説明を省略する。
近年のサラウンド収録の多チャンネル化に伴って、7.1チャンネル等のマルチチャンネルレコーディングにおいても、出力部130aと同様の出力部を7個備えることによって7.1チャンネルのサラウンド記録を実現することができる。7.1チャンネルとは、前方、前方左右、左右、後方左右に設置したスピーカで行う再生方式であり、本発明では任意に設定できる。
このためには、広域成分のみ通過させるハイ・パス・フィルタ(HPF:High Pass Filter)151,153によって両指向性系の低域をカットする。その際、低域の位相特性が両指向性系のみ異なるため、通過する音声信号の位相を進めるオール・パス・フィルタ(APF:All Pass Filter)152を、乗算部114の後段に挿入する。そして、APF152によって両指向性系と全指向性系の位相関係を合わせておく。本実施の形態では、両指向性系の低域のみをカットするため、風雑音と低域の音が混合されていても、低域の音を損なわないという特徴がある。
本実施の形態に係るDSP150は、5チャンネルの各出力部130a〜130eに加えて、2チャンネルの出力部130f,130gを備えている。出力部130fは、音声信号を可変増幅する可変増幅器131f,132f,133fと、可変増幅された音声信号を加算する加算部134fを備える。同様に、出力部130gは、音声信号を可変増幅する可変増幅器131g,132g,133gと、可変増幅された音声信号を加算する加算部134gを備える。
ここで、風雑音の周波数特性の例について、図19を参照して説明する。図19より、風雑音は低域(例えば、1000Hz以下)に雑音エネルギーが集中していることが示される。また、両指向性系と全指向性系のゲイン関係を考慮すると、両指向性系のゲインが圧倒的に高い。従って、雑音レベルの支配項は両指向性系となるため、両指向性系のみHPF151,153を挿入することで、低域成分をカットしている。
以上説明した本実施の形態に係るDSP150は、ハイ・パス・フィルタ151,153を備えるため、風雑音が含まれる音声信号の低域成分を効率的にカットできる。そして、ハイ・パス・フィルタ151,153を通過した音声信号に対して、3個のマイクロホン101〜103で収音し、加算した音声信号の位相をオール・パス・フィルタ152で位相補正している。このため、位相が一致した状態で、音声信号の全指向性成分と、左右方向の両指向性成分と、前後方向の両指向性成分とを可変し、加算してチャンネル出力することができる。このように、風雑音が低減された状態で、音声信号の全指向性成分と、左右方向の両指向性成分と、前後方向の両指向性成分とを加算できるため、加算後の音声信号に不要な風雑音が混入することがなく、明瞭な音声信号を記録できるという効果がある。
また、外部音声を収音するマイクロホンは3個でありながら、音声信号を出力する出力部を7個設置して、7.1チャンネルのサラウンド記録を行うことができる。このため、サラウンド記録を行うためのコストを低減させるという効果がある。
次に、本発明の第4の実施の形態として、音声信号の低域成分を動的にカットするDSP160の内部構成例について、図20を参照して説明する。本実施の形態においても、音声をサラウンド記録する撮像装置に適用した例について説明する。なお、図20において、既に説明した図4,図18に対応する部分には同一符号を付し、詳細な説明を省略する。
本実施の形態に係るDSP160は、帰還ループによって、音声信号の低域成分を動的にカットする制御を行うものである。第1の積分部118,第2の積分部123とオール・パス・フィルタ152とから出力された音声信号は、風雑音を検出する雑音検出部161に供給される。雑音検出部161は、入力した音声信号から風雑音を検出し、帰還ループの制御を行う制御部162に検出した風雑音の情報を供給する。制御部162は、供給された風雑音の情報を基に風雑音をカットするための係数を算出し、所定のカットオフ係数と積分係数を生成する係数生成部163に係数を通知する。
係数を生成する係数生成部163は、制御部162より通知された係数に基づいて、HPF151,153のカットオフ係数と、APF152のカットオフ係数を生成する。生成したそれぞれのカットオフ係数は、HPF151,153,APF152に供給されて動的に風雑音をカットする。同様に、制御部162より通知された係数に基づいて、係数生成部163は、第1の積分部118,第2の積分部123の積分係数を生成する。生成したそれぞれの積分係数は、第1の積分部118,第2の積分部123に供給されて、任意のレベルで風雑音をカットする。
以上説明した本実施の形態に係るDSP160は、ハイ・パス・フィルタと積分部を配置することで、所望の周波数以下の雑音をカットすることができる。そして、雑音検出部161,制御部162,係数生成部163とで帰還ループを構成してあるため、雑音の大きいレベルでは、動的にハイ・パス・フィルタとオール・パス・フィルタと積分係数を変えることができる。このため、突発的な雑音や、低域周波数の雑音であっても効率的に取り除くことができるという効果がある。
また、本実施の形態では、5チャンネルの音声信号を生成するにも関わらず、3チャンネル分の音声信号のみから検出した雑音を取り除くように構成してある。このように構成するため、低コストでありながら不要な風雑音を取り除いた明瞭な音声信号を記録できるという効果がある。
以上説明した第1〜第4の実施の形態に係る撮像装置は、3個の全指向性マイクロホンのみで複数チャンネルのサラウンド記録を行うことが可能である。3個の全指向性マイクロホンで収音した音声信号に対して、加算、減算することによって、全周方向の全指向性を有する音声信号と、左右方向の両指向性を有する音声信号と、前後方向の両指向性を有する音声信号を生成する。これらの音声信号にそれぞれ所定の係数を乗じて加算することで、単一指向性の音声信号を合成し、複数チャンネルのサラウンド記録が行える。全指向性マイクロホンは安価であり、また、従来、記録するチャンネルの個数分だけ用意していたマイクロホンが3個だけで済むため、全体のコスト低下に貢献するという効果がある。
また、3個の全指向性マイクロホンは、音の波長に対し十分に小さいとみなせる間隔を空けた状態で、三角形状であればどのように配置してもよい。つまり、3個のマイクロホン101〜103は、一直線上でなければどのように配置してもよい。そして、マイクロホンの間隔、三角形の形状等、マイクロホンの物理的配置を変えることなく、複数チャンネルの音声記録が可能である。このため、撮像装置に実装されるマイクロホンの実装面形状に左右されることがない。この結果、マイクロホンの載置場所の制約条件が緩くなるという効果がある。
また、単一指向性の最大指向感度方向は、任意の方向に設定することが可能である。このため、最大の単一指向性の方向数を限定することがない。両指向性と、全指向性の合成比を変えることによって所望の単一指向性および最大指向角が係数設定のみによって得られる。同様の回路を所望のチャンネル数分追加すれば、多チャンネル収録にも応用可能である。また、係数設定のみによって単一指向性の形を変えることができるため、部品点数を削減することができ、コストを低減できるという効果がある。
また、全指向性を有する音声信号の最大指向感度に合わせて、左右方向及び前後方向の両指向性を有する音声信号の指向感度を調整している。このため、記録する音声信号のレベルが、不要に小さくなりすぎたり、大きくなりすぎたりすることなく、3個のマイクロホンで平均化されたエネルギーの音声信号を記録できるという効果がある
また、第1の減算部115,第2の減算部120のそれぞれの後段に第1の積分部118,第2の積分部123を設置してある。このため、減算部によって音声信号が1次微分とみなせるほど、低周波数の帯域が落ち込んでいても、積分部によって、周波数特性の低周波数の帯域を持ち上げてフラット特性にすることができる。この結果、低周波数の帯域であっても音声信号を記録できるという効果がある。
なお、上述した第1〜第4の実施の形態では、撮像装置が備える音声信号処理回路としてDSPに適用した例として説明したが、DSP以外の形態で構成を実現してもよい。また、DSPは、その他の電子機器に実装する形態としてもよい。
また、マイクロホンの実装面積を少なくした状態で、単一指向性を合成することができ、音声記録には、全指向性マイクロホンを用いているため、マイクロホンを配置するための制約を受けにくくなる。このため、設計の自由度が高く、例えば、デジタルビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、会議システム等に応用可能である。
また、本発明の変形例として、サラウンド記録を実現するため、自動ゲイン制御部を追加した場合のDSP170の内部構成例について、図21のブロック図を参照して説明する。全指向性マイクロホン101〜103が出力するアナログ音声信号は、信号を増幅する増幅部171によって、所望のレベルまで増幅される。増幅されたアナログ音声信号は、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換部172によって、デジタル音声信号に変換される。個々のマイクロホン101〜103の感度ばらつきを補正するマイクロホン感度ばらつき補正部173は、所定の係数乗算を施すことによって、マイクロホン感度のばらつきを吸収する。そして、ゲイン調整を行う自動ゲイン制御部(AGC:Automatic Gain Control)174によって、デジタル音声信号を所望の特性にレベル圧縮する。
自動ゲイン制御部174は、入力する音声信号の基準入力レベルを予め設定してあり、基準入力レベル付近の入力した音声信号は、そのまま出力する。そして、入力音声信号が基準入力レベル以下の場合、無音区間とみなし、ノイズや不要な背景音を小さくした音声信号を出力する。一方、入力音声信号が基準入力レベル以上の場合、音量が大きくなりすぎないように入力音声信号のレベルより少しレベルを下げた音声信号を出力する。そして、突発的に発生する大きな入力音声信号は、クリップしないように所定の限界閾値までレベルを下げた音声信号を出力する。自動ゲイン制御部174を出力した音声信号は、周波数特性が補正される補正回路175を通じて、周波数補正されるとともに、両指向性の音声信号が合成される。そして、周波数特性補正部175、雑音検出部178、単一指向性合成部176によって形成される帰還ループで、検出した雑音を動的にカットする。雑音がカットされた音声信号は、単一指向性合成部176で所望のチャンネルに応じた単一指向性の音声信号とされる。そして、所定の圧縮処理を施すエンコーダ処理部179で処理された音声信号が、映像記録/再生部35に供給される。このように、自動ゲイン制御部174を挿入することで、音声信号のレベルを所定の範囲内に保った状態で記録できるため、再生時には、聴取者が聴きやすくなるという効果がある。
本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置の外部構成例を示した斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置の内部構成例を示したブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係るマイクロホンの配置例を示した説明図である。 本発明の第1の実施の形態に係るDSPの内部構成例を示したブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る乗算部出力の周波数特性の例を示した説明図である。 本発明の第1の実施の形態に係る左右方向に指向性を有する積分部出力の周波数特性の例を示した説明図である。 本発明の第1の実施の形態に係る前後方向に指向性を有する積分部出力の周波数特性の例を示した説明図である。 本発明の第1の実施の形態に係る全方向に指向性を有する加算部出力の周波数特性の例を示した説明図である。 本発明の第1の実施の形態に係る単一指向性の音声信号を合成する処理の例を示した説明図である。 本発明の第1の実施の形態に係るカーディオイドの例を示した説明図である。 本発明の第1の実施の形態に係るハイパーカーディオイドの例を示した説明図である。 本発明の第1の実施の形態に係る中央前(FC)方向に指向性を有する出力部の周波数特性の例を示した説明図である。 本発明の第1の実施の形態に係る左前(FL)方向に指向性を有する出力部の周波数特性の例を示した説明図である。 本発明の第1の実施の形態に係る右前(FR)方向に指向性を有する出力部の周波数特性の例を示した説明図である。 本発明の第1の実施の形態に係る左後方の左サラウンド(SL)方向に指向性を有する出力部の周波数特性の例を示した説明図である。 本発明の第1の実施の形態に係る右後方の右サラウンド(SR)方向に指向性を有する出力部の周波数特性の例を示した説明図である。 本発明の第2の実施の形態に係るDSPの内部構成例を示したブロック図である。 本発明の第3の実施の形態に係るDSPの内部構成例を示したブロック図である。 本発明の風雑音の周波数特性の例を示す図である。 本発明の第4の実施の形態に係るDSPの内部構成例を示したブロック図である。 本発明の他の実施の形態に係るDSPの内部構成例を示したブロック図である。
符号の説明
1…撮像装置、2…操作部、3…表示部、4…レンズ装置、5…シューキャップ、6…把持部、7…ズームボタン、8…シャッタボタン、9…電源スイッチ、10…パネルケース、11…パネル支持部、12…外装ケース、15…対物レンズ、16…ハンドベルト、17…発光部、31…レンズ鏡筒、32…撮像素子、33…増幅部、34…映像信号処理部、35…映像記録/再生部、36…内蔵メモリ、37…モニタ駆動部、40…光ディスク、45…光ディスク駆動部、100…DSP、101〜103…マイクロホン、130a〜130n…出力部、140,150,160,170…DSP

Claims (9)

  1. 音声を収音して、それぞれ全指向性の音声信号を生成し、所定の間隔を空けて配置される第1、第2及び第3の全指向性マイクロホンと、
    前記第1、第2及び第3の全指向性マイクロホンが生成する音声信号を加算して全周方向の全指向性を有する音声信号を生成する第1の加算部と、
    前記第1及び第3の全指向性マイクロホンが生成する音声信号を減算して左右方向の指向性を有する音声信号を生成する第1の減算部と、
    前記第1及び第3の全指向性マイクロホンが生成する音声信号を加算する第2の加算部と、
    前記第2の加算部が加算した音声信号から前記第2の全指向性マイクロホンが生成する音声信号を減算して前後方向の指向性を有する音声信号を生成する第2の減算部と、
    前記全周方向の指向性を有する音声信号に、所定の係数を乗算した音声信号と、前記左右方向の指向性を有する音声信号に、所定の係数を乗算した音声信号と、前記前後方向の指向性を有する音声信号に、所定の係数を乗算した音声信号とを加算して単一指向性の音声信号を生成する出力部とを備え、
    前記第1、第2及び第3の全指向性マイクロホンは、必要帯域の最高周波数の音の波長より小さい間隔を空けて、三角形状に配置される
    音声信号処理装置。
  2. 請求項1記載の音声信号処理装置において、
    前記全指向性を有する音声信号の最大指向感度に合わせて、前記左右方向及び前後方向の指向性を有する音声信号の指向感度を調整する
    音声信号処理装置。
  3. 請求項1記載の音声信号処理装置において、
    前記第1の減算部の後段に、前記左右方向の指向性を有する音声信号の低周波数の帯域を持ち上げる第1の積分部と、
    前記第2の減算部の後段に、前記前後方向の指向性を有する音声信号の低周波数の帯域を持ち上げる第2の積分部とを備える
    音声信号処理装置。
  4. 請求項1記載の音声信号処理装置において、
    前記出力部は、複数備えている
    音声信号処理装置。
  5. 請求項1記載の音声信号処理装置において、
    前記第1、第2及び第3の全指向性マイクロホンの感度バラつきを補正する乗算部を配置する
    音声信号処理装置。
  6. 請求項1記載の音声信号処理装置において、
    前記第1の減算部の後段に、前記左右方向の指向性を有する音声信号の高周波数の帯域のみを通過させる第1のハイ・パス・フィルタを備え、
    前記第2の減算部の後段に、前記前後方向の指向性を有する音声信号の高周波数の帯域のみを通過させる第2のハイ・パス・フィルタを備え、
    前記第1の加算部の後段に、前記全指向性を有する音声信号の位相を前記ハイ・パス・フィルタを通過した左右方向及び前後方向の指向性を有する音声信号の位相に合わせるオール・パス・フィルタを備える
    音声信号処理装置。
  7. 請求項6記載の音声信号処理装置において、
    前記第1及び第2の積分部が出力する音声信号と、前記オール・パス・フィルタが出力する音声信号とから雑音を検出する雑音検出部と、
    前記雑音検出部で検出した雑音に基づいてカットオフ係数と積分係数を算出する制御部と、
    前記制御部の算出に基づいて生成したカットオフ係数を、前記第1及び第2のハイ・パス・フィルタと前記オール・パス・フィルタに供給し、前記制御部の制御に基づいて生成した積分係数を、前記第1及び第2の積分部に供給する係数生成部とを備える
    音声信号処理装置。
  8. 音声を収音し、必要帯域の最高周波数の音の波長より小さい間隔を空けて、三角形状に配置される第1、第2及び第3の全指向性マイクロホンによって、それぞれ全周方向の全指向性を有する音声信号を生成し、
    前記第1、第2及び第3の全指向性マイクロホンが生成する音声信号を加算して全周方向の全指向性を有する音声信号を生成し、
    前記第1及び第3の全指向性マイクロホンが生成する音声信号を減算して左右方向の指向性を有する音声信号を生成し、
    前記第1及び第3の全指向性マイクロホンが生成する音声信号を加算し、
    前記加算された前記第1及び第3の全指向性マイクロホンが生成する音声信号から前記第2の全指向性マイクロホンが生成する音声信号を減算して前後方向の指向性を有する音声信号を生成し、
    前記全周方向の指向性を有する音声信号に、所定の係数を乗算した音声信号と、前記左右方向の指向性を有する音声信号に、所定の係数を乗算した音声信号と、前記前後方向の指向性を有する音声信号に、所定の係数を乗算した音声信号とを加算して単一指向性の音声信号を生成する
    音声信号処理方法。
  9. 音声を収音して、それぞれ全指向性の音声信号を生成し、所定の間隔を空けて配置される第1、第2及び第3の全指向性マイクロホンを備え、収音した音声信号に所定の処理を施す音声信号処理回路を有する撮像装置であって、
    前記音声信号処理回路は、
    前記第1、第2及び第3の全指向性マイクロホンが生成する音声信号を加算して全周方向の全指向性を有する音声信号を生成する第1の加算部と、
    前記第1及び第3の全指向性マイクロホンが生成する音声信号を減算して左右方向の指向性を有する音声信号を生成する第1の減算部と、
    前記第1及び第3の全指向性マイクロホンが生成する音声信号を加算する第2の加算部と、
    前記第2の加算部が加算した音声信号から前記第2の全指向性マイクロホンが生成する音声信号を減算して前後方向の指向性を有する音声信号を生成する第2の減算部と、
    前記全周方向の指向性を有する音声信号に、所定の係数を乗算した音声信号と、前記左右方向の指向性を有する音声信号に、所定の係数を乗算した音声信号と、前記前後方向の指向性を有する音声信号に、所定の係数を乗算した音声信号とを加算して単一指向性の音声信号を生成する出力部とを備え、
    前記第1、第2及び第3の全指向性マイクロホンは、必要帯域の最高周波数の音の波長より小さい間隔を空けて、三角形状に配置される
    撮像装置。
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