JP4366649B2 - 寒冷地用湯水混合散水栓装置 - Google Patents

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本発明は、庭等に設置され、水と湯が使用できる混合水栓柱に関し、特に、混合水栓柱自体の凍結を防止するだけでなく、屋内から供給される湯の凍結をも防止するようにした寒冷地用湯水混合散水栓装置に関するものである。
最近、寒くなってきた時、あるいは汚れ落ちの良いことから、屋外での手洗いや洗車等の目的のため、水だけでなく湯も使用できる混合水栓柱が使用され始めてきた。
しかし、北海道、東北等の寒冷地においては、冬期間、水栓柱内の湯水が凍結して使用できない、あるいは管の破損事故につながり、多大な費用がかかるため、一般的にはほとんど普及していなかった。
特開2002−348920号公報
そのため、寒冷地においても安心して使用できる寒冷地用混合散水栓装置を提供することを目的とするものである。
水の流入口、流出口、湯の流入口、湯水の排出口を有する湯水抜栓と、入水口、入湯口、湯水の排出口を有するボデー内を、戸外、地上部のハンドルに操作軸を介して連結され、入水口、入湯口の密封手段および湯水の排出手段を有する弁体が移動して開栓、排出両状態を選択する混合水栓柱とを、湯の流入口と入湯口とで、地中凍結深度以下に延長された給湯器からの湯配管により接続することを最も主要な特徴とする。
ハンドル操作により、容易に混合水栓柱の湯水抜きができ、その上流側の湯配管の凍結が心配される箇所は、湯水抜栓により、随時、湯抜き可能なので、確実に凍結を防止できる湯水混合散水栓装置を提供することが可能となり、寒冷地における快適な暮らしの向上に大きく貢献できるものである。
本発明は、屋外に設置され、ハンドル操作により湯水抜きできる混合水栓柱と、屋内に設置され、給水および排水、排湯を行う、1本立ちの湯水抜栓とを、地中凍結深度まで延長し、そこで分岐された給湯器からの湯配管により接続することを最良の形態とする。
図1は本発明の湯水混合散水栓装置の1実施例を示す装置概略図であるが、Aは屋外に設置される混合水栓柱、Bは屋内に設置される湯水抜栓、Cは湯水抜栓Bに接続される給湯器である。Dは地中凍結深度以下に埋設された引き込み管であり、混合水栓柱AのボデーA1にもうけられた入水口A2手前で分岐され、湯水抜栓Bの弁箱B1にもうけられた水の流入口B2に接続される。
湯水抜栓Bは床下の分岐口B3で分岐され、水配管Eとなって、各室に立ち上げられる。湯水抜栓Bの水の流出口B4と給湯器Cを介して接続される湯配管Fは地中凍結深度以下まで延長され、分岐継手Gにより分岐されて、一端は弁箱B1の湯の流入口B5に、他端は混合水栓柱Aの入湯口A3に接続される。また、湯配管Fは床下でも分岐され、水配管Eと近い位置で室内に立ち上がっている。
図2に本発明の混合水栓柱Aの1実施例を示すが、ボデーA1の入水口A2と入湯口A3の中間部に湯水の排出口1を穿ち、側壁に水のバイパス路2、湯のバイパス路3をもうけている。なお、図示しないが、湯水の排出口1には、地中の汚水がボデーA1に入り込まないよう、逆止弁が取り付けられる。
内部には、上から順に同径の4個のシリンダ4,5,6,7を、湯の流入口A3の上下に4,5が、湯水の排出口1の上下に6,7が位置するよう形成し、その下方、入水口A2の側方に小径シリンダ8をもうけ、上端に弁座9を形成する。
ボデーA1の内部には、弁体10が収容され、弁体10には、上記シリンダ4,5,6,7をそれぞれ摺動する4個の環状パッキン11,12,13,14を装着し、下端に、小径シリンダ8を摺動する樹脂製の制水環15および弁座9に密着する平パッキン16をビス17により離脱しないよう装着する。なお、入湯口A3、入水口A2間に湯水の排出口1を配置しているので、開栓状態で環状パッキン13,14に事故があったような場合にも、水側に湯が混入する汚染や湯側に水が混入して圧力が上昇し、給湯器の事故を招く、等を効果的に防止することができる。
弁体10は操作軸18により上方に延長され、軸継手19,軸継手19に管吊結合された操作桿20を介して地上部上端のハンドル21に連結されている。
ボデーA1は、外観光沢を有する円形のステンレス薄肉管からなる化粧管22により操作軸18と同心状に地上部に延長され、化粧管22は上端部に3個の横穴を穿ち、対応する位置に収容する分岐弁箱23を、上記横穴から外方に突出する水の止め弁24の弁蓋25、湯の止め弁24’の弁蓋25’および図示しないが、図と直角方向にもうけられた放出口によりパッキン26、26’を介して化粧管22に固定するようにしている。
水の止め弁24は、弁蓋25と分岐弁箱23の水側弁座27に密着する止めパッキン28および止めハンドル29を装着する止め弁体30を有しており、それは湯の止め弁24’についても全く同様であり、弁蓋25’、湯側弁座27’に密着する止めパッキン28’および止めハンドル29’を装着する止め弁体30’を有している。
分岐弁箱23は、上端に操作桿20の作動用雄ねじ31が螺合する作動用金具32をねじ接続しており、下端に、操作軸18の左右対象位置に水のバイパス路2と湯のバイパス路3に連通する、銅管製の水の立上管33と湯の立上管33’を挿入している。図では立上管33,33’は単にOリングシールをしているが、よりシール性を良くするために、ナットでパッキンを締め付けるようにしても良い。
図は弁体10の開栓状態を示しており、入水口A2からの水は、水のバイパス路2,水の立上管33を通って水側弁座27に達している。同様に、入湯口A3からの湯は、湯のバイパス路3,湯の立上管33’を通って湯側弁座27’に達している。この状態から止めハンドル29,29’を回転させれば、湯水は放出口から放出される。
通常はこの状態で使用されているが、冬期間、水の凍結が心配なときには、ハンドル21を回転させると、作動用雄ねじ31により操作桿20は作動用金具32内を回転しながら下降し、同時に、操作桿20に管吊連結された軸継手19および軸継手19に操作軸18を介して接続された弁体10は、分岐弁箱23、ボデーA1内を回転することなく下降する。
このとき、制水環15が小径シリンダ8に密着して入水口A2を閉塞し、環状パッキン12がシリンダ5に密着して入湯口A3を閉塞した後で、環状パッキン14がシリンダ7から離脱し、環状パッキン13もシリンダ6から離脱して、止め弁24,24’を開放しておけば、放出口から空気を吸い込みながら水の立上管33,湯の立上管33’内の湯水は湯水の排出口1から同時に地中に排出され始め、さらに下降して平パッキン16が弁座9に密着して排出状態となる。
そのため、管内には水が残らず、北海道のような厳寒地においても、残留水が凍結して管路を閉塞し、水が出てこないとか、凍結して破損するというような事故は生じないことになる。なお、ボデーA1部分は、地熱により凍結することがない、地中、凍結深度以下に埋設されていることは勿論である。
図3に本発明の湯水抜栓Bの1実施例を示すが、弁箱B1の水の流入口B2と湯の流入口B5間に湯水の排出口34をもうけており、内部には4個のシリンダ壁35,36,37,38を、水の流入口B2の上下に35,36が、排出口34の上下に37,38が位置するよう形成している。
39は、弁箱B1内に収容されたピストンであり、外周に、上記シリンダ壁35,36,37,38をそれぞれ摺動する4個のOリング40,41,42,43を装着し、内部には、Oリング41,42間からOリング40上方に貫通する排水孔44を穿っており、その途中に、上向きの逆止弁座45に密着する、比重が1より小さい樹脂製球弁46を収容している。なお、湯水の流入口B5,B2間に湯水の排出口34を有しているので、Oリング42,43から万一リークが生じたような場合にも、湯水の混合による上述した事故は発生しない。また、シリンダ壁38は他のシリンダ壁よりも小径にしており、その上端をピストン39の下降時のストッパーとしている。
弁箱B1は中間に分岐口B3を有するT状継手(図面省略)を介してパイプ47により上方に延長され、水の流出口B4を有する流出金具48に接続されるが、さらにその上端にグランド49をねじ接続する。
ピストン39はロッド50により上方に延長され、流出金具48の内壁51を摺動するゴムリング52を装着したスピンドル継手53に接続され、その上端に、グランド49に螺合される雄ねじ54を有し、操作ハンドル55を装着するスピンドル56を回転自在に管吊連結している。
凍結が心配なときは、図の開栓状態から操作ハンドル55を回すと、雄ねじ54によりスピンドル56も回転しながら上昇し、それに伴ってスピンドル継手53,ロッド50,ピストン39は回転せずに上昇し、まずOリング40がシリンダ壁35に密着して水の流入口B2を閉塞し、その後で、0リング42,43がそれぞれシリンダ壁37,38から上方に離脱して、水配管E内の水はパイプ47を通り、排水孔44を通って、湯水の排出口34から地中に排出され、同時に、湯配管F内の湯も湯の流入口B5を通って湯水の排出口34からやはり地中に排出される。
このとき、もし水の排出が終わった後で、湯の排出が始まったようなときにも、球弁46が逆止弁座45を閉塞するため、湯がパイプ47内に上昇して飲み水を汚染するようなこともなく、安全である。
湯水抜栓Bは、立上管を別個に有しない、いわゆる1本立ちのものを採用しているため、床に2個の穴を開ける必要がなく、床の有効スペースが広くなる、また、材料代も安く済む、という利点がある。
通常、混合水栓柱Aは、一定の時期になると湯水抜きをして、冬は使用しないことが多いが、上述したように混合水栓柱A自体の湯水抜きは完全に行うことができ、さらに、上流の湯配管Fは地中凍結深度以下に埋設されてから地上に立ち上がるようになっており、いずれにしても立ち上がり部分で凍結する可能性があるときは、他の湯配管も水配管Eも凍結する恐れがあるので、湯水抜栓Bで湯水抜きしなければならないため、寒冷地においても安心して使用できる湯水混合散水栓装置を提供できるものである。
本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、例えば混合水栓柱Aは、同一出願人による特願2003−384875号公報に示したような種々の実施例が実現可能であり、さらに、湯水抜栓Bも、弁箱B1に水の流出口B4があり、立上管を別個に有する、いわゆる2本立ちのものを採用しても良く、例えば、特願平8−284611号公報のものなどが該当する。上記のものは、湯と水の排出口を別々にもうけており、一層、湯水の混合に対しての安全策を図っているが、勿論、図3の実施例を設計変更してその様にすることもでき、それは、図2の実施例のものにおいても同様である。
本発明は、住宅の庭だけでなく、公園等、不特定多数の人が使用する公共性の場に設置しても良く、工場内で洗浄用として使用することもでき、いずれにしても寒冷地の快適な生活向上に大きく貢献できるものである。
本発明の1実施例を示す装置概略図である。(実施例1) 本発明の混合水栓柱の1実施例を示す、開栓状態における縦断面図である。(実施例1) 本発明の湯水抜栓の1実施例を示す、開栓状態における縦断面図である。(実施例1)
符号の説明
A 混合水栓柱
A1 ボデー
A2 入水口
A3 入湯口
B 湯水抜栓
B1 弁箱
B2 水の流入口
B4 水の流出口
C 給湯器
F 湯配管
1、34 湯水の排出口
10 弁体
18 操作軸
21 ハンドル
39 ピストン

Claims (1)

  1. 水の流入口、流出口、湯の流入口、湯水の排出口を有し、弁箱内をピストンが移動して開栓、排出両状態を選択する湯水抜栓と、入水口、入湯口、湯水の排出口を有するボデー内を、戸外、地上部のハンドルに操作軸を介して連結され、入水口、入湯口の密封手段および湯水の排出手段を有する弁体が移動して開栓、排出両状態を選択する混合水栓柱とを、湯の流入口と入湯口とで、地中凍結深度以下に延長された給湯器からの湯配管により接続したことを特徴とする寒冷地用湯水混合散水栓装置。
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