JP4364621B2 - クロックジェネレータ - Google Patents

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Description

本発明は、高速発振動作に伴う電磁波輻射を低減するために、発振周波数がスペクトラム拡散されたクロック信号を発生するクロックジェネレータに関するものである。
従来より電子機器の高性能化に伴い、機器動作の高速化が進展すると共に、機器を構成する半導体装置やその実装基板にあっては高集積化が進展してきている。クロック信号等の発振周期が半導体装置やその実装基板における信号配線の配線長と同等レベルにまで短周期化が進んだ結果、信号配線がアンテナとして機能してしまい、不要輻射である電磁波輻射が増加することとなる。
更に近年、携帯機器装置が普及してきており、これらの携帯機器に対しても電磁波輻射の発生を抑制することが望まれてきている。携帯機器においては、小型化、軽量化を図る必要があり、従来から行われている回路配置の改良や電磁波の遮蔽板等の挿入等による電磁波発生の抑制や漏れ防止等の対策では限界がある。
そこで、携帯機器への対策として、クロック信号の発振周波数を変動させる、いわゆるスペクトラム拡散技術が提案されている。アナログ信号処理によるPLL回路においてスペクトラム拡散されたクロック信号を出力する場合の例として、特許文献1に幾つかの技術が開示されている。
第1の技術では、積分器により、入力されるクロック信号を積分して積分クロック信号を得て、リミッタにおいてクロック信号に比して低い周波数で電圧レベルが変化する周波数制御信号により積分クロック信号を変調して、周期が絶えず変化する出力クロック信号を得る。具体的には積分クロック信号と周波数制御信号との電圧レベルを比較することにより周波数制御信号における電圧レベルの変化周波数で積分クロック信号の周期が変調されて出力クロック信号が得られる。周波数が変動する出力クロック信号をPLL回路に入力することにより発振周波数を変動する。
第2の技術では、ローパスフィルタ(LPF)と電圧制御発振器(VCO)との間に、電圧レベルが変化する周波数制御信号が入力される直流増幅器を備える。直流増幅器から出力され電圧制御発振器(VCO)に入力される制御信号の電圧レベルを制御することにより発振周波数を制御する。
第3の技術では、チャージポンプにおいて、位相比較器の出力信号に応じて発生するチャージ電流に周波数制御信号に応じて発生するバイアス電流を加え、電流に応じて充放電されるキャパシタの電圧レベルを制御することにより電圧制御発振器(VCO)に入力される制御信号の電圧レベルを制御して発振周波数を制御する。
特開2000−101424号公報(第1図、第3図、第5図、第6図)
しかしながら、前記特許文献1により例示した方法では、何れの場合においてもクロック発生回路での消費電流が増大してしまい問題である。
すなわち、第1の技術においては、通常のクロック発生回路に加えて積分器とリミッタが必要となる。積分器の構成要素として演算増幅器が必要とされる場合があり、またリミッタの構成要素として比較器が必要とされる場合がある。演算増幅器および比較器は、回路構成上、定常的に流れるバイアス電流が必要となり消費電流が増大する。
第2の技術では、電圧制御発振器(VCO)に入力される電圧レベルを変調するために、直流増幅器が必要となる。直流増幅器も、演算増幅器と同様に定常的に流れるバイアス電流が必要となり消費電流が増大する。
第3の技術では、電圧制御発振器(VCO)に入力される電圧レベルを変調するために、位相比較器の出力信号に応じて発生するチャージ電流に加えて、周波数制御信号に応じたバイアス電流が必要となる。この場合もバイアス電流により消費電流が増大する。
ここで、電磁波輻射を効果的に低減するために、スペクトラム拡散された際のクロック信号の変調周波数帯域や変調の周期等を高精度に制御することが必要な場合がある。このためには、電圧制御発振器(VCO)に入力される信号の電圧レベルを高精度に制御する必要がある。従来では、ローパスフィルタから出力される電圧レベルをAD変換してディジタル演算を行い精度よく変調レベルを演算した上で、再度DA変換して電圧制御発振器(VCO)に入力する等の制御を行っていた。AD変換器やDA変換器は、回路構成上、定常的に流れるバイアス電流が必要となる。変調精度の向上のために消費電流が増大してしまう場合があり問題である。
本発明は前記従来技術の課題の少なくとも一つを解消するためになされたものであり、クロック信号をスペクトラム拡散する際、定常的な電流による消費電流の増大を伴うことなく、変調精度も向上可能なクロックジェネレータを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に係るクロックジェネレータは、リファレンスクロック信号と出力クロック信号との発振周波数差に応じて電荷の入出力を行うチャージポンプと、チャージポンプから入出力される電荷が充放電される第1容量部を有し、平滑された位相平衡電圧を出力するループフィルタと、位相平衡電圧に応じた発振周波数の出力クロック信号を出力する発振部とを備えており、第1容量部を含んで構成されるループフィルタの容量値を変動させることにより、チャージポンプにおける不感帯領域内で位相平衡電圧を変調する変調回路を備え、変調回路は、少なくとも一つの第2容量部と、第2容量部ごとに備えられ、第2容量部を所定電圧で充放電する充放電径路と、第2容量部ごとに備えられ、所定電圧で充放電された第2容量部を第1容量部に接続して電荷の分配を行う電荷分配径路と、異なる電圧値を有する複数の電圧源のうち何れか一つを、所定電圧を出力する所定電圧源として選択する選択スイッチ部とを備えることを特徴とする。
請求項1のクロックジェネレータでは、変調回路により、チャージポンプにおける不感帯領域に対応する周波数差の範囲内で、出力クロック信号の発振周波数が変動するように位相平衡電圧が変調される。位相平衡電圧の変調は、充放電されている電荷に対して第1容量部を含んで構成されるループフィルタの容量値を変動させることにより行われる。
これにより、チャージポンプにおける不感帯領域を積極的に利用してチャージポンプによる電荷の入出力が行われない範囲内で位相平衡電圧を変調させることで、リファレンスクロック信号の発振周波数を含んで出力クロック信号の発振周波数を変動させることができる。更に、位相平衡電圧の変調は、ループフィルタに対して新たな電荷を入出力することなく、既に充放電されている電荷の蓄積容量値を変動させることにより行うので、位相平衡電圧を変調させる際に電流消費の増大を抑制することができる。
また、充放電径路により、少なくとも一つの第2容量部が充放電され、電荷分配径路により、充放電された第2容量部が第1容量部に接続されて電荷の分配が行われる。
これにより、所定電圧で電荷が充放電されている少なくとも一つの第2容量部を第1容量部に接続することにより、第1容量部と第2容量部との間の電荷の分配により位相平衡電圧を変調することができ、変調に際し、新たな電荷の入出力に伴う消費電流の増加は発生しない。
また、第2容量部ごとに充放電径路と電荷分配径路とを備えるので、第2容量部を充放電する所定電圧の電圧値は第2容量部ごとに独立に設定することができると共に、第1容量部に接続すべき第2容量部の別や接続数、接続タイミングも自由に設定することができる。位相平衡電圧の変調幅を自由に設定することができ、自在な変調波形を得ることができる。
また、クロックジェネレータを半導体集積回路装置で構成する場合、第1容量部および第2容量部は互いに近接させて配置することができる。更にここで、第1容量部と第2容量部とを、同一の単位容量ユニットを並列に接続することにより構成することは半導体集積回路装置の分野において周知の技術である。これにより、単位容量ユニット自体、および第1、第2容量部自体や、これらの周辺における物理的な構造や電気的な環境を単位容量ユニット、および第1、第2容量部の間で精度よく一致させることができる。第1容量部と第2容量部との容量値の相対比を精度良く設定することができ、位相平衡電圧を高精度に変調させることができる。
また、選択スイッチ部により、複数の電圧源からいずれか一つが選択され、所定電圧が可変とされる。
また、請求項に係るクロックジェネレータは、請求項に記載のクロックジェネレータにおいて、昇圧回路を備え、位相平衡電圧を昇圧して所定電圧として供給することを特徴とする。
請求項のクロックジェネレータでは、昇圧回路により、位相平衡電圧に比して高い電圧レベルの所定電圧で第2容量部を充電することができるので、位相平衡電圧を高電圧側に変調することができる。
また、請求項に係るクロックジェネレータは、請求項1または2に記載のクロックジェネレータにおいて、リファレンスクロック信号に基づきカウント動作を行うカウンタ部と、カウンタ部から出力される所定カウント値に応じてカウンタ部を初期化する初期化部とを備え、カウンタ部から出力されるカウント値に応じて充放電径路または/および電荷分配径路を構成する第2容量部を選択することを特徴とする。
請求項のクロックジェネレータでは、リファレンスクロック信号に基づいて行われるカウント動作に応じて位相平衡電圧が順次変調されると共に、所定カウント値で初期化される。これにより、位相平衡電圧は、所定カウント値までの周期で周期的に電圧変動が繰り返される変調波形とすることができる。発振周波数が周期的に変動する出力クロック信号を得ることができる。
また、請求項に係るクロックジェネレータは、請求項1または2に記載のクロックジェネレータにおいて、リファレンスクロック信号に基づき指定されたカウント方向にカウント動作を行うアップダウンカウンタ部と、アップダウンカウンタ部から出力される所定カウント値に応じてカウント方向の切替を指示する切替指示部とを備え、アップダウンカウンタ部から出力されるカウント値に応じて充放電径路または/および電荷分配径路を構成する第2容量部を選択することを特徴とする。
請求項のクロックジェネレータでは、リファレンスクロック信号に基づいて行われるカウント動作に応じて位相平衡電圧が順次変調されると共に、所定カウント値でカウント方向が反転する。これにより、位相平衡電圧として、所定カウント値の間で増減するカウント値を一周期とする変調波形を得ることができる。
また、請求項に係るクロックジェネレータは、請求項に記載のクロックジェネレータにおいて、切替指示部からの切替指示に応じて所定電圧が切り替えられることを特徴とする。これにより、カウント方向の切り替わりに応じて、位相平衡電圧の変調における電圧の変化割合を変化させることができる。例えば、カウント方向の切り替わりに応じて第2容量部を充放電する所定電圧を、位相平衡電圧を挟んで高電圧と低電圧とで切り替えれば、変調波形として位相平衡電圧を挟んで高/低電圧の双方向に変動する波形を得ることができる。
また、請求項に係るクロックジェネレータは、請求項1または2に記載のクロックジェネレータにおいて、位相平衡電圧の変調波形を構成する、第2容量部または/および所定電圧の選択順序を格納しておく波形記憶部と、リファレンスクロック信号に基づきカウント動作を行うカウンタ部とを備え、カウンタ部から出力されるカウント値に応じて波形記憶部から充放電径路または/および電荷分配径路を構成する、第2容量部または/および所定電圧を選択することを特徴とする。
請求項のクロックジェネレータでは、リファレンスクロック信号に基づいて行われるカウント動作に応じたカウント値をアドレスとして、波形記憶部から選択すべき第2容量部または/および所定電圧が出力される。これにより、位相平衡電圧の変調波形を構成する、第2容量部または/および所定電圧の選択順序を波形記憶部に格納することができ、変調波形を自在に設定することができる。
本発明によれば、クロックジェネレータから出力される出力クロック信号をスペクトラム拡散する際、ループフィルタの容量値を変動させることにより容量部に充放電されている電荷に応じて位相平衡電圧を変動させて行うので、バイアス電流等の定常的な電流による消費電流の増大を伴うことなく発振周波数の変動が可能なクロックジェネレータを提供することができる。
以下、本発明のクロックジェネレータについて具体化した実施形態を図1乃至図14に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明のクロックジェネレータの原理を示す回路ブロック図である。出力クロック信号foを出力する基本回路部分は、既知のPLL回路で構成されている。具体的には、位相比較器6は、レファレンスクロック信号frと、電圧制御発振器(VCO)9から出力される出力クロック信号foとが入力され、発振周波数差に応じた差信号Pr、Ppを出力する。チャージポンプ回路7は、これらの差信号Pr、Ppが入力され出力信号Vcを出力する。チャージポンプ回路7からはパルス状に電荷が入出力され、出力信号Vcとしてパルス状の電圧信号が出力される。ループフィルタ(LPF)8は、出力信号Vcを平滑して位相平衡電圧Vfを電圧制御発振器(VCO)9に出力する。電圧制御発振器(VCO)9からは、位相平衡電圧Vfに応じた周波数で発振する出力クロック信号foが出力される。
出力クロック信号foの発振周波数がリファレンスクロック信号frの発振周波数に一致すれば差信号Pr、Ppは出力されなくなる。このとき、主に位相比較器6の応答遅れに起因して発振周波数差があってもチャージポンプ回路7差信号Pr、Ppが出力されない不感帯領域が存在するので、出力クロック信号foは、リファレンスクロック信号frと同一の発振周波数を含んで所定の周波数範囲内でロックされる。
本発明では、この不感帯領域内で出力クロック信号foを変動させることにより、PLL回路における発振周波数のロック状態を維持しながら出力クロック信号foのスペクトラム拡散を行う。
ループフィルタ(LPF)8には変調回路1が接続されている。不感帯領域の範囲内で出力クロック信号foが変動するように、電圧制御発振器(VCO)9に入力される位相平衡電圧Vfを変調する。PLL回路によりロックされループフィルタ(LPF)8から出力されている位相平衡電圧Vfを、所定電圧Vrefに基づいて変調する回路である。変調制御回路3により、時間経過に応じて位相平衡電圧Vfの電圧変動幅が調整されることにより位相平衡電圧Vfを所定波形に変調して、出力クロック信号foをPLL回路におけるロック周波数の範囲内において変動させる。
以下、変調回路1、変調制御回路3、および所定電圧Vrefについての実施形態を示す。
図2、図3には、第1実施形態の変調回路11A、11Bを示す。合わせてループフィルタ(LPF)8Aの回路構成を示し、両回路の接続関係を示す。ループフィルタ(LPF)8Aは、チャージポンプ回路7から出力される出力信号Vcが抵抗素子71に入力され、容量素子73にて平滑されるローパスフィルタでの構成例である。入力された出力信号Vcは平滑されて位相平衡電圧Vfとして出力される。
変調回路11A、11Bは、他端子が0Vに接続されている複数の容量素子C1乃至C4が並列に備えられている。容量素子C1乃至C4の一端子は、各々スイッチ素子S1a乃至S4aを介してループフィルタ(LPF)8A内の容量素子73の一端子に接続されると共に、各々スイッチ素子S1b乃至S4bを介して容量素子C1乃至C4の充放電電圧である所定電圧0V(図2)、あるいはVB(図3)に接続されている。
容量素子C1乃至C4を所定電圧で充放電する充放電径路と、容量素子C1乃至C4と容量素子73との間で電荷分配が行われる電荷分配径路とが、スイッチ素子S1a乃至S4a、およびS1b乃至S4bを導通制御することにより容量素子C1乃至C4ごとに個別に確立される。
ここで、ループフィルタ(LPF)8Aおよび変調回路11A、11B、またはこれらの回路を含むクロックジェネレータを、半導体技術を使用して製造される半導体集積回路装置にて構成する場合を考える。半導体集積回路装置においては、容量素子73および容量素子C1乃至C4を、互いに近接させて配置することができる。更に、各々の容量素子を同一の単位容量ユニットを並列に接続することにより構成することも半導体集積回路装置の設計において行われる。これにより、単位容量ユニット自体および個々の容量素子自体や、これらの素子の周辺環境における物理的な構造や電気的な環境を、単位容量ユニットや個々の容量素子の間で精度よく一致させることができる。容量素子73、C1乃至C4の容量値の相対精度を高度に合致させることができ、位相平衡電圧Vfを高精度に変調させることができる。
変調回路11A、11B(図2、図3)を制御する変調制御回路の構成例を図4に示す。図5はそのタイミングチャートである。
図4の制御回路では、スイッチ素子S1a乃至S4aを導通制御する制御信号S1a−1乃至S4a−1をクロック信号CLK1の周期ごとに順次出力する。制御信号S1a−1乃至S4a−1は、クロック信号CLK1にトリガされるDフリップフロップ(以下、DFFと略記する。)31乃至34の出力端子Qから出力される。DFF32乃至34の入力端子Dは、前段DFF31乃至33の出力端子Qと、各DFFの出力端子/Qが接続されるナンドゲート38の出力端子とが入力される、アンドゲート35乃至37の出力端子が接続されている。また、DFF31の入力端子Dは、ナンドゲート38の出力端子がインバータゲート39で反転されて接続されている。DFF31乃至34が順次接続され、DFF31にフィードバックされるカウンタ構成を有している。
尚、図示されてはいないが、スイッチ素子S1b乃至S4bを導通制御する制御信号は、制御信号S1a−1乃至S4a−1の逆相信号として供給することができる。容量素子73に接続されていない期間に所定電圧にて充放電することができる。
図5のタイミングチャートに基づき回路動作を説明する。位相平衡電圧Vfがロック周波数の電圧値にある状態を初期状態とする。全てのDFF31乃至34の出力端子Qからはローレベル信号が、出力端子/Qからはハイレベル信号が出力されているとする。この状態からクロック信号CLK1がハイレベルに遷移すると、DFF31の入力端子Dに入力されているハイレベル信号に応じて制御信号S1a−1がハイレベルに遷移し、1周期の期間、ハイレベルを維持する。同時に出力端子/Qからはローレベル信号が出力されるので、ナンドゲート38の出力信号はハイレベルとなりアンドゲート35の出力信号がハイレベルに維持される。次のクロック周期の立ち上がりでは、ハイレベル信号が入力されているDFF32の制御信号S2a−1がハイレベルに遷移すると共に、インバータゲート39を介してローレベル信号が入力されているDFF31の制御信号S1a−1はローレベルに遷移する。以下同様に、クロック信号CLK1のクロック周期ごとに順次制御信号S3a−1、S4a−1が1クロック周期の間、ハイレベルに維持された後ローレベルに戻る動作が行われ、再び制御信号S1a−1のハイレベル遷移に戻ってこの周期を繰り返す。
制御信号S1a−1乃至S4a−1がハイレベルの期間にスイッチ素子S1a乃至S4aが導通される構成をとれば、クロック周期ごとに容量素子C1乃至C4が順次容量素子73に接続され、その前段階で所定電圧に充放電されている電荷が分配される。所定電圧を位相平衡電圧Vfに比して低電圧に設定しておけば、図5に示すように、容量素子C1乃至C4が接続されるごとに容量素子73との電荷分配が行われ、容量素子73の端子電圧である位相平衡電圧Vfの電圧レベルは低電圧側にシフトされることとなる。そして、制御信号S4a−1のハイレベル遷移により容量素子C4が接続されることにより位相平衡電圧Vfの電圧レベルが低下してPLL回路の不感帯領域を越えた段階で、PLL回路によるロック動作が行われ、位相平衡電圧Vfはロック周波数が出力される電圧値に戻される。以後、これらの動作が繰り返し行われる。
位相平衡電圧Vfとして、順次低電圧側にシフトし所定のタイミングでロック電圧に戻る変調波形が得られる。入力される電圧値に対して正の相関を有して発振周波数が決定される電圧制御発振器(VCO)9の場合には、リファレンスクロック信号frの発振周波数を基準として低周波数側に周期的に周波数変動する出力クロック信号foを得ることができる。
ここで、クロック信号CLK1は、リファレンスクロック信号fr、あるいはリファレンスクロック信号frから所定の分周比で分周された発振信号である。
図5の説明では、PLL回路によりロックされる際の位相平衡電圧Vfの電圧値に比して、所定電圧0V(図2)、VB(図3)が低い電圧レベルを有する場合の波形を示したが、第1実施形態ではこれに限定されるものではない。例えば、所定電圧VBとして位相平衡電圧Vfに比して高い電圧レベルを設定してやれば、位相平衡電圧Vfの変調波形として図5とは逆方向に変調された波形を得ることができる。入力される電圧値に対して正の相関を有して発振周波数が決定される電圧制御発振器(VCO)9の場合には、リファレンスクロック信号frの発振周波数を基準として高周波数側に周期的に周波数変動する出力クロック信号foを得ることができる。
また、図4、図5の場合では、クロック信号CLK1の1周期ごとに、順次、容量素子C1乃至C4が容量素子73に接続される場合を説明したが、接続のタイミングおよび接続時間はこれに限定されるものではない。容量素子C1乃至C4ごとに接続タイミングや接続時間を変更することも可能である。更に、容量素子C1乃至C4の容量値も素子ごとに異なる値にすることも可能である。これにより、位相平衡電圧Vfの変調波形を自在に設定することができる。
次に、図6、図7において、第2実施形態の変調回路12A、12Bを示す。変調回路12A、12Bでは、第1実施形態の変調回路11A、11Bにおけるスイッチ素子S1b乃至S4bに代えて、容量素子73と所定電圧との何れか一方を選択する選択スイッチ素子S5およびS6(図6)、S5およびS7(図7)を備えている。ここで、図6の場合には所定電圧としてスイッチ素子S6を介して0Vが選択され、図7の場合には所定電圧としてスイッチ素子S7を介してVBが選択される。
容量素子C1乃至C4を所定電圧で充放電する充放電径路と、容量素子C1乃至C4と容量素子73との間で電荷分配が行われる電荷分配径路とは、容量素子C1乃至C4ごとに個別に備えられるスイッチ素子S1a乃至S4aと、選択スイッチ素子S5およびS6、S5およびS7とを導通制御することにより確立される。選択スイッチ素子S5が選択されている場合には、容量素子C1乃至C4ごとに個別に容量素子73への接続を制御することができる。選択スイッチ素子S6またはS7が選択されている場合には、容量素子C1乃至C4ごとに個別に、所定電圧0VまたはVBを充放電することができる。
図8の制御回路では、充放電径路と電荷分配径路とを交互に確立するために、制御信号Ss、SGを交互に出力する回路である。容量素子C1乃至C4への充放電は全ての容量素子C1乃至C4に対して同時に行うため、選択スイッチ素子S6、S7、およびスイッチ素子S1a乃至S4aを同時に導通して充放電径路を形成する。容量素子73との電荷の分配は、容量素子C1乃至C4ごとに個別に行うため、選択スイッチ素子S5と、スイッチ素子S1a乃至S4aのうちの何れか一つを同時に導通して電荷分配径路を形成する。ここで、選択スイッチ素子S6、S7はハイレベルの制御信号Ssに応じて導通し、選択スイッチ素子S5はローレベルの制御信号Ssに応じて導通するものとする。
DFF41の出力端子Qは、アンドゲート43およびDFF42の入力端子Dに接続され、出力端子/Qは、アンドゲート44に接続されている。また、DFF42の出力端子Qは、アンドゲート44に接続され、出力端子/Qは、アンドゲート43およびDFF41の入力端子Dに接続されている。DFF41、42はクロック信号CLK2によりトリガされる。DFF41、42でジョンソンカウンタが構成されている。アンドゲート43、44の出力端子からは、制御信号Ss、SGが出力される。制御信号SGは、図4に示した制御信号S1a−1乃至S4a−1ごとに備えられるアンドゲート群45に入力され、制御信号S1a−1乃至S4a−1をゲーティング制御する。また、制御信号Ssは、アンドゲート群45の出力端子ごとに備えられるオアゲート群46に入力される。オアゲート群46から制御信号S1a−2乃至S4a−2が出力される。
図9に示すタイミングチャートから明らかなように、クロック信号CLK2の発振周期ごとにDFF41、42により構成されるジョンソンカウンタがカウント動作を行い、2分周された周期で出力端子Qから信号SQ1、SQ2を出力する。信号SQ1と信号SQ2との反転信号の論理積として出力される制御信号Ssは、クロック信号CLK2の4周期ごとに1周期のハイレベル信号として出力される。また、信号SQ1の反転信号と信号SQ2との論理積として出力される制御信号SGは、クロック信号CLK2の4周期ごとに制御信号Ssの中間位置に1周期のハイレベル信号として出力される。
ハイレベルの制御信号Ssは、オアゲート群46を介してハイレベルの制御信号S1a−2乃至S4a−2として出力される。ハイレベルの制御信号SGは、制御信号S1a−1乃至S4a−1と同相の信号をアンドゲート群45から出力させ、更に、オアゲート群46を介して制御信号S1a−2乃至S4a−2として出力される。
ここで、制御信号S1a−1乃至S4a−1は、図4に示した回路を例として出力される信号である。クロック信号CLK1は、クロック信号CLK2を4分周した信号とすれば、クロック信号CLK2の4周期ごとに、順次制御信号S1a−2乃至S4a−2が出力されることになる。制御信号SGによりアンドゲート群45でゲーティングされた結果、4周期ごとに1周期の期間の制御信号S1a−2乃至S4a−2が順次出力される。
図9において、制御信号Ssは、選択スイッチ素子S6、S7を導通するので、制御信号S1a−2乃至S4a−2が同時に出力される周期は、容量素子C1乃至C4が同時に所定電圧に充放電される充放電周期Pとなる。充放電周期Pに挟まれた周期は、電荷分配周期Dである。制御信号S1a−2乃至S4a−2が順次出力されて、容量素子C1乃至C4が順次容量素子73と接続される。
第1実施形態の場合と同様に制御信号S1a−2乃至S4a−2がハイレベルの期間にスイッチ素子S1a乃至S4aが導通される構成をとれば、クロック信号CLK2の4周期ごとに容量素子C1乃至C4が順次容量素子73に接続され、その中間の1周期で容量素子C1乃至C4が所定電圧に充放電される。所定電圧を位相平衡電圧Vfに比して低電圧に設定しておけば、図5と同様に、位相平衡電圧Vfとして、順次低電圧側にシフトし所定のタイミングでロック電圧に戻る変調波形が得られる。入力される電圧値に対して正の相関を有して発振周波数が決定される電圧制御発振器(VCO)9の場合には、リファレンスクロック信号frの発振周波数を基準として低周波数側に周期的に周波数変動する出力クロック信号foを得ることができる。
ここで、クロック信号CLK2は、リファレンスクロック信号fr、あるいはリファレンスクロック信号frから所定の分周比で分周された発振信号である。
また、所定電圧VBとして位相平衡電圧Vfに比して高い電圧レベルを設定してやれば、位相平衡電圧Vfの変調波形として図5とは逆方向に変調された波形を得ることができることも第1実施形態と同様である。
また、図8、図9の場合では、容量素子C1乃至C4が、順次容量素子73に接続される場合を説明したが、同時に複数の容量素子C1乃至C4を接続することができることは言うまでもない。そのほか、接続のタイミングや接続時間を変更することができることは第1実施形態の場合と同様である。これにより、位相平衡電圧Vfの変調波形を自在に設定することができる。
ここで、図8、図9の制御は、第1実施形態の変調回路11A、11Bに対しても適用することができることは言うまでもない。
図10、11に示す第3実施形態は、第1実施形態の変調回路11B(図3)、第2実施形態の変調回路12B(図7)に加えて、所定電圧値を切り替える選択スイッチ素子S8、S9を備えている。選択スイッチ素子S8を導通することにより所定電圧VBを選択することができ、選択スイッチ素子S9を導通することにより所定電圧0Vを選択することができる。
選択スイッチ素子S8、S9の切り替えは、図10の場合では、変調動作に先立ち、あるいは変調動作の期間中に行うことができる。選択スイッチ素子S8、S9を切り替える際には、スイッチ素子S1b乃至S4bが非導通な状態で行うことができる。また、容量素子C1乃至C4が容量素子73に接続されるまでの時間が十分に確保され、選択スイッチ素子S8、S9の切り替え後に容量素子C1乃至C4の充放電が十分に完了する時間が確保されれば、スイッチ素子S1b乃至S4bが導通している状態において切り替えることもできる。
図11の場合では、選択スイッチ素子S7が導通するに先立ち行うことが好ましい。尚、選択スイッチ素子S7の導通後、非導通に至るまでの期間において、切り替えられた所定電圧により充放電が十分に完了するのであれば、選択スイッチ素子S7が導通している期間中に選択スイッチ素子S8、S9の切り替えを行うことも可能である。
図12、13に示す第4実施形態は、変調制御回路のその他の回路構成例を示す。図12は、アップダウンカウンタを使用する場合の構成例を示し、図13にはROMを使用する場合である。
図12の制御回路は、アップダウンカウンタ51から出力されるカウント値C(K)がデコーダ56に入力されデコードされて、スイッチ素子S1a乃至S4a、S1b乃至S4b、選択スイッチ素子S5乃至S9を導通制御する制御信号S(X)として出力される。
カウント値C(K)は、比較器54A、54Bに入力され、上限値レジスタ52、下限値レジスタ53に各々格納されている、上限カウント値C(MA)、下限カウント値C(MI)と比較される。比較器54A、54Bからの比較出力信号は、フリップフロップ55のセット入力端子、リセット入力端子に入力される。フリップフロップ55は、カウント値C(K)が上限カウント値C(MA)に一致するとセットされ、下限カウント値C(MI)に一致するとリセットされる。フリップフロップ55の出力端子Qは、アップダウンカウンタ51のカウント方向設定端子U/Dに接続されている。フリップフロップ55がセットされ出力端子Qからハイレベルの指示信号Su/dが出力されると、アップダウンカウンタ51はカウントダウン動作を開始する。フリップフロップ55がリセットされ出力端子Qからローレベルの指示信号Su/dが出力されると、アップダウンカウンタ51はカウントアップ動作を開始する。
アップダウンカウンタ51は、クロック信号CLKに基づき、上限カウント値C(MA)と下限カウント値C(MI)との間で、カウントダウン動作とカウントアップ動作とを繰り返す。デコーダ56により所定のカウント値C(K)に対しては所定の制御信号S(X)が出力されるので、容量素子73に接続される容量素子C1乃至C4は、所定順序と所定順序を逆転した反対順序とを交互に繰り返して接続制御される。
またこの時、指示信号Su/dに基づいて選択スイッチ素子S8、S9(図10、図11)の導通を切り替えることも可能である。所定電圧VBを位相平衡電圧Vfに比して高電圧レベルに設定しておけば、正電圧として制御される位相平衡電圧Vfに対して低電圧である所定電圧0Vと高電圧である所定電圧VBとが、カウント方向の切り替わりに応じて交互に選択されることとなる。これにより、ロック周波数に対応する位相平衡電圧Vfに対して正負の電圧レベルで周期的に変動する出力クロック信号foを得ることができる。
図13の制御回路は、クロック信号CLKに応じてカウンタ57から出力されるカウント値C(K)がROM58に入力されており、カウント値C(K)を基準アドレスとして、スイッチ素子S1a乃至S4a、S1b乃至S4b、選択スイッチ素子S5乃至S9を導通制御する制御信号S(X)が読み出される。1つのカウント値C(K)に対して複数の制御信号S(X)が読み出されることとなる。ROM58として、多ビット入出力構成あるいはバースト動作構成等、1アドレスに対して複数のデータを読み出す構成を有していればよい。
ROM58に格納される制御信号S(X)は、カウント値C(X)として与えられるアドレスに応じて順次格納してやれば、容量素子C1乃至C4の接続順序や同時接続数、または/および所定電圧の切り替え順序やタイミング、更には、容量素子C1乃至C4の充放電および容量素子73への接続タイミング等、変調回路の状態、およびループフィルタ(LPF)8への接続態様を自由に設定することができる。
更に、ROM58として、フラッシュメモリなどの書き換え可能な記憶素子、あるいはRAMを使用してやれば、必要に応じて変調波形を変更することが可能となる。
図12、13において、クロック信号CLKは、リファレンスクロック信号fr、あるいはリファレンスクロック信号frから所定の分周比で分周された発振信号である。
ここで、図12、図13の変調制御回路は、第1乃至第3実施形態の変調回路に適用することができる。
図14に示す第5実施形態は、位相平衡電圧Vfを昇圧する昇圧回路5を備えている。昇圧された出力電圧は、所定電圧Vrefとして変調回路1に供給される。ロック周波数に応じて設定される位相平衡電圧Vfに対して確実に高い電圧レベルの所定電圧Vrefを設定することができる。ロック周波数に対応する位相平衡電圧Vfを高電圧側に変調することができる。ロック周波数に対して高周波数側あるいは低周波数側に変動する出力クロック信号foを得ることができる。
以上詳細に説明したとおり、本実施形態に係るクロックジェネレータによれば、ループフィルタ8の第1容量部である容量素子73に変調回路1の第2容量部である容量素子C1乃至C4を接続することにより容量値を変動させ、チャージポンプ回路7差信号Pr、Ppが出力されない不感帯領域内で位相平衡電圧Vfを変調する。これにより、リファレンスクロック信号frの発振周波数を含んで出力クロック信号foの発振周波数を変動させることができる。更に、位相平衡電圧Vfの変調は、ループフィルタ8に対して新たな電荷を入出力することなく、既に電荷が充放電され蓄積されている容量値を変動させることにより行うことができるので、位相平衡電圧Vfを変調させる際に電流消費の増大を抑制することができる。
また、変調回路1において、容量素子C1乃至C4ごとに、充放電径路と電荷分配径路とを備えるので、容量素子C1乃至C4ごとに所定電圧(0V、VB)で充放電できると共に、容量素子C1乃至C4ごとに容量素子73に接続することができる。容量素子C1乃至C4を充放電する所定電圧の電圧値は容量素子ごとに独立に設定することができ、容量素子73に接続すべき容量素子C1乃至C4の種別や接続数も自由に設定することができる。位相平衡電圧Vfの変調幅を自由に設定することができる。
また、第1選択スイッチ部である選択スイッチ素子S5およびS6、S5およびS7を備えるので、第3スイッチ部であるスイッチ素子S1a乃至S4aを充放電径路と電荷分配径路とで共用することができ、回路構成を簡略化することができる。
また、第2選択スイッチ部である選択スイッチ素子S8、S9を備えるので、複数の所定電圧を設定することができる。
また、位相平衡電圧Vfを昇圧して所定電圧Vrefとして供給する昇圧回路を備えるので、所定電圧Vrefとして位相平衡電圧Vfに比して高い電圧値で容量素子C1乃至C4を充電することができ、位相平衡電圧Vfを高電圧側に変調することができる。
また、変調回路1を制御する変調制御回路3は、図4に示すように、リファレンスクロック信号frに基づくクロック信号CLK1によりカウント動作を行う、DFF31乃至34を備えるカウンタ部と、カウンタ部から出力される所定カウント値に応じてカウンタ部を初期化する初期化部であるナンドゲート38とを備えて構成されている。カウント動作に応じて出力される制御信号S1a−1乃至S4a−1に応じて位相平衡電圧Vfが順次変調されると共に、制御信号は周期的に初期化される。位相平衡電圧Vfは、周期的に電圧変動が繰り返される変調波形とすることができる。発振周波数が周期的に変動する出力クロック信号foを得ることができる。
また、変調回路1を制御する変調制御回路3は、図12に示すように、リファレンスクロック信号frに基づくクロック信号CLKに応じて、指定されたカウント方向にカウント動作を行うアップダウンカウンタ51と、アップダウンカウンタ51から出力される所定カウント値である上限/下限カウント値C(MA)/C(MI)に応じてカウント方向の切り替えを指示する指示信号Su/dが、フリップフロップ55を中心とする切替指示部から出力される。位相平衡電圧Vfとして、上限/下限カウント値C(MA)/C(MI)の間で増減するカウント値を1周期とする変調波形を得ることができる。
また、指示信号Su/dに応じて所定電圧(0V、VB)が切り替えられる。変調波形として位相平衡電圧Vfを挟んで高/低電圧の双方向に変動する波形を得ることができる。
また、変調回路1を制御する変調制御回路3は、図13に示すように、波形記憶部であるROM58に、位相平衡電圧Vfの変調波形を構成する制御信号S(X)の順序を格納しておき、クロック信号CLKに応じてカウンタ57でカウントされるカウント値C(K)をアドレスとして、ROM58から制御信号S(X)を読み出すことができる。位相平衡電圧Vfの変調波形をROM58に格納することができ、変調波形を自在に設定することができる。
また、ループフィルタ8Aおよび変調回路11A乃至13A、11B乃至13Bやクロックジェネレータを半導体集積回路装置で構成してやれば、容量素子間の容量値における相対精度を高度に合致させることができ、位相平衡電圧Vfを高精度に変調させることができる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは言うまでもない。
例えば、本実施形態においては、変調回路として4つの容量素子C1乃至C4が並列に接続された場合を例にとり説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、3並列以下、あるいは5並列以上の容量素子を備えて構成することができることは言うまでもない。
また、容量素子C1乃至C4は、何れか一つが容量素子73に接続されるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、同時に複数の容量素子が容量素子73に接続する構成とすることも可能である。
また、容量素子C1乃至C4の容量値については言及されてはいないが、個々の容量値は、互いに等しく設定しても個々に異なる容量値に設定することもできる。個々に異なる容量値を有する容量素子を備える構成とすれば接続される容量素子ごとに、また、容量素子間で同一の容量値を有する構成とする場合には同時に接続される容量素子の数を調整することにより、容量素子73に接続される容量値を調整することができる。接続容量値が調整されることにより容量素子73との間で行われる電荷分配の結果得られる位相平衡電圧の電圧値を調整することができる。
ここで、本発明の技術思想により、従来技術における課題を解決するための手段を以下に列記する。
(付記1) リファレンスクロック信号と出力クロック信号との発振周波数差に応じて電荷の入出力を行うチャージポンプと、
前記チャージポンプから入出力される電荷が充放電される第1容量部を有し、平滑され
た位相平衡電圧を出力するループフィルタと、
前記位相平衡電圧に応じた発振周波数の出力クロック信号を出力する発振部とを備えるクロックジェネレータにおいて、
前記第1容量部を含んで構成される前記ループフィルタの容量値を変動させることにより、前記チャージポンプにおける不感帯領域内で前記位相平衡電圧を変調する変調回路を備えることを特徴とするクロックジェネレータ。
(付記2) 前記変調回路は、
少なくとも一つの第2容量部と、
第2容量部ごとに備えられ、第2容量部を所定電圧で充放電する充放電径路と、
第2容量部ごとに備えられ、前記所定電圧で充放電された第2容量部を前記第1容量部に接続して電荷の分配を行う電荷分配径路とを備えることを特徴とする付記1に記載のクロックジェネレータ。
(付記3) 第2容量部ごとに、
第2容量部と所定電圧源との間を接続制御する第1スイッチ部と、
第2容量部と前記第1容量部との間を接続制御する第2スイッチ部とを備えることを特徴とする付記2に記載のクロックジェネレータ。
(付記4) 前記第1容量部と所定電圧源との何れかを選択する第1選択スイッチ部と、
第2容量部ごとに備えられ、第2容量部と前記第1選択スイッチ部との間を接続制御する第3スイッチ部とを備えることを特徴とする付記2に記載のクロックジェネレータ。
(付記5) 異なる電圧値を有する複数の電圧源のうち何れか一つを、前記所定電圧を出力する所定電圧源として選択する第2選択スイッチ部を備えることを特徴とする付記2乃至4の少なくとも何れか1項に記載のクロックジェネレータ。
(付記6) 前記少なくとも一つの第2容量部は、第2容量部ごとに異なる容量値を有して備えられることを特徴とする付記2乃至4の少なくとも何れか1項に記載のクロックジェネレータ。
(付記7) 昇圧回路を備え、前記位相平衡電圧を昇圧して前記所定電圧として供給することを特徴とする付記2乃至4の少なくとも何れか1項に記載のクロックジェネレータ。(付記8) 前記リファレンスクロック信号に基づきカウント動作を行うカウンタ部と、
前記カウンタ部から出力される所定カウント値に応じて前記カウンタ部を初期化する初期化部とを備え、
前記カウンタ部から出力されるカウント値に応じて充放電径路または/および電荷分配径路を構成する第2容量部を選択することを特徴とする付記2乃至4の少なくとも何れか1項に記載のクロックジェネレータ。
(付記9) 前記リファレンスクロック信号に基づき指定されたカウント方向にカウント動作を行うアップダウンカウンタ部と、
前記アップダウンカウンタ部から出力される所定カウント値に応じてカウント方向の切替を指示する切替指示部とを備え、
前記アップダウンカウンタ部から出力されるカウント値に応じて充放電径路または/および電荷分配径路を構成する第2容量部を選択することを特徴とする付記2乃至4の少なくとも何れか1項に記載のクロックジェネレータ。
(付記10) 前記切替指示部からの切替指示に応じて前記所定電圧が切り替えられることを特徴とする付記9に記載のクロックジェネレータ。
(付記11) 前記位相平衡電圧の変調波形を構成する、第2容量部または/および前記所定電圧の選択順序を格納しておく波形記憶部と、
前記リファレンスクロック信号に基づきカウント動作を行うカウンタ部とを備え、
前記カウンタ部から出力されるカウント値に応じて前記波形記憶部から充放電径路または/および電荷分配径路を構成する、第2容量部または/および前記所定電圧を選択することを特徴とする付記2乃至4の少なくとも何れか1項に記載のクロックジェネレータ。(付記12) 前記リファレンスクロック信号を分周する分周器を備え、
前記分周器により分周されたクロック信号が、前記カウンタ部または前記アップダウン
カウンタ部に入力されることを特徴とする付記8乃至11の少なくとも何れか1項に記載のクロックジェネレータ。
(付記13) リファレンスクロック信号に対する出力クロック信号の発振周波数差を、所定周波数差以内での不感帯領域を有して検出し、検出された周波数差に応じて電荷を入出力する周波数差検出ステップと、
入出力された電荷を第1容量部に充放電することにより平滑された位相平衡電圧を出力する位相電圧平滑ステップと、
前記位相平衡電圧に応じた発振周波数の前記出力クロック信号を出力する発振ステップと、
前記周波数差検出ステップにおける不感帯領域内で前記出力クロック信号が変動するように、前記位相平衡電圧を変調する変調ステップとを有することを特徴とするクロック信号のスペクトラム拡散方法。
(付記14) 所定電圧に充放電された少なくとも一つの第2容量部を備え、
前記変調ステップでは、
所定時間ごとに、前記第2容量部が前記第1容量部に接続されて電荷の分配が行われることを特徴とする付記13に記載のクロック信号のスペクトラム拡散方法。
(付記15) 少なくとも一つの第2容量部を備え、
前記変調ステップでは、
第2容量部への所定電圧での充放電ステップと、第2容量部の前記第1容量部への接続ステップとが、交互に行われることを特徴とする付記13に記載のクロック信号のスペクトラム拡散方法。
本発明の原理を説明する回路ブロック図である。 第1実施形態の変調回路11Aを示す回路図である。 第1実施形態の変調回路11Bを示す回路図である。 変調回路11A、11Bを制御する変調制御回路の構成例を示す回路図である。 図4の変調制御回路による変調動作を示すタイミングチャートである。 第2実施形態の変調回路12Aを示す回路図である。 第2実施形態の変調回路12Bを示す回路図である。 変調回路12A、12Bを制御する変調制御回路の構成例を示す回路図である。 図8の変調制御回路による変調動作を示すタイミングチャートである。 第3実施形態の変調回路13Aを示す回路図である。 第3実施形態の変調回路13Bを示す回路図である。 アップダウンカウンタを使用した第4実施形態の変調制御回路の構成例を示す回路図である。 ROMを使用した第4実施形態の変調制御回路の構成例を示す回路図である。 所定電圧を生成する昇圧回路を備えた第5実施形態の回路ブロックである。
5 昇圧回路
6 位相比較器
7 チャージポンプ回路
8、8A ループフィルタ(LPF)
9 電圧制御発振器(VCO)
11A、11B、12A、12B 変調回路
51 アップダウンカウンタ
57 カウンタ
58 ROM
73、C1乃至C4 容量素子
fr レファレンスクロック信号
fo 出力クロック信号
Vf 位相平衡電圧
S1a乃至S4a、S1b乃至S4b スイッチ素子
S5、S6、S7、S8、S9 選択スイッチ素子
Su/d 指示信号

Claims (6)

  1. リファレンスクロック信号と出力クロック信号との発振周波数差に応じて電荷の入出力を行うチャージポンプと、
    前記チャージポンプから入出力される電荷が充放電される第1容量部を有し、平滑された位相平衡電圧を出力するループフィルタと、
    前記位相平衡電圧に応じた発振周波数の出力クロック信号を出力する発振部とを備えるクロックジェネレータにおいて、
    前記第1容量部を含んで構成される前記ループフィルタの容量値を変動させることにより、前記チャージポンプにおける不感帯領域内で前記位相平衡電圧を変調する変調回路を備え
    前記変調回路は、
    少なくとも一つの第2容量部と、
    第2容量部ごとに備えられ、第2容量部を所定電圧で充放電する充放電径路と、
    第2容量部ごとに備えられ、前記所定電圧で充放電された第2容量部を前記第1容量部に接続して電荷の分配を行う電荷分配径路と、
    異なる電圧値を有する複数の電圧源のうち何れか一つを、前記所定電圧を出力する所定電圧源として選択する選択スイッチ部とを備えることを特徴とするクロックジェネレータ。
  2. 昇圧回路を備え、前記位相平衡電圧を昇圧して前記所定電圧として供給することを特徴とする請求項1に記載のクロックジェネレータ。
  3. 前記リファレンスクロック信号に基づきカウント動作を行うカウンタ部と、
    前記カウンタ部から出力される所定カウント値に応じて前記カウンタ部を初期化する初期化部とを備え、
    前記カウンタ部から出力されるカウント値に応じて充放電径路または/および電荷分配径路を構成する第2容量部を選択することを特徴とする請求項1または2に記載のクロックジェネレータ。
  4. 前記リファレンスクロック信号に基づき指定されたカウント方向にカウント動作を行うアップダウンカウンタ部と、
    前記アップダウンカウンタ部から出力される所定カウント値に応じてカウント方向の切替を指示する切替指示部とを備え、
    前記アップダウンカウンタ部から出力されるカウント値に応じて充放電径路または/および電荷分配径路を構成する第2容量部を選択することを特徴とする請求項1または2に記載のクロックジェネレータ。
  5. 前記切替指示部からの切替指示に応じて前記所定電圧が切り替えられることを特徴とする請求項4に記載のクロックジェネレータ。
  6. 前記位相平衡電圧の変調波形を構成する、第2容量部または/および前記所定電圧の選択順序を格納しておく波形記憶部と、
    前記リファレンスクロック信号に基づきカウント動作を行うカウンタ部とを備え、
    前記カウンタ部から出力されるカウント値に応じて前記波形記憶部から充放電径路または/および電荷分配径路を構成する、第2容量部または/および前記所定電圧を選択することを特徴とする請求項1または2に記載のクロックジェネレータ。
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