JP4363678B2 - 記録媒体駆動装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は新規な記録媒体駆動装置に関する。詳しくは、記録媒体ディスクをそれを支持して回転させるターンテーブルに保持するためのチャッキング機構において、機構の小型化、特に、薄型化を図る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
円板状をした記録媒体ディスクを回転させながら、該記録媒体ディスクについての情報の記録又は再生及びその双方を行なう記録再生装置において、記録媒体ディスクを回転させるためのターンテーブルに記録媒体ディスクを保持する、すなわち、チャッキングする機構に、図28乃至図30に示すようなものがある。
【0003】
チャッキング機構aは、図示しないスピンドルモータによって回転されるターンテーブルbのディスク載置面cの中心部に厚手の円板状の外形を有するチャックベースdを設け、該チャックベースdに3個のチャックフィンe、e、eをチャックベースdの半径方向に移動自在に設けると共に、上記チャックフィンe、e、eの一部がチャックベースdの外周面から突出するように弾発付勢したものである。
【0004】
すなわち、各チャックフィンeは、それを配置するためにチャックベースdにその外周面に開口するように形成された配置凹部f内にチャックベースdの半径方向に摺動自在に配置され、該チャックフィンeと配置凹部fの奥面との間に縮設されたコイルバネgによってその先端部がチャックベースdの外周面から突出する方向に弾発付勢されている。
【0005】
そして、上記コイルバネgはその一端部がチャックフィンeの後面に突設された嵌合ピンhに外嵌され、また、他端部が配置凹部fの奥面に形成された嵌合凹部iに内嵌され、これによって、コイルバネgの両端部の位置決めがなされ、動作中においてその両端部が所定の位置からずれてしまうことが無いようにされている。
【0006】
そして、記録媒体ディスクのチャッキングは以下のようにして為される。
【0007】
すなわち、記録媒体ディスクjがその中心孔kがチャックベースdに外嵌されるように、ターンテーブルbに近づいて来て、その中心孔の開口縁部がチャックフィンe、e、eの先端部の上側の傾斜面l、l、lに当接する(図28参照)。
【0008】
そこからさらに、記録媒体ディスクjがディスク載置面cに近付くように移動すると、中心孔kの開口縁部がチャックフィンe、e、eの上記傾斜面l、l、lを押圧するので、チャックフィンe、e、eにはチャックベースd内へ引っ込む方向への移動力が付勢され、これによって、チャックフィンe、e、eはコイルバネg、g、gによる付勢力に抗して、チャックベースd内へ引っ込むように移動する(図29参照)。
【0009】
チャックフィンe、e、eがチャックベースd内へ引っ込むように移動することによって、記録媒体ディスクjはさらにディスク載置面cへと近付くことができ、記録媒体ディスクjがディスク載置面cに載置されると、チャックフィンe、e、eがコイルバネg、g、gによって付勢されている移動力によってその先端部がチャックベースdの外周面から突出し、その先端部下面の曲面m、m、mが記録媒体ディスクjの中心孔kの開口縁部にディスク載置面cと反対側から弾接し(図30参照)、これによって、記録媒体ディスクjはディスク載置面cとチャックフィンe、e、eとによって挟持された状態でチャッキングされる。
【0010】
そして、記録媒体ディスクjをターンテーブルbから取り外す時は、記録媒体ディスクjをディスク載置面cから離間する方向へ移動させる。すると、記録媒体ディスクjの中心孔kの開口縁部がチャックフィンe、e、eの下側の曲面m、m、mを押圧するので、チャックフィンe、e、eは配置凹部f、f、f内へ引っ込むように移動し、これによって、記録媒体ディスクjはチャックフィンe、e、eの位置を抜けてターンテーブルbから取り外される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記した従来の記録媒体ディスクのチャッキング機構aにあっては、コイルバネg、g、gの一端部をチャックフィンe、e、eに設けた嵌合ピンh、h、hに外嵌させてチャックフィンe、e、eと安定に結合させているので、コイルバネg、g、gの径が大きくなってしまうという問題があった。
【0012】
コイルバネg、g、gの径が大きくなってしまうと、それを配置する空間、すなわち、配置凹部f、f、fを大きくしなければならず、従って、配置凹部f、f、fを設けるチャックベースdの厚みが大きくなってしまい、その分、記録再生装置の厚み、すなわち、ターンテーブルの軸方向における大きさが大きくなってしまうという問題がある。
【0013】
上記した問題を解決しようと、嵌合ピンh、h、hを細くすることによって、これに外嵌されるコイルバネg、g、gの径を小さくしようとすると、嵌合ピンh、h、hの強度が低下してしまい、ちょっとしたストレスがかかっただけで、嵌合ピンh、h、hが根元から折れてしまう惧れがある。
【0014】
そこで、本発明記録媒体駆動装置は、構成部材に強度の弱い部分を作ること無しに、装置の小型化、特に、薄型化を可能とすることを課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明記録媒体駆動装置は、上記した課題を解決するために、記録媒体を載置する載置部と、記録媒体を支持するチャッキング機構とを有する記録媒体駆動装置であって、チャッキング機構には、記録媒体に設けられた孔を嵌合支持するチャックベースと、該チャックベースの半径方向に移動自在に設けられた3個以上のチャックフィンと、該チャックフィンの一部がチャックベースの外周面から突出するように弾発付勢する弾発部材とを設け、弾発部材は、チャックベースに設けられチャックフィンをチャックベースの半径方向に移動自在に配置した配置凹部の奥とチャックフィンとの間で縮設されると共に、一方の端部が上記チャックフィンに連結され、記録媒体の孔がチャックベースに位置合せされた状態で載置部に近づくように移動されると、記録媒体の孔の下側開口縁がチャックフィンの被案内部の傾斜面に当接し、さらに、記録媒体が載置部に近づくと、チャックフィンの先端部が下方へ移動するように回動し記録媒体の孔の下側開口縁がチャックフィンの先端部を越えて記録媒体が載置部に当接する位置まで移動し、記録媒体が載置部に当接すると、チャックフィンは弾発部材の付勢力によってチャックフィンの先端部が上方へ移動するように回動し、チャックフィンの押え部の下面が記録媒体の孔の上側開口縁を押圧し記録媒体を載置部に押し付けてチャッキングが完了するものである。
【0016】
従って、本発明記録媒体駆動装置にあっては、弾発部材の外形を含め、装置の外形が大きくなることがなく、かつ、チャックフィンに構造的に弱くなる部分が生じることがない。また、弾発部材の一方の端部がチャックフィンに連結されているので、部品管理や組付の省力化が可能となりコストの低減に寄与する。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明記録媒体駆動装置の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
【0020】
なお、図示した実施の形態は、本発明をノート型パーソナルコンピュータに搭載するCD−ROMドライブにおけるCD−ROMのチャッキング機構として適用したものである。
【0021】
そこで、先ず、CD−ROMドライブの概要について図1乃至図3によって説明する。
【0022】
CD−ROMドライブ1は上下に偏平で前面に開口した外筐2を備え、該外筐2は下側のボトムシャーシ3と該ボトムシャーシ3の上面に固定されたカバー体4とから成り、このような外筐2に引出部5が収納及び引出可能に支持される。
【0023】
そして、ボトムシャーシ3の右側部には、底上げされた張り出し部3aが形成されており、ボトムシャーシがカバー体4により覆われたときに、上記張り出し部3a以外の部分が空間6となって、トレイ7が収納されるようになっている。
【0024】
引出部5は合成樹脂製のトレイ7にベースユニット8が支持されて成る。なお、図示は省略するが、引出部5の外筐に対する収納及び引出のために、引出部5の側面部と外筐2の側部との間にスライド機構が介挿されている。
【0025】
トレイ7は平面形状で前後方向に長い長方形の外形を有し、その幅は外筐2の空間6の幅より僅かに小さく形成されている。
【0026】
トレイ7の上面に記録媒体ディスクとしてのCD−ROM9を配置する円形の一部を為す凹部10が形成され、該凹部10内にベースユニット8を上方へ臨ませるための開口部11が形成されている。
【0027】
また、トレイ7の前面には前面パネル12が取り付けられる。前面パネル12は合成樹脂で横長の板状に形成され、その左右方向の長さは上記外筐2の左右方向の長さとほぼ同じになっている。
【0028】
ベースユニット8は、シャーシ13に各種部品が搭載されて構成されている。
【0029】
すなわち、シャーシ13には、CD−ROM9が載置されるターンテーブル14と、該ターンテーブル14を回転させるスピンドルモータ15と、CD−ROM9に記録されている情報の読取を行う光ピックアップ16と、該光ピックアップ16をCD−ROM9の半径方向に移動自在に支持するガイド軸17、18と、光ピックアップ16を移動させるスレッドモータ19等が搭載されている。
【0030】
シャーシ13は、板金材料からなり、ゴムダンパー20、20、20を介してトレイ7の下面に支持されている。
【0031】
シャーシ13にはそのほとんどを占める大きな開口部21が形成されている。該開口部21は左前から右後方に向けて延びるほぼ長方形状を為し、その後縁はほぼ左右方向に延びるように他の部分に対して傾斜したピックアップ用開口部21aと、該ピックアップ用開口部21aの後縁に連続しほぼ半円形を為すターンテーブル用開口部21bと、ピックアップ用開口部21aの右前方を向いた側縁のほぼ中央部に連続しほぼ半円強の形状を為すスレッドモータ用開口部21cとが連続して形成されて成る。
【0032】
そして、上記したターンテーブル14に本発明が適用されている。
【0033】
図4乃至図12は第1の実施の形態を示すものである。
【0034】
ターンテーブル100(上記CD−ROMドライブ1におけるターンテーブル14に相当する。)のディスク載置面101の中心部に、厚手の円盤状の外形をしたチャックベース110が突設され、該チャックベース110の外周面111はターンテーブル100の回転中心を中心とした円に沿う面とされている。
【0035】
該チャックベース110には外周面111に開口し奥に延びる配置凹部120が周方向に等間隔に離間して3個形成されている。
【0036】
配置凹部120は、下面に凸字状の開口を有し、該凸字状の奥の幅狭の部分121が下方及び前方に開口されたバネ受け凹部とされ、幅の広い部分122が主凹部とされ、該主凹部122の上面はそのほぼ中央の3分の1の部分122aが上方へ開口された上方開口部とされ、該上方開口部122aはチャックベース110の外周面111にまで達している。上記主凹部122の前側に連続した前凹部123は上記主凹部122の幅と同じ幅を有し、下方が下面壁123aによって閉塞され、上記上方開口部122aによって上方に開口し、その前面開口123bの形状は横長の矩形の底部の両側が側方に行くに従って上方へ変位する円弧状を為すようにされている。
【0037】
上記の如き配置凹部120内にチャックフィン130が摺動自在に配置される。
【0038】
チャックフィン130は正面、すなわち、チャックベース110の外周面111に向かう方向から見て横長の矩形をした厚手の板状を為す基部131と、該基部131から前方へ突出した押え部132と、上記基部131及び押え部132の上面の幅方向における中央部に前後に亘って突設されると共に基部131の後端よりやや後方まで突出した被案内部133と、上記基部131の下端部の中央部から後方へ突出した後部突起134とが一体に形成されて成る。
【0039】
上記押え部132は、その上面132aが上方から見て基部131から前方へ突出した半円状を為し、下面132bが側方から見て前方へ行くに従って上方へ変位する円弧状を、かつ、正面から見て中央が最下端に位置する円弧状を為し、その上面132aは基部131の上面と一致し、基部131側の下端は基部131の下端よりやや上方に位置している。また、下面132bの前端縁及び左右両端縁は上面132aと一致している。
【0040】
上記被案内部133は、その幅が上記配置凹部120の上方開口部122aの幅と同じか僅かに小さく形成され、前端部上面133aは前下がりに傾斜した傾斜面とされ、その前端縁は上記押え部132の上面132aに一致している。さらに、該被案内部133の後端部は上面から後面にかけて側方から見て円弧状を為す曲面133bに形成されている。
【0041】
また、基部131の下端部はその下面から前面にかけて側方から見て円弧状を為す曲面131aに形成され、さらに、基部131の上端部はその上面から後面にかけて側方から見て円弧状を為す曲面131bに形成されている。また、基部131の後面には位置決め凹部131cが形成されている。
【0042】
しかして、上記したチャックフィン130がチャックベース110の配置凹部120内に移動自在に配設される。すなわち、基部131が主凹部122内において移動自在に配設され、押え部132が前凹部123を通してその先端部がチャックベース110の外周面111から突出するように位置され、被案内部133が上方開口部122aに摺動自在に係合される。
【0043】
さらに、弾発部材としてコイルバネ140が配置凹部120内において配置凹部120の奥面とチャックフィン130の基部131との間で縮設される。該コイルバネ140の一端部はチャックフィン130の基部131の位置決め凹部131cに内嵌状に位置され、他端部は配置凹部120のバネ受け凹部121内に内嵌状に位置され、これによって、コイルバネ140の両端部の位置が安定する。
【0044】
しかして、チャックフィン130にはコイルバネ140によって配置凹部120から突出する方向への移動力が付勢され、チャックフィン130の同方向への移動は、基部131の前面が主凹部122の前凹部123との境界面、すなわち、前凹部123の下面壁123aの主凹部122側の端面に当接することによって阻止され、この状態で、押え部132の先端部がチャックベース110の外周面111から突出する(図4参照)。
【0045】
そして、上記したようにチャックフィン130、130、130及びコイルバネ140、140、140が各配置凹部120、120、120内に配置されたチャックベース110がターンテーブル100のディスク載置面101の中心部に固定され、これによって、配置凹部120、120、120の下面が閉塞されて、チャックフィン130、130、130及びコイルバネ140、140、140の配置凹部120、120、120からの脱落が防止される。
【0046】
次に、CD−ROM9のチャッキングについて説明する。
【0047】
CD−ROM9がその中心孔9aがチャックベース110に位置合せされた状態でターンテーブル100のディスク載置面101に近づくように移動されてくると、中心孔9aの開口縁がチャックフィン130、130、130の被案内部133、133、133の傾斜面133a、133a、133aに当接する(図4参照)。
【0048】
ここからさらに、CD−ROM9がディスク載置面101に近づくように移動すると、チャックフィン130、130、130にはその先端部が下方へ移動する方向への回動力が付勢され、基部131の下端部が下面から前面にかけての曲面131a、131a、131aになっていると共に、基部131の上端部が上面から後面にかけての曲面131b、131b、131bになっていることから、チャックフィン130、130、130は下側の曲面131a、131a、131aがターンテーブル100の上面を滑るようにして、また、上側の曲面が主凹部122の天井面を滑るようにしてコイルバネ140、140、140を圧縮しながらその前端部が下方へ移動するように回動し(図11参照)、これによって、CD−ROM9がディスク載置面101に当接する位置まで移動することができる。
【0049】
従来のように、チャックフィンがチャックベース内に引っ込むように移動してCD−ROMの通過を許容する場合は、CD−ROMの移動方向に対して直交する方向へチャックフィンを移動させることになり、力の伝達ロスが大きく、従って、CD−ROMを強い力でターンテーブルの方向へ移動させなければならないが、上記のように、チャックフィン130、130、130が回動してCD−ROM9の移動を許容するようにすることによって、より小さい力でCD−ROM9を移動させるだけで、CD−ROM9をターンテーブル100にチャッキングさせることができる。
【0050】
そして、CD−ROM9がターンテーブル100のディスク載置面101に当接すると、チャックフィン130、130、130はコイルバネ140、140、140によって付勢されている力によってその前端部が上方へ移動するように回動し、かつ、その押え部132、132、132の下面132b、132b、132bがCD−ROM9の中心孔9aの上側開口縁を押圧してCD−ROM9をターンテーブル100のディスク載置面101に押し付け、チャッキングが完了する(図12参照)。
【0051】
CD−ROM9をターンテーブル100から取り外すときは、図12に示すチャッキングされている状態から、CD−ROM9をディスク載置面101から離間する方向に移動させる。
【0052】
すると、CD−ROM9の中心孔9aの開口縁がチャックフィン130、130、130の押え部132、132、132の下面132b、132b、132bを押圧し、これによって、チャックフィン130、130、130はコイルバネ140、140、140を縮設させながらチャックベース110内へ引っ込むように移動し、CD−ROM9のディスク載置面101から離間する方向への移動を許容する(図13参照)。
【0053】
そこで、CD−ROM9をディスク載置面101から離間する方向へさらに移動させれば、CD−ROM9をターンテーブル100から取り外すことができる。
【0054】
なお、CD−ROM9をターンテーブル100から取り外すときは、チャックフィン130、130、130は、基部131及び押え部132の上面132aがチャックベース110の上方開口部122a、122a、122aに隣接する上面部に当接していて、チャッキング時のように回動することはない。これは、CD−ROM9がターンテーブル100から離間する方向へ移動するときに、チャックフィン130、130、130が回動してしまうと、CD−ROM9のチャッキング状態が不安定になってしまうからである。
【0055】
上記した第1の実施の形態にかかるCD−ROMのチャッキング機構にあっては、コイルバネ140の一端部はチャックフィン130の基部131の後面に形成された位置決め凹部131c内に位置されて該一端部の位置決めが為されるので、従来のようにチャックフィンeに形成された嵌合ピンhに外嵌されて位置決めされるのに比較して、コイルバネ140の径を小さくすることができる。そして、コイルバネ140の径を小さくすることができれば、その分、該コイルバネ140が配置される空間、すなわち、配置凹部120の大きさ、特に、厚み方向の大きさを小さくすることができ、これを使用した装置、上記例では、CD−ROMドライブ1の厚みを小さくすることができる。
【0056】
図14乃至図21は本発明記録媒体駆動装置の第2の実施の形態を示すものである。
【0057】
ターンテーブル200(上記CD−ROMドライブ1におけるターンテーブル14に相当する。)のディスク載置面201の中心部に、厚手の円盤状の外形をしたチャックベース210が突設され、該チャックベース210の外周面211はターンテーブル200の回転中心を中心とした円に沿う面とされている。
【0058】
該チャックベース210には外周面211に開口し奥に延びる配置凹部220が周方向に等間隔に離間して3個形成されている。
【0059】
配置凹部220は、下面に凸字状の開口を有し、該凸字状の奥の幅狭の部分221が下方及び前方に開口されたバネ受け凹部とされ、幅の広い部分222が主凹部とされ、該主凹部222の上面はそのほぼ中央の3分の1の部分222aが上方へ開口された上方開口部とされ、該上方開口部222aはチャックベース210の外周面211にまで達している。上記主凹部222の前側に連続した前凹部223は上記主凹部222の幅と同じ幅を有し、下方が下面壁223aによって閉塞され、上記上方開口部222aによって上方に開口し、その前面開口223bの形状は横長の矩形の底部の両側が両側に行くに従って上方へ変位する円弧状を為すようにされている。
【0060】
上記の如き配置凹部220内にチャックフィン230が摺動自在に配置される。
【0061】
チャックフィン230は正面、すなわち、チャックベース210の外周面211に向かう方向から見て横長の矩形をした厚手の板状を為す基部231と、該基部231から前方へ突出した押え部232と、上記基部231及び押え部232の上面の幅方向における中央部に前後に亘って突設された被案内部233とが一体に形成されて成る。
【0062】
上記押え部232は、その上面232aが上方から見て基部231から前方へ突出した半円状を為し、下面232bが側方から見て前方へ行くに従って上方へ変位する円弧状を為し、かつ、正面から見て中央が最下端に位置する円弧状を為し、その上面232aは基部231の上面と一致し、基部231側の下端は基部231の下端よりやや上方に位置している。また、下面232bの前端縁及び左右両端縁は上面232aと一致している。
【0063】
上記被案内部233は、その幅が上記配置凹部220の上方開口部222aの幅と同じか僅かに小さく形成され、前端部上面233aは前下がりに傾斜した傾斜面とされ、その前端縁は上記押え部232の上面232aに一致している。さらに、該被案内部233の後端部は上面から後面にかけて側方から見て円弧状を為す曲面233bに形成されている。
【0064】
そして、上記基部231の後面には位置決め凹部231aが形成されている。
【0065】
しかして、上記したチャックフィン230がチャックベース210の配置凹部220内に移動自在に配設される。すなわち、基部231が主凹部122内において移動自在に配設され、押え部232が前凹部223を通してその先端部がチャックベース210の外周面211から突出するように位置され、被案内部233が上方開口部222aに摺動自在に係合される。
【0066】
さらに、弾発部材としてコイルバネ240が配置凹部220内において配置凹部220の奥面とチャックフィン230の基部231との間で縮設される。該コイルバネ240の一端部はチャックフィン230の基部231の位置決め凹部231aに内嵌状に位置され、他端部は配置凹部220のバネ受け凹部221内に内嵌状に位置され、これによって、コイルバネ240の両端部の位置が安定する。
【0067】
しかして、チャックフィン230にはコイルバネ240によって配置凹部220から突出する方向への移動力が付勢され、チャックフィン230の同方向への移動は、基部231の前面が主凹部222の前凹部223との境界面、すなわち、前凹部223の下面壁223aの主凹部222側の端面に当接することによって阻止され、この状態で、押え部232の先端部がチャックベース210の外周面211から突出する(図18参照)。
【0068】
そして、上記したようにチャックフィン230、230、230及びコイルバネ240、240、240が各配置凹部220、220、220に配置されたチャックベース210がターンテーブル200のディスク載置面201の中心部に固定され、これによって、配置凹部220、220、220の下面が閉塞されて、チャックフィン230、230、230及びコイルバネ240、240、240の配置凹部220、220、220からの脱落が防止される。
【0069】
次に、CD−ROM9のチャッキングについて説明する。
【0070】
CD−ROM9がその中心孔9aがチャックベース210に位置合せされた状態でターンテーブル200のディスク載置面201に近づくように移動されてくると、中心孔9aの開口縁がチャックフィン230、230、230の被案内部233、233、233の傾斜面233a、233a、233aに当接する(図19参照)。
【0071】
ここからさらに、CD−ROM9がディスク載置面201に近づくように移動すると、チャックフィン230、230、230には配置凹部220、220、220内へ引っ込む方向への移動力が付勢されるので、チャックフィン230、230、230は配置凹部220、220、220内へ引っ込むように移動して、CD−ROM9の通過を許容する(図20参照)。これによって、CD−ROM9がディスク載置面201に当接する位置まで移動することができる。
【0072】
そして、CD−ROM9がターンテーブル200のディスク載置面201に当接すると、チャックフィン230、230、230はコイルバネ240、240、240によって付勢されている力によってその前端部が上方へ移動するように回動し、かつ、その押え部232、232、232の下面232b、232b、232bがCD−ROM9の中心孔9aの上縁を押圧してCD−ROM9をターンテーブル200のディスク載置面201に押し付け、チャッキングが完了する(図21参照)。
【0073】
CD−ROM9をターンテーブル200から取り外すときは、図21に示すチャッキングされている状態から、CD−ROM9をディスク載置面201から離間する方向に移動させる。
【0074】
すると、CD−ROM9の中心孔9aの開口縁がチャックフィン230、230、230の押え部232、232、232の下面232b、232b、232bを押圧し、これによって、チャックフィン230、230、230はコイルバネ240、240、240を縮設させながらチャックベース210内へ引っ込むように移動し、CD−ROM9のディスク載置面201から離間する方向への移動を許容する。
【0075】
そこで、CD−ROM9をディスク載置面201から離間する方向へさらに移動させれば、CD−ROM9をターンテーブル200から取り外すことができる。
【0076】
上記した第2の実施の形態にかかるCD−ROMのチャッキング機構にあっては、コイルバネ240の一端部はチャックフィン230の基部231に形成された位置決め凹部231a内に内嵌状に位置されるので、従来のようにチャックフィンeに形成された嵌合ピンhに外嵌されて位置決めされるのに比較して、コイルバネ240の径を小さくすることができる。コイルバネ240の径を小さくすることができれば、その分、該コイルバネ240が配置される空間、すなわち、配置凹部220の大きさ、特に、厚み方向の大きさを小さくすることができ、これを使用した装置、上記例では、CD−ROMドライブ1の厚みを小さくすることができる。
【0077】
図22乃至図27は第3の実施の形態を示すものである。
【0078】
ターンテーブル300(上記CD−ROMドライブ1におけるターンテーブル14に相当する。)のディスク載置面301の中心部に、厚手の円盤状の外形をしたチャックベース310が突設され、該チャックベース310の外周面311はターンテーブル300の回転中心を中心とした円に沿う面とされている。
【0079】
尚、この第3の実施の形態におけるチャックベース310、チャックフィン330及びコイルバネ340は、何れも上記第2の実施に形態におけるチャックベース210、チャックフィン230及びコイルバネ240と同様のものであり、ただ、チャックフィン230とコイルバネ240とが一体化されている点で相違する。
【0080】
該チャックベース310には外周面311に開口し奥に延びる配置凹部320が周方向に等間隔に離間して3個形成されている。
【0081】
配置凹部320は、下面に凸字状の開口を有し、該凸字状の奥の幅狭の部分321が下方及び前方に開口されたバネ受け凹部とされ、幅の広い部分322が主凹部とされ、該主凹部322の上面はそのほぼ中央の3分の1の部分322aが上方へ開口された上方開口部とされ、該上方開口部322aはチャックベース310の外周面311にまで達している。上記主凹部322の前側に連続した前凹部323は上記主凹部322の幅と同じ幅を有し、下方が下面壁323aによって閉塞され、上記上方開口部322aによって上方に開口し、その前面開口323bの形状は横長の矩形の底部の両側が円弧状を為すようにされている。
【0082】
上記の如き配置凹部320内にチャックフィン330が摺動自在に配置される。
【0083】
チャックフィン330は正面、すなわち、チャックベース310の外周面311に向かう方向から見て横長の矩形をした厚手の板状を為す基部331と、該基部331から前方へ突出した押え部332と、上記基部331及び押え部332の上面の幅方向における中央部に前後に亘って突設された被案内部333とが熱可塑性合成樹脂により一体に形成されて成る。
【0084】
上記押え部332は、その上面332aが上方から見て基部331から前方へ突出した半円状を為し、下面332bが側方から見て前方へ行くに従って上方へ変位する円弧状を為し、かつ、正面から見て中央が最下端に位置する円弧状を為し、その上面332aは基部331の上面と一致し、基部331側の下端は基部331の下端よりやや上方に位置している。また、下面332bの前端縁及び左右両端縁は上面332aと一致している。
【0085】
上記被案内部333は、その幅が上記配置凹部320の上方開口部322aの幅と同じか僅かに小さく形成され、前端部上面333aは前下がりに傾斜した傾斜面とされ、その前端縁は上記押え部332の上面332aに一致している。さらに、該被案内部333の後端部は上面から後面にかけて側方から見て円弧状を為す曲面333bに形成されている。
【0086】
コイルバネ340がチャックフィン330の後端部に一体的に結合されている。例えば、コイルバネ340の一端部がチャックフィン330の基部331の後面部中央部に埋設されている。コイルバネ340の一端部をチャックフィン330の基部331に埋設するには、例えば、インサート成形による。すなわち、チャックフィン330の成形用金型内にコイルバネ340の一端部を挿入しておき、その状態で、チャックフィン330の成形用合成樹脂材料を射出することによってチャックフィン330とコイルバネ340とを一体化することができる。
【0087】
しかして、上記したチャックフィン330とコイルバネ340が一体化したものがチャックベース310の配置凹部320内に配設される。すなわち、チャックフィン330の基部331が主凹部322内において移動自在に配設され、押え部332が前凹部323を通してその先端部がチャックベース310の外周面311から突出するように位置され、被案内部333が上方開口部322aに摺動自在に係合される。
【0088】
そして、コイルバネ340の他端部が配置凹部320のバネ受け凹部321内に内嵌状に位置され、これによって、コイルバネ340は配置凹部320の奥面とチャックフィン330との間で縮設された状態となる。このコイルバネ340の縮設によって、チャックフィン330にその前端が配置凹部320の前面開口323bからチャックベース310外へと突出する方向への移動力が付勢される。
【0089】
そして、上記したようにチャックフィン330、330、330及びコイルバネ340、340、340が各配置凹部320、320、320に配置されたチャックベース310がターンテーブル300のディスク載置面301の中心部に固定され、これによって、配置凹部320、320、320の下面が閉塞されて、チャックフィン330、330、330及びコイルバネ340、340、340の配置凹部320、320、320からの脱落が防止される。
【0090】
そして、CD−ROM9のチャッキング動作及びCD−ROM9のターンテーブル300からの取外しは、上記第2の実施の形態におけると同様に為されるので、その説明は省略する。
【0091】
上記した第3の実施の形態にかかるCD−ROMのチャッキング機構にあっては、コイルバネ340の一端部はチャックフィン330の基部331に埋設状に結合されているので、従来のようにチャックフィンeに形成された嵌合ピンhに外嵌されて位置決めされるのに比較して、コイルバネ240の径を小さくすることができる。コイルバネ240の径を小さくすることができれば、その分、該コイルバネ240が配置される空間、すなわち、配置凹部220の大きさ、特に、厚み方向の大きさを小さくすることができ、これを使用した装置、上記例では、CD−ROMドライブ1の厚みを小さくすることができる。
【0092】
さらに、コイルバネ340がチャックフィン330に一体化されているので、従来2個であった部品が1個になり、部品管理や、組付の作業が省力化され、コストの低減に寄与する。
【0093】
尚、上記した各実施の形態においては、本発明をCD−ROMドライブにおけるCD−ROMのチャッキング機構として適用したものを示したが、本発明はこのようなものに限らず、例えば、CD-R,DVD等その他の記録媒体ディスクのチャッキング機構として広く適用することができるものである。
【0094】
【発明の効果】
以上に記載したところから明らかなように、本発明記録媒体駆動装置は、記録媒体を載置する載置部と、記録媒体を支持するチャッキング機構とを有する記録媒体駆動装置であって、チャッキング機構には、記録媒体に設けられた孔を嵌合支持するチャックベースと、該チャックベースの半径方向に移動自在に設けられた3個以上のチャックフィンと、該チャックフィンの一部がチャックベースの外周面から突出するように弾発付勢する弾発部材とを設け、弾発部材は、チャックベースに設けられチャックフィンをチャックベースの半径方向に移動自在に配置した配置凹部の奥とチャックフィンとの間で縮設されると共に、一方の端部が上記チャックフィンに連結され、記録媒体の孔がチャックベースに位置合せされた状態で載置部に近づくように移動されると、記録媒体の孔の下側開口縁がチャックフィンの被案内部の傾斜面に当接し、さらに、記録媒体が載置部に近づくと、チャックフィンの先端部が下方へ移動するように回動し記録媒体の孔の下側開口縁がチャックフィンの先端部を越えて記録媒体が載置部に当接する位置まで移動し、記録媒体が載置部に当接すると、チャックフィンは弾発部材の付勢力によってチャックフィンの先端部が上方へ移動するように回動し、チャックフィンの押え部の下面が記録媒体の孔の上側開口縁を押圧し記録媒体を載置部に押し付けてチャッキングが完了することを特徴とするものである。
【0095】
従って、本発明記録媒体駆動装置にあっては、弾発部材の外形を含め、装置の外形が大きくなることがなく、かつ、チャックフィンに構造的に弱くなる部分が生じることがない。また、弾発部材の一方の端部がチャックフィンに連結されているので、部品管理や組付の省力化が可能となりコストの低減に寄与する。
【0096】
請求項2に記載した発明にあっては、上記弾発部材をコイルバネとしたので、弾発部材の構成が容易となる。
【0098】
また、請求項3に記載した発明にあっては、弾発部材の一方の端部が、チャックフィンにインサート成形により埋設されているので、部品点数が少なくなり、その分、部品管理や組付の省力化が可能となりコストの低減に寄与する。
【0099】
そして、請求項5に記載した発明にあっても、部品管理や組付の省力化が可能となりコストの低減に寄与する。
【0100】
尚、上記した各実施の形態において示した各部の形状及び構造は、何れも本発明を実施するに際して行う具体化のほんの一例を示したものにすぎずこれらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1乃至図3は本発明記録媒体駆動装置を適用したCD−ROMの一例を示すものであり、本図は引出部を引き出した状態を示す斜視図である。
【図2】 概略分解斜視図である。
【図3】 ベースユニットを示す拡大平面図である。
【図4】 図5乃至図13と共に本発明記録媒体駆動装置の第1の実施の形態を示すものであり、本図はCD−ROMがターンテーブルに載置され始める状態を一部を切り欠いて示す拡大側面図である。
【図5】 1のチャックフィン及びコイルバネを除いた状態で示すチャックベースの平面図である。
【図6】 1のチャックフィン及びコイルバネを除いた状態で示すチャックベースの底面図である。
【図7】 図5のA視図である。
【図8】 チャックフィンの拡大斜視図である。
【図9】 チャックフィンの別の方向から見た拡大斜視図である。
【図10】 チャックフィンの拡大縦断面図である。
【図11】 CD−ROMがチャッキングされる過程を示す一部切欠き拡大側面図であり、本図は図4に続く状態を示すものである。
【図12】 CD−ROMがチャッキングされた状態を示すものである。
【図13】 CD−ROMがターンテーブルから取り外される途中の状態を示す一部切欠き拡大側面図である。
【図14】 図15乃至図21と共に本発明記録媒体駆動装置の第2の実施の形態を示すものであり、本図はチャックフィンと弾発部材の拡大斜視図である。
【図15】 チャックフィンと弾発部材の拡大縦断面図である。
【図16】 1のチャックフィン及びコイルバネを除いた状態で示すチャックベースの拡大平面図である。
【図17】 1のチャックフィン及びコイルバネを除いた状態で示すチャックベースの拡大底面図である。
【図18】 図16のXVIII−XVIII線に沿う断面図である。
【図19】 図20及び図21と共にCD−ROMがチャッキングされる過程を示す一部切欠き拡大側面図であり、本図はCD−ROMの中心孔がチャックフィンに当接した状態を示すものである。
【図20】 図18に続く状態を示すものである。
【図21】 CD−ROMがチャッキングされた状態を示すものである。
【図22】 図23乃至図27と共に本発明記録媒体駆動装置の第3の実施の形態を示すものであり、本図は一部を切り欠いて示す拡大側面図である。
【図23】 チャックフィンと弾発部材の拡大斜視図である。
【図24】 チャックフィンと弾発部材の縦断面図である。
【図25】 1のチャックフィン及びコイルバネを除いた状態で示すチャックベースの拡大平面図である。
【図26】 1のチャックフィン及びコイルバネを除いた状態で示すチャックベースの拡大底面図である。
【図27】 図25のXXVII−XXVII線に沿う断面図である。
【図28】 図29及び図30と共に従来の記録媒体ディスクのチャッキング機構の一例を示す一部を切り欠いた側面図であり、本図は記録媒体ディスクがチャッキングされる前の状態を示すものである。
【図29】 図28に続く状態を示すものである。
【図30】 記録媒体ディスクがチャッキングされた状態を示すものである。
【符号の説明】
9…CD−ROM(記録媒体)、9a…孔、101…載置部、110…チャックベース、111…外周面、120…配置凹部、121…バネ受け凹部(配置凹部の奥)、130…チャックフィン、132…押え部、132b…押え部の下面、133…被案内部、133a…傾斜面、140…コイルバネ(弾発部材)、201…載置部、210…チャックベース、211…外周面、220…配置凹部、221…バネ受け凹部(配置凹部の奥)、230…チャックフィン、232…押え部、232b…押え部の下面、240…コイルバネ(弾発部材)、301…載置部、310…チャックベース、311…外周面、320…配置凹部、321…バネ受け凹部(配置凹部の奥)、330…チャックフィン、332…押え部、332b…押え部の下面、340…コイルバネ(弾発部材)
Claims (4)
- 記録媒体を載置する載置部と、記録媒体を支持するチャッキング機構とを有する記録媒体駆動装置であって、
上記チャッキング機構には、上記記録媒体に設けられた孔を嵌合支持するチャックベースと、該チャックベースの半径方向に移動自在に設けられた3個以上のチャックフィンと、該チャックフィンの一部がチャックベースの外周面から突出するように弾発付勢する弾発部材とを設け、
上記弾発部材は、上記チャックベースに設けられ上記チャックフィンを上記チャックベースの半径方向に移動自在に配置した配置凹部の奥と上記チャックフィンとの間で縮設されると共に、一方の端部が上記チャックフィンに連結され、
上記記録媒体の孔が上記チャックベースに位置合せされた状態で上記載置部に近づくように移動されると、上記記録媒体の孔の下側開口縁が上記チャックフィンの被案内部の傾斜面に当接し、さらに、上記記録媒体が上記載置部に近づくと、上記チャックフィンの先端部が下方へ移動するように回動し上記記録媒体の孔の下側開口縁が上記チャックフィンの先端部を越えて上記記録媒体が上記載置部に当接する位置まで移動し、上記記録媒体が上記載置部に当接すると、上記チャックフィンは上記弾発部材の付勢力によって上記チャックフィンの先端部が上方へ移動するように回動し、上記チャックフィンの押え部の下面が上記記録媒体の孔の上側開口縁を押圧し上記記録媒体を上記載置部に押し付けてチャッキングが完了する
ことを特徴とする記録媒体駆動装置。 - 上記弾発部材がコイルバネである
ことを特徴とする請求項1に記載の記録媒体駆動装置。 - 上記弾発部材の上記一方の端部が、上記チャックフィンにインサート成形により埋設されている
ことを特徴とする請求項1に記載の記録媒体駆動装置。 - 上記チャックフィンの押え部の下面の先端部が上記チャックベースの外周面から突出する位置に配置される
ことを特徴とする請求項1に記載の記録媒体駆動装置。
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