JP4363032B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技機に関し、特に、入力電源遮断時等における消費電力を低減することができる遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
遊技機、例えば、パチンコ機には、種々の被制御機器、各被制御機器を制御する被制御機器制御装置、各被制御機器制御装置にコマンド信号を出力する主制御装置が設けられている。また、主制御装置、被制御機器制御装置や被制御機器等の電力を供給する電源装置が設けられている。電源装置としては、例えば、商用電源から降圧して得た交流電力を所定電圧(例えば、5V、12V、34V等)の直流電力に変換するAC/DC変換回路(電源回路)が用いられている。
このようなパチンコ機では、遊技者が遊技を行っている時に、商用電源の停電によって電源装置から供給される直流電力が遮断されると、主制御装置、被制御機器制御装置や被制御機器の処理が中断される。例えば、賞球装置が賞球を払い出している時に電源装置から供給される直流電力が遮断されると、賞球の払い出しの途中で賞球装置が停止する。この時、主制御装置や賞球制御装置も動作を停止するため、未払いの賞球数の情報も消去されてしまう。
そこで、停電発生時の情報を記憶させ、停電復旧時に、停電発生により中断された状態から再開させるように構成されている。例えば、停電が発生すると、主制御装置や被制御機器制御装置等に停電処理(停電が発生した時点の情報等を、揮発性の記憶回路に記憶する処理)を実行させる。揮発性の記憶回路に記憶された情報は、記憶回路用のバックアップ電源によって保持される。そして、停電が復旧して電源が投入され、電源装置から供給される直流電力の電圧が主制御装置や被制御機器制御装置等が動作可能な動作設定値以上になると、主制御装置や被制御機器制御装置等は、揮発性の記憶回路に記憶されている、停電が発生した時点の情報を読み出し、停電が発生した時点の状態から制御を再開する。
【0003】
ところで、停電が発生しても遊技機の作動状態を停止させることなく維持することができることが遊技者や遊技店にとって好ましい。特に、瞬時停電のように、停電してから瞬時に自動的に復旧する場合には、遊技者が継続して遊技を行えるようにする必要がある。
そこで、停電が発生した時に主制御装置、被制御機器制御装置や被制御機器等に直流電源を供給して作動状態を所定時間維持させるために、コンデンサ等のバックアップ電源が電源装置に設けられている。主制御装置、被制御機器制御装置や被制御機器等が作動状態を維持している状態で停電が復旧した場合(例えば、電源装置から供給される直流電源の電圧が復旧設定値以上になった時)には、主制御装置や被制御機器制御装置等は、揮発性の記憶回路に記憶されている情報を読み出し、停電が発生した時点の状態から自動的に制御を再開する。
ここで、主制御装置、被制御機器制御装置や被制御機器が停電発生時から作動状態を維持することができる期間は、バックアップ電源の容量によって定まる。すなわち、停電時において遊技機の作動状態を維持可能な時間を長くするためには、バックアップ電源の容量を大きくする必要がある。
一方、バックアップ電源は、容量が増大すると、サイズが大きくなるとともにコストも高くなる。このため、サイズやコストの点からはバックアップ電源の容量は小さい方が好ましい。
そこで、停電時に被制御機器制御装置を節電モードで作動させることにより、バックアップ電源の容量を低減した遊技機が提案されている。(特許文献1参照)
【0004】
【特許文献1】
特開2002−292084号公報
【0005】
この従来のパチンコ機の概略構成図を図5に示す。
図5に示すパチンコ機は、電源装置110、主制御装置120、被制御機器制御装置(賞球制御装置130、ランプ制御装置140、音制御装置150、表示制御装置160)、被制御機器(賞球装置132、ランプ142、スピーカ152、液晶表示装置162)等を備えている。
電源装置110には、交流電力を主制御装置120、被制御機器制御装置や被制御機器用の所定電圧の直流電力に変換するAC/DC変換回路(電源回路)111が設けられている。また、電源装置110には、停電が発生したことを検出して停電検出信号を出力し、停電が復旧したことを検出して復旧検出信号を出力する停電検出回路112が設けられている。
主制御装置120は、入力信号(入賞信号や始動信号等)と記憶回路(図示省略)に記憶されている種々の情報(制御プログラム等)等に基づいて、各被制御機器制御装置にコマンド信号を出力する。各被制御機器制御装置は、主制御装置120から出力されたコマンド信号に基づいて対応する被制御機器を制御する。
また、電源装置110には、停電時に主制御装置、被制御機器制御装置や被制御装置等に直流電力を供給するコンデンサがバックアップ電源として設けられている。
【0006】
図5に示す従来の遊技機では、停電が発生すると、停電検出回路112から停電検出信号が主制御装置120に出力される。
主制御装置120は、停電検出回路112から出力された停電検出信号が入力されると、停電処理を行うとともに、各被制御機器制御装置(賞球制御装置130、ランプ制御装置140、音制御装置150、表示制御装置160)に節電モードコマンド信号を出力する。
各被制御機器制御装置は、主制御装置120から出力された節電モードコマンド信号が入力されると、停電処理を行うとともに、節電モード(低消費電力モード)で作動状態を維持する。
これにより、停電時における消費電力が減少し、バックアップ電源の残容量の低下が抑制されるため、バックアップ電源の容量を低減することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の遊技機では、停電が発生すると、まず、停電検出回路112から主制御装置120に停電検出信号が出力され、次に、主制御装置120から各被制御機器制御装置に節電モードコマンド信号が出力されることによって、各被制御機器制御装置が低消費電力モードで作動する。すなわち、停電検出回路112から停電検出信号が出力されてから、これを主制御装置120(CPU121)が受信、判定し、各被制御機器制御装置(CPU131、141、151、161)に節電モードに移行することを通知する処理が終了した後に、各被制御機器制御装置が節電モードへの移行通知を受信、判定して低消費電力モードが開始される。
このように、従来の遊技機では、主制御装置120からの節電モードへの移行通知処理や各被制御機器制御装置での移行通知の受信処理に対応して被制御機器制御装置の低消費電力モード開始時期が遅れるため、停電時における消費電力を十分に低減することができない。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、電源装置が所定の状態となった時に消費電力を十分に低減することができる遊技機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための本発明の第1発明は、請求項1に記載されたとおりの遊技機である。
請求項1に記載の遊技機は、
被制御機器である賞球装置、液晶表示装置、ランプおよびスピーカと、遊技機の動作を制御するためのコマンド信号を被制御機器制御装置に出力する主制御装置と、前記主制御装置から入力されたコマンド信号に基づいて前記被制御機器を制御する被制御機器制御装置と、バックアップ電源を有し、前記被制御機器、前記主制御装置および前記被制御機器制御装置に直流電力を供給する電源装置と、前記電源装置が所定の状態にあることを検出して状態検出信号を出力する電源状態検出回路を備え、前記主制御装置は、前記電源状態検出回路から前記状態検出信号が入力されると、停電が発生した時点の情報を揮発性の記憶回路に記憶する停電処理を実行する遊技機であって、
前記電源状態検出回路は、前記電源装置から供給される直流電力の電圧が停電予告設定値より低下すると、停電予告信号を前記状態検出信号として出力し、前記電源装置から供給される直流電力の電圧が復旧設定値以上に上昇すると、復旧検出信号を前記状態検出信号として出力し、前記電源装置から供給される直流電力の電圧が停電設定値より低下すると、停電検出信号を前記状態検出信号として出力し、
前記電源装置と、前記液晶表示装置のバックライト、ランプまたはスピーカのうちの少なくとも1つの間には、前記電源状態検出回路から前記状態検出信号が入力される調整回路が設けられており、前記調整回路は、前記電源状態検出回路から前記停電予告信号が入力されると、前記液晶表示装置のバックライト、ランプまたはスピーカのうちの少なくとも1つに供給する直流電力を通常時より減少させ、前記電源状態検出回路から前記復旧検出信号が入力されると、前記液晶表示装置のバックライト、ランプまたはスピーカのうちの少なくとも1つに供給する直流電力を通常の状態に戻し、
前記主制御装置は、前記電源状態検出回路から前記前記停電予告信号が入力されると、前記停電処理に備える待機処理を実行し、前記電源状態検出回路から前記復旧検出信号が入力されると、前記待機処理を中止して通常の処理を実行し、前記電源状態検出回路から前記停電検出信号が入力されると、前記停電処理を実行することを特徴とする遊技機である。
本発明では、状態検出信号が、従来の遊技機のように主制御装置や被制御機器制御装置を介することなく、電源装置と液晶表示装置のバックライト、ランプまたはスピーカのうちの少なくとも1つの間に設けられている調整回路に出力されるため、状態検出信号が出力されてから被制御機器の消費電力が減少するまでに、主制御装置や被制御機器制御装置の処理時間を必要としない。これにより、状態検出信号が出力されてから被制御機器の消費電力が減少するまでの時間を短縮することができ、停電時等における消費電力を十分に減少させることができる。さらに、主制御装置や被制御機器制御装置は、液晶表示装置のバックライト、ランプまたはスピーカのうちの少なくとも1つを低消費電力モードで動作させるための処理が不要であるため、処理負担が軽減される。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の遊技機の一実施の形態の概略構成図である。本実施の形態は、本発明をパチンコ機として構成したものである。
本実施の形態は、電源装置10、主制御装置30、被制御機器制御装置(賞球制御装置20、副制御装置40、表示制御装置50等)、被制御機器(賞球装置22、ランプ42、スピーカ43、液晶表示装置52等)により構成されている。副制御装置40と表示制御装置50は、主制御装置30に直列に接続されている。ここで、副制御装置40は上流側(コマンド信号を出力する主制御装置30に近い側)に配置され、表示制御装置50は下流側(主制御装置30から遠い側)に配置されている。
電源装置10は、商用電源から降圧して得た交流電力を主制御装置30、被制御機器制御装置や被制御機器用の所定電圧(例えば、5V、12V、34V等)の直流電力に変換するAC/DC変換回路(電源回路)11を有しており、通常、AC/DC変換回路11等が基板上に配置された電源基板として構成される。
AC/DC変換回路11で変換された直流電力は、中継回路(中継基板)等を介して主制御装置30、被制御機器制御装置及び被制御機器等に供給される。
【0010】
主制御装置30は、CPU(主制御回路)31、記憶回路(図示省略)を有しており、通常、CPU31や記憶回路等が基板上に配置された主制御基板として構成される。
主制御装置30の記憶回路には、抽選結果を判定する当たり判定用乱数を発生させる当たり判定用乱数発生プログラム、変動パターンを決定する変動パターン用乱数を発生させる変動パターン用乱数発生プログラム、停止図柄を決定する停止図柄用乱数を発生させる停止図柄用乱数発生プログラム等が記憶されている。
主制御装置30(主制御回路31)は、入力信号(遊技球が入賞口に入賞したことを示す入賞信号、遊技球が始動口を通過したことを示す始動信号等)や記憶回路に記憶されているプログラム等に基づいて、各被制御機器制御装置へのコマンド信号等を出力する。例えば、賞球制御装置20へのコマンド信号を賞球制御装置20(賞球制御回路21)に、副制御装置40へのコマンド信号や表示制御装置50へのコマンド信号を副制御装置40(副制御回路41)に出力する。
なお、図示はしていないが、主制御装置30は、賞球制御装置20、副制御装置40や表示制御装置50以外の種々の被制御装置にコマンド信号を出力することができる。例えば、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別入賞口の開閉部材を開閉駆動する駆動装置(被制御装置)に、開閉部材の開制御信号または閉制御信号(コマンド信号)を出力する。
【0011】
賞球制御装置20は、CPU(賞球制御回路)21、記憶回路(図示省略)、停電検出回路23等を有しており、通常、賞球制御回路21や記憶回路等が基板上に配置された賞球制御基板として構成される。
賞球制御装置20(賞球制御回路21)は、例えば、主制御装置30(主制御回路31)から出力された払い出しコマンド信号に基づいて賞球装置22を制御する。例えば、賞球制御装置20は、主制御装置30から出力された払い出しコマンド信号に含まれている賞球数を賞球用記憶装置に記憶されている賞球残数に加算するとともに、賞球装置22から払い出した遊技球の数だけ賞球用記憶装置に記憶されている賞球残数から減算する。そして、賞球用記憶回路に記憶されている賞球残数が「0」となるように賞球装置22を制御する。
【0012】
副制御装置40は、CPU(副制御回路)41、記憶回路(図示省略)等を有しており、通常、賞球制御回路41や記憶回路等が基板上に配置された副制御基板として構成される。
副制御装置40(副制御回路41)は、例えば、主制御装置30(主制御回路31)から出力された変動パターンコマンド信号に対応するランプ制御信号や音制御信号を記憶回路から読み出し、読み出したランプ制御信号や音制御信号に基づいてLED等のランプ(発光手段)42やスピーカ(音発生手段)43を制御する。
また、副制御装置40は、主制御装置30から出力されたコマンド信号が下流側に配置されている表示制御装置50へのコマンド信号である場合には、そのコマンド信号を下流側に出力する(図1の点線矢印参照)。
なお、副制御装置40は、ランプ42を制御するランプ制御装置とスピーカ43を制御する音制御装置として構成することもできる。この場合、ランプ制御装置や音制御装置は、主制御装置に直接接続してもよいし、表示制御装置50とともに主制御装置30に直列に接続してもよい。
【0013】
表示制御装置50は、CPU(表示制御回路)51、記憶回路(図示省略)等を有しており、通常、表示制御回路51や記憶回路等が基板上に配置された表示制御基板として構成される。
液晶表示装置52は、液晶表示部53、バックライト54、バックライト54に供給する直流電力の電圧を制御するインバータ55等が設けられている。
液晶表示部53は、主制御装置30に始動信号が入力された時に読み取った当たり判定用乱数による抽選結果等を表示する図柄表示部を有している。図柄表示部は、例えば、左図柄表示部、中図柄表示部、右図柄表示部により構成される。
表示制御装置50(表示制御回路51)は、例えば、副制御装置40(副制御回路41)を介して入力された、主制御装置30(主制御回路31)から出力された変動パターンコマンド信号に対応する変動パターン、左、中及び右停止図柄コマンド信号に対応する停止図柄を記憶回路から読み出して各図柄表示部に表示する。
【0014】
また、交流電源の停電時等に、主制御装置30、被制御機器制御装置、被制御機器に直流電力を供給するバックアップ電源が設けられている。
本実施の形態では、バックアップ電源としてコンデンサを用い、電源装置10に設けている。バックアップ電源用のコンデンサは、例えば、図2に示すように、電源装置10のAC/DC変換回路11を構成する整流回路とDC/DC変換回路(インバータ)の間の直流回路に設けられる。この場合には、交流電源が停電して整流回路で整流された直流電力の電圧がバックアップ電源用のコンデンサの端子電圧より低くなると、バックアップ電源用のコンデンサからDC/DC変換回路を介して主制御装置30、被制御機器制御装置や被制御機器等に直流電力が供給され、主制御装置30、被制御機器制御装置や被制御機器は作動状態が維持される。
バックアップ電源の構成や配設位置等は、交流電源の停電時等に主制御装置、被制御機器制御装置や被制御機器等に直流電力を供給することができれば種々変更可能である。例えば、主制御装置、被制御機器制御装置、被制御機器それぞれにバックアップ電源を設けることもできる。また、電源装置10のAC/DC変換回路11の直流電力供給側(図2のDC/DC変換回路の出力側)に設けることもできる。
【0015】
また、バックアップ電源から直流電力を供給する時に、消費電力を減少させてバックアップ電源の残容量の減少度合いを抑制するために、被制御機器と電源装置10との間に被制御機器に供給する電力を調整可能な調整回路が設けられている。
本実施の形態では、停電時等において消費電力を減少させる被制御器機器として、ランプ42、スピーカ43、液晶表示装置52のバックライト54が選択されている。そして、電源装置10とランプ42の間にスイッチ回路44が、電源装置10とスピーカ43の間に増幅回路(アンプ)45が、電源装置10とバックライト54に供給する直流電力の電圧を制御するインバータ55の間にスイッチ回路56が調整回路として設けられている。
スイッチ回路44、56や増幅回路46としては、公知の種々のスイッチ回路や増幅回路を用いることができる。
【0016】
また、電源装置が所定の状態にあることを検出して状態検出信号を出力する電源状態検出回路23が設けられている。電源状態検出回路23は、例えば、停電等によってバックアップ電源から直流電力が供給されている状態あるいは供給される状態になる可能性がある状態にあること(総称して、「バックアップ電源から直流電力が供給されること」という)を検出する。
本実施の形態では、電源状態検出回路23として、電源装置10から供給される直流電力の電圧を検出する電圧検出回路が賞球制御装置20に設けられている。電源状態検出回路23は、電源装置10から供給される直流電力の電圧が停電設定値(<所定電圧)より低下したことを検出して停電検出信号を出力する(例えば、出力信号を高レベルの状態とする)。また、停電検出回路23は、電源装置10から供給される直流電力の電圧が復旧設定値(<所定電圧)以上に上昇したことを検出して復旧検出信号を出力する(例えば、出力信号を低レベルの状態とする)。
なお、停電設定値や復旧設定値は、停電処理や復旧処理に要する時間等を考慮して適宜設定可能である。停電設定値と復旧設定値として同じ設定値を用いることもできる。また、電源装置10から供給される直流電力の電圧が停電設定値より低下している状態が所定時間以上継続した時に停電検出信号を出力するように構成してもよいし、復旧設定値以上の状態が所定時間継続した場合に復旧検出信号を出力するように構成してもよい。このように構成した場合も、直流電力の電圧が停電設定値以下に低下した時に停電検出信号を出力する概念あるいは復旧設定値以上に上昇した時に復旧検出信号を出力する概念に含まれる。
【0017】
本実施の形態では、スイッチ回路44、56、増幅回路45が本発明の調整回路に対応し、電源状態検出回路23が本発明の電源状態検出回路に対応し、電源状態検出回路23から出力される停電検出信号が本発明の状態検出信号に対応する。
【0018】
次に、本実施の形態の動作を説明する。
停電等が発生してなく、電源装置10から正常に直流電力が供給されている場合(例えば、直流電力の電圧が停電設定値より大きい場合)の主制御装置30、賞球制御装置20、副制御装置40、表示制御装置50の動作は前記した通りであるため、以下では、停電等が発生して電源装置が所定の状態にある場合(例えば、電源装置10から供給される直流電力の電圧が停電設定値以下に低下した場合)の動作を説明する。なお、電源装置10から正常に直流電力が供給されている場合には、電源状態検出回路23から停電検出信号が出力されていないため、スイッチ回路44、56はオン状態であり、増幅回路46の増幅度は通常の増幅度に設定されている。
【0019】
交流電源の停電等が発生すると、電源装置10は、バックアップ電源からの直流電力を所定電圧の直流電力に変換して供給する。そして、バックアップ電源の残容量の減少により電源装置10から供給される直流電力の電圧が停電設定値以下に低下すると、電源状態検出回路23から停電検出信号が出力される。
主制御装置30、賞球制御装置20、副制御装置40、表示制御装置50は、電源状態検出回路23から出力された停電検出信号が入力されると、停電処理を行う。停電処理では、停電が復旧した時に、停電発生により中断された処理を再開するために必要な処理が行われる。例えば、主制御装置30や賞球制御装置20は、停電検出信号が入力された時点にRAM等の記憶回路の作業領域に記憶されている情報を退避領域に記憶させる。記憶回路は、記憶回路用のバックアップ電源(図示省略)から供給される直流電力によって、停電等が発生した後所定時間、情報を記憶保持する。副制御装置40や表示制御装置50は、そのまま処理を継続する。
【0020】
また、スイッチ回路44、56は、電源状態検出回路23から出力された停電検出信号が入力されると、オフ状態となる。これにより、電源装置10からランプ42、インバータ55に供給される直流電力が遮断され、ランプ43、液晶表示装置52のバックライトでの消費電力が減少する。
また、増幅回路45は、電源状態検出回路23から出力された停電検出信号が入力されると、増幅度を「0」(ミュート状態)に設定する。これにより、電源装置10からスピーカ43に供給される直流電力が遮断され、スピーカ43での消費電力が減少する。
【0021】
主制御装置30、被制御機器制御装置及び被制御機器が作動状態を維持している状態で停電が復旧し、電源装置10から供給される直流電力の電圧が復旧設定値以上になると、電源状態検出回路23から復旧検出信号が出力される。
主制御装置30、賞球制御装置20、副制御装置40、表示制御装置50は、電源状態検出回路23から出力された復旧検出信号が入力されると、復旧処理を行う。復旧処理では、主制御装置30、賞球制御装置20は、停電検出信号入力時(停電発生時)に記憶回路の退避領域に記憶させた情報を復帰させ、エラーチェック等を行った後、停電発生により中断された処理を再開する。本実施の形態では、副制御装置40、表示制御装置40は、停電検出信号入力時に記憶回路の作業領域に記憶されている情報を退避領域に記憶させる処理を行っていないため、主制御装置30から出力されるコマンド信号に基づいて制御を行う。
なお、副制御装置40、表示制御装置50を、停電処理時に記憶回路の作業領域に記憶されている情報を退避領域に記憶させ、復旧処理時に、停電発生時に退避領域に記憶させた情報を復帰させ、停電の発生により中断された状態から制御を再開するように構成することもできる。
さらに、電源状態検出回路23から復旧検出信号が出力されると、スイッチ回路44、56はオン状態となり、増幅回路45は通常の増幅度に設定される。これにより、ランプ42、スピーカ43、液晶表示装置52の消費電力は通常状態となる。
【0022】
一方、停電が復旧せず、バックアップ電源の残容量が減少し、電源装置10から供給される直流電力の電圧が主制御装置30、被制御機器制御装置または被制御機器等が動作状態を維持可能な動作維持設定値以下になると、主制御装置30、被制御機器制御装置または被制御機器は作動を停止する。
そして、停電が復旧し、電源装置10から供給される直流電力の電圧が主制御装置30等が動作可能な動作設定値以上になると、主制御装置30、賞球制御装置20、副制御装置40、表示制御装置50は、立ち上げ処理(初期化処理)を行う。この立ち上げ処理において、前記した復旧処理が行われる。
【0023】
以上のように、本実施の形態では、交流電源の停電時等のように、バックアップ電源からの直流電力が主制御装置30、被制御機器制御装置や被制御機器等に供給される時における消費電力を低減することができる。特に、本実施の形態では、停電検出信号を主制御装置や被制御機器制御装置を介することなく(直接に)調整回路に出力しているため、停電検出信号が出力されてから被制御機器の消費電力が減少するまでの時間を短縮することができ、消費電力を十分に低減することができる。これにより、バックアップ電源の容量を十分に減少させることができる。言い換えれば、同じ容量のバックアップ電源であれば、遊技機の作動状態を維持可能な時間を長くすることができる。
【0024】
なお、電源状態検出回路23として電源装置10から供給される直流電力の電圧を検出して停電検出信号を出力する電圧検出回路を用いたが、電源状態検出回路23としては、これ以外の種々の検出回路を用いることができる。例えば、電源装置10に供給される交流電力の波形の欠落を検出して停電検出信号を出力する波形検出回路を用いることができる。波形検出回路は、例えば、交流電力の波形が欠落した状態が所定時間継続した場合、あるいは交流電力の波形が所定数連続して欠落した場合に停電検出信号を出力する。遊技機の各種装置が必要とする直流電圧に変換する前の上流に位置する商用電源あるいは商用電源を降圧して得た交流電源の波形の欠落を直接検出することで、短時間で確実に停電の発生を検出することができる。
【0025】
以上では、停電検出信号の出力によって停電処理を行うとともに調整回路を作動させたが、停電処理を行う前に調整回路を作動させることもできる。電源状態検出回路から停電予告信号を出力する実施の形態を以下に説明する。
本実施の形態では、電源状態検出回路23として、例えば、商用電源あるいは商用電源を降圧して得た交流電源の波形の欠落を検出して停電予告信号を出力する波形検出回路を設ける。なお、電源状態検出回路23は、電源装置10に設けてもよい。
本実施の形態の動作を図3及び図4に示す。図3は、交流電源の波形が欠落した後、所定期間(停電判定期間T)内に交流電源の波形が正常に復旧した場合の動作を示している。図4は、交流電源の波形が欠落した状態が所定期間以上継続した場合の動作を示している。停電判定期間Tとしては、例えば、交流電源の波形が所定数(例えば、4個)欠落する期間が用いられる。
【0026】
交流電源の波形が欠落すると、電源状態検出回路23から停電予告信号が出力される(例えば、電源状態検出回路23の出力信号が高レベルの状態となる)。
前述した調整回路は、電源状態検出回路23から出力された停電予告信号が入力されると、被制御機器の消費電力を通常時より減少させるように動作する。
また、主制御装置30、賞球制御装置20、副制御装置40、表示制御装置50は、電源状態検出回路23から出力された停電予告信号が入力されると、交流電源の波形欠落期間の測定を開始する。
なお、停電予告信号が出力された時、主制御装置30、賞球制御装置20、副制御装置40、表示制御装置50に、停電処理に備える待機処理を行わせるように構成することもできる。例えば、主制御装置30を、作成済のコマンド信号の送信処理と、入力信号を取り込んで記憶回路に記憶する処理のみを行わせるように構成してもよい。また、賞球制御装置20を、決定済の賞球の払い出し処理と、主制御装置20から出力されたコマンド信号及び賞球装置22から払い出された遊技球を検出する賞球検出回路から出力された賞球検出信号を取り込んで記憶回路に記憶する処理のみを行わせるように構成してもよい。副制御装置40及び表示制御装置50も同様の処理を行わせるように構成してもよい。
【0027】
交流電源の波形欠落期間が停電判定期間Tに達する前に停電が復旧し、電源状態検出回路23から復旧検出信号が出力された場合(例えば、電源状態検出回路23の出力信号が低レベルとなる)には、調整回路は、被制御機器の消費電力を通常の状態に戻す(図3参照)。また、主制御装置30、賞球制御装置20、副制御装置40、表示制御装置50が待機処理を行っている場合には、待機処理を中止して通常の処理を行う。
一方、交流電源の波形欠落期間が停電判定期間Tに達すると、主制御装置30、賞球制御装置20、副制御装置40、表示制御装置50は、電圧検出回路23は、前記した停電処理を行う(図4参照)。
停電処理を行った後に停電が復帰した時には、前述した復帰処理が行われる。
なお、電源状態検出回路23としては、波形検出回路以外の種々の検出回路を用いることができる。例えば、電源装置10から供給される直流電力の電圧が停電予告設定値より低下したことを検出して停電予告信号を出力する電圧検出回路を用いることができる。
【0028】
本実施の形態では、電源状態検出回路23が本発明の電源状態検出回路に対応し、電源状態検出回路から出力される停電予告信号が本発明の状態検出信号に対応する。
【0029】
本実施の形態では、停電が検出されると、まず停電予告信号を出力して被制御機器の消費電力を低減するため、バックアップ電源の容量を低減することができる。特に、交流電源の波形の欠落を検出して停電予告検出信号を出力する場合には、短時間で確実に停電の発生を検出することができるため、バックアップ電源の容量をより低減することができる。
また、停電予告信号が出力された時に待機処理を行わせる場合には、停電処理が行われる前に停電が復旧した時に復旧処理を行う必要がないため、処理が容易となる。さらに、待機処理では必要な処理のみを行うため、停電処理を短時間に余裕をもって行うことができる。
また、交流電力の波形の欠落期間が停電判定期間Tに達したか否かをソフトウェアで簡単に処理することができる。さらに、停電判定期間Tの変更も容易である。
【0030】
なお、以上では、電源状態検出回路23から停電予告信号のみを出力したが、電源状態検出回路23から停電予告信号及び停電検出信号を出力するように構成することもできる。
例えば、電源状態検出回路23として電源装置10に供給される交流電力の波形を検出する波形検出回路を用いる場合には、電源状態検出回路23は、交流電力の波形が欠落(例えば、1個)したことを検出して停電予告信号を出力し、交流電力の波形が所定数(例えば、4個)連続して欠落したことを検出して停電検出信号を出力するように構成する。あるいは、電源状態検出回路23として電源装置10から供給される直流電力の電圧を検出する電圧検出回路を用いる場合には、電源状態検出回路23は、直流電力の電圧が停電予告設定値より低下したことを検出して停電予告信号を出力し、停電設定値より低下したことを検出して停電検出信号を出力するように構成する。
前述した調整回路は、電源状態検出回路23から停電予告信号が出力されると、被制御機器の消費電力を通常時より減少させるように動作する。なお、停電予告信号が出力された時、主制御装置30、賞球制御装置20、副制御装置40、表示制御装置50に前述した待機処理を行わせてもよい。
そして、主制御装置30、賞球制御装置20、副制御装置40、表示制御装置50は、電源状態検出回路23から停電検出信号が出力されると、前述した停電処理を行う。
電源状態検出回路23から停電検出信号が出力される前あるいは停電予告信号が出力された後に停電が復旧した場合の動作は、前述した動作と同様である。
本実施の形態では、電源状態検出回路23から停電予告信号及び停電検出信号が出力されるため、主制御装置30、賞球制御装置20、副制御装置40、表示制御装置50は、停電処理を行う時期を判定する処理(例えば、交流電力の波形が欠落してからあるいは直流電力の電圧が停電予告設定値より低下してから停電判定期間が経過したか否かを判定する処理)を行う必要がない。
【0031】
本実施の形態では、電源状態検出回路23が本発明の電源状態検出回路に対応し、電源状態検出回路から出力される停電予告信号が本発明の状態検出信号に対応する。
【0032】
本発明は、実施の形態で説明した構成に限定されず、種々の変更、追加、削除が可能である。
例えば、電源状態検出回路23を賞球制御装置20に設けたが、電源状態検出回路23は電源装置10等の他の装置に設けることもできるし、単独で設けることもできる。さらに、他の装置、例えば、賞球制御装置20の賞球制御回路21に電源状態検出回路23の機能をもたせることができる。この場合には、賞球制御回路21が電源状態検出回路23に対応する。
また、電源状態検出回路23により停電の発生及び停電の復旧を検出したが、電源状態検出回路23は、電源装置10が所定の状態、例えば、被制御機器等の消費電力を減少させる必要がある状態にあることを検出することができればよい。例えば、バックアップ電源から直流電力を供給している状態にあることあるいは状態になる可能性があることを検出する電源状態検出回路を用いることができる。
また、停電設定値、復旧設定値、作動維持設定値、動作設定値等は適宜変更可能である。
また、調整回路として、スイッチ回路44、56や増幅回路45を用いたが、調整回路は被制御機器等の消費電力を調整可能であれば種々の調整回路を用いることができる。さらに、停電時等における被制御機器の消費電力の調整方法は、被制御機器の消費電力を通常時より減少させることができれば種々の調整方法を用いることができる。
また、ランプ43、スピーカ43、液晶表示装置52のバックライト54の消費電力を減少させたが、消費電力を減少させる被制御機器は適宜選択可能である。さらに、主制御装置や被制御機器制御装置の消費電力を減少させてもよい(低消費電力モードで作動させる)。
また、主制御装置30に複数の被制御機器制御装置(副制御装置40と表示制御装置50)を直列に接続したパチンコ機について説明したが、本発明はこれ以外の種々の構成のパチンコ機として構成することができる。
また、液晶表示装置を用いた場合について説明したが、表示装置としては液晶表示装置以外の種々の表示装置を用いることができる。
また、パチンコ機について説明したが、本発明はパチンコ機以外の種々の遊技機として構成することができる。
【0033】
なお、本発明は、以下のような遊技機として構成することができる。
例えば、「電源装置はバックアップ電源を有しており、電源状態検出回路は、バックアップ電源から電力が供給される状態にあることを検出する遊技機。」として構成することができる。
これにより、停電等によってバックアップ電源から電力を供給する時における消費電力を十分に低減することができ、バックアップ電源の容量を低減することができる。
なお、バックアップ電源から電力が供給される状態にあることは、例えば、電源装置に供給される交流電力の波形や電源装置から供給される直流電力の電圧、バックアップ電源の状態等に基づいて検出することができる。また、「バックアップ電源から電力が供給される状態にある」という記載は、バックアップ電源から電力が供給されている状態だけでなく、バックアップ電源から電力が供給される状態になる可能性がある状態も意味している。
また、「主制御装置には、複数の被制御機器制御装置が直列に接続されており、主制御装置は、下流側の被制御機器制御装置へのコマンド信号を上流側の被制御機器制御装置に出力し、上流側の被制御機器制御装置は、下流側の被制御機器制御装置へのコマンド信号が入力されると下流側の被制御機器制御装置に出力する遊技機。」として構成することができる。
複数の被制御機器制御装置が主制御装置に直列に接続されており、下流側の被制御機器制御装置は、上流側の被制御機器制御装置を介して主制御装置からのコマンド信号が入力される遊技機では、主制御装置から出力された下流側の被制御機器制御装置へのコマンド信号が下流側の被制御機器制御装置に入力されるまでに時間がかかる。このため、このような遊技機に従来の遊技機で使用されている方法を用いた場合には、状態検出信号が出力されてから下流側の被制御機器制御装置の消費電力が減少するまでに時間がかかり、被制御機器の消費電力の減少開始時期が遅れる。これに対し、本発明では、状態検出信号が、主制御装置や被制御機器制御装置を介することなく調整回路に出力されるため、状態検出信号が出力されてから被制御機器の消費電力が減少するまでの時間が短縮される。
なお、上流側あるいは下流側の被制御機器制御装置は、主制御装置に直列に接続されている複数の被制御機器制御装置のうち主制御装置に近い側あるいは主制御装置から遠い側に配置されている被制御機器制御装置を示す。
また、「被制御機器として液晶表示装置のバックライト、ランプまたはスピーカの少なくとも1つが用いられ、調整回路は、電源装置と液晶表示装置のバックライト、ランプまたはスピーカの少なくとも1つとの間に設けられている遊技機。」として構成することができる。
遊技機では、液晶表示装置のバックライト、ランプ、スピーカでの消費電力が大きいため、このような通常時の消費電力が大きい被制御機器の少なくとも1つの消費電力を減少させることにより、停電時等における消費電力を効率よく低減することができる。
また、「遊技機の動作を制御するためのコマンド信号を被制御機器制御装置に出力する主制御装置、入力されたコマンド信号に基づいて被制御機器を制御する被制御機器制御装置及び電源装置を備える遊技機であって、電源装置と被制御機器の間に設けられ、被制御機器に供給する電力を調整可能な調整回路と、電源装置が所定の状態にあることを検出して状態検出信号を調整回路に出力する電源状態検出回路を備え、調整回路は、電源状態検出回路から出力された状態検出信号が入力されると、被制御機器に供給する電力を減少させ、被制御機器制御装置は、電源状態検出回路から出力された状態検出信号が入力されている状態が所定期間継続すると停電処理を行う、遊技機。」として構成することができる。
これにより、停電等の発生によりバックアップ電源から電力が供給される状態にあることが検出されると、まず被制御機器の消費電力が減少される。これにより、バックアップ電源の容量を低減することができる。さらに、被制御機器制御装置に待機処理を行わせる場合には、処理が容易となり、停電処理を短時間に余裕を持って行うことができる。また、所定期間を被制御機器制御装置側で容易に設定あるいは変更することができる。
また、「電源状態検出回路は、電源装置に供給される交流電力の波形の欠落を検出して状態検出信号を出力する遊技機。」として構成することができる。
これにより、短時間で確実にバックアップ電源から電力が供給され状態にあることを検出することができるため、バックアップ電源の容量をより低減することができる。
また、「遊技機の動作を制御するためのコマンド信号を被制御機器制御装置に出力する主制御装置、入力されたコマンド信号に基づいて被制御機器を制御する被制御機器制御装置及び電源装置を備える遊技機であって、電源装置と被制御機器の間に設けられ、被制御機器に供給する電力を調整可能な調整回路と、電源装置が第1の状態にあることを検出して第1の状態検出信号を、第2の状態にあることを検出して第2の状態検出信号を出力する電源状態検出回路を備え、調整回路は、電源状態検出回路から出力された第1の状態検出信号が入力されると、被制御機器に供給する電力を減少させ、被制御機器制御装置は、電源状態検出回路から出力された第2の状態検出信号が入力されると停電処理を行う、遊技機。」として構成することができる。
これにより、前述した効果を有する。第1の状態検出信号は、例えば、交流電源の波形が欠落したことあるいは直流電源の電圧が所定値より低下したことを検出した時に出力され、第2の状態検出信号は、例えば、交流電力の波形が欠落している状態あるいは直流電力の電圧が所定値より低下している状態が所定期間継続したことを検出した時に出力される。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の遊技機を用いれば、停電時等における消費電力を十分に減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の遊技機の一実施の形態の概略構成図である。
【図2】電源装置の1例を示す図である。
【図3】本発明の遊技機の他の実施の形態の動作を説明する図である。
【図4】本発明の遊技機の他の実施の形態の動作を説明する図である。
【図5】従来の遊技の概略構成図である。
【符号の説明】
10、110 電源装置
11、111 AC/DC変換回路
20、130 賞球制御装置
21、31、41、51、121、131、141、151、161 CPU(制御回路)
22、132 賞球装置
23 電源状態検出回路
30、120 主制御装置
40 副制御装置
42、141 ランプ
43、152 スピーカ
44 スイッチ
45 増幅回路(アンプ)
50、160 表示制御装置
52、162 液晶表示装置
53 液晶表示部
54 バックライト
55 インバータ
112 停電検出回路
140 ランプ制御装置
150 音制御装置
Claims (1)
- 被制御機器である賞球装置、液晶表示装置、ランプおよびスピーカと、遊技機の動作を制御するためのコマンド信号を被制御機器制御装置に出力する主制御装置と、前記主制御装置から入力されたコマンド信号に基づいて前記被制御機器を制御する被制御機器制御装置と、バックアップ電源を有し、前記被制御機器、前記主制御装置および前記被制御機器制御装置に直流電力を供給する電源装置と、前記電源装置が所定の状態にあることを検出して状態検出信号を出力する電源状態検出回路を備え、前記主制御装置は、前記電源状態検出回路から前記状態検出信号が入力されると、停電が発生した時点の情報を揮発性の記憶回路に記憶する停電処理を実行する遊技機であって、
前記電源状態検出回路は、前記電源装置から供給される直流電力の電圧が停電予告設定値より低下すると、停電予告信号を前記状態検出信号として出力し、前記電源装置から供給される直流電力の電圧が復旧設定値以上に上昇すると、復旧検出信号を前記状態検出信号として出力し、前記電源装置から供給される直流電力の電圧が停電設定値より低下すると、停電検出信号を前記状態検出信号として出力し、
前記電源装置と、前記液晶表示装置のバックライト、ランプまたはスピーカのうちの少なくとも1つの間には、前記電源状態検出回路から前記状態検出信号が入力される調整回路が設けられており、前記調整回路は、前記電源状態検出回路から前記停電予告信号が入力されると、前記液晶表示装置のバックライト、ランプまたはスピーカのうちの少なくとも1つに供給する直流電力を通常時より減少させ、前記電源状態検出回路から前記復旧検出信号が入力されると、前記液晶表示装置のバックライト、ランプまたはスピーカのうちの少なくとも1つに供給する直流電力を通常の状態に戻し、
前記主制御装置は、前記電源状態検出回路から前記停電予告信号が入力されると、前記停電処理に備える待機処理を実行し、前記電源状態検出回路から前記復旧検出信号が入力されると、前記待機処理を中止して通常の処理を実行し、前記電源状態検出回路から前記停電検出信号が入力されると、前記停電処理を実行する
ことを特徴とする遊技機。
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