JP4361425B2 - 取付構造 - Google Patents

取付構造 Download PDF

Info

Publication number
JP4361425B2
JP4361425B2 JP2004180497A JP2004180497A JP4361425B2 JP 4361425 B2 JP4361425 B2 JP 4361425B2 JP 2004180497 A JP2004180497 A JP 2004180497A JP 2004180497 A JP2004180497 A JP 2004180497A JP 4361425 B2 JP4361425 B2 JP 4361425B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shock absorber
pair
holding
sphere
columns
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2004180497A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006002865A (ja
Inventor
浩司 三橋
雅則 小倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYB Corp
Original Assignee
KYB Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KYB Corp filed Critical KYB Corp
Priority to JP2004180497A priority Critical patent/JP4361425B2/ja
Publication of JP2006002865A publication Critical patent/JP2006002865A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4361425B2 publication Critical patent/JP4361425B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は取付構造の改良に関し、特に、緩衝器の端部に設けた球体を抱持する抱持部をブラケットに取付ける取付構造に関する。
たとえば、構造物の耐震性を向上させるために、図2に示すように、上梁B1と下梁B2との間に設けた間柱Sを途中で分割し、この分割された間柱Sの間に緩衝器Dを介装して、構造物に作用する振動を減衰させているものがある。
このような制振装置で使用される緩衝器Dを間柱S間に介装する方法としては種々あるが、特に、いわゆるボールジョイントを介して間柱Sに取付ける取付構造としては、たとえば、図3に示すように、緩衝器Dの端部に設けた球体Rと、該球体Rを抱持する保持部Tとでボールジョイントを構成するとともに、この保持部Tを間柱Sに起立したブラケットたるプレートPに連結するものがある(たとえば、特許文献1参照)。
そして、この取付構造にあっては、保持部Tの先端部にフランジFを設け、該フランジFをプレートPに対面させるとともに、ボルトとナットによりフランジFとプレートPを挟持して連結するとしている。
特願2002-276991号公報(段落番号0020,図1)
上記従来の取付構造では特に機能上特に欠陥があるわけではないが、以下の不具合があると指摘される危険がある。
ここで、間柱Sは、上述のように構造物の柱A1、A2と梁B1、B2で作られるラーメン内に設けられるが、該ラーメン内に窓や出入口等の開口部を設ける場合、当該間柱Sは邪魔となるので、できるだけ間柱Sの幅を小さくする方が好ましい。
しかしながら、間柱S間に介装される緩衝器Dは、図3に示すがごとく、間柱S間に並行に寝かせた状態で介装されるので、間柱Sの幅は、プレートP、ボルトもしくはナット長を含めた緩衝器の取付長Lを確保しなくてはならず、間柱Sの幅を小さくすることの弊害となっている。
また、上記間柱S間以外でも一般的に狭い搭載スペースに緩衝器を介装する必要がある場合には、上記取付長Lを小さくしたいという要請もある。
そこで、本発明は上記不具合を改善するために創案されたものであって、その目的とするところは、緩衝器の取付長を短くすることが可能な取付構造を提供することである。
上記の目的を達成するため、本発明の課題解決手段は、左右一対の柱と、当該各柱の間に架設した上下一対の梁と、当該各梁間に対向させて設けた上下一対の間柱と、当該各間柱間に介装されて上記間柱を接続する緩衝器とを備え、当該緩衝器で上記柱及び上記梁に作用する振動を減衰する制振装置において、上記緩衝器の両端に設けた球体と、当該各球体を抱持する左右一対の保持部と、当該各保持部に結合する左右一対の鍔部と、当該各鍔部をそれぞれ上下の間柱に結合する上下一対のブラケットとを備え、上記一方の球体を一方の保持部と上側のブラケットとを介して上側の間柱に結合し、同じく他方の球体を他方の保持部と下側のブラケットとを介して下側の間柱に結合することを特徴とする。
本発明によれば、ブラケットに連結される保持部の鍔部が緩衝器側に設けられているので、緩衝器の取付長は、従来の取付構造を採用したものより短くなる。
したがって、取付長が従来より短くなるので、間柱の幅を小さくすることが可能となり、また、狭いスペースへの緩衝器の搭載性を向上させることが可能となる。
以下、本発明を、図に示した実施の形態にもとづいて説明する。図1は、一実施の形態における取付構造が具現化された緩衝器の正面図である。
なお、本発明に係る取付構造は、制振装置における緩衝器の取付部分に具現化されており、この制振装置は、図2に示した従来の制振装置と同様に、間柱S間に緩衝器1を介装させたものである。
具体的には、図2に示すように、左右一対の柱A1、A2と、当該各柱A1、A2の間に架設した上下一対の梁B1、B2と、当該各梁B1、B2間に対向させて設けた上下一対の間柱S、Sと、当該各間柱S、S間に介装されて上記間柱S、Sを接続する緩衝器1とを備えてなる。
そして、上記緩衝器1の両端に設けた球体6、6と、当該各球体6、6を抱持する左右一対の保持部4、4と、当該各保持部4、4に結合する左右一対の鍔部5、5と、当該各鍔部5、5をそれぞれ上下の間柱S、Sに結合する上下一対のブラケット10、10とを備え、上記一方の球体6を一方の保持部4と上側のブラケット10とを介して上側の間柱Sに結合し、同じく他方の球体6を他方の保持部4と下側のブラケット10とを介して下側の間柱Sに結合する。
そして、緩衝器1は、シリンダ2と、シリンダ2内にピストン(図示せず)を介して移動自在に挿入されたロッド3とを備え、シリンダ2内に作動油等の液体が充填されたいわゆる両ロッド型の緩衝器として構成され、ロッド3がシリンダ2に対し出没するときに所定の減衰力を発生するように設定されている。
なお、本実施の形態のように制振用途に供される場合には、緩衝器1に、シリンダロック機能を搭載させても良い。
他方、本発明の取付構造は、上記緩衝器1の端部、すなわち、ロッド3の図1中左端およびシリンダ2の図1中右端に具現化されており、ロッド3端およびシリンダ2端にそれぞれ結合された球体6と、球体6を抱持する保持部4と、保持部4の側部緩衝器側に延設された鍔部5とで構成されている。
以下、各部について詳細に説明すると、保持部4は、内部に球体6を摺動自在に抱持できるように中空部を設けてあり、具体的にたとえば、図示はしないが、保持部4は、2つの部材で構成され、一方の部材は、球体6を受けられるように、半球状の凹部が設けられ、他方の部材は、球体6を受けられるように半球状の凹部が設けられるとともに、ロッド3が挿通可能なようにその軸芯部に該凹部に連通する孔が設けられ、この一方の部材と他方の部材とで球体6を挟み込むことにより、球体6は保持部4に締めつけられるとともに摺動自在に抱持されることとなる。
また、保持部4の側部には、上記したように、その緩衝器1側に鍔部5が延設され、この鍔部5には、複数箇所にボルトBが挿通可能なようにボルト孔(図示せず)が設けられている。
他方、間柱Sに固定されているブラケット10は、L字板状に形成され、間柱Sに螺合等により固着される板状の基部11と、基部11から垂直に立ち上がる板状のプレート部12と、プレート部12に設けた上記保持部4が挿通される孔13と、この孔13に干渉しない位置に穿設した上記鍔部5に設けたボルト孔に符合する複数のボルト孔(図示せず)とで構成されている。
そして、ブラケット10,10を介して緩衝器1を間柱S,S間に取付けるには、保持部4をブラケット10の孔13に挿通させるとともに、上記ボルト孔同士を符合させつつ鍔部5とプレート部12とを対面させ、該ボルト孔に挿入したボルトBと、ナットNでプレート部12および鍔部5を挟持するようにする。
すると、本実施の形態における取付構造が具現化された緩衝器1では、ブラケット10に連結される保持部4の鍔部5が緩衝器側に設けられているので、保持部4の軸方向長さの中にブラケット10のプレート部12の厚み、ボルトBもしくはナットNの長さが収まることとなり、緩衝器1の取付長L1は、従来の取付構造を採用したものより短くなる。
したがって、取付長L1が従来より短くなるので、間柱Sの幅を小さくすることが可能となり、また、狭いスペースへの緩衝器の搭載性を向上させることが可能となる。
さらに、間柱Sの幅を小さくすることが可能であることから、構造体の柱と梁で作られるラーメンに対する間柱Sの占有面積が小さくなるので、ラーメンを壁以外の用途に使用することができる。
すなわち、ラーメン内に出入口、給排気および給排水等の配管設備、通風設備、採光設備等のいわゆる非構造部材を設けることが可能となり、複数のラーメンを組み合せて完成される構造物の設計に当り、構造物への非構造部材の配置の自由度を飛躍的に高められる。そして、構造物の設計自由度が高められるので、設計者の設計上の負担も軽減される。
なお、本実施の形態では、プレート部12を板状に形成しているが他の形状とされてもよく、また、該プレート部12に保持部4を挿通可能なように孔を設けているが、プレート部12と鍔部5とを対面させて連結できればよいので、たとえば、該孔の替わりにプレート部12の図1中上方もしくは側方からその中心部に向う切欠を設けてもよい。
また、プレート部12と鍔部5との連結は、ボルトBおよびナットNで行う以外にも、溶接や接着等によってもよく、この場合にも、取付長L1を従来の取付構造よりも短くすることができる。
以上で、本発明の実施の形態についての説明を終えるが、本発明の範囲は図示されまたは説明された詳細そのものには限定されないことは勿論である。
一実施の形態における取付構造が具現化された緩衝器の正面図である。 間柱に緩衝器を介装した制振装置を示す概略図である。 従来の取付構造が具現化された緩衝器の正面図である。
符号の説明
1 緩衝器
2 シリンダ
3 ロッド
4 保持部
5 鍔部
6 球体
10 ブラケット
11 基部
12 プレート部
13 孔
B ボルト
N ナット
S 間柱

Claims (2)

  1. 左右一対の柱と、当該各柱の間に架設した上下一対の梁と、当該各梁間に対向させて設けた上下一対の間柱と、当該各間柱間に介装されて上記間柱を接続する緩衝器とを備え、当該緩衝器で上記柱及び上記梁に作用する振動を減衰する制振装置において、上記緩衝器の両端に設けた球体と、当該各球体を抱持する左右一対の保持部と、当該各保持部に結合する左右一対の鍔部と、当該各鍔部をそれぞれ上下の間柱に結合する上下一対のブラケットとを備え、上記一方の球体を一方の保持部と上側のブラケットとを介して上側の間柱に結合し、同じく他方の球体を他方の保持部と下側のブラケットとを介して下側の間柱に結合することを特徴とする制振装置における緩衝器の取付構造。
  2. 上記各ブラケットは、L字板状に形成され、上記各間柱に固着される板状の基部と、当該基部から垂直に立ち上がる板状のプレート部と、当該プレート部に設けた上記保持部が挿通される孔と、この孔に緩衝しない位置に穿設した上記鍔部に設けたボルト孔に符合する複数のボルト孔とで構成されることを特徴とする請求項1に記載の制振装置における緩衝器の取付構造。
JP2004180497A 2004-06-18 2004-06-18 取付構造 Active JP4361425B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004180497A JP4361425B2 (ja) 2004-06-18 2004-06-18 取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004180497A JP4361425B2 (ja) 2004-06-18 2004-06-18 取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006002865A JP2006002865A (ja) 2006-01-05
JP4361425B2 true JP4361425B2 (ja) 2009-11-11

Family

ID=35771421

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004180497A Active JP4361425B2 (ja) 2004-06-18 2004-06-18 取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4361425B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011038613A (ja) * 2009-08-13 2011-02-24 Hitachi Metals Techno Ltd 油圧ダンパ
JP5557358B2 (ja) * 2013-06-17 2014-07-23 日立機材株式会社 油圧ダンパ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006002865A (ja) 2006-01-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2015143753A1 (zh) 一种简易的卧式泵减震基座
JP4838554B2 (ja) ボイラの制震支持構造
JP4361425B2 (ja) 取付構造
JP2011112216A (ja) 免震システム
DE60335589D1 (de) Zwei-Ton Schwingungsdämpfer
JP4699115B2 (ja) ブレース型粘弾性ダンパーの取付構造
CN110159691B (zh) 一种复合刚度大阻尼隔振器
JP4361426B2 (ja) ブラケット
JP2011038362A (ja) 制震ダンパー
JP6894700B2 (ja) ボールジョイント及びダンパ
JP2006307458A (ja) 建物の制震構造
CN106835952B (zh) 一种组合式抗震系统以及组合式抗震桥梁
JP2007285060A (ja) 制振装置付き建物
JP2005240423A (ja) 建築物への筋交い取付構造
JP2006010017A (ja) 油圧緩衝器
JP2001336305A (ja) 制振装置
JP5112609B2 (ja) 油圧緩衝器
JP2009030253A (ja) 建築物
KR101291009B1 (ko) 가새 실험용 지그기구
CN205154347U (zh) 摩托车消声器减振连接装置
JP2007077572A (ja) 建物の制震構造
JP5053554B2 (ja) 制振装置
JP2003074209A (ja) 構造物の制振装置および構造物
CN210069143U (zh) 风管吊装结构
JP3119417U (ja) 木構造用耐震金物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061227

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090423

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090428

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090625

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090728

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090812

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4361425

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120821

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120821

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130821

Year of fee payment: 4

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350