JP2014145417A - 構造物の防震構造 - Google Patents

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【課題】地震による水平2方向の揺れを減衰させるようにした構造物の防震構造を提供する。
【解決手段】弾性変形し弾性域を超えた荷重が作用した際に塑性変形する弾塑性変形部材5と、弾塑性変形部材5の一端と他端に対して少なくとも水平方向へ回動可能に取り付けた連結部材6を有して支持鉄骨柱2及び張出部材3,3'に固定される取付台座7とを有する減衰連結機構4を備え、弾塑性変形部材5に、構造物1の揺れによる水平面でのX軸方向からの荷重とY軸方向からの荷重の少なくとも一方が弾性域を超えて作用した際には、弾塑性変形部材5は塑性変形してエネルギーを吸収し、揺れを減衰させる。
【選択図】図1

Description

本発明は構造物の防震構造に関する。
地震による構造物の被害を低減するために、従来から種々の方式の防震装置が提案されている。例えば、火力発電所に用いられるボイラは、水管で構成されるボイラ本体の炉壁の熱膨張を逃がすために、支持架構から吊り下げて支持するようにした吊り下げ式ボイラが多用されている。このように大重量のボイラ本体を吊り下げて支持する吊り下げ式ボイラは、地震発生時にボイラ本体と支持架構とが異なる動きをするため、相対振動に対する防震対策が必要となる。
このため、従来技術では、ボイラの熱膨張に起因する変位は拘束せずに許容し、地震時の揺れに起因する変位を収束し、且つ大地震に対しては揺れ止め装置部分を塑性変形させることで地震エネルギーを吸収し、支持架構の鉄骨柱への影響を軽減する対策が講じられている。
例えば、特許文献1には、吊り下げ式ボイラの防震構造の技術が開示されている。特許文献1に係る防震構造は、ボイラ本体の地震による荷重を鉄骨柱で支持する際に、鉄骨柱を取り囲む連結部材とボイラ本体から張り出したストッパ部材との間に線対称に弾塑性ブレースを配置し、線対称に配置した弾塑性ブレースによりボイラ本体からストッパ部材を介して鉄骨柱に伝えられる荷重の伝達が、一方の弾塑性ブレースの引っ張りと他方の弾塑性ブレースの圧縮とにより同時に行われるようにしている。
特開2012−13157号公報
しかしながら、従来技術に係る防震構造は、弾塑性ブレースの長手方向に沿った方向(炉壁に沿った方向)の揺れによる荷重は効果的に吸収できるのに対し、弾塑性ブレースの長手方向に直交する水平方向(炉壁が鉄骨柱から離れたり近づいたりする方向)に対しては、荷重を効果的に吸収することができていなかった。すなわち、従来技術に係る防震構造は、地震による水平1方向の揺れにしか対応できなかった。
従って、仮に、地震によって、弾塑性ブレースの長手方向に直交する水平方向に対して大きな揺れがあった場合は、端部を固定又は滑り構造としていた為、摩擦力又は固定力によるせん断応力が弾塑性ブレースに発生し、弾塑性ブレースが所定の性能を発揮できない可能性があった。
そこで、本発明は、地震による水平2方向の揺れを減衰させるようにした構造物の防震構造を提供することを目的とする。
本発明は、地震により揺れを生じる構造物と、該構造物の周囲に配置される支持柱と、前記構造物の側壁から前記支持柱を挟むように水平に張り出した2つの張出部材と、各張出部材と前記支持柱との間に配置して前記構造物の揺れを前記支持柱に減衰して伝達する減衰連結機構と、を有する構造物の防震構造であって、
前記減衰連結機構は、
弾性変形し弾性域を超えた荷重が作用した際に塑性変形する弾塑性変形部材と、
該弾塑性変形部材の一端と他端に対して少なくとも水平方向へ回動可能に取り付けた連結部材を有して前記支持柱及び前記張出部材に固定される取付台座と、を備え、
前記弾塑性変形部材に、前記構造物の揺れによる水平面でのX軸方向からの荷重とY軸方向からの荷重の少なくとも一方が弾性域を超えて作用した際には、前記弾塑性変形部材は塑性変形してエネルギーを吸収し、揺れを減衰させることを特徴とする構造物の防震構造、に係るものである。
上記構造物の防震構造において、前記連結部材は、ピン構造又はユニバーサルジョイント構造を有することが好ましい。
又、上記構造物の防震構造において、前記弾塑性変形部材は、弾塑性ブレースであることが好ましい。
又、上記構造物の防震構造において、前記弾塑性変形部材は、前記弾塑性ブレースと、前記張出部材と前記支持柱の少なくとも一方に固定されて前記弾塑性ブレースの前記連結部材に連結される剪断降伏型ダンパを有していてもよい。
又、上記構造物の防震構造において、前記剪断降伏型ダンパは、降伏し変形する方向が交叉するように2つ組み合わせて備えていることが好ましい。
又、上記構造物の防震構造において、前記弾塑性変形部材に備えて前記支持柱及び前記張出部材の少なくとも一方に固定される取付台座に、前記支持柱と前記張出部材との間隔に合わせて前記弾塑性変形部材を設置するための間隔調節手段を備えることが好ましい。
又、上記構造物の防震構造において、前記構造物はボイラ本体であってもよい。
本発明の構造物の防震構造よれば、構造物が地震により揺れを生じた際に、弾塑性変形部材は構造物の水平2方向の揺れを効果的に減衰して支持柱に伝達できるという優れた効果を奏し得る。
(a)は本発明の防震構造をボイラからなる構造物に適用した場合の一実施例を示す平面図、(b)は(a)に示す弾塑性変形部材の一例である弾塑性ブレースの斜視図である。 (a)は図1の取付台座の一例を示す平面図、(b)は(a)をIIB−IIB方向から見た側面図である。 本発明の防震構造の他の実施例を示す平面図である。 (a)は図3に備えた剪断降伏型ダンパの一例を示す構成説明図、(b)は(a)をIVB−IVB方向から見た側面図、(c)は剪断降伏型ダンパの他の例を示す構成説明図、(d)は(c)をIVD−IVD方向から見た側面図である。 (a)は本発明の防震構造の更に他の実施例を示す平面図、(b)は(a)に更に変形を加えた構成を示す平面図である。
以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
図1(a)は本発明の防震構造をボイラ1aからなる構造物1に適用した場合の一実施例を示すもので、ボイラ1aを四周から取り囲むように水平面に対して垂直に設置した支持柱である支持鉄骨柱2(図1では1本のみを示す)と梁部材等からなる側部支持架構の上部に上部支持架構を構成し、前記ボイラ1aは、前記上部支持架構から吊り下げて支持している。図1(a)では、前記ボイラ1aの4周を取り囲む前記側部支持架構の一辺における中央(センター)の支持鉄骨柱2のみを示している。前記ボイラ1aは温度の変化により水平面上で前後左右に伸縮変形するが、前記ボイラ1aは、前記センターの支持鉄骨柱2を起点として伸縮変形するように支持されている。
前記ボイラ1aの側壁1a'(炉壁)に設けたバックステーBからは前記支持鉄骨柱2を挟むように水平に張り出した2つの張出部材3,3'が設けてあり、各張出部材3,3'と前記支持鉄骨柱2との間には、前記ボイラ1aの揺れを前記支持鉄骨柱2に減衰して伝達する減衰連結機構4が、水平且つ前記ボイラ1aの側壁と平行に設けられている。
前記減衰連結機構4は、弾性変形し且つ弾性域を超えた荷重が作用した際には塑性変形する弾塑性変形部材5を備えており、更に、該弾塑性変形部材5の一端と他端に対して少なくとも水平方向へ回動可能に取り付けた連結部材6を有して前記支持鉄骨柱2及び前記張出部材3,3'に固定される取付台座7を備えている。
図1の弾塑性変形部材5は、弾塑性ブレース8により構成した場合を示している。前記弾塑性ブレース8の両端部には、孔9aを有するブラケット9が固定してあり、ブラケット9の孔9aと前記取付台座7の孔7aにピン6aによる連結部材6を挿通することで、前記弾塑性ブレース8を取付台座7に連結したピン構造の連結の場合を示している。
図1(b)は前記弾塑性ブレース8の構成を示すもので、弾塑性ブレース8は、断面十字状を有する低降伏点鋼材からなる芯材10と、該芯材10の両端を除く外周を包囲する一般鋼材からなるパイプ11及び該パイプ11の内部に充填したモルタル等のシーリング材12からなる座屈防止構造13とにより構成されている。
図2(a)、(b)は、前記取付台座7の一例を示すもので、この取付台座7は、前記支持鉄骨柱2と前記張出部材3,3'との間隔に合わせて前記弾塑性ブレース8を設置できるようにするための間隔調節手段14を備えている。この間隔調節手段14は、前記弾塑性ブレース8の端部に固定した孔9a開きのブラケット9を有している。一方、前記ブラケット9を挟み込んで嵌合するように形成したコの字形の台座本体15を有しており、該台座本体15には、前記ブラケット9の孔9aの径に一致し且つ前記台座本体15の高さ方向(図2の上下方向)に長く形成したガイド孔16が形成されている。更に、前記ブラケット9を挟む台座本体15の外側(図2(b)の左右外側)には、前記ブラケット9の孔9aの径と一致する支持孔17を備えた支持板18が、溶接からなる固定部18aによって固定されている。そして、図2(b)のように前記ブラケット9に台座本体15を嵌合させ、支持板18の支持孔17、台座本体15のガイド孔16及びブラケット9の孔9aに、一端に頭部6a'を有するピン6aを挿通することによりブラケット9と台座本体15を連結している。更に、ピン6aの他端には割ピン6a"を通すことでピン6aが抜け落ちるのを防止している。従って、前記間隔調節手段14によれば、前記台座本体15に備えた上下方向に長い前記ガイド孔16の長さの範囲において、前記支持鉄骨柱2と前記張出部材3,3'の間隔に合致させて、前記弾塑性ブレース8を設置することができる。又、図2とは逆に、前記台座本体15に前記支持板18の支持孔17の径と一致する孔を設け、ブラケット9に上下方向に長いガイド孔を形成するようにしてもよい。
前記間隔調節手段14は、前記弾塑性ブレース8を前記支持鉄骨柱2及び前記張出部材3,3'に取り付ける取付台座7の少なくとも一方に備える。
次に、上記実施例の作用を説明する。
図1(a)に示す減衰連結機構4は、前記支持鉄骨柱2と前記張出部材3,3'との間に、取付台座7を介して弾塑性ブレース8を取り付けることにより構成される。この時、図2に示す如く、前記取付台座7に間隔調節手段14を備えておくことより、前記支持鉄骨柱2と前記張出部材3,3'との間隔が設計寸法と異なっていた場合にも、弾塑性ブレース8を容易に設置することができる。
地震により前記ボイラ1aが支持鉄骨柱2に対して揺れを生じ、水平面でボイラ1aが側壁1a'に沿う方向(支持鉄骨柱2と張出部材3,3'との間に弾塑性ブレース8が配置された方向)であるX軸方向からの荷重が前記弾塑性ブレース8に伝えられたときは、前記弾塑性ブレース8の弾性域の荷重の範囲では、支持鉄骨柱2を挟んで配置された一方と他方の弾塑性ブレース8は延びと縮みによる互いに反対の変形を生じ、又、前記ボイラ1aの揺れにより水平面でのY軸方向からの荷重が前記弾塑性ブレース8に伝えられたときは、前記弾塑性ブレース8の弾性域の荷重の範囲では、前記支持鉄骨柱2を挟んで配置された一方と他方の弾塑性ブレース8は同時に延びの変形を生じる。
又、前記弾塑性ブレース8に、前記水平面でX軸方向及びY軸方向の少なくとも一方から弾性域を超える荷重が作用した際には、前記弾塑性ブレース8は塑性変形してエネルギーを吸収し、揺れを減衰させることができる。
上記したように、ボイラ1aが地震により揺れを生じた際に、前記弾塑性ブレース8はX軸方向とY軸方向からなるボイラ1aの水平2方向の揺れを効果的に減衰して支持鉄骨柱2に伝達することができる。
図3は、本発明の防震構造の他の実施例を示すもので、この実施例に示す前記減衰連結機構4は、前記弾塑性ブレース8と、前記支持鉄骨柱2及び張出部材3,3'の少なくとも一方に固定して前記弾塑性ブレース8の前記連結部材6に連結される剪断降伏型ダンパ19とを有している。
図4は剪断降伏型ダンパ19の構成例を示すもので、図4(a)、(b)は、低降伏点鋼材からなる矩形形状の降伏板20と、該降伏板20の下辺に固定した下部固定板21と、前記降伏板20の上辺を両側から挟んで固定した上部固定板22と、前記降伏板20の左右の側辺に固定した薄板からなるフランジ部材23とを有する剪断パネルダンパ24を示している。
又、図4(c)、(d)は、ハニカム状の複数の孔25を横方向へ一列に備えて、各孔25の相互間に、上下端の幅が大きく上下中間部の幅が最も小さくなった連続部26を有するハニカム板27と、該ハニカム板27の上部と下部を両側から挟んでボルト28により締付け固定する締付板29と、下側の締付板29の下辺に固定した下部固定板30と、上側の締付板29の上辺に固定した上部固定板31とを備えたハニカムダンパ32を示している。
前記剪断降伏型ダンパ19は、図4(a)、(c)に示すように、前記降伏板20及びハニカム板27の面に平行で、前記下部固定板21,30に対して前記上部固定板22,31が平行移動する方向(降伏の方向Aという)に降伏するようになっており、降伏する荷重は任意に設定できるので、設定された荷重以上の荷重が作用した際には、前記降伏板20及びハニカム板27は降伏するようになっている。
図3の剪断降伏型ダンパ19は、前記降伏板20又はハニカム板27が水平で、且つ、降伏の方向Aが前記Y軸方向を向くように設置される。
図3の実施例では、前記実施例における前記弾塑性ブレース8による作用に加え、ボイラ1aの揺れによる水平面でのY軸方向(ボイラ1aの側壁1a'と直交する方向)の大きな荷重が作用した際には、図4に示す剪断降伏型ダンパ19の前記降伏板20又はハニカム板27が設定された荷重で降伏し、弾塑性変形することにより支持鉄骨柱2に伝達する揺れは低減される。ここで、前記弾塑性ブレース8が弾性域を超える荷重に対して剪断降伏型ダンパ19の前記降伏板20又はハニカム板27が降伏する荷重を小さく設定しておくと、減衰連結機構4はX軸方向の荷重よりも小さいY軸方向の荷重により塑性変形して揺れを減衰させるようになる。
図5(a)は本発明の防震構造の更に他の実施例を示すもので、この実施例では、前記弾塑性ブレース8の両端と取付台座7との間をユニバーサルジョイント6bによる連結部材6で連結した場合を示している。
図5(a)に示すように、前記支持鉄骨柱2と前記張出部材3,3'に固定される取付台座7と、前記弾塑性ブレース8の両端との間を、ユニバーサルジョイントにより連結すると、前記弾塑性ブレース8は前記水平面でのX軸方向と、Y軸方向、更に、水平面に対して垂直なZ軸方向(図5(a)の紙面に対して鉛直な方向)の3方向へ曲ることができ、よって、前記弾塑性ブレース8はボイラ1aのX軸方向、Y軸方向、Z軸方向の揺れを減衰することができる。
図5(b)は図5(a)の変形例を示すもので、図5(b)に示す減衰連結機構4は、前記弾塑性ブレース8と、前記支持鉄骨柱2及び張出部材3,3'の少なくとも一方に固定して前記弾塑性ブレース8の前記連結部材6に連結された剪断降伏型ダンパ19を有している。尚、ここで備える剪断降伏型ダンパ19は、前記降伏板20又はハニカム板27の降伏の方向Aが互いに交叉する(図5(b)では直交する)方向に2つの剪断降伏型ダンパ19a,19bを組み合わせて備えている。
図5(b)によれば、前記ユニバーサルジョイントによる回動により弾塑性ブレース8によるX軸方向、Y軸方向、Z軸方向の3方向に対する減衰作用が発揮されると共に、前記弾塑性ブレース8が弾性域を超える荷重と剪断降伏型ダンパ19a,19bが降伏する荷重を設定しておくことにより、3方向への設定された荷重での減衰作用を発揮することかできる。
尚、本発明の構造物の防震構造は、上述の実施例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
1 構造物
1a ボイラ
1a' 側壁
2 支持鉄骨柱(支持柱)
3,3' 張出部材
4 減衰連結機構
5 弾塑性変形部材
6 連結部材
6a ピン(連結部材)
6b ユニバーサルジョイント(連結部材)
7 取付台座
8 弾塑性ブレース(弾塑性変形部材)
14 間隔調節手段
19 剪断降伏型ダンパ(弾塑性変形部材)
19a,19b 剪断降伏型ダンパ(弾塑性変形部材)
A 降伏の方向

Claims (7)

  1. 地震により揺れを生じる構造物と、該構造物の周囲に配置される支持柱と、前記構造物の側壁から前記支持柱を挟むように水平に張り出した2つの張出部材と、各張出部材と前記支持柱との間に配置して前記構造物の揺れを前記支持柱に減衰して伝達する減衰連結機構と、を有する構造物の防震構造であって、
    前記減衰連結機構は、
    弾性変形し弾性域を超えた荷重が作用した際に塑性変形する弾塑性変形部材と、
    該弾塑性変形部材の一端と他端に対して少なくとも水平方向へ回動可能に取り付けた連結部材を有して前記支持柱及び前記張出部材に固定される取付台座と、を備え、
    前記弾塑性変形部材に、前記構造物の揺れによる水平面でのX軸方向からの荷重とY軸方向からの荷重の少なくとも一方が弾性域を超えて作用した際には、前記弾塑性変形部材は塑性変形してエネルギーを吸収し、揺れを減衰させることを特徴とする構造物の防震構造。
  2. 前記連結部材は、ピン構造又はユニバーサルジョイント構造を有することを特徴とする請求項1に記載の構造物の防震構造。
  3. 前記弾塑性変形部材は、弾塑性ブレースであることを特徴とする請求項1又は2に記載の構造物の防震構造。
  4. 前記弾塑性変形部材は、前記弾塑性ブレースと、前記張出部材と前記支持柱の少なくとも一方に固定されて前記弾塑性ブレースの前記連結部材に連結される剪断降伏型ダンパを有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の構造物の防震構造。
  5. 前記剪断降伏型ダンパは、降伏し変形する方向が交叉するように2つ組み合わせて備えていることを特徴とする請求項4に記載の構造物の防震構造。
  6. 前記弾塑性変形部材に備えて前記支持柱及び前記張出部材の少なくとも一方に固定される取付台座に、前記支持柱と前記張出部材との間隔に合わせて前記弾塑性変形部材を設置するための間隔調節手段を備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の構造物の防震構造。
  7. 前記構造物はボイラ本体であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の構造物の防震構造。
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