JP4361320B2 - ラベル貼付装置 - Google Patents

ラベル貼付装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4361320B2
JP4361320B2 JP2003175115A JP2003175115A JP4361320B2 JP 4361320 B2 JP4361320 B2 JP 4361320B2 JP 2003175115 A JP2003175115 A JP 2003175115A JP 2003175115 A JP2003175115 A JP 2003175115A JP 4361320 B2 JP4361320 B2 JP 4361320B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
label
base
article
suction plate
sticking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003175115A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005008227A (ja
Inventor
修 京極
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sato Corp
Sato Holdings Corp
Original Assignee
Sato Corp
Sato Holdings Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sato Corp, Sato Holdings Corp filed Critical Sato Corp
Priority to JP2003175115A priority Critical patent/JP4361320B2/ja
Publication of JP2005008227A publication Critical patent/JP2005008227A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4361320B2 publication Critical patent/JP4361320B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンベアにより所定の搬送方向に沿って搬送させられる物品にラベルを貼付するラベル貼付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のラベル貼付装置としては、例えば、特許文献1(特開平2−32934号公報)に掲載されたものが知られている。
図7に示すように、このラベル貼付装置Saは、ラベル供給部(図示せず)から供給されるラベルLを吸着する吸着板2を有したラベル貼付部3と、このラベル貼付部3を物品Wの搬送方向に直交する方向に沿って進退動させる駆動部5とを備えている。駆動部5は、ピストン6及びシリンダ7からなるエアシリンダ装置8を備えて構成され、このエアシリンダ装置8のピストン6の先端に、ラベル貼付部3が取り付けられており、ピストン6の進退動によりラベル貼付部3を進退動させる。
そして、このラベル貼付装置SaでラベルLを貼り付ける際は、コンベア(図示せず)により物品Wを所定の搬送方向に沿って搬送し、物品Wが所定の位置に搬送されると、ピストン6を進出させてラベル貼付部3の吸着板2を物品Wに当接させ、吸着板2に吸着させたラベルLを物品Wに貼付させるようにしている。
【0003】
ところで、このラベル貼付装置Saにあっては、吸着板2が物品Wに当接している間も、物品Wがコンベアにより常に動いているので、吸着板2と物品Wとの間にずれが生じるとともに吸着板2が物品Wの搬送方向に引っ張られるようになり、ラベルLがずれて貼付されたり、吸着板2が引っ張られることにより、ピストン6に物品Wの搬送方向のモーメント荷重が発生してしまい、ラベル貼付部3や駆動部5の破損や損傷の原因になっているという問題があった。
【0004】
このような、問題を低減するために、従来においては、図7に示すように、ラベル貼付装置Saとは別にラベル貼付装置Saの後流側に押圧装置Sbを設けている。この押圧装置Sbは、ラベル貼付装置Saで貼付されたラベルを押圧する押圧板9と、この押圧板9を物品Wの搬送方向に直交する方向に沿って進退動させる駆動部10とを備えている。駆動部10は、ピストン11及びシリンダ12からなるエアシリンダ装置13を備えて構成され、このエアシリンダ装置13のピストン11の先端に、押圧板9が取り付けられており、ピストン11の進退動により押圧板9を進退動させる。
【0005】
これにより、先ず、ラベル貼付装置Saで、ラベルLを仮貼りし、次に、押圧装置Sbでピストン11を進出させて押圧板9をラベルLに当接させ、ラベルLを押圧してラベルLの貼付を確実にしている。即ち、吸着板2と押圧板9とでラベルに当接する時間を2分し、当接時間を短くして、上記の問題を低減させている。
【0006】
【特許文献1】
特開平2−32934号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のラベル貼付装置Saにあっては、別に押圧装置Sbを設けて、吸着板2の当接時間を短くしてはいるが、それでも、当接している間は、物品Wは搬送されて動いているので、多少なりともラベルLがずれて貼付されてしまうことがあるとともに、ピストン6に物品Wの搬送方向のモーメント荷重が多少なりとも発生してしまい、必ずしも良好な状態での貼付を行なうことができないという問題があった。また、この問題は、同様に、押圧装置Sbにおいても生じる。更に、別途押圧装置Sbを設けるので、全体の装置が複雑になり、設置スペースも大きくなるという問題もある。
【0008】
上記問題の解決には、物品Wをストッパ等で動きを一時的に止めてから物品Wにラベルの貼付及び押圧をすることも考えられるが、物品Wの動きが止まる分、処理の効率が低下してしまう。
【0009】
本発明は上記の問題点に鑑みて為されたもので、一台の装置により物品を停止させないでラベルを貼付する機能を保持しつつ、駆動部に物品の搬送方向のモーメント荷重が作用しないようにするとともにラベルのずれが生じないようにしてラベルの貼付を確実にすることができるようにしたラベル貼付装置を提供することを目的とする。
【0010】
このような目的を達成するための本発明のラベル貼付装置は、コンベアにより所定の搬送方向に沿って搬送させられる物品にラベルを貼付するラベル貼付装置であって、ラベル供給部から供給されるラベルを吸着する吸着板を有したラベル貼付部と、該ラベル貼付部を上記物品の搬送方向に直交する方向に沿って進退動させ進出時に上記吸着板を物品に当接させて該吸着板に吸着させたラベルを該物品に貼付させる駆動部とを備えたラベル貼付装置において、上記ラベル貼付部を上記物品の搬送方向に沿って移動自在に支持する移動支持機構と、該移動支持機構に支持されたラベル貼付部を上記ラベル供給部からラベルを吸着できる常態位置に停止させるストッパ機構と、上記ラベル貼付部を上記常態位置側に所定の付勢力で付勢する付勢機構とを備え、上記ラベル貼付部側に第1ベースを設け、上記駆動部側に第2ベースを設け、上記第1ベースを上記第2ベースに上記移動支持機構を介して支持し、上記移動支持機構を、上記第1ベースに設けられる第1レールと、上記第2ベースに設けられ上記第1レールを移動可能に支持する第2レールと、上記第1及び第2レールとの間に介装されるローラとを備えて構成したことを特徴とする。
【0011】
このラベル貼付装置を用いてラベルを貼付する場合は、予めラベル供給部から吸着板にラベルを供給しておく。そして、駆動部の前方に物品がくると、駆動部により、ラベル貼付部が物品に向けて進出し、吸着板が物品の側面に当接させられる。
この際、吸着板が物品に当接すると、物品がコンベアにより常に動いているので、吸着板が物品の搬送方向に引っ張られるが、ラベル貼付部は移動支持機構により、物品の搬送方向に沿って移動自在に支持されていることから、駆動部に対して物品の搬送方向へ付勢機構の付勢力に抗して物品とともに移動する。そのため、吸着板と物品との間にずれが生じる事態が防止される。また、吸着板が物品に当接する時間を長くすることができ、ラベルの貼付を確実に行なうことができる。更に、ラベル貼付部のみが移動し、駆動部は移動しないので、駆動部に物品の搬送方向のモーメント荷重が発生する事態が防止され、ラベル貼付部や駆動部の破損や損傷の原因が抑止される。
【0012】
更にまた、吸着板上のラベルが物品に貼付された後は、駆動部によりラベル貼付部は後退させられる。この際には、ラベル貼付部は、物品から離れるので、付勢機構により付勢されて常態位置側に移動し、ストッパ機構により常態位置に停止させられる。そして、ラベル供給部から次のラベルの供給を受ける。
この場合、ラベル貼付部は常態位置に停止させられているので、ラベル供給部からのラベルが吸着板の所定位置に吸着させられる。
【0015】
また、必要に応じ、上記付勢機構を上記第1ベースと第2ベースとの間に架設されるコイルスプリングで構成している。構造が簡単で、コスト安になる。
【0016】
この場合、必要に応じ、上記コイルスプリングを上記各ベースの上側及び下側に夫々設けている。第1ベースの上下を均等に付勢することができ、ラベル貼付部を円滑に常態位置に復帰させることができる。
【0017】
更にまた、必要に応じ、上記ストッパ機構を上記第1ベース及び第2ベースのいずれか一方に突設され上記他方が衝止する突起で構成している。ラベル貼付部を突起に衝止させるので、構造が簡単で、コスト安にすることができる。
【0018】
また、必要に応じ、上記ラベル貼付部を上記吸着板と上記第1ベースに対して前後動可能に支持し、該吸着板と第1ベースとの間に上記吸着板の後退時に縮小するコイルスプリングを介装している。
吸着板が物品に当接すると、ラベル貼付部が物品側に押圧されるので、吸着板は第1ベースに対してコイルスプリングの付勢力に抗して後退していく。そのため、適度な押圧力でラベルを物品に押圧することができるので、物品を傷めることなくラベルの貼付を確実に行なうことができる。
【0019】
更に、必要に応じ、上記駆動部をピストン及びシリンダからなるエアシリンダ装置を備えて構成し、上記第2ベースを上記エアシリンダ装置のピストン先端に取り付け、ピストンの進退動によりベースを介してラベル貼付部を進退動させている。エアシリンダ装置なので、構造が簡単で、コスト安にすることができ、また、制御も容易になる。
【0020】
また、必要に応じ、上記吸着板の表面をフッ素樹脂でコーティングしている。仮に、吸着板がラベルに対して相対的にすべりが生じても、吸着板の表面はフッ素樹脂でコーティングされているので、ラベルを擦って印字に悪影響を与える事態が防止される。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施の形態に係るラベル貼付装置について詳細に説明する。尚、上記と同様のものには同一の符号を付して説明する。
図1乃至図5に示すように、この実施の形態に係るラベル貼付装置Sは、コンベアCにより所定の搬送方向R1に沿って搬送させられる物品WにラベルLを貼付するものである。物品Wは、その側面Waが搬送方向R1に平行になるように載置される。
また、物品Wは、例えば、段ボール箱などの矩形状のもので、パレットPに1つまたは複数個載置されて搬送される。ラベルLは予め裏面にノリ等の粘着材が付され、表面には物品Wの内容物の名前やバーコード等が印字されている。そして、本実施の形態に係るラベル貼付装置Sは、各パレットP毎に、何れか一の物品に対して、ラベルLを貼付する。
【0022】
詳しくは、実施の形態に係るラベル貼付装置Sの基本的構成は、周知のラベル供給部25から供給されるラベルLを吸着する吸着板26を有したたラベル貼付部20と、ラベル貼付部20を物品Wの搬送方向R1に直交する方向R2に沿って進退動させ進出時に吸着板26を物品Wの側面Waに当接させて吸着板26に吸着させたラベルLを物品Wに貼付させる駆動部40とを備えている。
【0023】
ラベル貼付部20において、吸着板26には、ラベルLの表面を吸着するためのエアを吸引する複数の小孔(図示せず)が設けられている。また、吸着板26の表面33は、フッ素樹脂でコーティングされている。更に、吸着板26には、ラベルLが吸着板26上にセットされたことを検知するラベル検知センサ34が備えられている。図1及び図2において、符号35は、吸着板26の各小孔からエアを吸引するためのノズルである。
【0024】
ラベル貼付部20側には、第1ベース36が設けられている。この第1ベース36は、矩形板状に形成されており、吸着板26の後側でこの吸着板26に対峙して配置されている。吸着板26は、第1ベース36に対して前後動可能に支持されている。即ち、吸着板26の4つのコーナ部にはロッド37が突設され、このロッド37が第1ベース36の各ロッド37に対応して設けられた挿通孔38に挿通支持されている。ロッド37の頭にはストッパ39が設けられており、このストッパ39が挿通孔38の開口部に当接することによりその前進位置が規定されている。
【0025】
また、吸着板26と第1ベース36との間には、コイルスプリング42が介装されている。このコイルスプリング42は、吸着板26の後退時に縮小するよう、ロッド37に挿通させられている。吸着板26は、コイルスプリング42により、常時前進位置に付勢されている。
更に、第1ベース36には、吸着板26と第1ベース36との間の距離Dを検知し、所定距離になったときラベルLが貼付されたものとして検知信号を送出する貼付検知センサ41が設けられている。
【0026】
駆動部40は、ピストン44及びシリンダ45からなり機台49に固定されたエアシリンダ装置46を備えて構成されている。この駆動部40側には、上記第1ベース36に対向する第2ベース47が設けられている。第2ベース47は、機台49に対して進退動可能に設けられた一対のガイドロッド48の先端に固定されている。ガイドロッド48は機台49に設けられる筒状体50の内部を自在に進退動する。そして、第2ベース47は、エアシリンダ装置46のピストン44の先端51に取り付けられ、ピストン44の進退動により第2ベース47を介してラベル貼付部20を進退動させる。図4及び図5中符号52は、機台49上に設けられエアシリンダ装置46を収納する機体、53は上記吸着板26のノズル35に配管されたエアホース54及びラベル検知センサ34、貼付検知センサ41のケーブルをラベル貼付部20の進退動に追従して移動可能に保持する蛇腹状の保持体である。
【0027】
駆動部40は、ラベル供給部25から吸着板26にラベルLが供給される際は、図4及び図5(a)に示すように、エアシリンダ装置46のピストン44を完全に後退させた停止位置で待機し、駆動部40の前方に物品Wが搬送されてくるとピストン44を進出させる。
【0028】
ラベル供給部25は、駆動部40が停止位置にある状態でラベル貼付部20の吸着板26の上側に隣接して設けられ、ラベル検知センサ34により吸着板26上にラベルが無いことを確認すると、吸着板26にラベルLの表面が相対向するよう吸着板26上を滑らせて供給している。
【0029】
また、実施の形態に係るラベル貼付装置Sにおいては、ラベル貼付部20を物品Wの搬送方向R1に沿って移動自在に支持する移動支持機構55を備えている。移動支持機構55は、図1乃至図3に示すように、第1ベース36と第2ベース47との間に設けられ、第1ベース36に設けられる一対の第1レール56と、各第1レール56を移動可能に支持し第2ベース47に設けられる一対の第2レール57と、各第1レール56と第2レール57との間に夫々介装されるローラ57aとを備えている。第1レール56と第2レール57の間にローラ57aが介装されているので、第1ベース36は第2ベース47に対して物品Wの搬送方向R1の前後にスムーズに移動できる。
【0030】
更に、実施の形態に係るラベル貼付装置Sにおいては、移動支持機構55に支持されたラベル貼付部20を上記のラベル供給部25からラベルLを吸着できる常態位置に停止させるストッパ機構58が備えられている。ストッパ機構58は、第2ベース47の物品Wの搬送方向上流側の側縁部からラベル貼付部20側に突設される突片59と、この突片59に設けられ第1ベース36が衝止可能なボルト60と、このボルト60を突片59に固定するナット61とを備えて構成されている。
【0031】
更にまた、実施の形態に係るラベル貼付装置Sにおいては、ラベル貼付部20を常態位置側に所定の付勢力で付勢する付勢機構62が備えられている。この付勢機構62は、第1ベース36と第2ベース47の間に架設されるコイルスプリング63で構成されている。コイルスプリング63は第1及び第2ベース36,47の上側及び下側に夫々設けられ、この各ベース36,47から延びる架設部材64にその両端が係止されている。そして、物品Wの搬送方向R1に移動したラベル貼付部20の第1ベース36が付勢機構62により常態位置側に付勢されて戻ってくると、第1ベース36の物品Wの搬送方向上流側の側縁部36aがストッパ機構58のボルト60の頭に衝止し、ラベル貼付部20を常態位置に停止させる。
【0032】
従って、このラベル貼付装置Sでラベルを貼付する際は、まず、図5(a)に示すように、ラベル貼付部20が常態位置に位置させられた状態で、ラベル供給部25から吸着板26にラベルLを供給するとともに、吸着板26の小孔からエアの吸引を始めてラベルLを吸着板26に吸着する。ラベルLが吸着板26上にセットされると、ラベル検知センサ34がこれを検知し駆動部40を進出可能にする信号が出力される。
【0033】
次に、駆動部40の前方に物品Wがくると、図5(b)に示すように、駆動部40のエアシリンダ装置46が作動してピストン44が進出し、これにより、ラベル貼付部20が物品Wに向けて進出し、吸着板26が物品Wの側面Waに当接させられる。
【0034】
この場合、吸着板26が物品Wに当接すると、ラベル貼付部20が物品W側に押圧されるので、吸着板26は第1ベース36に対してコイルスプリング42の付勢力に抗して後退していく。そして、距離Dが所定寸法小さくなると、貼付検知センサ41がこれを検知し、この検知に基づいて、適時に吸着板26の小孔からのエアの吸引を停止する信号が出力されて、エアの吸引を停止する。また、この貼付検知センサ41の検知に基づいて、適時に、駆動部40のピストン44を後退させるための信号が出力され、図5(d)に示すように、ピストン44が後退させられる。
【0035】
この駆動部40のピストン44が後退するまで、ラベル貼付部20の吸着板26が物品Wに当接させられ、ラベルLが物品Wに貼付される。
この場合、物品WがコンベアCにより常に動いているので、吸着板26が物品Wの搬送方向に引っ張られ、図5(c)に示すように、ラベル貼付部20は移動支持機構55により、駆動部40に対して物品Wの搬送方向へ付勢機構62の付勢力に抗して物品Wとともに移動する。移動に際しては、移動支持機構55の第1レール56が第2レール57に対して移動するので、スムーズに移動できる。
【0036】
また、吸着板26が物品Wとともに移動するので、吸着板26と物品Wとの間にずれが生じる事態が防止され、そのため、ラベルLが物品Wに対してずれて貼付される事態が防止され、ラベルLの貼付を確実に行なうことができる。更に、ラベル貼付部20が物品Wの搬送方向R1方向に移動するので、吸着板26が物品Wに当接する時間を長くすることができ、この点でも、ラベルLの貼付を確実に行なうことができる。更にまた、吸着板26が物品Wに当接すると、ラベル貼付部20が物品W側に押圧されるが、吸着板26に対してコイルスプリング42の付勢力が作用するので、適度な押圧力で物品Wを傷めることなくラベルLを物品Wに押圧することができ、この点でも、ラベルLの貼付を確実に行なうことができる。
【0037】
更に、この場合、ラベル貼付部20のみが移動し、駆動部40は移動しないので、エアシリンダ装置46のピストン44に物品Wの搬送方向R1のモーメント荷重が発生する事態が防止され、そのため、シリンダ装置46の破損や損傷の原因が抑止される。
【0038】
更にまた、吸着板26がラベルLに対して相対的にすべりが生じても、吸着板26の表面はフッ素樹脂でコーティングされているので、ラベルLを擦って印字に悪影響を与える事態が防止される。
【0039】
次にまた、図5(d)に示すように、貼付検知センサ41の検知に基づいて、駆動部40のピストン44が後退すると、付勢機構62のコイルスプリング63により第1ベース36が付勢されて、ラベル貼付部20が常態位置に戻っていく。また、吸着板26が第1ベース36と吸着板26との間に介装したコイルスプリングにより前進位置まで戻る。第1ベース36が付勢機構62により常態位置側に付勢されて移動すると、この第1ベース36がストッパ機構58に衝止し、ラベル貼付部20が常態位置に停止させられる。この場合、コイルスプリング63,63は第1ベース36と第2ベース47の上側及び下側に設けられているので、第1ベース36の上下を均等に付勢することができ、円滑にラベル貼付部20を常態位置に戻すことができる。
【0040】
この常態位置では、ラベル検知センサ34により、吸着板26上にラベルLが無いことが検知され、この検知に基づいて、再びラベル供給部25から吸着板26にラベルLを供給するとともに、吸着板26の小孔からエアの吸引を始めてラベルLを吸着板26に吸着する。そして、上記と同様に、ラベル貼付部20が進退動させられて、次に搬送されてくる物品Wに対してラベルLの貼付が行なわれる。このようにして、順次搬送されてくる物品WへのラベルLの貼付が行なわれる。
【0041】
尚、上記移動支持機構55は第1レール56,第2レール57及びローラ57aで構成したが、必ずしもこれに限定されるものでなく、例えば、図6に示すように、移動支持機構55を、第1ベース36にあり溝70を形成し、第2ベース47にあり溝70にスライド可能に係合する凸部71を形成し、第1ベース36と第2ベース47とを直接スライド移動させるように構成しても良く、他の直動式部材に適宜変更して差支えない。
また、上記実施の形態において、駆動部40のピストン44を後退させる際、吸着板26からエアを噴射して、吸着板26からラベルLを確実に引き離すように制御しても良く、適宜変更して差支えない。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のラベル貼付装置によれば、ラベル貼付部を物品に当接させた状態で物品の搬送方向に沿って移動自在にしたので、吸着板と物品との間にずれが生じる事態が防止でき、また、吸着板が物品に当接する時間を長くすることができ、ラベルの貼付を確実に行なうことができる。更に、ラベル貼付部のみが移動し、駆動部は移動しないので、駆動部に物品の搬送方向のモーメント荷重が発生する事態を防止することができ、そのため、駆動部の破損や損傷の原因が抑止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るラベル貼付装置を示す要部斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るラベル貼付装置を示す要部分解斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るラベル貼付装置の移動支持機構を示す拡大断面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るラベル貼付装置を示す側面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るラベル貼付装置においてその作動状態を示す工程図である。
【図6】本発明の実施の形態に係るラベル貼付装置において移動支持機構の変形例を示す斜視図である。
【図7】従来のラベル貼付装置の一例を示す図である。
【符号の説明】
S ラベル貼付装置
C コンベア
W 物品
L ラベル
R1 物品の搬送方向
R2 進退方向
20 ラベル貼付部
25 ラベル供給部
26 吸着板
34 ラベル検知センサ
36 第1ベース
37 ロッド
38 挿通孔
39 ストッパ
40 駆動部
41 貼付検知センサ
42 コイルスプリング
44 ピストン
45 シリンダ
46 エアシリンダ装置
47 第2ベース
48 ガイドロッド
49 機台
50 筒状体
51 ピストンの先端
52 機体
53 保持体
54 エアホース
55 移動支持機構
56 第1レール
57 第2レール
57a ローラ
58 ストッパ機構
59 突片
60 ボルト
61 ナット
62 付勢機構
63 コイルスプリング
64 架設部材

Claims (6)

  1. コンベアにより所定の搬送方向に沿って搬送させられる物品にラベルを貼付するラベル貼付装置であって、
    ラベル供給部から供給されるラベルを吸着する吸着板を有したラベル貼付部と、該ラベル貼付部を上記物品の搬送方向に直交する方向に沿って進退動させ進出時に上記吸着板を物品に当接させて該吸着板に吸着させたラベルを該物品に貼付させる駆動部とを備えたラベル貼付装置において、
    上記ラベル貼付部を上記物品の搬送方向に沿って移動自在に支持する移動支持機構と、
    該移動支持機構に支持されたラベル貼付部を上記ラベル供給部からラベルを吸着できる常態位置に停止させるストッパ機構と、上記ラベル貼付部を上記常態位置側に所定の付勢力で付勢する付勢機構とを備え
    上記ラベル貼付部側に第1ベースを設け、上記駆動部側に第2ベースを設け、上記第1ベースを上記第2ベースに上記移動支持機構を介して支持し、
    上記移動支持機構を、上記第1ベースに設けられる第1レールと、上記第2ベースに設けられ上記第1レールを移動可能に支持する第2レールと、上記第1及び第2レールとの間に介装されるローラとを備えて構成したことを特徴とするラベル貼付装置。
  2. 上記付勢機構を上記第1ベースと第2ベースとの間に架設されるコイルスプリングで構成したことを特徴とする請求項記載のラベル貼付装置。
  3. 上記コイルスプリングを上記各ベースの上側及び下側に夫々設けたことを特徴とする請求項記載のラベル貼付装置。
  4. 上記ストッパ機構を上記第1ベース及び第2ベースのいずれか一方に突設され上記他方が衝止する突起で構成したことを特徴とする請求項1,2または3記載のラベル貼付装置。
  5. 上記駆動部をピストン及びシリンダからなるエアシリンダ装置を備えて構成し、上記第2ベースを上記エアシリンダ装置のピストン先端に取り付け、該ピストンの進退動により上記第2ベースを介してラベル貼付部を進退動させることを特徴とする請求項1,2,3または4記載のラベル貼付装置。
  6. 上記吸着板の表面をフッ素樹脂でコーティングしたことを特徴とする請求項1,2,3,4または5記載のラベル貼付装置。
JP2003175115A 2003-06-19 2003-06-19 ラベル貼付装置 Expired - Lifetime JP4361320B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003175115A JP4361320B2 (ja) 2003-06-19 2003-06-19 ラベル貼付装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003175115A JP4361320B2 (ja) 2003-06-19 2003-06-19 ラベル貼付装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005008227A JP2005008227A (ja) 2005-01-13
JP4361320B2 true JP4361320B2 (ja) 2009-11-11

Family

ID=34098411

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003175115A Expired - Lifetime JP4361320B2 (ja) 2003-06-19 2003-06-19 ラベル貼付装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4361320B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103979178A (zh) * 2014-04-22 2014-08-13 珠海格力电器股份有限公司 商标压紧装置

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5351577B2 (ja) * 2009-03-25 2013-11-27 サトーホールディングス株式会社 ラベル貼付装置
JP2013001436A (ja) * 2011-06-20 2013-01-07 Lintec Corp シート貼付装置及び貼付方法
CN105235959A (zh) * 2015-11-13 2016-01-13 范盛林 一种用于袜子的贴标设备
CN109436497A (zh) * 2018-12-30 2019-03-08 苏州市厚宏智能科技有限公司 贴签头及贴签机
CN109515903A (zh) * 2018-12-30 2019-03-26 苏州市厚宏智能科技有限公司 贴签机
JP7271351B2 (ja) * 2019-07-17 2023-05-11 大王製紙株式会社 電子タグ貼付装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103979178A (zh) * 2014-04-22 2014-08-13 珠海格力电器股份有限公司 商标压紧装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005008227A (ja) 2005-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4361320B2 (ja) ラベル貼付装置
JP2008273569A (ja) ラベル貼付装置
JP2007176494A (ja) ラベル貼付装置およびラベル貼付システム
JP2012176775A (ja) シート剥離装置および剥離方法
JP4733541B2 (ja) ラベル貼付装置
JP2006306434A (ja) ラベル貼付装置
JP2008074413A (ja) 貼付装置
JP5800521B2 (ja) ラベル貼付装置
JP5800522B2 (ja) ラベル貼付装置
JP5356916B2 (ja) シート貼付装置及び貼付方法
JP6339656B2 (ja) ラベル貼付装置
JP6422533B1 (ja) ラベル剥離装置、ラベル自動貼付装置、及びラベル剥離方法
JP2007008492A (ja) ラベル貼付装置、およびラベル剥離方法
JP2006143234A (ja) ラベル貼付装置
JP6087091B2 (ja) ラベル貼付装置
JP5076886B2 (ja) ラベル貼付装置
JP2007246135A (ja) ラベル貼付装置
JPH11208629A (ja) ラベル貼付装置
JP5969729B1 (ja) ラベル貼付装置
JP6072131B2 (ja) ラベル貼付装置
JP2011207494A (ja) ラベル貼付装置
JP2007131306A (ja) 貼付装置及び貼付方法
JP5009545B2 (ja) ラベル貼付装置
WO2016152179A1 (ja) ラベル貼付装置
JPH11348948A (ja) ラベル貼付装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060414

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090515

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090526

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090710

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090810

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090812

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4361320

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120821

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120821

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120821

Year of fee payment: 3

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120821

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120821

Year of fee payment: 3

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120821

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120821

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130821

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term