JP4361021B2 - 粗紡機のための改良型フライヤアセンブリ - Google Patents

粗紡機のための改良型フライヤアセンブリ Download PDF

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Description

(関連出願)
本出願は、2003年3月25日に出願されたインド特許出願第302/MUM/03号に対する優先権を主張する。
本発明は、粗紡機(roving frame)のための改良型フライヤアセンブリに関する。特に本発明は、自動化された粗紡機用のフライヤアセンブリに関する。
織物工業の現在のシナリオは、織物工場における操業を自動化する絶え間ない必要性を含んでおり、その一つは、粗紡機で巻き付けられたボビンの自動交換である。
ボビン交換は、例えば、ボビン支持体から上方に延びるボビンレールを一杯に巻き付けられた(フル)ボビンとともに下げ、それによってフライヤの領域から一杯に巻き付けられたボビンを移すことによって行われ得る。それから一杯に巻き付けられたボビンは、その自由なコアスリーブ端部でグリップされ、ボビンレールの高さで粗紡機に送り込まれるボビンピックアップシステムによって、機械から取り外される。
米国特許第4,361,005号(Zinser Textilmaschinen GmbH,1982年)は、フライヤの中空アームアセンブリにトーションスプリング(ねじりばね)を組み込んだ、織物繊維を巻き付けるためのアセンブリを開示している。トーションスプリングは、ボビンの巻付け時に、連続してボビンに一定の力を維持するように、プレッサフィンガに作用する。このアセンブリは、ボビンの巻付け時における一定の力の存在という不都合を持っており、これは、増加するボビン直径によってボビン形成に対してますますマイナスの効果を有し、巻き付けられる材料にとって有害であり得る。更にこの構成は、フライヤの構成に、スピンドル、プーリ、ベルトなどのような特別の要件を必要とし、それによってアセンブリのコストを増加させる。
米国特許第5,657,623号(Zinser Textilmaschinen GmbH,1997年)は、プレッサフィンガを有し、プレッサフィンガロッドまたはバーと、プレッサフィンガプレートを担持するプレッサフィンガアームとからなる粗紡機のためのフライヤを記述している。ピボット軸の外側に在るプレッサフィンガロッドまたはバーは、プレッサフィンガが、外方向に振れた位置に旋回でき、またこの位置で保持できるように、ピボット軸に対して横向きの作動レバーによって振り動かされ得る。プレッサフィンガは、一杯に巻き付けられたボビンがフライヤの回転領域から取り外され得るように、十分外方向に振り動かされ得る。このアセンブリは、プロセスの開始時にも同様の不都合を持っており、プレッサフィンガが、粗紡機に取り付けられた近隣フライヤのプレッサフィンガと衝突する恐れがあり、また更にプレッサフィンガパドルがボビンに到達する時間だけ常にある遅れが存在し、ボビンでの初めのターンの巻付け時の差動力(differential force)につながる。
ドイツ特許第19727799.3号は、フライヤアームにボールとスプリング要素とを組み込んだ自動化粗紡機のための改良型フライヤであって、プレッサフィンガとフライヤアームとの間に配置される改良型フライヤを開示している。このシステムは可動部品を組み込んでいるので、隙間に入るほこりと飛んでいる繊維の存在が目立つ。これは、確かにその性能を変化させ、システムが詰まって動かなくなる可能性がある。
前述されたシステムは、前述の欠点とは別に、接触部分の磨耗と引き裂きのような他の欠点をこうむる。その結果、機械の動作時に、プレッサフィンガの外方向に振られた位置の場所における変化があり得る。機構の機能による如何なる問題の場合にも、プレッサフィンガは、自動的には振り戻ることはない。フライヤ間の狭い間隔(フライヤピッチの対角方向間隔)のせいで、特に大きなボビンサイズの場合は、プレッサフィンガ同士が互いに係合し、それによって損傷する可能性がある。
ボビン交換を可能にするためのプレッサフィンガの開放が達成され、作動レバーからのプレッサフィンガロッドの解放時に、プレッサフィンガが好適な巻付け位置に自動的に振り戻る、改良されたシステムを提供するによって、これらの欠点を除去するまたは軽減することは本発明の目的である。
本発明は、粗紡機のためのフライヤであって、とりわけ、前記粗紡機でのボビン)の巻付け時にボビンに接触するためのプレッサフィンガと、第1の位置から第2の位置へプレッサフィンガを駆動するように構成された非接触装置とを含む、少なくとも一つのフライヤアームを有するフライヤに関する。
特に本発明は、プレッサフィンガに作用する力を生成するための装置、例えばプレッサフィンガにその力を加える接触要素を必要とせずに、ピボットの周りの回転を引き起こす力を生成するための装置を使用する。特に好適な構成では、フライヤは、磁気力を生成するための装置を含む。磁気力を生成するための装置の場合には、このような装置が、使用時に、ほこり、繊維、その他の屑の集積によって磨耗する可能性、または性能の低下を受け易い可能性のある可動部分を含むことを必要としないことが特に有利である。
好都合には第1の位置は、使用においてプレッサフィンガが、ボビンから間隔をあけている位置である。好都合には第2の位置は、プレッサフィンガが、ボビンに接触している動作位置、またはプレッサフィンガが、ボビンの回転時に自動的にボビンに接触させられる動作位置である。動作時のプレッサフィンガの正確な位置は、巻き付けられる繊維または紡ぎ糸の量が増加するにつれて、各ボビンの巻付け中に変化すること、および第2の位置が、巻付け時に生じ得る如何なる位置も含むことは理解されるべきである。好都合には第1の位置は、一杯に巻き付けられたボビンが取り外されて、空のボビンに置き換えられ得る位置である。
第1の位置から第2の位置に向かってプレッサフィンガを駆動するように構成された装置に関して、本明細書で使用される「非接触装置」という用語は、二つの部材間の直接的接触なしに、これら二つの部材間に力を生じさせ得る如何なる装置をも指すものと理解されるべきである。好適な非接触装置は、プレッサフィンガの構造体の一部に配置される、または一部を形成する第1の要素と、前記第1の要素に力を生成するように、前記第1の要素と接触することなく第1の要素と相互作用できる第2の要素とを含むであろう。
本発明の好適な実施形態では、フライヤは、プレッサフィンガの構造体の一部に配置される、または一部を形成する第1の要素と、フライヤアームの構造体の一部に配置される、または一部を形成する第2の要素とを有する非接触装置を含んでおり、これら第1および第2の要素は、第1の要素を介してプレッサフィンガに作用する反発力を生成するように構成される。好適には、非接触装置は磁石装置である。
好都合には、磁石装置は、プレッサフィンガ上の第1の磁石と、前記動作フライヤアーム上の第2の磁石とを含む。好都合には、第2の磁石は、前記動作フライヤアーム上の突起に取り付けられる。好都合には、前記第1の磁石は、前記プレッサフィンガ上の突き出た要素に取り付けられる。好適なように、プレッサフィンガが、動作フライヤアームに概ね平行に延びるプレッサフィンガロッドと、プレッサフィンガロッドに関して横方向に延びるプレッサフィンガ径方向アームとを含む場合には、第1の磁石は、前記プレッサフィンガロッド上にあることが好都合である。第1の磁石は、好都合には、プレッサフィンガの表面に取り付けられ、また好適にはプレッサフィンガロッドの表面に取り付けられる。ある幾つかの状況では、プレッサフィンガロッド上に突起または他の要素を設けて、その突起または他の要素上に第1の磁石が取り付けられることが望ましい。好適には前記第2の磁石は、前記フライヤ動作アームの外面に取り付けられる。好適には磁石装置は、プレッサフィンガが前記第1の位置に在るとき、互いに反発する関係にあるように配置された第1および第2の磁石を含む。しかしながらその代わりに、または同様に、磁石装置は、プレッサフィンガが前記第1の位置に在るとき、互いに引き合う関係にあるように配置された第1および第2の磁石を含む。
好適にはプレッサフィンガは、少なくとも二つの同軸的で間隔をあけたピボット(旋回)点で、フライヤ動作アームに旋回可能に取り付けられたプレッサフィンガロッドを含む。好都合にはプレッサフィンガロッドは、前記動作フライヤアームに概ね平行の方向に延びており、またプレッサフィンガは、前記プレッサフィンガロッドから動作フライヤアームに関して概ね横向きの方向に延びる、プレッサフィンガ径方向アームを更に含む。好都合にはプレッサフィンガ径方向アームは、アーチ形部分を含み、該アーチ形部分は、その巻付け時にボビンに接触するために、アーチ形部分の近端部でプレッサフィンガロッドに接続され、その遠端部でプレッサフィンガパドルに接続される。好適にはプレッサフィンガ径方向アームのアーチ形部分は、プレッサフィンガロッドと一体化される。
好都合にはプレッサフィンガと、好適にはそのプレッサフィンガ径方向アームは、使用時に、フライヤの回転から生じる遠心力によってボビンに接触するように駆動され得る。本発明の好適な構成では、第1の位置は、フライヤの回転から生じるプレッサフィンガ上の力が、正常にはプレッサフィンガをボビンに接触するように動かす傾向がない位置であるが、第2の位置は、フライヤの回転から生じるプレッサアーム上の力が、プレッサアームをボビンに接触するように動かす傾向がある位置である。これに関係しておよび本明細書のそのほかの場所で、プレッサフィンガのボビンとの接触への言及は、プレッサフィンガの一部がボビンと接触する場合を含めると意図されている。
こうして本発明の好適な構成では、プレッサフィンガロッド、プレッサフィンガ径方向アーム、およびプレッサフィンガパドルとからなるプレッサフィンガアセンブリは、ボビンの軸の周りに回転可能なフライヤの中空アームに取り付けられる。巻付けのためのフライヤの回転の開始時に、駆動シャフト、中空アーム、およびプレッサフィンガアセンブリとが、回転し始める。径方向アームより重いプレッサフィンガロッドは、ボビンの中心から予め決められた半径Pの外側に配置される。したがって前記の好適な実施形態では、プレッサフィンガのロッド上に在る前記プレッサフィンガアセンブリの重心は、予め決められた半径Pの外側に位置する。この配置のせいで、遠心力によるフライヤの回転の開始時に、プレッサフィンガロッドは外方向に動き、その結果プレッサフィンガ径方向アームは、巻き付けられるべきボビンに押し付けられる。
プレッサフィンガアセンブリの重心が位置するプレッサフィンガロッドが、ボビン軸から予め決められた半径P以内に在る限り、プレッサフィンガパドルおよびプレッサフィンガアセンブリは、内側に振り動かされることはなく、むしろ外側に振り動かされる。アセンブリに対する磁気力は、プレッサフィンガ径方向アームおよびプレッサフィンガパドルが、その軸上で回転して最大開放にまで開放されるときにだけ作用し、それによってプレッサフィンガロッドは、予め決められた半径P以内に配置される。
プレッサフィンガロッドの重心が、半径Pの外側に在る半径からプレッサフィンガロッドの重心が半径Pの内側に在る、一杯に巻付けられたボビンの取外しの最大位置へのプレッサフィンガ径方向アームの移動は、作動装置を介して例えば作動要素または作動レバーLを介して行うことができる。これは、一杯に巻付けられたボビンBの取外し時に役立つ。作動レバーLからのプレッサフィンガロッドの解放時に、存在する磁気力は、プレッサフィンガアセンブリを、プレッサフィンガロッドの重心が予め決められた半径Pの外側に在る位置に押し戻す。
前記磁気力は、最大開放位置に在るときに互いに向き合うプレッサフィンガロッドとフライヤの中空アームとに存在する磁石装置によって生成され得る。
プレッサフィンガアセンブリを巻付け位置に戻すために使用される磁石装置は、好適には非接触型の装置である。これらの磁石装置は、フライヤの中空アームとプレッサフィンガロッドとに固定される単純な磁石であってよい。考案されたシステムは非接触型であるから、動作システム内に可動部分が存在しないので、通常の動作時に、磨耗と引き裂き、あるいは詰まりも交換も予期されない。外部要因による如何なる損傷の場合でも、磁石の交換は、容易に即座に現場で行うことができる。
前記磁石装置は、ピボットより下方のフライヤの中空アーム上とプレッサフィンガロッド上とに配置され得る。磁気力は、プレッサフィンガ径方向アームが、一杯に巻付けられたボビンの取外しのために開放されて、駆動レバーが、プレッサフィンガ径方向アームを最大開放位置に配置するための力を既に働かせているときに、磁石が互いに近づけられる場合にだけ作用し始める。
前記磁石装置は、同じ/類似の極が互いに向き合うように配置される。したがって、プレッサフィンガアセンブリが作動レバーから解放されるとき、磁石装置の反発磁気力は、プレッサフィンガロッドの重心が予め決められた半径Pの外側に在る、巻き始めの位置にプレッサフィンガアセンブリを押し戻す際の助けになる。
上述のような磁気力を生成するために使用される装置は、反発力を生成するというそれらの特性のために、同じ/類似の極が互いに向き合うときに、一杯に巻き付けられたボビンの取外し時に得られる最も外側の位置から、ボビンの巻き始めのための好適な位置に、プレッサフィンガアセンブリを振り戻すという目標を達成することができる、ボタン型磁石であり得る。使用される装置は、磁気力を生成するために使用される、電気的、電子的、または他の如何なる知られているシステムであってよく、また中空アーム、ピボット、および/またはプレッサフィンガロッドに配置され得る。
代替として前記磁石は、反対の極が互いに向き合い、それによって引力を生成するような仕方に配置できる。
本発明はまた、本発明によるフライヤを複数個含む粗紡機を提供する。好都合には、粗紡機は、巻付け完了ボビンの取外しを容易にするために、ボビンの巻付け完了時に、プレッサアームを前記第1の位置に動かすための駆動レバーLを含む。このような駆動装置またはレバーは、当分野では良く知られており、それ自体では本発明の一部を形成しない。
ボビン巻付けが最大ボビン円周で終了し、かつ自動交換が開始できる粗紡機の動作時に、プレッサフィンガパドルは、如何なる外力もなしにボビン表面に当たっている。ボビンがフライヤの回転の領域から取り外されることを可能にするために、プレッサフィンガアセンブリは、ボビン取外しのために適当な位置に動かされなくてはならない。
プレッサフィンガロッドは、作動レバーに係合され、ボビンに当たって静止しているプレッサフィンガパドルが、ボビン表面から離れて振られるように、磁石装置の磁気力に逆らってピボット軸の周りに振り動かされる。プレッサフィンガロッドが作動レバーによって解放されると、磁石装置の磁気力は、プレッサフィンガアセンブリを、プレッサフィンガパドルが最大ボビン円周に配置される位置に戻す。この場合、プレッサフィンガアセンブリは、巻付けの開始時に、一杯に巻き付けられたボビンを交換した空のボビンに対してプレッサフィンガアセンブリを振り動かすために、フライヤの回転によって重心が位置決めされるように配置された、そのプレッサフィンガロッドを持つ。今説明された構成で、作動レバーは、磁石装置によって生成された力を幾分超える力を、プレッサフィンガに作用させなくてはならないことが認められるであろう。同時に本発明のフライヤは、望ましくない追加の圧力なしで、巻付けプロセス時にボビンが巻き付けられ得ることを確実にする。
さて本発明の二つの例示的実施形態は、同じ文字が同じ部分を示すために使用される、以下の図に関連して説明されるであろう。しかしながらこれらの図は、単に例示的なものであって、決して本発明の範囲を限定するものではない。
図1および図2は、粗紡機用のフライヤを概略的に示し、このフライヤは、フライヤを取り付けて回転させるための駆動シャフト1と、フライヤによって巻き付けられるボビンBの長さに平行に位置合わせされた中空アーム(動作フライヤアーム)2と、中実アーム(釣合い重りアームとしても知られる)12とを有する。
前記中空アーム2に取り付けられたプレッサフィンガアセンブリは、プレッサフィンガロッド3と、プレッサフィンガ径方向アーム4と、プレッサフィンガパドル5と、ピボットに取り付けられたピン8の助けで予め決められた半径Pに概ね沿ったプレッサフィンガの回転用のピボットCを形成するための開口を有する溶接片6および7とを含む。プレッサフィンガパドル5は、プレッサフィンガロッド3に連続して形成されたプレッサフィンガ径方向アーム4の端部に位置する。プレッサフィンガ径方向アームはまた、巻き付けられるボビンへの粗紡機フライヤ退出のための経路でもある。プレッサフィンガ径方向アーム4の端部に位置するプレッサフィンガパドル5は、巻付けプロセス時に、ボビンに力を加えることによって巻付けプロセスを容易にする。
磁石10は、中空アーム2から突き出たラグ9に取り付けられ、磁石11はプレッサフィンガロッド3に固定される。
図3および図4を参照すると、プレッサフィンガロッド3は、巻付け開始から、フライヤからのボビンの取外しまでの間に次のようにその位置を変える。
a.巻付けの開始時に、プレッサフィンガパドル5は、巻き付けられるボビンBに隣接する最も内側の位置Pに在り、プレッサフィンガロッド3は、フライヤの回転軸X−X(図1参照)とピボットCとの間に形成される予め決められた半径Pの外側に在る。
b.巻付け完了の段階で、ボビンが直径Dにまで巻き付けられて一杯であると考えられたとき、プレッサフィンガパドル5は、位置Pに在り、プレッサフィンガロッド3は、まだ予め決められた半径Pの外側に在る。Cは、フライヤの回転によって、範囲CR(遠心力範囲)においてCからFを介してプレッサフィンガ径方向アームに作用する遠心力である。
c.ボビンへの織物繊維の巻付けは、ボビンの直径が、フライヤの二つのアーム間の距離を超えないうちは実行可能である。フライヤからのボビンの取外しの段階で、作動レバーL(フライヤが支持されている機械の)は、プレッサフィンガロッド3に作用して、それを、作動レバーによって生成された力Fを介して、フライヤからのボビンの取外しに適した最大開放の位置までLからFに振り動かす。この段階で、すなわち位置Pで、プレッサフィンガパドル5は、最大開放段階に位置し、プレッサフィンガロッド3は、予め決められた半径Pの内側に在る。
図5および図6を参照すると、これらの図は、フライヤ中空アームとプレッサフィンガロッドとに取り付けられた磁石の詳細を示す。粗紡機における巻付けプロセスの終わりで、ボビンの交換時期が来ており、かつプレッサフィンガロッド3が位置Pに位置すると(図3参照)、作動レバーLは、一杯に巻き付けられた)ボビンの取外しを妨げない位置P(図3参照)にプレッサフィンガパドル5が位置する場所に、プレッサフィンガロッド3を引き戻して保持するように、プレッサフィンガロッド3に作用する。この位置でプレッサフィンガロッド3は、予め決められた半径Pの内側に在る。
こうしてボビンの交換のために、プレッサフィンガパドル5は、位置Pに引き寄せられ、位置Pで、プレッサフィンガロッド3に取り付けられた磁石11が、中空アーム2から出ている突き出たラグ9に固定された磁石10に向き合うように指定されかつ予め決められた位置に配置される。磁石10および11は、プレッサフィンガが位置Pに在るときに、それらの同極同士が互いに向き合うように配置される。
一杯に巻き付けられたボビンの取外し後でありかつ新しいボビンの開始前で、プレッサフィンガロッド3からの作動レバーの引き込め時に、互いに向き合う磁石10および11は、プレッサフィンガアセンブリの重心を半径Pの外側に配置するように、磁気影響範囲MR(図3参照)において、Mを介してFに作用する磁気力Mによって、プレッサフィンガアセンブリを位置Pから位置Pに振り動かす。
プレッサフィンガアセンブリによって達せられた位置Pは、プレッサフィンガパドル5が、空のボビンBと即座に位置合わせできるので、空のボビンBの巻付け開始のための望ましい位置である。この位置では、プレッサフィンガロッド3の重心は、半径Pの外側に位置し、その結果プレッサフィンガパドル5は、空のボビンBを即座に位置合わせできる。
図7は、中空アーム2に設けられた追加のラグ9によって中空アーム2に硬く固定された磁石10と、プレッサフィンガロッド3に硬く固定された磁石11とを含む、磁石配置の拡大図を示す。このシステムは、フライヤアームに配置されたそのピボットC上でプレッサフィンガアセンブリの動きを達成するための非接触型の装置を提供する。
図8に示すもう一つの実施形態において、代替の磁石配置は、プレッサフィンガアセンブリが最大位置に在るとき、すなわちプレッサフィンガロッド3が、予め決められた半径P以内にその重心を有する場合、類似/同じ極同士が互いに向き合うように、指定されかつ予め決められた位置で中空アーム2に他の磁石10を、例えば溶接して取り付けることによって、プレッサフィンガアームに固定される部材7にプレッサフィンガ磁石、すなわち磁石11を取り付けることを含む。
図9は、フライヤと一緒に粗紡機に取り付けられたボビンBと、プレッサフィンガアームを最大開放位置P(図3参照)にまで開放するために使用される作動レバーLとを示す。
本発明は、永久磁石を参照しながら前記の実施形態で説明されてきたが、本発明が、他の種類の磁石、例えば既に述べたように電磁石に拡張されることは認められるであろう。
更にこれらの実施形態は、相対する磁石を含んでいるが、上述の実施形態における磁石の反発力によって行われる動きと同じプレッサフィンガアームの動きを、磁石の引力が遂行するように選択された適当な代替位置に、磁石が互いに向き合う異なる磁極を備えることも可能である。
(本発明の一般的な作用)
巻付けのためのフライヤの回転の開始時に、駆動シャフト1と中空アーム2とプレッサフィンガアセンブリ3とが、回転し始める。巻付けの開始時には、プレッサフィンガパドル5は、巻き付けられるべきボビンBに隣接する最も内側の位置Pに在り、またプレッサフィンガロッド3は、フライヤの回転軸X−XとピボットCとの間に形成される予め決められた半径Pの外側に在る。ボビンへBの織物繊維の巻付けは、ボビンBの直径が、フライヤの二つのアーム間の距離を超えないうちは実行される。巻付け完了の段階で、ボビンBが、直径Dまで巻き付けられて一杯になったと考えられるとき、プレッサフィンガパドル5は、位置Pに在り、プレッサフィンガロッド3は、まだ予め決められた半径Pの外側に在る。この段階で、作動レバーLは、プレッサフィンガパドル5が位置Pに位置する場所に、プレッサフィンガロッド3を引き戻して保持するように、プレッサフィンガロッド3に作用する。プレッサフィンガロッド3が予め決められた半径P以内にその重心を持つ位置Pに、プレッサフィンガパドル5が位置しているとき、磁石10および11は、それらの同じ極同士が互いに向き合うようになっている。一杯に巻き付けられたボビンの取外し後であり新しいボビンの開始前で、プレッサフィンガロッド3からの作動レバーLの引き込め時に、互いに向き合う磁石10および11は、プレッサフィンガアセンブリの重心を半径Pの外側に配置するように、プレッサフィンガロッド3を位置Pから位置Pに振り動かす。
本発明によるフライヤの正面図である。 図1に示すフライヤの左側面図である。 フライヤが粗紡機に取り付けられたときの、プレッサの動きの異なる段階時のプレッサの位置を示すフライヤの上面図である。 図2に示すY−Y断面によるフライヤの概略的断面底面図である。 プレッサフィンガアセンブリとフライヤとの一部の分解側面図である。 図5の参照によるフライヤ中空アームとプレッサフィンガアセンブリとの側面図である。 磁石装置の拡大図である。 磁石を位置決めする異なる配置を有する第2の実施形態のフライヤアームの分解上面図である。 ボビンを有するフライヤと作動レバーとの正面図である。

Claims (15)

  1. 少なくとも一つのフライヤアームを有する粗紡機のためのフライヤであって、
    フライヤアームが、前記粗紡機でのボビンの巻付け時に前記ボビンに接触するプレッサフィンガと、
    使用時、プレッサフィンガがボビンから間隔をあけており、一杯に巻かれたボビンが取り外されて空のボビンに置換え可能な位置である第1の位置から、プレッサフィンガがボビンに接触している、またはプレッサフィンガがボビンの回転時に自動的にボビンに接触させられる動作位置である第2の位置へ、プレッサフィンガを駆動するように配置された非接触型の磁石装置とを備えている、前記フライヤ。
  2. 磁石装置が、プレッサフィンガ上の第1の磁石と前記フライヤアーム上の第2の磁石とを含む、請求項1に記載のフライヤ。
  3. 前記第2の磁石が、前記フライヤアーム上の突起に取り付けられる、請求項2に記載のフライヤ。
  4. 前記第1の磁石が、前記プレッサフィンガの表面に取り付けられる、請求項2または3に記載のフライヤ。
  5. 前記第2の磁石が、前記フライヤアームの外表面に取り付けられる、請求項2から4のいずれか一項に記載のフライヤ。
  6. 磁石装置が、プレッサフィンガが前記第1の位置に在るときに互いに反発する関係にあるように配置された第1および第2の磁石を含む、請求項1からのいずれか一項に記載のフライヤ。
  7. 磁石装置が、プレッサフィンガが前記第1の位置に在るときに互いに引き合う関係にあるように配置された第1および第2の磁石を含む、請求項1からのいずれか一項に記載のフライヤ。
  8. プレッサフィンガが、プレッサフィンガロッドを含み、該プレッサフィンガロッドが、少なくとも二つの同軸で間隔をあけたピボット点でフライヤアームに旋回可能に取り付けられる、請求項1からのいずれか一項に記載のフライヤ。
  9. プレッサフィンガロッドが、前記フライヤアームに概ね平行の方向に延びており、またプレッサフィンガが、前記プレッサフィンガロッドからフライヤアームに対して概ね横向きの方向に延びるプレッサフィンガ径方向アームを含む、請求項に記載のフライヤ。
  10. プレッサフィンガ径方向アームが、アーチ形部分を含み、該アーチ形部分が、巻取り時にボビンに接触するためのアーチ形部分の近端部でプレッサフィンガロッドに接続され、遠端部でプレッサフィンガパドルに接続される、請求項に記載のフライヤ。
  11. プレッサフィンガ径方向アームのアーチ形部分が、プレッサフィンガロッドと一体化されている、請求項または10に記載のフライヤ。
  12. 前記第2の位置で、プレッサフィンガが、フライヤの回転から生じる遠心力によってボビンと接触するように駆動され得る、請求項1から11のいずれか一項に記載のフライヤ。
  13. 動作するフライヤアームと釣合い重りアームとを有する、請求項1から12のいずれか一項に記載のフライヤ。
  14. 請求項1から13のいずれか一項に記載のフライヤを複数個含む、粗紡機。
  15. ボビンの巻付け完了時に、プレッサフィンガを前記第1の位置に移動させるための作動装置を含む、請求項14に記載の粗紡機。
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