JP4360665B2 - 自動二輪車のエンジン始動装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジン再始動時の操作性を向上させ、確実に操作できるようにしたエンジンの始動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
エンジンの始動装置、特にエンジンが暖まった状態での再始動を向上させたものとしては、例えば、特開2000−220525公報「気化器の始動装置」に記載されたものが知られている。
【0003】
上記公報の図1には、始動装置本体1(符号については上記公報に記載されているものを使用した。)に、上流側を大気に連通するとともに下流側を気化器本体の吸気路を開閉する絞り弁より機関側の吸気路内に連通する熱間始動空気通路10を形成し、この熱間始動空気通路10の途中に第2始動弁11を設け、この第2始動弁11にノブを取付けた始動装置が記載されている。
【0004】
この始動装置では、第2始動弁11を開けて機関の吸気路に外気を供給することにより、熱間時に機関燃焼室内の濃い混合気を着火しやすい混合比まで薄くして、機関の再始動性を向上させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記公報の技術では、第2始動弁11を開けるのに、手をハンドルから離して車体フレームや燃料タンクの下方に配置された気化器のノブのところまで持っていかなければならず、ノブを上から覗き込んだり手探りでノブを探したりすることになり、再始動時の操作性の向上が望まれる。
【0006】
また、気化器には機関の冷間時に始動性を高めるチョークノブを設けたものがあるが、このチョークノブと上記した第2始動弁11を開けるノブとを備えたものでは、これらのノブを取り違えて操作することが考えられる。
【0007】
そこで、本発明の目的は、エンジンの始動装置を改良することで、再始動時の操作性を向上させるとともに、確実に操作できるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1は、冷間始動時に用いるチョークと、運転中に停止したエンジンを再始動するときに用いるホットスタータ機構とを、共にキャブレタに付属させた自動二輪車において、チョークを、キャブレタのメインボアに開口させたバイスタータ通路と、このバイスタータ通路と燃料供給通路との接続部分に設けた弁室と、この弁室内に移動可能に収納したバイスタータバルブと、このバイスタータバルブに取付けたロッドと、このロッドの先端に取付けたチョークノブと、バイスタータバルブを閉じる側に押付けるスプリングとから構成し、ホットスタータ機構を、メインボアに開口させたホットスタータ通路と、このホットスタータ通路の途中に設けた弁室と、この弁室内に移動可能に収納したホットスタータバルブと、このホットスタータバルブに連結したインナワイヤと、このインナワイヤの外側を覆うアウタケーブルと、これらのインナワイヤ及びアウタケーブルからなる操作ケーブルをキャブレタに取付けるためにキャブレタから突出させた取付部材と、ホットスタータバルブを閉じる側に押付けるスプリングとから構成し、ホットスタータバルブから操作ケーブルを延ばし、この操作ケーブルの端を、ハンドル近傍に設けたホットスタータレバーに連結し、このホットスタータレバーを操作することでホットスタータバルブを開けることができるようにし、ホットスタータレバーを、ハンドル近傍のクラッチレバーに近接して配置し、クラッチレバーを操作しながらホットスタータレバーを操作可能とし、取付部材の位置をチョークノブの上方に設けたことを特徴とする。
【0009】
ホットスタータバルブをハンドル近傍に設けたホットスタータレバーに操作ケーブルを介して連結したことで、常にハンドルから手を離すことなく容易にホットスタータレバーを操作することができ、例えば、従来のような、キャブレタに取付けたノブでホットスタータバルブを開ける構造にした場合にハンドルから手を離してノブを操作するのに比べて、本発明ではエンジン再始動時の操作性をより一層向上させることができる。
【0010】
また、キャブレタに、チョーク用ノブと、従来のようなホットスタータバルブ用ノブとの両方が取付けられている場合に、ホットスタータバルブ用ノブを操作しようとしてチョーク用ノブを操作するおそれがあるのに比べて、本発明では、運転者の視野にホットスタータレバーがあるため、確実にホットスタータレバーを操作することができる。
更に、キャブレタにおける操作ケーブルの取付部材の位置をチョークノブの上方に設けたことで、操作ケーブルとチョークノブとの干渉を防止することができる。
【0011】
請求項2は、ホットスタータレバーを、ハンドルに設けたクラッチレバーのスイング軸にスイング自在に取付けたことを特徴とする。
ホットスタータレバーがクラッチレバーに接近しているため、クラッチレバーを操作しながらホットスタータレバーを操作することが可能になり、ギヤをつないだままでエンジンを始動させることができ、素速い再スタートを行うことができる。
また、ホットスタータレバーとクラッチレバーとでスイング軸を共用するため、部品数を減らすことができ、部品コストを低減することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係るエンジン始動装置を備えた自動二輪車の側面図であり、自動二輪車10は、車体フレーム11の前端に設けたヘッドパイプ12にフロントフォーク13を操舵可能に取付け、このフロントフォーク13の下端に前輪14を取付け、フロントフォーク13の上部にハンドル15を取付け、車体フレーム11に燃料タンク16及びエンジン17を取付け、このエンジン17に吸気管18を介してキャブレタ21を取付け、このキャブレタ21にコネクティングチューブ22を介してエアクリーナ23を取付け、車体フレーム11の後部下部にリヤフォーク24をスイング可能に取付け、このリヤフォーク24の後端に後輪25を取付け、リヤフォーク24の中間部にリンク機構26を介してリヤクッションユニット27の下端を取付け、このリヤクッションユニット27の上端を車体フレーム11を構成するシートフレーム28に取付け、シートフレーム28にシート31を取付けた車両である。
上記したキャブレタ21及びハンドル15は本発明の始動装置を設けた部分である。
【0013】
ここで、41はフロントフェンダ、42はフロントフォークカバー、43はラジエータ、44は排気管、45はマフラ、46はリヤカバー、47はリヤフェンダである。
【0014】
図2は本発明に係る始動装置を設けたキャブレタの説明図であり、キャブレタ21は、冷間時、即ちエンジンが冷えているときに、濃い混合気をメインボア51に供給することでエンジンの始動性を向上させるチョークとしてのバイスタータ機構52と、一旦停止して暖まった状態にあるエンジンを再始動させるときに、空気をメインボア51に供給することでエンジン燃焼室内の濃い混合気を薄くして着火しやすい混合比にするホットスタータ機構53とを備える。なお、54はスロットルバルブ(不図示)を開閉するスロットルケーブル(不図示)を取付けるスロットルケーブル取付部である。
【0015】
バイスタータ機構52は、キャブレタ21のメインボア51内に設けたスロットルバルブより上流側(エアクリーナ側)のメインボア51に入口を開口させるとともに出口をスロットルバルブより下流側(エンジン側)のメインボア51に開口させたバイスタータ通路55と、このバイスタータ通路55の途中に一端を設けるとともに他端を、燃料流量を規制するジェットを介してフロート室(不図示)に連通させた燃料供給通路56と、これらのバイスタータ通路55及び燃料供給通路56との接続部分に設けた弁室57と、この弁室57内に移動可能に収納したバイスタータバルブ58と、このバイスタータバルブ58に取付けたロッド61と、このロッド61の先端に取付けたチョークとしてのチョークノブ62と、バイスタータバルブ58を閉じる側に押付けるスプリング63と、ロッド61をガイドするためにキャブレタ本体64に取付けたガイド部材65とからなる。
【0016】
チョークノブ62を想像線の位置まで引くと、ロッド61を介してバイスタータバルブ58が開き、メインボア51内の負圧によってバイスタータ通路55にエアが流れ、これに伴って、フロート室内の燃料がジェットを介して燃料供給通路56内に吸い出され、これらのエア及び燃料で濃い混合気を形成してメインボア51内に噴出する。
【0017】
ホットスタータ機構53は、入口を大気側に連通させ、出口をスロットルバルブより下流側のメインボア51に開口させたホットスタータ通路66と、このホットスタータ通路66の途中に設けた弁室67と、この弁室67内に移動可能に収納したホットスタータバルブ68と、このホットスタータバルブ68にボール71を介して連結したインナワイヤ72と、このインナワイヤ72の外側を覆うアウタケーブル73と、これらのインナワイヤ72及びアウタケーブル73からなる操作ケーブルとしてのホットスタータケーブル74をキャブレタ21に取付けるための取付部材75と、ホットスタータバルブ68を閉じる側に押付けるスプリング76とからなる。
【0018】
ホットスタータケーブル74はハンドル13(図1参照)まで延ばした部材である。
取付部材75は、キャブレタ本体64にねじ結合させた基部81と、この基部81に取付けたJ字状のJ字管82と、このJ字管82の外側に被せるとともに端部をアウタケーブル73に端部部材83で取付けた被覆部84とからなり、チョークノブ62の上方に設けたものである。
【0019】
図3は図1の3矢視図であり、ハンドル15にレバーブラケット91を取付け、このレバーブラケット91にクラッチレバー92をスイング可能に取付け、このクラッチレバー92に端部取付片93を介してインナワイヤ94を取付け、このインナワイヤ94を覆うアウタケーブル95の端部をレバーブラケット91の第1ケーブル支持部96で支持し、同じくレバーブラケット91に前述のホットスタータバルブ68(図2参照)を開閉するためのホットスタータレバー98をスイング可能に取付け、このホットスタータレバー98に端部取付片101を介して前述のホットスタータケーブル74のインナワイヤ72を取付けた状態を示す。
クラッチレバー92に連結したインナワイヤ94及びアウタケーブル95はクラッチケーブル102を構成するものである。
【0020】
ここで、104は前述のアウタケーブル73の端部を支持する第2ケーブル支持部、105はクラッチレバー92及びホットスタータレバー98のスイング軸となるボルト、106は第1・第2ケーブル支持部96,104の付近を覆うゴムブーツ、107はグリップである。
108は、キックペダルでエンジンを始動する場合の操作力を軽減するために、排気バルブを強制的に開けるなどして燃料室内の圧力を逃すためのデコンプレバーを取付けるデコンプレバーブラケットである。
【0021】
図4は図1の4矢視図であり、ホットスタータレバー98を、クラッチレバー92のスイング軸である段付きタイプのボルト105にスイング自在に取付けたことを示す。なお、111はボルト105にねじ結合したナット、112は前述のデコンプレバーである。
以上の図2で説明したバイスタータ機構52、ホットスタータ機構53、図3で説明したホットスタータレバー98及びボルト105は、本発明のエンジン始動装置110を構成するものである。
【0022】
以上に述べたエンジン始動装置110の作用を次に説明する。
図5は本発明に係るエンジン始動装置の作用を説明する第1作用図である。
例えば、エンジンが運転中に停止した場合、暖まっているエンジンの燃焼室内には温度の高い燃焼室壁から蒸発した燃料で濃い混合気が充満している。この状態で再始動しようとしても燃料が濃すぎて着火しにくい。
【0023】
そこで、このようなエンジン熱間時の再始動を行うには、まず、変速機のギヤをニュートラルにし、図中の矢印のようにホットスタータレバー98を指でスイングさせる。
これにより、ホットスタータレバー98に連結したインナワイヤ72を引く。(ここでは、インナワイヤ72を黒く塗りつぶした。)
【0024】
図6は本発明に係るエンジン始動装置の作用を説明する第2作用図である。
インナワイヤ72を引くことで、このインナワイヤ72に連結したホットスタータバルブ68はホットスタータ通路66を開ける。
この結果、エアがホットスタータ通路66内を流れてメインボア51内に流入し、燃焼室内の濃混合気を着火しやすい混合比まで薄める。従って、薄くなった混合気は容易に着火し、エンジンは始動する。
【0025】
エンジンが始動した後は、図5に示したホットスタータレバー98から指を離せば、図6に示したスプリング76の弾性力でホットスタータバルブ68は図中の矢印とは反対の方向に移動し、ホットスタータ通路66を閉じる。
この結果、メインボア51へのエアの流入が止まる。このように、ホットスタータレバー98から指を離せば、ホットスタータレバー98は元の位置に戻るため、戻し忘れの心配がない。
【0026】
図7は本発明に係るエンジン始動装置の作用を説明する第3作用図である。
例えば、競技車両では、競技中にエンジンが停止した場合、図に示したように変速機のギヤをつないだ状態で、クラッチレバー92を握ったままホットスタータレバー98を指でスイングさせ、キックペダルを踏んでエンジンを始動させれば、直ちに再スタータすることができ、競技を続行することができる。
【0027】
以上の図1〜図3で説明したように、本発明は第1に、エンジン17の冷間始動時に用いるチョークノブ62と、運転中に停止したエンジン17を再始動するときに用いるホットスタータバルブ68とを、共にキャブレタ21に付属させた自動二輪車10において、ホットスタータバルブ68からホットスタータケーブル74を延ばし、このホットスタータケーブル74の端を、ハンドル15近傍に設けたホットスタータレバー98に連結し、このホットスタータレバー98を操作することでホットスタータバルブ68を開けることができるようにしたことを特徴とする。
【0028】
ホットスタータバルブ68をハンドル15近傍に設けたホットスタータレバー98にホットスタータケーブル74を介して連結したことで、常にハンドル15から手を離すことなく容易にホットスタータレバー98を操作することができ、例えば、従来のような、キャブレタに取付けたノブでホットスタータバルブを開ける構造にした場合にハンドルから手を離してノブを操作するのに比べて、本発明ではエンジン再始動時の操作性をより一層向上させることができる。
【0029】
また、キャブレタに、チョーク用ノブと、従来のようなホットスタータバルブ用ノブとの両方が取付けられている場合に、ホットスタータバルブ用ノブを操作しようとしてチョーク用ノブを操作するおそれがあるのに比べて、本発明では、運転者の視野にホットスタータレバー98があるため、確実にホットスタータレバー98を操作することができる。
【0030】
本発明は第2に、ホットスタータレバー98を、ハンドル15に設けたクラッチレバー92のスイング軸であるボルト105にスイング自在に取付けたことを特徴とする。
ホットスタータレバー98がクラッチレバー92に接近しているため、クラッチレバー92を操作しながらホットスタータレバー98を操作することが可能になり、ギヤをつないだままでエンジン17を再始動させることができ、素速い再スタートを行うことができる。
また、ホットスタータレバー98とクラッチレバー92とでボルト105を共用するため、部品数を減らすことができ、部品コストを低減することができる。
【0031】
本発明は第3に、キャブレタ21におけるホットスタータケーブル74の取出位置、即ち取付部材75の位置をチョークノブ62の上方に設けたことを特徴とする。
ホットスタータケーブル74の取付部材75をチョークノブ62の上方に設けたことで、ホットスタータケーブル74とチョークノブ62との干渉を防止することができる。
【0032】
尚、本発明では、ホットスタータレバーをクラッチレバーのスイング軸と同軸に取付けたが、クラッチレバーやクラッチレバーのブラケットの形状によってホットスタータレバーをクラッチレバーと同軸に取付けることが難しい場合は、ハンドルにホットスタータレバー用のブラケットを取付け、このブラケットにホットスタータレバーを取付けてもよい。
【0033】
また、ホットスタータレバーは、ハンドルのクラッチレバー側に限らず、前ブレーキレバーやスロットルグリップの付いているハンドル右側に設けてもよい。
更に、例えば、デコンプ用操作レバーを有しないオートデコンプ装置を自動二輪車に装備すれば、ホットスタータレバーを操作する際にデコンプ用操作レバーと間違えることがなく誤操作を防止することができる。
【0034】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1の自動二輪車のエンジン始動装置は、チョークを、キャブレタのメインボアに開口させたバイスタータ通路と、このバイスタータ通路と燃料供給通路との接続部分に設けた弁室と、この弁室内に移動可能に収納したバイスタータバルブと、このバイスタータバルブに取付けたロッドと、このロッドの先端に取付けたチョークノブと、バイスタータバルブを閉じる側に押付けるスプリングとから構成し、ホットスタータ機構を、メインボアに開口させたホットスタータ通路と、このホットスタータ通路の途中に設けた弁室と、この弁室内に移動可能に収納したホットスタータバルブと、このホットスタータバルブに連結したインナワイヤと、このインナワイヤの外側を覆うアウタケーブルと、これらのインナワイヤ及びアウタケーブルからなる操作ケーブルをキャブレタに取付けるためにキャブレタから突出させた取付部材と、ホットスタータバルブを閉じる側に押付けるスプリングとから構成し、ホットスタータバルブから操作ケーブルを延ばし、この操作ケーブルの端を、ハンドル近傍に設けたホットスタータレバーに連結し、このホットスタータレバーを操作することでホットスタータバルブを開けることができるようにし、ホットスタータレバーを、ハンドル近傍のクラッチレバーに近接して配置し、クラッチレバーを操作しながらホットスタータレバーを操作可能とし、取付部材の位置をチョークノブの上方に設けたので、常にハンドルから手を離すことなく容易にホットスタータレバーを操作することができ、エンジン再始動時の操作性をより一層向上させることができる。
また、運転者の視野にホットスタータレバーがあるため、確実にホットスタータレバーを操作することができる。
更に、キャブレタにおける操作ケーブルの取付部材の位置をチョークノブの上方に設けたので、操作ケーブルとチョークノブとの干渉を防止することができる。
【0035】
請求項2の自動二輪車のエンジン始動装置は、ホットスタータレバーを、ハンドルに設けたクラッチレバーのスイング軸にスイング自在に取付けたので、ホットスタータレバーがクラッチレバーに接近しているために、クラッチレバーを操作しながらホットスタータレバーを操作することが可能になり、ギヤをつないだままでエンジンを再始動させることができ、素速い再スタートを行うことができる。また、ホットスタータレバーとクラッチレバーとでスイング軸を共用するため、部品数を減らすことができ、部品コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るエンジン始動装置を備えた自動二輪車の側面図
【図2】 本発明に係る始動装置を設けたキャブレタの説明図
【図3】 図1の3矢視図
【図4】 図1の4矢視図
【図5】 本発明に係るエンジン始動装置の作用を説明する第1作用図
【図6】 本発明に係るエンジン始動装置の作用を説明する第2作用図
【図7】 本発明に係るエンジン始動装置の作用を説明する第3作用図
【符号の説明】
10…自動二輪車、15…ハンドル、17…エンジン、21…キャブレタ、51…メインボア、52…チョーク(バイスタータ機構)、53…ホットスタータ機構、55…バイスタータ通路、56…燃料供給通路、57…弁室、58…バイスタータバルブ、61…ロッド、62…チョークノブ、63…スプリング、66…ホットスタータ通路、67…弁室、68…ホットスタータバルブ、72…インナワイヤ、73…アウタケーブル、74…操作ケーブル(ホットスタータケーブル)、75…取付部材、76…スプリング、92…クラッチレバー、98…ホットスタータレバー、105…スイング軸(ボルト)、110…エンジン始動装置。
Claims (2)
- 冷間始動時に用いるチョークと、運転中に停止したエンジンを再始動するときに用いるホットスタータ機構とを、共にキャブレタに付属させた自動二輪車において、
前記チョークは、キャブレタのメインボアに開口させたバイスタータ通路と、このバイスタータ通路と燃料供給通路との接続部分に設けた弁室と、この弁室内に移動可能に収納したバイスタータバルブと、このバイスタータバルブに取付けたロッドと、このロッドの先端に取付けたチョークノブと、バイスタータバルブを閉じる側に押付けるスプリングとからなり、
前記ホットスタータ機構は、前記メインボアに開口させたホットスタータ通路と、このホットスタータ通路の途中に設けた弁室と、この弁室内に移動可能に収納したホットスタータバルブと、このホットスタータバルブに連結したインナワイヤと、このインナワイヤの外側を覆うアウタケーブルと、これらのインナワイヤ及びアウタケーブルからなる操作ケーブルをキャブレタに取付けるためにキャブレタから突出させた取付部材と、前記ホットスタータバルブを閉じる側に押付けるスプリングとからなり、
前記ホットスタータバルブから前記操作ケーブルを延ばし、この操作ケーブルの端を、ハンドル近傍に設けたホットスタータレバーに連結し、このホットスタータレバーを操作することで前記ホットスタータバルブを開けることができるようにし、
前記ホットスタータレバーが、ハンドル近傍のクラッチレバーに近接して配置され、前記クラッチレバーを操作しながら前記ホットスタータレバーを操作可能とし、
前記取付部材の位置をチョークノブの上方に設けたことを特徴とする自動二輪車のエンジン始動装置。 - 前記ホットスタータレバーは、前記ハンドルに設けたクラッチレバーのスイング軸にスイング自在に取付けたものであることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車のエンジン始動装置。
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