JP4359479B2 - 不正検出機能付きスロットマシン - Google Patents

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Description

本発明は、回転する複数のリール(回胴)を、各リールに付された絵柄,文字等の図柄が所定の配列となるよう停止させることによって入賞メダルを獲得することができるスロットマシン(回胴式遊技機)に関する。
特に、本発明は、所定の範囲内の数を順次繰り返しカウントし、スタートレバーの押下に対応するタイミングにカウントした数を、乱数として用いることにより内部抽選を行うスロットマシンにおいて、生成した乱数を順次記憶し、乱数の発生に一定の傾向が存在する場合は、不正が行われている可能性やプログラムの中にバグがあると判定する不正検出機能付きスロットマシンに関する。
一般に、スロットマシンは、遊技者が遊技媒体となる遊技用メダルを投入してスタートレバーを押下することにより、所定の絵柄や文字,数字等の図柄(以下「図柄」と総称する)を表示した複数(通常は3個)のリールが回転を開始し、各リールに対応した複数(3個)のストップボタンを任意のタイミングで押下することで回転するリールが停止し、停止したリールの図柄の配列に応じて所定数のメダルが払い出されるという遊技機である。
この種のスロットマシンでは、一般に、ゲームの面白さを増す等のために、複数のリールが一定の確率で自動的に制御され、各リールに付された図柄が所定配列となるよう停止する、いわゆる「内部当たり」と呼ばれる入賞制御が行われるようになっている。
この内部当たり制御は、スタートレバーの押下によりゲームが開始されると、ゲーム1回ごとにスロットマシン内部で自動的に内部当たりの抽選(内部抽選)が行われて入賞内容(各種当たり、及びハズレを含む)が決定され、その入賞内容に応じてリールの停止位置が制御されるもので、所定の入賞内容に当選すると、遊技者のストップボタンを押すタイミングに拘わらず、一定範囲内で各リールに付された図柄がその入賞内容に応じた配列となるように停止制御され、これによって所定量のメダルが払い出されるものである。
具体的には、内部抽選の結果、所定の入賞内容に当選すると、回転する複数のリールは、一定範囲内(例えば、該当する図柄の位置から図柄4コマ分の範囲内)で、遊技者が各ストップボタンを押すタイミングに拘わらず、図柄が入賞ライン上で「7・7・7」や「BAR・BAR・BAR」、「スイカ・スイカ・スイカ」、「ベル・ベル・ベル」等、その入賞内容に応じた所定の配列となるように停止制御(入賞制御)される。
このリールの停止制御が行われることによって、各リールに対応するストップボタンの押下タイミングが、ある入賞内容の配列を構成する図柄(「7」や「BAR」)を配列上に止めるタイミングからずれたとしても、そのずれが一定範囲内(その図柄から4コマ分等の範囲内)であれば、機械的制御によってその図柄が所定の入賞ライン上に位置するように止められ、入賞配列が構成される。
そして、この停止制御の結果、遊技の巧拙等に拘わらず、遊技者が一定範囲内でストップボタンを押下すれば、図柄が所定の入賞配列となるようにリールが停止するので、遊技者には停止した入賞配列に応じた所定量のメダルが払い出されることになる。
ここで、このようなリールの停止制御には、リールを所定の図柄配列が揃うように停止制御する「引込み制御」と、一定の図柄配列が揃わないように停止制御する「入賞阻止制御」がある。入賞阻止制御は、例えばある入賞内容に当選した場合、そのゲーム中は、他の入賞内容の図柄配列が揃わないようにリールが停止制御されるものである。
そして、このようなリールの停止制御が行われる入賞内容としては、一般に、数種類の入賞内容が設定されるようになっており、内部抽選によって各ゲーム毎にいずれかの入賞内容が決定される。
入賞内容は、例えば、大量のメダル払出しが可能となる「レギュラー・ボーナス(RB)」や「ビッグ・ボーナス(BB)」等のボーナス・ゲーム、少量のメダル払出しがある「小役」、メダル投入なしで遊技が行える「再遊技(リプレイ)」、メダル払出しのない「ハズレ」等、数種類があり、抽選で決定された各入賞内容に応じて所定数の入賞メダルが払い出され、また払い出されないようにリールが停止制御されるようになっている。
例えば、「小役」の場合、1ゲーム単位で、数枚(例えば1〜15枚)のメダルが払い出される図柄配列(例えば、「ベル」の図柄が横一列に揃う配列)となるようリールが停止制御されるとともに(引込み制御)、他の入賞内容の図柄配列(例えば「大当たり」を示す「7・7・7」)が揃わないようにリールが停止制御される(入賞阻止制御)。
「RB」の場合、抽選に当選後、所定の入賞図柄(例えば「BAR・BAR・BAR」)が揃うとボーナス・ゲームが開始(入賞)となり、以後数ゲームが1セットとなったボーナス・ゲーム用のリール停止制御が行われ、そのボーナス・ゲーム中は、「小役」や大量払出しのある「大当たり」の図柄配列となるよう、リールが継続的に制御され、百枚以上のメダルが払い出されるようになる。
同様に、「BB」の場合、抽選に当選後、所定の入賞図柄(例えば「7・7・7」)が揃うとビッグ・ボーナス・ゲームが開始(入賞)となり、上記のようなボーナス・ゲーム(RB)が数セット(通常3セット)継続して行われるようにリールが制御され、数百枚の大量のメダルが払い出されるようにゲームが設定,制御される。
抽選の結果「ハズレ」となった場合には、各リールは図柄がメダル払出しのない配列(いずれの入賞図柄も揃わない配列)となるように停止制御される(入賞阻止制御)。
このようにリールが停止制御されるスロットマシンにおいては、内部抽選の結果、例えばBBやRBのような特定の入賞内容に当選すれば、以後のゲームで入賞することを条件として一定量の遊技媒体が確実に払い出されることになり、遊技者にとってきわめて魅力的なものとなっている。すなわち、スロットマシンの遊技者にとっては、内部抽選によってBB,RB等の特定の入賞内容に当選することが最大の関心事となっている。
ここで、内部抽選において、入賞内容が当たる確率は、所定の大きさに制御されている。すなわち、スロットマシンにおける内部抽選は、一般に乱数発生装置と抽選テーブルを用いて行われており、乱数発生装置が所定の範囲内の数を繰り返し順にカウントするが、このカウントする数の各周期における特定の領域に入賞内容が割り当てられている。
そして、遊技者がスタートレバーを押下したタイミングにカウントを行った数が、入賞内容に割り当てられた数であるかどうかを、抽選テーブルを用いて判定することにより入賞内容に当選したかどうかの判断が行われている。
例えば、あるスロットマシンでは、乱数発生のためのカウントの一周期が約2.7ミリ秒であり、この間におよそ1万6千の数をカウントする。そして、このうちの0から5千位までの数に種々の入賞内容を対応付けた抽選テーブルを用いるものがある。このような抽選テーブルが使用されたスロットマシンでは、およそ3分の1の確率でなんらかの入賞内容を当てることができるが、一周期が約2.7ミリ秒と大変小さい値であるため、さらにその3分の1の入賞内容を当てることができるタイミングを狙ってスタートレバーを押下することは、人間の感覚では不可能である。
したがって、乱数発生装置により発生する乱数は、真にランダムなものとなり、スロットマシンにおける内部抽選の当選確率は、通常であれば抽選テーブルの設定通りに得られることとなる。
しかしながら、このようなスロットマシンは、入賞内容が上記カウントの周期における特定の位置に固定しているため、この周期と同一の周期で、同一タイミングでスタートレバーを押下すれば、理論上同一の乱数が発生することになる。これは、一度入賞内容を引き当てるとともに、一定のタイミングでスタートレバーを押下することによって、常に同一の入賞内容を引き当てることが可能となることを意味している。
そして、このようなスロットマシンの内部抽選における弱点をついた不正行為が発生し、問題となっている。
すなわち、特殊な装置を用いてスタートレバーを押下することにより、上述のようなカウント周期における入賞内容に対応するタイミングに抽選させて、不正に入賞内容を引き当てる行為(以下、このような不正行為を行う者を不正行為者と称する。)が実行されている。このような不正行為(いわゆる「ゴト」)には、ソレノイドゴト、体感器ゴト、ハーネスゴトと呼ばれているようなものがある。
例えば、ソレノイドゴトは、ソレノイドを用いて一定の間隔でスタートレバーを押下することを可能とするものである。そして、そのスタートレバーを押下するタイミングを微調整できるようにすることによって、当選が得られるまで調整し、一度当選すれば以降はほぼ自動的に当選するものである。また、調整を繰り返すことによって、RBやBBといった当たり役を狙うことが可能となっている。
このため、これらのような不正行為を防止すべく、種々の技術研究・開発が行われている。例えば、特許文献1記載の発明によれば、RBやBB等の発生状況や発生分布を図表と対比可能な態様で出力することにより、容易に把握し、不正を発見する上での判断材料等として活用することを可能としている。
特開2002−304379号公報
しかしながら、特許文献1記載の発明は、RBやBBなどのボーナスの当たり具合を人間が見て、事後的に不正が行われたかどうかを判断するものであり、不正が行われてから判断が行われるまでの時間のずれが大きいという問題があった。特に、RBやBBなどの当たり役を当てる前に不正行為の検出ができず、不正行為を早い段階で取り締まることができないという問題があった。また、不正行為であるかどうかの判断は人により行われるため、判断に狂いや迷いが生じやすく、的確に不正行為を防止することが容易ではないという問題があった。
本発明は、以上のような従来の技術が有する問題を解決するために提案されたものであり、スタートレバーの押下によって発生した乱数を内部的に取得して記憶し、その発生に所定の傾向が見られるかどうかを判定して、所定の傾向がある場合に、不正が行われた可能性があることを示す信号を出力することにより不正行為の検出を行うことの可能な不正検出機能付きスロットマシンの提供を目的とするものである。
また、同時にスロットマシンの稼働当初における制御プログラムなどのバグを原因とする内部抽選の偏りを検出することの可能な不正検出機能付きスロットマシンの提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の不正検出機能付きスロットマシンは、回転する複数のリールが所定の図柄配列に停止されることで所定数のメダルが払い出されるスロットマシンであって、内部抽選に用いられる乱数の発生に、所定の傾向が存在するかどうかを判定し、所定の傾向が存在する場合に、不正が行われた可能性があると判断する不正検出手段を有する構成としてある。
不正検出機能付きスロットマシンをこのような構成にすれば、内部抽選を行うために生成された乱数の発生傾向を分析することによって、不正が行われた可能性があるかどうかを判断することができる。
すなわち、乱数の発生に所定の傾向があるかどうか、言い換えれば乱数がランダムに発生していない可能性が高いかどうかを判断することで、乱数の発生に不正な操作が介在していないかどうかを判断することができる。
このため、例えばソレノイドなどを用いてスロットマシンのスタートレバーを操作することによって、乱数の発生傾向に影響を与え、不正に当選を獲得する不正行為を正確かつ早期に検出することができ、適切にこれを防止することが可能となる。
また、本発明の不正検出機能付きスロットマシンは、内部抽選に用いられる乱数の値の範囲に対応させて抽選結果情報を保有する抽選テーブルを記憶する記憶部と、所定の範囲内の数を順次繰り返しカウントし、当該スロットマシンにおけるスタートレバーの押下に対応するタイミングにカウントした数を乱数として出力する乱数発生手段と、出力された乱数にもとづいて抽選テーブルから対応する抽選結果情報を取得することで内部抽選を行う抽選手段とを備えるとともに、内部抽選ごとに生成される乱数を所定の記憶部に順次記憶させる分析情報記憶手段を有し、不正検出手段が、所定の記憶部に順次記憶された乱数の発生に所定の傾向が存在するかどうかを判定し、所定の傾向が存在する場合に、不正が行われた可能性があると判断する構成としてある。
不正検出機能付きスロットマシンをこのような構成にすれば、周期的に一定の範囲内の数を繰り返しカウントし、スタートレバーが押下されたタイミングにカウントした数を乱数として内部抽選に使用するスロットマシンにおいて、その乱数を逐次所定の記憶部に記憶し、その発生傾向を分析することによって不正が行われた可能性があるかどうかを判断することができる。
このように内部的に生成した乱数をそのまま用い、その乱数が乱数とは言えないような傾向をもっているかどうかを判断することができるため、不正が行われた可能性があるかどうかを正確なデータにもとづき判断することができるとともに、発生傾向にもとづき判断することから早期に不正行為を検出することが可能となる。
また、本発明の不正検出機能付きスロットマシンは、不正検出手段が、乱数の発生に所定の傾向が存在するかどうかを判定するにあたって、乱数発生手段により出力された乱数と、一回前のゲームにおいて乱数発生手段により出力された乱数の差の絶対値が、乱数発生手段によりカウントされる乱数の最大値に対して所定の割合以下であるかどうかを確認するとともに、所定の割合以下である場合が、所定の回数に達したかどうかを確認し、所定の回数に達している場合に、不正が行われた可能性があると判断する構成としてある。
不正検出機能付きスロットマシンをこのような構成にすれば、不正行為が行われたかどうかの判断を、乱数値の変化量に着目して行うことができる。
例えば、ソレノイドなどを用いた不正行為では、乱数の発生周期における当選領域にタイミングを合わせて、スタートレバーを押下するように調整が行われるため、発生する乱数の値は、その一回前のゲームで内部抽選に使用された乱数の値から一定の範囲内に調整されることになる。
このため、このような傾向を検出することによって、不正が行われた可能性が高いと判断することが可能となる。
なお、スロットマシンによっては、乱数を生成した後に、生成した乱数を変換することにより、乱数発生周期における当選の位置を、その乱数発生周期で分散させるものがある。このようなスロットマシンについても、当選の位置が乱数発生周期において固定している限り、不正行為者はスタートレバーの押下タイミングを調整することによって、当選を狙うことが可能である。
この場合、変換前の乱数は、不正装置の使用により乱数発生周期におけるほぼ同一の位置に集中したり、あるいは不正装置を用いてタイミングの調整が行われることにより少しづつその位置がすれていく傾向で生成されると考えられる。
したがって、このような場合にも、上述のように乱数発生手段により生成された乱数の発生傾向を分析することによって、不正が行われた可能性があるかどうかを判断することが可能となる。
また、本発明の不正検出機能付きスロットマシンは、不正検出手段が、乱数の発生に所定の傾向が存在するかどうかを判定するにあたって、所定の割合以下である場合が、所定の回数に達し、かつ、内部抽選において、当たりの抽選結果が所定の回数に達している場合に、不正が行われた可能性があると判断する構成としてある。
不正検出機能付きスロットマシンをこのような構成にすれば、レギュラー・ボーナスやビッグ・ボーナスなどが当選していなくとも、例えば、小役がほぼ連続して当選している段階で、不正行為を検出することができる。
したがって、不正行為を早期に防止することが可能となる。
また、本発明の不正検出機能付きスロットマシンは、不正検出手段が、乱数の発生に所定の傾向が存在するかどうかを判定するにあたって、所定の割合以下である場合が、所定の回数に達し、かつ、内部抽選において、ハズレの抽選結果が所定の回数に達している場合に、不正が行われた可能性があると判断する構成としてある。
不正検出機能付きスロットマシンをこのような構成にすれば、当たり役がほとんど当選しておらず、ハズレが連続しているような場合であっても、乱数の発生状況を分析することによって、不正装置の使用を検出することができる。
このため、不正装置の使用を極めて早期に検出することができ、不正行為の排除を行うことが可能となる。
また、本発明の不正検出機能付きスロットマシンは、不正検出手段が、不正が行われた可能性があると判断した場合に、不正が行われた可能性があることを示す信号を当該スロットマシンの外部集中端子部の外部出力端子を介して、少なくとも外部コンピュータ、ランプ、又はスピーカのいずれかに出力する構成としてある。
不正検出機能付きスロットマシンをこのような構成にすれば、不正が行われた可能性があることを、遊技店側は、コンピュータ上に表示などを行うことができる。また、呼び出しランプなどに注意信号を表示させることもできる。
このため、遊技店側は、不正行為が行われていることを、容易かつ迅速に把握することが可能となる。
また、本発明の不正検出機能付きスロットマシンは、前記不正検出手段が、不正が行われた可能性があると判断した場合に、スロットマシンに備えられた所定の照明を消灯若しくは点滅させ、及び/又は、スロットマシンに備えられたスピーカから所定の音声を出力させ、及び/又は、スロットマシンに備えられた表示手段から所定のメッセージを表示させ、及び/又は、ゲームのスタートが実行できないように制御し、及び/又は、払出しメダルを貯留する機能をもつスロットマシンにおいては、これをリセットし、及び/又は、メダルの投入を禁止させ、及び/又は、スロットマシンの電源を落とさせ、及び/又は、スロットマシン自体を振動させる構成としてある。
不正検出機能付きスロットマシンをこのような構成にすれば、例えば、所定の傾向が存在するかどうかの判定を二重化し、不正が行われた可能性があると判断できる場合に、上述のように遊技店側にこれを把握可能とし、加えて、不正が行われた可能性が極めて高いと判断できる場合には、スロットマシン自体に上記所定の制御を加えることによって、さらなる不正行為を排除することが可能となる。
本発明によれば、スロットマシンにおいて、ゲームごとに生成される乱数を順次記憶するとともに、その乱数の発生に一定の傾向が見られるかどうかを判定することによって、その遊技に不正行為が行われている可能性があるかどうかを判断することが可能となる。
このため、ソレノイドゴトや体感器ゴトなどの不正装置を用いてスタートレバーを操作し、不正に当選を獲得している不正行為者を検知することができ、その行為を取り締まることが可能となる。
また、このような不正装置を用いることにより、RBやBB等の当たり役をまだ獲得してはいないが、小役のみを出し続けているような不正行為についても適切かつ早期に検出することが可能である。
さらに、ハズレのみが連続して出現しているような状況においても、発生している乱数に着目することにより不正装置が使用されていることを検出することができ、極めて早期に不正装置の使用を見破ることが可能である。
また、その不正であるか否かの判断を、乱数発生装置から得られた乱数の変化にもとづき判断を行うことができるため、極めて正確に判断を行うことが可能となる。
そして、このような不正行為を検出するための手段を、スロットマシンの本体にもたせることができることから、上位のコンピュータに対しては、大きな変更を行うことなく不正検出を実現することが可能となる。
以下、本発明に係る不正検出機能付きスロットマシンの好ましい実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
なお、以下の実施形態に示す本発明の不正検出機能付きスロットマシンは、プログラムに制御されたコンピュータにより動作するようになっている。プログラムは、コンピュータの各構成要素に指令を送り、スロットマシンの動作に必要となる所定の処理、例えば、リールの回転及び停止制御処理,内部当たりの抽選処理,メダルの払出処理,不正検出処理等を行わせる。このように、本発明のスロットマシンにおける各処理,動作は、プログラムとコンピュータとが協働した具体的手段により実現できるものである。
プログラムは予めROM,RAM等の記録媒体に格納され、コンピュータに実装された記録媒体から当該コンピュータにプログラムを読み込ませて実行されるが、例えば通信回線を介してコンピュータに読み込ませることもできる。
また、プログラムを格納する記録媒体は、例えば半導体メモリ,磁気ディスク,光ディスク、その他任意のコンピュータで読取り可能な任意の記録手段により構成できる。
[スロットマシン本体]
まず、図1及び図2を参照して、本発明の一実施形態に係る不正検出機能付きスロットマシンの本体の構成について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るスロットマシンの本体を示す概略正面図である。また、図2は、同じく本実施形態に係るスロットマシン本体の内部構造を示す概略斜視図である。
これらの図に示すように、本実施形態のスロットマシンは、従来のスロットマシンと同様、スロットマシン1に備えられた複数のリール21(図2に示すリール21a,21b,21c参照)を回転させ、各リール21a〜21cに付された図柄(文字,数字,絵柄等)を所定の配列に停止させることによって入賞メダルを獲得することができる回胴式遊技機を構成している。
具体的には、スロットマシン1は、内部に必要な構成,装置等を収納した筐体状に構成されており、前面側は前面パネル2によって開閉自在に覆われるようになっている。
前面パネル2は、図1及び図2に示すように、スロットマシン1に対して開閉自在に取り付けられる扉体で、スロットマシンの正面部を構成している。
この前面パネル2のほぼ中央部分には、三つの表示窓3(3a,3b,3c)が設けられている。
表示窓3は、スロットマシン1内部に配設された三つのリール(左)21a,リール(中)21b,リール(右)21c(図2参照)の視認用の窓部で、通常、無色透明又は有色透明な樹脂製パネル等からなり、三つの各リール21の周囲に描かれた複数の図柄のうち、縦方向に連続して隣接する複数(通常三つ)の図柄をそれぞれ視認,識別できるようになっている。
表示窓3には、入賞ライン表示が描かれており(図1では5ライン)、入賞ライン表示に沿って停止,配列されたリール21a〜21cの図柄の組合せによって、ゲームの入賞が決定されるようになっている。
前面パネル2の表示窓3の下側には、図1に示すように、スタートレバー4及びストップボタン5が備えられている。
スタートレバー4は、三つの各リール21の回転を開始させるゲームスタート手段であり、このスタートレバー4が遊技者の操作によって押下されることで、後述する制御手段10にスタート信号が出力され(図3参照)、本体内部の各リール21a〜21cが一斉(又は順次)に回転するようになっている。
このスタートレバー4の押下によりスタート信号が入力されることで、後述する制御手段10の乱数発生手段11aにおいて(図3参照)乱数の生成が行われ、この乱数を用いて、制御手段10の抽選手段11bにおいて(図3参照)内部当たりの抽選が行われるようになっている。
また、この乱数生成の後に、スタートレバー4の押下が不正に行われているかどうかを分析し、不正行為が行われているおそれがあると判断される場合には、その信号の出力を行う不正検出処理が、制御手段10の不正検出手段11cにおいて(図3参照)実行されるようになっている。
ストップボタン5は、回転するリール21を停止させる停止手段であり、三つのリール(左)21a,リール(中)21b,リール(右)21cに対応して設けられた三つのストップボタン(左)5a,ストップボタン(中)5b,ストップボタン(右)5cが備えられている。この各ストップボタン5a,5b,5cが遊技者の任意のタイミングで押下されることで、制御手段10にストップ信号が出力され(図3参照)、対応する各リール21a,21b,21cの回転が停止されるようになっている。
従って、遊技者がこれらスタートレバー4及びストップボタン5を操作することにより、三つのリール21a〜21cを回転及び停止させて、各リール21a〜21cに付された図柄を所定の入賞配列となるよう揃えるスロットマシン遊技を行うことができる。
リール21は、一般のスロットマシンにおけるものと同様、外周に複数(通常21個)の絵柄や文字等の図柄が描かれた円筒状部材からなり、縦方向(図面上下方向)に回転する三つのリール(左)21a,リール(中)21b,リール(右)21cが、図2に示すように、横方向(図面左右方向)に一列に並んで配設されている。
各リール21a〜21cに備えられる図柄は、各リールごとに等間隔で配設され、例えば「7」や「BAR」等の文字や、スロットマシンのキャラクターや果物等を示す絵柄等が、所定の順番で表示されており、通常、各リールに21個ずつの図柄が表示されるようになっている。
そして、このリール21a〜21cの図柄が、対応するストップボタン5a〜5cが押下操作されることで、上述した表示窓3の入賞ライン表示に沿って、例えば「7・7・7」や「BAR・BAR・BAR」等、所定の組合せで停止されることで入賞が決定される。
三つのリール21a〜21cは、スロットマシン1の内部に備えられた制御手段10及びドラムユニット20により駆動制御及び停止制御されるようになっている。ドラムユニット20は、三つのリール21a〜21cを回転自在に保持するとともに、スタートレバー4及びストップボタン5a〜5cが押下操作されることで、後述する制御手段10の制御部11からパルス(駆動)信号を入力し(図3参照)、対応するリール21a〜21cの回転の始動,定速回転及び停止の制御を行うようになっている。
このドラムユニット20により、制御手段10で行われる内部抽選の結果に応じてリール21の停止位置が制御され、遊技者のストップボタン5を押すタイミングに拘わらず、すなわち、各ストップボタン5a〜5cの押下タイミングがずれていても、一定範囲内(通常、図柄4コマの範囲内)で対応するリール21a〜21cの図柄が特定配列となるよう、リール21が停止制御されるようになっている。
例えば、内部抽選の結果、所定の入賞内容に当選すると、遊技者のストップボタン5a〜5cを押すタイミングに拘わらず、対応する各リール21a〜21cの図柄が「7・7・7」や「BAR・BAR・BAR」等、所定の配列となるよう、リール21が停止制御されることになる。
これにより、スタートレバー4からのスタート信号を契機として制御手段10で内部抽選が行われ、制御手段10からの制御信号によりドラムユニット20が制御されることで、ストップボタン5が押下されるタイミングに拘わらず、一定範囲内で内部抽選の結果に応じた停止位置で各リール21a,21b,21cが停止されることになる。
前面パネル2のスタートレバー4及びストップボタン5の上部近傍には、図1に示すように、メダル投入口6及びメダルBETスイッチ7が備えられている。
メダル投入口6は、ゲームに使用される遊技媒体となるメダルの受け入れ口であり、このメダル投入口6から投入されるメダル数だけゲームが行えるようになっている。
ここで、メダル投入口6の本体内部側には、図示しないメダル検出部が備えられ、投入されたメダル数がカウントされ、そのメダル数を示すメダル信号が、本体内部の制御手段10に出力されるようになっている(図2参照)。
また、メダル投入口6から投入されるメダルの数は、貯留メダル数として後述する制御手段10内の記憶部12に記憶されるようになっており(図3参照)、遊技の開始に先立って、予め複数のメダルを投入して貯留メダルとして貯留,記憶できるようになっている。
メダルBETスイッチ7は、メダル投入口6から投入されたメダルに貯留メダルがある場合に、その貯留メダルの中からゲームに使用する(掛ける)メダルを投入するメダル投入用スイッチである。
このメダルBETスイッチ7が押下されると、メダル信号が制御手段10に出力され(図3参照)、押下された回数と同数のメダルが、記憶部12の貯留メダルからゲームに投入されることになる。
なお、本実施形態では特に図示しないが、メダルBETスイッチ7は、一回の押下によって一ゲームに投入可能な最大数のメダルを貯留メダルから投入するMAX-BETスイッチや、一回の押下で一枚のメダルを貯留メダルから投入する1-BETスイッチ等の種類がある。
スロットマシン1の下側には、入賞メダル払出し口8及びスピーカ9が備えられている。
入賞メダル払出し口8は、ストップボタン5の押下によって停止されたリール21が所定の入賞配列となった場合に、当該配列に応じた数量の入賞用のメダルが払い出されるようになっている。
スピーカ9は、遊技者に対してメロディ音やメッセージ音等の各種の音声を発生するようになっている。このスピーカ9に、例えば、制御手段10で内部抽選が行われ、所定のボーナス・ゲームに入賞した場合に、それを告知する内部当たり告知音声を発するようにすることも好ましい。
[制御手段]
次に、以上のような構成からなる本実施形態に係るスロットマシンを制御する制御手段10について、図3を参照しつつ説明する。
図3は、図1に示す本実施形態に係るスロットマシンの制御手段の概略を示すブロック図である。同図に示すように、本実施形態の制御手段10は、例えば、CPUとRAM,ROM等からなるマイクロコンピュータでプログラムが実行されることにより実現され、上述したようなスロットマシン1の各部の処理,動作を制御する。
具体的には、本実施形態の制御手段10は、図3に示すように、制御部11と記憶部12を備え、制御部11は、乱数発生手段11a,抽選手段11b,分析情報記憶手段11c,不正検出手段11dの各手段を備えている。
制御部11は、メダル投入口(メダル検出部)6からのメダル信号及びメダルBETスイッチ7からのメダル信号を入力し、メダル投入口6から投入されたメダルの枚数及びメダルBETスイッチ7を用いて掛けられたメダルの投入枚数を確認するとともに、メダルBETスイッチ7からのメダル信号に基づき、記憶部12で記憶される貯留メダル枚数を減少させる。これにより、各ゲームに使用される(掛けられる)メダル数が決定されることになる。
また、制御部11は、スタートレバー4からのスタート信号及びストップボタン5a〜5cからのストップ信号を入力することにより、リール21の制御信号となるパルス(駆動)信号をドラムユニット20へ出力し、リール21a〜21cを回転及び停止させる。これにより、ドラムユニット20では、スタート信号によってリール21a〜21cを回転させるとともに、ストップボタン5a〜5cの押下操作により入力されるストップ信号により、対応するリール21a〜21cを停止させることになる。
また、制御部11は、ドラムユニット20から入力されるマーカー信号より、各リール21a〜21cの停止図柄を認識し、この停止図柄が所定の入賞配列か否かを判定するようになっており、判定の結果、所定の入賞配列であるときは、入賞の種類に応じた枚数のメダルの払出し処理を行うようになっている。
制御部11の乱数発生手段11aでは、内部抽選に使用するための乱数が生成される。この乱数発生手段11aは、一般に乱数発生装置と呼ばれるICカウンタを有しており、スロットマシンの電源を投入すると、所定の範囲内の数を順次繰り返しカウントする。そして、乱数発生手段11aは、スタートレバー4が押下されると、そのタイミングにカウントした数を乱数として出力する。
制御部11の抽選手段11bでは、乱数発生手段11aにより生成された乱数を用いて内部抽選が行われる。
この抽選手段11bでは、従来のスロットマシンの場合と同様に、記憶部12に予め設定,記憶された抽選テーブルを用いて、乱数に対応する入賞内容を示す抽選結果情報を取得することにより内部抽選が行われる。
このように、この内部抽選の結果により各ゲームにおける入賞内容が決定され、その入賞内容に応じてリール21の停止位置が制御されることになり、ある入賞内容に当選すると、遊技者のストップボタン5を押すタイミングに拘わらず、一定範囲内で各リール21に付された図柄がその入賞内容に応じた配列となるように停止制御されることになる。すなわち、制御部11は、抽選手段11bの抽選結果に応じた所定の入賞配列にリール21を停止制御するパルス(駆動)信号をドラムユニット20に出力し、ドラムユニット20では、この信号に基づいてリール21の停止位置を制御する。これにより、各リール21a〜21cは、ストップボタン5a〜5cが押下されるタイミングに拘わらず、一定範囲内で、図柄が入賞内容に応じた所定の入賞配列となるように停止するようになる。
なお、抽選手段11bで抽選,決定される入賞内容としては、一般に「ハズレ」,「再遊技」,「小役」,「レギュラー・ボーナス」,「ビッグ・ボーナス」等、数種類に分かれており、本実施形態でも、同様の入賞内容が抽選により決定されるようになっている。但し、この入賞の種類や具体的な内容は、スロットマシンの型や種類等に応じて設定されるようになっており、本実施形態に係るスロットマシンを実施するための特段の限定等はない。
図4は、乱数の発生と内部抽選を説明するための、乱数と入賞内容の関係の例を示す図である。同図に示す円グラフは、乱数発生手段11aによりカウントされる数の一周期を示すものである。この乱数発生手段11aによる数のカウントは、例えば、0から数を1づつインクリメントして16000まで約2.7ミリ秒でカウントする動作を繰り返すものとすることができる。
同図に示すように、内部抽選による入賞内容は、このカウントされる数の一周期における所定の領域に予め設定されている。図4の例では、0〜2200までに再遊技が、2201から4900までにその他の各種小役が、4901〜5000までにRBとBBが割り当てられているようすを表している。
そして、抽選手段11bは、乱数発生手段11aにより生成された乱数が、この周期におけるどの範囲の値を示すものであるかということによって、抽選を行っている。このような乱数の値の範囲と、入賞内容を示す抽選結果情報の対応関係は記憶部12における抽選テーブルに予め格納されている。
ここで、不正行為者は、当選に該当する乱数の値の範囲が、上記のようにカウントされる数の周期における特定の領域に固定していることに着目し、その周期に位相を併せてスタートレバー4を押下することにより、特定の入賞内容を狙うことを可能としている。
以下、ソレノイドゴトによる不正行為を例に、より詳細に説明する。
不正行為者は、このソレノイドゴトに係る不正装置をスロットマシンのスタートレバー4に取り付け、この装置を用いることによって、上記乱数発生手段11aにおけるICカウンタのカウント周期と同一の周期で、スタートレバー4を押下する。すなわち、不正装置を用いることによって、カウント周期における同一の位相に毎回タイミングを合わせて、スタートレバー4を押下することが可能になっている。また、そのタイミングを少し遅らしたり、あるいは早めたりする微調整を可能とすることにより、特定の入賞内容に徐々に近づけることを可能としている。
したがって、この不正装置を用いることにより、例えば、スタートレバー4を押下し、内部抽選の結果「ハズレ」となった場合、その乱数は図4の例では、5001から16000までの間の値であると考えられるため、スタートレバー4を押下するタイミングを徐々にずらすことによって、再遊技又はBBの領域方向に近づけることが可能となっている。そして、一度当選の領域に位相を合わせることができると、以降は、その位相を保つことによって、同じ入賞内容を繰り返し当てることが可能となっている。
この不正装置を実際に使用するにあたっては、まず、当選確率の高い入賞内容、例えば再遊技などが当たるまで通常に遊技を行い、これが当たってから不正装置を動作させて小役を連続して当て、徐々に大きな当たりを狙うものと考えられる。
一般に、再遊技は、スロットマシンにおいて最も当選確率が高く、狙いやすい入賞内容であり、その当選確率は、およそ7分の1に設定されている。したがって、2回連続して再遊技が当選する確率は約50分の1、3回連続して再遊技が当選する確率は約350分の1、4回連続して再遊技が当選する確率は約2500分の1、5回連続して再遊技が当選する確率は約17000分の1である。スロットマシン遊技は、遊技店の開店時から閉店時まで連続して遊技を行った場合、およそ7000ゲーム程行うことができるが、このような再遊技が連続して出現する確率を考えると、4回連続して再遊技が当選することは、一日中遊技を行っている場合でも3回程度しか起こらないと考えられる。また、5回以上連続して再遊技が当選することは、一日中遊技を行っても、1回も起こらない場合が多いと考えられる。
したがって、同じ役が数多く連続して当たり、しかも乱数の位相が少しづつずれて変化している場合は、ソレノイドゴトなどによる不正が行われている可能性が大きいと考えられる。
図5は、ソレノイドを用いて不正にスロットマシンの遊技を行った場合に得られた分析情報を示している。この分析情報とは、ゲームごとに生成された乱数情報である。また、図6は、同じスロットマシンにより通常に遊技を行った場合に得られた分析情報を示している。これらの図において、縦軸は乱数発生手段11aによりカウントされる数の一周期分を16進数で示したものの上2桁を示している。また、横軸は、各ゲームの実行回数(1回目,2回目等)を表わしており、同グラフにおいては、同一の横軸内に繰り返し三重にゲームの実行結果を記載している。
図6に示すように、通常に遊技を行った場合には、遊技者によるスタートレバー4の押下はランダムに行われるため、乱数発生手段11aにより発生する乱数は、縦軸に示すカウント数の範囲内に無秩序に広く分散している。
しかしながら、図5に示す不正に行った遊技の実行結果では、多数回にわたって連続して小役を当選させることができており、また、その位相が少しづつ変化していることが見て取れる。同図において、実線グラフの左端が最初のゲームを表わしており、はじめ大きく当選の範囲からはずれていたのが、少しづつ位相を変化させることにより小役を狙い当てることができるようすが示されている。そして、二重目の細かい破線グラフ、三重目の粗い破線グラフでは、安定して小役を当選させることができている。
このように不正装置を使用することによって、特定の値に狙いを定めて乱数を発生することができるため、スロットマシンに精通し、不正装置の扱いに慣れた不正行為者であれば、さらに正確に入賞内容を狙うことができるものと推測される。
このため、本実施形態の不正検出機能付きスロットマシンでは、分析情報記憶手段11cによって、乱数発生手段11aにより生成した乱数を記憶部12に記憶させ、不正検出手段11dによりその変化を分析することにより、不正行為が行われた可能性があるかどうかを判断している。
具体的には、本実施形態における分析情報記憶手段11cは、スタートレバー4からのスタート信号にもとづき乱数発生手段11aにより出力された乱数を、ゲームごと(内部抽選ごと)に記憶部12に記憶する。また、分析情報記憶手段11cにより、抽選手段11bで行われた内部抽選の結果、当選した場合の当たり役をゲームごとに記憶部12に記憶させることも好ましい。
そして、不正検出手段11dは、記憶部12に記憶された分析情報における乱数の発生に、図5を用いて説明したような所定の傾向が見られるかどうかを判断する。すなわち、ほとんど同一の位相が多数連続して出現しているかどうかや、その位相が少しづつ変化しているかどうかを判断する。
すなわち、乱数発生手段11aにより出力された乱数と、一回前のゲームにおいて乱数発生手段11aにより出力された乱数の差の絶対値が、乱数発生手段11aによりカウントされる乱数の最大値に対して所定の割合以下であるかどうかを確認するとともに、所定の割合以下である場合が、所定の回数連続したかどうかを確認し、所定の回数連続している場合に、不正が行われた可能性があると判断する。
具体的には、図5において、所定の範囲の位相差、例えば2200(十進法)以内の位相差の乱数が、所定の連続出現回数、例えば5回連続して出現した場合に、不正が行われている可能性があると判断することができる。この場合、図5の例では、9ゲーム目で不正のおそれを検出できることとなる。したがって、この例では、ハズレが連続して出ている段階で、不正行為が行われている可能性があることを既に検出できており、極めて早期に不正行為を見破ることが可能となっている。勿論、このような判断の基準となる所定の範囲の位相差や、所定の連続出現回数は、抽選テーブルの設定などにもとづいて任意に定めることが可能である。
さらに、分析情報記憶手段11cによって、乱数とともに、その乱数による内部抽選の結果情報(例えば、当たり役のみ、あるいは当たり役とハズレ)を記憶部12に記憶させ、当たりが上述のように連続して出力した場合にのみ不正が行われた可能性があると判断するようにすることもできる。
なお、内部抽選を行った回数と、各種当たり役に当選した回数を区分して記憶部12に記憶し、所定のタイミングで各種当たり役の当選確率を計算して、その確率が所定の値を超えた場合に、不正が行われた可能性があると判断するようにすることも可能である。また、所定時間内に各種当たり役に当選した回数が所定の回数を超えた場合に、不正が行われた可能性があると判断するようにすることも可能である。
さらに、遊技における各種の状態(例えば、通常ゲーム,RB,BB等)別にメダルの投入枚数と払出し枚数を区分して記録し、所定のタイミングで出率(払出し枚数÷投入枚数)を計算して、その出率が所定のタイミングごとに状態別に定義された出率の所定の数値を超えた場合に、不正が行われた可能性があると判断するようにすることも可能である。
これらの手法は、特に未知の不正行為や、プログラムのバグの検出に有効なものとして用いることが可能である。
また、この不正検出手段11dによる分析においては、種々の統計的手法を用いることができる。
例えば、最小二乗法,マルカート法,ニュートン法等によって、内部抽選に用いられる乱数が、不正行為によりランダムに生成されておらず、特定の傾向をもって出現していることを検出することができる。
なお、最小二乗法等の適用にあたって、乱数発生手段11aにより出力された乱数の最大値と最小値を除外したり、極大値又は極小値と見なし得る値の除外を考慮することも可能である。
さらに、不正検出手段11dは、不正が行われた可能性があると判断すると、不正が行われた可能性があることを示すリレー信号を外部集中端子部30における外部出力端子31に出力する。
そして、この外部出力端子31からのリレー信号を遊技店におけるホールコンピュータなどに入力し、そのコンピュータ上に遊技機ごとに不正が行われた可能性があることを示す表示を行う。また、そのリレー信号にもとづいて、呼び出しランプなどを点灯させたり、スピーカから警告音を出力することも好ましい。
これによって、遊技店側は、不正に遊技が行われていることを容易かつ迅速に把握することが可能となる。
この不正検出手段11dの不正検出処理における判断は、上述のように確率や統計的手法にもとづき行うものであるため、不正が行われていることを断定するものではないが、遊技店側は不正が行われた可能性があることを把握することができるため、その遊技者の遊技状況に注意を払うことによって、不正を確実に摘発することが可能となる。
また、本発明によれば、乱数発生手段11aにより生成した乱数の変化傾向にもとづいて不正の検出を行うことができるため、不正の検出を早期に行うことが可能であるとともに、正確な乱数の情報にもとづいて不正の検出を行うことが可能となる。
記憶部12は、制御手段10におけるスロットマシン各部の制御や遊技制御に必要なプログラムや各種のデータを記憶,蓄積する記憶手段である。
例えば、記憶部12には、抽選手段11bでの内部抽選に用いられる抽選テーブルなどが記憶されるようになっている。
また、記憶部12には、上述したメダル投入口6から投入される貯留メダルの枚数(貯留メダル数)が記憶され、メダルBETスイッチ7のメダル信号により、記憶された貯留メダル枚数が減少される。
そして、本実施形態では、上述したように、内部抽選ごとに乱数発生手段11aにより生成される乱数は、分析情報記憶手段11cによって記憶部12に記憶される。ただし、乱数は、記憶部12に記憶しなければならないものではなく、記憶部12とは別個の記憶装置に記憶する構成としてもかまわない。
なお、以上説明した本実施形態に係る不正検出機能付きスロットマシンの構成は、上述した各部の他は、既存のスロットマシンにおける構成,機能とほぼ同様となっており、遊技方法,遊技システム等もほぼ同様である。
従って、既存マシンと同様の部分については詳細な説明は省略する。
[遊技動作]
次に、以上のような構成からなる本実施形態に係るスロットマシンの動作について、図7を参照しつつ説明する。図7は、本実施形態に係るスロットマシンの動作の概略を示すフローチャートである。
同図に示すように、まず、遊技者がメダル投入口6にメダルを投入することでゲームが開始される(図7に示すステップ701)。
ここで、投入されるメダルは、通常、表示窓3上の入賞ラインに対応して1枚掛け,2枚掛け又は3枚掛けに割り当てられ、4枚以上のメダルが投入された場合、4枚以上のメダルは貯留メダルとして制御手段10の記憶部12に記憶される。従って、貯留メダルは、メダルBETスイッチ7によって2回目以降のゲームにおいて投入可能に貯留されることになる。
メダル投入後は、スタートレバー4が押下されることにより(ステップ702)、三つのリール21が一斉に回転を開始し、それと同時に、制御手段10の制御部11内の乱数発生手段11aにおいて乱数が生成され、これを用いて抽選手段11bにおいて内部当たりの抽選が行われる(ステップ703)。
また、乱数発生手段11aにおいて生成された乱数、すなわちカウント周期における位相情報を、不正を検出するための分析情報として、分析情報記憶手段11cがゲームの度に記憶部12に蓄積する。また、このときその乱数を用いて行われた内部抽選の結果情報も、不正を検出するための分析情報として合わせて蓄積することが好ましい(ステップ704)。
そして、不正検出手段11dが、記憶部12に蓄積された分析情報にもとづいて、不正が行われた可能性があるかどうかを判断する(ステップ705)。
不正が行われた可能性があると判断された場合(ステップ706のYes)、不正検出手段11dは、不正が行われた可能性があることを示すための信号を外部出力端子31に出力する(ステップ707)。この場合、遊技自体には何らの影響も与えず、以降は通常の遊技状態が実行されることになる。また、不正が行われた可能性があると判断されなかった場合についても、通常の遊技状態が実行される(ステップ706のNo)。
すなわち、遊技者によりストップボタン5a〜5cが押下操作され、各ストップボタン5a〜5cに対応するリール21a〜21cが停止制御され、通常の遊技動作が実行されることになる。
以上説明したように、本実施形態に係る不正検出機能付きスロットマシンによれば、乱数発生手段11aにより生成された乱数の発生傾向にもとづいて、不正に遊技が行われた可能性があるかどうかを判断し、これを外部出力端子31に出力することができる。
また、このように乱数の発生傾向にもとづいて、不正に遊技が行われた可能性があるかどうかを判断することにより、RBやBBなどの当たり役が当てられた後でなくとも、早期に不正行為が行われていることを検出することが可能となっている。
さらに、乱数発生手段11aにより生成された乱数を用いて不正検出を行っていることから、極めて正確な検出を行うことができ、例えハズレが連続しているような場合であっても、発生する乱数の位相差が所定の範囲以下のものが連続しているどうかを判断することによって、不正装置が使用されていることを見破ることが可能となっている。
また、スロットマシンの製造時や稼働初期において、プログラムのバグにより、内部抽選における乱数の発生に問題があるような場合についても、本実施形態のスロットマシンによればこれを検出することが可能となる。
以上、本発明の不正検出機能付きスロットマシンについて、好ましい実施形態を示して説明したが、本発明に係る不正検出機能付きスロットマシンは、上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、上述した実施形態においては、制御部11の構成に、乱数発生手段11a及び抽選手段11bを用いた場合について説明しているが、乱数発生手段11aの機能を抽選手段11bに含めて、一つの手段として構成することも勿論可能である。また、制御手段10自体を複数に分割した構成とする変更などを加えることも可能であり、本発明の不正検出機能付きスロットマシンの詳細な設計事項については適宜変更できることは勿論である。
また、不正検出手段11dにより実行される、不正が行われた可能性があることを示す情報の出力については、様々な態様をとることが可能である。
例えば、上述のように外部出力端子31にリレー信号を出力し、この信号を用いてホールコンピュータ等にメッセージなどを表示したり、あるいはランプの点灯を行うこと等により、遊技店側にこれを知らせるようにすることができる。また、スロットマシン自体の所定のランプを点滅等させたり、スロットマシンの全体の照明を消すことによって、あるいはスピーカ9から音声出力や、所定の表示手段からメッセージ表示等を行うことにより、不正行為者に警告を与える構成とすることも可能である。
さらに、不正検出手段11dにより、不正行為の可能性が検出された場合、ゲームのスタートが実行できないように制御したり、払出しメダルを貯留する機能(クレジット)をもつスロットマシンにおいては、これをリセットしてゼロとしたり、あるいは、メダルの投入を禁止したり、スロットマシンの電源を落とすことなどにより、不正行為の継続を強制的に排除する構成とすることも可能である。
また、このような場合に、スロットマシン自体を振動させることなどによって、不正行為に対する警告を与える構成とすることも可能である。
本発明の一実施形態に係る不正検出機能付きスロットマシンを示す概略正面図である。 本発明の一実施形態に係る不正検出機能付きスロットマシンの内部構造を示す概略斜視図である。 本発明の一実施形態に係る不正検出機能付きスロットマシンの制御手段を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る不正検出機能付きスロットマシンにおける乱数と入賞内容の関係を示す図である。 本発明の一実施形態に係る不正検出機能付きスロットマシンにおいて、ソレノイドを用いて不正に遊技を行った場合に得られた分析情報を示す図である。 本発明の一実施形態に係る不正検出機能付きスロットマシンにおいて、通常に遊技を行った場合に得られた分析情報を示す図である。 本発明の一実施形態に係る不正検出機能付きスロットマシンの動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 スロットマシン本体
2 前面パネル
3 表示窓
4 スタートレバー
5(5a,5b,5c) ストップボタン
6 メダル投入口
7 メダルBETスイッチ
8 入賞メダル払出し口
9 スピーカ
10 制御手段
11 制御部
11a 乱数発生手段
11b 抽選手段
11c 分析情報記憶手段
11d 不正検知手段
12 記憶部
20 ドラムユニット
21(21a,21b,21c) リール
30 外部集中端子部
31 外部出力端子

Claims (7)

  1. 回転する複数のリールが所定の図柄配列に停止されることで所定数のメダルが払い出されるスロットマシンであって、
    内部抽選に用いられる乱数の値の範囲に対応させて抽選結果情報を保有する抽選テーブルを記憶する記憶部と、
    所定の範囲内の数を順次繰り返しカウントし、当該スロットマシンにおけるスタートレバーの押下に対応するタイミングにカウントした数を乱数として出力する乱数発生手段と、
    前記出力された乱数にもとづいて前記抽選テーブルから対応する抽選結果情報を取得することで前記内部抽選を行う抽選手段と、
    内部抽選ごとに生成される乱数を所定の記憶部に順次記憶させる分析情報記憶手段と、
    前記内部抽選に用いられる乱数の発生に、所定の傾向が存在するかどうかを判定し、所定の傾向が存在する場合に、不正が行われた可能性があると判断する不正検出手段と、を備え、
    前記不正検出手段が、
    前記所定の記憶部に順次記憶される乱数に基づき、前記乱数発生手段により出力された乱数と、一回前のゲームにおいて前記乱数発生手段により出力された乱数の差の絶対値が、前記乱数発生手段によりカウントされる乱数の最大値に対して所定の割合以下であるかどうかを確認するとともに、所定の割合以下である場合が、所定の回数連続したかどうかを確認し、
    所定の回数連続している場合に、不正が行われた可能性があると判断する
    ことを特徴とする不正検出機能付きスロットマシン。
  2. 前記不正検出手段が、前記乱数の発生に所定の傾向が存在するかどうかを判定するにあたって、
    前記所定の割合以下である場合が、所定の回数に達し、かつ、内部抽選において、当たりの抽選結果が前記所定の回数に達している場合に、不正が行われた可能性があると判断する
    ことを特徴とする請求項記載の不正検出機能付きスロットマシン。
  3. 前記当たりの抽選結果が、ボーナス・ゲーム以外の、少量のメダル払出しがある所定の小役当選である
    ことを特徴とする請求項記載の不正検出機能付きスロットマシン。
  4. 前記当たりの抽選結果が、ボーナス・ゲーム以外の、メダル投入なしで次回の遊技が行える再遊技当選である
    ことを特徴とする請求項2又は3記載の不正検出機能付きスロットマシン。
  5. 前記不正検出手段が、前記乱数の発生に所定の傾向が存在するかどうかを判定するにあたって、
    前記所定の割合以下である場合が、所定の回数に達し、かつ、内部抽選において、ハズレの抽選結果が前記所定の回数に達している場合に、不正が行われた可能性があると判断する
    ことを特徴とする請求項記載の不正検出機能付きスロットマシン。
  6. 前記不正検出手段が、不正が行われた可能性があると判断した場合に、
    不正が行われた可能性があることを示す信号を当該スロットマシンの外部集中端子部の外部出力端子を介して、少なくとも外部コンピュータ、ランプ、又はスピーカのいずれかに出力する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の不正検出機能付きスロットマシン。
  7. 前記不正検出手段が、不正が行われた可能性があると判断した場合に、
    スロットマシンに備えられた所定の照明を消灯若しくは点滅させ、及び/又は、
    スロットマシンに備えられたスピーカから所定の音声を出力させ、及び/又は、
    スロットマシンに備えられた表示手段から所定のメッセージを表示させ、及び/又は、
    ゲームのスタートが実行できないように制御し、及び/又は、
    払出しメダルを貯留する機能をもつスロットマシンにおいては、これをリセットし、及び/又は、
    メダルの投入を禁止させ、及び/又は、
    スロットマシンの電源を落とさせ、及び/又は、
    スロットマシンを振動させる
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の不正検出機能付きスロットマシン。
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