JP4357680B2 - 画像処理方法、画像処理システムおよびコンピュータプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

画像処理方法、画像処理システムおよびコンピュータプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像処理方法、画像処理システムおよび記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、CCDなどのラインセンサを備えるカラー撮像手段を搭載したキャリッジを、原稿面に対して平行に移動させ、原稿の画像を読取る画像読取装置が知られている。
【0003】
例えば、フラットベッド型の画像読取装置の場合、箱型の筐体の上面に原稿を置くためのガラス等の透明板からなる原稿台が設けられており、筐体の内部には、駆動装置により原稿台に平行に移動するキャリッジが設けられている。このキャリッジには、光源とカラー撮像手段とが搭載されている。光源の照射光は、原稿台上の原稿表面で反射され、集光レンズによりカラー撮像手段に集光されるようになっている。
【0004】
上記のような画像読取装置において、読取った画像データを最終的に印刷出力する場合、パーソナルコンピュータ等の処理装置を用いて画像をモニタに表示し、所望の画像を選択してプリンタ等の印刷装置により印刷用紙等の印刷媒体に印刷出力している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
パーソナルコンピュータを用いて画像印刷処理を行なう場合、使用者はオペレーティングシステムで規定されたコマンド入力操作を行い、印刷処理アプリケーションプログラムおよびプリンタドライバをそれらが格納されている例えば磁気ディスク等の格納装置からパーソナルコンピュータの内部メモリに取込んで実行可能状態にする必要がある。
【0006】
また、印刷処理用アプリケーションプログラムやプリンタドライバをパーソナルコンピュータにインストールした後、スキャナ等の画像読取装置およびプリンタ等の画像印刷装置を用いて、使用者が自宅で写真の焼き増しや大判写真への引き延ばしをしようとしたとき、スキャナドライバのユーザインターフェースでスキャンする原稿の種類と、それに適した読取設定を選択し、プリンタドライバのユーザインターフェースで印刷する用紙の種類と、それに適した印刷設定を選択する必要がある。
【0007】
さらに、画像読取装置で読取った画像を印刷画像として実際にプリンタで印刷する場合、複雑な手順を経ているため、印刷を実行するのに長期間を要し、印刷に時間がかかるという問題があった。
【0008】
本発明は、上記の問題を解決するためなされたものであり、印刷の実行に要する期間を短縮する画像処理方法、画像処理システムおよび記録媒体を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載の画像処理方法、請求項2記載の画像処理システム、または請求項3記載の記録媒体によると、画像を予め読取るためのプレスキャンで読取った画像を用いて印刷媒体に印刷画像を印刷する印刷状態の表示を実行する間、印刷のための本スキャンを開始し、印刷を実行する前に印刷画像の生成を開始する。このため、印刷媒体への印刷状態の表示中または表示後に印刷の実行が指令されたとき、素早く印刷を実行することができる。したがって、印刷の実行に要する期間を短縮することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を示す実施例を図面に基づいて説明する。
キャリッジ移動型のフラットベッド型画像読取装置、インクジェット型濃淡カラープリンタ、パーソナルコンピュータおよびモニタから構成される画像処理システムに本発明を適用した一実施例を図1〜図6に示す。
【0011】
図2に示すように、画像読取装置100には、匡体2の上面にガラス等の透明板からなる原稿台1が設けられている。匡体2の内部に図示しない駆動装置により原稿台1に対し平行に往復移動可能なキャリッジ3が設けられ、このキャリッジ3に光源4とカラー撮像手段5とが搭載されている。光源4の照射光は、原稿台1上の原稿8の表面で反射され、複数のミラー6で反射した後、集光レンズ7によりカラー撮像手段5に集光されるようになっている。カラー撮像手段5は、赤(R:Red)、緑(G:Green)および青(B:Blue)の光をそれぞれ電気信号に変換して出力する。複数のミラー6で反射させることにより、原稿8から集光レンズ7までの光路長を大きくしている。原稿台1のキャリッジ3移動方向の端部には、高反射率均一反射面を有する白基準9が設けられている。写真フィルム等の透過原稿を読取る場合は、原稿台1の上方にキャリッジ3の移動に伴って移動する図示しない第2の光源が設けられる。
【0012】
信号処理部10は、インターフェース部15からパラレル伝送方式またはシリアル伝送方式のバス16を介して処理装置としてのパーソナルコンピュータ40に接続されている。信号処理部10は、増幅器、A/D変換部、シェーディング補正部、ガンマ補正部、その他の補正部および制御手段から構成される。制御手段は、CPU、RAMおよびROM等からなるマイクロコンピュータにより構成されている。
【0013】
A/D変換部は、増幅器を介して入力したカラー撮像手段5からのデータをデジタル信号に変換してシェーディング補正部に渡すものである。このデジタル信号は、例えば読取階調が10ビットの場合は、0〜1023までの数値を示す信号となる。シェーディング補正部は、読取り開始前に白基準9を読取ったデータを用いて、光電変換素子列の素子毎に感度のばらつきや光源4の光量のばらつきを補正する。そして、シェーディング補正された画素データはガンマ補正部に送られる。ガンマ補正部では、所定のガンマ関数によりガンマ補正が行われ、A/D変換部から出力された光量信号を画像信号に変換する。その他の補正部では、色補正、エッジ強調および領域拡大/縮小等の諸変換を行う。
【0014】
画像印刷装置としてのカラープリンタ50は、パラレル伝送方式またはシリアル伝送方式のバス54を介してパーソナルコンピュータ40に接続されるインターフェース部51と、CPU、RAMおよびROM等からなるマイクロコンピュータにより構成される制御部52と、インターフェース部51からの印刷データに基づいて画像を印刷する印刷部としての印刷ヘッド53とを備えている。
【0015】
印刷ヘッド53は、制御部52からの駆動信号に応じて圧力発生手段に電圧を印加することによりインク室の体積を拡大・収縮させ、インク室内のインクをノズルからインク滴として図示しない用紙に吐出することができるものである。シアン(C)、マゼンタ(M)、淡シアン(c)、淡マゼンタ(m)、イエロー(Y)、ブラック(K)の6色のインクを蓄える図示しないインクタンクと、各色についてそれぞれ複数個が印刷ヘッド53の移動方向に対して垂直に配列された図示しない6列のノズルを備える。シアン(C)、マゼンタ(M)、淡シアン(c)、淡マゼンタ(m)、イエロー(Y)、ブラック(K)の6色のインクを使うことで、極めて滑らかな階調の表現が可能となり、特に肌色などの明度の高い部分においてもインク滴のドットを目立たなくすることができる。また、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色を組み合わせることによっても、カラー画像を印刷することができる。C、M、Yのインクを重ね合わせることにより黒を印刷する場合には、Kのインクを省くこともできる。
【0016】
パーソナルコンピュータ40は、画像表示装置としてのモニタ20およびマウス30が接続されており、中央処理装置(CPU)と、主記憶装置としてのRAMと、補助記憶装置としてのハードディスクなどを備える。パーソナルコンピュータ40のハードディスクなどにインストールされた印刷用コンピュータプログラムを実行することにより、モニタ20への写真画像の表示、マウス30による実行手順の選択、カラープリンタ50による写真画像印刷などの制御を行う。このコンピュータプログラムは、フロッピーディスク、CD−ROM、光磁気ディスク(MO)などのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して提供され、パーソナルコンピュータ40のハードディスクなどにインストールされ、RAMに読み込まれてCPUにより実行される。また、インターネットなどのネットワーク上でプログラムを提供し、プログラムを実行するコンピュータから離れた場所にプログラムを記憶することもできる。
【0017】
次に、上記のように構成された画像処理システムの動作を説明する。
(1) 使用者は、画像読取装置100の原稿台1に原稿8を載置する。このとき、原稿8がE判、L判、キャビネ判、2L判、パノラマ、八つ切り、六つ切り等の反射原稿である場合、図3(A)または(B)に示すように、原稿台1の読取原点1aに合わせて原稿8をポートレート方向またはランドスケープ方向にセットする。また図3(C)に示すように、例えば35mmストリップネガフィルム等の透過原稿18を読取る場合、透過原稿18を専用フィルムフォルダ19に装填し、第2の光源を備えた透過原稿ユニットの読取範囲21の原点21aに合わせてセットする。また図3(D)に示すように、例えばスライドフレーム29にマウントされたポジフィルム等の透過原稿28を読取る場合、透過原稿28を第2の光源を備えた透過原稿ユニットの読取範囲21の原点21aに合わせてセットする。
【0018】
(2) 使用者は、モニタ20に表示された矢印形のポインタの位置を、マウス30を操作することにより自由に移動させることができる。以下、ポインタをモニタ20に表示された画像に重ね合わせ、マウス30のボタンを押すことを「画像を押す」という。
【0019】
本実施例の画像処理用プログラムを実行させると、図4に示すような画面が表示される。ここで、画面内の▲1▼スキャンする原稿の種類を選択する領域から「写真」、「ネガフィルム」、「ポジフィルム」と表示されたボタンを選択し、その画像を押して入力メディアの選択を行う(図6のステップS1)。
【0020】
(3) 図4に示す画面内の▲2▼印刷する用紙の種類を選択する領域から「フォトカード」、「フォトクオリティカード」、「フォトプリント紙」、「専用光沢フィルム」と表示されたボタンを選択し、その画像を押して出力メディアの選択を行う(図6のステップS2)。
【0021】
(4) 図4に示す画面内の▲3▼印刷する画像のサイズと画像の印刷枚数を選択する領域から「印刷サイズ」と表示されたボタンから印刷する画像のサイズを選択し、「印刷枚数」と表示されたボタンから画像の印刷枚数を選択して印刷設定を行う(図6のステップS3)。
【0022】
(5) 図6に示すステップS4において、「印刷プレビュー」と表示されたボタンを押すと、図6のステップS8に移行し、プレスキャンの実行を開始する(図1の時間t1)。また、「印刷プレビュー」と表示されたボタンを押さずに、図6に示すステップS5において、「印刷」と表示されたボタンを押すと、図6のステップS6に移行してプレスキャンを実行し、さらに図6のステップS7に移行して本スキャンを実行する。上記のステップS4またはステップS5において、スキャナドライバは、パーソナルコンピュータ40のハードディスクなどにインストールされているTWAINドライバの中から所定の条件に合致するドライバを選択し、表示部22にそのドライバが表示される。また、プリンタドライバは、システムで選択されているデフォルトのプリンタが利用され、表示部23にそのドライバが表示される。なお、スキャナドライバおよびプリンタドライバが所定の条件に合致しない場合、アラートを表示し処理を中止する。したがって、スキャナドライバおよびプリンタドライバのユーザインターフェイスは表示しない。なお、上記のステップS6またはステップS8のプレスキャンにおける入力解像度は、反射原稿の場合、72dpiであり、透過原稿の場合、216dpiである。また、上記のプレスキャンにおいては、主に原稿サイズを自動抽出するための輪郭抽出および傾き補正と、自動露出による画像補正とが施される。輪郭抽出および傾き補正は、プレスキャンされた画像の輪郭を抽出し、原稿の傾きを補正する。自動露出による画像補正は、後段の本スキャンで最適な画像をスキャンさせるため、スキャナドライバに対して自動露出を表現するためのガンマテーブルを生成させる。
【0023】
(6) 図1の時間t2でプレスキャンが終了すると、図6のステップS9において、印刷プレビュー画像を生成し、モニタ20の画面に表示する。印刷プレビュー画像は、ステップS8のプレスキャンで取得した画像について、輪郭抽出および傾き補正を施した画像に対し、画像読取装置100のプロファイルマトリックスやスキャナドライバが生成したガンマテーブルを適用した画像とする。印刷プレビュー画像は、後述する印刷画像の生成と同様の自動割付をして表示される。また、画像の印刷枚数によっては複数の物理ページにわたって印刷される場合があるが、この場合、最初の1ページのみを表示する。印刷プレビュー画像における出力解像度は、反射原稿および透過原稿の両方において、72dpiである。すなわち、反射原稿の場合、プレスキャンした画像がそのまま用いられ、透過原稿の場合、プレスキャンした画像が3倍に拡大されて用いられる。
【0024】
印刷プレビュー画像の表示中、図1の時間t3で図6のステップS10に移行し、本スキャンを開始する。そして、後段の印刷処理の直前まで処理を進め、図1の時間t4で印刷画像の生成を開始する。印刷プレビュー画像を表示している間、本スキャンのプログレスバーはモニタ20の画面の背面に表示される。印刷プレビュー画像を表示している間、図6のステップS11において、「キャンセル」と表示されたボタンを押すと、同時進行している本スキャンまたは印刷画面の生成を中止し、図6のステップS4に移行する。また、印刷プレビュー画像を表示している間、図6のステップS12において、「印刷」と表示されたボタンを押すと、図1の時間t5で印刷プレビュー画像を閉じ、印刷を実行する。このとき、本スキャン中であった場合、本スキャンのプログレスバーをモニタ20の画面に表示する。
【0025】
(7) 図6のステップS7またはステップS10においては、取り込んだ画像の解像度が最終的な印刷サイズとして360dpiになるように本スキャンを実行する。スキャン中、キャンセルボタンの付いたプログレスバーをモニタ20の画面に表示し、輪郭抽出および傾き補正が施される。輪郭抽出および傾き補正は、本スキャンされた画像の輪郭を抽出し、原稿の傾きを補正する。このとき、プレスキャンで取得した画像について、輪郭抽出および傾き補正を行った結果として得られている輪郭抽出および傾き補正のパラメータを用いる。図6のステップS13において、「キャンセル」と表示されたボタンを押すと、同時進行している本スキャンまたは印刷画面の生成を中止し、図6のステップS4に移行する。
【0026】
本スキャンの実行が指令されると、画像読取装置100の制御手段は光源4あるいは第2の光源を点灯させ、キャリッジ3を副走査方向に一定の速度で移動させる。所定の時間毎に発生される駆動信号により1ラインの画像がカラー撮像手段5の各光電変換素子列に読取られ、画素データが信号処理部10に出力される。信号処理部10に出力されたアナログの画素データはA/D変換部によりデジタルの画素データに変換され、シェーディング補正部によりシェーディング補正されてガンマ補正部に送られる。そして、所定のガンマ関数によりガンマ補正が行われ、その他の補正部において、RGBデータに色補正処理を施し、印刷用のCMYK階調ビットイメージデータに変換する。そして、得られたCMYK階調ビットイメージデータを濃淡インクテーブルによって濃淡各々のデータに振分け、さらに、ディザ法、誤差拡散等のハーフトーン処理を施して色毎にビットマップ上の濃淡色の配分あるいは配置を決定し、それぞれ2値のビットマップを作成する。ハーフトーン処理が施されたビットマップデータは、インターフェース部15からバス16を介してDMA(Direct Memory Access)転送によりパーソナルコンピュータ40のRAMの所定領域に一時保存される。
【0027】
(8) ステップS7の本スキャンにおいて、キャンセルの実行が指令されないとき、またはステップS10の本スキャンにおいて、印刷の実行が指令され、キャンセルの実行が指令されないとき、図6に示すステップS14において、印刷画像の生成および印字モードの設定を行い、印刷を実行する。
【0028】
印刷画像の生成においては、印刷画像サイズのアスペクト比が入力画像サイズのアスペクト比と異なる場合、元データの縦横比が印刷領域の縦横比よりも縦長のとき、元データの長辺と印刷領域の長辺を対応させ、元データの上下方向にトリミングを実行する。また、元データの縦横比が印刷領域の縦横比よりも横長の場合、元データの短辺と印刷領域の短辺を対応させ、元データの左右方向にトリミングを実行する。これにより、印刷領域内に余白ができるのを防ぐことができる。さらに、印刷画像サイズが印刷用紙サイズよりも小さい場合、印刷画像の自動割付を実行する。
【0029】
また、印字モードの設定においては、プリンタドライバに対し、印字モードの設定を行い、パーソナルコンピュータ40のCPUは、カラープリンタ50にバス54を介してインターフェース部51に印刷準備終了信号を送出し、カラープリンタ50の印刷動作状態を調べる。カラープリンタ50は、印刷動作可能状態の場合にパーソナルコンピュータ40のCPUに印刷データの転送要求信号を送出する。パーソナルコンピュータ40のCPUは、DMA(Direct Memory Access)転送により印刷制御データおよび色毎のビットマップデータを順次カラープリンタ50に送信する。そして、カラープリンタ50は、パーソナルコンピュータ40のRAMから順次取り出された印刷画像データに基づいて印刷ヘッド53により画像の印刷を実行する。このとき、プリンタドライバのユーザインターフェイスは表示しない。
【0030】
次に、印刷画像サイズが印刷用紙サイズよりも小さい場合における印刷画像の自動割付方法について、図5を用いて詳細に説明する。図5において、(A)は、A4サイズの印刷用紙60に八つ切りまたは六つ切りサイズの印刷画像61を割付ける場合、(B)は、A4サイズの印刷用紙60に2L判またはキャビネサイズの印刷画像62を割付ける場合、(C)は、A4サイズの印刷用紙60にパノラマサイズの印刷画像63を割付ける場合、(D)は、A4サイズの印刷用紙60にE判またはL判サイズの印刷画像64を割付ける場合を示している。
【0031】
図5(A)に示すように、A4サイズの印刷用紙60に八つ切りまたは六つ切りサイズの印刷画像61を割付ける場合、1枚の印刷用紙60に1つの印刷画像61のみが割付けられる。このとき、印刷画像61は、印刷用紙60の略中央部に上下左右の余白が略均等になるように割付けられる。図5(A)において、矢印Yはカラープリンタ50の副走査方向を示し、60aは印刷用紙60の原点を示している。ここで、印刷用紙60の原点60aは、カラープリンタ50の原点に対応する印刷用紙60の左上角部を指し、図1には説明を容易にするため、上記の左上角部を切断して示した。またA4サイズとは、210mm×297mmの寸法であり、八つ切りサイズとは、165mm×216mmの寸法であり、六つ切りサイズとは、203mm×254mmの寸法である。
【0032】
また、図1(B)に示すように、A4サイズの印刷用紙60に2L判またはキャビネサイズの印刷画像62を割付ける場合、1枚の印刷用紙60に1つまたは2つの印刷画像62を割付けることができる。このとき、1つの印刷画像62は、印刷用紙60の原点60a側上半分の略中央部に割付けられ、2つの印刷画像62は、印刷用紙60の略中央部に上下左右の余白が略均等になるように、矢印Yで示すカラープリンタ50の副走査方向に2つ並べて割付けられる。このため、1つの印刷画像62を印刷用紙60に印刷した後、この印刷用紙の天地を逆にして、もう1つの印刷画像62を再度上記の印刷用紙に印刷することができる。ここで、2L判サイズとは、127mm×178mmの寸法であり、キャビネサイズとは、120mm×165mmの寸法である。
【0033】
また、図1(C)に示すように、A4サイズの印刷用紙60にパノラマサイズの印刷画像63を割付ける場合、1枚の印刷用紙60に1つまたは2つの印刷画像63を割付けることができる。このとき、1つの印刷画像63は、印刷用紙60の原点60a側左半分の略中央部に割付けられ、2つの印刷画像63は、印刷用紙60の略中央部に上下左右の余白が略均等になるように、矢印Yで示すカラープリンタ50の副走査方向と直交する方向、すなわち主走査方向に2つ並べて割付けられる。このため、1つの印刷画像63を印刷用紙60に印刷した後、この印刷用紙の天地を逆にして、もう1つの印刷画像63を再度上記の印刷用紙に印刷することができる。ここで、パノラマサイズとは、89mm×260mmの寸法である。
【0034】
また、図1(D)に示すように、A4サイズの印刷用紙60にE判またはL判サイズの印刷画像64を割付ける場合、1枚の印刷用紙60に1〜4つの印刷画像64を割付けることができる。このとき、1つの印刷画像64は、印刷用紙60の原点60a側左上四半分の略中央部に割付けられ、2つの印刷画像64は、印刷用紙60の原点60a側上半分の略中央部に、矢印Yで示すカラープリンタ50の副走査方向と直交する方向、すなわち主走査方向に2つ並べて割付けられ、3つの印刷画像64は、印刷用紙60の原点60a側上半分の略中央部に2つと、印刷用紙60の原点60a側左下四半分の略中央部に1つとが割付けられ、4つの印刷画像64は、印刷用紙60の略中央部に上下左右の余白が略均等になるように、4つ並べて割付けられる。このように、印刷画像64は印刷用紙60に占める印刷画像64の副走査方向の長さが最小となるように配置され、さらに印刷画像64が印刷用紙60に左上から右下に向かって、すなわち原点60a側から対角方向反原点側に向かって配置されるように割付けられる。このため、1つまたは2つの印刷画像64を印刷用紙60に印刷した後、この印刷用紙の天地を逆にして、もう1つまたは2つの印刷画像64を再度上記の印刷用紙に印刷することができる。ここで、E判サイズとは、83mm×117mmの寸法であり、L判サイズとは、89mm×130mmの寸法である。
【0035】
以上説明した本発明の一実施例においては、印刷プレビュー画像の表示中、本スキャンを開始し、印刷処理の直前まで画像処理を進め、印刷を実行する前に印刷画像の生成を開始する。このため、印刷プレビュー画像の表示中または表示後に印刷の実行が指令されたとき、素早く印刷を実行することができる。したがって、印刷の実行に要する期間を短縮することができる。
【0036】
以上説明した本発明の一実施例では、キャリッジ移動型のフラットベッド型画像読取装置100を備えた画像処理システムに本発明を適用したが、撮像手段と集光レンズを固定し光源および反射ミラー群を移動させるミラー移動型のフラットベッド型画像読取装置を備えた画像処理システムに本発明を適用することは可能であるし、原稿を移動させて読取るシートフィード型など他の画像読取装置を備えた画像処理システムに本発明を適用することも可能である。
【0037】
また、本発明の一実施例では、インクジェット方式の印刷ヘッド53を用いたカラープリンタ50を備えた画像処理システムに本発明を適用したが、本発明はこれに限定されることなく、ドットインパクト方式等の種々の印刷ヘッドを用いたカラープリンタを備えた画像処理システムに適用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による画像処理システムの動作を説明するためのタイム図である。
【図2】本発明の一実施例による画像処理システムを示す模式図である。
【図3】本発明の一実施例による画像処理システムの動作を説明するためのものであって、(A)および(B)は反射原稿を示し、(C)および(D)は透過原稿を示す模式図である。
【図4】本発明の一実施例による画像処理用プログラムを説明するためのものであって、モニタ画面を示す模式図である。
【図5】(A)、(B)、(C)および(D)は、本発明の一実施例による画像処理方法を説明するための模式図である。
【図6】本発明の一実施例による画像処理システムの動作を説明するためのフロー図である。
【符号の説明】
8 原稿
18、19 透過原稿
20 モニタ(画像表示装置)
30 マウス
40 パーソナルコンピュータ(処理装置)
50 カラープリンタ(画像印刷装置)
60 印刷用紙(印刷媒体)
61、62、63、64 印刷画像
100 画像読取装置

Claims (3)

  1. 原稿に光を照射し前記原稿からの反射光または透過光を電気信号に変換して画像を読取り、読取った画像を印刷画像として印刷媒体に印刷する画像処理方法であって、
    前記原稿の種類を選択する工程と、
    前記印刷媒体の種類を選択する工程と、
    前記印刷画像のサイズを選択する工程と、
    画像を予め読取るためのプレスキャンを実行する工程と、
    前記プレスキャンで読取った画像を用いて、前記選択された印刷画像のサイズで前記印刷媒体に前記印刷画像を印刷するための印刷画像の生成と同様の自動割付をして印刷状態の表示を実行する工程と、
    前記印刷状態の表示を終了する前に、印刷のための本スキャンを開始する工程と、
    前記本スキャンに続いて、前記選択された印刷画像のサイズで前記印刷媒体に印刷するための印刷画像の生成を開始する工程と、
    生成された印刷画像を前記印刷媒体に印刷する工程と、
    を含む画像処理方法。
  2. 原稿に光を照射し前記原稿からの反射光または透過光を電気信号に変換して画像を読取る画像読取装置と、
    印刷媒体に印刷画像を印刷する印刷状態を表示する画像表示装置と、
    前記原稿の種類の選択、前記印刷媒体の種類の選択および前記印刷画像のサイズの選択を実行する処理装置であって、画像を予め読取るためのプレスキャンで読取った画像を用いて、前記選択された印刷画像のサイズで前記印刷媒体に前記印刷画像を印刷するための印刷画像の生成と同様の自動割付をして印刷状態の表示を実行する間に、印刷のための本スキャンを開始し、前記本スキャンに続いて、前記選択された印刷画像のサイズで前記印刷媒体に印刷するための印刷画像の生成を開始する処理装置と、
    生成された印刷画像を前記印刷媒体に印刷する画像印刷装置と、
    を備える画像処理システム。
  3. 原稿に光を照射し前記原稿からの反射光または透過光を電気信号に変換して画像を読取り、読取った画像を印刷画像として印刷媒体に印刷する画像を処理するためのコンピュータプログラムを記録した記録媒体であって、
    前記原稿の種類を選択する手順と、
    前記印刷媒体の種類を選択する手順と、
    前記印刷画像のサイズを選択する手順と、
    画像を予め読取るためのプレスキャンを実行する手順と、
    前記プレスキャンで読取った画像を用いて、前記選択された印刷画像のサイズで前記印刷媒体に前記印刷画像を印刷するための印刷画像の生成と同様の自動割付をして印刷状態の表示を実行する手順と、
    前記印刷状態の表示を終了する前に、印刷のための本スキャンを開始する手順と、
    前記本スキャンに続いて、前記選択された印刷画像のサイズで前記印刷媒体に印刷するための印刷画像の生成を開始する手順と、
    生成された印刷画像を前記印刷媒体に印刷する手順と、
    を含むコンピュータプログラムを記録した記録媒体。
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