JP4356507B2 - 直描型水なし平版印刷版原版および直描型水なし平版印刷版原版用シリコーンゴム溶液 - Google Patents
直描型水なし平版印刷版原版および直描型水なし平版印刷版原版用シリコーンゴム溶液 Download PDFInfo
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Description
「基板上に、少なくとも断熱層、感熱層、シリコーンゴム層をこの順に積層した直描型水なし平版印刷版原版であって、前記シリコーンゴム層が水酸基を有するポリシロキサン、ハイドロジェンシロキサン、下記一般式(I)で表されるシラン化合物、縮合重合型活性触媒および付加重合型活性触媒を含むことを特徴とする直描型水なし平版印刷版原版。
(R1)4-nSiXn (I)
(式中、nは2〜4の整数を示し、R1は炭素数1以上の置換もしくは非置換のアルキル基、アルケニル基、アリール基、またはこれらの組み合わされた基を示す。Xはハロゲン原子、アルコキシ基、アシルオキシ基、ケトキシミン基、アミノオキシ基、アミド基、アルケニルオキシ基から選ばれる官能基である。)。」
である。また、本発明の直描型水なし平版印刷版原版用シリコーンゴム溶液は、
「水酸基を有するポリシロキサン、ハイドロジェンシロキサン、下記一般式(I)で表されるシラン化合物、縮合重合型活性触媒および付加重合型活性触媒を含むことを特徴とする直描型水なし平版印刷版原版用シリコーンゴム溶液。
(R1)4-nSiXn (I)
(式中、nは2〜4の整数を示し、R1は炭素数1以上の置換もしくは非置換のアルキル基、アルケニル基、アリール基、またはこれらの組み合わされた基を示す。Xはハロゲン原子、アルコキシ基、アシルオキシ基、ケトキシミン基、アミノオキシ基、アミド基、アルケニルオキシ基から選ばれる官能基である。)」
である。
(R1)4-nSiXn (I)
(式中、nは2〜4の整数を示し、R1は炭素数1以上の置換もしくは非置換のアルキル基、アルケニル基、アリール基、またはこれらの組み合わされた基を示す。Xはハロゲン原子、アルコキシ基、アシルオキシ基、ケトキシミン基、アミノオキシ基、アミド基、アルケニルオキシ基から選ばれる官能基である。)
水酸基を有するポリジメチルシロキサンは、下記一般式(II)で表される構造を有し、分子末端または主鎖中に水酸基を有することができるが、好ましく用いられるものは分子末端に水酸基を有するものである。
また、式中R2、R3の全体の50%以上、さらには80%以上がメチル基であることが印刷版のインキ反発性の面で好ましい。水酸基を有するポリシロキサンとしては、分子量が数千〜数十万のものが使用できるが、取り扱い性や得られた印刷版のインキ反発性、耐傷性などの観点から重量平均分子量1万〜20万のものが好ましく、さらには3万〜15万のものがより好ましい。水酸基を有するポリシロキサンの添加量としては、全シリコーンゴム層組成中の10〜99重量%であることが好ましく、より好ましくは30〜99重量%である。
(R1)4-nSiXn (I)
(式中、nは2〜4の整数を示し、R1は炭素数1以上の置換もしくは非置換のアルキル基、アルケニル基、アリール基、またはこれらの組み合わされた基を示す。Xはハロゲン原子、アルコキシ基、アシルオキシ基、ケトキシミン基、アミノオキシ基、アミド基、アルケニルオキシ基から選ばれる官能基である。)上記式において、加水分解性基の数nは3または4であることが好ましい。
光熱変換物質としてはレーザー光を吸収するものであれば特に限定されるものではなく、例えばカーボンブラック、アニリンブラック、シアニンブラックなどの黒色顔料、フタロシアニン、ナフタロシアニン系の緑色顔料、カーボングラファイト、鉄粉、ジアミン系金属錯体、ジチオール系金属錯体、フェノールチオール系金属錯体、メルカプトフェノール系金属錯体、結晶水含有無機化合物、硫酸銅、硫化クロム、珪酸塩化合物や、酸化チタン、酸化バナジウム、酸化マンガン、酸化鉄、酸化コバルト、酸化タングステンなどの金属酸化物、また、これらの金属の水酸化物、硫酸塩さらにビスマス、鉄、マグネシウム、アルミニウムの金属粉などが挙げられる。
本発明でいう金属含有有機化合物は、中心金属と有機置換基からなり、中心金属に対して有機置換基が配位結合している錯体化合物、または、中心金属が有機置換基と共有結合している有機金属化合物のことをいう。金属酸化物のような無機化合物はその範疇ではない。これらの金属含有有機化合物は、活性水素基を含有する化合物と置換反応をおこすことが特徴である。
ジケトンのエノール水酸基の水素原子が金属原子と置換したもので、中心金属は酸素原子を介して結合している。ジケトンのカルボニルがさらに金属に対して配位結合することができるため、比較的に安定な化合物である。
中心金属に対して、酸素原子を介して有機置換基が結合している化合物である。有機置換基が、メトキサイド、エトキサイド、プロポキサイド、ブトキサイド、フェノキサイド、アリルオキサイド、メトキシエトキサイド、アミノエトキサイドなどである金属アルコキサイドが挙げられる。
中心金属に直接有機置換基が結合しているものであり、この場合金属は炭素原子と結合している。有機置換基がジケトンであっても、金属が炭素原子で結合していればこちらに分類される。なかでもアセチルアセトン金属が好ましく用いられる。
酢酸金属塩、乳酸金属塩、アクリル酸金属塩、メタクリル酸金属塩、ステアリン酸金属塩などが挙げられる。
チタンオキサイドアセトネートのような酸化金属キレート化合物、チタノセンフェノキサイドのような金属錯体や、2種以上の金属原子を1分子中に有するヘテロ金属キレート化合物が挙げられる。
本発明の印刷版原版の感熱層は、金属含有有機化合物と架橋構造を形成させるために、活性水素基含有化合物を含むことが好ましい。活性水素基含有化合物としては、水酸基含有化合物、アミノ基含有化合物、カルボキシル基含有化合物、チオール基含有化合物などが挙げられるが、水酸基含有化合物が好ましい。
本発明の印刷版原版の感熱層は、耐刷性の観点からバインダーポリマーを含有することが好ましい。バインダーポリマーとしては、有機溶剤に可溶でかつフィルム形成能のあるものであれば特に限定されないが、ガラス転移温度(Tg)が20℃以下のものが好ましく、さらに好ましくはガラス転移温度が0℃以下のものである。
(1)β−ジケトン類:2,4−ペンタンジオン、2,4−ヘプタンジオン、トリフルオロアセチルアセトン、ヘキサフルオロアセチルアセトン、ジベンゾイルメタン、ベンゾイルアセトン、ベンゾイルトリフルオロアセトン等。
(2)ケトエステル類:アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル、アセト酢酸ブチル、アセト酢酸オクチル等。
(3)ジエステル類:マロン酸ジメチルエステル、マロン酸ジエチルエステル等。
(4)ヒドロキシカルボン酸またはそのエステルや塩類:乳酸、乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸アンモニウム塩、サリチル酸、サリチル酸メチル、サリチル酸エチル、サリチル酸フェニル、リンゴ酸、リンゴ酸メチル、リンゴ酸エチル、酒石酸、酒石酸メチル、酒石酸エチル等。
(5)ケトアルコール類:4−ヒドロキシ−4−メチル−2−ペンタノン、4−ヒドロキシ−2−ペンタノン、4−ヒドロキシ−2−ヘプタノン、4−ヒドロキシ−4−メチル−2−ヘプタノン等。
(6)アミノアルコール類:モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、N−メチル−モノエタノールアミン、N−エチル−モノエタノールアミン、N,N−ジメチルエタノールアミン、N,N−ジエチルエタノールアミン等。
(7)エノール性活性水素化合物:メチロールメラミン、メチロール尿素、メチロールアクリルアミド等。
直描型水なし平版印刷版原版を、保護フィルムを剥離してから、あるいは保護フィルム上からレーザー光で所望の画像状に露光する。
前処理工程は、所定温度に保持した前処理液中に、一定時間だけ版を浸漬させる工程である。
概して、グリコール化合物に比べると、グリコールエーテル化合物の方が感熱層に対する溶解能は高い。よって、両者の中で適当な化合物を選択するか、両者を混合することによって、感熱層の硬化具合の異なる版材に対して、最適な選択的溶解性を有する前処理液を得ることができる。前処理液としての効果は、感熱層の選択的溶解性だけでなく、シリコーンゴム層の膨潤能も加味される。シリコーンゴム層が膨潤すると、シリコーンゴム層を剥がしやすくなるため、たとえ感熱層の溶解性が低い前処理液でも現像しやすくなる。ただし、シリコーンゴム層が膨潤しすぎると現像時に擦り傷が付きやすくなる。ゆえに、感熱層の選択的溶解性とシリコーンゴムの膨潤能の両者を考慮して前処理液の設計を行う。
前処理により、レーザー照射部では、感熱層表面が膨潤あるいは一部溶解しているため、選択的にシリコーンゴム層が剥がれやすくなっている。そこで、水、その他の溶剤を用いて版面を擦ることにより現像を行う。水による現像が排液の点から最も好ましい。また、前処理液は親水性化合物を主成分とする。したがって、印刷版に浸透している処理液を水で洗い落とすことができるため、水による現像が好ましい。温水や水蒸気を版面に噴射することによっても現像を行ってもよい。現像性を上げるために、水に前処理液を加えたものを用いてもよい。現像液の温度は任意でよいが、10℃〜50℃が好ましい。
現像により形成された画線部の確認を容易にするために、染色液で染色する後処理工程を設けてもよい。染色液に用いられる染料としては、塩基性染料、酸性染料、直接染料、分散染料、および反応性染料などの中から単独で、あるいは2種以上のものを混合して用いることができる。なかでも、水溶性の塩基性染料および酸性染料が好ましく用いられる。
版面に前処理液や染色液が浸透したままになっていると、経時により非画線部のシリコーンゴム層が剥離しやすくなる場合があるため、処理液や染色液を版面から完全に洗い落とす水洗工程を設けてもよい。水洗水の温度は任意でよいが、10℃〜50℃が好ましい。
得られた直描型水なし平版印刷版原版を指で擦り、以下の基準で判定した。○が合格である。
○:擦り跡が見られない。
△:擦り跡が見られ、シリコーンゴム層が失透状態となる。
×:擦り部分がすべて指に付着する。
直描型水なし平版印刷版原版を露光および現像して、2400dpiで、それぞれ1、2、3、4、5、10、20、30、40、50、60、70、80、90、95、96、97、98、99%の網点が設けられた印刷版を作製した。
(株)大栄科学精機製作所製学振型染色物摩擦堅牢度試験機を用いて行った。すなわち、得られた直描型水なし平版印刷版の非画線部分(6cm×6cm)を、前記試験機に取り付け、毛足(ポリエステル製、直径約20μm)の長さ約5mmの起毛パッド(カンボークリエート(株)製、“カペロン”NS5100)(2cm×3cm)を用い、荷重100gで、150往復擦った。その後、上記サンプルを印刷することで、傷の様子を観察し、耐傷性の評価を行った。評価は以下の基準で判定した。3点以上が合格である。
5点:傷、擦り跡とも全く認められない。
4点:傷、擦り跡がわずかに観察される。
3点:傷、擦り跡が観察される。
2点:サンプルの中心部に、ほぼ円形に傷が観察される。
1点:ほぼ全面に傷が観察される。
温度30℃、湿度48%の雰囲気下で、テフロン(商標登録)シャーレ上に6gシリコーンゴム溶液を垂らし、液表面にゲル化物が見えた時間をゲル化時間とした。
N,N−ジメチルホルムアミド10重量部中に、酸化チタン“CR−50”(石原産業(株)製)10重量部を添加して5分間撹拌した。さらに、ガラスビーズ(No.08)を15重量部添加し、20分間激しく撹拌し、その後ガラスビーズを取り去ることで酸化チタン分散液を得た。
(a)エポキシ樹脂:エピコート(登録商標)1010(ジャパンエポキシレジン(株)製):49重量部
(b)ポリウレタン:サンプレン(登録商標)LQ−T1331D(三洋化成工業(株)製、濃度20%、N,N−ジメチルホルムアミド/2−エトキシエタノール溶液):490重量部(ポリウレタン:98重量部)
(c)アルミニウムトリス(エチルアセトアセテート):“アルミキレート”ALCH−TR(川研ファインケミカル(株)製):11.2重量部
(d)ビニル系重合物:ディスパロン(登録商標)LC951(楠本化成(株)製):0.2重量部
(e)酸化チタン分散液(濃度50%):84重量部(酸化チタン:42重量部)
(f)N,N−ジメチルホルムアミド:302重量部
(g)メチルエチルケトン:366重量部
<感熱層溶液1の組成>
(a)赤外線吸収染料:“PROJET”825LDI((株)Avecia製):16重量部
(b)チタンジ−n−ブトキサイドビス(2,4−ペンタンジオネート):ナーセム(登録商標)チタン(日本化学産業(株)製、チタン濃度約8.8%、n−ブタノール溶液):37.5重量部
(c)フェノールノボラック樹脂:スミライトレジン(登録商標)PR53195(住友ベークライト(株)製):60重量部
(d)ポリウレタン:サンプレン(登録商標)LQ−T1331D(三洋化成工業(株)製、濃度20%、N,N−ジメチルホルムアミド/2−エトキシエタノール溶液):125重量部(ポリウレタン:25重量部)
(e)3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン:15重量部
(f)テトラヒドロフラン:993重量部
(g)エタノール:64重量部
<シリコーンゴム溶液1の組成>
(a)α,ω−ジシラノールポリジメチルシロキサンDMS−S45(重量平均分子量110,000、GELEST Inc.製):100重量部
(b)両末端メチル(メチルハイドロジェンシロキサン)(ジメチルシロキサン)共重合体、ハイドロジェンポリシロキサンHMS−151(MeHSiOのモル%:15〜18%、GELEST Inc.製):1重量部
(c)ビニルトリ(メチルエチルケトキシミン)シラン:6重量部
(d)白金触媒:“SRX−212”(東レダウコーニングシリコーン(株)製):3重量部
(e)ジブチル錫ジアセテート:0.03重量部
(f)アイソパー(登録商標)E(エクソン化学(株)製):1238重量部
<シリコーンゴム溶液2の組成>
(a)α,ω−ジシラノールポリジメチルシロキサンDMS−S45(重量平均分子量110,000、GELEST Inc.製):100重量部
(b)両末端メチル(メチルハイドロジェンシロキサン)(ジメチルシロキサン)共重合体、ハイドロジェンポリシロキサンHMS−301(MeHSiOのモル%:25〜30%、GELEST Inc.製):3重量部
(c)ビニルトリ(メチルエチルケトキシミン)シラン:6重量部
(d)白金触媒:“SRX−212”(東レダウコーニングシリコーン(株)製):6重量部
(e)ジブチル錫ジアセテート:0.03重量部
(f)アイソパー(登録商標)E(エクソン化学(株)製):1217重量部
<シリコーンゴム溶液3の組成>
(a)α,ω−ジシラノールポリジメチルシロキサンDMS−S45(重量平均分子量110,000、GELEST Inc.製):100重量部
(b)両末端メチル(メチルハイドロジェンシロキサン)(ジメチルシロキサン)共重合体、ハイドロジェンポリシロキサンHMS−301(MeHSiOのモル%:25〜30%、GELEST Inc.製):2重量部
(c)ビニルトリ(メチルエチルケトキシミン)シラン:6重量部
(d)白金触媒:“SRX−212”(東レダウコーニングシリコーン(株)製):6重量部
(e)ジブチル錫ジアセテート:0.05重量部
(f)アイソパー(登録商標)E(エクソン化学(株)製):1228重量部
<シリコーンゴム溶液4の組成>
(a)α,ω−ジシラノールポリジメチルシロキサンDMS−S45(重量平均分子量110,000、GELEST Inc.製):100重量部
(b)両末端メチル(メチルハイドロジェンシロキサン)(ジメチルシロキサン)共重合体、ハイドロジェンポリシロキサンHMS−151(MeHSiOのモル%:15〜18%、GELEST Inc.製):1重量部
(c)ビニルトリ(メチルエチルケトキシミン)シラン:6重量部
(d)白金触媒:白金−シクロビニルメチルシロキサン(GELEST Inc.製):3重量部
(e)ジブチル錫ジアセテート:0.03重量部
(f)アイソパー(登録商標)E(エクソン化学(株)製):1184重量部
<シリコーンゴム溶液5の組成>
(a)α,ω−ジシラノールポリジメチルシロキサンDMS−S45(重量平均分子量110,000、GELEST Inc.製):100重量部
(b)両末端メチル(メチルハイドロジェンシロキサン)(ジメチルシロキサン)共重合体、ハイドロジェンポリシロキサンHMS−151(MeHSiOのモル%:15〜18%、GELEST Inc.製):1.5重量部
(c)ビニルトリ(メチルエチルケトキシミン)シラン:6重量部
(d)白金触媒:“SRX−212”(東レダウコーニングシリコーン(株)製):4重量部
(e)ジブチル錫ジラウレート:0.01重量部
(f)アイソパー(登録商標)E(エクソン化学(株)製):1200重量部
<シリコーンゴム溶液6の組成>
(a)α,ω−ジシラノールポリジメチルシロキサンDMS−S45(重量平均分子量110,000、GELEST Inc.製):100重量部
(b)両末端メチル(メチルハイドロジェンシロキサン)(ジメチルシロキサン)共重合体、ハイドロジェンポリシロキサンHMS−151(MeHSiOのモル%:15〜18%、GELEST Inc.製):2.5重量部
(c)ビニルトリ(メチルエチルケトキシミン)シラン:6重量部
(d)白金触媒:白金−シクロビニルメチルシロキサン(GELEST Inc.製):3重量部
(e)ジブチル錫ジラウレート:0.01重量部
(f)アイソパー(登録商標)E(エクソン化学(株)製):1200重量部
<シリコーンゴム溶液7の組成>
(a)α,ω−ジシラノールポリジメチルシロキサンDMS−S45(重量平均分子量110,000、GELEST Inc.製):100重量部
(b)ビニルトリ(メチルエチルケトキシミン)シラン:6重量部
(c)テトラメチルエチルオキシミンシラン(濃度50%、トルエン溶液、Gelest Inc.製):2重量部
(d)ジブチル錫ジアセテート:0.03重量部
(e)アイソパー(登録商標)E(エクソン化学(株)製):1184重量部
<シリコーンゴム溶液8の組成>
(a)α,ω−ジシラノールポリジメチルシロキサンDMS−S45(重量平均分子量110,000、GELEST Inc.製):100重量部
(b)両末端メチル(メチルハイドロジェンシロキサン)(ジメチルシロキサン)共重合体、ハイドロジェンポリシロキサンHMS−151(MeHSiOのモル%:15〜18%、GELEST Inc.製):1重量部
(c)ビニルトリ(メチルエチルケトキシミン)シラン:6重量部
(d)ジブチル錫ジアセテート:0.03重量部
(e)アイソパー(登録商標)E(エクソン化学(株)製):1141重量部
<シリコーンゴム溶液9の組成>
(a)α,ω−ジシラノールポリジメチルシロキサンDMS−S45(重量平均分子量110,000、GELEST Inc.製):100重量部
(b)ビニルトリ(メチルエチルケトキシミン)シラン:6重量部
(c)白金触媒:白金−シクロビニルメチルシロキサン(GELEST Inc.製):3重量部
(d)ジブチル錫ジアセテート:0.01重量部
(e)アイソパー(登録商標)E(エクソン化学(株)製):1173重量部
(実施例1)
厚さ0.24mmの脱脂したアルミ基板(三菱アルミ(株)製)上に断熱層溶液1を塗布し、190℃、78秒間乾燥し、膜厚10g/m2の断熱層を設けた。この断熱層の上に前記の感熱層溶液1を塗布し、135℃、105秒間乾燥し、膜厚1.5g/m2の感熱層を設けた。この感熱層上に、シリコーンゴム溶液1を塗布し、132℃、110秒間乾燥し、膜厚2.0g/m2のシリコーンゴム層を設け、直描型水なし平版印刷版原版を得た。さらに、シリコーンゴム層表面に6μmのポリプロピレンフィルムをラミネートした。
表1に示した組成のシリコーンゴム層を設けたこと以外は実施例1と同様にして、直描型水なし平版印刷版原版を得た。
シリコーンゴム溶液1のかわりにシリコーンゴム溶液7を使用したこと以外は実施例1と同様にして、直描型水なし平版印刷版原版を得た。
シリコーンゴム溶液1のかわりにシリコーンゴム溶液8を使用したこと以外は実施例1と同様にして、直描型水なし平版印刷版原版を得た。
シリコーンゴム溶液1のかわりにシリコーンゴム溶液9を使用したこと以外は実施例1と同様にして、直描型水なし平版印刷版原版を得た。
Claims (2)
- 基板上に、少なくとも断熱層、感熱層、シリコーンゴム層をこの順に積層した直描型水なし平版印刷版原版であって、前記シリコーンゴム層が水酸基を有するポリシロキサン、ハイドロジェンシロキサン、下記一般式(I)で表されるシラン化合物、縮合重合型活性触媒および付加重合型活性触媒を含むことを特徴とする直描型水なし平版印刷版原版。
(R1)4-nSiXn (I)
(式中、nは2〜4の整数を示し、R1は炭素数1以上の置換もしくは非置換のアルキル基、アルケニル基、アリール基、またはこれらの組み合わされた基を示す。Xはハロゲン原子、アルコキシ基、アシルオキシ基、ケトキシミン基、アミノオキシ基、アミド基、アルケニルオキシ基から選ばれる官能基である。) - 水酸基を有するポリシロキサン、ハイドロジェンシロキサン、下記一般式(I)で表されるシラン化合物、縮合重合型活性触媒および付加重合型活性触媒を含むことを特徴とする直描型水なし平版印刷版原版用シリコーンゴム溶液。
(R1)4-nSiXn (I)
(式中、nは2〜4の整数を示し、R1は炭素数1以上の置換もしくは非置換のアルキル基、アルケニル基、アリール基、またはこれらの組み合わされた基を示す。Xはハロゲン原子、アルコキシ基、アシルオキシ基、ケトキシミン基、アミノオキシ基、アミド基、アルケニルオキシ基から選ばれる官能基である。)
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