JP4354102B2 - 車両用吸気ダクト - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は車両用のラム圧過給に用いる吸気ダクトに係り、特に着脱を容易としかつ確実な取付状態を維持できるようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
気化器の空気導入部を吸気ボックスで囲み、この吸気ボックスへ一端を大気開放された吸気ダクトを接続することにより、ラム圧過給を行うことは公知である(一例として、特開平6−221238号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、吸気ダクトと吸気ボックスの接続は気密に行うことが必要であり、そのためには慎重な作業を要求され、特に接続端の形状が非円形等の不規則形状の場合は位置決めに手間取るため、着脱を容易にすることが望まれている。一方、取付時にはラム圧がかかっても外れにくいよう確実に取付状態を維持できることが望まれている。そこで本願発明はこのような要請の実現を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本願発明に係る車両用吸気ダクトは、吸気系部品を覆う吸気ボックスへ走行風を取り込んでラム圧過給を行うため、一端を外気へ開放し他側の接続端を吸気ボックスに形成された接続口へ接続した吸気ダクトにおいて、前記接続端に引っ掛部を設け、この引っ掛部を前記接続口の開口縁部内側へ係合させて接続することを特徴とする。また、前記接続口を前記吸気ボックスの側方へ略三角形状に形成するとともに、この接続口の形状に合わせて前記接続端を略三角形状に形成し、その一頂点部に前記引っ掛部を設ける。
【0005】
【発明の効果】
吸気ダクトの接続端に引っ掛部を設けたので、接続端を斜めにして接続口の中へ引っ掛部を入れ、この引っ掛部を接続口の縁部内側へ係止してからこの係止部を支点として吸気ダクトを回動させて接続端を接続口に合わせるとスムーズに接続する。したがって、吸気ダクトの着脱が容易迅速となり、メンテナンス性に優れたものになる。そのうえ吸気ボックスに対する吸気ダクトの取付時には、引っ掛部が吸気ボックス側へ係合することにより、ラム圧がかかっても外れにくくなるので確実な取付状態を維持できる。
【0006】
また、吸気ダクトの接続端とこれが接続する吸気ボックスの側面に形成された接続口をそれぞれ三角形状とし、吸気ダクトの接続端における三角形の一頂点相当部分に引っ掛部を設けると、この頂点側を先にして接続口へ差し込み、引っ掛部を速やかに取付相手側である接続口の頂点部内側へ係合させることができる。したがって、接続端及び接続口の各形状が本来位置決めが難しい不規則形状であっても容易に位置決めして取付可能になる。そのうえ、接続口が一般的に作業しにくい吸気ボックスの側方に形成されていても、位置決めを容易にできることと、引っ掛け部の係合により、容易迅速な取付作業が可能になる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて一実施例を説明する。図1は実施例の適用された自動2輪車の側面図、図2は吸気ボックスの拡大側面図、図3は吸気ダクトが接続した吸気ボックスの内部を示す図、図4は吸気ダクトの一部をなす下部ジョイントの側面図、図5はその平面図、図6は図5のA矢示方向である。
【0008】
図1に示すように、この自動2輪車は、レース仕様車として構成され、1は前輪、2はフロントフォーク、3はヘッドパイプ、4は車体フレーム、5はリヤスイングアーム、6は後輪、7はシート、8は燃料タンク、9はラジエタである。
【0009】
車体フレーム4に支持されるエンジン10は、上気筒11及び下気筒12を有する水冷式V型2サイクルエンジンであり、ラジエタ9により冷却されるとともに、気化器13より吸気して排気管15,16から排気するようになっている。
【0010】
気化器13は吸気ボックス17に覆われている。吸気ボックス17は左右の車体フレーム4間から上気筒11の側方部にかけて形成される空間内へ配置される密閉構造の箱状体であり、その側面に形成された三角形状の接続口18に、吸気ダクト20の一部をなす下部ジョイント21の接続端(後述が)車体左側方より接続している。
【0011】
吸気ダクト20は、下部ジョイント21と接続する別体のダクト本体部22を有し、このダクト本体部22の他端23はフロントカウル24の最前部へ前方へ向かって開口している。ダクト本体部22は、フロントカウル24の下端左内側に沿って斜め後方へ延び、ラジエタ9の側方を横切り、フロントカウル24のうちラジエタ9及び上気筒11等の側方を覆う左側面部25の内側に沿って略水平に後方延びて下部ジョイント21へ接続している。
【0012】
このように吸気ダクト20を構成すると、フロントカウル24の最も風圧の高い位置から走行風を効率的に取り込むことができる。しかも他部品との干渉を避けて十分な大きさの通路断面積を確保でき、かつ可及的に直線化させることができるので、通気抵抗を少なくして吸気量を十分に大きくできる。なお、フロントカウル24及びダクト本体部22は一体又は別体に形成され、合成樹脂等適宜材料より形成される。
【0013】
図2に示すように吸気ボックス17は合成樹脂等適宜材料により形成される箱状をなしその側面は車体フレーム4に沿う中央部30、車体フレーム4と燃料タンク8の底部との三角形の空間に入り込む上部31、上気筒11の側面に重なる下部32を一体に形成し、上部31には気化器13の上部が入り、この部分にメンテナンス用開口33が形成されている。
【0014】
メンテナンス用開口33は、気化器13及び燃料タンク8の底部から下方へ延出している図示しない燃料コックを点検・調節可能になっている。このメンテナンス用開口33は開閉自在の蓋34により覆われ、閉じられたときは係止部材35で吸気ボックス17側へ止められる。
【0015】
気化器13の大部分は中央部30に収容され、図では見えないが上気筒11と下気筒12に接続する2個の気化器13が左右に配列されており、図示の第側面視で重なっている。気化器13の外気導入口36は上部31方向へ斜め上向きに開口している。接続口18は下部32の側面下部に形成され、中央部30との境界部を斜辺、下部を底辺とする後方へ突出する頂点37を有する略直角三角形状をなし、開口縁部に同形状のシールラバー38が嵌合取付されている。
【0016】
図3に示すように、吸気ボックス17の底部39には一段高く段部40が形成され、ここに気化器13用の開口41,41が設けられている。底部39の前方にはメンテナンス用の蓋42が設けられ、これを開くと下方に位置する上気筒11の点火プラグ43(図2)を点検・交換できる。吸気ボックス17の車体左側となる側面に形成された接続口18には平面視略L字状をなす下部ジョイント21が側方より取付けられている。
【0017】
図4乃至図6にも示すように、下部ジョイント21は合成樹脂等の適宜材料よりなり、吸気ダクト20の後端へ接続する角筒状のダクト接続部45と、略三角形状に開口する接続端46とを備える。接続端46は開口形状が吸気ボックス17の接続口18と対応する形状をなし、そのうちの後部は鋭角的に後方へ突出する後端部47をなす。
【0018】
後端部47の先端は吸気ボックス17の接続口18後部に臨む頂点37に対応し、後端部47を含む開口縁部上辺48から下辺49(図4)にかけて略V字状に連続する嵌合フランジ50を有する。嵌合フランジ50は接続端46の開口縁部からさらに外方へ突出し、その先端部は外フランジをなすように屈曲する引っ掛部51となっている。
【0019】
図3に示すように、接続端46と接続口18の接続は、接続口18の開口縁部へ取付けられているシールラバー38の一部で、シールラバー38と一体に形成され、周壁状をなして吸気ボックス17の外方へ突出する外方突出部52の内側へ接続端46を気密に差し込むことにより行われる。
【0020】
このとき嵌合フランジ50はシールラバー38と一体に形成され筒状をなして吸気ボックス17内へ突出する内方突出部53の内側で重なるようになっている。また、引っ掛部51はさらに内方突出部53から吸気ボックス17内へ突出し、内方突出部53の先端のうち接続口18の頂点37に相当する部分である後端頂点部54の先端へ係合するようになっている。
【0021】
次に、本実施例の作用を説明する。この吸気ダクト20を吸気ボックス17へ接続するには、まず、図3に示すように下部ジョイント21を側方より吸気ボックス17へ取付け、その後ダクト接続部45を本体部22の後端と接続する。このとき、下部ジョイント21の接続は、予め接続口18の周囲へ取付けられているシールラバー38の外方突出部52内側へ接続端46を斜めに差し込み、嵌合フランジ50を接続口18内の内方突出部53へ差し込む。
【0022】
すると、引っ掛部51が内方突出部53からさらに吸気ボックス17内へ突出して後端頂点部54の先端へ係合する。そこで、引っ掛部49と後端頂点部54の係合部を支点として下部ジョイント21を回動させ、接続端46の開口部全体をシールラバー38の外方突出部52の内側へ気密に嵌合させる。
【0023】
これにより、頂点37と端部47を合わせる位置決めが容易となり、下部ジョイント21と接続口18との接続が容易になる。特に接続端46及び接続口18の各開口部形状が略三角形状の不規則形状であるにもかかわらず、その頂点部に相当する鋭角的な先細り形状の後端部47を先にして差し込むので容易に位置決めでき、そのうえ引っ掛部51をシールラバー38の後端頂点部54へ係合させるので、一般的に作業しにくい側方からの取付でも容易かつ迅速に作業できるから、脱着を容易にしてメンテナンス性を向上できる。
【0024】
また、接続中は引っ掛部51が頂点部54を介して吸気ボックス17側へ係合止しているため、ラム圧により吸気ボックス17の内圧が上昇しても下部ジョイント21は外れにくくなり、確実な取付状態を維持できる。
【0025】
なお、本願発明は上記の各実施例に限定されるものではなく、発明の原理内において種々に変形や応用が可能である。例えば、接続口18の開口部形状は必ずしも不規則形状ではなく円形などの対称形状等の規則的な形状でもよい。また、吸気ダクト20は下部ジョイント21と本体部22を連続一体化したものでもよい。さらに吸気ボックスが覆う吸気系部品は気化器ばかりでなく燃料噴射装置も含む。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の適用された自動2輪車の側面図
【図2】吸気ボックスの拡大側面図
【図3】吸気ダクトが接続した吸気ボックスの内部を示す図
【図4】下部ジョイントの側面図
【図5】下部ジョイントの平面図
【図6】下部ジョイントの図5のA矢示方向図
【符号の説明】
10:エンジン、11:上気筒、12:下気筒、13:気化器、17:吸気ボックス、18:接続口、20:吸気ダクト、21:下部ジョイント、38:シールラバ、45:ダクト接続部、46:接続端、47:後端部、50:嵌合フランジ、51:引っ掛部、54:後端頂点部

Claims (3)

  1. 吸気系部品を覆う吸気ボックスへ走行風を取り込んでラム圧過給を行うため、一端を外気へ開放し他側の接続端を吸気ボックスに形成された接続口へ接続した吸気ダクトにおいて、
    前記接続口を前記吸気ボックスの側方へ略三角形状に形成するとともに、この接続口の形状に合わせて前記接続端を略三角形状に形成し、その一頂点部に引っ掛部を設け、
    この引っ掛部を前記接続口の開口縁部内側へ係合させて接続することを特徴とする車両用吸気ダクト。
  2. 前記接続端は、接続口に臨む開口縁部の一部に略V字状に連続し接続端の開口縁部からさらに外方へ突出する嵌合フランジを有し、この嵌合フランジの先端部が外フランジをなすように屈曲して前記引っ掛部となっていることを特徴とする請求項1に記載した車両用吸気ダクト。
  3. 前記接続口の開口縁部へ取付けられるシールラバーを備え、このシールラバーの一部が周壁状をなして吸気ボックスの外方へ突出する外方突出部をなし、この外方突出部の内側へ前記接続端を気密に差し込むことにより前記接続端と前記接続口が接続されることを特徴とする請求項1に記載した車両用吸気ダクト。
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