JP4353200B2 - ディスク装置及び光ピックアップ移送制御方法 - Google Patents

ディスク装置及び光ピックアップ移送制御方法 Download PDF

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本発明は、光ピックアップを移送するためのステッピングモータを備えたディスク装置及び光ピックアップ移送制御方法に関する。
CD−RW(Compact Disc ReWritable)やCD−R(Compact Disc Recordable)等のディスクに情報を記録し、あるいは該光ディスクに既に記録された情報を再生するディスク装置が広く実用に供されている。
かかるディスク装置は、ディスクに光ビームを照射する光ピックアップ及び該光ピックアップを当該ディスクの半径方向に移送する光ピックアップ移送機構等を備えている。ディスク装置は、ディスクに形成された複数のトラックから所望のトラックを検索(シーク)する場合、光ピックアップ移送機構により所望のトラック近傍まで光ピックアップを移送する。この移送動作を高速に行うためには、光ピックアップ移送機構により、該光ピックアップを高速に所望のトラック近傍に移送する必要がある。
図6は、ステッピングモータを具備する光ピックアップ移送機構の構成を例示した図である。
ステッピングモータ100は、モータドライバ(図示略)等から供給されるパルスの数及び周波数に応じて回転数及び回転速度が制御されるモータである。
このステッピングモータ100には、螺旋状の溝が一定のピッチPで形成されたリードスクリュー110が設けられている。このリードスクリュー110は、図示せぬディスクの半径方向と平行になるように取り付けられ、光ピックアップ200は該リードスクリュー110の溝に沿って移動可能なように配置されている。かかる構成により、光ピックアップ200は、ステッピングモータ100が1回転する毎に、リードスクリュー110の1個分のピッチPだけディスク10の半径方向に移動する。
上述したように、ステッピングモータ100は、与えられるパルスの数及び周波数に応じて回転数及び回転速度が制御される。従って、光ピックアップ移送機構により光ピックアップ200を高速に移送するためには、ステッピングモータ100の回転速度を上げるべく、該パルスの周波数を高く設定する必要がある。
しかしながら、該パルスの周波数を高く設定すると、ステッピングモータ100において発生するトルクが小さくなってしまう。ここで、ステッピングモータ100に与えるパルスの周波数が所定周波数を越えてしまうと、当該パルスを加えてもステッピングモータ100が回転しない、いわゆる脱調と呼ばれる現象が生じる。この脱調が発生すると、ステッピングモータ100に与えたパルスの数から予定される光ピックアップの移動距離と、該パルスをステッピングモータ100に与えることにより実際に光ピックアップ200が移動した距離との間にずれが生じてしまうといった問題が発生する。
本発明は、以上説明した事情を鑑みてなされたものであり、脱調の発生を抑制することが可能なディスク装置及び光ピックアップ移送制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係るディスク装置は、光ピックアップと、ステッピングモータを備え、該ステッピングモータの回転に連動させて前記光ピックアップをディスク状記録媒体の半径方向に移送する移送機構と、当該ディスク装置の使用時間を検出する検出手段と、前記光ピックアップを移送する際、前記検出手段によって検出された使用時間に応じて前記ステッピングモータの最高回転速度を決定し、決定した最高回転速度以下の回転速度で前記ステッピングモータを回転させる回転速度制御手段とを具備することを特徴とする。
かかる構成によれば、ディスク装置では、ステッピングモータを回転させて光ピックアップを移送する際、検出手段によって検出されたディスク装置の使用時間に応じてステッピングモータの最高回転速度を決定し、決定した最高回転速度以下の回転速度でステッピングモータを回転させる。
また、本発明に係る光ピックアップ移送制御方法は、ステッピングモータの回転に連動させて光ピックアップをディスク状記録媒体の半径方向に移送する光ピックアップ移送制御方法であって、前記ステッピングモータ及び前記光ピックアップを具備するディスク装置の使用時間を検出し、検出した使用時間に応じて前記ステッピングモータの最高回転速度を決定し、決定した最高回転速度以下の回転速度で前記ステッピングモータを回転させることを特徴とする。
本発明によれば、ステッピングモータの脱調の発生を抑制することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
A.本実施形態
(1)実施形態の構成
図1は、本実施形態に係るディスク装置300の構成を示す図である。なお、図1に示す光ピックアップ移送機構の構成は、前掲図6に示す光ピックアップ移送機構と同様であるため、対応する部分には同一符号を付し説明を省略する。
光ピックアップ310は、図示せぬデータエンコーダ等から供給されるEFM(Eight to Fourteen Modulation)変調の施された記録データに応じてレーザ光(光ビーム)を出射し、ディスク10に対する記録データの書き込みを行う一方、該ディスク10に出射したレーザ光の戻り光を戻り光信号として、デコーダ320に出力する。
デコーダ320は、光ピックアップ310から供給される戻り光信号を復調等し、ディスク10における光ピックアップ310の現在位置を示すアドレス情報(以下、単に現アドレスという)を取得する。なお、現アドレスを取得する方法として、例えばディスク10の案内溝(プリグルーブ)にレーザ光を照射することにより得られるウォブル信号を利用して現アドレスを取得する方法、記録データに付加されるサブコード情報を利用して現アドレスを取得する方法、ディスク10に予め記録されているATIP(Absolute Time In Pre-Groove)情報を利用して現アドレスを取得する方法等があるが、いずれの方法を採用するかはディスク装置300の設計等に応じて適宜選択可能である。
制御部330は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)等によって構成され、ROMに格納されたプログラムに従って当該ディスク装置300の各部を中枢的に制御するほか、シーク動作制御等を行う。詳述すると、制御部330は、ホストコンピュータ等から光ピックアップ310の移送先に対応する目標アドレスを含むシーク動作開始命令を受け取ると、後述するシーク動作制御処理を実行し、ステッピングモータ100に与えるパルス数及び該ステッピングモータ100の最高回転速度等を求め、これをコントローラ340へ通知する。
図2は、RAM等に格納されている最高回転速度管理テーブルTAを例示した図である。
図2に示すように、最高回転速度管理テーブルTAには複数の最高回転速度が登録されている。制御部330は、ステッピングモータ100の最高回転速度を決定する際、該最高速度管理テーブルTAに登録されている複数の最高回転速度の中から所定の条件(後述)に合致する最高回転速度を取得する構成となっている。なお、最高回転速度の取得動作等については、実施形態の動作説明の項においてその詳細を明らかにする。
図1に戻り、コントローラ340は、制御部330から通知されるパルス数及び最高回転速度に基づきパルスを生成し、これをドライバ350へ出力する。このコントローラ340において生成されるパルスの周波数は、通知される最高回転速度以下の回転速度に対応したパルスの周波数に制限される。
ドライバ350は、コントローラ340から供給されるパルスに応じてステッピングモータ100の回転数及び回転速度を制御し、これにより光ピックアップ310を現アドレスに対応する位置から目標アドレスに対応する位置まで移送する。
以下、図1等を参照しながら本実施形態に係るディスク装置300のシーク動作について説明する。
(2)実施形態の動作
ディスク装置300にディスク10が装着され、かかるディスク装置300に電源が投入されると、光ピックアップ移送機構は、制御部330による制御の下、光ピックアップ310を例えばディスク10の最内周に対応する位置(便宜上、基準位置という)に移送する。その後、ユーザがホストコンピュータ等の操作部(図示略)を利用して記録データの書き込みを開始すべき旨の入力を行うと、ホストコンピュータは、入力操作内容から光ピックアップ310の移送先に対応する目標アドレスを求め、求めた目標アドレスを含むシーク動作開始命令をディスク装置300に対して送出する。
ディスク装置300の制御部330は、ホストコンピュータ400からシーク動作開始命令を受け取ると、ROMに格納されているシーク動作制御プログラムを起動して、以下に示すシーク動作制御処理を実行する。
図3は、シーク動作制御処理の処理フローを示す図である。
制御部330は、ホストコンピュータ400からシーク動作開始命令を受け取ると(ステップS1)、光ピックアップ310の現在位置(ここでは、基準位置)に対応する現アドレスと該シーク動作開始命令に含まれている目標アドレスから、光ピックアップ310をディスク10の半径方向に移動させる距離を求め、求めた距離からステッピングモータ100に供給すべきパルス数を計算すると共に、最高回転速度管理テーブルTA(図2参照)から対応する最高回転速度(ここでは、初期最高回転速度V0)を取得する(ステップS2)。そして、制御部330は、このようにして求めたパルス数及び最高回転速度をコントローラ340へ通知する(ステップS3)。
コントローラ340は、制御部330から通知されるパルス数及び初期最高回転速度V0に基づいてステッピングモータ100へ供給するパルスを生成し、これをドライバ350へ出力する。ドライバ350は、光ピックアップ310を基準位置から目標アドレスに対応する位置まで移送すべく、コントローラ340から供給されるパルスに応じてステッピングモータ100の回転数及び回転速度を制御する。
その後、制御部330は、光ピックアップ310の移送動作が終了したことを検知すると、図示せぬトラッキングサーボをONにする。トラッキングサーボがONされると、デコーダ320は、例えばウォブル信号を復調等して光ピックアップ310の現在位置を示す現アドレスを取得し、これを制御部330に出力する。
制御部330は、デコーダ320から現アドレスを受け取ると(ステップS4)、受け取った現アドレスとシーク動作開始時にホストコンピュータ等から受け取った目標アドレスとの差分(以下、位置ずれ量という)を求め、求めた位置ずれ量と予めディスク装置300に設定されている位置ずれ許容量Δとを比較する(ステップS5)。この位置ずれ許容量Δは、ステッピングモータ100が脱調したか否かを判断するための情報であり、例えば工場出荷時等にディスク装置300に設定される。
制御部330は、例えば求めた位置ずれ量が上記位置ずれ許容量Δ以下であり、ステッピングモータ100が脱調していないと判断すると(ステップS5;YES)、シーク動作制御処理を終了する。
一方、制御部330は、例えば求めた位置ずれ量が上記位置ずれ許容量Δを越え、ステッピングモータ100が脱調していると判断すると(ステップS5;NO)、図示せぬ脱調回数計測カウンタ(初期値;「0」)のカウント値を「1」インクリメントし(ステップS6)、インクリメント後のカウント値nと予めディスク装置300に設定されているリトライ許容回数N(N≧0)とを比較する(ステップS7)。このリトライ許容回数Nは、ステッピングモータ100の最高回転速度を変更することなくシーク動作をリトライして良いか否かを判断するための情報であり、上記位置ずれ許容量Δと同様、例えば工場出荷時等にディスク装置300に設定される。
制御部330は、例えばカウント値nが上記リトライ許容回数N以下である場合(ステップS7;NO)、ステッピングモータ100の最高回転速度を変更することなくシーク動作をリトライするための制御を行う。具体的には、リトライ時に光ピックアップ310を移動させる距離を求め、求めた距離からステッピングモータ100に供給すべきパルス数を計算し、計算したパルス数と共に前回シーク動作時に設定したステッピングモータ100の最高回転速度と同じ最高回転速度(例えば、初期最高回転速度V0)をコントローラ340へ通知する(ステップS8→ステップS3)。なお、この後の動作については、上記と同様に説明することができるため、割愛する。
一方、制御部330は、例えばカウント値nが上記リトライ許容回数Nを越えている場合(ステップS7;YES)、前回シーク動作時に設定したステッピングモータ100の最高回転速度よりも低い最高回転速度に設定してシーク動作をリトライするための制御を行う。例えば、前回シーク動作時に設定した最高回転速度が初期最高回転速度V0であった場合、制御部330は最高回転速度管理テーブルTA(図2参照)から、初期最高回転速度V0よりも低い最高回転速度V1(<V0)を取得した後、上述した脱調回数計測カウンタのカウント値を初期化(n=0)する(ステップS9→ステップS10)。そして、制御部330は、このようにして取得した最高回転速度V1と共に上記パルス数をコントローラ340へ通知する(ステップS10→ステップS3)。
ところで、脱調の発生頻度とステッピングモータ100に与えるパルスの周波数との間には因果関係が存在する。詳述すると、ステッピングモータ100に与えるパルスの周波数を高く設定した場合(すなわち、ステッピングモータ100の最高回転速度を高く設定した場合)には、上記脱調は発生しやすく、一方、ステッピングモータ100に与えるパルスの周波数を低く設定した場合(すなわち、ステッピングモータ100の最高回転速度を低く設定した場合)には、上記脱調の発生は抑制される。
すなわち、制御部330がステッピングモータ100の最高回転速度を低く設定することにより、脱調の発生は抑制され、この結果、ステッピングモータ100の最高回転速度が常に一定に設定される場合と比較して上記シーク動作のリトライ回数を減らすことが可能となる。なお、制御部330が最高回転速度V1及びパルス数をコントローラ340へ通知した後の動作については、上記と同様に説明することができるため、説明を割愛する。
以上説明したように、本実施形態に係るディスク装置300によれば、シーク動作時における上記脱調の発生回数等に応じてステッピングモータ100の最高回転速度を制御する。例えば、上記脱調が数回以上検出された場合、制御部330は、ステッピングモータ100の最高回転速度を低く設定した後にシーク動作をリトライする。上述したように、ステッピングモータ100の最高回転数を低く設定することで脱調の発生は抑制され、この結果シーク動作のリトライ回数を減らすことが可能となる。なお、以上説明した本実施形態では、ステッピングモータ100とリードスクリュー110とを備えた光ピックアップ移送機構(詳細は、従来技術の項参照)を例に説明を行ったが、本発明はこれに限定する趣旨ではなく、ステッピングモータ100にギアを組んで駆動する移送機構等にも適用可能である。
(3)変形例
以上この発明の一実施形態について説明したが、上記実施形態はあくまで例示であり、上記実施形態に対しては、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で様々な変形を加えることができる。変形例としては、例えば以下のようなものが考えられる。
<変形例1>
上述した本実施形態では、位置ずれ許容量Δ及びリトライ許容回数Nが工場出荷時等に予めディスク装置300に設定されている場合を例に説明を行ったが、RAMや図示せぬEEPROM(Electrionically Erasable and Programmable Read Only Memory)等に上記位置ずれ許容量Δ及びリトライ許容回数Nを格納し、ユーザがホストコンピュータ等を利用して任意に変更できるように構成しても良い。
<変形例2>
また、上述した本実施形態では、脱調の発生回数に応じてステッピングモータ100の最高回転速度を制御する場合について説明したが、上述した位置ずれ量と位置ずれ許容量Δとの差分の度合い(脱調の度合い)に応じてステッピングモータ100の最高回転速度を制御しても良い。例えば、差分が大きい場合における最高回転速度が差分が小さい場合における最高回転速度以下となるように設定する。このように、位置ずれ量と位置ずれ許容量Δとの差分のみを利用してステッピングモータ100の最高回転速度を制御することも可能であるが、脱調の発生回数及び位置ずれ量と位置ずれ許容量Δとの差分の度合いを考慮してステッピングモータ100の最高回転速度を制御することも可能である。
<変形例3>
また、位置ずれ量と位置ずれ許容量Δとの差分に応じて、リトライ許容回数Nの値を変更する構成としても良い。
図4は、該差分とリトライ許容回数Nとの関係を例示した図である。
図4に示すように、位置ずれ量と位置ずれ許容量Δとの差分が小さい場合(例えば、「1」〜「3」)には、リトライ許容回数Nの値を大きく設定する一方、位置ずれ量と位置ずれ許容量Δとの差分が大きい場合(例えば、「5」〜「7」)には、1回のリトライ動作に要する時間が長いと推定されるため、リトライ許容回数Nの値を小さく設定する。このように、位置ずれ量と位置ずれ許容量Δとの差分に応じて、リトライ許容回数Nの値を変更する構成としても良い。なお、リトライ許容回数Nの値等については、例えば実験等により最適な値を求め、該実験結果に応じて適宜設定すれば良い。
また、位置ずれ量と位置ずれ許容量Δとの差分の大きさによって、リトライ許容回数Nの値を変更することなく、位置ずれ量と位置ずれ許容量Δとの差分に応じて、上述した脱調回数計測カウンタのカウント数を変える(例えば、脱調検出毎に該カウント値を「1」インクリメント、あるいは「2」インクリメントする等)ように構成しても良い。以上の説明から明らかなように、本発明においては位置ずれ許容量Δ及びリトライ許容回数Nをどのような値に設定するか等は、ディスク装置300の設計等に応じて適宜変更可能である。
<変形例4>
図5は、変形例4に係る最高速度管理テーブルTAを例示する図である。
図5に示すように、本変形例に係る最高速度管理テーブルTAには、最高回転速度と脱調回数計測カウンタのカウント値nが対応付けて登録されている。制御部330は、脱調が検出される毎に、当該カウンタのカウント値をインクリメントすると共に、インクリメント後のカウント値(例えば、「5」等)に対応する最高回転速度(例えば、最高回転速度V1等)を最高回転速度管理テーブルTAから取得する。かかる最高速度管理テーブルTAを利用してステッピングモータ100の最高回転速度を制御するようにしても良い。
<変形例5>
また、上述した本実施形態では、ディスク10に記録データを書き込む場合を例に説明を行ったが、ディスク10に予め書き込まれた記録データを読み出し、再生する場合にも適用可能である。なお、再生時における本発明の特徴部分に係る動作については、記録データを書き込む場合とほぼ同様に説明することができるため、説明を割愛する。
<変形例6>
また、上述した本実施形態では、シーク動作時における上記脱調の発生回数等に応じてステッピングモータ100の最高回転速度を制御する場合について説明したが、例えばディスク装置300の使用環境に応じてステッピングモータの最高回転速度を制御するように構成することも可能である。
一般に、ステッピングモータ100の品質は使用時間等に応じて劣化する。該ステッピングモータ100の劣化が進むと、上記脱調の発生頻度は高くなる。かかる特性を利用して、例えば使用開始時から1年間は、シーク動作時におけるステッピングモータ100の最高回転速度をN1’に設定し、使用開始から1年が経過した場合には、該最高回転速度をN1’よりも小さなN2’(<N1’)に設定し、・・・、使用から5年以上経過した場合には、最高回転速度をN5’(<N4’<・・・<N1’)に設定する。このように、ディスク装置300の使用期間等からステッピングモータ100の経年変化等を検出し、該検出結果に応じてシーク動作時におけるステッピングモータ100の最高回転速度を決定するようにしても良い。なお、年単位で使用期間を検出するか、日単位あるいは時、分単位等で使用期間を検出するかは、ディスク装置300の設計等に応じて適宜変更可能である。
<変形例7>
また、ディスク装置300の使用環境を検出する手段としてディスク装置300の周囲温度を検出する温度検出手段を設け、当該温度検出手段によって検出される周囲温度に応じてステッピングモータ100の最高回転速度を制御しても良い。例えば、ステッピングモータ100の脱調が検出される毎に温度検出手段によって検出される温度(以下、脱調検出温度という)を取得し、これをテーブル化(例えば、過去50回分の脱調検出温度を該テーブルに登録する等)してRAM等に格納する。ディスク装置300は、シーク動作を行う際、該テーブル及び温度検出手段によって検出される周囲温度とを比較する。ここで、例えば該周囲温度が脱調の発生し易い温度範囲(例えば、30℃〜50℃等)にあると判断した場合、ディスク装置300は、ステッピングモータ100の最高回転速度を常温使用時(すなわち、脱調の発生しにくい温度範囲で使用する時)における該最高回転速度よりも低く設定する。
この結果、脱調の発生しやすい劣悪な環境下でディスク装置300を使用する場合においても、脱調の発生を抑制することが可能となる。なお、ディスク装置300を脱調の発生し易い温度範囲で使用した後、当該ディスク装置300を再び脱調の発生しにくい温度範囲で使用する場合には、ステッピングモータ100の最高回転速度をもとの最高回転速度に戻すようにすれば良い。すなわち、本発明は上記温度検出手段によって検出される周囲温度に応じてステッピングモータ100の最高回転速度を下げる場合のみならず、該周囲温度に応じてステッピングモータ100の最高回転速度を上げる場合にも適用可能である。なお、かかる技術思想を本実施形態等に適用できるのは、もちろんである。
<変形例8>
また、ディスク装置300の使用環境を検出するその他の手段としてディスク装置300の電源電圧を検出する電圧検出手段を設け、当該電圧検出手段によって検出される電源電圧に応じてステッピングモータ100の最高回転速度を制御しても良い。一般に、電圧検出手段によって検出される電源電圧が低いほど、ステッピングモータ100の脱調が検出されやすいことが知られている。本変形例においては、シーク動作を行う際、電圧検出手段によって検出される電源電圧と、予めRAM等に記憶されているしきい値電圧とを比較し、電源電圧がしきい値電圧を下回っている場合には、ステッピングモータ100の最高回転速度を電源電圧がしきい値電圧を上回っている場合に設定されるステッピングモータ100の最高回転速度よりも低く設定する。
なお、しきい値電圧を複数(例えば、第1のしきい値電圧、第2のしきい値電圧等)設定し、電圧検出手段によって検出される電源電圧がどのしきい値電圧間に存在するのかを検出し、検出結果に応じてステッピングモータ100の最高回転速度を設定するようにしても良い。また、以上説明した温度検出手段、電圧検出手段等は、一例にすぎず、脱調の発生しやすい環境を検出することができる検出手段であればどのような検出手段を用いた場合にも本発明を適用することが可能である。
<変形例9>
また、上述した本実施形態では、デコーダ320によって検出される現アドレスを利用して光ピックアップ310の移動距離を求める構成であったが、フォトインタラプタ等によって構成されるエンコーダ(図示略)を用いて光ピックアップ310の移動距離を求めるディスク装置等にも本発明を適用することができる。
<変形例10>
また、上述した本実施形態では、記録データの書き込み/読み出し対象となるディスク10に関し、特に言及することなく説明を行ったが、CD−RW、CD−R、DVD−R(Digital Versatile Disc Recordable)、DVD−RAM(Digital Versatile Disc Random Access Memory)、PC−RW(Phase Change ReWritable)等に代表される光ディスク、FD(Floppy(登録商標) Disc)、MO(Magneto Opticaldisc)等のディスクに記録データの書き込み/読み出しを行うあらゆるディスク装置に適用可能である。
<変形例11>
また、以上説明したディスク装置に係る諸機能(例えば、図3に示すシーク動作制御処理等)は、ソフトウェアによって実現することも可能である。具体的には該ソフトウェアを記録した記録媒体(例えば、CD−ROM等)からディスク装置にインストールする、あるいは該ソフトウェアを備えたサーバからネットワーク(例えば、インターネット等)を介してダウンロードし、ホストコンピュータ等を介してディスク装置にインストールする。このように、上述した諸機能をソフトウェアによって実現することも可能である。
なお、以上説明した各変形例を異なる変形例に適用(例えば、変形例2に変形例6を適用)することができるのは、勿論である。
本実施形態におけるディスク装置の構成を示す図である。 同実施形態に係る最高回転速度管理テーブルを例示した図である。 同実施形態に係るシーク動作制御処理フローを示すフローチャートである。 変形例3に係るリトライ許容回数Nを説明するための図である。 変形例4に係る最高回転速度管理テーブルを例示した図である。 光ピックアップ移送機構を説明するための図である。
符号の説明
300・・・ディスク装置、100・・・ステッピングモータ、310・・・光ピックアップ、320・・・デコーダ、330・・・制御部、340・・・コントローラ、350・・・ドライバ、10・・・ディスク。

Claims (3)

  1. 光ピックアップと、
    ステッピングモータを備え、該ステッピングモータの回転に連動させて前記光ピックアップをディスク状記録媒体の半径方向に移送する移送機構と、
    当該ディスク装置の使用時間を検出する検出手段と、
    前記光ピックアップを移送する際、前記検出手段によって検出された使用時間に応じて前記ステッピングモータの最高回転速度を決定し、決定した最高回転速度以下の回転速度で前記ステッピングモータを回転させる回転速度制御手段と
    を具備することを特徴とするディスク装置。
  2. 前記回転速度制御手段は、前記光ピックアップを移送する際、前記検出手段によって検出された使用時間が短い程、前記ステッピングモータの最高回転速度の値を大きな値に決定し、決定した最高回転速度以下の回転速度で前記ステッピングモータを回転させる
    ことを特徴とする請求項1に記載のディスク装置。
  3. ステッピングモータの回転に連動させて光ピックアップをディスク状記録媒体の半径方向に移送する光ピックアップ移送制御方法であって、
    前記ステッピングモータ及び前記光ピックアップを具備するディスク装置の使用時間を検出し、検出した使用時間に応じて前記ステッピングモータの最高回転速度を決定し、決定した最高回転速度以下の回転速度で前記ステッピングモータを回転させる
    ことを特徴とする光ピックアップ移送制御方法。
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