JP4351858B2 - 非水電解質二次電池 - Google Patents

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    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、非水電解質二次電池に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
渦巻き状極板群を備えた電池として、円筒型、角型形状のリチウムイオン電池や、ニカド蓄電池、ニッケル水素蓄電池などが広く知られている。
【0003】
従来の電池では高容量化に対応するため、正負極活物質塗工部に接触しているセパレータ以外の余剰セパレータ部、つまり高容量化に寄与しない余剰セパレータ部をなるべく少なくする工夫がなされてきた。
【0004】
しかしながら、過充電試験において印加電流を高くしていくと内周側のセパレータが急速に熱収縮してしまい、正負極活物質塗工部に挟まれているセパレータに破膜箇所が生じ、その箇所での内部短絡により発火に至るという問題点が生じた。
【0005】
ところで、特開2000−348706号公開公報には、ポリオレフィン樹脂からなり、(a)厚さが5〜50μm、(b)空孔率が40〜80%、(c)ピーク孔径が0.05〜0.2μm、(d)電解液中の電気抵抗が0.3〜2.5Ω・cm2/25μm、(e)ピン刺し強度が300gf/25μm以上、(f)引っ張り強度が300kg/cm2以上、(g)110℃での熱収縮率が10%以下である多孔性フィルムより構成される電池用セパレータを用いることで、セパレータの電解液の浸透性と二次電池の放電レート特性とを改善することが記載されているものの、過充電時の安全性とセパレータとの関係については記載がない。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−348706号公報(特許請求の範囲)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、過充電時の安全性が改善された非水電解質二次電池を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る第1の非水電解質二次電池は、正極活物質層を含む正極と負極活物質層を含む負極との間にセパレータを介在させて最内周にセパレータが位置するように扁平形状に捲回した電極群を備える非水電解質二次電池において、
前記セパレータは、目付け量が6〜12g/m2の範囲内で、かつ105℃で30分間放置した際の熱収縮率が幅方向及び長さ方向とも4%以下であり、
前記最内周のセパレータは、前記正極活物質層と前記負極活物質層の間に介在されていない部分であり、前記最内周のセパレータに含まれる樹脂量は前記セパレータに含まれる全樹脂量の25〜35%の範囲内であることを特徴とするものである。
【0009】
本発明に係る第2の非水電解質二次電池は、集電体及び少なくとも捲回開始部は前記集電体の片面のみに担持されている活物質含有層を含む一方極と活物質含有層を含む他方極とを第1、第2のセパレータを介在させて扁平形状に捲回した電極群を備える非水電解質二次電池であって、
前記一方極の前記捲回開始部では、前記活物質含有層が前記他方極に前記第1のセパレータを介して対向し、かつ前記集電体の表面が前記第2のセパレータで被覆されており、
前記第1のセパレータ及び前記第2のセパレータは、それぞれ、目付け量が6〜12g/m2の範囲内で、かつ105℃で30分間放置した際の熱収縮率が幅方向及び長さ方向とも4%以下であり、
前記電極群の最内周は前記第1のセパレータと前記第2のセパレータで構成され、前記最内周の前記第1のセパレータと前記第2のセパレータは、前記一方極の前記活物質含有層と前記他方極の前記活物質含有層の間に介在されていない部分であり、前記最内周の前記第1のセパレータと前記第2のセパレータに含まれる樹脂量は前記第1のセパレータと前記第2のセパレータに含まれる全樹脂量の25〜35%の範囲内であり、
前記電極群は下記(1)式を満足することを特徴とするものである。
【0010】
0.95L1≦L2≦1.05L1 (1)
但し、前記(1)式において、L1は前記一方極の前記活物質含有層の巻き始め端部から前記第1のセパレータが突出した長さであり、L2は前記一方極の前記活物質含有層の巻き始め端部から前記第2のセパレータが突出した長さである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る非水電解質二次電池の一実施形態について図1〜図4を参照して説明する。
【0012】
図1に示すように、正極リード1と負極リード2が電気的に接続された電極群(図示しない)は、ラミネートフィルム製の容器3内に正極リード1及び負極リード2の先端が容器外部に延出された状態で収納されている。この容器3は、例えば、ラミネートフィルムを矩形のカップ状に成形し、得られたカップ4内に電極群及び非水電解質を収納した後、ラミネートフィルムからなる蓋体5をヒートシールにより取り付けることにより得られる。
【0013】
電極群を図2を参照して説明する。電極群6は、例えば、正極7と負極8とをその間に第1、第2のセパレータ14,15を介在させて扁平形状に捲回することにより作製される。正極7は、正極集電体10と、正極集電体10に担持された正極活物質含有層11とを含む。正極7の捲回開始部(図2の場合、内側から1周目の正極部)では、正極集電体10の片面のみに正極活物質含有層11が担持されており(但し、正極集電体10の巻き始め端部を除く)、捲回開始部以外の箇所では正極集電体10の両面に正極活物質含有層11が担持されている。一方、負極8は、負極集電体12と、負極集電体12の巻き始め端部を除いて両面に担持された負極活物質含有層13a,13bとを含む。
【0014】
負極8の捲回開始部(図2の場合、内側から1周目の負極部)では、内側の負極活物質含有層13aに正極7の捲回開始部の正極活物質含有層11が第1のセパレータ14を介して対向している。また、正極7の捲回開始部の集電体10の表面は、第2のセパレータ15で被覆されている。
【0015】
負極活物質含有層13a,13bの巻き始め端部17は、正極活物質含有層11の巻き始め端部16と、正極7の活物質含有層片面領域(捲回開始部)と活物質含有層両面領域との境界、双方から突出している。このような構成にすると、負極活物質含有層13a,13bの巻き始め端部17と正極8の正極活物質含有層11とが対向しないため、充放電サイクル中に負極活物質含有層13a,13bの巻き始め端部17にリチウムデンドライトが析出するのを抑制することができる。
【0016】
第1のセパレータ14の巻き始め端部18と、第2のセパレータ15の巻き始め端部19は、正極7の正極集電体10の巻き始め端部20と負極8の負極集電体12の巻き始め端部21よりも突出し、電極群6の中心付近に位置している。つまり、この電極群6の最内周は、第1のセパレータ14と第2のセパレータ15で構成されている。正極活物質含有層11の巻き始め端部16から第1のセパレータ14が突出している長さL1と、正極活物質含有層11の巻き始め端部16から第2のセパレータ15が突出している長さL2は、等しくなっている。
【0017】
以下、第1,第2のセパレータ14,15、正極7、負極8及び非水電解質について説明する。
【0018】
1)第1,第2のセパレータ14,15
第1,第2のセパレータには、合成樹脂製の微多孔膜が使用される。合成樹脂としては、例えば、ポリエチレンやポリプロピレンのようなポリオレフィン、エチレン−プロピレン共重合ポリマーやエチレン−ブテン共重合ポリマーのようなポリオレフィン組成物等を挙げることができる。セパレータの形成材料としては、前述した種類の中から選ばれる1種類または2種類以上を用いることができる。
【0019】
第1,第2のセパレータの目付け量を6〜12g/m2の範囲内にするのは、以下に説明する理由によるものである。目付け量を6g/m2未満にすると、過充電による温度上昇の際、セパレータによるシャットダウン効果を期待できず、過充電反応が進行するため、過充電時の発火発生率が高くなる。一方、目付け量が12g/m2を超えると、電極群中のセパレータの体積比率が大きくなるため、高い電池容量を得られなくなる。目付け量のより好ましい範囲は、8〜10g/m2である。
【0020】
第1,第2のセパレータにおいて、105℃で30分間放置した際の熱収縮率を幅方向及び長さ方向とも4%以下にするのは、以下に説明する理由によるものである。幅方向の熱収縮率が4%を超えるか、もしくは長さ方向の熱収縮率が4%を超えると、過充電時の温度上昇によりセパレータが熱収縮した際、正極集電体10の巻き始め端部20と負極集電体12の巻き始め端部21とが直に接する内部短絡を生じる可能性が高い。熱収縮率は小さいほど好ましいが、全く熱収縮を生じないよりは、熱収縮を生じるセパレータの方が低コストで、また機械的強度に優れるため、幅方向及び長さ方向の熱収縮率は最低でも0.1%にすることが好ましい。
【0021】
幅方向及び長さ方向の熱収縮率のより好ましい範囲は、1〜2%である。
【0022】
第1、第2のセパレータは、それぞれ、透気度が200〜600秒/100cm3 であることが好ましい。透気度は、100cm3の空気がセパレータを透過するのに要した時間(秒)を意味し、JIS(日本工業規格)P8117に規定する方法により測定することができる。透気度の値は250〜500秒/100cm3 にすることがより好ましく、さらに好ましい値は300〜450秒/100cm3 である。
【0023】
第1、第2のセパレータがシャットダウン現象を生じる温度、いわゆるシャットダウン温度は、100〜160℃の範囲にあることが好ましい。このシャットダウン温度は、セパレータを一定温度に加熱した後の透気度を測定し、その透気度の値が10万秒/100cm3以上になる温度として測定できる。シャットダウン温度が160℃を超える場合は、過充電状態においてセパレータのシャットダウンが速やかに起こらず、熱暴走を防ぐことが困難になる恐れがある。また、シャットダウン温度が100℃未満の場合は、非水電解液二次電池の通常の使用状態において、例えば炎天下の自動車内などの高温状態に置かれたときにセパレータの透気度が上昇し、電池の大電流放電特性が低下するなどの問題を生じる可能性がある。セパレータのシャットダウン温度は110〜150℃にすることがより好ましい。
【0024】
前記セパレータが溶融して破膜を生じる温度、いわゆる溶融温度は、160℃以上でかつ前記シャットダウン温度よりも15℃以上高いことが望ましい。溶融温度が160℃未満であったり、或いはシャットダウン温度との差が15℃未満である場合は、電池温度の上昇により一旦シャットダウン現象を生じても、その後にセパレータが溶融して破膜し、正極と負極とが直接接触する、いわゆる短絡状態に至る危険性が大きくなる。短絡状態に至った場合、短絡した箇所の電気抵抗が極めて小さいために短絡した箇所で大電流が流れ続け、ジュール熱を生じることにより短絡した箇所の温度が局所的に上がり、更に周囲のセパレータが溶融したり、或いは熱暴走を生じる可能性がある。
【0025】
電極群6の最内周を構成する第1のセパレータ14と第2のセパレータ15は、部分的に正極集電体10や正極活物質層11と接しているものの、正極活物質層11と負極活物質層13a,13bの間に介在はされていない。最内周のセパレータに含まれる樹脂量は、第1、第2のセパレータ14,15に含まれる全樹脂量の25〜35%の範囲内になるように設定することが望ましい。最内周セパレータに含まれる樹脂量を25%未満にすると、過充電による温度上昇時のセパレータの溶融量が少ないため、第1、第2のセパレータ14,15の熱収縮を十分に抑えられない可能性がある。一方、最内周セパレータに含まれる樹脂量が35%を超えると、電極群中のセパレータの体積比率が大きくなるため、高い電池容量を得られない恐れがある。
【0026】
最内周セパレータに含まれる樹脂量のより好ましい範囲は、25〜30%である。
【0027】
セパレータの目付け量と、セパレータに含まれる樹脂量は、以下に説明する方法で測定される。
【0028】
まず、電池の外装を取り除き、非水電解質の付着した電極群の状態にする。前記電極群を解体し、正極活物質含有層と負極活物質含有層に接していないセパレータ部を切り取り、このセパレータ部をメチルエチルカーボネートあるいはアセトンなどの揮発性溶媒の中に10分間浸漬した後、常温下で10分間減圧し、セパレータに付着した溶媒を取り除く。このようにして得られたセパレータの重量を測定し、単位面積あたりのセパレータ重量、すなわち目付け量とする。
【0029】
第1、第2のセパレータは、下記(1)式を満足することが望ましい。
【0030】
0.95L1≦L2≦1.05L1 (1)
但し、L1は正極7の正極活物質含有層11の巻き始め端部16から第1のセパレータ14が突出した長さであり、L2は正極7の正極活物質含有層11の巻き始め端部16から第2のセパレータ15が突出した長さである。
【0031】
第2のセパレータ15の突出長さL2を0.95L1未満にするか、もしくは1.05L1より大きくすると、過充電時の第1のセパレータ14の溶融量と第2のセパレータ15の溶融量の差が大きくなるため、セパレータの熱収縮が十分に抑制されなくなる可能性がある。前述した図2は、第1のセパレータ14の突出長さL1と第2のセパレータ15の突出長さL2が等しい例である。また、図3は、第2のセパレータ15の突出長さL2が第1のセパレータ14の突出長さL1よりも短い例である。過充電時の安全性を高くするために最も好ましいのは、第1のセパレータ14の突出長さL1と第2のセパレータ15の突出長さL2が等しい構成である。
【0032】
2)正極7
この正極7は、正極集電体10と、正極集電体10に担持された正極活物質含有層11とを含む。
【0033】
前記正極活物質含有層は、正極活物質、結着剤及び導電剤を含む。
【0034】
前記正極活物質としては、種々の酸化物、例えば二酸化マンガン、リチウムマンガン複合酸化物、リチウム含有ニッケル酸化物、リチウム含有コバルト酸化物、リチウム含有ニッケルコバルト酸化物、リチウム含有鉄酸化物、リチウムを含むバナジウム酸化物や、二硫化チタン、二硫化モリブデンなどのカルコゲン化合物などを挙げることができる。中でも、リチウム含有コバルト酸化物(例えば、LiCoO2 )、リチウム含有ニッケルコバルト酸化物(例えば、LiNi0.8 Co0.2 2 )、リチウムマンガン複合酸化物(例えば、LiMn2 4 、LiMnO2 )を用いると、高電圧が得られるために好ましい。なお、正極活物質としては、1種類の酸化物を単独で使用しても、あるいは2種類以上の酸化物を混合して使用しても良い。
【0035】
前記導電剤としては、例えばアセチレンブラック、カーボンブラック、黒鉛等を挙げることができる。
【0036】
前記結着剤としては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、ポリエーテルサルフォン、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体(EPDM)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)等を用いることができる。
【0037】
前記正極活物質、導電剤および結着剤の配合割合は、正極活物質80〜95重量%、導電剤3〜20重量%、結着剤2〜7重量%の範囲にすることが好ましい。
【0038】
前記集電体としては、多孔質構造の導電性基板か、あるいは無孔の導電性基板を用いることができる。これら導電性基板は、例えば、アルミニウム、ステンレス、またはニッケルから形成することができる。
【0039】
前記正極は、例えば、正極活物質に導電剤および結着剤を適当な溶媒に懸濁し、この懸濁物を集電体に塗布、乾燥して薄板状にすることにより作製される。
【0040】
3)負極8
前記負極8は、負極集電体12と、負極集電体12に担持された負極活物質含有層13a,13bとを含む。
【0041】
前記負極活物質含有層は、リチウムイオンを吸蔵・放出する負極活物質及び結着剤を含む。
【0042】
前記負極活物質としては、例えば、黒鉛、コークス、炭素繊維、球状炭素、熱分解気相炭素質物、樹脂焼成体などの黒鉛質材料もしくは炭素質材料; 熱硬化性樹脂、等方性ピッチ、メソフェーズピッチ系炭素、メソフェーズピッチ系炭素繊維、メソフェーズ小球体など(特に、メソフェーズピッチ系炭素繊維が容量や充放電サイクル特性が高くなり好ましい)に500〜3000℃で熱処理を施すことにより得られる黒鉛質材料または炭素質材料; 二硫化チタン、二硫化モリブデン、セレン化ニオブ等のカルコゲン化合物; アルミニウム、アルミニウム合金、マグネシウム合金、リチウム、リチウム合金等の軽金属; 等を挙げることができる。中でも、(002)面の面間隔d002が0.34nm以下である黒鉛結晶を有する黒鉛質材料を用いるのが好ましい。このような黒鉛質材料を負極活物質として含む負極を備えた非水電解質二次電池は、電池容量および大電流放電特性を大幅に向上することができる。前記面間隔d002 は、0.337nm以下であることが更に好ましい。
【0043】
前記結着剤としては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体(EPDM)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、カルボキシメチルセルロース(CMC)等を用いることができる。
【0044】
前記負極活物質及び前記結着剤の配合割合は、炭素質物90〜98重量%、結着剤2〜20重量%の範囲であることが好ましい。
【0045】
前記集電体としては、多孔質構造の導電性基板か、あるいは無孔の導電性基板を用いることができる。これら導電性基板は、例えば、銅、ステンレス、またはニッケルから形成することができる。
【0046】
前記負極は、例えば、負極活物質と結着剤とを溶媒の存在下で混練し、得られた懸濁物を集電体に塗布し、乾燥した後、所望の圧力で1回プレスもしくは2〜5回多段階プレスすることにより作製される。
【0047】
4)非水電解質
この非水電解質は、非水溶媒と、前記非水溶媒に溶解される電解質とを含む。非水電解質の形態は、液体、ゲルもしくは固体にすることができる。
【0048】
電解質としては、例えば、過塩素酸リチウム(LiClO4)、四フッ化硼酸リチウム(LiBF4)、六フッ化燐酸リチウム(LiPF6)、六フッ化砒素酸リチウム(LiAsF6)、トリフルオロメタンスルホン酸リチウム(LiCF3SO3)、LiN(CF3SO22、LiN(C25SO22等を用いることができる。
【0049】
非水溶媒としては、例えば、γ−ブチロラクトン、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ジエチルカーボネート、メチルエチルカーボネート、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキシエタン、テトラヒドロフラン、1,3−ジオキソラン、メチルスルホラン、アセトニトリル、プロピルニトリル、アニソール、酢酸エステル、プロピオン酸エステル等を用いることができ、2種類以上混合して使用してもよい。
【0050】
前記非水溶媒に界面活性剤、例えばトリオクチルフォスフェート(TOP)を添加することが好ましい。このような界面活性剤の添加により非水電解液のセパレータに対する濡れ性を改善することが可能になる。
【0051】
前記非水溶媒中の前記電解質の濃度は、0.5モル/L以上にすることが好ましい。
【0052】
なお、前述した図1〜図3においては、ラミネートフィルム製の容器3を使用する例を説明したが、金属缶(例えば、アルミニウム缶、鉄製缶)を使用しても良い。
【0053】
また、前述した図1〜図3においては、電極群6の最内周を構成する第1、第2セパレータ14,15と対向する電極が正極7の例を説明したが、負極8にしても良い。この一例を図4を参照して説明する。なお、図4では、前述した図1〜図3で説明したのと同様な部材については同符号を付して説明を省略する。
【0054】
負極8は、負極集電体12と、負極集電体12に担持された負極活物質含有層13とを含む。負極8の捲回開始部(図4の場合、内側から1周目の負極部)では、負極集電体12の片面のみに負極活物質含有層13が担持されており(負極集電体12の巻き始め端部を除く)、捲回開始部以外の箇所では負極集電体12の両面に負極活物質含有層13が担持されている。一方、正極7は、正極集電体10と、正極集電体10の巻き始め端部を除いて両面に担持された正極活物質含有層11a,11bとを含む。
【0055】
正極7の捲回開始部(図2の場合、内側から1周目の正極部)では、内側の正極活物質含有層11aに負極8の捲回開始部の負極活物質含有層13が第1のセパレータ14を介して対向している。また、負極8の捲回開始部の集電体12の表面は、第2のセパレータ15で被覆されている。
【0056】
負極活物質含有層13の巻き始め端部17と、負極8の活物質含有層片面領域(捲回開始部)と活物質含有層両面領域との境界は、正極活物質含有層11a,11bの巻き始め端部16よりも突出している。このような構成にすると、負極活物質含有層13のエッジの部分が正極活物質含有層11aと対向しないため、充放電サイクル中に負極活物質含有層13のエッジの部分にリチウムデンドライトが析出するのを抑制することができる。
【0057】
第1のセパレータ14の巻き始め端部18と、第2のセパレータ15の巻き始め端部19は、正極7の正極集電体10の巻き始め端部20と負極8の負極集電体12の巻き始め端部21よりも突出し、電極群6の中心付近に位置している。つまり、この電極群6の最内周は、第1のセパレータ14と第2のセパレータ15で構成されている。正極活物質含有層11a,11bの巻き始め端部16から第1のセパレータ14が突出している長さL1と、正極活物質含有層11a,11bの巻き始め端部16から第2のセパレータ15が突出している長さL2は、等しくなっている。
【0058】
以上説明した本発明に係る非水電解質二次電池によれば、電極群6の最内周が第1のセパレータ14と第2のセパレータ15から構成されており、かつ第1のセパレータ14と第2のセパレータ15は、それぞれ、目付け量が6〜12g/m2の範囲内で、かつ105℃で30分間放置した際の熱収縮率が幅方向及び長さ方向とも4%以下であるため、過充電時の第1、第2のセパレータ14,15の熱収縮を抑制することができ、正極集電体10の巻き始め端部20と負極集電体12の巻き始め端部21とが直に接触する内部短絡を抑えることができる。また、第1、第2のセパレータ14,15は、過充電時に高いシャットダウン効果を実現することができるため、正極7と負極8間を流れる電流を収束させることができる。その結果、過充電時の内部短絡と発火を抑制することができるため、過充電時の安全性を高くすることができる。
【0059】
電極群6の最内周を構成するセパレータに含まれる樹脂量を、第1、第2のセパレータ14,15に含まれる全樹脂量の25〜35%の範囲内にすることによって、過充電時、第1、第2のセパレータ14,15の溶融物が電極群6の中心部に溜まることでセパレータのそれ以上の熱収縮を抑えることができるため、正極集電体10の巻き始め端部20と負極集電体12の巻き始め端部21とが直に接触する短絡を更に少なくすることができる。
【0060】
また、第1、第2のセパレータ14,15が前述した(1)式を満足することによって、過充電時、第1のセパレータ14の溶融量と第2のセパレータ15の溶融量をほぼ等しくすることができるため、セパレータの熱収縮を十分に抑制することができ、過充電時の安全性をさらに高くすることができる。
【0061】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する。
【0062】
(実施例1)
<正極の作製>
まず、リチウムコバルト酸化物(LixCoO2;但し、Xは0<X≦1である)粉末90重量%に、アセチレンブラック5重量%と、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)5重量%のジメチルフォルムアミド(DMF)溶液とを加えて混合し、スラリーを調製した。前記スラリーを厚さが15μmのアルミニウム箔からなる集電体の両面に塗布した後、乾燥し、プレスすることにより、正極活物質含有層が集電体の両面に担持された構造の正極を作製した。なお、正極活物質含有層の厚さは、片面当り60μmであった。
【0063】
<負極の作製>
炭素質材料として3000℃で熱処理したメソフェーズピッチ系炭素繊維(粉末X線回折により求められる(002)面の面間隔(d002 )が0.336nm)の粉末を95重量%と、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)5重量%のジメチルフォルムアミド(DMF)溶液とを混合し、スラリーを調製した。前記スラリーを厚さが12μmの銅箔からなる集電体の両面に塗布し、乾燥し、プレスすることにより、負極活物質含有層が集電体に担持された構造の負極を作製した。なお、負極活物質含有層の厚さは、片面当り55μmであった。
【0064】
なお、炭素質物の(002)面の面間隔d002は、粉末X線回折スペクトルから半値幅中点法によりそれぞれ求めた。この際、ローレンツ散乱等の散乱補正は、行わなかった。
【0065】
<セパレータ>
厚さが25μm、多孔度45%の帯状の微多孔性ポリエチレン膜からなるセパレータを2枚用意した。これらセパレータを第1、第2のセパレータとする。これらセパレータのシャットダウン温度は135℃、溶融温度は165℃であった。
【0066】
この時のセパレータの目付け量は9g/m2で、105℃で30分放置後の熱収縮率は幅方向と長さ方向がともに4%であった。
【0067】
また、セパレータの目付け量(樹脂量)は面積100cm2当たりのセパレータ重量を測定し、1m2当たりに換算した重量で示した。一方、セパレータの熱収縮率(%)は、セパレータを105℃環境下に30分放置後、面積100cm2当たりの幅方向と長さ方向についての前記環境放置前後での寸法変化から算出した。
【0068】
<電極群の作製>
前記正極の集電体に帯状アルミニウム箔(厚さ100μm)からなる正極リードを超音波溶接し、前記負極の集電体に帯状ニッケル箔(厚さ100μm)からなる負極リードを超音波溶接した後、前記正極及び前記負極をその間に前記第1、第2セパレータを介して渦巻き状に捲回し、前述した図2に示す構造を有する電極群を作製した。この時、電極群の最内周を形成し、かつ正極活物質含有層と負極活物質含有層の間に介在されていないセパレータに含まれる樹脂量(この場合、セパレータ重量に相当する)の第1、第2のセパレータに含まれる全樹脂量における割合は、20%とした。また、第1のセパレータの突出長さL1は、第2のセパレータの突出長さL2と等しくした。この電極群を加熱しながらプレス機で加圧することにより、偏平状に成形した。この成形の際の加熱温度及び圧力を変えることによって、成形した後のセパレータの透気度を調整することができる。本実施例では、温度80℃、圧力1.4MPaで成形し、成形後のセパレータの透気度をJIS(日本工業規格)P8117に規定する方法により測定した結果、400秒/100cmであった。
【0069】
アルミニウム箔の両面をポリエチレンで覆った厚さ100μmのラミネートフィルムを、プレス機により矩形のカップ状に成形し、得られた容器内に前記電極群を収納した。
【0070】
次いで、容器内の電極群に80℃で真空乾燥を12時間施すことにより電極群及びラミネートフィルムに含まれる水分を除去した。
【0071】
<非水電解液の調製>
エチレンカーボネート(EC)とγ−ブチロラクトン(GBL)を重量比率(EC:GBL)が40:60になるように混合して非水溶媒を調製した。得られた非水溶媒に四フッ化ホウ酸リチウム(LiBF4 )をその濃度が1.5モル/Lになるように溶解させて、非水電解液を調製した。
【0072】
容器内の電極群に前記非水電解液を電池容量1Ah当たりの量が4.8gとなるように注入し、ヒートシールにより封止した後、前述した図1、2に示す構造を有し、厚さが3.6mm、幅が35mm、高さが62mmで、公称容量が0.65Ahの薄型非水電解質二次電池を組み立てた。
【0073】
(実施例2〜3及び比較例1〜4)
セパレータの目付け量(樹脂量)およびセパレータの幅方向と長さ方向の熱収縮率を下記表1に示すように設定すること以外は、前述した実施例1で説明したのと同様な構成の非水電解質二次電池を組み立てた。
【0074】
実施例1〜3及び比較例1〜4の二次電池について、印加電流1.5A、電源電圧12Vmaxの条件にて過充電試験を行ない、その時の過充電結果を表1に示す。
【表1】
Figure 0004351858
過充電試験結果の中で電流収束というのは過充電反応によりセパレータがシャットダウンし電流収束後、その電流値を維持している状態をいう。短絡というのは前述で電流収束後、内周部の正極集電体と負極集電体面が接触し金属面どうしによる短絡が発生したことをいう(この状態では活物質反応は起こらないため、過充電反応は進行しない)。発火は過充電反応が進み電池が発火する状態をいう。
【0075】
表1の結果で、実施例1〜3の二次電池では発火が起こらず、電流収束、もしくは短絡状態に収まっていることから、セパレータの目付け量が6〜12g/m2の範囲内で、かつ105℃で30分間放置した際の熱収縮率が幅方向及び長さ方向とも4%以下の条件が適正であることがわかる。また比較例4のようにセパレータの目付け量が12g/m2を越える領域では電池の厚みが厚くなるため、他と同じ厚み以下にするには容量低下を招くことから、好ましくない。
【0076】
次に、実施例1で使用したセパレータを用いて下記の実施例を実施した。
【0077】
(実施例4〜7)
実施例1で説明したのと同様な種類のセパレータを用い、正極活物質含有層と負極活物質含有層の間に介在されていないセパレータに含まれる樹脂量の第1、第2のセパレータに含まれる全樹脂量における割合(以下、内周セパレータ樹脂割合と称す)を下記表2に示すように変更すること以外は、前述した実施例1で説明したのと同様な構成の非水電解質二次電池を組み立てた。
【0078】
【表2】
Figure 0004351858
表2の結果から、内周セパレータ樹脂割合が25〜40%である実施例4〜7の二次電池では電流収束の割合が格段に多くなり、短絡状態の発生確率が少なくなっていることがわかる。原因は明確に特定できていないが、内周セパレータ部に含まれる樹脂量が多くなると過充電反応による発熱に伴い内周部のセパレータが急激な熱収縮を引き起こしてもセパレータの樹脂がそれ以上の熱収縮を抑制する効果があるために上記のような効果があると推定している。また、内周セパレータ樹脂割合が25〜35%である実施例4〜6の二次電池は、内周セパレータ樹脂割合が40%の実施例7の二次電池に比較して体積エネルギー密度が高かった。
【0079】
以上のように、セパレータの目付け量(樹脂量)及び熱収縮量を規定し、かつ電極群内周セパレータと、正極及び負極と接触しているセパレータ部の比率を規定することにより、印加電流の高い過充電においても内周部セパレータの熱収縮を最低限に抑制することができ、正負極活物質塗工部同士での内部短絡を防止することができる。
【0080】
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
【0081】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、過充電時の安全性が向上された非水電解質二次電池を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る非水電解質二次電池の一実施形態である薄型非水電解質二次電池を示す斜視図。
【図2】 図1の非水電解質二次電池に用いられる電極群の一例を示す断面図。
【図3】 図1の非水電解質二次電池に用いられる電極群の別な例を示す断面図。
【図4】 図1の非水電解質二次電池に用いられる電極群のさらに別な例を示す断面図。
【符号の説明】
1…正極リード、2…負極リード、3…容器、6…電極群、7…正極、8…負極、10…正極集電体、11,11a,11b…正極活物質含有層、12…負極集電体、13,13a,13b…負極活物質含有層、14…第1のセパレータ、15…第2のセパレータ、16…正極活物質含有層の巻き始め端部、17…負極活物質含有層の巻き始め端部、18…第1のセパレータの巻き始め端部、19…第2のセパレータの巻き始め端部、20…正極集電体の巻き始め端部、21…負極集電体の巻き始め端部。

Claims (2)

  1. 正極活物質層を含む正極と負極活物質層を含む負極との間にセパレータを介在させて最内周にセパレータが位置するように扁平形状に捲回した電極群を備える非水電解質二次電池において、
    前記セパレータは、目付け量が6〜12g/m2の範囲内で、かつ105℃で30分間放置した際の熱収縮率が幅方向及び長さ方向とも4%以下であり、
    前記最内周のセパレータは、前記正極活物質層と前記負極活物質層の間に介在されていない部分であり、前記最内周のセパレータに含まれる樹脂量は前記セパレータに含まれる全樹脂量の25〜35%の範囲内であることを特徴とする非水電解質二次電池。
  2. 集電体及び少なくとも捲回開始部は前記集電体の片面のみに担持されている活物質含有層を含む一方極と活物質含有層を含む他方極とを第1、第2のセパレータを介在させて扁平形状に捲回した電極群を備える非水電解質二次電池であって、
    前記一方極の前記捲回開始部では、前記活物質含有層が前記他方極に前記第1のセパレータを介して対向し、かつ前記集電体の表面が前記第2のセパレータで被覆されており、
    前記第1のセパレータ及び前記第2のセパレータは、それぞれ、目付け量が6〜12g/m 2 の範囲内で、かつ105℃で30分間放置した際の熱収縮率が幅方向及び長さ方向とも4%以下であり、
    前記電極群の最内周は前記第1のセパレータと前記第2のセパレータで構成され、前記最内周の前記第1のセパレータと前記第2のセパレータは、前記一方極の前記活物質含有層と前記他方極の前記活物質含有層の間に介在されていない部分であり、前記最内周の前記第1のセパレータと前記第2のセパレータに含まれる樹脂量は前記第1のセパレータと前記第2のセパレータに含まれる全樹脂量の25〜35%の範囲内であり、
    前記電極群は下記(1)式を満足することを特徴とする非水電解質二次電池。
    0.95L 1 ≦L 2 ≦1.05L 1 (1)
    但し、前記(1)式において、L 1 は前記一方極の前記活物質含有層の巻き始め端部から前記第1のセパレータが突出した長さであり、L 2 は前記一方極の前記活物質含有層の巻き始め端部から前記第2のセパレータが突出した長さである。
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