JP4351340B2 - 熱媒管の埋設構造 - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鉄筋コンクリートの建物にあって、居住室内に設置される暖房用又は冷房用の熱交換器に、温水、冷水、冷媒などの熱媒体を流通させるための熱媒管を、コンクリートのスラブ内に埋設して配管する手段に関する。
【０００２】
【従来の技術】
前記熱交換器は、居住室内において壁際又は窓際に設置されるのが一般であり、熱媒管も壁際又は窓際に配管されるが、この部分の床のスラブは、梁と一体の場合が多く、熱媒管を埋設すると梁の強度を損なうおそれがある。図６はこのような場所における従来の配管の一例を示し、建物は外壁ａ、梁ｂ、スラブｃが一体に形成されており、梁ｂの上方に設けた溝ｄ1 とスラブｃを貫く穴ｄ2 によって断面逆Ｌ字形の凹欠部ｄが形成され、断熱材ｅを巻いたクランク形の熱媒管ｆを凹欠部ｄに配管してモルタルｇで埋め戻している。この凹欠部ｄは、コンクリート打ち込み区域内に予め取り付けた中子型で形成したり、打ち込み後にハツリ加工をして形成するが、いずれの場合も多くの手数がかかり、凹欠容積が熱媒管ｆの容積よりかなり大きいためコンクリート強度が落ちる。また熱媒管として送り管と戻し管の一対を設ける場合は、両管を伝熱防止のために離す必要があるから、凹欠部ｄは更に大きくなり一層強度が落ちる不都合がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、コンクリート構造の強度を殆ど落とすことなく熱媒管を簡単に配管できるようにすることを課題とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
前記課題の解決手段は、各請求項に記載のとおりであり、請求項１の手段は、浅い箱体とその上面開口を閉じる蓋体で配管箱を形成し、前記箱体の側面に可撓管を接続し、蓋体に配管穴を設け、曲げ加工できる熱媒管を配管箱と可撓管内に挿通して一端を可撓管から突出させると共に他端を蓋体の配管穴から上方に突出させ、建物のスラブの下面を形成するためのデッキプレートから可撓管と熱媒管の一端側を突出させ、コンクリート打ち込み区域内の上部に配管箱を固定し、蓋体と熱媒管の突出部にこれらを覆う養生部材を被せ、配管箱、可撓管と共に熱媒管をコンクリート内に埋設したことを特徴とする。この手段によれば、現場加工は、主としてデッキプレートの配管穴の穴開けと埋設部材の位置決めであるから、工事が極めて簡単にできる。
【０００５】
請求項２の手段は、浅い箱体とその上面開口を閉じる蓋体で配管箱を形成し、前記箱体の側面に可撓管を接続し、蓋体に配管穴を設け、曲げ加工できる熱媒管を配管箱と可撓管内に挿通して一端を可撓管から突出させると共に他端を蓋体の配管穴から上方に突出させ、建物のスラブの下面を形成するための枠板に開けた配管穴を、下向きの開口と側面の小穴をもつ浅い堰箱でで覆い、熱媒管の前記一端側を、堰箱の側面の小穴に挿入して枠板の前記配管穴から下方に突出させ、コンクリート打ち込み区域内の上部に配管箱を固定し、蓋体と熱媒管の突出部にこれらを覆う養生部材を被せ、配管箱、可撓管と共に熱媒管をコンクリート内に埋設したことを特徴とする。この手段によれば、現場加工は、主として枠板の穴開けと堰箱の取り付けと埋設部材の位置決めであるから、工事が極めて簡単にできる。
【０００６】
請求項３の手段は、請求項１又は２において、箱体の可撓管と蓋体の配管穴を一対ずつ設け、これらに一対の熱媒管を挿入したことを特徴とする。この手段によれば、配管箱によって熱媒管の間隔を一定に位置決めしやすい。
【０００７】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図１において１は鉄筋コンクリート造の建物、２はその外壁、３は梁、４はスラブであり、鉄筋５，５…がコンクリート６に包まれ、スラブ４の下にはコンクリート打ち込み時のデッキプレート７がスラブ４と一体に残されている。８は熱媒管の埋設部であり、該埋設部８は、配管箱９とこれにコネクタ１０ａによって接続した可撓管１０と、配管箱９の上部から可撓管１０の下端外部にわたって挿入した熱媒管１１を備え、熱媒管１１としては、例えば焼鈍して塑性変形を容易にした銅管が用いられ、端部１１ａ，１１ｂが露出し、別の熱媒管が接続されて延長される。可撓管１０としては断熱性の高い二重管を使用するのが望ましい。
【０００８】
配管箱９は、箱体９ａと蓋体９ｂからなり、蓋体９ｂの上に、熱媒管１１が貫通した発泡樹脂のブロック１２が載置されてスラブ４の上面４ａと同一平面を形成する。図中７ａはデッキプレート７に開けた配管穴であり、１３は配管箱９を枠板１４に固定するためのネジ、１５、１６は公知のコーン型止め具である。
【０００９】
図２は、前記配管箱９を構成する箱体９ａと蓋体９ｂを示し、浅い箱体９ａの一側面に一対の可撓管１０が接続され、他側面の両側にＬ字形の止め金具１７、１７が固着され、この止め金具１７、１７に前記ネジ１３が接続されてコーン型止め具１５、１６で枠板１４に固定され、更に配管箱９の位置決めを確実にするために配管箱９、可撓管１０が鉄筋５に図外のワイヤで固定される。箱体９ａとしては電気配線用の中浅型のアウトレットボックスが利用できる。
【００１０】
蓋体９ｂには、一対の配管穴１８が開けられ、これに図３に示すゴムブッシュ１９が嵌められる。ゴムブッシュ１９は、熱媒管１１を保護するためのもので、配管穴１８に嵌まる周溝１９ａと熱媒管１１を通りやすくするための切れ目１９ｂが設けられおり、熱媒管１１と配管穴１８の間にあって両部材が直接接触するのを防止してしている。
【００１１】
図４はコンクリート打ち込み時の状態を示し、熱媒管１１は、直角の湾曲部分を箱体９ａ内に位置させて、横方向に伸びる部分が可撓管１０に挿入され、可撓管１０と共にデッキプレート７に設けた配管穴７ａを通り、端部１１ａがスラブ４の下に突出している。２０は配管穴７ａとの隙間をシールするために貼られたアルミテープである。箱体９ａ内には断熱材２１が充填され、熱媒管１１が蓋体９ｂを通る上向きの部分には図３で説明したゴムブッシュ１９が嵌められている。蓋体９ｂの上には、発泡樹脂ブロック２３に養生管２４を嵌めキャップ２５を施した養生部材２２が載置され、蓋体９ｂと端部１１ｂ側の熱媒管１１を覆っている。この状態でコンクリートを上面４ａまで打ち込み、固化後養生部材２２を除去すれば埋設部８が形成される。次いでブロック２３に代えて図１に示すようにブロック１２を嵌める。
【００１２】
図５は前記デッキプレート７に代えて合板の枠板２６を用いた場合を示し、配管箱９、可撓管１０などは図１〜４のものと同じ構成であるが、熱媒管１１の端部１１ａの導出側に特徴がある。枠板２６には配管穴２６ａが開けられ、ここに小穴２７ａを側面に開けた堰箱２７が用いられ、該堰箱２７は開口を下にして配管穴２６ａを覆い、釘２８で予め固定される。熱媒管１１における端部１１ａ側の直角に曲げた部分は、小穴２７ａと配管穴２６ａを通って突出し、小穴２７ａを通る部分には適宜のシールが施される。堰箱２７は、枠板２６における配管穴２６ａの周囲を補強すると共に生コンクリートの漏れを防止する。コンクリートの固化後枠板２６を外すと堰箱２７と釘２８は残るが、釘２８は必要に応じて切断又は屈曲される。
【００１３】
以上の実施の形態において、一対の可撓管１０と熱媒管１１は、熱媒体の送り用と戻し用に使用されるが、送り通路と戻し通路が離れて配置される場合は、一つの埋設部について熱媒管を１本だけ埋設したものとすることができる。
【００１４】
【発明の効果】
以上のとおり、請求項１及び２の手段によれば、埋設部材を構成する容積の小さい配管箱９と可撓管１０を予め打込み区域に設置し、これらをコンクリートの打ち込みによって埋設するのでコンクリートの強度低下が少なくてすむ。また単独の熱媒管又は熱媒管を挿入した可撓管を、現場の条件に合わせて曲げて配管できるので、工事が簡単にできる効果がある。
【００１５】
請求項３の手段によれば、一対の熱媒管の間隔が配管箱によって維持され、熱媒管相互が接触して熱がリークするのを防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の一つの実施の形態の縦断面図
【図２】 埋設する部材の分解斜視図
【図３】 保護ゴムブッシングの斜視図
【図４】 コンクリート打込み時の縦断面図
【図５】 本発明の他の実施の形態の縦断面図
【図６】 従来例の縦断面図。
【符号の説明】
４スラブ ６ コンクリート ７ デッキプレート
７ａ，１８，２６ａ 配管穴 ８ 埋設部
９ 配管箱 ９ａ 箱体 ９ｂ 蓋体
１０ 可撓管 １１ 熱媒管
１２、２３ ブロック ２４ 養生管 ２５ キャップ
２６ 枠板 ２７ 堰箱
【発明の属する技術分野】
本発明は、鉄筋コンクリートの建物にあって、居住室内に設置される暖房用又は冷房用の熱交換器に、温水、冷水、冷媒などの熱媒体を流通させるための熱媒管を、コンクリートのスラブ内に埋設して配管する手段に関する。
【０００２】
【従来の技術】
前記熱交換器は、居住室内において壁際又は窓際に設置されるのが一般であり、熱媒管も壁際又は窓際に配管されるが、この部分の床のスラブは、梁と一体の場合が多く、熱媒管を埋設すると梁の強度を損なうおそれがある。図６はこのような場所における従来の配管の一例を示し、建物は外壁ａ、梁ｂ、スラブｃが一体に形成されており、梁ｂの上方に設けた溝ｄ1 とスラブｃを貫く穴ｄ2 によって断面逆Ｌ字形の凹欠部ｄが形成され、断熱材ｅを巻いたクランク形の熱媒管ｆを凹欠部ｄに配管してモルタルｇで埋め戻している。この凹欠部ｄは、コンクリート打ち込み区域内に予め取り付けた中子型で形成したり、打ち込み後にハツリ加工をして形成するが、いずれの場合も多くの手数がかかり、凹欠容積が熱媒管ｆの容積よりかなり大きいためコンクリート強度が落ちる。また熱媒管として送り管と戻し管の一対を設ける場合は、両管を伝熱防止のために離す必要があるから、凹欠部ｄは更に大きくなり一層強度が落ちる不都合がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、コンクリート構造の強度を殆ど落とすことなく熱媒管を簡単に配管できるようにすることを課題とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
前記課題の解決手段は、各請求項に記載のとおりであり、請求項１の手段は、浅い箱体とその上面開口を閉じる蓋体で配管箱を形成し、前記箱体の側面に可撓管を接続し、蓋体に配管穴を設け、曲げ加工できる熱媒管を配管箱と可撓管内に挿通して一端を可撓管から突出させると共に他端を蓋体の配管穴から上方に突出させ、建物のスラブの下面を形成するためのデッキプレートから可撓管と熱媒管の一端側を突出させ、コンクリート打ち込み区域内の上部に配管箱を固定し、蓋体と熱媒管の突出部にこれらを覆う養生部材を被せ、配管箱、可撓管と共に熱媒管をコンクリート内に埋設したことを特徴とする。この手段によれば、現場加工は、主としてデッキプレートの配管穴の穴開けと埋設部材の位置決めであるから、工事が極めて簡単にできる。
【０００５】
請求項２の手段は、浅い箱体とその上面開口を閉じる蓋体で配管箱を形成し、前記箱体の側面に可撓管を接続し、蓋体に配管穴を設け、曲げ加工できる熱媒管を配管箱と可撓管内に挿通して一端を可撓管から突出させると共に他端を蓋体の配管穴から上方に突出させ、建物のスラブの下面を形成するための枠板に開けた配管穴を、下向きの開口と側面の小穴をもつ浅い堰箱でで覆い、熱媒管の前記一端側を、堰箱の側面の小穴に挿入して枠板の前記配管穴から下方に突出させ、コンクリート打ち込み区域内の上部に配管箱を固定し、蓋体と熱媒管の突出部にこれらを覆う養生部材を被せ、配管箱、可撓管と共に熱媒管をコンクリート内に埋設したことを特徴とする。この手段によれば、現場加工は、主として枠板の穴開けと堰箱の取り付けと埋設部材の位置決めであるから、工事が極めて簡単にできる。
【０００６】
請求項３の手段は、請求項１又は２において、箱体の可撓管と蓋体の配管穴を一対ずつ設け、これらに一対の熱媒管を挿入したことを特徴とする。この手段によれば、配管箱によって熱媒管の間隔を一定に位置決めしやすい。
【０００７】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図１において１は鉄筋コンクリート造の建物、２はその外壁、３は梁、４はスラブであり、鉄筋５，５…がコンクリート６に包まれ、スラブ４の下にはコンクリート打ち込み時のデッキプレート７がスラブ４と一体に残されている。８は熱媒管の埋設部であり、該埋設部８は、配管箱９とこれにコネクタ１０ａによって接続した可撓管１０と、配管箱９の上部から可撓管１０の下端外部にわたって挿入した熱媒管１１を備え、熱媒管１１としては、例えば焼鈍して塑性変形を容易にした銅管が用いられ、端部１１ａ，１１ｂが露出し、別の熱媒管が接続されて延長される。可撓管１０としては断熱性の高い二重管を使用するのが望ましい。
【０００８】
配管箱９は、箱体９ａと蓋体９ｂからなり、蓋体９ｂの上に、熱媒管１１が貫通した発泡樹脂のブロック１２が載置されてスラブ４の上面４ａと同一平面を形成する。図中７ａはデッキプレート７に開けた配管穴であり、１３は配管箱９を枠板１４に固定するためのネジ、１５、１６は公知のコーン型止め具である。
【０００９】
図２は、前記配管箱９を構成する箱体９ａと蓋体９ｂを示し、浅い箱体９ａの一側面に一対の可撓管１０が接続され、他側面の両側にＬ字形の止め金具１７、１７が固着され、この止め金具１７、１７に前記ネジ１３が接続されてコーン型止め具１５、１６で枠板１４に固定され、更に配管箱９の位置決めを確実にするために配管箱９、可撓管１０が鉄筋５に図外のワイヤで固定される。箱体９ａとしては電気配線用の中浅型のアウトレットボックスが利用できる。
【００１０】
蓋体９ｂには、一対の配管穴１８が開けられ、これに図３に示すゴムブッシュ１９が嵌められる。ゴムブッシュ１９は、熱媒管１１を保護するためのもので、配管穴１８に嵌まる周溝１９ａと熱媒管１１を通りやすくするための切れ目１９ｂが設けられおり、熱媒管１１と配管穴１８の間にあって両部材が直接接触するのを防止してしている。
【００１１】
図４はコンクリート打ち込み時の状態を示し、熱媒管１１は、直角の湾曲部分を箱体９ａ内に位置させて、横方向に伸びる部分が可撓管１０に挿入され、可撓管１０と共にデッキプレート７に設けた配管穴７ａを通り、端部１１ａがスラブ４の下に突出している。２０は配管穴７ａとの隙間をシールするために貼られたアルミテープである。箱体９ａ内には断熱材２１が充填され、熱媒管１１が蓋体９ｂを通る上向きの部分には図３で説明したゴムブッシュ１９が嵌められている。蓋体９ｂの上には、発泡樹脂ブロック２３に養生管２４を嵌めキャップ２５を施した養生部材２２が載置され、蓋体９ｂと端部１１ｂ側の熱媒管１１を覆っている。この状態でコンクリートを上面４ａまで打ち込み、固化後養生部材２２を除去すれば埋設部８が形成される。次いでブロック２３に代えて図１に示すようにブロック１２を嵌める。
【００１２】
図５は前記デッキプレート７に代えて合板の枠板２６を用いた場合を示し、配管箱９、可撓管１０などは図１〜４のものと同じ構成であるが、熱媒管１１の端部１１ａの導出側に特徴がある。枠板２６には配管穴２６ａが開けられ、ここに小穴２７ａを側面に開けた堰箱２７が用いられ、該堰箱２７は開口を下にして配管穴２６ａを覆い、釘２８で予め固定される。熱媒管１１における端部１１ａ側の直角に曲げた部分は、小穴２７ａと配管穴２６ａを通って突出し、小穴２７ａを通る部分には適宜のシールが施される。堰箱２７は、枠板２６における配管穴２６ａの周囲を補強すると共に生コンクリートの漏れを防止する。コンクリートの固化後枠板２６を外すと堰箱２７と釘２８は残るが、釘２８は必要に応じて切断又は屈曲される。
【００１３】
以上の実施の形態において、一対の可撓管１０と熱媒管１１は、熱媒体の送り用と戻し用に使用されるが、送り通路と戻し通路が離れて配置される場合は、一つの埋設部について熱媒管を１本だけ埋設したものとすることができる。
【００１４】
【発明の効果】
以上のとおり、請求項１及び２の手段によれば、埋設部材を構成する容積の小さい配管箱９と可撓管１０を予め打込み区域に設置し、これらをコンクリートの打ち込みによって埋設するのでコンクリートの強度低下が少なくてすむ。また単独の熱媒管又は熱媒管を挿入した可撓管を、現場の条件に合わせて曲げて配管できるので、工事が簡単にできる効果がある。
【００１５】
請求項３の手段によれば、一対の熱媒管の間隔が配管箱によって維持され、熱媒管相互が接触して熱がリークするのを防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の一つの実施の形態の縦断面図
【図２】 埋設する部材の分解斜視図
【図３】 保護ゴムブッシングの斜視図
【図４】 コンクリート打込み時の縦断面図
【図５】 本発明の他の実施の形態の縦断面図
【図６】 従来例の縦断面図。
【符号の説明】
４スラブ ６ コンクリート ７ デッキプレート
７ａ，１８，２６ａ 配管穴 ８ 埋設部
９ 配管箱 ９ａ 箱体 ９ｂ 蓋体
１０ 可撓管 １１ 熱媒管
１２、２３ ブロック ２４ 養生管 ２５ キャップ
２６ 枠板 ２７ 堰箱
Claims (3)
- 浅い箱体とその上面開口を閉じる蓋体で配管箱を形成し、前記箱体の側面に可撓管を接続し、蓋体に配管穴を設け、曲げ加工できる熱媒管を配管箱と可撓管内に挿通して一端を可撓管から突出させると共に他端を蓋体の配管穴から上方に突出させ、建物のスラブの下面を形成するためのデッキプレートから可撓管と熱媒管の一端側を突出させ、コンクリート打ち込み区域内の上部に配管箱を固定し、蓋体と熱媒管の突出部にこれらを覆う養生部材を被せ、配管箱、可撓管と共に熱媒管をコンクリート内に埋設したことを特徴とする、熱媒管の埋設構造。
- 浅い箱体とその上面開口を閉じる蓋体で配管箱を形成し、前記箱体の側面に可撓管を接続し、蓋体に配管穴を設け、曲げ加工できる熱媒管を配管箱と可撓管内に挿通して一端を可撓管から突出させると共に他端を蓋体の配管穴から上方に突出させ、建物のスラブの下面を形成するための枠板に開けた配管穴を、下向きの開口と側面の小穴をもつ浅い堰箱でで覆い、熱媒管の前記一端側を、堰箱の側面の小穴に挿入して枠板の前記配管穴から下方に突出させ、コンクリート打ち込み区域内の上部に配管箱を固定し、蓋体と熱媒管の突出部にこれらを覆う養生部材を被せ、配管箱、可撓管と共に熱媒管をコンクリート内に埋設したことを特徴とする、熱媒管の埋設構造。
- 請求項１又は２において、箱体の可撓管と蓋体の配管穴を一対ずつ設け、これらに一対の熱媒管を挿入したことを特徴とする、熱媒管の埋設構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31562899A JP4351340B2 (ja) | 1999-11-05 | 1999-11-05 | 熱媒管の埋設構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31562899A JP4351340B2 (ja) | 1999-11-05 | 1999-11-05 | 熱媒管の埋設構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001132869A JP2001132869A (ja) | 2001-05-18 |
| JP4351340B2 true JP4351340B2 (ja) | 2009-10-28 |
Family
ID=18067663
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31562899A Expired - Fee Related JP4351340B2 (ja) | 1999-11-05 | 1999-11-05 | 熱媒管の埋設構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4351340B2 (ja) |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5968887U (ja) * | 1982-10-31 | 1984-05-10 | 松下電工株式会社 | 可撓管用エンドカバ− |
| JPS6272978A (ja) * | 1985-09-24 | 1987-04-03 | 大阪瓦斯株式会社 | 流体輸送管の配管方法 |
| JPH0279709A (ja) * | 1988-09-13 | 1990-03-20 | Mirai Ind Co Ltd | スラブ内からの管の引き出し配管方法及びスラブ上への管引き出し具 |
| JPH04210713A (ja) * | 1990-11-30 | 1992-07-31 | Kumagai Gumi Co Ltd | 屋内配線方法及び配線支持具 |
| JP2865445B2 (ja) * | 1991-05-13 | 1999-03-08 | 積水化学工業株式会社 | 鞘管工法用立上り配管ボックス |
| JP2602423Y2 (ja) * | 1993-05-25 | 2000-01-17 | 古河電気工業株式会社 | 保護管の引出具 |
| JP4256489B2 (ja) * | 1998-02-02 | 2009-04-22 | 高砂熱学工業株式会社 | 竪管ユニットと竪配管施工方法と建築構造体 |
-
1999
- 1999-11-05 JP JP31562899A patent/JP4351340B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2001132869A (ja) | 2001-05-18 |
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