JP3325251B2 - ピットケーシング - Google Patents
ピットケーシングInfo
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Description
管の流量計、分水栓、止水栓などの配管ピットを設定す
る凍結防止のためのピットケーシングに関するものであ
る。
この種の配管ピットの設定は、凍結を避けるため1メー
トルから1.5メートルの地下深度に埋設された水道配
管と同レベルに設定されるため、定期的な検針作業をは
じめ、部品の取替え或いは整備点検は懐中電灯や特殊な
治具を用いなければ行えないなど、作業的に多大な労力
と時間を要していた。
による下降冷気の回流効果により、ケーシング上部の埋
設浅層部に保温状態を維持し、深層部に埋設された水道
配管をケーシング内で浅層部まで立ち上げて地表から直
接作業可能な浅層部において配管ピットをセットできる
配管ピットケーシング(特願平11−181353号)が本件出
願人によって提案されている。
の土壌では、実際に地熱層と同深度まで凍結が入る場合
があり、冷気伝導が行われてケーシング内の保温効果が
半減するといった問題があった。
ケーシングが上昇し、地表から突出する凍上現象が発生
するといった問題もあった。
対応しようとするものであり、断熱ケーシングの周壁を
多重構造に構成して周壁に空気層を形成すると共に、空
気層を形成する多重空隙部の上部を保温材で密閉するよ
うにしたものである。
ングと内側ケーシングとの間に形成される空気層が断熱
材の役目を果たし、外側ケーシングが凍結土から受ける
冷気が内側ケーシング内部(地熱層)に伝える熱伝導を
押さえるように構成した。
を強化プラスチック等の低抵抗素材によって構成し、或
いはビニール等の低抵抗素材による被膜によって被覆す
るようにし、凍結による土壌の膨張圧が本体外周部にか
かると膨張圧による移動土粒子が本体外周表面を滑って
移動土粒子の移動力が本体外周部に働かないように構成
した。
パー状に拡開する形状に構成し、凍結による土壌の膨張
圧が断熱ケーシングの周壁にかかると膨張圧による移動
土粒子がケーシング周壁のテーパー面によって上方に押
し上げられ、ピットケーシング本体には凍上現象が生じ
ないようにした。
する。1は円筒状に形成されたピットケーシング本体で
あり、地熱保持層まで掘削した設定孔A内に挿嵌埋設さ
れると共に、底部が地層に対して解放され、設定孔Aの
孔底から昇気する上昇暖気がケーシング内に取り入れら
れ内部回流するようになっている。
グ1aと内側ケーシング1bによって二重構造に構成され、
二重構造によって形成される空隙部の上部は保温材12で
密閉されて空隙部に存在する空気によって本体周壁に空
気層を形成するようになっている。
低抵抗素材によって構成し、或いはビニール等の低抵抗
素材による被膜13によって被覆するようになっている。
なお、この被覆はビニール袋を被せたり、巻き付けたり
して行なっても良いことは勿論である。
って形成される空隙部の下端部は底板を設けずに地熱を
利用できる構造としても良いし、底板を設けてただの空
気層としても良い。
1bの長さは、土壌の凍結深度に対応してそれぞれの長さ
に設定することができる。例えば、給水管埋設深度が10
00ミリで、凍結深度が 600ミリの場合、内側ケーシング
1bの長さは1000ミリとし、外側ケーシング1aの長さは60
0ミリとすることができるものである。
されている配水本管2の一次側(給水側)端部21と二次
側(排水側)端部22が挿嵌され、立ち上がり配管23、24
に継接される。
どの配管ピットBの一次側と二次側にそれぞれ着脱可能
に継接する継接機構25、26が設けられ、中間所定部にお
いてケーシング内に設けられた支持杆11によって支持固
定されている。
の上端部と嵌合して上面を覆蓋する覆蓋部で、強化プラ
スチックによって形成され、所要内壁部には断熱材によ
る断熱層(図示しない。)が形成されており、上面部に
開閉可能な上蓋35で覆蓋し、断熱材で構成した中空密閉
体31を装嵌する装嵌部32を備え、その下端から下方にテ
ーパー状に拡開する中間室33を設け、中間室の底部に中
蓋を構成する断熱板34を敷設している。
層、中間室33は中間層となり、地熱層となるピットケー
シング本体内の温度と外気温との関係が調整されるもの
である。なお、断熱板34は覆蓋部3に設定することな
く、ケーシング本体の上端部に嵌合するようにしても良
い。
ーシング1aと内側ケーシング1bによって構成される断熱
ケーシングの周壁を下方にテーパー状に拡開する形状に
構成されている。この構成は図2に示すように外側ケー
シング1aのみをテーパー状に拡開する形状に構成し、内
側ケーシング1bを円筒形状に構成しても良いし、1a、1b
の二重構造によるピットケーシング本体1そのものをテ
ーパー形状に構成しても良い。
は、先ず、配水本管2が埋設されている地熱保持層まで
設定孔Aを掘削し、覆蓋部3を取り外した状態のピット
ケーシング本体1を設定孔A内に挿嵌して、その下端に
配水本管2の一次側端部21と二次側端部22を挿嵌させ、
立ち上がり配管23、24を支持杆11によって支持固定する
と共に、配水本管2の各側端部と立ち上がり配管23、24
の下端を継接し、立ち上がり配管23、24の上部継接機構
25、26によって立ち上がり配管23と24の間に配管ピット
Bを継接設定する。
込み形成した覆蓋部3を、嵌合部4の突条部41と本体1
の断裂部44の嵌合により本体1に嵌合させ、覆蓋部3を
所定角度回動して締着を行い、ピットケーシング本体を
覆蓋して設定孔Aを埋め戻すものである。
おいて行った実験によれば、外気温度−15度Cの状態
で、中空密閉体31を装嵌した覆蓋低温層は−6度C、断
熱板34の上部中間層は−2度C、配管ピットBを設定し
てある保温層は+3度Cの状態であることを確認してい
る。
本管を高深度層に埋設している寒冷地においても、地上
から整備点検等の作業が行なえる浅層部位に配管ピット
を設定することができ、しかも、配管ピットの凍結事故
や凍上現象を完全に防止することができる。
体縦断側面図
シングの周壁を下方にテーパー状に拡開する形状に構成
したピットケーシングの全体縦断側面図
Claims (3)
- 【請求項1】地熱保持層まで掘削した設定孔内に、上部
を開閉可能な覆蓋部とし底部を解放した断熱ケーシング
を設定し、設定孔の底面からの上昇暖気と地表の冷却に
よる下降冷気が回流するように構成した断熱ケーシング
内に、埋設管の埋設位置からピット設定部位までそれぞ
れ立ち上げて構成された給水側端部と排水側端部にそれ
ぞれピット継接部を設けたピットケーシングの断熱ケー
シングの周壁を多重構造に構成して空気層を形成すると
共に、多重空隙部の上部を保温材で密閉するようにした
ことを特徴とするピットケーシング - 【請求項2】断熱ケーシングの周壁を下方にテーパー状
に拡開する形状に構成し、凍結による土壌の膨張圧が断
熱ケーシングの周壁にかかると膨張圧による移動土粒子
がテーパー面によって上方に押し上げられるようにした
ことを特徴とする請求項1記載のピットケーシング - 【請求項3】ピットケーシング本体の埋設外周部を低抵
抗素材によって構成し、或いは低抵抗素材による被膜に
よって被覆するようにしたことを特徴とする請求項1ま
たは請求項2記載のピットケーシング
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JP2000005425A JP3325251B2 (ja) | 2000-01-14 | 2000-01-14 | ピットケーシング |
Publications (2)
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Family Applications (1)
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