JP4350974B2 - 電機子用端子 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電機子用端子に関し、特にステータ等のコイルの巻線端部に結線される端子に関する。
【0002】
【従来の技術】
モータ等の回転電機において、そのステータの軸方向端部に結線用基板(端末配線ユニット)を配し、ステータ各相のコイルの巻始め又は巻終りの巻線端部を端末配線ユニットの複数の端子に接続した電機子が特許文献1に記載されている。この特許文献1に記載された結線用ユニットは主に、1個のユニット本体と、ステータの各相、例えばU相、V相、W相に対応する第1、第2及び第3相別端末部材(導電部材)と、1個の共通用導電部材と、これら導電部材を絶縁する複数の絶縁体とによって構成されている。
【0003】
これら結線用ユニットの構成部品の内、上記第1〜第3相別端末部材(導電部材)は互いに同一形状をなすものであり、銅板等の導電材からなる略C字状の部材本体(主体)を有し、その外周縁部に複数個の突起が一体に突設されている。また更に、これら各突起の下部には略コ字状の固定部が突起に一体形成されている。第1〜第3相別端末部材は、ユニット本体に対し互いに軸方向に積層された状態で配置され、ステータから延びるコイルの巻線端部は、積層状態にある第1〜第3相別端末部材の上記固定部に半田付けにより結線される。
【0004】
ところでこの結線用ユニットとコイル間の結線作業は、作業者がステータの各コイルからそれぞれの巻線端部を引き出した上で対応する各固定部に係止させ、その状態を維持した状態で半田付けをしなければならず、回転電機組立て工程の中ではかなりの時間と熟練を要するものであった。
【0005】
また、同一形状の相別端末部材を複数積層した状態で埋設しているため、積層状態で軸方向の各端子の位置が相別端末部材毎に異なってくる。このため、半田接合作業が面倒になり、手間を要するものとなっていた。
【0006】
この点に対処して、結線接合技術としてのヒュージング法の迅速性、簡易性に着目し、U字又はV字断面形状の端子に巻線端部を挟んだ状態で、端子をかしめながらヒュージングして接合することが考えられる。
【0007】
このヒュージングは、接合対象物を電極棒・電極受け間に挟み、電極棒で加圧しながら発熱することにより、一方の或は双方の接合対象物それ自体を溶融させて接合するものであり、半田付けのように介在物が要らず、また自動化も可能であることから、従来の半田付けによる結線に比較して、コスト面、作業性の上でかなりのメリットが期待されている。
【0008】
しかしながら、単に巻線端部をU字又はV字断面の端子に挟んでヒュージングしたのでは、その端子断面故に、ヒュージング時の電極棒によるかしめの際、巻線端部がU型空間から逃げてしまうことがあり、端子への巻線端部の接合の信頼性が低下する。
【0009】
【特許文献1】
特開平6−233483号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来技術を考慮したものであって、ステータ側のコイルの巻線端部と端末配線ユニットの端子の接合に関し、接合の信頼性を高めた電機子用端子を提供することを目的とする。
【0011】
前記目的を達成するため、本発明では、コイルの巻線端部同士を結束するリング状の端末配線ユニットを備えた回転電機の電機子において、前記端末配線ユニットの外周に平面視略鉤型の端子本体部を設け、当該端子本体部の、前記端末配線ユニットの外周に略沿って突出した端部を折り返して前記巻線端部を挟んで接合するための溝部が形成された第1の端子部分を設け、前記端子本体部の、前記端末配線ユニットの半径方向外方に突出した端部の前記第1の端子部分側の一側縁を略直線状に設け、当該端部の先端から他側縁を円弧状に設け、当該端部を折り返して第2の端子部分を設け、当該第2の端子部分は、前記第1の端子部分の溝部に挟まれた巻線端部の抜け止め用としたことを特徴とする電機子用端子を提供する。
【0012】
この構成によれば、平板状の端子本体部と第1の端子部分とによって、巻線端部を挟持する溝部が形成される。また第1の端子部分の近傍に第2の端子部分を設けることにより、ヒュージング時、上記溝部から外に逃げようとする巻線端部に対しては、第2の端子部分がストッパとなり、抜け止めとしての作用をする。従って、ヒュージング時、溝部内に巻線端部を確実に保持した状態で、電極棒による端子のかしめが可能となり、端子・巻線端部間の確実な接合が達成される。
【0014】
さらに、端子全体を、1つの板材からのプレス切断及び曲げ加工によって形成することができ、製造プロセスが簡単であり、コストも有利となる。
【0015】
さらに本発明では、上記本発明の電機子用端子を用いた端末配線ユニットとして、前記端子を円周方向に複数個配置してリング状に形成した相別端末部材を軸方向に複数層積層し、上記端子を半径方向外方に突出させた状態で上記相別端末部材の積層体を樹脂材料で埋設したリング状本体部とを有する端末配線ユニットであって、各相別端末部材が上記リング状本体部に埋設された状態で、各相別端末部材の端子は、軸方向位置がほぼ等しくなるように、形成されたことを特徴とする端末配線ユニットを提供する。
【0016】
この構成によれば、上述した端子自体の作用効果に加え、各相別端末部材から突出する各端子の高さがほぼ同じに形成されるため結線作業が簡単になり、またヒュージングによる結線にあたっては電極棒・電極受けの高さ位置を変える必要がなく、自動化も可能になる。
【0017】
さらに本発明では、上記本発明の端末配線ユニットを用いた電機子として、環状のステータヨークと前記ステータヨークの軸方向両端側からこれを挟んで円周方向に固定された一対のインシュレータとを有すると共に円周方向に複数のコイルを環状に配するステータ、及び前記ステータの軸方向の一方の端部に固定された端末配線ユニットを有する電機子において、上記コイルの巻始め又は巻終りの各巻線端部を、上記第1の端子部分の溝部に挟んで熱かしめ溶着したことを特徴とする電機子を提供する。
【0018】
この構成によれば、上述した端末配線ユニットとステータを組合わせて電機子を形成したことにより、前述の端末配線ユニット自体の作用効果によって、ステータ側の巻線端部と端末配線ユニット側の端子との結線作業が簡単になり、また自動化も可能になる。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明による端末配線ユニットをその一構成部品とする電機子の分解斜視図、図2は組立て状態の電機子平面図である。この電機子1は、3相の電動機用電機子として形成され、大きく分けてステータ2と、ステータ2の軸方向一端(図1では上端側)に装着される端末配線ユニット3とにより構成されている。
【0020】
ステータ2は、薄板の積層体からなるステータヨーク4と、上下のインシュレータ5と、インシュレータ5を介してステータヨーク4に巻回されたコイル6(図2)とにより構成される。ステータヨーク4はロータ(図示せず)の外周を囲むようにリング状に形成され、その円周方向に沿って複数の磁極歯7が半径方向内方に向かって一体に突出形成されている。各磁極歯7間にスロット8が形成され、各スロット8に、リング状インシュレータ5の下面側にスロット数に応じて一体成形された挿入片9が上下方向から挿入され、両インシュレータ5がステータヨーク4に対し円周方向に固定保持される。これら上下のインシュレータ5を介してコイル巻線10が各磁極歯7の両側のスロット8を通して上下に巻き回されて複数のコイル6として円環状に形成される。
【0021】
ステータ2の上端部上側に、本発明の電機子用端子を備えた端末配線ユニット3が装着される。図3は端末配線ユニット3の斜視図である。この端末配線ユニット3は、3相U、V、Wの各相に対応した相別端末部材22(図7参照)を軸方向に積層して3層構造としたものである。これら3層の相別端末部材22は樹脂材料によりインサートモールド成形されて一体化され、図3に示すような端末配線ユニット3を構成する。
【0022】
各相別端末部材22は、複数の端子12を半径方向外方に突出して有し、これらはステータ2の各相のコイル6の巻始め又は巻終りの巻線端部11(図2)に接続(結線)される。端子12は図9に拡大して示すように、その先端部分が屈曲して形成されており、巻線端部11を結線する際、作業者が巻線を端子12に容易にからげることができるようになっている。詳しくは後述する。
【0023】
端末配線ユニット3に埋設された相別端子部材22には、3相U、V、Wの各相に対応して外部接続端子13が一体形成される。この外部接続端子13は、図1に示すように、端末配線ユニット3の上面からステータ2と反対側に突出する。
【0024】
端末配線ユニット3をステータ2に装着する際、ステータ2端部のインシュレータ5に対して適正な位置決めをするべく、端末配線ユニット3の外周にはフック14がユニットの外周側面に複数個(図示実施形態では直径方向に2個)一体的に形成される。このフック14は、図3に示すように端末配線ユニット3の端面から垂下して三角形状に形成され、その先端には半径方向内方に突出する突起14aが設けられている。
【0025】
図4は、この端末配線ユニット3と係合関係にあるインシュレータ5の外観斜視図である。インシュレータ5はステータヨーク4同様、ロータ(不図示)の外周を囲むようにリング状に形成され、その外周部分には、引き出された巻線端部11を係止するための巻線受け部15がその円周方向に沿ってコイルと同数(この例では18個)形成される。各巻線受け部15には切欠き16が形成され、この切欠き16を介して巻線端部11がインシュレータ5の半径方向外方に引き出される。またインシュレータ5には、この巻線受け部15形成部位から複数の巻線部17が半径方向内方に向かって一体に突出形成されている。この巻線部17はステータヨーク4の磁極歯7を覆うものであり、隣接する2つの巻線部17間にスロット8が形成される。各巻線部17の下部に、前述した挿入片9(図1)が形成される。各巻線部17の半径方向内側にはコイルを内側から保持するフランジ18が設けられている。
【0026】
インシュレータ5の外周にはさらに、端末配線ユニット3のフック14を受容するためのフック受け部19が一体的に形成される。図4に示すように、このフック受け部19は巻線受け部15と同様にインシュレータ5端面より上方に突出形成されており、その外周面側には前記フック14が挿入される凹部20が設けられる。この凹部20はフック14に対応した三角形状であり、その先端側(差込み端部側)には、フック14先端に形成された突起14aと係合するための突起20aが設けられる。またフック受け19には上記凹部20に隣接して巻線端部引き出しのための切欠き21が形成される。
【0027】
図5は端末配線ユニット3の上面図、図6は下面図である。これらの図から、端子12は基板本体の外周にそって半径方向外方に突き出して形成されていることがわかる。また3つの外部接続端子13は、端末配線ユニット3円周方向に互いに位置を変えて突き出している。
【0028】
図7は以上のようにして構成された端末配線ユニット3の縦断面図、図8はその破断位置を変えた拡大断面図である。前述したように、端末配線ユニット3の内部には3相U、V、Wの各相に対応した3枚の相別端末部材22が樹脂材料からなるユニット本体23に軸方向に位置を変えて埋設されている。図7では一番上の相別端末部材22aの一部が上方に屈曲され、ユニット本体23より突き出し、外部接続端子13を構成していることがわかる。図7には示されないが、他の相別端末部材22b,22cも同様にその一部が上方に屈曲され、残りの外部接続端子13を構成する。上述した端子12は、これら相別端末部材22と一体をなしその半径方向外方に突出して複数形成されている。
【0029】
また本実施形態では、図8から明らかなように、3つの相別端末部材22a,22b,22cの全ての端子12が、端末配線ユニット3の軸方向において同じ高さに揃えられている。これは、端末配線ユニット3の全ての端子12を、同じ高さ位置に並ぶようにすることで、後述するヒュージングの際の電極棒、電極受けの高さを揃えて接合作業性を向上するためである。
【0030】
図9、図10は本発明の特徴たる端子12の外観を示したものである。これらの図において、図9は端末配線ユニット3の端子12の外観斜視図、図10(a)は上視図、(b)は(a)の矢印B方向から、(c)は(a)の矢印C方向から見た図である。
【0031】
図9に示すように、各端子12はユニット本体23の外周に形成された凹み25から突出し、板金をプレス型抜き加工した後、部分的に曲げ加工することによって形成される。端子12は、平板状の端子本体部12aと、端子本体部12aの円周方向一端面に形成される第1の端子部分12bと、端子本体部12aの半径方向外方であってかつ第1の端子部分12bの近傍に形成される第2の端子部分12cとによって構成される。
【0032】
第1の端子部分12bは、図10(b)に示すように、端子12の一部をV字状に折り返し、端子本体部12aの一端面に対向するように形成されたものであって、端子本体部12aとの間で巻線端部11を収容する溝部26を形成し、巻線端部11を挟んでヒュージングするためのヒュージング端子を構成する。
【0033】
もう一方の第2端子部分12cは、図10(a)に示すように、円弧状の端子外周端を、第1端子部分12bと同じ側に垂直に折り曲げて起立させたものである。この第2端子部分12cは、円弧状の端子外周端を折り曲げたことで、第1端子部分12bの基部に近づくにつれて徐々にその高さを増加して形成されており、ヒュージング端子(第1端子部分12b)に挟んだ巻線端部11が、ヒュージングの際、上記溝部26から外に抜け出ないようにするためのストッパ片を構成する。これにより作業者は、巻線端部11を端子12にヒュージング接合するに先立ち、ユニット本体23下方から延びる巻線端部11を溝部26に通し、第2端子部分12cの起立した端部に係止させて外方に出すことで(図10参照)、巻線端部11を端子12に確実に保持することができる。
【0034】
具体的に説明すると、まず巻線端部11は最初図9で端子12の裏側から取出される。これを図10(a)で図面の上方に引き上げ、さらにユニット本体23の凹み25を通して端子12の表側に持ち上げ、第1端子部分12bのV字開口側に引き回し、さらにV字溝部26の奥に引き込んでから抜け止め用の第2端子部分12cの上端部側に引っ掛かるように外側に引き出す。巻線端部11は端子12のヒュージング用第1端子部分12bのV字溝部26内に挟持された状態でヒュージングを施され、各巻線端部11が、それぞれに対応する端子12に接合される。
【0035】
図11は、端子12と巻線端部11とのヒュージングの際の、ヒュージング装置の作動状態及びこれに対応する端子各部の動きを簡略化して示すものである。図11で、27はヒュージング装置(図示せず)の電極棒、28は電極受けを示している。また図中、点線はヒュージングに先立って端子12をかしめる前の状態、実線はかしめたのち電極棒27に通電して端子12を加熱している状態をそれぞれ示している。
【0036】
図11に示すようにヒュージングは、電極棒27と電極受け28との間に接合対象となる端子12と巻線端部11を挟み、電極棒27の先端で第1端子部分12bを電極受け28に向けてプレスすることから開始される。これにより、第1端子部分12bは端子本体部12aに向けて変形されるが、溝部26に挟まれた巻線端部11は、第1端子部分12bの上からの押付け力によって溝部26から外側(図で左側)に抜け出ようとする。しかしながら、この巻線端部11は、第2端子部分12cによって、その左方変位が阻止されるため溝部26から抜け出ることなく、実線で示したように溝部26内に挟持された状態で第1端子部分12bが上からかしめられる。そしてこの状態を保ちつつ電極棒27に通電がなされ、その結果端子12および巻線端部11が発熱し、巻線端部11の一部が溶融して端子12と巻線端部11が最終的に接合される。
【0037】
上述したヒュージング接合は、端末配線ユニット3の周囲に突出する全ての端子12に対してなされ、最終的には図2に示すように各コイル6から延びる巻線端部11が全ての端子12に接合される。なお、このヒュージング接合にあたっては、端末配線ユニット3から突出する各端子12がほぼ同じ高さ位置に形成されるため、1つの端子12のヒュージングが終了した後、隣の端子12をヒュージング開始するにあたり、電極受け28の位置調整が不要または簡略化され、トータルとしてのヒュージング作業を迅速化でき、その移動をプログラム化すればヒュージングの自動化も可能になる。
【0038】
以上、本発明による電機子用端子を、一枚の板材を折り曲げ加工することにより得られるようにした実施形態を例にとり説明したが、当然ながら、複数の板片を接合して1つの端子をなすようにしてもよい。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、平板状の端子本体部と第1の端子部分とによって、巻線端部を挟持する溝部が形成される。また第1の端子部分の近傍に第2の端子部分を設けることにより、ヒュージング時、上記溝部から外に逃げようとする巻線端部に対しては、第2の端子部分がストッパとなり、抜け止めとしての作用をする。従って、ヒュージング時、溝部内に巻線端部を確実に保持した状態で、電極棒による端子のかしめが可能となり、端子・巻線端部間の確実な接合が達成される。
【0040】
また、上記第1の端子部分と上記第2の端子部分は、上記端子本体部の一部を折り返すことによって形成した構成によれば、端子全体を、1つの板材からのプレス切断及び曲げ加工によって形成することができ、製造プロセスが簡単であり、コストも有利となる。
【0041】
さらに上記発明の電機子用端子を備えた端末配線ユニットにおいて、各端子の軸方向位置がほぼ等しくなるように、高さ位置を揃えて形成した構成によれば、上述した端子自体の作用効果に加え、各相別端末部材から突出する各端子の高さがほぼ同じに形成されるため結線作業が簡単になり、またヒュージングによる結線にあたっては電極棒や電極受けの高さ位置を変える必要がなく、自動化が容易に可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る端子を備えた電機子の分解斜視図。
【図2】 本発明の実施形態に係る端子にコイルの巻線端部を接続した組立て状態を示す電機子の外観上視図。
【図3】 図1の電機子を構成する端末配線ユニットの斜視図。
【図4】 図1のインシュレータの斜視図。
【図5】 図3の端末配線ユニットの上視図。
【図6】 図3の端末配線ユニットの下視図。
【図7】 図3の端末配線ユニットの縦断面図。
【図8】 図3の端末配線ユニットの部分的拡大断面図。
【図9】 本発明の実施形態に係る端子の外観斜視図。
【図10】 図9の端子外観を示し、(a)はその上視図、(b)は(a)の矢印B方向から見た図、(c)は(a)の矢印C方向から見た図。
【図11】 本発明の実施形態に係る端子と巻線端部とのヒュージング接合を説明する概略図。
【符号の説明】
1:電機子、2:ステータ、3:端末配線ユニット、4:ステータヨーク、
5:インシュレータ、6:コイル、7:磁極歯、8:スロット、
9:挿入片、10:コイル巻線、11:巻線端部、12:端子、
12a:端子本体部、12b:第1端子部分、12c:第2端子部分、
13:外部接続端子、14:フック、15:巻線受け部、
16:切欠き、17:巻線部、18:フランジ、19:フック受け、
20:凹部、21:切欠き、22:相別端末部材、23:ユニット本体、
25:凹み、26:溝部、27:電極棒、28:電極受け

Claims (3)

  1. コイルの巻線端部同士を結束するリング状の端末配線ユニットを備えた回転電機の電機子において、
    前記端末配線ユニットの外周に平面視略鉤型の端子本体部を設け、
    当該端子本体部の、前記端末配線ユニットの外周に略沿って突出した端部を折り返して前記巻線端部を挟んで接合するための溝部が形成された第1の端子部分を設け、
    前記端子本体部の、前記端末配線ユニットの半径方向外方に突出した端部の前記第1の端子部分側の一側縁を略直線状に設け、当該端部の先端から他側縁を円弧状に設け、当該端部を折り返して第2の端子部分を設け、当該第2の端子部分は、前記第1の端子部分の溝部に挟まれた巻線端部の抜け止め用としたことを特徴とする電機子用端子。
  2. 前記端子を円周方向に複数個配置してリング状に形成した相別端末部材を軸方向に複数層積層し、上記端子を半径方向外方に突出させた状態で上記相別端末部材の積層体を樹脂材料で埋設したリング状本体部とを有する端末配線ユニットであって、
    各相別端末部材が上記リング状本体部に埋設された状態で、各相別端末部材の端子は、軸方向位置がほぼ等しくなるように形成されたことを特徴とする請求項1に記載の電機子用端子を用いた端末配線ユニット。
  3. 環状のステータヨークと前記ステータヨークの軸方向両端側からこれを挟んで円周方向に固定された一対のインシュレータとを有すると共に円周方向に複数のコイルを環状に配するステータ、及び前記ステータの軸方向の一方の端部に固定された端末配線ユニットを有する電機子において、
    上記コイルの巻始め又は巻終りの各巻線端部を、上記第1の端子部分の溝部に挟んで熱かしめ溶着したことを特徴とする請求項に記載の端末配線ユニットを用いた電機子。
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