JP4350559B2 - 金属調成形シート及びその製造方法 - Google Patents
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Description
以下、本発明の一実施形態を図1〜図5に基づいて説明する。
本実施形態の金属調成形シート10は、図1に示すように、熱可塑性樹脂層11と、接着剤層12と、金属層13と、透明な熱可塑性樹脂層14と、プライマー層18と、青色顔料インク層15と、透明な耐候性インク層16とを順番に積層して構成されている。
なお、目的の厚さに応じて、150〜350メッシュのスクリーンを使い分けてスクリーン印刷を行うことが好ましい。また、スクリーン印刷を複数回行って、青色顔料インク層15及び耐候性インク層16の厚さを調節してもよい。
金属調成形シート成形工程として、金属調成形シート10を加熱して、ホイール装飾部品50の表面50Aの凹凸形状に対応した3次元形状に成形する。そのため、金属調成形シート10をクランプ(図示せず)で把持した状態にして、ヒーター(図示せず)でその金属調成形シート10の両面を加熱し、金属調成形シート10を軟化させる。そして、その金属調成形シート10を図4に示すホイール装飾部品50に対応した凹凸形状を上面に有する真空金型60の上面に敷設する。このとき、金属調成形シート10の熱可塑性樹脂層11(図1参照)側を真空金型60に宛がう。
本実施形態の金属調成形シート20は、図6に示されており、前記第1実施形態の金属調成形シート10における金属層13と透明な熱可塑性樹脂層14との積層順序を逆にして、透明な熱可塑性樹脂層14を接着剤層12側、金属層13をプライマー層18側に配置した構成になっている。上記した構成以外は、前記第1実施形態と同じである。このように構成された金属調成形シート20では、第1実施形態の金属調成形シート10と同様の作用効果を奏すると共に、第1実施形態の金属調成形シート10とは微妙に色調が異なる金属調の装飾効果を得ることができる。
本実施形態の金属調成形シート30は、図7に示されており、前記第1実施形態の金属調成形シート10の青色顔料インク層15及び耐候性インク層16の代わりに、青色顔料と透明な耐候性透明インクとを混合してなる耐候性青色透明インク層17をプライマー層18に重ねて積層した構造になっている。また、耐候性青色透明インク層17の厚さは、5〜16μmになっている。
本実施形態の金属調成形シート40は、図8に示されており、前記第3実施形態の金属調成形シート30における金属層13と透明な熱可塑性樹脂層14との積層順序を逆にして、透明な熱可塑性樹脂層14を接着剤層12側、金属層13をプライマー層18側に配置した構成になっている。このように構成された金属調成形シート40では、第3実施形態の金属調成形シート30と同様の作用効果を奏すると共に、第3実施形態の金属調成形シート30とは微妙に色調が異なる金属調の装飾効果を得ることができる。
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
11 熱可塑性樹脂層
12 接着剤層
13 金属層
14 熱可塑性樹脂層
15 青色顔料インク層
16 耐候性インク層
17 耐候性青色透明インク層
18 プライマー層
21 金属蒸着フィルム
Claims (14)
- 少なくとも熱可塑性樹脂層(11)と、接着剤層(12)と、インジウムの金属層(13)と、前記金属層(13)が蒸着した前記透明な熱可塑性樹脂層(14)と、青色顔料インク層(15)と、透明な耐候性インク層(16)とを順番に積層して備え、
前記青色顔料インク層(15)と前記耐候性インク層(16)とを合わせた厚さを10〜16μmとしたことを特徴とする金属調成形シート(10)。 - 少なくとも熱可塑性樹脂層(11)と、接着剤層(12)と、透明な熱可塑性樹脂層(14)と、前記熱可塑性樹脂層(14)に蒸着したインジウムの金属層(13)と、青色顔料インク層(15)と、透明な耐候性インク層(16)とを順番に積層して備え、
前記青色顔料インク層(15)と前記耐候性インク層(16)とを合わせた厚さを10〜16μmとしたことを特徴とする金属調成形シート(20)。 - 少なくとも熱可塑性樹脂層(11)と、接着剤層(12)と、インジウムの金属層(13)と、前記金属層(13)が蒸着した透明な熱可塑性樹脂層(14)と、青色顔料と透明な耐候性透明インクとを混合してなる耐候性青色透明インク層(17)とを順番に積層して備え、
前記耐候性青色透明インク層(17)の厚さを5〜16μmとしたことを特徴とする金属調成形シート(30)。 - 少なくとも熱可塑性樹脂層(11)と、接着剤層(12)と、透明な熱可塑性樹脂層(14)と、前記熱可塑性樹脂層(14)に蒸着したインジウムの金属層(13)と、青色顔料と透明な耐候性透明インクとを混合してなる耐候性青色透明インク層(17)とを順番に積層して備え、
前記耐候性青色透明インク層(17)の厚さを5〜16μmとしたことを特徴とする金属調成形シート(40)。 - 前記青色顔料インク層(15)と前記金属層(13)又は前記透明な熱可塑性樹脂層(14)との間にプライマー層(18)を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の金属調成形シート(10,20)。
- 前記耐候性青色透明インク層(17)と前記金属層(13)又は前記透明な熱可塑性樹脂層(14)との間にプライマー層(18)を設けたことを特徴とする請求項3又は4に記載の金属調成形シート(30,40)。
- 前記耐候性青色透明インク層(17)における青色顔料の含有率を1〜5重量%としたことを特徴とする請求項3,4,6の何れかに記載の金属調成形シート(30,40)。
- 少なくとも熱可塑性樹脂層(11)と、接着剤層(12)と、インジウムの金属層(13)と、前記金属層(13)が蒸着した透明な熱可塑性樹脂層(14)と、青色顔料インク層(15)と、透明な耐候性インク層(16)とを順番に積層して備え、前記青色顔料インク層(15)と前記耐候性インク層(16)とを合わせた厚さが10〜16μmである金属調成形シート(10)の製造方法であって、
前記透明な熱可塑性樹脂層(14)に青色顔料をスクリーン印刷して前記青色顔料インク層(15)を形成し、その青色顔料インク層(15)に透明な耐候性インク層(16)をスクリーン印刷して前記耐候性インク層(16)を形成することを特徴とする金属調成形シート(10)の製造方法。 - 少なくとも熱可塑性樹脂層(11)と、接着剤層(12)と、透明な熱可塑性樹脂層(14)と、前記熱可塑性樹脂層(14)に蒸着したインジウムの金属層(13)と、青色顔料インク層(15)と、透明な耐候性インク層(16)とを順番に積層して備え、前記青色顔料インク層(15)と前記耐候性インク層(16)とを合わせた厚さが10〜16μmである金属調成形シート(10)の製造方法であって、
前記金属層(13)に青色顔料をスクリーン印刷して前記青色顔料インク層(15)を形成し、その青色顔料インク層(15)に透明な耐候性インク層(16)をスクリーン印刷して前記耐候性インク層(16)を形成することを特徴とする金属調成形シート(20)の製造方法。 - 少なくとも熱可塑性樹脂層(11)と、接着剤層(12)と、インジウムの金属層(13)と、前記金属層(13)が蒸着した透明な熱可塑性樹脂層(14)と、青色顔料と透明な耐候性透明インクとを混合してなる耐候性青色透明インク層(17)とを順番に積層して備え、前記耐候性青色透明インク層(17)の厚さが5〜16μmである金属調成形シート(30)の製造方法であって、
青色顔料と透明な耐候性透明インクとの混合体を、前記透明な熱可塑性樹脂層(14)にスクリーン印刷して前記耐候性青色透明インク層(17)を形成することを特徴とする金属調成形シート(30)の製造方法。 - 少なくとも熱可塑性樹脂層(11)と、接着剤層(12)と、透明な熱可塑性樹脂層(14)と、前記熱可塑性樹脂層(14)に蒸着したインジウムの金属層(13)と、青色顔料と透明な耐候性透明インクとを混合してなる耐候性青色透明インク層(17)とを順番に積層して備え、前記耐候性青色透明インク層(17)の厚さが5〜16μmである金属調成形シート(40)の製造方法であって、
青色顔料と透明な耐候性透明インクとの混合体を、前記金属層(13)にスクリーン印刷して前記耐候性青色透明インク層(17)を形成することを特徴とする金属調成形シート(40)の製造方法。 - 前記耐候性青色透明インク層(17)における青色顔料の含有率を1〜5重量%としたことを特徴とする請求項10又は11に記載の金属調成形シート(30,40)の製造方法。
- 150〜350メッシュのスクリーンを用いてスクリーン印刷を行うことを特徴とする請求項8乃至12の何れかに記載の金属調成形シート(10,20,30,40)の製造方法。
- 前記耐候性青色透明インク層(17)における青色顔料の含有率を1〜5重量%とし、180メッシュのスクリーンを用いてスクリーン印刷を行うことを特徴とする請求項10又は11に記載の金属調成形シート(30,40)の製造方法。
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