JP4348330B2 - 情報配信システム、このシステムを構成する車両及びメッセージ出力方法 - Google Patents

情報配信システム、このシステムを構成する車両及びメッセージ出力方法 Download PDF

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Description

本発明は、放送装置と、この放送装置からの放送により配信された情報を取得する車両とから構成される情報配信システム、このシステムに適用される車両及びメッセージ出力方法に関する。
近時、車両内部の装置故障を迅速且つ正確に解消することを目的として、電話回線を介してサーバ側から保守サービスを行うリモートメンテナンス技術が注目されている。
特許文献1に開示されているリモートメンテナンス装置及び方法では、装置故障の発生した車両が、無線回線を介してコールセンターにID番号と前記装置故障に関するデータとを各々送信し、前記コールセンターでは、受信した前記ID番号により当該車両を特定すると共に、前記データを解析して当該車両に対する応急処置が必要であるか否かを判定する。前記車両に対する応急処置が必要であると判断した場合、前記コールセンターは、前記応急処置の実施内容を前記無線回線を介して前記車両に配信する。また、前記コールセンターは、整備工場(修理所)に前記車両を移動させて当該車両の装置故障を修理させる必要があると判断した場合、前記修理所に対して前記車両の修理予約や該車両の故障内容を連絡すると共に、前記無線回線を介して前記修理所の位置情報を含む各種情報を前記車両に配信する。
特開2002−109690号公報
前述したように、特許文献1の開示内容によれば、コールセンターは、装置故障の発生した車両に対して、応急処置の実施内容に関する情報や修理所の位置情報を含む各種情報を無線を介して配信する。
しかしながら、前記コールセンターから無線を介して複数の車両にこれらの情報を配信する場合、前記各車両で同一の装置故障が発生し、且つこの装置故障に対応する応急処置の実施内容や修理所の位置情報が同一の情報であっても、前記コールセンターは、車両毎に応急処置の実施内容や修理所の位置情報を作成する必要がある。この結果、前記コールセンターで取り扱う車両数が増加すると情報量が増大するので、情報の配信に係る前記コールセンターの負担が大きくなる。
また、修理所は、前記コールセンターからの車両の修理予約や故障内容に基づいて、当該車両の装置故障を修理する際に必要な交換品を用意する。この場合、前記修理所で前記交換品を用意する前に、前記装置故障の発生した前記車両が、前記コールセンターから受信した前記修理所の位置情報に基づいて来店することも想定される。その際に、前記修理所は、前記交換品が用意できていないので、前記交換品が用意できたときに再度来店して頂く旨の要請を前記車両の搭乗者(運転者)に行う必要がある。この結果、前記搭乗者は、前記車両の装置故障を修理するために前記修理所に2回来店する必要がある。
本発明は、上述した問題を解決するためになされたものであり、車両への情報の配信に係る負担を軽減する情報配信システム、車両及メッセージ出力方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、車両及びその搭乗車が修理所へ無駄に来店することを防止する情報配信システム、車両及メッセージ出力方法を提供することを目的とする。
本発明に係る情報配信システムは、識別符号及びメッセージを放送する放送装置と、この放送装置からの放送により配信された情報を取得する車両とから構成される情報配信システムにおいて、
前記車両は、
識別符号記憶する識別符号記憶手段と、
前記放送装置からの放送により配信される前記識別符号及び前記メッセージを取得する取得手段と、
前記識別符号記憶手段に記憶された識別符号と、前記放送装置からの放送により配信される識別符号を比較する識別符号比較手段と、
前記放送装置からの放送により配信される前記メッセージを出力する情報出力手段と
を備え
前記識別符号記憶手段には、前記車両を識別するための第3の識別符号が記憶され、
前記車両を識別するための第4の識別符号、前記車両の装置故障情報に関連した修理所への来店の保留を示す第1の識別符号、及び、前記車両の装置故障情報に関連した前記修理所への来店の保留を通知する来店保留メッセージを前記取得手段が取得したときに、前記識別情報比較手段は、前記第3の識別符号と前記第4の識別符号とを比較し、両者が一致した場合に、前記識別符号記憶手段は、前記第1の識別符号を記憶し、一方で、前記情報出力手段は、前記来店保留メッセージを出力し、
さらに、前記車両の装置故障に関連した前記修理所への来店の保留を示す第2の識別符号、及び、前記車両の装置故障に関連した前記修理所への来店を案内する来店案内メッセージを前記取得手段が取得したときに、前記識別符号比較手段は、前記第1の識別符号と前記第2の識別符号とを比較し、両者が一致した場合に、前記情報出力手段は、前記来店案内メッセージを出力することを特徴とする。
また、本発明に係るメッセージ出力方法は、識別符号記憶手段に、車両を識別するための第3の識別符号を記憶し、
放送装置からの放送により配信された、前記車両を識別するための第4の識別符号、前記車両の装置故障情報に関連した修理所への来店の保留を示す第1の識別符号、及び、前記車両の装置故障情報に関連した前記修理所への来店の保留を通知する来店保留メッセージを取得手段が取得し、
識別情報比較手段が前記第3の識別符号と前記第4の識別符号とを比較し、両者が一致した場合に、前記識別符号記憶手段が前記第1の識別符号を記憶し、一方で、情報出力手段が前記来店保留メッセージを出力し、
さらに、前記放送装置からの放送により配信された、前記車両の装置故障に関連した前記修理所への来店の保留を示す第2の識別符号、及び、前記車両の装置故障に関連した前記修理所への来店を案内する来店案内メッセージを前記取得手段が取得し、
前記識別符号比較手段が前記第1の識別符号と前記第2の識別符号とを比較し、両者が一致した場合に、前記情報出力手段が前記来店案内メッセージを出力することを特徴とする。
この場合、前記識別符号比較手段での前記第1及び第2の識別符号の比較により両者が一致したときに、前記情報出力手段は前記来店案内メッセージを出力する。換言すれば、前記識別符号比較手段は、前記情報出力手段に前記来店案内メッセージを出力させるためのフィルタとして機能し、この結果、前記第1の識別符号を記憶する車両の前記情報出力手段のみが前記来店案内メッセージを出力することができる。
従って、前記第1の識別符号を記憶する複数の車両に対して、該各車両に配信したい情報を来店案内メッセージとして放送により配信すれば、放送エリア内にある前記各車両の前記情報出力手段は、取得した前記来店案内メッセージを出力することができる。この結果、前記各車両への情報配信に係る負担を軽減することができると共に、前記放送エリア内の各車両に前記来店案内メッセージを確実に配信することができる。
なお、前記第1及び第2の識別符号としては、車両の機種、モデル、製造期間を示す複数の車両に共通する識別符号や、車両に固有のID(いわゆるVINナンバー)等の各種識別符号を採用することが可能である。
また、前記来店案内メッセージは、前述したように、放送により前記車両に配信したい情報をいい、前記車両に関するキャンペーン情報やメンテナンス情報を含む各種案内情報をいう。従って、前記車両の搭乗者(運転者)への各種案内を前記来店案内メッセージとして前記車両に配信すれば、前記車両や前記搭乗者が修理所へ無駄に来店することを防止することが可能になる。また、書面による前記案内の通知を前記来店案内メッセージの配信で代用すれば、前記書面による案内が不要となるので、前記案内に係るコストを削減することができる。
ここで、前記情報出力手段は、前記識別符号比較手段での前記第1及び第2の識別符号の比較の結果、両者が一致した場合に、前記識別符号記憶手段に記憶されている前記第1の識別符号を削除することが好ましい。
このように、前記識別符号記憶手段に記憶されている前記第1の識別符号を削除することにより、前記情報出力手段から同一の来店案内メッセージを重複して出力させないようにすることができる。
また、前記車両は、前記第1の識別符号を取得し、取得した前記第1の識別符号を前記識別符号記憶手段に記憶させる前記取得手段をさらに備えるので、前記識別符号記憶手段には、前記識別符号比較手段での比較判定に必要な識別符号のみが記憶される。
この場合、前記取得手段は、前記放送装置からの放送により配信された前記第1の識別符号を取得するので、前記第1の識別符号を効率よく前記車両に配信することが可能となる。
また、前記車両は、該車両の装置故障を検出して装置故障情報を出力する装置故障検出手段と、前記装置故障情報を前記放送装置に送信する故障情報送信手段とをさらに備え、前記放送装置は、前記故障情報送信手段からの前記装置故障情報を受信する故障情報受信手段と、前記故障情報受信手段にて受信した前記装置故障情報に対応して前記第1の識別符号を前記車両に送信する識別符号送信手段とを備え、前記取得手段は、前記識別符号送信手段によって送信された前記第1の識別符号を取得することが好ましい。
これにより、装置故障の発生した車両に対して漏れなく前記第1の識別符号に対応する情報を配信することが可能になる。
さらにまた、前記取得手段は、前記第1の識別符号と前記来店保留メッセージとを共に取得し、前記情報出力手段は、取得した前記第1の識別符号が前記識別符号記憶手段に記憶されたときに、取得した前記来店保留メッセージを出力するので、前記車両では、前記第1の識別符号の取得時に、必要な情報を前記来店保留メッセージとして取得し且つ前記情報出力手段から出力することが可能となる。
さらに、前記装置故障の発生した前記車両は、前記情報出力手段からの前記来店保留メッセージの出力により、当該車両の搭乗者に対して前記修理所への来店の保留を通知する。また、前記車両では、前記第1及び第2の識別符号の一致に基づく前記情報出力手段での前記来店案内メッセージの出力により、前記搭乗者に対する前記修理所への来店を案内することが可能となる。この結果、前記装置故障の発生した前記車両及びその搭乗者が前記修理所に無駄に来店することを確実に防止することができる。
さらに、本発明に係る車両は、識別符号記憶する識別符号記憶手段と、
放送により配信され識別符号及びメッセージを取得する取得手段と、
前記識別符号記憶手段に記憶された識別符号と、前記放送により配信される識別符号を比較する識別符号比較手段と、
前記放送により配信される前記メッセージを出力する情報出力手段と
を備え
前記識別符号記憶手段には、車両を識別するための第3の識別符号が記憶され、
前記車両を識別するための第4の識別符号、前記車両の装置故障情報に関連した修理所への来店の保留を示す第1の識別符号、及び、前記車両の装置故障情報に関連した前記修理所への来店の保留を通知する来店保留メッセージを前記取得手段が取得したときに、前記識別情報比較手段は、前記第3の識別符号と前記第4の識別符号とを比較し、両者が一致した場合に、前記識別符号記憶手段は、前記第1の識別符号を記憶し、一方で、前記情報出力手段は、前記来店保留メッセージを出力し、
さらに、前記車両の装置故障に関連した前記修理所への来店の保留を示す第2の識別符号、及び、前記車両の装置故障に関連した前記修理所への来店を案内する来店案内メッセージを前記取得手段が取得したときに、前記識別符号比較手段は、前記第1の識別符号と前記第2の識別符号とを比較し、両者が一致した場合に、前記情報出力手段は、前記来店案内メッセージを出力することを特徴とする。
さらにまた、本発明に係る他の情報配信システムは、識別符号及びメッセージを放送する放送装置と、この放送装置からの放送により配信された情報を取得する車両とから構成される情報配信システムにおいて、
前記車両は、
識別符号を記憶する識別符号記憶手段と、
前記放送装置からの放送により配信される前記識別符号及び前記メッセージを取得する取得手段と、
前記識別符号記憶手段に記憶された識別符号と、前記放送装置からの放送により配信される識別符号とを比較する識別符号比較手段と、
前記放送装置からの放送により配信される前記メッセージを出力する情報出力手段と、
前記車両の装置故障を検出して装置故障情報を出力する装置故障検出手段と、
前記装置故障情報と、前記装置故障情報に関連した前記車両の修理所への来店の保留を示す第1の識別符号とを対応付けて記憶する参照テーブルを有する参照テーブル記憶手段と、
前記故障検出手段から前記装置故障情報が出力された場合に、前記装置故障情報に対応する前記第1の識別符号を前記参照テーブルから検索する検索手段と、
を備え、
前記識別符号記憶手段は、前記検索手段が前記参照テーブルから検索した前記第1の識別符号を記憶し、
前記装置故障情報に関連した前記修理所への来店の保留を示す第2の識別符号、及び、前記装置故障情報に関連した前記修理所への来店を案内する来店案内メッセージを前記取得手段が取得したときに、前記識別情報比較手段は、前記第1の識別符号と前記第2の識別符号とを比較し、両者が一致した場合に、前記情報出力手段は、前記来店案内メッセージを出力することを特徴とする。
また、本発明に係る他の車両は、識別符号を記憶する識別符号記憶手段と、
放送により配信される識別符号及びメッセージを取得する取得手段と、
前記識別符号記憶手段に記憶された識別符号と、前記放送により配信される識別符号とを比較する識別符号比較手段と、
前記放送により配信される前記メッセージを出力する情報出力手段と、
車両の装置故障を検出して装置故障情報を出力する装置故障検出手段と、
前記装置故障情報と、前記装置故障情報に関連した前記車両の修理所への来店の保留を示す第1の識別符号とを対応付けて記憶する参照テーブルを有する参照テーブル記憶手段と、
前記故障検出手段から前記装置故障情報が出力された場合に、前記装置故障情報に対応する前記第1の識別符号を前記参照テーブルから検索する検索手段と、
を備え、
前記識別符号記憶手段は、前記検索手段が前記参照テーブルから検索した前記第1の識別符号を記憶し、
前記装置故障情報に関連した前記修理所への来店の保留を示す第2の識別符号、及び、前記装置故障情報に関連した前記修理所への来店を案内する来店案内メッセージを前記取得手段が取得したときに、前記識別情報比較手段は、前記第1の識別符号と前記第2の識別符号とを比較し、両者が一致した場合に、前記情報出力手段は、前記来店案内メッセージを出力することを特徴とする。
また、本発明に係る他のメッセージ出力方法は、車両の装置故障情報と、前記装置故障情報に関連した前記車両の修理所への来店の保留を示す第1の識別符号とを対応付けて参照テーブル記憶手段の参照テーブルに記憶し、
装置故障検出手段から装置故障情報を出力したときに、検索手段が前記装置故障情報に対応する前記第1の識別符号を前記参照テーブルから検索し、前記参照テーブルから検索した前記第1の識別符号を識別符号記憶手段が記憶し、
放送装置からの放送により配信された、前記装置故障情報に関連した前記修理所への来店の保留を示す第2の識別符号、及び、前記装置故障情報に関連した前記修理所への来店を案内する来店案内メッセージを前記取得手段が取得し、
前記識別情報比較手段が前記第1の識別符号と前記第2の識別符号とを比較し、両者が一致した場合に、前記情報出力手段が前記来店案内メッセージを出力することを特徴とする。
本発明によれば、車両への情報配信に係る負担を軽減することが可能となる。
また、本発明によれば、車両及びその搭乗者(運転者)が修理所へ無駄に来店することを防止することができる。
本発明に係る情報配信システム、車両及メッセージ出力方法について、装置故障の発生した車両の修理所への来店を保留及び案内する来店修理システムに適用した好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下に説明する。
図1は、本実施形態に係る来店修理システム(情報配信システム)10の模式的構成を示す全体図であり、図2は、来店修理システム10を構成する車両12と、サーバ18及び放送によるブロードキャスト手段20を有する放送装置17との内部構成を示すブロック図である。
来店修理システム10は、図1に示すように、基本的には、車両12と、携帯電話網等の移動通信網を含む公衆回線網16を利用して無線回線14により車両12に接続されるサーバ18と、該サーバ18から送信されたデータ{第1のコード(第1の識別符号)、第2のコード(第2の識別符号)、来店案内メッセージ(第1の関連情報)及び来店保留メッセージ(第2の関連情報)}を所定範囲の放送エリア内で放送する(ブロードキャストする)ブロードキャスト手段20と、車両12のディーラ(販売店)やサービスステーションを含む修理所26とを備える。
上記のブロードキャスト手段20は、サーバ18からの前記データを受信し、受信した前記データをアンテナ25を介し電波24として送信する地上局等の送信所22と、該送信所22からの電波24を中継して前記放送エリア内で前記データを放送により配信する放送衛星等の放送手段28とを有する。
図2に示すように、車両12は、装置故障検出手段30(1)、30(2)と、中央制御装置32と、ナビゲーション装置34と、受信手段(第1及び第2の識別符号取得手段)36と、第1及び第2の識別符号取得手段並びに故障情報送信手段としての通信手段38及び携帯電話機42とを有する。
装置故障検出手段30(1)、30(2)は、車両12内に配置された各装置の装置故障を検出し、検出結果を故障診断コード(装置故障情報)(以下、DTCともいう。)として中央制御装置32に出力する。
なお、前記装置故障とは、車両12内の各種装置に発生した異常・故障や、前記装置の状態が所定範囲外にある場合や、前記装置が故障する前に点検・交換の時期に至った場合を含む概念であり、前記装置故障が発生すると、車両12を修理所26に移動させて前記装置に対する修理、交換、点検を行う必要がある。また、前記DTCは、故障した装置の名称、故障した前記装置の状況、前記装置の機種を示すコードである。
この場合、装置故障検出手段30(1)は、車両12の駆動系の装置に関する装置故障を検出するECUあるいはセンサであり、この種の検出手段には、フューエル・インジェクタの故障検出手段、全輪駆動系の異常・故障検出手段、車両挙動の異常検出手段、所定範囲外にあるタイヤ空気圧の検出手段、所定速度を越える車速の検出手段、所定範囲外にある冷却水温度の検出手段、所定走行距離又は所定期間を越えても交換されていないエンジンオイル等の検出手段、電動パワーステアリングの異常・故障検出手段が含まれる。
また、装置故障検出手段30(2)は、車両12の補機に関する装置故障を検出するセンサであり、この種の検出手段には、エア・コンディショナの異常・故障検出手段、電動ドアミラーの異常・故障検出手段、カードキーによる車両12の開錠・施錠システム(いわゆるスマートキーシステム)の異常・故障検出手段、コンビネーション・スイッチの異常・故障検出手段、音響機器の異常・故障検出手段が含まれる。
中央制御装置32は、比較手段(識別符号比較手段、第1の識別符号作成手段及び第1の識別符号取得手段)44と、記憶手段(識別符号記憶手段)46と、情報出力手段48とを有している。
記憶手段(参照テーブル記憶手段)46は、図3A、図3B及び図4Bに示すメッセージテーブルや、図4Aに示す参照テーブルを有する。
前記メッセージテーブルは、装置故障検出手段30(1)、30(2)(図2参照)から出力されるDTCが格納可能である列(図3A、図3B及び図4Bの左側列)と、来店保留メッセージ(第2関連情報)が格納可能である列(図3A、図3B及び図4Bの中央列)と、来店保留コード(以下、HVCという。)が格納可能である列(図3A、図3B及び図4Bの右側列)とで構成されている。
一方、参照テーブルは、複数のDTCが予め格納された列(図4Aの左側列)と、各DTCに対応するHVCが予め格納された列(図4Aの右側列)とで構成されている。
この場合、装置故障検出手段30(1)、30(2)から比較手段44にDTCが入力されるときや、受信手段36又は通信手段38から比較手段44にHVC(第1又は第2のコード)及び来店保留メッセージ又は来店案内メッセージが入力されるときや、操作部52から比較手段44にHVC(第1のコード)が入力されるときや、比較手段44でHVC(第1のコード)が作成されて記憶手段46に記憶されるときに、前記メッセージテーブルに格納される内容が更新(変更)される。
また、受信手段36又は通信手段38から比較手段44にHVC(第1のコード)及びDTCが入力されるときや、操作部52から比較手段44にHVC(第1のコード)が入力されるときや、比較手段44でHVC(第1のコード)が作成されて記憶手段46に記憶されるときに、前記参照テーブルに格納される内容が更新(変更)される。
なお、前記来店保留メッセージ(第2の関連情報)は、受信手段36で受信した来店案内メッセージ(第1の関連情報)のナビゲーション装置34への出力前に、該車両12の修理所26(図1参照)への来店の保留を車両12の搭乗者(運転者)へ通知するためのメッセージである。
ここで、前記来店案内メッセージ(第1の関連情報)とは、前記装置故障が発生した車両12の修理所26への来店を案内するためのメッセージである。なお、前記来店案内メッセージには、前述した装置故障に関する来店案内に限らず、車両12及びその搭乗者(運転者)の修理所26への来店を案内する各種案内情報(例えば、車両12に関するキャンペーン情報やメンテナンス情報)のような、放送装置17から電波24又は無線回線14及び公衆回線網16を介して当該車両12に配信したい情報を含む。
さらに、前記HVCとは、ブロードキャスト手段20から電波24を介して車両12に配信されたデータ、あるいは、サーバ18から公衆回線網16及び無線回線14を介して車両12に配信されたデータが自車両に対するデータであるか否かを判定するために用いられるコードである。
なお、ブロードキャスト手段20から電波24を介して車両12に配信されたデータ、あるいは、サーバ18から公衆回線網16及び無線回線14を介して車両12に配信されたデータに含まれる各種コードや、記憶手段46のメッセージテーブル又は参照テーブルに記憶されている各種コード(第3の識別符号)には、車両の機種、モデル、製造期間を示す複数の車両に共通するコードや、車両に固有のID(いわゆるVINナンバー)等の各種コードを採用することが可能であり、前記HVCは、このようなコードの一種である。
図2に示す中央制御装置32は、(1)ブロードキャスト手段20から電波24を介して車両12にコード(第4の識別符号)、HVC(第1のコード)及び情報(来店保留メッセージ)が配信される場合、(2)前記メッセージテーブルにHVC(第1のコード)が記憶されている状態で、ブロードキャスト手段20から電波24を介して車両12に第2のコードとしてのHVC及び情報(来店案内メッセージ)が配信される場合、(3)前記メッセージテーブルにHVC(第1のコード)が記憶されている状態で、サーバ18から無線回線14及び公衆回線網16を介して車両12にHVC及び情報(来店案内メッセージ)が配信される場合、(4)装置故障検出手段30(1)、30(2)からDTCを取得した場合において、下記の処理を行う。
(1)の場合、比較手段44は、受信手段36で受信した前記コードが自車両に対するコードであるか否かを判定し、自車両に対するコードであると判定した場合、判定結果を情報出力手段48に出力し、一方で、HVC(第1のコード)及び来店保留メッセージを記憶手段46に記憶させる。この場合、前記HVCは、前記メッセージテーブルの所定箇所(図3A、図3B及び図4BのHVC列の所定行)に記憶され、前記来店保留メッセージは、前記メッセージテーブルの所定箇所(図3A、図3B及び図4Bのメッセージ列の所定行)に記憶される。
情報出力手段48は、入力された前記判定結果に基づいて、記憶手段46に記憶された前記来店保留メッセージを出力部50に出力すると共に、前記メッセージテーブル内の前記来店保留メッセージを削除する。
なお、(1)において、比較手段44は、情報出力手段48を介して記憶手段46に前記HVC及び前記来店保留メッセージを記憶させることが可能である。また、情報出力手段48は、比較手段44から入力された前記来店保留メッセージを前記メッセージテーブルに記憶させずに出力部50に出力させることも可能である。
(2)又は(3)の場合、比較手段44は、受信手段36又は通信手段38で受信したHVC(第2のコード)と、記憶手段46のメッセージテーブル(図3A、図3B及び図4B参照)に記憶されているHVC(第1のコード)とが一致しているか否かを判定し、両者が一致したときに、前記情報(来店案内メッセージ)が自車両に対する情報であるものとして、判定結果を情報出力手段48に出力し、一方で、前記来店案内メッセージを記憶手段46に記憶させる。この場合、前記来店案内メッセージは、前記メッセージテーブルの所定箇所(図3A、図3B及び図4Bのメッセージ列の所定行)に記憶される。
情報出力手段48は、入力された前記判定結果に基づいて、記憶手段46に記憶された前記来店案内メッセージを出力部50に出力すると共に、前記メッセージテーブル内の前記来店案内メッセージやHVCを削除する。すなわち、情報出力手段48は、前記メッセージテーブル内における図3Bの「101」や図4Bの「100」を「0」にリセットすると共に、前記メッセージ列内のメッセージを削除する。
なお、(2)又は(3)において、比較手段44は、情報出力手段48を介して記憶手段46に前記来店案内メッセージを記憶させることが可能である。また、情報出力手段48は、比較手段44から入力された前記来店案内メッセージを前記メッセージテーブルに記憶させずに出力部50に出力させることも可能である。
(4)の場合、図2に示す中央制御装置32は、(4−1)DTCとHVC(第1のコード)とを対応付けて通信手段38に出力する処理、又は(4−2)DTCとHVCとの対応を取らずに前記DTCのみを通信手段38に出力する処理のいずれかの処理を行う。
(4−1)において、比較手段(検索手段)44は、装置故障検出手段30(1)、30(2)から入力されたDTCに対応するHVCを前記参照テーブル(図4A参照)より検索し、前記DTCに対応するHVCを検索できたときに前記メッセージテーブルに前記DTC及び前記HVCをそれぞれ記憶させると共に、前記DTC及び前記HVCを通信手段38に出力する。この場合、前記メッセージテーブルに前記DTCに対応する来店保留メッセージが記憶されていれば、比較手段44は、検索結果を情報出力手段48に出力し、情報出力手段48は、入力された前記検索結果に基づいて、前記DTCに対応する前記来店保留メッセージを出力部50に出力させ、一方で、前記メッセージテーブルに記憶されている前記来店保留メッセージを削除する。なお、前記メッセージテーブル内に来店保留メッセージが格納されていない場合、比較手段44は、情報出力手段48に対する検索結果の出力を行わない。
一方、(4−2)において、比較手段44は、装置故障検出手段30(1)、30(2)から入力されたDTCを前記メッセージテーブルに記憶させると共に、前記DTCを通信手段38に出力する。この場合、前記メッセージテーブルに前記DTCに対応する来店保留メッセージが記憶されていれば、比較手段44は、前記来店保留メッセージが前記メッセージテーブルに記憶されている旨の検索結果を情報出力手段48に出力し、情報出力手段48は、入力された前記検索結果に基づいて、前記DTCに対応する前記来店保留メッセージを出力部50に出力させ、一方で、前記メッセージテーブルに記憶されている前記来店保留メッセージを削除する。
なお、(1)〜(3)に関し、受信手段36で受信したコードが自車両に対するコードでない場合{(1)の場合}や、受信したHVCと記憶手段46のメッセージテーブルに記憶されているHVCとが一致しない場合{(2)及び(3)の場合}には、比較手段44は、前記HVCや前記来店保留メッセージや前記来店案内メッセージを記憶手段46に記憶させず、さらに、前記判定結果や前記HVCや前記来店保留メッセージや前記来店案内メッセージを情報出力手段48に出力しない。
従って、前記メッセージテーブルに記憶されているHVCとは異なるHVCを車両12が電波24や無線回線14を介して放送装置17から取得した場合、出力部50には、サーバ18からの情報(来店案内メッセージ又は来店保留メッセージ)やブロードキャスト手段20からの情報(来店案内メッセージ又は来店保留メッセージ)が表示されることはない。換言すれば、比較手段44は、両HVCを比較することにより、サーバ18やブロードキャスト手段20からの来店案内メッセージ又は来店保留メッセージが自車両の装置故障に対応する来店案内メッセージ又は来店保留メッセージであるか否かを判断するフィルタとして機能する。
ナビゲーション装置34は、出力部50と操作部(識別符号入力手段)52とを有する。
出力部50は、情報出力手段48からの来店保留メッセージあるいは来店案内メッセージを、画像及び音声の少なくとも1つの手段で出力して、車両12の搭乗者(運転者)に対して該車両12の修理所26への来店の保留又は案内を通知する。
また、車両12の生産工場における操作部52の入力操作によって、HVC(第1のコード)が比較手段44を介して記憶手段46に記憶されることも可能である。
なお、出力部50により前記来店保留メッセージの通知を受けた前記搭乗者(運転者)は、車両12に装置故障が発生したことを認識し、前記通知内容に基づいて操作部52を入力操作すると、比較手段44は、操作結果に基づいて通信手段38にDTC、あるいは、記憶手段46に記憶されているHVC及びDTCを出力することも可能である。また、前記搭乗者等による操作部52の入力操作に基づいて、受信手段36は、ブロードキャスト手段20から電波24を介して配信された第1又は第2のコード(HVC)を取得し、あるいは、通信手段38は、サーバ18から公衆回線網16、無線回線14、40及び携帯電話機42を介して前記第1又は第2のコード(HVC)を取得することも可能である。
ここで、上記した出力部50としては、前記来店保留メッセージ又は前記来店案内メッセージを画像で表示するディスプレイであることが好ましく、操作部52としては、前記ディスプレイの画面上に表示されるタッチパネルを含む操作部であることが好ましい。
通信手段38は、Bluetooth(登録商標)等を利用した無線回線40を介して前記DTC又は前記HVC及び前記DTCを携帯電話機42に送信し、前記搭乗者の携帯する携帯電話機42は、受信した前記DTC又は前記HVC及び前記DTCを公衆回線網16を利用した無線回線14を介してサーバ18に送信する。
サーバ18は、送受信手段(故障情報受信手段及び識別符号送信手段)54と、コード・メッセージ作成手段56と、送信手段60とを有する。
送受信手段54は、車両12からの前記DTC又は前記HVC及び前記DTCを受信してコード・メッセージ作成手段56に出力し、一方で、コード・メッセージ作成手段56からのHVC(第1又は第2のコード)及び来店案内メッセージ又は来店保留メッセージを無線回線14及び公衆回線網16を介して車両12に送信する。
コード・メッセージ作成手段56は、送受信手段54からの前記DTCに基づいて、車両12がサーバ18に前記装置故障への対応を要求していることを認識すると共に、前記DTCに含まれる故障装置名、故障状況、対象機種等に基づく解析を行い、解析結果である前記装置故障への対応を送信手段60を介して修理所26へ通知する。
修理所26では、前記装置故障に対応して前記故障装置の交換部品(対策品)を準備し、前記対策品の準備ができた場合にサーバ18に通知する。
コード・メッセージ作成手段56は、通知結果に基づいて、前記DTCに対応する来店案内メッセージ及びHVC(第2のコード)、あるいは来店保留メッセージ及びHVC(第1のコード)を作成して、作成した前記HVCに前記来店案内メッセージ又は前記来店保留メッセージを付加し、前記HVC及び前記来店案内メッセージ又は前記来店保留メッセージを送受信手段54に出力する。
この場合、コード・メッセージ作成手段56は、DTCのみが入力される際に、HVC(第1のコード)及び来店保留メッセージ、又はHVC(第2のコード)及び来店案内メッセージをそれぞれ作成し、作成した前記HVC及び前記来店保留メッセージ又は前記来店案内メッセージをブロードキャスト手段20又は送受信手段54を介して車両12に配信する。これに対して、DTC及びHVC(第1のコード)が入力される場合、コード・メッセージ作成手段56は、下記の処理を行う。
すなわち、車両12から無線回線14及び公衆回線網16を介してHVC(第1のコード)及びDTCがサーバ18に入力され、これに対して来店案内メッセージを車両12に配信する場合、コード・メッセージ作成手段56は、入力された前記HVC及び前記DTCに基づいて情報配信用のHVC(第2のコード)を作成し、前記HVCと前記来店案内メッセージとを送受信手段54、公衆回線網16及び無線回線14を介して車両12に送信するか、あるいは、送信手段60、ブロードキャスト手段20及び電波24を介して車両12に配信する。
また、サーバ18へのHVC(第1のコード)及びDTCの入力に対して来店保留メッセージを車両12に配信する場合、コード・メッセージ作成手段56は、入力された前記HVCと、作成した前記来店保留メッセージとを送受信手段54、公衆回線網16及び無線回線14を介して車両12に送信するか、あるいは、送信手段60、ブロードキャスト手段20及び電波24を介して車両12に配信する。
さらに、コード・メッセージ作成手段56は、車両12から装置故障への対応の要求がない場合でも、将来における車両12での装置故障の発生を想定して、コードやHVCや来店保留メッセージや来店案内メッセージを作成することも可能である。すなわち、車両12と同一モデル、同一車種、同一製造年の車両で既に装置故障が発生しているが、当該車両12ではまだ装置故障が発生していない場合や、将来において装置故障が発生することが想定される場合で、前記装置故障への対応が確立されたときに、コード・メッセージ作成手段56は、コードやHVCや来店保留メッセージや来店案内メッセージを作成する。
この場合、コード・メッセージ作成手段56は、先ず、車両の機種、モデル、製造期間等で特定されるコードと、HVCと、来店保留メッセージとを各々作成し、作成した前記コードに前記HVC及び前記来店保留メッセージを付加して送信手段60に出力する。送信手段60は、前記コード、前記HVC及び前記来店保留メッセージを送信所22に送信し、送信所22は、受信した前記コード、前記HVC及び前記来店保留メッセージをアンテナ25から電波24を介して放送手段28に送信し、該放送手段28は、電波24を中継して所定の放送エリア内で前記コード、前記HVC及び前記来店保留メッセージを放送により配信する。
また、コード・メッセージ作成手段56は、車両12の将来の装置故障への対応を送信手段60を介して修理所26へ通知する。修理所26では、前記装置故障に対応して前記故障装置の交換品(対策品)を準備し、前記対策品の準備ができた場合にサーバ18に通知する。
さらに、コード・メッセージ作成手段56は、前記コード、前記HVC及び前記来店保留メッセージの出力後であって且つ修理所26からの通知結果を受けたときに、来店案内メッセージを作成し、作成した前記来店案内メッセージを前記HVCに付加して送信手段60に出力する。送信手段60は、前記HVC及び前記来店案内メッセージを送信所22に送信し、送信所22は、受信した前記HVC及び前記来店案内メッセージをアンテナ25から電波24を介して放送手段28に送信し、該放送手段28は、電波24を中継して所定の放送エリア内で前記HVC及び前記来店案内メッセージを放送により配信する。
受信手段36は、車両12が前記放送エリア内にある場合、電波24を介して前記コード、前記HVC及び前記来店保留メッセージや、前記HVC及び前記来店案内メッセージを受信し、受信した前記コード、前記HVC及び前記来店保留メッセージや、前記HVC及び前記来店案内メッセージを比較手段44に各々出力する。
なお、記憶手段46のメッセージテーブルにHVC及び前記来店保留メッセージが予め記憶されている場合には、コード・メッセージ作成手段56から送信手段60への前記コード、前記HVC及び前記来店保留メッセージの出力は、基本的に不要であるが、記憶手段46に記憶されている前記HVC及び前記来店保留メッセージを更新したいときには、コード・メッセージ作成手段56から送信手段60に前記コード、前記HVC及び前記来店保留メッセージが出力される。
修理所26では、前述したように、サーバ18からの通知に基づいて該修理所26に来店する車両12や該車両12の装置故障内容を把握し、前記装置故障の原因とされる装置の対策品を車両12の来店前までに準備する。
本実施形態に係る来店修理システム10及びこの来店修理システム10を構成する車両12と放送装置17とは、基本的には、以上のように構成されるものであり、次に、来店修理システム10の処理内容について、図1〜図8を参照しながら説明する。
ここでは、下記の(1)〜(4)の実施例(第1実施例〜第4実施例)について説明する。
(1)第1実施例:車両12が電波24を介してコード、HVC(第1のコード)及び来店保留メッセージを取得した後に、該電波24を介してHVC(第2のコード)及び来店案内メッセージ(情報)を取得する場合。
(2)第2実施例:メッセージテーブルに予めHVC(第1のコード)を記憶し、電波24を介してHVC(第2のコード)及び来店案内メッセージを取得する場合。
(3)第3実施例:車両12から無線回線14及び公衆回線網16を介してサーバ18にDTCを送信し、該サーバ18から無線回線14及び公衆回線網16を介して車両12に前記DTCに対応するコード、HVC(第1のコード)及び来店保留メッセージを配信し、その後、電波24を介してHVC(第2のコード)及び来店案内メッセージを配信する場合。
(4)第4実施例:車両12から無線回線14及び公衆回線網16を介してサーバ18にHVC(第1のコード)及びDTCを送信し、該サーバ18から電波24を介して車両12にコード、前記HVC及び来店保留コードを配信し、あるいは、HVC(第2のコード)及び来店案内メッセージを配信する場合。
以下、(1)第1実施例〜(4)第4実施例の順番で説明する。
なお、第1及び第2実施例では、車両12の電動ドアミラー62(図1参照)を格納することができないという装置故障への対応について説明し、第3及び第4実施例では、車両12内の図示しないエア・コンディショナの温度センサの装置故障への対応について説明する。
(1)第1実施例(図1〜図3B及び図5参照)
第1実施例は、車両12内でまだ装置故障が発生していないが、該車両12と同一車種、同一モデルあるいは同一製造年の車両では既に装置故障(電動ドアミラーを格納することができないという装置故障)が発生し、放送装置17側での前記装置故障の解析により当該装置故障への対応が可能となった場合を想定している。
先ず、図5のフローチャートにおいて、サーバ18(図1及び図2参照)のコード・メッセージ作成手段56は、他車両で電動ドアミラーが格納できないという装置故障の解析結果に基づいて、前記装置故障に対応するコード、HVC(第1のコード)及び来店保留メッセージを各々作成し、作成した前記コードに前記HVCと前記来店保留メッセージとを付加して送信手段60に出力する。送信手段60は、入力された前記コード、前記HVC及び前記来店保留メッセージを送信所22に送信する(ステップS1)。また、コード・メッセージ作成手段56は、前記コード、前記HVC及び前記来店保留メッセージを送信手段60に出力したときに、該送信手段60を介して修理所26に車両12の電動ドアミラー62の交換品(対策品)の準備を指示する旨の通知を行う。修理所26は、前記通知内容に基づいて、電動ドアミラー62の交換品を準備する。
送信所22は、受信した前記コード、前記HVC及び前記来店保留メッセージをアンテナ25から電波24を介して放送手段28に送信し、該放送手段28は、電波24を中継して所定の放送エリア内で前記コード、前記HVC及び前記来店保留メッセージを放送により配信する(ステップS2)。
前記放送エリア内にある車両12の受信手段36は、配信された前記コード、前記HVC及び前記来店保留メッセージを受信し、受信した前記コード、前記HVC及び前記来店保留メッセージを比較手段44に出力する(ステップS3)。
比較手段44は、入力された前記コードが自車両(車両12)に対するコードであるか否かを判定する(ステップS4)。ステップS4において、入力された前記コードが車両12に対するコードであると判定された場合、比較手段44は、前記メッセージテーブルに前記HVC(図3Bの「101」)及び来店保留メッセージを記憶させ(ステップS5)、一方で、判定結果を情報出力手段48に出力する。
この場合、前記HVCは電動ドアミラー62(図1参照)の装置故障に関するコードであるので、比較手段44は、前記メッセージテーブルの第3行目に格納されている電動ドアミラー62の装置故障に対応するDTC(P0301)と同じ行に、入力された前記HVC及び前記来店保留メッセージをそれぞれ記憶させる。
情報出力手段48(図2参照)は、入力された前記判定結果に基づいて、前記メッセージテーブルから前記来店保留メッセージを引き出して、出力部50に出力すると共に、前記メッセージテーブルに記憶されている前記来店保留メッセージを削除する。この結果、車両12の搭乗者(運転者)は、出力部50より画像又は音声を介して出力された「電動ドアミラーを格納出来ません。対策品の準備ができ次第ご案内しますので、来店はしばらくお待ちください。」の情報を認識し、修理所26への車両12の移動を保留する。
なお、ステップS4において、前記メッセージテーブルに前記HVCや前記来店保留メッセージが予め記憶されていた場合には、比較手段44は、入力された前記HVCや前記来店保留メッセージを用いて前記メッセージテーブルに記憶されている前記HVC及び前記来店保留メッセージの内容を更新することになる。
また、ステップS4において、入力された前記コードが自車両(車両12)に対するコードでないと判定した場合、比較手段44は、入力された前記HVC及び前記来店保留メッセージを記憶手段46に記憶させないと共に、比較結果を情報出力手段48に出力せず、受信手段36からのコード及びHVCの再入力を待つ。
また、ステップS5において、情報出力手段48では、記憶手段46に前記来店保留メッセージを記憶させずに出力部50に出力することも可能である。
次に、修理所26(図1及び図2参照)において電動ドアミラー62の交換品を準備できた場合、該修理所26は、サーバ18に前記交換品を準備できた旨の通知を行う。
コード・メッセージ作成手段56は、前記通知内容に基づいて、車両12の修理所26への来店を案内する来店案内メッセージを作成し、作成した前記来店案内メッセージを既に作成したHVC(第2のコード)に付加して送信手段60に出力する。送信手段60は、入力された前記HVC及び前記来店案内メッセージを送信所22に送信する(ステップS6)。
送信所22は、受信した前記HVC及び前記来店案内メッセージをアンテナ25から電波24を介して放送手段28に送信し、該放送手段28は、電波24を中継して所定の放送エリア内で前記HVC及び前記来店案内メッセージを放送により配信する(ステップS7)。
前記放送エリア内にある車両12の受信手段36は、配信された前記HVC及び前記来店案内メッセージを受信し、受信した前記HVC及び前記来店案内メッセージを比較手段44に出力する(ステップS8)。
比較手段44は、入力された前記HVCが前記メッセージテーブル(図3B参照)で記憶されているHVC(図3BのHVC列に記憶された「101」)と一致するか否かを判定する(ステップS9)。ステップS9において、入力された前記HVC(第2のコード)と記憶されているHVC(第1のコード)とが一致すると判定された場合、比較手段44は、入力された前記来店案内メッセージをステップS5で記憶手段46に前記来店保留メッセージが記憶された箇所(図3Bのメッセージ列の3行目)に記憶させると共に、両コードが一致しているという判定結果を情報出力手段48に出力する。
情報出力手段48は、入力された前記判定結果に基づいて、メッセージテーブル(図3B参照)に記憶されている前記来店案内メッセージを出力部50に出力する(ステップS10)と共に、前記メッセージテーブル内のHVC(101)を「0」にリセットし、且つ前記来店案内メッセージを削除する(ステップS11)。この結果、車両12の搭乗者(運転者)は、出力部50より画像又は音声を介して出力された「対策品が準備できました。ディーラにお越しください。」の情報を認識し、修理所26へ車両12を移動させる。
修理所26に車両12及び前記運転者が来店すると、該修理所26では、該車両12に取り付けられている電動ドアミラー62を、既に準備した対策品に交換する。
なお、ステップS9において、入力された前記HVCが前記メッセージテーブルに記憶されているHVCと一致しないと判定された場合、比較手段44は、入力された前記来店案内メッセージを記憶手段46に記憶させず、且つ判定結果を情報出力手段48に出力しないと共に、受信手段36からのHVC及び来店案内メッセージの再入力を待つ。
また、ステップS10において、情報出力手段48では、記憶手段46に前記来店案内メッセージを記憶させずに出力部50に出力することも可能である。
さらに、第1実施例において、来店保留メッセージが前記メッセージテーブルに予め記憶され、且つこのメッセージ内容を更新する必要がない場合、サーバ18は、上記した来店保留メッセージの作成・送信処理を行わないようにしてもよい。これにより、ブロードキャスト手段20からの前記来店保留メッセージの放送は行われず、コード及びHVCのみが車両12に配信される。
さらにまた、前述した第1実施例のステップS2では、放送によりコード、HVC及び来店保留メッセージを車両12に配信しているが、これに代えて、送受信手段54から公衆回線網16及び無線回線14を介して車両12に前記コード、前記HVC及び前記来店保留メッセージを配信することも可能である。
(2)第2実施例(図1〜図3B、図5及び図6参照)
第2実施例は、車両12の生産時において同一車種、同一モデルあるいは同一製造年の他車両で既に装置故障(電動ドアミラーを格納することができないという装置故障)が発生しているが、前記装置故障の解析が完了していないので、車両12の出荷時に予めHVCをメッセージテーブルに記憶させ、その後、放送装置17側での前記装置故障の解析により当該装置故障への対応が可能となったときに修理所26への来店案内を行うという場合を想定している。
先ず、図6のフローチャートにおいて、車両12(図1及び図2参照)の生産工場では、他車両では電動ドアミラーが格納できないという装置故障に対応して、車両12のメッセージテーブルにHVC(第1のコード)を記憶させる。この場合、前記生産工場の作業者がHVCを入力するために操作部52を操作すると、前記HVCが比較手段44に出力される。比較手段44は、入力された前記HVC(101)が電動ドアミラーの装置故障に関するHVCであると判定し、HVC列における電動ドアミラーの装置故障に対応するDTC(P0301)と同じ行に前記HVCを記憶させる。そして、前記生産工場では、前記メッセージテーブルにHVCが記憶された車両12を出荷する(ステップS12)。
その後、サーバ18(図1及び図2参照)のコード・メッセージ作成手段56において、他車両で電動ドアミラーが格納できないという装置故障への対応が確立された際に、該コード・メッセージ作成手段56は、送信手段60を介して修理所26に車両12の電動ドアミラー62の交換品の準備を指示する旨の通知を行う。修理所26は、前記通知内容に基づいて、電動ドアミラー62の交換品を準備し、前記交換品を準備できた場合、サーバ18に前記交換品を準備できた旨の通知を行う。
コード・メッセージ作成手段56は、ステップS6(図5参照)と同様に、前記通知内容に基づいて、車両12の修理所26への来店を案内する来店案内メッセージを作成し、作成した前記来店案内メッセージを、車両12の出荷時に用いたHVCと同じHVC(第2のコード)に付加して送信手段60に出力する。送信手段60は、入力された前記HVC及び前記来店案内メッセージを送信所22に送信する(ステップS13)。
送信所22は、ステップS7(図5参照)と同様に、受信した前記HVC及び前記来店案内メッセージをアンテナ25から電波24を介して放送手段28に送信し、該放送手段28は、電波24を中継して所定の放送エリア内で前記HVC及び前記来店案内メッセージを放送により配信する(ステップS14)。
前記放送エリア内にある車両12の受信手段36は、ステップS8(図5参照)と同様に、配信された前記HVC及び前記来店案内メッセージを受信し、受信した前記HVC及び前記来店案内メッセージを比較手段44に出力する(ステップS15)。
比較手段44は、入力された前記HVCが前記メッセージテーブル(図3B参照)で記憶されているHVCと一致するか否かを判定する(ステップS16)。ステップS16において、入力された前記HVCと記憶されているHVCとが一致すると判定された場合、車両12内部では、図3のステップS10以降の処理を行う。
なお、ステップS16において、入力された前記HVCが前記メッセージテーブルに記憶されているHVCと一致しないと判定された場合、比較手段44は、入力された前記来店案内メッセージを記憶手段46に記憶させず、且つ情報出力手段48に判定結果を出力しないと共に、受信手段36からのHVC及び来店案内メッセージの再入力を待つ。
また、前述した第2実施例のステップS14では、放送によりHVC及び来店保留メッセージを車両12に配信しているが、これに代えて、送受信手段54から公衆回線網16及び無線回線14を介して車両12に前記HVC及び前記来店案内メッセージを配信することも可能である。
また、前述した第2実施例のステップS12では、生産工場でHVCを入力しているが、前記HVCの入力は、前記生産工場内に限定されることはなく、例えば、ディーラ等の修理所26でも人為的に入力可能である。
(3)第3実施例(図1〜図3A、図4B、図5及び図7参照)
第3実施例は、車両12内で装置故障検出手段30(2)が装置故障(エア・コンディショナの温度センサの装置故障)を検出してDTCを出力し、車両12からサーバ18に前記DTCを送信し、サーバ18が前記DTCに基づいて、HVC(第1のコード)及び来店保留メッセージや、HVC(第2のコード)及び来店案内メッセージを車両12側に配信するという場合を想定している。
図7のフローチャートにおいて、装置故障検出手段30(2)(図2参照)は、前記温度センサの装置故障を検出し、検出結果をDTCとして比較手段44に出力する(ステップS17)。
比較手段44は、入力された前記DTCを前記メッセージテーブル(図4A参照)に記憶させる(ステップS18)と共に、通信手段38に出力する。すなわち、比較手段44は、入力された前記DTCをDTC列の第2行目(図4Aの左側列の「P0300」)に格納させる。
通信手段38は、入力された前記DTCを無線回線40を介して携帯電話機42に送信し、携帯電話機42は、受信した前記DTCを無線回線14及び公衆回線網16を介してサーバ18に送信する(ステップS19)。
サーバ18の送受信手段54は、前記DTCを受信してコード・メッセージ作成手段56に出力し(ステップS20)、コード・メッセージ作成手段56は、前記DTCを解析して(ステップS21)、前記温度センサの装置故障を認識し、送信手段60を介して修理所26に前記温度センサの交換品の準備を指示する旨の通知を行う。
コード・メッセージ作成手段56は、前記通知内容に基づいて、ステップS1(図5参照)と同様に、前記装置故障に対応するコードと、車両12の修理所26への来店を保留する来店保留メッセージと、HVC(第1のコード)とを各々作成し、作成した前記コード及び前記HVCに前記来店保留メッセージを付加して送受信手段54に出力する。
送受信手段54は、入力された前記コード、前記HVC及び前記来店保留メッセージを公衆回線網16及び無線回線14を介して車両12に送信し(ステップS22)、車両12側の携帯電話機42は、受信した前記コード、前記HVC及び前記来店案内メッセージを無線回線40を介して通信手段38に送信する(ステップS23)。通信手段38は、受信した前記コード、前記HVC及び前記来店案内メッセージを比較手段44に出力する。
比較手段44は、ステップS4(図5参照)と同様に、入力された前記コードが自車両(車両12)に対するコードであるか否かを判定し(ステップS24)、入力された前記コードが車両12に対するコードであると判定された場合、ステップS5の処理を行って、前記メッセージテーブルに前記HVC及び前記来店保留コードを記憶させる。そして、第3実施例では、この処理以降、図3のステップS6以降の処理を行う。
なお、ステップS24において、入力された前記コードが自車両(車両12)に対するコードではないと判定された場合、比較手段44は、入力された前記HVC及び前記来店保留メッセージの前記メッセージテーブルへの記憶を行わせず、受信手段36からのコード、HVC及び来店保留メッセージの再入力を待つ。
また、前述した第3実施例のステップS22、S23では、送受信手段54から公衆回線網16及び無線回線14を介して車両12にコード、HVC及び来店案内メッセージを送信しているが、これに代えて、図5のステップS1〜S3のように、ブロードキャスト手段20からの放送により前記コード、前記HVC及び前記来店案内メッセージを車両12に配信することも可能である。
(4)第4実施例(図1〜図5及び図8参照)
第4実施例は、車両12内で装置故障検出手段30(2)が装置故障(エア・コンディショナの温度センサの装置故障)を検出してDTCを出力し、車両12からサーバ18に前記DTC及びHVC(第1のコード)を送信し、サーバ18が前記DTC及び前記HVCに基づいて、前記HVC及び来店保留メッセージ、又はHVC(第2のコード)及び来店案内メッセージを車両12側に配信するという場合を想定している。
第4実施例は、車両12からサーバ18にDTC及びHVC(第1のコード)を送信し、サーバ18では、受信した前記DTC及び前記HVCに基づいて、前記HVC及び来店保留メッセージ、又はHVC(第2のコード)及び来店案内メッセージを作成して車両12に配信する点以外は、第1実施例(図5参照)や第3実施例(図7参照)と同様である。従って、第4実施例に関する以下の説明では、第1及び第3実施例と異なる点のみについて説明する。
ステップS25において、比較手段44は、入力されたDTC(P0300)に対応するHVC(100)を参照テーブル(図4A参照)から検索し、前記DTCと検索した前記HVCとをメッセージテーブル(図4B参照)にそれぞれ記憶させる。すなわち、比較手段44は、前記参照テーブルにおけるHVC列の第2行目に格納されているHVC(100)が前記DTC(P0300)に対応するものと判定し、このHVCを前記メッセージテーブルにおけるHVC列の第2行目に記憶させると共に、前記DTCを前記メッセージテーブルにおけるDTC列の第2行目に記憶させる。なお、ステップS25において、比較手段44は、入力された前記DTCに対応するHVC(100)を作成し、前記DTC及び前記HVCをそれぞれ前記メッセージテーブルに記憶させることも可能である。
次いで、比較手段44は、前記メッセージテーブルに記憶された前記DTC及び前記HVCを通信手段38に出力し、通信手段38は、入力された前記DTC及び前記HVCを無線回線40を介して携帯電話機42に送信し、携帯電話機42は、受信した前記DTC及び前記HVCを無線回線14及び公衆回線網16を介してサーバ18に送信する(ステップS26)。
サーバ18の送受信手段54は、前記DTC及び前記HVCを受信してコード・メッセージ作成手段56に出力し(ステップS27)、コード・メッセージ作成手段56は、前記DTCを解析して(ステップS28)、前記温度センサの装置故障を認識し、送信手段60を介して修理所26に前記温度センサの交換品の準備を指示する旨の通知を行う。
この場合、コード・メッセージ作成手段56では、車両12に対する来店案内が可能であるか否かを判定する(ステップS29)。すなわち、前述した温度センサの装置故障への対応が確立され、修理所26における交換品の準備が既に整っている場合、コード・メッセージ作成手段56は、来店案内メッセージを車両12に配信して、当該車両12の修理所26への来店案内が必要であるものと判断し、図5のステップS6以降の処理を行う。一方、修理所26での交換品の準備がまだ整っておらず、該修理所26からサーバ18に対して前記交換品の準備ができた旨の通知がない場合、コード・メッセージ作成手段56は、来店保留メッセージを車両12に配信して、当該車両12の修理所26への来店を保留させることが必要であると判断し、図7のステップS22以降の処理を行う。
このように、本実施形態では、第1実施例(図1〜図5参照)に示したように、放送装置17は、先ず、1回目の放送でブロードキャスト手段20の放送エリア内にある各車両12にコード、HVC(第1のコード)及び来店保留メッセージを配信し、前記コード、前記HVC及び来店保留メッセージの配信後における2回目の放送で前記放送エリア内にある各車両12に向けてHVC(第2のコード)及び来店案内メッセージを配信する。
この場合、1回目の放送において受信手段36で受信し且つ記憶手段46に記憶されたHVCと、2回目の放送において受信手段36で受信したHVCとが一致したときに、情報出力手段48は、出力部50に来店案内メッセージを出力する。換言すれば、比較手段44は、情報出力手段48が前記来店案内メッセージを出力部50に出力する際のフィルタとして機能するので、前記HVCを記憶する車両12のみが前記来店案内メッセージを情報出力手段48から出力部50に出力することができる。
従って、放送装置17から前記HVCを記憶する複数の車両12に対して、該各車両12に配信したい情報を前記来店案内メッセージとして所定の放送エリア内に電波24を介して一度の放送により配信すれば、前記放送エリア内にある各車両12は、取得した前記来店案内メッセージを出力部50に出力することが可能となる。この結果、放送装置17側の各車両12への情報配信に係る負担を軽減することができると共に、前記放送エリア内の各車両12に前記来店案内メッセージを確実に配信することができる。
また、前記来店案内メッセージは、前述したように、電波24を介して車両12に配信したい情報をいい、このような情報には、車両12に関するキャンペーン情報やメンテナンス情報を含む各種案内情報が含まれる。従って、車両12の搭乗者(運転者)への各種案内を前記来店案内メッセージとして車両12に配信すれば、車両12や前記搭乗者が修理所26へ無駄に来店することを防止することが可能になる。また、書面による前記案内の通知を前記来店案内メッセージの配信で代用すれば、前記書面による案内が不要となるので、前記案内に係るコストを削減することができる。
さらに、出力部50への前記来店案内メッセージの出力前に、前記メッセージテーブルに格納されている来店保留メッセージを出力部50に出力することにより、車両12の搭乗者は、情報出力手段48及び出力部50を介して前記来店保留メッセージを認識する。この結果、早期に前記来店保留メッセージが出力部50に出力されるので、出力部50への前記来店案内メッセージの出力前に車両12及び前記搭乗者が修理所26へ来店することを確実に防止することができる。
さらにまた、前記来店案内メッセージを出力部50に出力する度に情報出力手段48が前記メッセージテーブル内に記憶されているHVCをリセットするので、出力部50で情報(来店案内メッセージ)を重複して出力することを防止することができる。
また、本実施形態では、第2実施例(図1〜図6参照)で示したように、放送装置17は、放送エリア内にある各車両12にHVC(第2のコード)及び来店案内メッセージを放送により配信し、車両12側では、記憶手段46で予め記憶されたHVC(第1のコード)と、受信手段36で受信したHVCとが一致したときに、情報出力手段48が出力部50に来店案内メッセージを出力する。
この場合も、第1実施例と同様に、HVCを記憶する車両12のみが前記来店案内メッセージを情報出力手段48から出力部50に出力することができるので、放送装置17側の各車両12への情報配信に係る負担を軽減することができると共に、前記放送エリア内の各車両12に前記来店案内メッセージを確実に配信することができる。
さらに、本実施形態では、第3実施例(図1〜図7参照)で示したように、放送装置(情報配信装置)17のサーバ18は、車両12から無線回線14及び公衆回線網16を介してDTCを受信したときに、受信した前記DTCに基づいて、HVC(第1のコード)及び来店保留メッセージや、HVC(第2のコード)及び来店案内メッセージを作成する。比較手段44において、通信手段38で受信された前記HVCと前記メッセージテーブルに記憶されたHVCとが一致したときに、情報出力手段48は、前記来店保留メッセージや前記来店案内メッセージを出力部50に出力する。
すなわち、DTCを放送装置17に送信し且つHVCを記憶する車両12のみが前記来店保留メッセージや前記来店案内メッセージを出力部50に出力することができる。従って、前記DTCを放送装置17に送信した車両12にのみ前記来店保留メッセージや前記来店案内メッセージを確実に配信することが可能となる。
また、放送装置17が複数の車両12から同一のDTCを受信した場合、放送装置17は、前記DTCに基づいて同一のHVC及び来店保留メッセージ又は来店案内メッセージを作成し、配信エリア内の各車両12に対して前記HVC及び前記来店保留メッセージ又は前記来店案内メッセージを一斉に配信することができる。この結果、放送装置17では、前記配信エリア内での各車両12への情報配信に係る負担を軽減することができると共に、各車両12に前記来店保留メッセージ又は前記来店案内メッセージを確実に配信することができる。
この場合、前記来店案内メッセージは、公衆回線網16及び無線回線14を介して車両12に配信したい情報をいい、このような情報には、車両12に関するキャンペーン情報やメンテナンス情報を含む各種案内情報が含まれる。従って、車両12の搭乗者(運転者)への各種案内を前記来店案内メッセージとして車両12に配信すれば、車両12や前記搭乗者が修理所26へ無駄に来店することを防止することが可能になる。また、書面による前記案内の通知を前記来店案内メッセージの配信で代用すれば、前記書面による案内が不要となるので、前記案内に係るコストを削減することができる。
さらに、本実施形態では、第4実施例(図1〜図8参照)で示したように、車両12からサーバ18にHVC(第1のコード)及びDTCを送信し、サーバ18では、受信した前記HVC(第1のコード)を情報配信用のHVCとし、このHVCに来店保留メッセージを付加して車両12に配信するか、あるいは、前記DTCに基づいて、HVC(第2のコード)及び来店案内メッセージを作成し、このHVCに前記来店案内メッセージを付加して車両12に配信する。この場合、サーバ18では、車両12からのHVCに基づいて情報配信を行うので、前記HVCを送信する車両12に前記来店保留メッセージ又は前記来店案内メッセージを確実に配信して出力部50に出力させることができる。
また、第4実施例では、比較手段44がHVC(第1のコード)を作成し、作成した前記HVCと前記DTCとをサーバ18に送信することも可能であり、この結果、装置故障の発生した車両12に対して漏れなく、このHVCに対応する情報を配信することが可能になる。
上記の第1〜第4実施例では、電動ドアミラー62やエア・コンディショナの温度センサの装置故障について説明したが、本実施形態では、車両12の駆動系の装置に関する装置故障や、車両12の他の補機に関する装置故障にも適用可能であることは勿論である。
また、本実施形態では、上記したように、装置故障の発生した車両12及びその搭乗者の修理所26への来店案内又は保留について説明した。本実施形態では、図3A、図3B及び図4Bのメッセージテーブルに格納されているDTC、来店保留メッセージ及びHVCや、図4Aの参照テーブルに格納されているDTC及びHVCを、ブロードキャスト手段20からの放送による配信、あるいはサーバ18から公衆回線網16及び無線回線14を介しての配信によりアップデートすることも可能である。
この場合、コード・メッセージ作成手段56は、コード又はHVCにメッセージテーブルのアップデート用DTC、来店保留メッセージ及びHVC、あるいは参照テーブルのアップデート用DTC及びHVCを付加し、これらのアップデート用データを、ブロードキャスト手段20から電波24を介して放送により車両12に配信し、あるいはサーバ18から公衆回線網16及び無線回線14を介して車両12に配信する。そして、比較手段44におけるコード又はHVCに対する比較に基づいて、記憶手段46内のメッセージテーブルの内容や参照テーブルの内容が、受信された前記アップデート用データの内容にアップデートされる。
さらに、本実施形態では、放送手段28を有するブロードキャスト手段20でコード及びHVCや、HVC及び来店案内メッセージを放送により配信しているが、他の配信方式(例えば、地上波デジタル放送方式)を用いて配信することも可能である。
なお、本発明に係る情報配信システム、車両及メッセージ出力方法は、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることは勿論である。
本実施形態に係る来店修理システムの模式的構成を示す全体図である。 図1の来店修理システムを構成する車両及び放送装置の内部構成を示すブロック図である。 図3Aは、メッセージテーブルを示す表であり、図3Bは、図3AのメッセージテーブルにHVCを記憶させた状態を示す表である。 図4Aは、参照テーブルを示す表であり、図4Bは、図3AのメッセージテーブルにHVCを記憶させた状態を示す表である。 第1実施例の処理内容を示すフローチャートである。 第2実施例の処理内容を示すフローチャートである。 第3実施例の処理内容を示すフローチャートである。 第4実施例の処理内容を示すフローチャートである。
符号の説明
10…来店修理システム 12…車両
14、40…無線回線 16…公衆回線網
17…放送装置 18…サーバ
20…ブロードキャスト手段 22…送信所
24…電波 25…アンテナ
26…修理所 28…放送手段
30(1)、30(2)…装置故障検出手段
32…中央制御装置 34…ナビゲーション装置
36…受信手段 38…通信手段
42…携帯電話機 44…比較手段
46…記憶手段 48…情報出力手段
50…出力部 52…操作部
56…コード・メッセージ作成手段 60…送信手段
62…電動ドアミラー

Claims (9)

  1. 識別符号及びメッセージを放送する放送装置と、この放送装置からの放送により配信された情報を取得する車両とから構成される情報配信システムにおいて、
    前記車両は、
    識別符号記憶する識別符号記憶手段と、
    前記放送装置からの放送により配信される前記識別符号及び前記メッセージを取得する取得手段と、
    識別符号記憶手段に記憶された識別符号と、前記放送装置からの放送により配信される識別符号を比較する識別符号比較手段と、
    前記放送装置からの放送により配信される前記メッセージを出力する情報出力手段と
    を備え
    前記識別符号記憶手段には、前記車両を識別するための第3の識別符号が記憶され、
    前記車両を識別するための第4の識別符号、前記車両の装置故障情報に関連した修理所への来店の保留を示す第1の識別符号、及び、前記車両の装置故障情報に関連した前記修理所への来店の保留を通知する来店保留メッセージを前記取得手段が取得したときに、前記識別情報比較手段は、前記第3の識別符号と前記第4の識別符号とを比較し、両者が一致した場合に、前記識別符号記憶手段は、前記第1の識別符号を記憶し、一方で、前記情報出力手段は、前記来店保留メッセージを出力し、
    さらに、前記車両の装置故障に関連した前記修理所への来店の保留を示す第2の識別符号、及び、前記車両の装置故障に関連した前記修理所への来店を案内する来店案内メッセージを前記取得手段が取得したときに、前記識別符号比較手段は、前記第1の識別符号と前記第2の識別符号とを比較し、両者が一致した場合に、前記情報出力手段は、前記来店案内メッセージを出力する
    ことを特徴とする情報配信システム。
  2. 識別符号及びメッセージを放送する放送装置と、この放送装置からの放送により配信された情報を取得する車両とから構成される情報配信システムにおいて、
    前記車両は、
    識別符号を記憶する識別符号記憶手段と、
    前記放送装置からの放送により配信される前記識別符号及び前記メッセージを取得する取得手段と、
    前記識別符号記憶手段に記憶された識別符号と、前記放送装置からの放送により配信される識別符号とを比較する識別符号比較手段と、
    前記放送装置からの放送により配信される前記メッセージを出力する情報出力手段と、
    前記車両の装置故障を検出して装置故障情報を出力する装置故障検出手段と、
    前記装置故障情報と、前記装置故障情報に関連した前記車両の修理所への来店の保留を示す第1の識別符号とを対応付けて記憶する参照テーブルを有する参照テーブル記憶手段と、
    前記故障検出手段から前記装置故障情報が出力された場合に、前記装置故障情報に対応する前記第1の識別符号を前記参照テーブルから検索する検索手段と、
    を備え、
    前記識別符号記憶手段は、前記検索手段が前記参照テーブルから検索した前記第1の識別符号を記憶し、
    前記装置故障情報に関連した前記修理所への来店の保留を示す第2の識別符号、及び、前記装置故障情報に関連した前記修理所への来店を案内する来店案内メッセージを前記取得手段が取得したときに、前記識別情報比較手段は、前記第1の識別符号と前記第2の識別符号とを比較し、両者が一致した場合に、前記情報出力手段は、前記来店案内メッセージを出力する
    ことを特徴とする情報配信システム。
  3. 請求項1又は2記載の情報配信システムにおいて、
    前記情報出力手段は、前記識別符号比較手段での前記第1及び第2の識別符号の比較の結果、両者が一致した場合に、前記識別符号記憶手段に記憶されている前記第1の識別符号を削除する
    ことを特徴とする情報配信システム。
  4. 請求項記載の情報配信システムにおいて、
    前記車両は、該車両の装置故障を検出して装置故障情報を出力する装置故障検出手段と、前記装置故障情報を前記放送装置に送信する故障情報送信手段とをさらに備え、
    前記放送装置は、前記故障情報送信手段からの前記装置故障情報を受信する故障情報受信手段と、前記故障情報受信手段にて受信した前記装置故障情報に対応して前記第1の識別符号を前記車両に送信する識別符号送信手段とを備え、
    記取得手段は、前記識別符号送信手段によって送信された前記第1の識別符号を取得する
    ことを特徴とする情報配信システム。
  5. 識別符号記憶する識別符号記憶手段と、
    放送により配信され識別符号及びメッセージを取得する取得手段と、
    前記識別符号記憶手段に記憶された識別符号と、前記放送により配信される識別符号を比較する識別符号比較手段と、
    前記放送により配信される前記メッセージを出力する情報出力手段と、
    を備え
    前記識別符号記憶手段には、車両を識別するための第3の識別符号が記憶され、
    前記車両を識別するための第4の識別符号、前記車両の装置故障情報に関連した修理所への来店の保留を示す第1の識別符号、及び、前記車両の装置故障情報に関連した前記修理所への来店の保留を通知する来店保留メッセージを前記取得手段が取得したときに、前記識別情報比較手段は、前記第3の識別符号と前記第4の識別符号とを比較し、両者が一致した場合に、前記識別符号記憶手段は、前記第1の識別符号を記憶し、一方で、前記情報出力手段は、前記来店保留メッセージを出力し、
    さらに、前記車両の装置故障に関連した前記修理所への来店の保留を示す第2の識別符号、及び、前記車両の装置故障に関連した前記修理所への来店を案内する来店案内メッセージを前記取得手段が取得したときに、前記識別符号比較手段は、前記第1の識別符号と前記第2の識別符号とを比較し、両者が一致した場合に、前記情報出力手段は、前記来店案内メッセージを出力する
    ことを特徴とする車両。
  6. 識別符号を記憶する識別符号記憶手段と、
    放送により配信される識別符号及びメッセージを取得する取得手段と、
    前記識別符号記憶手段に記憶された識別符号と、前記放送により配信される識別符号とを比較する識別符号比較手段と、
    前記放送により配信される前記メッセージを出力する情報出力手段と、
    車両の装置故障を検出して装置故障情報を出力する装置故障検出手段と、
    前記装置故障情報と、前記装置故障情報に関連した前記車両の修理所への来店の保留を示す第1の識別符号とを対応付けて記憶する参照テーブルを有する参照テーブル記憶手段と、
    前記故障検出手段から前記装置故障情報が出力された場合に、前記装置故障情報に対応する前記第1の識別符号を前記参照テーブルから検索する検索手段と、
    を備え、
    前記識別符号記憶手段は、前記検索手段が前記参照テーブルから検索した前記第1の識別符号を記憶し、
    前記装置故障情報に関連した前記修理所への来店の保留を示す第2の識別符号、及び、前記装置故障情報に関連した前記修理所への来店を案内する来店案内メッセージを前記取得手段が取得したときに、前記識別情報比較手段は、前記第1の識別符号と前記第2の識別符号とを比較し、両者が一致した場合に、前記情報出力手段は、前記来店案内メッセージを出力する
    ことを特徴とする車両。
  7. 請求項5又は6記載の車両において、
    前記情報出力手段は、前記識別符号比較手段での前記第1及び第2の識別符号の比較の結果、両者が一致した場合に、前記識別符号記憶手段に記憶されている前記第1の識別符号を削除する
    ことを特徴とする車両。
  8. 識別符号記憶手段に、車両を識別するための第3の識別符号を記憶し、
    放送装置からの放送により配信された、前記車両を識別するための第4の識別符号、前記車両の装置故障情報に関連した修理所への来店の保留を示す第1の識別符号、及び、前記車両の装置故障情報に関連した前記修理所への来店の保留を通知する来店保留メッセージを取得手段が取得し、
    識別情報比較手段が前記第3の識別符号と前記第4の識別符号とを比較し、両者が一致した場合に、前記識別符号記憶手段が前記第1の識別符号を記憶し、一方で、情報出力手段が前記来店保留メッセージを出力し、
    さらに、前記放送装置からの放送により配信された、前記車両の装置故障に関連した前記修理所への来店の保留を示す第2の識別符号、及び、前記車両の装置故障に関連した前記修理所への来店を案内する来店案内メッセージを前記取得手段が取得し、
    前記識別符号比較手段が前記第1の識別符号と前記第2の識別符号とを比較し、両者が一致した場合に、前記情報出力手段が前記来店案内メッセージを出力する
    ことを特徴とするメッセージ出力方法。
  9. 車両の装置故障情報と、前記装置故障情報に関連した前記車両の修理所への来店の保留を示す第1の識別符号とを対応付けて参照テーブル記憶手段の参照テーブルに記憶し、
    装置故障検出手段から装置故障情報を出力したときに、検索手段が前記装置故障情報に対応する前記第1の識別符号を前記参照テーブルから検索し、前記参照テーブルから検索した前記第1の識別符号を識別符号記憶手段が記憶し、
    放送装置からの放送により配信された、前記装置故障情報に関連した前記修理所への来店の保留を示す第2の識別符号、及び、前記装置故障情報に関連した前記修理所への来店を案内する来店案内メッセージを前記取得手段が取得し、
    前記識別情報比較手段が前記第1の識別符号と前記第2の識別符号とを比較し、両者が一致した場合に、前記情報出力手段が前記来店案内メッセージを出力する
    ことを特徴とするメッセージ出力方法。
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