JP4347754B2 - 防水部材 - Google Patents

防水部材 Download PDF

Info

Publication number
JP4347754B2
JP4347754B2 JP2004174958A JP2004174958A JP4347754B2 JP 4347754 B2 JP4347754 B2 JP 4347754B2 JP 2004174958 A JP2004174958 A JP 2004174958A JP 2004174958 A JP2004174958 A JP 2004174958A JP 4347754 B2 JP4347754 B2 JP 4347754B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
waterproof member
corner
waterproof
bent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2004174958A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005351016A (ja
Inventor
正典 和気
仁一郎 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okura Kogyo KK
Original Assignee
Okura Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Okura Kogyo KK filed Critical Okura Kogyo KK
Priority to JP2004174958A priority Critical patent/JP4347754B2/ja
Publication of JP2005351016A publication Critical patent/JP2005351016A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4347754B2 publication Critical patent/JP4347754B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Active legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Door And Window Frames Mounted To Openings (AREA)

Description

本発明は、防水部材に関し、詳細には、三平面が略直交して形成されるコーナ部を防水する防水部材に関する。
壁体に矩形の開口部を設けて窓枠を取り付ける場合には、壁体と窓枠との間から水が浸入するのを防止するために、開口部の縁部を防水部材により防水してから窓枠を取り付ける。
開口部縁部の角部と、壁体の壁面とにより形成されるコーナ部(以下、入隅コーナ部と称することがある)に用いる防水部材としては、従来、平面シート部と、平面シート部の端縁から直角に立ち上る側面シート部と、側面シート部と平面シート部との両面から背部に延長した形に両面に直角をなす前面シート部とからなり、且つ軟質の防水材により一体成形された防水部品が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、笠木などにおける、出隅と、出隅を形成する二面の各々と直交する壁面の三面で形成されるコーナ部(以下、出隅コーナ部と称する場合がある)を覆う防水部材としては、出隅コーナ部をなす三面に対向するように3つの面が互いに直交した状態で一体に設けられたものが従来から知られている。
特公平6−54070号公報(第1図)
しかしながら、上記のように、入隅コーナ部用の防水部材と出隅コーナ部用の防水部材の形状が異なると、各々の形状を成形するための装置がそれぞれ必要なってくることから、その分コストがかかり防水部材自体の値段も高価になってしまうという問題があった。
そこで、本発明はこれらの課題を解決すべくなされたものであり、その目的とするところは、三平面がそれぞれ略直交して形成されるあらゆる形状のコーナ部に用いることができ、コーナ部を防水することが可能な防水部材を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は次の構成を備える。
すなわち、三平面が略直交して形成されるコーナ部用の防水部材であって、直交する2本の区画線により四つに区画され、そのうちの一区画がL字状に切り欠かれた切欠き部を有する第一のシート部と、L字をなす2直線から、それぞれ前記第一のシート部に対して直交して延出し、且つ互いに直角に屈曲して設けられた第二のシート部及び第三のシート部とからなり、前記2本の区画線上には折曲ガイド溝が形成されていることを特徴とする。これにより、折り曲げ位置が規定されることで、取り付け技術がない人でも、簡単且つ確実に防水部材の取り付けを行うことができる。
また、第一のシート部、第二のシート部及び第三のシート部が軟質合成樹脂シートにより形成されていることを特徴とする。
本発明は、2本の区画線上において折曲自在に設けられていることから、区画線で折り曲げることで、三平面がそれぞれ直交して形成されるあらゆる形状のコーナ部に用いことができ、コーナ部を簡単且つ確実に防水することが可能となる。また、入隅コーナ部用と出隅コーナ部用の防水部材を別々に製造する必要がないことから、少品種多量の製造ができ、防水部材を廉価に成形することが可能となる等の著効を奏する。
以下、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明に係る防水部材の一実施形態の構成を示す斜視図である。
図1に示すように、本実施形態の防水部材10は、直交する2本の区画線A,Bにより四つに区画され、そのうちの一区画がL字状に切り欠かれた切欠き部12を有する第一のシート部14と、L字をなす2直線16,18から、それぞれ第一のシート部14に対して直交して延出し、且つ互いに直角に屈曲して設けられた第二のシート部20及び第三のシート部22とが一体に形成されているものである。
具体的には、第一のシート部14は、正方形状のシートを、対向する端辺24の略中点同士を結んだ2本の区画線A,Bにより四分割し、そのうちの一区画を、直線16,18に沿ってL字に切り欠くことでL字状の切欠き部12が形成されているものである。
また、第二のシート部20及び第三のシート部22は、第一のシート部14の切欠き部12をなす一方または他方の直線16,18を短辺とし、長辺が第一のシート部14の端辺24と同じ長さに形成された長方形状に設けられているものである。
上記3つのシート部14,20,22が一体に形成された防水部材10は、軟質合成樹脂シートとして厚さが約0.3mmの軟質塩化ビニルシートからなり、防水部材10をどの位置においても折り曲げることができるように形成されている。
これにより、三平面がそれぞれ略直交して形成されるあらゆる形状のコーナ部に用いることができ、コーナ部を防水することが可能となる。以下、使用例を図2〜図4により具体的に説明する。
図2は、二つの角材25,25が直交して接合された部材の入隅部26と、入隅部26をなす角材の内側面28,28と直交する角材の前面29とからなる入隅コーナ部30に防水部材10を用いた場合の使用例を示す斜視図である。
この場合には、前面29に第一のシート部14をあて、入隅部26に第二及び第三のシート部20,22を合わせて、接着剤やテープ等で貼り付けたり、釘等の留め具で留めたりして固定することで入隅コーナ部30を覆い防水することが可能となる。
図3は、二つの角材25,25を直交させて形成される出隅部34と角材の前面29により形成される出隅コーナ部38に防水部材10を用いた場合の使用例を示す斜視図である。
この場合には、先ず、図3(a)に示すように、出隅部34をなす角材25の外側面27,27に第二及び第三のシート部20,22を合わせる。次に、区画線Aで第一のシート部14を折り曲げ(図3(b))、さらに、第一のシート部14の重なった部分を区画線Bで曲げて(図3(c))固定することで、簡単に出隅コーナ部38を覆うことができる。
このように、本実施形態の防水部材10においては、区画線A、区画溝Bで折曲自在に設けられていることから、三平面がそれぞれ直交して形成されるコーナ部の形状に合わせて防水部材を被覆することができる。このため、入隅コーナ部用と出隅コーナ部用の防水部材を別々に製造する必要がないことから、少品種多量の製造ができ、防水部材を廉価にすることが可能となる。
また、本実施形態の防水部材10は、図1に示すように、第一のシート部14の被覆幅(L字の切欠き部12をなす直線16,18から、この直線16,18と対向する第一のシート部14の端辺24までの長さ)よりも、第二及び第三のシート部20,22の被覆幅(L字の切欠き部12をなす直線16,18から、この直線16,18と対向する第二及び第三のシート部20,22の端辺20a,22aまでの長さ)の方が長く形成されている。
このため、重点的に防水したい部位に、被覆面積の大きい第二及び第三のシート部20,22を合わせることで、防水部材10を効果的に使用することが可能である。使用例を図4に示す。
図4は、壁体31に設けられた開口部33に窓枠をはめ込む際の、開口部33角部の入隅部42と、壁体31の壁面36とにより形成される入隅コーナ部40に、防水部材10を用いた場合の使用例である。
この場合には、角部44を重点的に防水したい。このため、図4(a)に示すように、第二及び第三のシート部20,22を角部44に合わせ、図4(b)に示すように、第一のシート部14の区画線Aにおいて折り曲げ、壁面36に沿わせて固定している。
このように、本実施形態の防水部材10は、第一のシート部14の被覆面積と、第二及び第三のシート部20,22の被覆面積とが異なるように形成され、且つ区画線A,Bにおいて屈曲自在に設けられていることから、防水効果を高めるような配置で防水部材を設けることが可能である。
なお、本発明に係る防水部材10は、上記記載の実施の形態に限定されるものでない。
例えば、本実施形態においては、軟質合成樹脂シートとして塩化ビニルシートを用いているが、これに限定されるものではなく、ポリエチレンシートや軟性ゴムシートなどであっても良い。ただし、厚さが約3.0mm以上になると折り曲げにくくなることから、シートの厚さは約50μm〜3.0mmであることが好ましい。
また、防水部材10を折り曲げやすくするために、第一のシート部14の区画線A,B上に折曲ガイド溝を設けることでも良い。折曲ガイド溝としては、例えば、図5(a)に示すように、第一のシート部14の一面側の区画線A,B上に、凹状の折曲ガイド溝52を形成することでも良いし、図5(b)に示すように、シート部の両面側から凹状の折曲ガイド溝54,54を設けることであっても良い。あるいは、図5(c)に示すように、区画線上の屈曲した角部に、凹状の折曲ガイド溝56を設けることであっても良い。
このように、第一のシート部14に折曲ガイド溝を形成すると、折り曲げ位置が規制されることから、防水部材の取り付け技術がない人でも、簡単且つ確実に防水部材の取り付けを行うことができる。
また、折曲ガイド溝を設けた場合には、厚いシートを用いても折曲ガイド溝により簡単に曲げることができることから、折曲ガイド溝を設けていない場合に比べシートを厚く形成することが可能である。これにより防水効果を高めることが可能となる。
さらに、本発明に係る防水部材10に軟性合成樹脂材を用いた場合は、単に区画線A,Bだけで折曲自在に設けられているだけでなく、例えば、図6に示すように、区画線Aと区画線Bが直交してできる角C,D,Eを二分割するように交点Fから端辺24まで延出する折曲線G,H,Iなどにおいても折り曲げることができる。これにより、多様な形状のコーナ部にフィットさせることができるし、また、直角でないコーナ部に使用することも可能である。
また、本発明にかかる防水部材10は、防水部材10全体が軟質合成樹脂材で形成されていることに限定されるものではなく、少なくとも2本の区画線A,B上において折曲自在に形成されていれば良いものである。すなわち、折り曲げる部分のみを柔らかくしたものであっても良い。
このため、図7に示すように、2本の区画線A,B上の帯状部分48のみが軟質合成樹脂材で形成されて折曲自在に設けられ、その他の部分50が硬質合成樹脂材で形成されていることであっても良い。
さらに、本実施形態では、第一のシート部14として正方形状のシートを切り欠いたものについて説明したが、本発明においてはこれに限定されるものではなく、長方形や多角形、円形などどのような形状のものであっても良い。また、第一のシート部14を区画する2本の区画線A,Bも直交していればどのように配置されていても良い。
本発明に係る防水部材10は、特に使用用途を限定するものではない。例えば、レンジのフードの内側面や、ベランダ等の手すりの笠木、屋根と屋根の継ぎ目等に用いることが可能である。
本発明に係る防水部材の一実施形態の構成を示す斜視図である。 図1に示す防水部材を使用した第一の使用例を示す斜視図である。 図1に示す防水部材を使用した第二の使用例を示す斜視図である。 図1に示す防水部材を使用した第三の使用例を示す斜視図である。 本発明に係る防水部材の変形例の構成を示す断面図である。 本発明に係る防水部材の変形例の構成を示す斜視図である。 本発明に係る防水部材の変形例の構成を示す斜視図である。
符号の説明
10 防水部材
12 切欠き部
14 第一のシート部
20 第二のシート部
22 第三のシート部
A 区画線
B 区画線

Claims (2)

  1. 三平面が略直交して形成されるコーナ部用の防水部材であって、直交する2本の区画線により四つに区画され、そのうちの一区画がL字状に切り欠かれた切欠き部を有する第一のシート部と、L字をなす2直線から、それぞれ前記第一のシート部に対して直交して延出し、且つ互いに直角に屈曲して設けられた第二のシート部及び第三のシート部とからなり、前記2本の区画線上には折曲ガイド溝が形成されていることを特徴とする防水部材。
  2. 前記第一のシート部、前記第二のシート部及び前記第三のシート部が軟質合成樹脂シートにより形成されていることを特徴とする請求項1記載の防水部材。
JP2004174958A 2004-06-14 2004-06-14 防水部材 Active JP4347754B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004174958A JP4347754B2 (ja) 2004-06-14 2004-06-14 防水部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004174958A JP4347754B2 (ja) 2004-06-14 2004-06-14 防水部材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005351016A JP2005351016A (ja) 2005-12-22
JP4347754B2 true JP4347754B2 (ja) 2009-10-21

Family

ID=35585711

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004174958A Active JP4347754B2 (ja) 2004-06-14 2004-06-14 防水部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4347754B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005351016A (ja) 2005-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2019065700A (ja) 壁装用コーナー材
KR20100050433A (ko) 바닥 경계를 덮기 위한 반전식 베이스보드
JP4347754B2 (ja) 防水部材
JP7409740B2 (ja) 笠木
JP6628309B2 (ja) 枠体コーナーカバー
JP6099585B2 (ja) 見切縁及びその取付構造
JP2007231551A (ja) コーナー部止水構造
JP4741314B2 (ja) 内装構造及び内装構造用部材
JP7039028B2 (ja) コーナー部材
JP3186435B2 (ja) 縁部材出隅カバー具
JP4142976B2 (ja) 出隅カバー材
JP4719510B2 (ja) 建築用化粧材の取付構造、および当該構造に使用する固定具
JP2019047622A (ja) クランプ、及び、クランプ付きワイヤハーネス
JP4904065B2 (ja) 接続構造及び接続部材
JP5812872B2 (ja) コーナーピース
JP2018053944A (ja) 配線・配管材保護カバー
JPH10317559A (ja) パネル構造
JP6604513B2 (ja) 車両用内装材の取付構造
KR200303306Y1 (ko) 사이딩패널 마감재
JP4442414B2 (ja) 見切り材及びその階段への取付構造
JP2017014873A (ja) 枠材カバー
JP2024003861A (ja) 出隅コーナー材および出隅構造
JPH07279336A (ja) 笠木用目地隠し部材
KR20240000622U (ko) 코너설치용 전선 몰딩
JP2021080804A (ja) 出隅部材

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070521

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090410

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090420

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090608

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090629

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090716

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4347754

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120724

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130724

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250