JP4347140B2 - 水性塗料組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、みずみずしくしっとりとしたソフトな触感を有する塗膜を形成しうる水性塗料組成物に関する。
自動車内装材には、高級感を出すために、その塗膜にしっとりとした触感が要求される場合がある。このようなしっとりとした触感を有する塗膜を得ることができる塗料としては、ポリテトラフルオロエチレン粒子を樹脂に内包した複合樹脂粒子とバインダー樹脂とを用いた皮革調触感を有する被覆組成物(特許文献1)、熱膨張性のマイクロカプセルを配合した下塗り塗料と、マイクロカプセルシリコーンオイル、ウレタンビーズ等が配合された上塗り塗料との組み合わせ(特許文献2)、ラノリン誘導体とポリウレタン樹脂粒子からなる樹脂微粒子と、ポリエステル樹脂またはポリエーテル樹脂からなるバインダー樹脂と、ポリイソシアネートとを含有する塗料組成物(特許文献3)などが挙げられる。
しかしながら、これら塗料から得られる塗膜は、その表面に偏在する添加剤のスリップ効果による物理的な感覚によって、しっとりとした触感を得ているものであり、次のような問題点があった。(1)塗膜表面に添加剤が存在しているので、塗膜表面の耐水性が不十分である。(2)手で触る行為を繰り返すと、塗膜表面の添加剤が磨耗し、スリップ効果が失われて、長期間しっとりとした触感が持続しない。(3)添加剤によるスリップ効果でしっとり感を出しているだけであり、真のみずみずしさに欠ける。
また、最近の環境問題への関心の高まりから、有機溶剤を含まない水性塗料が望まれているが、上記の塗料はいずれも有機溶剤系の塗料であり、しっとりとした触感を有する塗膜を得ることができる水性塗料の開発が望まれていた。
特開平5−25410号公報 特開平10−95062号公報 特開2003−212947号公報
よって、本発明の目的は、耐水性に優れ、みずみずしくしっとりとしたソフトな触感を有し、この触感を長期間維持できる塗膜を得ることができる水性塗料組成物を提供することにある。
すなわち、本発明の水性塗料組成物は、水系ウレタン樹脂(a)と、ポリイソシアネート(b)と、ウレタンビーズ(c)と、ポリグリセリン脂肪酸エステル(d)とを含有することを特徴とするものである。
ここで、前記水系ウレタン樹脂(a)は、ポリエステル系ポリオール、ポリエーテル系ポリオールおよびポリカーボネート系ポリオールからなる群から選ばれる少なくとも1種のポリオール(a1)と、ポリイソシアネート(a2)とを反応させて得られたものであってもよい。
また、前記ポリイソシアネート(b)に含まれるイソシアネート基の数(NCO)と前記ポリグリセリン脂肪酸エステル(d)に含まれる水酸基の数(OH)との当量比(NCO/OH)は、0.7〜1.5の範囲であることが望ましい。
また、本発明の水性塗料組成物は、水系ポリオール樹脂(e)と、ポリイソシアネート(b)と、ウレタンビーズ(c)と、ポリグリセリン脂肪酸エステル(d)とを含有することを特徴とするものである。
ここで、前記ポリイソシアネート(b)に含まれるイソシアネート基の数(NCO)と前記水系ポリオール樹脂(e)およびポリグリセリン脂肪酸エステル(d)に含まれる水酸基の数(OH)との当量比(NCO/OH)は、0.7〜1.5の範囲であることが望ましい。
また、前記ポリグリセリン脂肪酸エステル(d)の含有率は、水性塗料組成物の固形分(100質量%)中、1〜6質量%であることが望ましい。
また、前記ウレタンビーズ(c)の平均粒径は、6〜10μmであることが望ましい。
また、前記ポリグリセリン脂肪酸エステル(d)は、グリセリンの平均重合度が4〜6のポリグリセリンと、炭素数が18の脂肪酸とをエステル化して得られたものであり、エステル化度が1であるものであることが望ましい。
本発明の水性塗料組成物は、水系ウレタン樹脂(a)と、ポリイソシアネート(b)と、ウレタンビーズ(c)と、ポリグリセリン脂肪酸エステル(d)とを含有するものであるので、耐水性に優れ、みずみずしくしっとりとしたソフトな触感を有し、この触感を長期間維持できる塗膜を得ることができる。
ここで、前記水系ウレタン樹脂(a)が、ポリエステル系ポリオール、ポリエーテル系ポリオールおよびポリカーボネート系ポリオールからなる群から選ばれる少なくとも1種のポリオール(a1)と、ポリイソシアネート(a2)とを反応させて得られたものであれば、塗膜の耐久性とソフトな触感がより向上する。
また、前記ポリイソシアネート(b)に含まれるイソシアネート基の数(NCO)と前記ポリグリセリン脂肪酸エステル(d)に含まれる水酸基の数(OH)との当量比(NCO/OH)が、0.7〜1.5の範囲であれば、塗膜の耐久性と触感とのバランスとがよくなる。
また、本発明の水性塗料組成物は、水系ポリオール樹脂(e)と、ポリイソシアネート(b)と、ウレタンビーズ(c)と、ポリグリセリン脂肪酸エステル(d)とを含有するものであるので、耐水性に優れ、みずみずしくしっとりとしたソフトな触感を有し、この触感を長期間維持できる塗膜を得ることができる。
ここで、前記ポリイソシアネート(b)に含まれるイソシアネート基の数(NCO)と前記水系ポリオール樹脂(e)およびポリグリセリン脂肪酸エステル(d)に含まれる水酸基の数(OH)との当量比(NCO/OH)が、0.7〜1.5の範囲であれば、塗膜の耐久性と触感とのバランスとがよくなる。
また、前記ポリグリセリン脂肪酸エステル(d)の含有率が、水性塗料組成物の固形分(100質量%)中、1〜6質量%であれば、塗膜の耐久性、耐水性と、触感とのバランスがよくなる。 また、前記ウレタンビーズ(c)の平均粒径が、6〜10μmであれば、塗膜のザラツキがなく、平滑な塗膜が形成され、触感もよくなる。
また、前記ポリグリセリン脂肪酸エステル(d)が、グリセリンの平均重合度が4〜6のポリグリセリンと、炭素数が18の脂肪酸とをエステル化して得られたものであり、エステル化度の平均値が1であるものであれば、塗膜の耐久性、耐水性と、触感とのバランスがよくなる。
以下、本発明について説明する。
<水系ウレタン樹脂(a)>
本発明における水系ウレタン樹脂(a)は、ウレタン樹脂を水中に安定に分散させたものである。水中に安定に分散できるウレタン樹脂としては、ポリオール(a1)とポリイソシアネート(a2)とを反応させて得られるポリウレタンを、ジオール、ジアミン、ジカルボン酸等のような2個以上の活性水素をもつ低分子量化合物により鎖伸長したウレタン樹脂;酸性基を有するポリオール(a1)とポリイソシアネート(a2)とを反応させて得られるウレタン樹脂、などが挙げられる。
ポリオール(a1)としては、耐久性とソフトな触感に優れる塗膜が得られることから、ポリエステル系ポリオール、ポリエーテル系ポリオール、ポリカーボネート系ポリオールが好ましく、中でもポリカーボネート系ポリオールが好適に用いられる。
ポリエステル系ポリオールとしては、ポリカルボン酸と多価アルコールとのエステル化反応で得られるものが挙げられる。ポリカルボン酸としては、例えば、フタル酸、イソフタル酸、テトラヒドロフタル酸、マレイン酸、フマル酸、メタコン酸、シトラコン酸、イタコン酸、アジピン酸、セバシン酸などが挙げられる。これらは単独で、または2種以上を併せて用いることができる。多価アルコールとしては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、1,6−ヘキサンジオール、トリメチロールプロパン、グリセリン、ペンタエリトリトール、シクロヘキサンジメタノール、ビスヒドロキシエトキシベンゼン、N−アルキルジエタノールアミン、これらの多量体(2量体、8量体等)などが挙げられる。これらは単独で、または2種以上を併せて用いることができる。
ポリエーテル系ポリオールとしては、上記多価アルコールにエチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド、スチレンオキシド等のアルキレンオキシドを付加重合させることによって得られるものが挙げられる。
ポリカーボネート系ポリオールとしては、例えば、ポリテトラメチレンカーボネートジオール、ポリヘキサメチレンカーボネートジオール、ポリ−1,4−シクロヘキサンジメチレンカーボネートジオールなどが挙げられる。
また、これらポリオールは単独で、または2種以上を併せて用いることができる。
ポリイソシアネート(a2)としては、例えば、ヘキサメチレンジイソシアネート、メタキシレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、 4,4’−メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)、ダイマー酸ジイソシアネート等の有機ジイソシアネート、これらの化合物と多価アルコールとの反応生成物が挙げられる。これらは単独で、または2種以上を併せて用いることができる。
<ポリイソシアネート(b)>
本発明におけるポリイソシアネート(b)としては、上記水系ウレタン樹脂(a)の原料であるポリイソシアネート(a2)と同様のものが挙げられる。
<ウレタンビーズ(c)>
ウレタンビーズ(c)は、架橋ウレタン樹脂からなるウレタン樹脂粒子である。
ウレタンビーズ(c)の平均粒径は、6〜10μmであることが好ましい。平均粒径が6μm未満では、艶消し効果が得られず、高触感の塗膜が得られなくなるおそれがあり、平均粒径が10μmを超えると、塗膜にざらつきが生じ、また、磨耗接点が大きくなることから、磨耗時に塗膜から削り取られやすくなる。
<ポリグリセリン脂肪酸エステル(d)>
ポリグリセリン脂肪酸エステル(d)は、ポリグリセリンと脂肪酸とをエステル化して得られたものであり、下記一般式で表されるものである(式中、Rは水素原子または脂肪酸残基(アシル基)であり、nはグリセリンの平均重合度である)。
Figure 0004347140
ポリグリセリン脂肪酸エステル(d)としては、グリセリンの平均重合度nが4〜6のものが好ましい。平均重合度nが4未満では、親油性が増して、水性塗料組成物に溶解しにくくなるおそれがあり、平均重合度nが6を超えると、親水性が増して、塗膜の耐水性が低下するおそれがあり、また、塗膜の耐久性も低下するおそれがある。
また、ポリグリセリン脂肪酸エステル(d)としては、脂肪酸の炭素数が18のものが好ましい。脂肪酸の炭素数が19以上では、ポリグリセリン脂肪酸エステル(d)が固形化しやすくなって、塗料化しにくくなるおそれがあり、脂肪酸の炭素数が17以下では、親水性が増して、塗膜の耐水性が低下するおそれがあり、また、塗膜の耐久性も低下するおそれがある。
また、ポリグリセリン脂肪酸エステル(d)としては、エステル化度の平均値が1のものが好ましい。エステル化度の平均値が1未満では親水性が増して、塗膜の耐水性が低下し、また、塗膜の耐久性も低下する。エステル化度の平均値が1を超えると、塗膜の耐久性が低下するおそれがある。ここで、エステル化度とは、ポリグリセリン脂肪酸エステル(d)1分子あたりの脂肪酸エステルの数である。エステル化度の平均値が1のポリグリセリン脂肪酸エステル(d)では、ほとんどの分子が脂肪酸エステルの数が1のものとなるが、一部、脂肪酸エステルの数が0のものや、脂肪酸エステルの数が2のものが含まれている。
<水系ポリオール樹脂(e)>
本発明の水性塗料組成物においては、前記水系ウレタン樹脂(a)の代わりに、水系ポリオール樹脂(e)を用いることもできる。水系ポリオール樹脂(e)は、前記ポリイソシアネート(b)と、塗膜を形成する際に反応することにより、水系ウレタン樹脂(a)と同等のウレタン樹脂を形成する。
水系ポリオール樹脂(e)は、ポリオール樹脂を水中に安定に分散させたものである。ポリオール樹脂としては、上述のポリオール(a1)と同様のものが挙げられる。具体例としては、住化バイエルウレタン(株)製の水系ポリエステル−ポリウレタンポリオール樹脂である「バイヒドロールPT241」などが挙げられる。
<水性塗料組成物>
本発明の水性塗料組成物は、水系ウレタン樹脂(a)または水系ポリオール樹脂(e)と、ポリイソシアネート(b)と、ウレタンビーズ(c)と、ポリグリセリン脂肪酸エステル(d)とを含有するものである。
水系ウレタン樹脂(a)とポリイソシアネート(b)との合計量(固形分)は、水性塗料組成物の固形分(100質量%)中、50〜70質量%が好ましい。バインダー樹脂成分である水系ウレタン樹脂(a)とポリイソシアネート(b)との合計量がこの範囲にあれば、耐久性等の良好な塗膜が得られる。
また、ポリイソシアネート(b)の量は、ポリイソシアネート(b)に含まれるイソシアネート基の数(NCO)と、水系ウレタン樹脂(a)、水系およびポリグリセリン脂肪酸エステル(d)に含まれる水酸基の数(OH)との当量比(NCO/OH)が、0.7〜1.5の範囲となるように調整されることが好ましい。NCO/OHが、この範囲を外れると、塗膜の耐久性が低下するおそれがある。
また、水系ポリオール樹脂(e)とポリイソシアネート(b)との合計量(固形分)は、水性塗料組成物の固形分(100質量%)中、50〜70質量%が好ましい。バインダー樹脂成分である水系ポリオール樹脂(e)とポリイソシアネート(b)との合計量がこの範囲にあれば、耐久性等の良好な塗膜が得られる。
また、ポリイソシアネート(b)の量は、ポリイソシアネート(b)に含まれるイソシアネート基の数(NCO)と、水系ポリオール樹脂(e)およびポリグリセリン脂肪酸エステル(d)に含まれる水酸基の数(OH)との当量比(NCO/OH)が、0.7〜1.5の範囲となるように調整されることが好ましい。NCO/OHが、この範囲を外れると、塗膜の耐久性が低下するおそれがある。
ウレタンビーズ(c)の量は、水性塗料組成物の固形分(100質量%)中、25〜44質量%が好ましい。ウレタンビーズ(c)の量が25質量%未満では、目的とする触感が得られなくなるおそれがあり、ウレタンビーズ(c)の量が44質量%を超えると、塗膜にざらつきが生じやすくなる。
ポリグリセリン脂肪酸エステル(d)の量は、水性塗料組成物の固形分(100質量%)中、1〜6質量%であることが望ましい。ポリグリセリン脂肪酸エステル(d)の量が1質量%未満では、良好な触感が得られないおそれがあり、ポリグリセリン脂肪酸エステル(d)の量が6質量%を超えると、塗膜の耐久性が低下するおそれがある。
また、本発明の水性塗料組成物には、必要に応じて、レベリング剤、硬化触媒、顔料、粘度調整剤(増粘剤)、水、造膜助剤等を加えてもよい。
なお、本発明における固形分とは、水性塗料組成物から水、造膜助剤(有機溶剤)等、塗膜を形成する際に蒸発する成分を除いたものである。
<作用>
以上説明した本発明の水性塗料組成物にあっては、保湿性の高いポリグリセリン脂肪酸エステル(d)を含んでいるので、得られる塗膜は従来のスリップ効果によるしっとりとした触感とは異なる、真にみずみずしくしっとりとした触感を発揮することができる。
また、バインダー樹脂成分として水系ウレタン樹脂(a)またはポリオール樹脂(e)と、ポリイソシアネート(b)とを含み、しかもウレタンビーズ(c)を含んでいるので、得られる塗膜はウレタン樹脂特有の弾性により、ソフトな触感を発揮する。
そして、本発明の水性塗料組成物にあっては、バインダー樹脂成分であるポリイソシアネート(b)がポリグリセリン脂肪酸エステル(d)の水酸基と反応することによって、ポリグリセリン脂肪酸エステル(d)が塗膜表面に偏在することなく、塗膜全体に存在し、しかも塗膜を形成しているバインダー樹脂と化学的に結合しているので、塗膜が磨耗しても、みずみずしくしっとりとしたソフトな触感が低下することなく、このような触感を長期間維持できる。
また、ポリグリセリン脂肪酸エステル(d)が塗膜表面に偏在することなく、塗膜全体に存在しているので、耐水性に優れている。
以下、実施例を示して本発明を詳しく説明する。
[実施例1]
水系ウレタン樹脂(a)としてHUX−561(旭電化工業(株)製、ポリオールとしてポリカーボネート系ポリオールを使用)67質量部(固形分40質量部)、ポリイソシアネート(b)としてバイヒジュール3100(住友バイエル社製、固形分100質量%)6.8質量部、ウレタンビーズ(c)としてアートパールC800(根上工業(株)製、平均粒径8μm)24質量部、ポリグリセリン脂肪酸エステル(d)としてIS−601P(阪本薬品工業(株)製、平均重合度6、脂肪酸の炭素数18、エステル化度の平均値1)3質量部、増粘剤としてレオレート350(エレメンティス社製)1質量部、加工顔料としてアクアファイン ブラックE−2B(大日精化工業(株)製)5質量部を混合し、十分に攪拌し、水性塗料を得た。ポリイソシアネート(b)に含まれるイソシアネート基の数(NCO)と水系ウレタン樹脂(a)およびポリグリセリン脂肪酸エステル(d)に含まれる水酸基の数(OH)との当量比(NCO/OH)は1であった。また、水性塗料の固形分(100質量%)中、水系ウレタン樹脂(a)の固形分は50.1質量%、ポリイソシアネート(b)は8.5質量%、ウレタンビーズ(c)は30.0質量%、ポリグリセリン脂肪酸エステル(d)は3.8質量%であった。
この水性塗料をABS樹脂塗板(厚さ30mm)の表面に、スプレーガンを用いて、乾燥後の塗膜の厚さが20μmとなるように塗装し、70℃で30分間強制乾燥させ、塗膜を形成した。
この塗膜について、以下の評価を行った。結果を表1に示す。
(触感)
塗膜を手で触り、その触感を以下の基準で評価した。
○:従来の触感塗料以上のみずみずしいしっとりとした触感。
△:従来の触感塗料と同等のしっとりとした触感。
×:従来の触感塗料以下のザラザラとした触感。
(鉛筆硬度)
塗膜に対し約45度の角度で鉛筆(三菱鉛筆(株)製、ハイユニ)を持ち、芯が折れない程度に塗膜に押しつけて、均一な速さで押し終わるまで動かした後、鉛筆の跡がはっきりと見えるときの鉛筆芯の硬さから評価した。
(耐摩耗性)
塗膜上に1平方センチメートルあたり100gの荷重をかけて、ガーゼを敷き、ガーゼを10cm/秒の速度で200往復させた後、色落ち性をグレースケールを用いて等級評価した。
(耐水変色性)
50℃温水中に4時間浸漬後、色差計CR−300を用いて色差測定を行い、初期塗料との色差測定値との差から評価した。
[実施例2]
ポリグリセリン脂肪酸エステル(d)としてIS−401P(阪本薬品工業(株)製、平均重合度4、脂肪酸の炭素数18、エステル化度の平均値1)を用い、ポリイソシアネート(b)の量を6.1質量部に変更した以外は、実施例1と同様にして水性塗料を得た。ポリイソシアネート(b)に含まれるイソシアネート基の数(NCO)と水系ウレタン樹脂(a)およびポリグリセリン脂肪酸エステル(d)に含まれる水酸基の数(OH)との当量比(NCO/OH)は1であった。また、水性塗料の固形分(100質量%)中、水系ウレタン樹脂(a)の固形分は50.6質量%、ポリイソシアネート(b)は7.7質量%、ウレタンビーズ(c)は30.3質量%、ポリグリセリン脂肪酸エステル(d)は3.8質量%であった。
この水性塗料を用いて、実施例1と同様にして塗膜を形成した。この塗膜について、以下の評価を行った。結果を表1に示す。
[実施例3]
水系ポリウレタン樹脂(a)の量を69質量部に変更し、ポリイソシアネート(b)の量を2.0質量部に変更し、ポリグリセリン脂肪酸エステル(d)の量を1質量部に変更した以外は、実施例2と同様にして水性塗料を得た。ポリイソシアネート(b)に含まれるイソシアネート基の数(NCO)と水系ウレタン樹脂(a)およびポリグリセリン脂肪酸エステル(d)に含まれる水酸基の数(OH)との当量比(NCO/OH)は1であった。また、水性塗料の固形分(100質量%)中、水系ウレタン樹脂(a)の固形分は55.5質量%、ポリイソシアネート(b)は2.6質量%、ウレタンビーズ(c)は32.3質量%、ポリグリセリン脂肪酸エステル(d)は1.3質量%であった。
この水性塗料を用いて、実施例2と同様にして塗膜を形成した。この塗膜について、以下の評価を行った。結果を表1に示す。
[実施例4]
水系ポリウレタン樹脂(a)の量を65質量部に変更し、ポリイソシアネート(b)の量を10.2質量部に変更し、ポリグリセリン脂肪酸エステル(d)の量を5質量部に変更した以外は、実施例2と同様にして水性塗料を得た。ポリイソシアネート(b)に含まれるイソシアネート基の数(NCO)と水系ウレタン樹脂(a)およびポリグリセリン脂肪酸エステル(d)に含まれる水酸基の数(OH)との当量比(NCO/OH)は1であった。また、水性塗料の固形分(100質量%)中、水系ウレタン樹脂(a)の固形分は46.2質量%、ポリイソシアネート(b)は12.1質量%、ウレタンビーズ(c)は28.6質量%、ポリグリセリン脂肪酸エステル(d)は6.0質量%であった。
この水性塗料を用いて、実施例2と同様にして塗膜を形成した。この塗膜について、以下の評価を行った。結果を表1に示す。
[実施例5]
ポリイソシアネート(b)の量を4.3質量部に変更し、ポリイソシアネート(b)に含まれるイソシアネート基の数(NCO)と水系ウレタン樹脂(a)およびポリグリセリン脂肪酸エステル(d)に含まれる水酸基の数(OH)との当量比(NCO/OH)を0.7に変更した以外は、実施例2と同様にして水性塗料を得た。また、水性塗料の固形分(100質量%)中、水系ウレタン樹脂(a)の固形分は51.7質量%、ポリイソシアネート(b)は5.6質量%、ウレタンビーズ(c)は31.0質量%、ポリグリセリン脂肪酸エステル(d)は3.9質量%であった。
この水性塗料を用いて、実施例2と同様にして塗膜を形成した。この塗膜について、以下の評価を行った。結果を表1に示す。
[実施例6]
ポリイソシアネート(b)の量を9.2質量部に変更し、ポリイソシアネート(b)に含まれるイソシアネート基の数(NCO)と水系ウレタン樹脂(a)およびポリグリセリン脂肪酸エステル(d)に含まれる水酸基の数(OH)との当量比(NCO/OH)を1.5に変更した以外は、実施例2と同様にして水性塗料を得た。また、水性塗料の固形分(100質量%)中、水系ウレタン樹脂(a)の固形分は48.7質量%、ポリイソシアネート(b)は11.2質量%、ウレタンビーズ(c)は29.2質量%、ポリグリセリン脂肪酸エステル(d)は3.6質量%であった。
この水性塗料を用いて、実施例2と同様にして塗膜を形成した。この塗膜について、以下の評価を行った。結果を表1に示す。
[実施例7]
水系ウレタン樹脂(a)の代わりに水系ポリオール樹脂(e)としてバイヒドロールPT241(住化バイエルウレタン(株)製、水系ポリエステル−ポリウレタンポリオール樹脂)67質量部(固形分40質量部)、ポリイソシアネート(b)としてバイヒジュール3100(住友バイエル社製、固形分100質量%)10.6質量部、ウレタンビーズ(c)としてアートパールC800(根上工業(株)製)24質量部、ポリグリセリン脂肪酸エステル(d)としてIS−401P(阪本薬品工業(株)製、平均重合度4、脂肪酸の炭素数18、エステル化度の平均値1)3質量部、増粘剤としてレオレート350(エレメンティス社製)1質量部、加工顔料としてアクアファイン ブラックE−2B(大日精化工業(株)製)5質量部を混合し、十分に攪拌し、水性塗料を得た。ポリイソシアネート(b)に含まれるイソシアネート基の数(NCO)と水系ポリオール樹脂(e)およびポリグリセリン脂肪酸エステル(d)に含まれる水酸基の数(OH)との当量比(NCO/OH)は1であった。また、水性塗料の固形分(100質量%)中、水系ポリオール樹脂(a)の固形分は47.8質量%、ポリイソシアネート(b)は12.7質量%、ウレタンビーズ(c)は28.7質量%、ポリグリセリン脂肪酸エステル(d)は3.6質量%であった。
この水性塗料を用いて、実施例1と同様にして塗膜を形成した。この塗膜について、以下の評価を行った。結果を表1に示す。
[比較例1]
ポリイソシアネート(b)およびポリグリセリン脂肪酸エステル(d)を配合しない以外は、実施例1と同様にして水性塗料を得た。ポリイソシアネート(b)に含まれるイソシアネート基の数(NCO)と水系ウレタン樹脂(a)に含まれる水酸基の数(OH)との当量比(NCO/OH)は0であった。また、水性塗料の固形分(100質量%)中、水系ウレタン樹脂(a)の固形分は57.1質量%、ウレタンビーズ(c)は34.3質量%であった。
この水性塗料を用いて、実施例1と同様にして塗膜を形成した。この塗膜について、以下の評価を行った。結果を表1に示す。
[比較例2]
ポリイソシアネート(b)の量を13.3質量部に変更し、ポリグリセリン脂肪酸エステル(d)をポリグリセリン(阪本薬品工業(株)製、ポリグリセリン#310、平均重合度4、エステル化度0)に変更した以外は、実施例1と同様にして水性塗料を得た。ポリイソシアネート(b)に含まれるイソシアネート基の数(NCO)と水系ウレタン樹脂(a)およびポリグリセリンに含まれる水酸基の数(OH)との当量比(NCO/OH)は1であった。また、水性塗料の固形分(100質量%)中、水系ウレタン樹脂(a)の固形分は46.3質量%、ポリイソシアネート(b)は15.4質量%、ウレタンビーズ(c)は27.8質量%、ポリグリセリンは3.5質量%であった。
この水性塗料を用いて、実施例1と同様にして塗膜を形成した。この塗膜について、以下の評価を行った。結果を表1に示す。
Figure 0004347140
実施例1〜7の水性塗料から形成された塗膜は、みずみずしくしっとりとした触感を有し、耐磨耗性試験後もこの触感を維持していた。また、実施例1〜3、5〜7の水性塗料から形成された塗膜は、鉛筆硬度および耐摩耗性が高く、耐久性に優れ、また、耐水性にも優れていた。実施例4の水性塗料から形成された塗膜は、ポリグリセリン脂肪酸エステル(d)の量が多いため、鉛筆硬度および耐水性が若干劣っていたものの、実用上十分な耐久性および耐水性を有していた。
比較例1の水性塗料から形成された塗膜は、ポリグリセリン脂肪酸エステル(d)を含まないため、みずみずしくしっとりとした触感は得られなかった。
比較例2の水性塗料から形成された塗膜は、ポリグリセリン脂肪酸エステル(d)の代わりにポリグリセリンを含んでいたため、みずみずしくしっとりとした触感を有していたものの、鉛筆硬度、耐摩耗性および耐水性が著しく劣っていた。
本発明の水性塗料組成物は、これから得られる塗膜に天然皮革に近いみずみずしくしっとりとしたソフトな触感を持たせることができ、安価に自動車内装材に高級感を持たせることができる。

Claims (8)

  1. 水系ウレタン樹脂(a)と、ポリイソシアネート(b)と、ウレタンビーズ(c)と、ポリグリセリン脂肪酸エステル(d)とを含有することを特徴とする水性塗料組成物。
  2. 前記水系ウレタン樹脂(a)が、ポリエステル系ポリオール、ポリエーテル系ポリオールおよびポリカーボネート系ポリオールからなる群から選ばれる少なくとも1種のポリオール(a1)と、ポリイソシアネート(a2)とを反応させて得られたものであることを特徴とする請求項1記載の水性塗料組成物。
  3. 前記ポリイソシアネート(b)に含まれるイソシアネート基の数(NCO)と前記水系ウレタン樹脂(a)およびポリグリセリン脂肪酸エステル(d)に含まれる水酸基の数(OH)との当量比(NCO/OH)が、0.7〜1.5の範囲であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の水性塗料組成物。
  4. 水系ポリオール樹脂(e)と、ポリイソシアネート(b)と、ウレタンビーズ(c)と、ポリグリセリン脂肪酸エステル(d)とを含有することを特徴とする水性塗料組成物。
  5. 前記ポリイソシアネート(b)に含まれるイソシアネート基の数(NCO)と前記水系ポリオール樹脂(e)およびポリグリセリン脂肪酸エステル(d)に含まれる水酸基の数(OH)との当量比(NCO/OH)が、0.7〜1.5の範囲であることを特徴とする請求項4記載の水性塗料組成物。
  6. 前記ポリグリセリン脂肪酸エステル(d)の含有率が、水性塗料組成物の固形分(100質量%)中、1〜6質量%であることを特徴とする請求項1ないし5いずれか一項に記載の水性塗料組成物。
  7. 前記ウレタンビーズ(c)の平均粒径が、6〜10μmであることを特徴とする請求項1ないし6いずれか一項に記載の水性塗料組成物。
  8. 前記ポリグリセリン脂肪酸エステル(d)が、グリセリンの平均重合度が4〜6のポリグリセリンと、炭素数が18の脂肪酸とをエステル化して得られたものであり、エステル化度の平均値が1であるものであることを特徴とする請求項1ないし7いずれか一項に記載の水性塗料組成物。
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