JP4346808B2 - コルク栓の検査装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は天然コルク樹脂によって形成されたコルク栓の穴とかキズを検査判定する検査装置に関しており、具体的には空圧を加えて合否判定するコルク栓の検査装置に関するものである。
【0002】
【従来技術の内容】
天然コルク樹皮はコルクガシの形成層で作られる植物性繊維であるのでその樹皮に巣くう虫も当然ながら存在しており、これがコルク樹皮の内部を縦横に活動すると、通常は皮面に沿った方向に入らない皮方向(木断面に対して周方向)の穴を明ける。
こうなるとこのコルク樹皮を用いて皮方向に抜き形成したコルク栓は端面から端面に貫通する虫食い穴が残されるものであって、この貫通穴の明いたコルク栓を容器口へ打栓しても十分な密封力は発揮されないものとなる。
【0003】
このような貫通穴の明いたコルク栓を検査する方法については、目視で穴の確認をする以外に簡単な方法がなく、検査もれを発生させる要因を潰しきれていないのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述のようにコルク栓に発生した貫通穴の検査を目視ですることなく、画像処理装置へ通すことによって映像的にコルク栓の端面を捕らえて穴検査する検査装置も考えられてはいるが、装置が大掛かりで高価となり一般的でないばかりか、小さい穴とかキズに対しては十分な判定能力が備わっていず、ともすると不良を見落とす失態を生じる。
【0005】
このような不具合を解消するためには、実際の打栓においての使用状態を再現して検査するのが一番確実で好ましいものと考えられ、コルク栓の密封する端面を加圧することによって合否を判定する方法が現在考え得る最良の方法の一つと浮上している。
【0006】
本発明は前記のような欠点に鑑みて、シール端面を加圧せしめて穴とかキズ検査をせしめることを目的としており、詳しくは空気圧の加わり具合を判定して検査をなさしめるコルク栓の検査装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明を図面に基づいて詳しく説明すると、瓶口あるいは壷等の容器口の密封をなさしめるコルク栓Aであって、該コルク栓Aは天然コルク樹皮をもって円柱形状あるいは円錐形状等の略柱形状に抜き形成されており、このコルク栓Aの穴とかキズを検査する検査装置として開発されている。
まず、図1に示すように押し出しシリンダー1に取付けられ一定圧力で押し出される圧縮チャック2と、コルク栓Aの端面との固定面に凹部31を配した受けチャック3とを直線上に配置せしめ、この押し出しシリンダー1をもって図2に示すように受けチャック3方向へ圧縮チャック2を押し出して前記コルク栓Aを該受けチャック3と圧縮チャック2とによって挟み固定する。
その後、前記受けチャック3の凹部31内に所定の圧力pを加え、この気圧を該凹部31と連通せしめた気圧センサ4で読み取り、加えた圧力pと気圧センサ4との圧力差によりコルク栓Aの穴・キズの合否を判定せしめることを特徴とている。
【0008】
前記した受けチャック3と圧縮チャック2とによってコルク栓Aを挟み固定するとき、前記受けチャック3と圧縮チャック2のコルク栓Aの固定部を略漏斗形状の傾斜面とし前記コルク栓Aの角部を接触せしめることも特徴としている。
また、前記圧縮チャック2の固定部に装着されたコルク栓Aの端面は外気と通ずる開放状態にあることを特徴とする。
【0009】
また、略柱形状のコルク栓Aの検査装置であって、図4に示すように押し出しシリンダー1に取付けられ一定圧力で押し出される圧縮チャック2と、コルク栓Aの端面との固定面に凹部31を配した受けチャック3とを押し出し方向の線上に配置せしめ、前記押し出しシリンダー1をもって受けチャック3方向へ圧縮チャック2を押し出して前記コルク栓Aを該受けチャック3と圧縮チャック2間に挟み装着固定せしめた後、前記受けチャック3の凹部31内に所定の圧力pを加えて、圧縮チャック2におけるコルク栓Aの受け部に連通させた気圧センサ4の感否により、コルク栓Aの両端面に通じる貫通穴を判定せしめることを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明でなるコルク栓Aの検査装置は前記のように、コルク栓Aの穴とかキズを空気圧の圧力判定によって合否決定なさしめるものであり、その検査装置にあっては、コルク栓Aの角部を受けチャック3へ周状に一定圧力で密着させてその端面を外気から切り離し、この密封された端面へ凹部31から所定の圧力pを加えて、加えた圧力と気圧センサ4の示す圧力値との差を確認せしめ、一定以下の気圧を示すコルク栓Aに対し穴とかキズの存在を認めて不良判定を下す。
勿論良品判定においては、コルク栓Aの端面に加えた所定の圧力pを大部分保持せしめるものであるから気圧センサ4にその気圧数値が現れ、ここでその端面には穴とかキズの存在が認められないと判定することが出来るものとなる。
【0011】
【実施例】
本発明の検査装置にあっては、図1、図2及び図3に示すように、コルク栓Aを挟み固定する前記受けチャック3と圧縮チャック2の接触面を、コルク栓Aの角部が周状に接触するように傾斜した略漏斗形状に配置し、該コルク栓Aの検査する端面を外気より隔離しかつクリアな状態におかなければならない。
【0012】
そして受けチャック3で加圧されたコルク栓Aが他方の端面にまで延びる穴を持つ場合、その他方の端面に接する圧縮チャック2の固定部は穴からの圧力を逃すために外気と通じさせる必要が生じるから開放状態を形成する手段を講じなければならない。
【0013】
このように、前記受けチャック3と圧縮チャック2へコルク栓Aを供給して圧縮チャック2による挟み込みあるいは受けチャック3からの加圧を円滑かつ正確になさしめるために、前記圧縮チャック2と受けチャック3との間に図3に示すように前記コルク栓Aを把持して順回送する回転スリーブ5を配することができる。
【0014】
なお、図1、図2、及び図3においては受けチャック3の凹部31からのみコルク栓Aの端面へ所定の圧力pを加えて気圧センサ4で感知・判定していたが、更に進めて、圧縮チャック2に受けチャック3と同様な凹部31及び気圧センサ4を設けて両チャック2,3で交互に圧力pを加・抜する検査装置(図示していない)も可能であって、この両検査構造を用いるとコルク栓Aの両端面を一工程で検査することができるものとなる。
勿論、図1、図2、及び図3に示した検査装置をもって、片端面の検査後にコルク栓Aを反転せしめもう片方の端面を検査せしても良い。
【0015】
また、前記した検査装置の他に、コルク栓Aの両端面に通じる貫通穴を一瞬にして判定せしめる検査装置として図4に示すような検査装置が実施可能であり、ここでは受けチャック3と圧縮チャック2間にコルク栓Aを該挟み固定して前記受けチャック3の凹部31内に所定の圧力pを加え、コルク栓Aの片方の端面からもう片方の端面へ漏れ抜ける圧力を、圧縮チャック2に配置した気圧センサ4で感知して貫通穴の有無を判定する。
この検査装置では少なくともコルク栓Aの両端面に通じる貫通穴を正確に判定せしめるには最良の方法となる。
【0016】
検査の実際例としては、ワイン瓶の密封に用いるコルク栓Aで現しており、ここでは一般的なサイズのφ24×32とφ24×45について穴・キズ等の検査を実施している。
まず、押し出しシリンダー1の押し出される圧力は、シリンダーφ25に対して1kg/cm2 と2kg/cm2程度に設定し、圧縮チャック2によってコルク栓Aを受けチャック3へ挟み密着せしめる。
次に、受けチャック3の凹部31内に加える圧力pは0.4〜1.0kg/cm2 程度に設定しコルク栓Aの端面を加圧せしめる。
その判定については、加えた圧力の80%程度以上残留していることが気圧センサ4によって確認されれば、角部の密着状態を考慮して良品とみなして差し支えない。
【0017】
本発明の検査装置を用いて実施したコルク栓φ24×32の検査例を表1に示す。
【表1】
Figure 0004346808
※比較例は比較のためにコルク栓に穴明けした。
【0018】
本発明の検査装置を用いて実施したコルク栓φ24×45の検査例を表2に示す。
【表2】
Figure 0004346808
※比較例は比較のためにコルク栓に穴明けした。
【0019】
【発明の効果】
本発明の検査装置では、コルク栓Aの穴とかキズを空気圧の圧力判定によって合否決定なさしめており、コルク栓Aの端面から加圧して他方の端面へ抜ける穴を発見するのに好適な検査装置となっている。このことは実際の打栓状態で合否を判定すると同等の結果を示すものとなり、検査の確実性はきわめて高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示した略図である。
【図2】図1からコルク栓を挟み込んだ状態を示す略図である。
【図3】本発明の他の実施例を示した略図である。
【図4】本発明の他の実施例を示した略図である。
【符号の説明】
1 押し出しシリンダー
2 圧縮チャック
3 受けチャック
31 凹部
4 気圧センサ
5 回転スリーブ
p 端面に加えた所定の圧力

Claims (5)

  1. 天然コルク樹皮をもって円柱形状あるいは円錐形状等の略柱形状に形成されたコルク栓の穴とかキズを検査するコルク栓の検査装置において、
    押し出しシリンダーに取付けられ一定圧力で押し出される圧縮チャックと、コルク栓の端面が接する固定面に凹部を配した受けチャックとを直線上に配置せしめ、
    前記押し出しシリンダーをもって受けチャック方向へ圧縮チャックを押し出して前記コルク栓を該受けチャックと圧縮チャック間に装着固定した後、
    前記受けチャックの凹部内に所定の圧力を加え、この気圧を該凹部と連通せしめた気圧センサで読み取り、加えた圧力と気圧センサの示す圧力との差により穴・キズの合否を判定せしめることを特徴としたコルク栓の検査装置。
  2. 前記受けチャックと圧縮チャックのコルク栓の固定部を略漏斗形状とせしめ、前記コルク栓の角部を周状に接触せしめることを特徴とする請求項1のコルク栓の検査装置。
  3. 前記圧縮チャックの固定部に装着されるコルク栓の端面は外気と通ずることを特徴とする請求項1ないし2のコルク栓の検査装置。
  4. 前記検査装置は前記コルク栓を把持して順回送する回転スリーブを前記圧縮チャックと受けチャックとの間に配したことを特徴とする請求項1のコルク栓の検査装置。
  5. 天然コルク樹皮をもって円柱形状あるいは円錐形状等の略柱形状に形成されたコルク栓の穴とかキズを検査するコルク栓の検査装置において、
    押し出しシリンダーに取付けられ一定圧力で押し出される圧縮チャックと、コルク栓の端面との固定面に凹部を配した受けチャックとを直線上に配置せしめ、
    前記押し出しシリンダーをもって受けチャック方向へ圧縮チャックを押し出して前記コルク栓を該受けチャックと圧縮チャック間に装着固定した後、
    前記受けチャックの凹部内に所定の圧力を加え、
    圧縮チャックのコルク栓の受け部に連通させた気圧センサの感否により、コルク栓の両端面に通じる穴を判定せしめることを特徴としたコルク栓の検査装置。
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