JP2002122503A - コルク栓の検査装置 - Google Patents
コルク栓の検査装置Info
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Abstract
の穴とかキズを検査判定する検査装置に関しており、具
体的には空圧を加えて合否判定するコルク栓の検査装置
を提供することを目的とする。 【解決手段】 コルク栓Aを受けチャック3へ密着させ
てその端面を外気から切り離し、この端面へ所定の圧力
pを加えて該端面から抜ける圧力を気圧センサ4によっ
て確認せしめ、コルク栓Aの合否判定を下す。これによ
り実際の打栓状態と同等の検査結果が得られ検査の高い
確実性を持つ。
Description
って形成されたコルク栓の穴とかキズを検査判定する検
査装置に関しており、具体的には空圧を加えて合否判定
するコルク栓の検査装置に関するものである。
層で作られる植物性繊維であるのでその樹皮に巣くう虫
も当然ながら存在しており、これがコルク樹皮の内部を
縦横に活動すると、通常は皮面に沿った方向に入らない
皮方向(木断面に対して周方向)の穴を明ける。こうな
るとこのコルク樹皮を用いて皮方向に抜き形成したコル
ク栓は端面から端面に貫通する虫食い穴が残されるもの
であって、この貫通穴の明いたコルク栓を容器口へ打栓
しても十分な密封力は発揮されないものとなる。
する方法については、目視で穴の確認をする以外に簡単
な方法がなく、検査もれを発生させる要因を潰しきれて
いないのが現状である。
に発生した貫通穴の検査を目視ですることなく、画像処
理装置へ通すことによって映像的にコルク栓の端面を捕
らえて穴検査する検査装置も考えられてはいるが、装置
が大掛かりで高価となり一般的でないばかりか、小さい
穴とかキズに対しては十分な判定能力が備わっていず、
ともすると不良を見落とす失態を生じる。
際の打栓においての使用状態を再現して検査するのが一
番確実で好ましいものと考えられ、コルク栓の密封する
端面を加圧することによって合否を判定する方法が現在
考え得る最良の方法の一つと浮上している。
ル端面を加圧せしめて穴とかキズ検査をせしめることを
目的としており、詳しくは空気圧の加わり具合を判定し
て検査をなさしめるコルク栓の検査装置を提供するもの
である。
詳しく説明すると、瓶口あるいは壷等の容器口の密封を
なさしめるコルク栓Aであって、該コルク栓Aは天然コ
ルク樹皮をもって円柱形状あるいは円錐形状等の略柱形
状に抜き形成されており、このコルク栓Aの穴とかキズ
を検査する検査装置として開発されている。まず、図1
に示すように押し出しシリンダー1に取付けられ一定圧
力で押し出される圧縮チャック2と、コルク栓Aの端面
との固定面に凹部31を配した受けチャック3とを直線
上に配置せしめ、この押し出しシリンダー1をもって図
2に示すように受けチャック3方向へ圧縮チャック2を
押し出して前記コルク栓Aを該受けチャック3と圧縮チ
ャック2とによって挟み固定する。その後、前記受けチ
ャック3の凹部31内に所定の圧力pを加え、この気圧
を該凹部31と連通せしめた気圧センサ4で読み取り、
加えた圧力pと気圧センサ4との圧力差によりコルク栓
Aの穴・キズの合否を判定せしめることを特徴とてい
る。
とによってコルク栓Aを挟み固定するとき、前記受けチ
ャック3と圧縮チャック2のコルク栓Aの固定部を略漏
斗形状の傾斜面とし前記コルク栓Aの角部を接触せしめ
ることも特徴としている。また、前記圧縮チャック2の
固定部に装着されたコルク栓Aの端面は外気と通ずる開
放状態にあることを特徴とする。
あって、図4に示すように押し出しシリンダー1に取付
けられ一定圧力で押し出される圧縮チャック2と、コル
ク栓Aの端面との固定面に凹部31を配した受けチャッ
ク3とを押し出し方向の線上に配置せしめ、前記押し出
しシリンダー1をもって受けチャック3方向へ圧縮チャ
ック2を押し出して前記コルク栓Aを該受けチャック3
と圧縮チャック2間に挟み装着固定せしめた後、前記受
けチャック3の凹部31内に所定の圧力pを加えて、圧
縮チャック2におけるコルク栓Aの受け部に連通させた
気圧センサ4の感否により、コルク栓Aの両端面に通じ
る貫通穴を判定せしめることを特徴としている。
置は前記のように、コルク栓Aの穴とかキズを空気圧の
圧力判定によって合否決定なさしめるものであり、その
検査装置にあっては、コルク栓Aの角部を受けチャック
3へ周状に一定圧力で密着させてその端面を外気から切
り離し、この密封された端面へ凹部31から所定の圧力
pを加えて、加えた圧力と気圧センサ4の示す圧力値と
の差を確認せしめ、一定以下の気圧を示すコルク栓Aに
対し穴とかキズの存在を認めて不良判定を下す。勿論良
品判定においては、コルク栓Aの端面に加えた所定の圧
力pを大部分保持せしめるものであるから気圧センサ4
にその気圧数値が現れ、ここでその端面には穴とかキズ
の存在が認められないと判定することが出来るものとな
る。
び図3に示すように、コルク栓Aを挟み固定する前記受
けチャック3と圧縮チャック2の接触面を、コルク栓A
の角部が周状に接触するように傾斜した略漏斗形状に配
置し、該コルク栓Aの検査する端面を外気より隔離しか
つクリアな状態におかなければならない。
栓Aが他方の端面にまで延びる穴を持つ場合、その他方
の端面に接する圧縮チャック2の固定部は穴からの圧力
を逃すために外気と通じさせる必要が生じるから開放状
態を形成する手段を講じなければならない。
ャック2へコルク栓Aを供給して圧縮チャック2による
挟み込みあるいは受けチャック3からの加圧を円滑かつ
正確になさしめるために、前記圧縮チャック2と受けチ
ャック3との間に図3に示すように前記コルク栓Aを把
持して順回送する回転スリーブ5を配することができ
る。
けチャック3の凹部31からのみコルク栓Aの端面へ所
定の圧力pを加えて気圧センサ4で感知・判定していた
が、更に進めて、圧縮チャック2に受けチャック3と同
様な凹部31及び気圧センサ4を設けて両チャック2,
3で交互に圧力pを加・抜する検査装置(図示していな
い)も可能であって、この両検査構造を用いるとコルク
栓Aの両端面を一工程で検査することができるものとな
る。勿論、図1、図2、及び図3に示した検査装置をも
って、片端面の検査後にコルク栓Aを反転せしめもう片
方の端面を検査せしても良い。
Aの両端面に通じる貫通穴を一瞬にして判定せしめる検
査装置として図4に示すような検査装置が実施可能であ
り、ここでは受けチャック3と圧縮チャック2間にコル
ク栓Aを該挟み固定して前記受けチャック3の凹部31
内に所定の圧力pを加え、コルク栓Aの片方の端面から
もう片方の端面へ漏れ抜ける圧力を、圧縮チャック2に
配置した気圧センサ4で感知して貫通穴の有無を判定す
る。この検査装置では少なくともコルク栓Aの両端面に
通じる貫通穴を正確に判定せしめるには最良の方法とな
る。
用いるコルク栓Aで現しており、ここでは一般的なサイ
ズのφ24×32とφ24×45について穴・キズ等の
検査を実施している。まず、押し出しシリンダー1の押
し出される圧力は、シリンダーφ25に対して1kg/
cm2 と2kg/cm2程度に設定し、圧縮チャック2
によってコルク栓Aを受けチャック3へ挟み密着せしめ
る。次に、受けチャック3の凹部31内に加える圧力p
は0.4〜1.0kg/cm2 程度に設定しコルク栓
Aの端面を加圧せしめる。その判定については、加えた
圧力の80%程度以上残留していることが気圧センサ4
によって確認されれば、角部の密着状態を考慮して良品
とみなして差し支えない。
栓φ24×32の検査例を表1に示す。
栓φ24×45の検査例を表2に示す。
とかキズを空気圧の圧力判定によって合否決定なさしめ
ており、コルク栓Aの端面から加圧して他方の端面へ抜
ける穴を発見するのに好適な検査装置となっている。こ
のことは実際の打栓状態で合否を判定すると同等の結果
を示すものとなり、検査の確実性はきわめて高いものと
なる。
である。
Claims (5)
- 【請求項1】 天然コルク樹皮をもって円柱形状あるい
は円錐形状等の略柱形状に形成されたコルク栓の穴とか
キズを検査するコルク栓の検査装置において、押し出し
シリンダーに取付けられ一定圧力で押し出される圧縮チ
ャックと、コルク栓の端面が接する固定面に凹部を配し
た受けチャックとを直線上に配置せしめ、前記押し出し
シリンダーをもって受けチャック方向へ圧縮チャックを
押し出して前記コルク栓を該受けチャックと圧縮チャッ
ク間に装着固定した後、前記受けチャックの凹部内に所
定の圧力を加え、この気圧を該凹部と連通せしめた気圧
センサで読み取り、加えた圧力と気圧センサの示す圧力
との差により穴・キズの合否を判定せしめることを特徴
としたコルク栓の検査装置。 - 【請求項2】 前記受けチャックと圧縮チャックのコル
ク栓の固定部を略漏斗形状とせしめ、前記コルク栓の角
部を周状に接触せしめることを特徴とする請求項1のコ
ルク栓の検査装置。 - 【請求項3】 前記圧縮チャックの固定部に装着される
コルク栓の端面は外気と通ずることを特徴とする請求項
1ないし2のコルク栓の検査装置。 - 【請求項4】 前記検査装置は前記コルク栓を把持して
順回送する回転スリーブを前記圧縮チャックと受けチャ
ックとの間に配したことを特徴とする請求項1のコルク
栓の検査装置。 - 【請求項5】 天然コルク樹皮をもって円柱形状あるい
は円錐形状等の略柱形状に形成されたコルク栓の穴とか
キズを検査するコルク栓の検査装置において、押し出し
シリンダーに取付けられ一定圧力で押し出される圧縮チ
ャックと、コルク栓の端面との固定面に凹部を配した受
けチャックとを直線上に配置せしめ、前記押し出しシリ
ンダーをもって受けチャック方向へ圧縮チャックを押し
出して前記コルク栓を該受けチャックと圧縮チャック間
に装着固定した後、前記受けチャックの凹部内に所定の
圧力を加え、圧縮チャックのコルク栓の受け部に連通さ
せた気圧センサの感否により、コルク栓の両端面に通じ
る穴を判定せしめることを特徴としたコルク栓の検査装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000317665A JP4346808B2 (ja) | 2000-10-18 | 2000-10-18 | コルク栓の検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000317665A JP4346808B2 (ja) | 2000-10-18 | 2000-10-18 | コルク栓の検査装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002122503A true JP2002122503A (ja) | 2002-04-26 |
JP4346808B2 JP4346808B2 (ja) | 2009-10-21 |
Family
ID=18796417
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000317665A Expired - Lifetime JP4346808B2 (ja) | 2000-10-18 | 2000-10-18 | コルク栓の検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4346808B2 (ja) |
-
2000
- 2000-10-18 JP JP2000317665A patent/JP4346808B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4346808B2 (ja) | 2009-10-21 |
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