JP2023097574A - 樹脂製ボトルの検査装置及び検査方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な構成でありながらも、樹脂製ボトルにおける欠陥の有無をより精度良く検出することが可能な、樹脂製ボトルの検査装置を提供すること。【解決手段】液体充填工程とキャップ装着工程とを経た後の樹脂製ボトルPを起立状態で搬送する搬送手段2と、樹脂製ボトルPを上下方向に圧縮する圧縮手段3と、圧縮手段3による圧縮開始点以降の樹脂製ボトルPにおける液面の位置を検出する検出手段D1、D2と、を備える。【選択図】図1
Description
本発明は、樹脂製ボトル飲料の製造工程において、ピンホール等の欠陥がないかを検査する装置及び方法に関する。
現在、ペットボトル飲料においては、ボトルの成型不良が原因で発生したピンホールによる液漏れ等の欠陥のリスクを伴うため、製造時の検査でピンホールの検出を行っている。
従来の検査装置としては、例えば、以下の特許文献1に示されるようなペットボトルのリーク検査装置が知られている。この検査装置では、飲料等を充填する前のペットボトルをメインロータの容器台上に載置し、装置のヘッドを下降させてペットボトルの口部に当接させ、ヘッドのパッキンによりペットボトルの口部をシールし、この状態でヘッドを介して圧縮空気源から圧縮空気をペットボトル内に供給する。そして、ペットボトル内へ所定量の圧縮空気を供給した後にペットボトル内を密閉し、メインロータによりペットボトルを円形軌道に沿って搬送しつつ、所定時間経過後にヘッドに接続された圧力センサによりペットボトル内の圧力を測定し、ペットボトルからのリーク(漏れ)を検出するように構成されている。
従来の検査装置は、少なくとも、圧縮空気供給手段、圧縮空気を入れた後の樹脂製ボトルを密封する手段、及び樹脂製ボトル内の圧力変化を検出する圧力センサなどを必要とするため装置構成が複雑となるだけでなく、専用の設置スペースを用意する必要があるため既存の製造ラインに組み込むことが難しい。
尚、樹脂製ボトルの胴部に穴が開いている場合、飲料等を充填した後であれば、その穴からの液漏れによる液量減少を既存の入味検査装置により検出することによって、樹脂製ボトルにおける欠陥を検出することができる。
しかしながら、入味検査装置によって検出する方法では、穴の大きさが非常に小さい場合や、飲料等が存在しないヘッドスペース部分に穴が形成されている場合には、液漏れが生じ難くなるため、欠陥を検出することが難しくなるという問題があり、より精度の高い検査方法が求められている。
本発明の目的は、簡易な構成でありながらも、樹脂製ボトルにおける欠陥の有無をより精度良く検出することが可能な、樹脂製ボトルの検査装置及び検査方法を提供することにある。
本発明に係る検査装置の特徴は、液体充填工程とキャップ装着工程とを経た後の樹脂製ボトルを起立状態で搬送する搬送手段と、前記樹脂製ボトルを上下方向に圧縮する圧縮手段と、前記圧縮手段による圧縮開始点以降の前記樹脂製ボトルにおける液面の位置を検出する検出手段と、を備える点にある。
本構成によれば、樹脂製ボトルを上下方向に圧縮することにより、ボトル内部における液面の変化を検出することで、当該樹脂製ボトルにおける欠陥の有無をより精度良く検出することが可能となる。
例えば、樹脂製ボトルのヘッドスペース部分に穴が存在する場合、圧縮時における空気抜けによる液面上昇を検出することによって、樹脂製ボトルの欠陥を検出することができる。また、樹脂製ボトルのヘッドスペース部分以外の胴体部分に穴が存在する場合は、樹脂製ボトルを圧縮することによって当該穴からの飲料の漏れを促すことができるため、液漏れによる液量減少を検出し易くなり、結果として樹脂製ボトルの欠陥検出精度が向上する。
さらに、圧縮手段と検出手段を設けるだけで良いので、装置構成は複雑化せず、既存の製造ラインにも組み込み易く設備コストも低廉に抑えることができる。
本発明に係る検査装置においては、液面の位置に基づいて、前記樹脂製ボトルにおける穴の有無を判定する判定手段を備えると好適である。
本構成によれば、判定手段を別途備えることによって、穴の有無の判定をより正確且つ迅速に実施することが可能となる。
本発明に係る検査装置においては、前記検出手段が、前記圧縮手段による圧縮終了時及び圧縮解除後の前記樹脂製ボトルにおける液面の位置を検出すると好適である。
本構成によれば、圧縮終了時における液面の位置を検出することによって樹脂製ボトルのヘッドスペース部分の穴の有無を検出することができ、圧縮解除後の樹脂製ボトルにおける液面の位置を検出することによってヘッドスペース部分以外の胴体部分における穴の有無を検出することができる。従って、樹脂製ボトルのどの部分に穴があいていたとしても確実に検出することができる。
本発明に係る検査装置においては、前記圧縮手段は、前記搬送手段の延伸方向に沿って該搬送手段の上方に設けられており、前記樹脂製ボトルの搬送方向の下流側に向かうほど、前記搬送手段との距離が小さくなるように傾斜しており、前記樹脂製ボトルが移動するにつれて、前記樹脂製ボトルのキャップの上面に対する前記圧縮手段による押さえ付けが強くなることで前記樹脂製ボトルが圧縮されるように構成されると好適である。
本構成に係る圧縮手段によれば、樹脂製ボトルを搬送しながらその移動を妨げることなく確実に圧縮することができるたため、より効率的に欠陥を検出することができる。また当該圧縮手段は、搬送手段の上方に配置されるため、専用の設置スペースなどを特に設ける必要もない。
本発明に係る検査装置においては、前記圧縮手段が、前記樹脂製ボトルの搬送速度に応じて動くベルトであると好適である。
本構成によれば、樹脂製ボトルをよりスムーズに搬送しながら確実に圧縮することができる。
本発明に係る検査装置においては、前記圧縮手段による圧縮前の前記樹脂製ボトルにおける液面の位置を検出する予備検出手段を備えると好適である。
本構成によれば、圧縮前の液面の位置を検出することで、基準となる液面の位置を樹脂製ボトル毎に正確に把握することができるため、欠陥検出精度がより一層向上する。
本発明に係る検査方法の特徴は、液体充填工程とキャップ装着工程とを経た後の樹脂製ボトルを起立状態で搬送する搬送工程と、前記樹脂製ボトルを上下方向に圧縮する圧縮工程と、圧縮開始点以降の前記樹脂製ボトルにおける液面の位置を検出する検出工程と、を含む点にある。
本方法によれば、樹脂製ボトルを上下方向に圧縮することにより、ボトル内部における液面の変化を検出することで、当該樹脂製ボトルにおける欠陥の有無をより精度良く検出することが可能となる。
〔実施形態〕
以下、添付図面を参照しつつ本発明の実施の形態を説明する。尚、本明細書中の上流・下流とは、樹脂製ボトルPの搬送方向に従うものとする。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の実施の形態を説明する。尚、本明細書中の上流・下流とは、樹脂製ボトルPの搬送方向に従うものとする。
(樹脂製ボトル飲料製造ライン)
本実施形態における樹脂製ボトル飲料製造ラインは、ブロー成型機、樹脂製ボトルの搬送手段、洗浄設備、飲料充填設備、キャップ装着装置、検査装置、ラベラー装置、入味検査装置等を備える。
本実施形態における樹脂製ボトル飲料製造ラインは、ブロー成型機、樹脂製ボトルの搬送手段、洗浄設備、飲料充填設備、キャップ装着装置、検査装置、ラベラー装置、入味検査装置等を備える。
ブロー成型機によって成型された樹脂製ボトルは、ベルトコンベアなどの搬送手段によって洗浄設備に搬送されて洗浄工程が実施される。次いで、洗浄された樹脂製ボトルは、飲料充填設備に搬送されて充填工程が実施された後、キャップ装着装置によるキャップ装着工程が実施されてボトルキャップが装着される。
充填工程とキャップ装着工程とを経た後の樹脂製ボトルは、搬送手段2によって起立状態で搬送されて、検査装置による検査が実施される。欠陥が検出された樹脂製ボトルPについては排除され、欠陥が検出されない樹脂製ボトルはラベラー装置に搬送されてラベルが貼付される。ラベルが貼付された樹脂製ボトルは、入味検査装置により充填量をチェックされ、基準を満たすものについては梱包処理などが施されて出荷される。
(検査装置)
図1に示すように、本実施形態における検査装置1は、液体充填工程とキャップ装着工程とを経た後の樹脂製ボトルPを起立状態で搬送する搬送手段2と、樹脂製ボトルPを上下方向に圧縮する圧縮手段3と、圧縮手段3による圧縮開始点以降の樹脂製ボトルPにおける液面Sの位置を検出する検出手段と、圧縮手段3による圧縮前の樹脂製ボトルPにおける液面Sの位置を検出する予備検出手段D3と、樹脂製ボトルPにおける穴Hの有無を判定する判定手段(図示せず)と、を備える。
図1に示すように、本実施形態における検査装置1は、液体充填工程とキャップ装着工程とを経た後の樹脂製ボトルPを起立状態で搬送する搬送手段2と、樹脂製ボトルPを上下方向に圧縮する圧縮手段3と、圧縮手段3による圧縮開始点以降の樹脂製ボトルPにおける液面Sの位置を検出する検出手段と、圧縮手段3による圧縮前の樹脂製ボトルPにおける液面Sの位置を検出する予備検出手段D3と、樹脂製ボトルPにおける穴Hの有無を判定する判定手段(図示せず)と、を備える。
本実施形態における検出手段は、圧縮手段3による圧縮解除後の樹脂製ボトルPにおける液面Sの位置を検出する第1検出手段D1と、圧縮手段3による圧縮終了時の樹脂製ボトルPにおける液面Sの位置を検出する第2検出手段D2とを備える。
搬送手段2としては、樹脂製ボトルPの底面を支持ながら搬送する公知のベルトコンベアなどを使用することができる。
予備検出手段D3は、第3撮像装置6と、コンピュータ等の画像処理装置(図示せず)とを備える。第3撮像装置6は、照明機器6aとカメラ6bとを備えており、後述する圧縮手段3よりも上流側に配置される。樹脂製ボトルPが撮像位置に到達したときに、照明機器6aにより樹脂製ボトルPを照明し、カメラ6bよって樹脂製ボトルPからの透過光を撮像する。そして、図2(a)又は図3(a)に示すように、得られた画像を画像処理装置によって処理することにより、圧縮手段3による圧縮前の樹脂製ボトルPにおける液面Sの位置を検出する。
圧縮手段3は、搬送手段2の延伸方向に沿って搬送手段2の上方に設けられており、樹脂製ボトルPの搬送方向の下流側に向かうほど搬送手段2との距離が小さくなるように傾斜している。即ち、圧縮手段3は、搬送中の樹脂製ボトルPを上から徐々に押さえ付けてゆく押さえ手段として機能し、樹脂製ボトルPが搬送されてゆくにつれて、樹脂製ボトルPのキャップの上面に対する圧縮手段3による押さえ付けが強くなり、これにより樹脂製ボトルPが圧縮されるように構成される。
圧縮手段3としては、例えば、公知のベルトなどを使用して構成することができる。圧縮手段3としてベルトを使用する場合、当該ベルトの速度は搬送手段2の搬送速度と連動していることが望ましい。
圧縮手段3の長手方向の長さは、例えば約1.5mとし、傾斜角度は、樹脂製ボトルPの圧縮量Cが例えば3mm~5mm程度になるように設定すると良い。尚、樹脂製ボトルPの圧縮量Cについては、圧縮手段3を通過した樹脂製ボトルPにおいて圧縮による変形が残らない程度に設定することが望ましい。
第2検出手段D2は、第2撮像装置5と、コンピュータ等の画像処理装置(図示せず)とを備える。第2撮像装置5は、照明機器5aとカメラ5bとを備えており、圧縮手段3の末端部分に配置される。尚、圧縮手段3の末端部分とは、圧縮手段3の両端部分のうち最も下流側に配置される部分を示し、最も上流側に配置される部分を先端部分と称する。樹脂製ボトルPが撮像位置に到達したときに、照明機器により樹脂製ボトルPを照明し、カメラによって樹脂製ボトルPからの透過光を撮像する。そして、図2(b)又は図3(b)に示すように、得られた画像を画像処理装置によって処理することにより、圧縮手段3による圧縮終了時の樹脂製ボトルPにおける液面Sの位置を検出する。
第1検出手段D1は、第1撮像装置4と、コンピュータ等の画像処理装置(図示せず)とを備える。第1撮像装置4は、図示しない照明機器とカメラとを備えており、圧縮手段3よりも下流側に配置される。樹脂製ボトルPが撮像位置に到達したときに、照明機器により樹脂製ボトルPを照明し、カメラによって樹脂製ボトルPからの透過光を撮像する。そして、図2(c)又は図3(c)に示すように、得られた画像を画像処理装置によって処理することにより、圧縮手段3による圧縮解除後の樹脂製ボトルPにおける液面Sの位置を検出する。尚、第1検出手段D1については、既設の入味検査装置を使用しても良い。
判定手段は、先ず、予備検出手段D3により検出された液面SとボトルキャップBCの下端との距離Tを測定する(図2(a)又は図3(a)参照)。そして、第1検出手段D1の第1撮像装置4により得られた画像において、ボトルキャップBCの下端から距離Tにある線を第1基準線S1として設定する(図2(c)又は図3(c)参照)。さらに、第2検出手段D2の第2撮像装置5により得られた画像において、ボトルキャップBCの下端から(距離T-圧縮量C)だけ離れた距離にある線を第2基準線S2として設定する(図2(b)又は図3(b)参照)。
次いで判定手段は、第1検出手段D1及び第2検出手段D2のそれぞれにおいて検出された液面Sが、予備検出手段D3により検出された液面SとボトルキャップBCの下端との距離Tの変化がない場合は、樹脂製ボトルPに穴H(欠陥)がないとして判定する。
一方、判定手段は、第1検出手段D1において検出された液面Sが第1基準線S1よりも下にある場合、及び/又は第2検出手段D2において検出された液面Sが第2基準線S2よりも上にある場合に樹脂製ボトルPに穴H(欠陥)がある判定する。
樹脂製ボトルPのヘッドスペース部分HSに穴Hが存在する場合、図2(b)に示すように、樹脂製ボトルPが圧縮を受けた際に、その穴Hから空気が抜け出ることで液面Sが第2基準線S2よりも上昇する。そして、図2(C)に示すように、圧縮手段3による圧縮がなくなると、抜け出た空気の量に相当する空気が穴Hから入ることによって、液面Sは予備検出手段D3により検出された液面Sと同じ位置(図2(a)参照)、即ち第1基準線S1の位置に戻る。従って、第2検出手段D2において検出された液面Sが第2基準線S2よりも上にある場合は、樹脂製ボトルPのヘッドスペース部分HSに穴Hが存在すると判定される。
また、樹脂製ボトルPのヘッドスペース部分HS以外の胴体部分に穴Hが存在する場合、図3(b)に示すように、樹脂製ボトルPが圧縮を受けた際、液面Sは第2基準線S2と同じ位置にあるが、圧縮されたことによって樹脂製ボトルP内の飲料Lが穴Hから漏れ易くなる。そのため、図3(C)に示すように、圧縮手段3による圧縮がなくなると、漏れ出た飲料Lに相当する量の空気が穴Hから入り、その結果、液面Sが第1基準線S1よりも下がることになる。従って、第1検出手段D1において検出された液面Sが第1基準線S1よりも下にある場合は、樹脂製ボトルPのヘッドスペース部分HS以外の胴体部分に穴Hが存在すると判定される。
尚、樹脂製ボトルPに穴Hが存在しない場合は、樹脂製ボトルPが圧縮を受けた際に空気も飲料Lも漏れ出すことがないため、液面Sは、第1基準線S1及び第2基準線S2のいずれとも同じ位置にある。
(検査方法)
本実施形態における樹脂製ボトルPの検査方法は、
液体充填工程とキャップ装着工程とを経た後の樹脂製ボトルPを起立状態で搬送する搬送工程と、圧縮前の樹脂製ボトルPにおける液面Sの位置を検出する予備検出工程と、樹脂製ボトルPを上下方向に圧縮する圧縮工程と、圧縮開始点以降の樹脂製ボトルPにおける液面Sの位置を検出する検出工程と、樹脂製ボトルPにおける穴Hの有無を判定する判定工程と、を含む。尚、本実施形態における検出工程は、圧縮解除後の樹脂製ボトルPにおける液面Sの位置を検出する第1検出工程と、圧縮終了時の樹脂製ボトルPにおける液面Sの位置を検出する第2検出工程とを含む。
本実施形態における樹脂製ボトルPの検査方法は、
液体充填工程とキャップ装着工程とを経た後の樹脂製ボトルPを起立状態で搬送する搬送工程と、圧縮前の樹脂製ボトルPにおける液面Sの位置を検出する予備検出工程と、樹脂製ボトルPを上下方向に圧縮する圧縮工程と、圧縮開始点以降の樹脂製ボトルPにおける液面Sの位置を検出する検出工程と、樹脂製ボトルPにおける穴Hの有無を判定する判定工程と、を含む。尚、本実施形態における検出工程は、圧縮解除後の樹脂製ボトルPにおける液面Sの位置を検出する第1検出工程と、圧縮終了時の樹脂製ボトルPにおける液面Sの位置を検出する第2検出工程とを含む。
判定工程においては、先ず、予備検出工程により検出された液面SとボトルキャップBCの下端との距離Tが設定される(図2(a)又は図3(a)参照)。そして、第2検出工程における、樹脂製ボトルPが圧縮されたときの、そのボトルキャップBCの下端から(距離T-圧縮量C)だけ離れた距離にある線を第2基準線S2として設定する(図2(b)又は図3(b)参照)。また、圧縮解除後の樹脂製ボトルPにおけるボトルキャップBCの下端から距離Tにある線を第1基準線S1として設定する(図2(c)又は図3(c)参照)。
次いで、第1検出工程及び第2検出工程のそれぞれにおいて検出された液面Sが、第1基準線S1及び第2基準線S2のいずれとも同じ位置にある場合は、樹脂製ボトルPに穴H(欠陥)がないとして判定する。
一方、第1検出工程において圧縮解除後に検出された液面Sが第1基準面S1より下にある場合、及び/又は第2検出工程において圧縮終了時に検出された液面Sが第2基準面S2より上にある場合は、樹脂製ボトルPに穴H(欠陥)があるとして判定する。
〔その他の実施形態〕
1.上述の実施形態における予備検出手段D3又は予備検出工程については、第1基準線S1及び第2基準線S2が予め定められている場合、例えば、充填工程後の液面Sの位置が過去の充填結果からすでに判明している場合などには、必ずしも設けなくとも良い。
1.上述の実施形態における予備検出手段D3又は予備検出工程については、第1基準線S1及び第2基準線S2が予め定められている場合、例えば、充填工程後の液面Sの位置が過去の充填結果からすでに判明している場合などには、必ずしも設けなくとも良い。
2.上述の実施形態における第1検出手段D1又は第1検出工程については必ずしも設けなくとも良く、第2検出手段D2又は第2検出工程のみを含む構成としても良い。
3.樹脂製ボトルP全体におけるヘッドスペース部分HSが占める割合はヘッドスペース以外の部分と比べてかなり小さいため、穴が生じる可能性もかなり低いか、もしくはほぼ生じないと考えられる場合には、上述の実施形態における第2検出手段D2又は第2検出工程については必ずしも設けなくとも良く、第1検出手段D1又は第1検出工程のみを含む構成としても良い。
4.上述の実施形態における判定手段又は判定工程については、例えば検査員が直接判定をするような場合においては、必ずしも設けなくとも良い。
尚、本明細書において開示された実施形態は例示であって、本発明の実施形態はこれに限定されず、本発明の目的を逸脱しない範囲内で適宜改変することが可能である。
本発明は、樹脂製ボトル飲料の製造に関する技術の分野において好適に利用することができる。
1 検査装置
2 搬送手段
3 圧縮手段
4 第1撮像装置
5 第2撮像装置
5a 照明機器
5b カメラ
6 第3撮像装置
6a 照明機器
6b カメラ
D1 第1検出手段(検出手段)
D2 第2検出手段(検出手段)
D3 予備検出手段
T 距離
C 圧縮量
S 液面
S1 第1基準線
S2 第2基準線
P 樹脂製ボトル
BC ボトルキャップ
HS ヘッドスペース部分
H 穴
L 飲料
2 搬送手段
3 圧縮手段
4 第1撮像装置
5 第2撮像装置
5a 照明機器
5b カメラ
6 第3撮像装置
6a 照明機器
6b カメラ
D1 第1検出手段(検出手段)
D2 第2検出手段(検出手段)
D3 予備検出手段
T 距離
C 圧縮量
S 液面
S1 第1基準線
S2 第2基準線
P 樹脂製ボトル
BC ボトルキャップ
HS ヘッドスペース部分
H 穴
L 飲料
Claims (7)
- 液体充填工程とキャップ装着工程とを経た後の樹脂製ボトルを起立状態で搬送する搬送手段と、
前記樹脂製ボトルを上下方向に圧縮する圧縮手段と、
前記圧縮手段による圧縮開始点以降の前記樹脂製ボトルにおける液面の位置を検出する検出手段と、を備える樹脂製ボトルの検査装置。 - 液面の位置に基づいて、前記樹脂製ボトルにおける穴の有無を判定する判定手段を備える、請求項1に記載の検査装置。
- 前記検出手段が、前記圧縮手段による圧縮終了時及び圧縮解除後の前記樹脂製ボトルにおける液面の位置を検出する請求項1又は2に記載の検査装置。
- 前記圧縮手段による圧縮前の前記樹脂製ボトルにおける液面の位置を検出する予備検出手段を備える請求項1~3のいずれか一項に記載の検査装置。
- 前記圧縮手段は、前記搬送手段の延伸方向に沿って該搬送手段の上方に設けられており、前記樹脂製ボトルの搬送方向の下流側に向かうほど、前記搬送手段との距離が小さくなるように傾斜しており、前記樹脂製ボトルが移動するにつれて、前記樹脂製ボトルのキャップの上面に対する前記圧縮手段による押さえ付けが強くなることで前記樹脂製ボトルが圧縮されるように構成される請求項1~4のいずれか一項に記載の検査装置。
- 前記圧縮手段が、前記樹脂製ボトルの搬送速度に応じて動くベルトである請求項5に記載の検査装置。
- 液体充填工程とキャップ装着工程とを経た後の樹脂製ボトルを起立状態で搬送する搬送工程と、
前記樹脂製ボトルを上下方向に圧縮する圧縮工程と、
圧縮開始点以降の前記樹脂製ボトルにおける液面の位置を検出する検出工程と、を含む、樹脂製ボトルの検査方法。
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JP2021213774A JP2023097574A (ja) | 2021-12-28 | 2021-12-28 | 樹脂製ボトルの検査装置及び検査方法 |
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