JP2003065881A - 容器の微少液漏れ自動検査装置 - Google Patents

容器の微少液漏れ自動検査装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】例え除水工程で水滴が残ったとしても、水滴の
有無にかかわらず誤検知による製品の収率の低下がな
く、かつ微小液漏れの検知範囲が限定されない容器の微
小液漏れ自動検査装置の提供にある。 【解決手段】走行する製品搬送用ベルトコンベア10上
の液体容器2を、該製品搬送用ベルトコンベア10と加
圧用ローラーベルト32が装着されている加圧用エアー
シリンダー30aとで挟み込んで加圧し、微小液漏れ箇
所を有する液体容器に微小液漏れを生じせしめ、該液体
容器の厚みの変位量で微小液漏れを検出する容器の微小
液漏れ自動検査装置8であって、入口部加圧用エアーシ
リンダー30aと出口部加圧用エアーシリンダー30b
近傍に加圧用ローラーベルト32の上下変位量を検出す
る変位量検出センサー50を設けた微小液漏れ自動検査
装置8である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器の微少液漏れ
を自動的に検出する検査装置に関するものであり、特に
内容物の充填後の袋物液体容器を充填機とインラインで
微少液漏れを検査する容器の微少液漏れ自動検査装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液体食品や栄養剤等液体が充填さ
れた液体容器、特に袋物の液体容器の非常に微少な接着
不良やピンホールあるいはキャップ不良等に起因する微
少液漏れは、目視検査だけでは発見できないので、例え
ば内容物の充填済の液体容器を段ボール箱にキャップを
下にして倉庫等に2〜3日放置後、容器に液漏れがない
かどうかを目視で確認後、再度包装し直して出荷してい
た。
【0003】そのため製品として出荷するまで、多くの
時間と労力を要するという問題があった。そこでこれら
の問題を解決する方法として、例えば特開2000−9
578号公報に開示されているように、内容物が充填さ
れて搬送中の液体容器を加圧して、微少液漏れ箇所を有
する液体容器に微少液漏れを生じさせ、この液体容器を
電極間に接触させて、微少液漏れの検査方法とその装置
がある。この容器の微少液漏れ検査方法とその装置につ
いてさらに詳しく説明すると、図4の側面概略図に示す
ように、ベルトコンベア等でなる容器搬送工程(1)
に、搬送中の液体容器(2)の外周面に付着した水滴等
液体を除去する除水装置(3)と、搬送中の液体容器
(2)を加圧して微少液漏れ箇所を有する液体容器に微
少液漏れを生じさせる加圧工程を行う微少液漏れ検査装
置(4)と、搬送中の液体容器を電極間に接触させ微小
液漏れした液体容器を瞬時に検出する絶縁性検査装置
(5)が順次配置されているものである。
【0004】前記の除水装置(3)は、例えば前段の内
容物の充填工程で加熱(殺菌)充填された製品が、冷却
水により冷却されるが、このとき液体容器に付着した水
滴を圧縮空気等で吹き飛ばして完全に除去する装置であ
り、その後の加圧工程で微少液漏れの生じた容器と生じ
なかった容器とを確実に区別するための重要な工程であ
る。
【0005】また、前記絶縁性検査装置(5)は、前段
の加圧工程の微少液漏れ検査装置(4)で加圧された液
体容器を電極間に通して、微少液漏れが生じた容器によ
り、その電極間が短絡すると、その絶縁性の劣化を瞬時
に検知して良品と不良品を分別しようとするものであ
る。
【0006】したがって、上記微少液漏れ検査方法に適
用される液体容器(2)としては、袋物、ボトル等が絶
縁性のもので、内容物は導電性のものとなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来技
術における除水装置(3)において、完全に水滴が除去
されないという問題があった。特に胴部がガゼット状の
スパウト(飲み口)付パウチ(袋)のように、そのガゼ
ット袋の折り込み部分に入り込んでいる水は圧縮空気等
でも除去することができず、その結果次工程の加圧工程
の微少液漏れ検査装置(4)で、内容物の微少液漏れと
区別がつかなくなり、よって絶縁性検査装置(5)で
は、微少液漏れした液体容器として検知され、良品であ
っても不良品となるという製品の収率の低下という大き
な問題点があった。また、ガゼット状の袋以外でもこの
加圧工程からの検査工程での長時間運転(稼動)におい
て、僅かな水滴でも累積されて同様の現象が起き、製品
の収率を低下させるという問題点があった。
【0008】さらにこの絶縁性検査装置(5)の検査範
囲が、例えば前記のスパウト付パウチの場合では、胴部
とスパウトとの溶着部分のみであるように、狭い範囲に
限定されていて、袋そのものの溶着不良等に起因する微
少液漏れの検出ができないという問題があった。
【0009】本発明は、かかる従来技術の問題点を解決
するものであり、その課題とするところは、例え除水工
程で水滴が残ったとしても、水滴の有無にかかわらず誤
検知による製品の収率の低下がなく、かつ微小液漏れの
検知範囲が限定されない容器の微少液漏れ自動検査装置
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に於いて上記課題
を達成するために、まず請求項1の発明では、走行する
製品搬送用ベルトコンベア上の内容物が充填された液体
容器を、該製品搬送用ベルトコンベアと下部に加圧用ロ
ーラーベルトが装着されている加圧用エアーシリンダー
とで挟み込んで加圧し、微少液漏れ箇所を有する液体容
器に微少液漏れを生じせしめて、該液体容器の厚みの変
位量で微小液漏れを検出する容器の微少液漏れ自動検査
装置であって、前記加圧用エアーシリンダーは、同一フ
レームに、かつ相対する製品搬送用ベルトコンベアの入
口部から出口部に相当する位置に複数個吊設され、該入
口部と出口部に位置する加圧用エアーシリンダー近傍に
加圧用ローラーベルトの上下変位量を検出する変位量検
出センサーを設けたことを特徴とする容器の微少液漏れ
自動検査装置としたものである。
【0011】上記請求項1の発明によれば、同一フレー
ムに、相対する製品搬送用ベルトコンベアの入口部から
出口部に相当する位置に複数個の加圧用エアーシリンダ
ーが吊設され、その入口部と出口部に位置する加圧用エ
アーシリンダー近傍に、この加圧用エアーシリンダーの
下部に装着されている加圧用ローラーベルトの上下変位
量を検出する変位量検出センサーを設けることによっ
て、この変位量が液体容器の厚さの変位量となり、この
変位量で微少液漏れのある液体容器とない液体容器とを
検出して分別するので、従来のように例え除水の不完全
さがあったとしても良品を不良品とする誤検知がなく、
かつ微少液漏れ箇所の検出範囲が限定されない容器の微
少液漏れ自動検査装置とすることができる。さらに加圧
用エアーシリンダーによる加圧工程で、微少液漏れを生
じせしめると同時に、微少液漏れ箇所のある液体容器を
検出するので、従来のように電極間に接触させて検査す
る絶縁性検査装置を必要とせず、よって省スペースとと
もに設備コストの低減に貢献する容器の微少液漏れ自動
検査装置とすることができる。
【0012】また、請求項2の発明では、前記変位量検
出センサーは、製品搬送用ベルトコンベアの走行方向と
直交する方向で、かつ入口部と出口部に位置する加圧用
エアーシリンダーの両側近傍のフレームに吊設されてい
ることを特徴とする請求項1記載の容器の微少液漏れ自
動検査装置としたものである。
【0013】上記請求項2の発明によれば、液体容器が
搬送される方向と直交する方向で加圧用エアーシリンダ
ーの両側近傍のフレームに、1個づつの変位量検出セン
サーを吊設することによって、加圧用エアーシリンダー
の両側への波打ちによる液体容器の厚さの変位量の誤差
を、即ち両側の変位量の平均値を測定し、この平均値を
変位量とするように修正し、正確な変位量として微少液
漏れを検出する容器の微少液漏れ自動検査装置とするこ
とができる。
【0014】また、請求項3の発明では、前記変位量検
出センサーと同一側に、液体容器の位置を検出する発光
部と受光部でなる位置検出センサーが配設されているこ
とを特徴とする請求項1または2記載の容器の微少液漏
れ自動検査装置としたものである。
【0015】上記請求項3の発明によれば、変位量検出
センサーと同一側に、この変位量検出センサーと同期し
て液体容器の位置を検出する位置検出センサーを設ける
ことによって、全ての液体容器が同じ位置で同じ条件で
その厚さの変位量を測定できるようにしたので、より正
確な容器の微少液漏れ自動検査装置とすることができ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を説明す
る。本発明は、図1の工程概略図に示すように、液体容
器(2)に内容物を充填する充填装置(6)と連結して
(インラインで)、液体容器(2)の微少液漏れ箇所の
有無を検出する容器の微少液漏れ自動検査装置(8)に
関するもので、さらに詳しくは、例えば容器搬送装置
(1)上の液体容器(2)に加熱(殺菌)された内容物
を充填する充填装置(6)、ここで加熱充填された液体
容器(2)を冷却する冷却装置(7)、この冷却で表面
等に付着した水滴を圧縮空気等で吹き飛ばして除水する
除水装置(3)、そして除水された液体容器(2)を加
圧して微少液漏れ箇所の有無を検出する容器の微少液漏
れ自動検査装置(8)が順に連結していて、この容器の
微少液漏れ自動検査装置(8)で微少液漏れのある容器
と微少液漏れのない容器とを検出して、不良品(2b)
と良品(2a)とに分別する製造ラインに関するもので
ある。
【0017】以下に上記本発明の容器の微少液漏れ自動
検査装置(8)について、図面を用いながら詳細に説明
する。まず、図2の側面概略図に示すように、例えば前
工程で既に内容物が充填された液体容器(2)を、間歇
的に走行する製品搬送用ベルトコンベア(10)とその
上の入口部加圧用エアーシリンダー(30a)の下部に
装着されている加圧用ローラーベルト(32)とで挟み
込み、入口部加圧用エアーシリンダー(30a)を下降
させて一定時間加圧する。この一定時間加圧後、この入
口部加圧用エアーシリンダー(30a)の近傍のフレー
ム(40)に変位量検出センサー(50)が吊設されて
いて、この変位量検出センサー(50)で加圧用ローラ
ーベルト(32)の冶具(34)との距離(x1 )を検
出する。この距離(x1 )が液体容器(2)の厚さに換
算される。
【0018】続いて、上記で加圧され、変位量検出セン
サー(50)でその距離(x1 )が検出された液体容器
(2)が、次の3ユニットでなる中央部加圧用エアーシ
リンダー(30c)の下部に装着されている加圧用ロー
ラーベルト(32)に挟み込み、この加圧専用の中央部
加圧用エアーシリンダー(30c)を下降させ、一定時
間加圧して微少液漏れ箇所を有する液体容器には強制的
に微少液漏れを生じせしめる。
【0019】続いて、一定時間充分に加圧された液体容
器(2)が、前記の入口部加圧用エアーシリンダー(3
0a)、中央部加圧用エアーシリンダー(30c)と同
一フレーム(40)に吊設されている出口部加圧用エア
ーシリンダー(30b)の下部に搬送され、その下部に
装着されている加圧用ローラーベルト(32)に挟み込
み、出口部加圧用エアーシリンダー(30b)を下降さ
せて一定時間加圧する。この一定時間加圧後、この出口
部加圧用エアーシリンダー(30b)の近傍のフレーム
(40)に前記の入口部の加圧用エアーシリンダー(3
0a)の場合と同様の変位量検出センサー(50)が吊
設されていて、この変位量検出センサー(50)で加圧
用ローラーベルト(32)の冶具(34)との距離(x
2 )を検出する。この距離(x2 )が液体容器(2)の
厚さに換算され、前記の入口部加圧用エアーシリンダー
(30a)での距離(x1 )との差(x2 −x1 )が微
小液漏れ等で厚さが小さくなった値となり、この差(x
2 −x1 )の上限値を充填量の誤差を加味した上で設定
し、この上限値により不良品として検出されることにな
る。
【0020】図2に示す上記事例では、加圧専用の中央
部加圧用エアーシリンダー(30c)を3ユニット並設
したが、この数は特に限定するものではないが、加圧す
る時間、処理量あるいは設備スペースなどから6〜12
ユニット程度が好適であり、また、この加圧用ローラー
ベルト(32)は、入口部加圧用エアーシリンダー(3
0a)と中央部加圧用エアーシリンダー(30c)と出
口部加圧用エアーシリンダー(30a)とに独立して装
着したものとしてあるが、全加圧用エアーシリンダー
(30a、30b、30c)に共通の一枚の加圧用ロー
ラーベルト(32)としても構わないが、これら加圧用
エアーシリンダーの誤動作を防ぐ意味からは独立した加
圧用ローラーベルト(32)の方が好ましい。
【0021】また、本発明では、図3の正面図に示すよ
うに、例えば変位量検出センサー(50)は、製品搬送
用ベルトコンベア(10)の走行方向と直交する方向
(P)で、かつ入口部と出口部加圧用エアーシリンダー
(30a、30b)の左右側近傍のフレーム(40)に
各々1個づつ吊設されている容器の微少液漏れ自動検査
装置(8)としたものである。
【0022】これは液体容器(2)が加圧用ローラーベ
ルト(32)を通過する際、入口部加圧用エアーシリン
ダー(30a)あるいは出口部加圧用エアーシリンダー
(30b)が左右に波打ちを起こして正確な変位量の検
出ができないため、搬送方向の左右側に各々1個づつの
変位量検出センサー(50)をフレーム(40)に吊設
し、この左右の変位量検出センサー(50)と加圧用ロ
ーラーベルト(32)の冶具(34)との距離(x3
4 )を測定し、その平均値(x3 +x4 /2)を最終
値として、入口部と出口部の加圧用エアーシリンダー
(30a、30b)の波打ちによる誤差を修正するよう
にしたものである。
【0023】さらにまた、本発明では、例えば図3に示
すように、前記の変位量検出センサー(50)と同じ左
右側に、測定される液体容器(2)の位置を検出する発
光部(55a)と受光部(55b)でなる容器位置検出
センサー(55)が配設されている容器の微少液漏れ自
動検査装置(8)としたものである。
【0024】このように、変位量検出センサー(50)
と同一側にあって、この変位量検出センサー(50)と
同期して液体容器(2)の位置を検出する位置検出セン
サー(55)を設けることによって、測定される全ての
液体容器(2)が同じ位置で同じ条件でその厚さの変位
量を測定できるようにしたもので、より正確な距離
((x3 +x4 /2)を測定して最終値とし、製品毎の
データ取りを行い、充填量の誤差を加味した上でその製
品の限界値を設定し、良品と不良品とのより正確な検出
と分別を可能にする容器の微少液漏れ自動検査装置
(8)とすることができる。
【0025】以上のように、内容物が充填された液体容
器(2)を、加圧用エアーシリンダー(30a、30
c、30b)により加圧して微小液漏れのある液体容器
に強制的に微少液漏れを生じせしめて、その厚さの変位
量で容器の微少液漏れを自動的検査できる装置としたの
で、例え前段の除水工程で水滴が残っていたとしても、
正確に微少液漏れを有する液体容器を検出し良品と不良
品とに分別できる容器の微少液漏れ自動検査装置とする
ことができる。
【0026】
【発明の効果】本発明は以上の構成であるから、下記に
示す如き効果がある。即ち、走行する製品搬送用ベルト
コンベア上の内容物が充填された液体容器を、該製品搬
送用ベルトコンベアと下部に加圧用ローラーベルトが装
着されている加圧用エアーシリンダーとで挟み込んで加
圧し、微少液漏れ箇所を有する液体容器に微少液漏れを
生じせしめて、該液体容器の厚みの変位量で微少液漏れ
を検出する容器の微少液漏れ自動検査装置において、同
一フレームに、相対する製品搬送用ベルトコンベアの入
口部から出口部に相当する位置に複数個の加圧用エアー
シリンダーが吊設され、その入口部と出口部に位置する
加圧用エアーシリンダー近傍に、この加圧用エアーシリ
ンダーの下部に装着されている加圧用ローラーベルトの
上下変位量を検出する変位量検出センサーを設けること
によって、この変位量が液体容器の厚さの変位量とな
り、この変位量で微少液漏れのある液体容器とない液体
容器とを検出して分別するので、従来のように例え除水
工程で水滴が残ったとしても良品を不良品とする誤検知
がなく、かつ微少液漏れ箇所の検出範囲が限定されるこ
とのない容器の微少液漏れ自動検査装置とすることがで
きる。さらに加圧用エアーシリンダーによる加圧工程
で、微少液漏れを生じせしめると同時に、微少液漏れ箇
所のある液体容器を検出するので、従来のように電極間
に接触させて検査する絶縁性検査装置を必要とせず、よ
って省スペースとともに設備コストの低減に貢献する容
器の微少液漏れ自動検査装置を提供することができる。
【0027】また、本発明によれば、液体容器が搬送さ
れる方向と直交する方向で加圧用エアーシリンダーの両
側近傍のフレームに、1個づつの変位量検出センサーを
吊設することによって、加圧用エアーシリンダーの両側
方向への波打ちによる液体容器の厚さの変位量の誤差
を、即ち両側の変位量の平均値を測定し、この平均値を
変位量とするように修正し、正確な変位量として微少液
漏れを検出する容器の微少液漏れ自動検査装置とするこ
とができる。
【0028】さらにまた、本発明によれば、変位量検出
センサーと同一側に、この変位量検出センサーと同期し
て液体容器の位置を検出する位置検出センサーを設ける
ことによって、全ての液体容器に対し同じ位置で同じ条
件でその厚さの変位量を測定できるようにしたので、よ
り正確な検出、分別を可能にする容器の微少液漏れ自動
検査装置とすることができる。
【0029】従って本発明は、例えばスパウト付バウチ
の如き液体容器の微少液漏れを自動的に検出する検査装
置、特に内容物の充填後の袋物液体容器を充填機とイン
ラインでその微少液漏れを検査する微少液漏れ自動検査
装置として、優れた実用上の効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の容器の微少液漏れ自動検査装置に係わ
る一連の液体容器の製造工程の一実施の形態を説明する
ための側面概略図である。
【図2】本発明の容器の微少液漏れ自動検査装置の一実
施の形態を側面で表した概略説明図である。
【図3】本発明の容器の微少液漏れ自動検査装置の一部
の一実施の形態を正面で表した概略説明図である。
【図4】従来の容器の微少液漏れ自動検査装置に係わる
一連の液体容器の製造工程の一実施の形態を説明するた
めの側面概略図である。
【符号の説明】
1‥‥容器搬送工程 2‥‥液体容器 3‥‥除水装置 4‥‥微少液漏れ検査装置 5‥‥絶縁性検査装置 6‥‥充填装置 7‥‥冷却装置 8‥‥容器の微少液漏れ自動検査装置 10‥‥製品搬送用ベルトコンベア 30a‥‥入口部の加圧用エアーシリンダー 30b‥‥出口部の加圧用エアーシリンダー 30c‥‥中央部の加圧用エアーシリンダー 32‥‥加圧用ローラーベルト 34‥‥加圧用ローラーベルトの冶具 40‥‥フレーム 50‥‥変位量検出センサー 55‥‥容器位置検出センサー 55a‥‥発光部 55b‥‥受光部 P‥‥製品搬送用ベルトコンベアの走行方向と直交する
方向 x1 ‥‥入口部変位量検出センサーと加圧用ローラーベ
ルトの冶具との距離 x2 ‥‥出口部変位量検出センサーと加圧用ローラーベ
ルトの冶具との距離 x3 ‥‥左側の変位量検出センサーと加圧用ローラーベ
ルトの冶具との距離 x4 ‥‥右側の変位量検出センサーと加圧用ローラーベ
ルトの冶具との距離

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行する製品搬送用ベルトコンベア上の内
    容物が充填された液体容器を、該製品搬送用ベルトコン
    ベアと下部に加圧用ローラーベルトが装着されている加
    圧用エアーシリンダーとで挟み込んで加圧し、微少液漏
    れ箇所を有する液体容器に微少液漏れを生じせしめて、
    該液体容器の厚みの変位量で微少液漏れを検出する容器
    の微少液漏れ自動検査装置であって、前記加圧用エアー
    シリンダーは、同一フレームに、かつ相対する製品搬送
    用ベルトコンベアの入口部から出口部に相当する位置に
    複数個吊設され、該入口部と出口部に位置する加圧用エ
    アーシリンダー近傍に加圧用ローラーベルトの上下変位
    量を検出する変位量検出センサーを設けたことを特徴と
    する容器の微少液漏れ自動検査装置。
  2. 【請求項2】前記変位量検出センサーは、製品搬送用ベ
    ルトコンベアの走行方向と直交する方向で、かつ入口部
    と出口部に位置する加圧用エアーシリンダーの両側近傍
    のフレームに吊設されていることを特徴とする請求項1
    記載の容器の微少液漏れ自動検査装置。
  3. 【請求項3】前記変位量検出センサーと同一側に、液体
    容器の位置を検出する発光部と受光部でなる位置検出セ
    ンサーが配設されていることを特徴とする請求項1また
    は2記載の容器の微少液漏れ自動検査装置。
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