JP4345930B2 - 物品の外観検査装置 - Google Patents
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Description
このアルミ押出形材の表面には外観欠陥が生じることがあり、その外観欠陥の程度によっては、そのアルミ押出形材の表面状態が悪く、製品として用いることができない場合がある。このために、アルミ押出形材の表面に製品として用いることができない程度の外観欠陥があるかを検査し、その外観欠陥があるアルミ押出形材を不良品とする必要がある。
従来は、アルミ押出形材の表面状態を作業者が目視することで、そのアルミ押出形材の表面に生じた外観欠陥を検査し、その外観欠陥によってアルミ押出形材の表面状態が製品として用いることができないと判断した場合には、そのアルミ押出形材を不良品としている。
しかし、作業者による目視での外観検査では、その作業者の熟練度の差などによって製品として用いることができない不良品とする判断の違いがあり、検査結果が作業者によって異なり、不良品の判定がばらばらで信頼性の面で十分でなかった。
このアルミ押出形材の外観検査装置は、押出機によって押出し成形された直後のアルミ押出形材の表面をカメラで撮像し、その画像を画像処理することで外観欠陥の程度を検出し、その外観欠陥の程度によって不良品と判定する装置である。
具体的には、アルミ押出形材の表面を撮像した画像を、押出し方向に直交する主走査方向及び押出し方向に平行な副操作方向にそれぞれ所定の幅を有する小領域に分割し、そのうち少なくとも2つの小領域の平均濃度を比較し、最大と最小の平均濃度差の絶対値を記憶し、その濃度差と予め定めた基準値とを比較し、基準値以上の時に不良品と判定する装置である。
しかし、アルミ押出形材の表面に生じる外観欠陥は、前述のストリークだけではなく、他の外観欠陥も生じる。
例えば、ダイスマーク、肌荒れと称される外観欠陥が生じる。
前記画像処理装置3は、第1・第2・第3・第4・第5の画像処理部を有し、
その第1の画像処理部は、取り込んだ画像の明るい部分と暗い部分の輝度差を判定基準値と比較して評価し、
前記第2の画像処理部は、取り込んだ画像の明るい部分と暗い部分の輝度差の割合を判定基準値と比較して評価し、
前記第3の画像処理部は、取り込んだ画像を複数の検査ブロックに分割し、その検査ブロック毎の輝度差を算出し、輝度差閾値以上の輝度差を有する検査ブロックの数を判定基準値と比較して評価し、
前記第4の画像処理部は、取り込んだ画像を複数の検査ブロックに分割し、その検査ブロック毎の平均輝度に基づいて最大平均輝度差を算出し、その最大平均輝度差を判定基準値と比較して評価し、
前記第5の画像処理部は、取り込んだ画像の複数の小領域毎の輝度尖度を算出し、その最も大きな輝度尖度を判定基準値と比較して評価し、
前記画像処理装置3は重みつけ部を有し、
この重みつけ部は、前記各画像処理部の評価の値に、重みつけである係数を乗じ、その係数を乗じた評価の値を総合して物品の良品、不良品の判定を行うことを特徴とする物品の外観検査装置である。
その係数を乗じた値をそれぞれ判定部で加算し、その加算した値と最終的な判定基準値とを比較して、良品・不良品の判定を行うことが好ましい。
さらに、外観欠陥の種類を特定することが可能となる。
例えば、影響度が大きい評価には、その評価の値に大きな係数を乗じて、その評価を重要なものとし、影響度が小さい評価には、その評価の値に小さな係数を乗じて、その評価を軽いものにする。
このようにすることで、各係数を乗じた値を加算した値が、目視による検査の場合の判定順と同様になるから、目視と同様の検査が可能となる。
押出機4でアルミ押出形材5が矢印方向に沿って押出し成形される。このアルミ押出形材5が検査対象の物品である。
前記撮像装置1はアルミ押出形材5の表面を撮像する。例えばラインセンサカメラで、アルミ押出形材5の表面における押出し方向と直角な方向を撮像する。
前記照明装置2はアルミ押出形材5の表面を照らす。例えば、LEDで前記アルミ押出形材5の表面における撮像装置1による撮像部分に光を当てる。
前記画像処理装置3は、撮像装置1が撮像したアルミ押出形材5の表面の画像を取り込む画像取込部6と、その取り込んだ画像を前処理する前処理部7と、前処理した画像に基づき画像処理として判定基準値と比較して評価する複数の画像処理部10と、この複数の画像処理部10の評価に重みをつける重みつけ部20と、この重みをつけた結果に基づき検査対象物であるアルミ押出形材5の表面の外観欠陥の程度(つまり、表面状態)を類推して物品の良品、不良品を判定する判定部30と、その判定結果などを表示するモニタ40を備えている。
この実施の形態では5つの画像処理部、例えば第1〜第5画像処理部101〜105を備えている。
これによって、押出し成形されたアルミ押出形材を直ちに外観検査することができるので、画像処理装置3が不良品と判定した場合に直ちに押出機4を停止等することで不良品の発生をより少なくすることができる。
なお、撮像装置1の配置位置は前述の位置に限ることはなく、アルミ押出形材5のアルマイト処理後の搬送ラインに配置してアルマイト処理後の表面を撮像することで外観検査することができるし、アルミ押出形材5の塗装処理後の搬送ラインに配置して塗装後の表面を撮像することで外観検査することができる。
また、撮像装置1を複数としてアルミ押出形材5の複数の面を撮像するようにしても良い。
この場合には、1つの面の画像に基づいて良品、不良品をそれぞれ判定する。
例えば、図2に示すようにアルミ押出形材5の表面形状が高い部分5aと低い部分5bを有する段差のある場合には、一方の照明具2aは高い部分5aに光が当たるように調整し、他方の照明具2aは低い部分5bに光が当たるように調整することで両方の部分の明るさを同一とする。
つまり、照明具2aが1つで高い部分5aに光を当てると低い部分5bが高い部分5aの影となって低い部分5bに光が当たらずに暗くなるので、その低い部分5bを撮像できないことがある。
前述の照明具2aの調整については、人によっても良いが、アルミ押出形材の形状情報に基づいて設定するようにすることが好ましい。
なお、前述の照明装置2を設けずに、この外観検査装置を設置した空間内の光のみとしても良い。
つまり、アルミ押出形材の表面の外観欠陥がある部分とない部分は、明るさが異なるから、前述の画像に、外観欠陥に応じた輝度の異なる帯状の部分が生じる。
前記画像を前処理部7で検査し易いように編集する。
この場合には、前処理部7で画像修正して帯状の部分を押出し方向に沿って直線状とする。
なお、アルミ押出形材5の振れ動きと同期して撮像装置1を振れ動き方向に機械的に揺動することで、ぶれのない画像を取り込むことも可能である。
例えば、第1・第2・第3・第4・第5演算部81,82,83,84,85を備えている。
前記評価部9は、演算部8で演算した種々の値と各演算処理部101〜105ごとに設定した種々の判定基準値を比較することで評価する。
例えば、第1・第2・第3・第4・第5評価部91,92,93,94,95を備えている。
図3に示すように、取込み画像の検査領域aには、押出し方向Aと直角な方向Bに輝度が異なる部分b,c,d,e,fが存在し、その部分c,eは押出し方向Aに沿った帯状である。
第1演算部81は前述の各部分b〜fの輝度を検出し、その最大輝度と最小輝度の差(最大輝度差)X1を算出する。
そして、最大輝度差X1が第1の輝度差判定基準値C1よりも小さければ良品の可能性が高いと評価する。
前記最大輝度差X1が第1の輝度差判定基準値C1以上で、第2の輝度差判定基準値C2よりも小さければ中間品と評価する。
前記最大輝度差X1が第2の輝度差判定基準値C2以上であれば不良品の可能性が高いと評価する。
すなわち、アルミ押出形材の表面に生じたストリークと称される外観欠陥部分と他の部分とは光の反射の程度が異なるので、前述の取込み画像に輝度の異なる帯状の部分が生じ、その輝度の差が大きければ前述のストリークと称される外観欠陥が著しいことになる。
前記第2演算部82は、第1演算部81と同様に図3に示す検査領域aにおける最大輝度と最小輝度を検出し、その最大輝度に対する最小輝度の割合(最小輝度/最大輝度)、つまり輝度差割合X2を算出する。
前記第2評価部92は第1の輝度差割合判定基準値D1と第2の輝度差割合判定基準値D2を備え、その第1の輝度差割合判定基準値D1と第2の輝度差割合判定基準値D2よりも大きい。
前記輝度差割合X2が第1の輝度差割合判定基準値D1よりも小さく、第2の輝度差割合判定基準値D2以上であれば中間品と評価する。
前記輝度差割合X2が第2の輝度差割合判定基準値D2よりも小さい場合には不良品の可能性が高いと評価する。
すなわち、アルミ押出形材の表面全体の明暗の差によって前述のストリークと呼ばれる外観欠陥の見え方が異なり、暗い方が明るい方よりも目立つ。このために、アルミ押出形材の表面全体が暗い場合には前述の輝度差が判定基準値よりも小さい場合でもストリークと呼ばれる外観欠陥が目立つので不良品の可能性が高いとする必要があるが、前述の第1演算部81、第1評価部91では確実に検出することができない。
そこで輝度差割合によって輝度差にアルミ押出形材の表面全体の明暗を加味することで、輝度差が判定基準値よりも小さくとも輝度差割合が小さければ不良品の可能性が高いと評価するようにした。
図4に示すように画像の検査領域aを押出し方向Aと直角な方向Bに複数の検査ブロックに等分割する。例えば、第1・第2・第3検査ブロックa−1,a−2,a−3に分割する。
各分割した検査ブロック毎に、前述したと同様に輝度を検出して最大輝度と最小輝度の差(最大輝度差)をそれぞれ算出する。例えば、前述した、第1・第2・第3検査ブロックa−1,a−2,a−3の最大輝度差をそれぞれ算出する。
各最大輝度差と設定した輝度差閾値をそれぞれ比較し、最大輝度差が輝度差閾値以上の検査ブロックの数を算出し、その数を全体の検出ブロックの数で割算して検査ブロック輝度差X3(輝度差閾値を超えた検査ブロック数/総検査ブロック数)を算出する。例えば、第1・第2検査ブロックa−1,a−2の最大輝度差が輝度差閾値以上の場合には、検査ブロック輝度差X3は0.67(2/3)である。
そして、検査ブロック輝度差X3が第1の検査ブロック輝度差判定基準値E1よりも小さければ良品の可能性が高いと評価する。
前記検査ブロック輝度差X3が第1の検査ブロック輝度差判定基準値E1以上で第2の検査ブロック輝度差判定基準値E2より小さい場合は中間品と評価する。
前記検査ブロック輝度差X3が第2の検査ブロック輝度差判定基準値E2以上の場合は不良品の可能性が高いと評価する。
すなわち、アルミ押出形材の表面全体(押出し方向と直角方向の全域)に亘って細かい凹凸が狭い幅で生じた場合を肌荒れと称する表面欠陥としている。
この場合には、画像上に狭い幅で輝度の異なる部分が押出し方向と直角な方向に多数存在するので、その画像を複数の検査ブロックに区分し、その検査ブロック輝度差が判定基準値以上である検査ブロックの数が多いことになるので、前述のようにすることで肌荒れと称する表面欠陥を検出することができる。
図4に示すように、画像の検査領域aを複数の検査ブロックに分割する。例えば、第1・第2・第3検査ブロックa−1,a−2,a−3に分割する。
各分割した検査ブロック毎に、押出し方向と直角な方向の輝度を順次検出して平均輝度をそれぞれ検出する。
そして、それぞれ検出した各検査ブロック毎の平均輝度を比較して最も大きな平均輝度(最大平均輝度)と最も小さな平均輝度(最小平均輝度)の差(最大平均輝度差)X4を算出する。
そして、最大平均輝度差X4が第1の最大平均輝度差判定基準値F1よりも小さい時には良品の可能性が高いと評価する。
前記最大平均輝度差X4が第1の最大平均輝度差判定基準値F1以上で、第2の最大平均輝度差判定基準値F2よりも小さい時には中間品と評価する。
前記最大平均輝度差X4が第2の最大平均輝度差判定基準値F2以上の時には不良品の可能性が高いと評価する。
図5(a)に示すように、画像の検査領域a内に、その検査領域aの全幅(押出し方向と直角な方向の寸法)Hよりも小さい幅H1に小領域Y(斜線部分)を設定する。
この小領域Yを図5(a)に示す幅方向一端から図5(b)、(c)に示すように幅方向他端まで所定の移動量L1毎に順次移動し、その移動した小領域Y毎に前述と同様に幅方向に微小間隔毎の輝度を検出する。この移動量L1は前述の小領域Yの幅H1よりも小さい。
前述した各小領域Y毎に、その小領域内の最大輝度と幅方向両端の輝度を抽出し、その最大輝度と一端の輝度の差、その最大輝度と他端の輝度の差をそれぞれ算出し、それぞれの輝度差を加算して各小領域における輝度の尖度を検出する。
そして、算出した各小領域における輝度の尖度における最大値(最大輝度尖度値)X5を算出する。ここで、幅方向とは小領域Yが移動する方向である。
そして、最大輝度尖度値X5が第1の輝度尖度判定基準値G1よりも小さい時には良品の可能性が高いと評価する。
前記最大輝度尖度値X5が第1の輝度尖度判定基準値G1以上で、第2の輝度尖度判定基準値G2よりも小さい時には中間品と評価する。
前記最大輝度尖度値X5が第2の輝度尖度判定基準値G2以上の時には不良品の可能性が高いと評価する。
すなわち、アルミ押出形材の表面の一部分に、他の部分よりも特に明るい帯状の部分がある場合をダイスマークと称する外観欠陥としている。
この場合、画像上に、特に明るい帯状部が存在するので、前述のように画像(検査領域)における複数の少領域の輝度尖度を算出し、その最も大きな輝度尖度が判定基準値以上であれば、前述の特に明るい帯状部が存在することになるので、アルミ押出形材の表面に生じたダイスマークと称される外観欠陥を検出して不良品とすることができる。
前述の重みつけ部20は、各画像処理部で評価された値に予め設定した係数を乗じ、その評価を、重みをつけた値とする。
そして、各係数を乗じて重みをつけた値とした評価を、判定部30で加算し、その加算した値と判定基準値を比較して物品を最終的に良品、中間品、不良品と判定する。
つまり、評価において、良品の可能性が高いときの評価を大きな数字とし、不良品の可能性が高いときの評価を小さな数字とする場合、各係数を乗じた値を加算した値が、判定基準値(基準として設定した数字)以上であれば、良品であると判定される。下回った場合には、不良品と判定される。
中間品と判定したい場合には、前述の判定基準値を大、小の2つ設定し、前述のようにして加算した値がその2つの判定基準値の間の場合に中間品と判定するようにすれば良い。
また、評価において、不良品の可能性が高いときの評価を大きな数字とし、良品の可能性が高いときの評価を小さな数字とする場合には、前述とは反対に、加算した値が、判定基準値以上であれば不良品であると判定され、下回った場合には良品と判定される。中間品については上記と同様に判定基準値を2つ設ける。
この係数は、例えば第1〜第5評価部91〜95での評価が物品の外観に及ぼす影響度に応じて設定する。具体的には、影響度が大きければ係数を大きく、小さければ係数を小さくする。つまり、重みつけに用いる係数は、物品の判定が作業者による目視と同等となるようにする。
その一例としては、目視で不良品と判定されるアルミ押出形材を実際に外観検査装置で検査し、不良品と判定するように係数を設定する。
つまり、重みつけによっていずれかの画像処理部で不良品の可能性が高いと評価しても、良品判定となることがある。
このように重みつけを行ったもので判定することで、ストリークやダイスマーク、肌荒れといった外観欠陥を確実に見つけることができる。また、その外観欠陥の種類を特定することも可能となる。
このようにすれば、不良品の量を減らすことが可能である。
例えば、アルミ押出成形したアルミ押出形材をアルマイト処理や塗装処理(つまり、表面処理)したことによって、その表面処理の種類によっては、第1の画像処理部による検査結果は外観欠陥になる影響が小さいといった場合がある。このときには重みつけによって、第1の評価の重要度を低くする。反対にその表面処理にはどうしても第2の画像処理部による評価が重要であるときには、その重要度を高くする。
これによって、表面処理に合わせた判定を行うことができ、単に良品、不良品というだけでなく、表面処理を加味することができるので、外観欠陥による処分量を減少することができる。
良品、不良品の判定とは、良品、中間品、不良品のうち、少なくとも良品が含まれる判定を良品の判定とし、少なくとも不良品が含まれる判定を不良品の判定とする。
また、前述の説明において画像処理部での評価とは、例えば段階的な評価が考えられる。段階的な評価を5段階とした場合、良品の可能性の高いものを5、良品の可能性が少し高いものを4、どちらかというと良品のものを3、不良品の可能性が少し高いものを2、不良品の可能性の高いのものを1、などとして評価される。
前記、アルミ押出形材が不良品の場合には、作業者が押出機4を停止等して押出し作業を中断して外観欠陥の発生防止処置を行い、再び押出機4を稼動して押出し作業する。
また、前述の、アルミ押出形材が中間品の場合には、作業者が目視による外観検査を行い、不良品ならば前述のことを行う。
前記画像処理装置3と押出機4の制御部(図示せず)を電気的に接続し、前述のように不良品、中間品と判定した場合には制御部に信号を送って、押出機4を停止、又は押出速度の制御などを自動的に行うようにしても良い。
このようにすれば、不良品の量を減らすことが可能である。
なお、良品と判定した場合にもモニタ10に表示するようにしても良い。
前述のように外観欠陥を検査するには、前述した画像処理装置3に図1に示すように重みつけ部20を設け、第1・第2・第3・第4・第5評価部91〜95の判定に表面処理に応じた重み(重要度)を設定すれば良い。
例えば、アルマイト処理皮膜の厚さ、ゴールド、ホワイトなどの塗装する色に応じて第1〜第5評価部91〜95の判定基準値の大きさを設定し、不良品と判定する外観欠陥による表面状態の良し悪しの程度を表面処理に応じて変更する。
Claims (2)
- 物品の表面を撮像する撮像装置1と、前記撮像装置1で撮像した画像を取り込む画像処理装置3を備え、
前記画像処理装置3は、第1・第2・第3・第4・第5の画像処理部を有し、
その第1の画像処理部は、取り込んだ画像の明るい部分と暗い部分の輝度差を判定基準値と比較して評価し、
前記第2の画像処理部は、取り込んだ画像の明るい部分と暗い部分の輝度差の割合を判定基準値と比較して評価し、
前記第3の画像処理部は、取り込んだ画像を複数の検査ブロックに分割し、その検査ブロック毎の輝度差を算出し、輝度差閾値以上の輝度差を有する検査ブロックの数を判定基準値と比較して評価し、
前記第4の画像処理部は、取り込んだ画像を複数の検査ブロックに分割し、その検査ブロック毎の平均輝度に基づいて最大平均輝度差を算出し、その最大平均輝度差を判定基準値と比較して評価し、
前記第5の画像処理部は、取り込んだ画像の複数の小領域毎の輝度尖度を算出し、その最も大きな輝度尖度を判定基準値と比較して評価し、
前記画像処理装置3は重みつけ部を有し、
この重みつけ部は、前記各画像処理部の評価の値に、重みつけである係数を乗じ、その係数を乗じた評価の値を総合して物品の良品、不良品の判定を行うことを特徴とする物品の外観検査装置。 - 重みつけ部は、前記各画像処理部で検出した評価の値に、重みつけである係数を乗じ、
その係数を乗じた値をそれぞれ判定部で加算し、その加算した値と最終的な判定基準値とを比較して、良品・不良品の判定を行う請求項1記載の物品の外観検査装置。
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