JP4344278B2 - 補強パネル体 - Google Patents

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本発明は補強パネル体に係り、特にALCパネルなどの軽量薄型パネルを用いて組立構成され、建築材として使用される補強パネル体に関する。
ALC(Autoclaved Lightweight Aerated Concret:オートクレーブ発泡コンクリート)は、スウェーデンで開発されたが、現在では我が国においても軽量薄型パネルとして作製利用されており、軽量で作業現場での運搬や保管に便利であり、遮音性、耐水性、耐火性に優れているために、一般建築物や高層建築物の外壁、屋根、床、間仕切壁などに施工性よく広く使用されている。
この種の軽量薄型パネルとしては、ALCパネル以外にも、石膏ボードパネルなど各種の製品が製造使用されているが、建築材として使用する場合にはその強度が最大のポイントになる。例えば、ALCパネルを建築物の外壁に利用する場合において、完成後の外壁の総厚を薄くするために、厚みが75mm以下のALCパネルを使用すると、パネル強度の面で問題が生じ、所定の高さを越える外壁、具体的には3mを越える高さの外壁には使用できないことが知られている。
この問題を解決するために、後記する特許文献1には、図7及び図8に示すように、軽量薄型の間仕切パネル12、13を、これらの間仕切パネル12、13で構成される外壁の高さ方向に互いに隣接配置し、間仕切パネル12、13の両側縁部に、該両側縁部に嵌合する嵌合面を備えたスタッド14を、外壁の全長にわたって嵌合配置し、ピンや螺子などの接合材15によって固定して外壁を構成する組立パネル11が開示されている。
特許文献1に開示の組立パネルによると、薄い間仕切りパネルを必要な個数だけ高さ方向に配列して、それらの両側縁部にスタッド14を嵌合させ接合材15で固定することによって、間仕切パネルの厚みを増加することなく、要求される高さの外壁を構成することができる。
しかし、特許文献1に開示の組立パネルでは、複数の間仕切パネルの両側縁部におけるスタッド14の設置作業が煩雑になって、必要な作業時間が長くなり、ピンや螺子などの接着材15の使用点数も増加し、全体の製造コストが増大すると共に、得られる組立パネルの外形が、使用する間仕切パネルの接続延長外形とは異なって、施工性の面でも問題が発生する。
また、開示の組立パネルは、間仕切パネルの両側縁部でのみ補強が行なわれるために、間仕切パネルの板面位置での強度が十分に得られなくなることがあり、例えば、組立パネルの表面に仕上げボードを螺子やピンなどの固定部材で取り付ける場合に、組立パネル表面の取り付け強度の不足で、仕上げボードがそれぞれの間仕切パネル12、13に完全に取り付けられない事態が発生することがある。
特開2000−328696号公報
本発明は、前述したようなこの種の補強パネルの現状に鑑みてなされたものであり、その目的は、所定高さの壁体に適応できる強度と、表面の十分な取付固定強度とを、パネル厚を増加させずに設定可能な補強パネル体を提供することにある。
前記目的を達成するために、請求項1記載の第1の発明は、板面に厚さ方向に断面が台形波状の凹溝部が刻設された軽量薄型パネルと、前記凹溝部に嵌合固定される嵌合部が形成された補強スタッドとからなり、前記補強スタッドが、前記軽量薄型パネルの凹溝部に対して、前記軽量薄型パネルの所定方向の全域にわたって、前記嵌合部によって嵌合固定され、且つ、前記軽量薄型パネルの凹溝部に嵌合固定される補強スタッドの表面が、前記軽量薄型パネルの前記凹溝部以外の表面に一致するように、前記凹溝部に前記嵌合部が嵌合固定されている、ことを特徴とするものである。
第1の発明によると、軽量薄型パネルの板面には、厚さ方向に断面が台形波状の凹溝部が刻設されており、補強スタッドには、この軽量薄型パネルの断面が台形波状の凹溝部に嵌合固定される嵌合部が形成されており、補強スタッドが、軽量薄型パネルの断面が台形波状の凹溝部に対して、軽量薄型パネルの所定方向の全域にわたって、嵌合部によって嵌合固定されているので、所定方向に十分に補強された堅固な補強パネル体が、パネル厚みを増加せずに簡単な作業で製造コストを削減して安定に取得される。
また、第1の発明によると、軽量薄型パネルの凹溝部に嵌合固定される補強スタッドの表面が、軽量薄型パネルの凹溝部以外の表面に一致するように、凹溝部に嵌合部が嵌合固定されているので、補強パネル体の表面が、軽量薄型パネルの表面に一致し、補強パネル体と軽量薄型パネルの外径寸法とが一致することになり、施工作業の利便性が向上し、補強パネル体の表面に突起がないので、ボード材による表面仕上げが安定確実に且つ外観美を損なわずに行なわれる。
同様に前記目的を達成するために、請求項2記載の第2の発明は、第1の発明において、所定方向が、軽量薄型パネルの長手方向又は幅方向であることを特徴とするものである。
第2の発明によると、第1の発明において、補強スタッドが、軽量薄型パネルの凹溝部に対して、軽量薄型パネルの長手方向又は幅方向の全域にわたって、嵌合部によって嵌合固定されているので、軽量薄型パネルの長手方向又は幅方向に十分に補強された堅固な補強パネル体が、パネル厚みを増加せずに簡単な作業で製造コストを削減して安定に取得される。
同様に前記目的を達成するために、請求項3記載の第3の発明は、第1の発明又は第2の発明において、補強スタッドに、複数の軽量薄型パネルが互いに隣接状態で嵌合固定されていることを特徴とするものである。
第3の発明によると、第1の発明又は第2の発明において、補強スタッドに、複数の軽量薄型パネルが互いに隣接状態で嵌合固定されているので、第1の発明又は第2の発明での作用に加えて、補強スタッドに嵌合固定される軽量薄型パネルの数を選択することにより、補強パネルの長さが簡単に延長設定される。
同様に前記目的を達成するために、請求項4記載の第4の発明は、第1の発明ないし第3の発明の何れかの発明において、補強スタッドが、軽量薄型パネルの凹溝部に固定部材により固定され、該固定部材の固定軸と前記軽量薄型パネルの前記凹溝部以外の表面とのなす角度が15°ないし75°であることを特徴とするものである。
第4の発明によると、第1の発明ないし第3の発明の何れかの発明での作用に加えて、補強スタッドが、軽量薄型パネルの凹溝部に固定部材により固定され、固定部材の固定軸と軽量薄型パネルの凹溝部以外の表面とのなす角度が15°ないし75°に設定されるので、15°以下の角度での施工の困難性を避け、75°以上の角度での固定保持力の低下を避けて、補強スタッドの嵌合部の軽量薄型パネルの凹溝部への固定部材による固定が、施工性よく且つ高保持力を維持して行なわれる。
同様に前記目的を達成するために、請求項5記載の第5の発明は、第1の発明ないし第4の発明の何れかの発明において、軽量薄型パネルの表面に第1の凹溝部が、前記軽量薄型パネルの裏面に第2の凹溝部がそれぞれ形成され、第1の補強スタッドが第1の凹溝部に、第2の補強スタッドが第2の凹溝部にそれぞれ嵌合固定されていることを特徴とするものである。
第5の発明によると、第1の発明ないし第4の発明での作用に加えて、軽量薄型パネルの表面に第1の凹溝部が、軽量薄型パネルの裏面に第2の凹溝部がそれぞれ形成され、第1の補強スタッドが第1の凹溝部に、第2の補強スタッドが第2の凹溝部にそれぞれ嵌合固定されているので、軽量薄型パネルの補強が表裏両面でより強力に行なわれる。
同様に前記目的を達成するために、請求項6記載の第6の発明は、第1の発明ないし第5の何れかの発明において、軽量薄型パネルがALCパネルであり、該ALCパネルの厚さが35mm以上75mm未満であることを特徴とするものである。
第6の発明によると、軽量薄型パネルとしてALCパネルを選択し、ALCパネルの厚さが35mm以上75mm未満であるものを使用して、第1の発明ないし第5の発明の何れかの発明での作用が実行される。
第1の発明によると、軽量薄型パネルの板面には、厚さ方向に凹溝部が刻設されており、補強スタッドには、軽量薄型パネルの凹溝部に嵌合固定される嵌合部が形成されており、補強スタットが、軽量薄型パネルの凹溝部に対して、軽量薄型パネルの所定方向の全域にわたって、嵌合部によって嵌合固定されているので、所定方向に十分に補強された堅固な補強パネル体を、パネル厚みを増加させずに簡単な作業により製造コストを削減して安定に取得することが可能になる。
また、第1の発明によると、軽量薄型パネルの凹溝部に嵌合固定される補強スタッドの表面が、軽量薄型パネルの凹溝部以外の表面に一致するように、凹溝部に嵌合部が嵌合固定されているので、補強パネル体の表面が、軽量薄型パネルの表面に一致し、補強パネル体と軽量薄型パネルの外径寸法とが一致することになり、施工作業の利便性の向上が可能になり、補強パネル体の表面に突起がないので、外観美を損なうことなく、ボード材による表面仕上げを確実安定に行なうことが可能になる。
第2の発明によると、第1の発明において、補強スタッドが、軽量薄型パネルの凹溝部に対して、軽量薄型パネルの長手方向又は幅方向の全域にわたって、嵌合部によって嵌合固定されているので、軽量薄型パネルの長手方向又は幅方向に十分に補強された堅固な補強パネル体を、パネル厚みを増加させずに簡単な作業により製造コストを削減して安定に取得することが可能になる。
第3の発明によると、第1の発明または第2の発明において、補強スタッドに、複数の軽量薄型パネルが互いに隣接状態で嵌合固定されているので、第1の発明または第2の発明で得られる効果に加えて、補強スタッドに嵌合固定される軽量薄型パネルの数を選択することにより、補強パネルの長さを簡単に延長設定することが可能になる。
第4の発明によると、第1の発明ないし第3の発明の何れかの発明で得られる効果に加えて、補強スタッドが、軽量薄型パネルの凹溝部に固定部材により固定され、固定部材の固定軸と軽量薄型パネルの凹溝部以外の表面とのなす角度が、15°ないし75°に設定されるので、15°以下の角度での施工の困難性を避け、且つ75°以上の角度での固定保持力の低下を避けた状態で、補強スタッドの嵌合部の軽量薄型パネルの凹溝部への固定部材による固定を、施工性よく且つ高保持力を維持して行なうことが可能になる。
第5の発明によると、第1の発明ないし第4の発明で得られる効果に加えて、軽量薄型パネルの表面に第1の凹溝部が、軽量薄型パネルの裏面に第2の凹溝部がそれぞれ形成され、第1の補強スタッドが第1の凹溝部に、第2の補強スタッドが第2の凹溝部にそれぞれ嵌合固定されているので、軽量薄型パネルの補強を表裏両面でより強力に行なうことが可能になる。
第6の発明によると、軽量薄型パネルとしてALCパネルを選択使用し、該ALCパネルの厚さを35mm以上75mm未満であるものとすれば、第1の発明ないし第5の発明の何れかの発明で得られる効果を実現することが可能になる。
[第1の実施の形態]
本発明の第1の実施の形態を図1ないし図4を参照して説明する。
図1は本実施の形態の構成を示す斜視図、図2は本実施の形態の構成を示す分解斜視図、図3は本実施の形態の凹溝部と嵌合部の嵌合状態を示す説明図、図4は本実施の形態の凹溝部に対する嵌合部の嵌合固定処理の説明図である。
本実施の形態では、図2及び図4の組立過程に示すように、例えば、長方体状のALCパネルが軽量薄型のパネル1として選択され、このパネル1の厚みは35mm〜75mmに選定され、パネル1の一面の中央位置には、パネル1の長手方向又は幅方向に沿って、凹溝2が互いに平行に2本刻設されて、断面が台形波状の凹溝部3が形成されている。そして、この凹溝部3に嵌合される補強スタッド5が、細長い金属薄板により形成され、この補強スタッド5には、凹溝部3の台形波状の断面に対接する嵌合部6が、補強スタッド5の板面を凹状に屈曲させることにより形成されている。
このようにして形成される補強スタッド5の嵌合部6が、図3に示すように、パネル1の凹溝部3に互いに面を対接させて嵌合され、図4に示すように、固定ピン8によって、パネル1の凹溝部3以外の表面と、固定ピン8の固定軸が角度θをなすような方向に、嵌合部6が凹溝部3に対してピン止め固定されている。
この場合、θ=15°以下の角度でピン止めが行なわれると施工上の困難性が生じるが、θ>15°とすることにより、施工上の困難性を避けており、また、θ=75°以上の角度でピン止めが行なわれると、固定保持力が低下するが、θ<75°とすることにより固定保持力の低下を避けている。このように、固定ピン8の固定軸と、パネル1の凹溝部3以外の表面とのなす角度θを、75°>θ>15°に設定することにより、補強スタッド5の嵌合部6のパネル1の凹溝部3への固定部材による固定が、施工性よく且つ高保持力を維持して行なわれている。
このようにして、補強スタッド5が、パネル1の凹溝部3に対して、パネル1の長手方向又は幅方向の全域にわたって、嵌合部6によって嵌合固定されているので、パネル1の長手方向又は幅方向に十分に補強された堅固な補強パネル体7が簡単な組立過程で構成されている。この場合、補強パネル体7に例えば表面仕上げのボード材の固定などの外部加重が印加される場合 で、その加重位置が予め指定されるケースでは、加重が印加される位置に対応して、パネル1に凹溝部3を形成し、この凹溝部3に補強スタッド5の嵌合部6が嵌合固定される構成にして、外部加重に適確に対応して補強された補強パネル体7が構成される。
また、パネル1の凹溝部3に嵌合固定される補強スタッド5の表面は、パネル1の凹溝部3以外の表面に一致するように、凹溝部3に嵌合部6が嵌合固定されているので、補強パネル体7の表面が、パネル1の表面に一致し補強パネル体7と、パネル1の外径寸法とが一致することになり、施工作業の利便性が高められている。さらに、補強パネル体7の表面には突起がないので、補強パネル体7の表面に、ボード材により表面仕上げを施す場合に、仕上げ作業が効率的に且つ外観美を伴って行なわれる。
このようにして本実施の形態によると、補強スタッド5の嵌合部6が、パネル1の凹溝部3に互いに面を対接させて嵌合され、固定ピン8の固定軸とパネル1の凹溝部3以外の表面との角度θが、75°>θ>15°となるようにピン止め固定されているので、施工上の困難性を避け、且つ固定保持力の低下を避けて、補強スタッド5の嵌合部6のパネル1の凹溝部3への固定を、施工性よく且つ高保持力を維持して行なうことが可能になる。
そして、補強スタッド5が、パネル1の凹溝部3に対して、パネル1の長手方向又は幅方向の全域にわたって、嵌合部6によって嵌合固定されているので、パネル1の長手方向又は幅方向に十分に補強された堅固な補強パネル体7を簡単な組立工程で取得することが可能になる。この場合補強パネル体7に対する加重位置に対応して、パネル1に凹溝部3を形成し、この凹溝部3に補強スタッド5の嵌合部6を嵌合固定することにより、軽量薄型のパネル1に印加される外部加重に適確に対応して補強された補強パネル体7を取得することが可能になる。
また、パネル1の凹溝部3に嵌合固定される補強スタッド5の表面は、パネル1の凹溝部3以外の表面に一致するように、凹溝部3に嵌合部6が嵌合固定されているので、補強パネル体7の表面が、パネル1の表面に一致し補強パネル体7とパネル1の外径寸法とが一致することになり、施工作業の利便性が向上すると共に、補強パネル体7の表面に突起がないことにより、外観美を損なうことなく、ボード材による表面仕上げを、外観美を伴って効率的に行なうことが可能になる。
[第2の実施の形態]
本発明の第2の実施の形態を、図5を参照して説明する。
図5は本実施の形態の構成を示す斜視図である。
本実施の形態では、図5に示すように、補強スタッド5に、複数のパネル1A、1が互いに隣接状態で嵌合固定されており、基底位置に配置されるパネル1Aの長手方向又は幅方向の長さが、他のパネル1の長手方向又は幅方向の長さよりも大きく設定されている。
本実施の形態のその他の部分の構成は、すでに図1ないし図4を参照して説明した第1の実施の形態と同一なので、重複する説明は行なわない。
本実施の形態によると、すでに説明した第1の実施の形態で得られる効果に加えて、補強スタッド5に、複数のパネル1、1Aが互いに隣接状態で嵌合固定されているので、補強スタッド5に嵌合固定されるパネルの数を選択することにより、補強パネル体7Aの長さを、補強スタッド5方向に簡単に延長設定することが可能になる。
[第3の実施の形態]
本発明の第3の実施の形態を、図6を参照して説明する。
図6は本実施の形態の構成を示す斜視図である。
本実施の形態は、図6に示すように、すでに図5を参照して説明した第2の実施の形態に対して、パネル1、1Aの裏面側にも、それぞれ凹溝部3が形成され、新たな補強ステッド5の嵌合部6が、パネル1、1Aの裏面側の凹溝部3に嵌合固定されている。
本実施の形態のその他の部分の構成は、すでに図5を参照して説明した第2の実施の形態と同一なので、重複する説明は行なわない。
本実施の形態によると、すでに図5を参照して説明した第2の実施の形態で得られる効果に加えて、隣接配置される複数のパネル1、1Aの表面側と裏面側の両面にそれぞれ凹溝部3が形成され、表裏面側の凹溝部3に、補強スタッド5がそれぞれ嵌合固定されているので、表裏両面側でそれぞれの補強スタッド5によって、補強パネル体7Bをより強力に補強することが可能になる。
なお、本発明は、以上に説明した各各実施の形態に限定されるものではなく、例えば各実施の形態では、パネル体1としてALCパネルを使用し、補強スタッド5として金属板を使用した場合を説明したが、パネル体1としては、木片セメント板、石膏ボード、珪酸カルシュウム板、さらには、ガラス繊維、カーボン繊維或いはアスベスト繊維入りのボードなどを使用することも可能であり、補強ステッド5としては、フッ素樹脂などの耐熱性合成樹脂板を使用することも可能である。
また、各実施の形態では、固定ピン8を固定部材として使用し、凹溝部3の断面形状が台形波状である場合を説明したが、固定ピン8に代えて例えば螺子を使用することができ、凹溝部3の断面形状も、多角形波形状、正弦波形状など各種の形状を選択することが可能である。
さらに、第1の実施の形態において、補強スタッド5により、パネル1を補強することも可能であり、第3の実施の形態において、配列される複数のパネル1〜1Aの表面側で、補強パネルを長手方向又は幅方向に補強し、裏面側で複数の各パネル1〜1Aを補強することも可能である。
本発明の第1の実施の形態の構成を示す斜視図である。 同実施の形態の構成を示す分解斜視図である。 同実施の形態の凹溝部と嵌合部の嵌合状態を示す説明図である。 同実施の形態の凹溝部に対する嵌合部の嵌合固定処理の説明図である。 本発明の第2の実施の形態の構成を示す斜視図である。 本発明の第3の実施の形態の構成を示す斜視図である。 従来の組立パネルの構成を示す分解斜視図である。 従来の組立パネルの構成を示す斜視図である。
1 パネル
2 凹溝
3 凹溝部
5 補強スタッド
6 嵌合部
7、7A、7B 補強パネル体
8 固定ピン

Claims (6)

  1. 板面に厚さ方向に断面が台形波状の凹溝部が刻設された軽量薄型パネルと、前記凹溝部に嵌合固定される嵌合部が形成された断面が台形波状の補強スタッドとからなり、
    前記補強スタッドが、前記軽量薄型パネルの凹溝部に対して、前記軽量薄型パネルの所定方向の全域にわたって、前記嵌合部によって嵌合固定され、且つ、
    前記軽量薄型パネルの凹溝部に嵌合固定される補強スタッドの表面が、前記軽量薄型パネルの前記凹溝部以外の表面に一致するように、前記凹溝部に前記嵌合部が嵌合固定されている
    ことを特徴とする補強パネル体。
  2. 所定方向が、軽量薄型パネルの長手方向又は幅方向であることを特徴とする請求項1記載の補強パネル体。
  3. 補強スタッドに、複数の軽量薄型パネルが互いに隣接状態で嵌合固定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の補強パネル体。
  4. 補強スタッドが、軽量薄型パネルの凹溝部に固定部材により固定され、該固定部材の固定軸と前記軽量薄型パネルの前記凹溝部以外の表面とのなす角度が15°ないし75°であることを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の補強パネル体。
  5. 軽量薄型パネルの表面に第1の凹溝部が、前記軽量薄型パネルの裏面に第2の凹溝部がそれぞれ形成され、第1の補強スタッドが前記第1の凹溝部に、第2の補強スタッドが前記第2の凹溝部にそれぞれ嵌合固定されていることを特徴とする請求項1ないし4の何れか1項に記載の補強パネル体。
  6. 軽量薄型パネルがALCパネルであり、該ALCパネルの厚さが35mm以上75mm未満であることを特徴とする請求項1ないし5の何れか1項に記載の補強パネル体。
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