JP4342351B2 - スイッチング電源 - Google Patents

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Description

本発明は、負荷急変の応答速度の高速化を図るための制御手段を備えたスイッチング電源に関するものである。
従来、スイッチング波形の制御手段の代表例として、図7で示すような、電流モード型PWM制御がある(例えば、特許文献1参照。)。この電流モード型PWM制御とは、電源回路の出力側に誤差増幅器を接続して検出電圧と基準電圧との誤差を増幅するように構成し、誤差増幅器の出力を比較器12の一方の入力に接続し、比較器12の他方の入力に電流検出回路27を接続して、電源回路のチョーク電流を制御するものである。
米国特許第4943902号公報
しかし、この電流モード型PWM制御では、固定周波数三角波の代わりにチョーク電流信号を用いることで、誤差増幅信号との位相余裕を大きく取れるようになったが、誤差増幅信号の周波数帯域を大きく上げることはできない。
以上のような課題が生じたことより、図8に示すように、検出電圧と基準電圧との誤差を増幅する誤差増幅器11の出力を2つの比較器12,13に接続し、一方の比較器12には直接、他方の比較器13には分割抵抗R3,R4を介して接続してあり、電源回路に設けた転流スイッチS2と並列に、抵抗RSAW1及びコンデンサCSAW1,CSAW2を備えたフィルタ回路21を接続し、このフィルタ回路21の出力を2つの比較器12,13の他方の入力に接続して、フィルタ回路21より得られる三角波形の振幅が第一の比較器12の一方の入力レベルと第二の比較器13の一方の入力レベルとの間に収まるように制御する制御手段を備えたスイッチング電源を発明した(特許文献2参照。)。
特願2002−270327
しかし、この方式は発振周波数が可変であるため、電源から発生するスイッチングノイズの対策が難しい場合がある。一例として装置側がノイズに敏感な回路の場合、通常フィルタ回路を用いてノイズを減衰させるが、上記実施例のように発振周波数が可変してしまう場合、設定した周波数からずれてしまうことによりノイズが減衰せず、不具合が発生するおそれがある。また、大電流化のためのマルチフェーズ運転が難しいという課題がある。高速応答が要求される負荷装置は同時に大電流も要求されており、これに対応するためにマルチフェーズ化をするのが一般的であるが、発振周波数が可変であると位相をずらした信号の発生が困難である。
そこで、さらに、上記課題を解決するために、図9に示すように、電源回路の出力電圧と基準電圧との誤差を増幅し、この誤差増幅信号をフィルタ回路21より得られる三角波形とを比較して比較信号を整流スイッチS1に出力し、整流スイッチS1のオンのタイミングをクロック信号で固定するスイッチング電源を発明した(特許文献3参照。)。
特願2003−423925
しかし、このような制御では、オンのタイミングが固定の場合、図10に示すように、オン・デューティが50%を超えると動作が不安定となる。このため、電源の入力電圧範囲が広い場合に不安定動作が発生してしまうという課題が生じた。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、オン・デューティによる不安定動作を抑制し、入力電圧範囲を広くすることが可能なスイッチング電源を提供する。
上記課題を解決するために、本発明スイッチング電源は、整流スイッチ、転流スイッチ、並びに、前記転流スイッチと並列に、抵抗及びコンデンサを接続したフィルタ回路を設けてあり、この電源回路の出力側に誤差アンプの入力を接続して検出電圧と基準電圧との誤差を増幅し、この誤差アンプの出力信号を前記フィルタ回路より得られる三角波形の振幅と第一の比較器で比較して第一の比較信号を出力し、同じくこの誤差アンプの出力を分割抵抗で分圧して前記フィルタ回路より得られる三角波形の振幅と第二の比較器で比較して第二の比較信号を出力して、前記第二の比較信号とクロック信号とを付き合わせ、負荷急変時に前記第二の比較信号を出力して、前記整流スイッチへの出力信号を前記クロック信号から第二の比較信号へ切り換えて、前記三角波形の振幅が前記誤差増幅信号と前記分圧信号との間に収まるように制御し、定常時に前記整流スイッチのオンのタイミングを前記クロック信号で固定するように制御する制御手段を設けてあるスイッチング電源において、補助スイッチと放電抵抗とを直列に接続して放電回路を構成し、この放電回路は前記フィルタ回路の抵抗と並列に接続し、前記転流スイッチのオンのタイミングで補助スイッチがオンして、放電抵抗に放電電流を流すように構成してあることを特徴とする。
整流スイッチ、転流スイッチ、並びに、前記転流スイッチと並列に、抵抗及びコンデンサを接続したフィルタ回路を設けてあり、この電源回路の出力側に誤差アンプの入力を接続して検出電圧と基準電圧との誤差を増幅し、この誤差アンプの出力信号を前記フィルタ回路より得られる三角波形の振幅と比較器で比較して比較信号を前記整流スイッチに出力し、前記整流スイッチのオンのタイミングをクロック信号で固定するように制御する制御手段を設けてあるスイッチング電源において、補助スイッチと放電抵抗とを直列に接続して放電回路を構成し、この放電回路は前記フィルタ回路の抵抗と並列に接続し、前記転流スイッチのオンのタイミングで補助スイッチがオンして、放電抵抗に放電電流を流すように構成してあることを特徴とする。
前記補助スイッチをダイオードで構成し、このダイオードのアノードを前記放電抵抗に接続してあることを特徴とする。
本発明によれば、転流スイッチのオンのタイミングで補助スイッチがオンして、放電抵抗に放電電流を流すようにしたことにより、オン・デューティによる不安定動作を抑制し、入力電圧範囲を広くすることができる効果がある。
以下、添付図面を用いて本発明スイッチング電源に係る実施例を説明する。図1は本発明に係るスイッチング電源の一実施例を示す。Cはコンデンサ、Sはスイッチング素子、Rは抵抗、11は誤差増幅器、12,13は比較器、14はOR回路、16はフリップフロップ回路、17はドライバ、21はフィルタ回路、31は放電回路である。
本実施例に係るスイッチング電源は、整流スイッチS1、転流スイッチS2、出力チョークL1並びに平滑コンデンサCOUTを備え、出力チョークL1と平滑コンデンサCOUTとを直列に接続した電源回路を備えてある。この電源回路の出力側に制御回路を接続してある。この制御回路の出力は整流スイッチS1と転流スイッチS2に接続してある。
電源回路の出力側に電圧検出用の抵抗R,Rを備え、これら抵抗R,Rの接続部を誤差増幅器11の負の入力に接続し、この誤差増幅器11で検出電圧と基準電圧との誤差を増幅して誤差増幅信号を出力するように構成してある。この誤差増幅器11の出力に第一の比較器12の負の入力に接続し、同じくこの誤差増幅器11の出力を分割抵抗R3,R4を介して第二の比較器13の正の入力に接続し、分圧信号を出力するようにしてある。
出力チョークL1と平滑コンデンサCOUTとの直列回路と並列に、抵抗RSAWとコンデンサCSAWとを直列に接続して構成するフィルタ回路21を接続してある。このフィルタ回路21の出力を第一の比較器12の正の入力、並びに第二の比較器13の負の入力に接続してある。
第一の比較器12の出力をフリップフロップ回路16のリセット側の入力に接続し、第一の比較信号を出力するようにしてある。また、第二の比較器13の出力をOR回路14の一方の入力に接続して、第二の比較信号を出力するようにしてある。OR回路14の他方の入力にはクロック信号を入力し、フリップフロップ回路16のセット側にこのOR回路14の出力を接続して、定常時にはクロック信号を、負荷急変した際には第二の比較信号をそれぞれ出力するようにしてある。このフリップフロップ回路16の出力をドライバ17の入力に接続し、このドライバ17の出力を整流スイッチS1並びに転流スイッチS2の制御端子に接続し、フィルタ回路21より得られる三角波形の振幅が負荷急変時に前記誤差増幅信号と前記分圧信号との間に収まるように制御し、定常時に整流スイッチS1のオンのタイミングを前記クロック信号で固定するように制御する構成にしてある。
さらに、本発明では、補助スイッチS3と放電抵抗Rとを直列に接続して放電回路31を構成してある。この放電回路31はフィルタ回路21の抵抗RSAWと並列に接続し、放電抵抗Rはフィルタ回路21のコンデンサCSAWと接続してあり、転流スイッチS2のオンのタイミングで補助スイッチS3がオンして、放電抵抗Rに放電電流を流すように構成してある。
以上のように構成してあるスイッチング電源は以下のような作用をする。なお、図2には本実施例における動作波形図を示し、上側はクロック信号を、下側は誤差増幅器11から出力される誤差増幅出力とフィルタ回路21から出力される三角波形を、それぞれ示してある。
先ず、整流スイッチS1がオンした場合の作用について説明する。図2の上側の図に示すように、クロック信号がOR回路14を介しフリップフロップ回路16のセット側に入力される事で整流スイッチS1はオンする。また、フリップフロップ回路16から出力された信号はドライバ17で反転して転流スイッチS2に出力されるため、整流スイッチS1がオンすると同時に転流スイッチS2はオフする。転流スイッチS2がオフするタイミングで補助スイッチS3もオフする。そのため、フィルタ回路21を構成するコンデンサCSAWは充電され、図2の下側の図に示すように、フィルタ回路21からの出力電圧は上昇する。
整流スイッチS1がオンする事で出力電圧が発生し出力に接続されている誤差増幅器11が誤差増幅信号を出力する。この誤差増幅信号と、転流スイッチS2と並列に接続されたフィルタ回路21によって生成された三角波形を比較し、三角波形が誤差増幅信号より大きくなった時にフリップフロップ回路16のリセット側に入力される事で整流スイッチS1がオフする。
続いて、整流スイッチS1がオフした場合の作用について説明する。三角波形が誤差増幅信号より大きくなった時にフリップフロップ回路16のリセット側に入力される事で整流スイッチS1がオフする。また、フリップフロップ回路16から出力された信号はドライバ17で反転して転流スイッチS2に出力されるため、整流スイッチS1がオフすると同時に転流スイッチS2はオンする。転流スイッチS2がオンするタイミングで補助スイッチS3もオンする。これにより、フィルタ回路21のみならず、これに並列に接続した放電回路31から放電電流が流れる。そのため、図2の下側の図に示すように、フィルタ回路21からの出力電圧は降下する。
その後、図2の上側の図に示すように、クロック信号がOR回路14を介しフリップフロップ回路16のセット側に入力される事で整流スイッチS1はオンする。以上を繰り返して動作する。オン・デューティが50%以上の状態での不安定状態は固定クロックのオンタイミングでの三角波の電圧レベルが所定の電圧に下がりきらないことが原因となっているが、本実施例ではフィルタ回路21によって生成される三角波形の下り傾斜が従来例と比較し大きくなり、同一の入出力条件において固定クロックのオンタイミングでの三角波の電圧レベルが低くなるため、オン・デューティによる不安定動作を抑制し、入力電圧範囲を広くすることができる。
図3は、前記実施例と異なるスイッチング電源を示す。本実施例に係るスイッチング電源は、図1図示実施例と同様に、本実施例に係るスイッチング電源は、整流スイッチS1、転流スイッチS2、出力チョークL1並びに平滑コンデンサCOUTを備え、出力チョークL1と平滑コンデンサCOUTとを直列に接続した電源回路を備えてある。この電源回路の出力側に制御回路を接続してある。この制御回路の出力は整流スイッチS1と転流スイッチS2に接続してある。
電源回路の出力側に電圧検出用の抵抗R,Rを備え、これら抵抗R,Rの接続部を誤差増幅器11の負の入力に接続し、この誤差増幅器11で検出電圧と基準電圧との誤差を増幅して誤差増幅信号を出力するように構成してある。この誤差増幅器11の出力に比較器12の負の入力に接続してある。
出力チョークL1と平滑コンデンサCOUTとの直列回路と並列に、抵抗RSAWとコンデンサCSAWとを直列に接続して構成するフィルタ回路21を接続してある。このフィルタ回路21の出力を比較器12の正の入力に接続してある。
比較器12の出力をフリップフロップ回路16のリセット側の入力に接続し、第一の比較信号を出力するようにしてある。また、クロック信号をフリップフロップ回路16のセット側に接続して、クロック信号を出力するようにしてある。このフリップフロップ回路16の出力をドライバ17の入力に接続し、このドライバ17の出力を整流スイッチS1並びに転流スイッチS2の制御端子に接続し、フィルタ回路21より得られる三角波形と誤差増幅信号とを比較して比較信号を出力して、整流スイッチS1のオンのタイミングを前記クロック信号で固定するように制御する構成にしてある。
さらに、本実施例では、補助スイッチS3と放電抵抗Rとを直列に接続して放電回路31を構成してある。この放電回路31はフィルタ回路21の抵抗RSAWと並列に接続し、放電抵抗Rはフィルタ回路21のコンデンサCSAWと接続してあり、転流スイッチS2のオンのタイミングで補助スイッチS3がオンして、放電抵抗Rに放電電流を流すように構成してある。
以上のように構成してあるスイッチング電源は図1図示実施例とほぼ同様な作用をする。ただし、本実施例は、図1図示実施例と異なり、図1図示実施例で示す第二の比較器13が無いため、第二の比較器13より出力される第二の比較信号とクロック信号とを付き合わせる作用はなく、誤差増幅信号をフィルタ回路21より得られる三角波形とを比較して比較信号を整流スイッチS1に出力し、整流スイッチS1のオンのタイミングをクロック信号で固定する。なお、以下の実施例においても上記実施例のように、整流スイッチS1のオンのタイミングをクロック信号で固定する構成を有することが可能である。
図4は、図3図示実施例をマルチフェーズ化したスイッチング電源を示す。このスイッチング電源は、共通の電源Vinを有し、2つの電源回路を有する。2つの電源回路は、それぞれ、整流スイッチS1、転流スイッチS2、出力チョークL1並びに平滑コンデンサCOUTを備え、出力チョークL1と平滑コンデンサCOUTとを直列に接続した電源回路を備えてある。これら電源回路の出力側は共通になっており、電圧検出用の抵抗R,Rを介して制御回路を接続してある。
電源回路の出力側に電圧検出用の抵抗R,Rを備え、これら抵抗R,Rの接続部を誤差増幅器11の負の入力に接続し、この誤差増幅器11で検出電圧と基準電圧との誤差を増幅して誤差増幅信号を出力するように構成してある。この誤差増幅器11の出力に比較器12の負の入力に接続してある。
出力チョークL1と平滑コンデンサCOUTとの直列回路と並列に、抵抗RSAWとコンデンサCSAWとを直列に接続して構成するフィルタ回路21を接続してある。このフィルタ回路21の出力を比較器12の正の入力に接続してある。
比較器12の出力をフリップフロップ回路16のリセット側の入力に接続し、第一の比較信号を出力するようにしてある。また、クロック信号をフリップフロップ回路16のセット側に接続して、クロック信号を出力するようにしてある。このフリップフロップ回路16の出力をドライバ17の入力に接続し、このドライバ17の出力を整流スイッチS1並びに転流スイッチS2の制御端子に接続し、フィルタ回路21より得られる三角波形と誤差増幅信号とを比較して比較信号を出力して、整流スイッチS1のオンのタイミングを前記クロック信号で固定するように制御する構成にしてある。
さらに、本実施例では、補助スイッチS3と放電抵抗Rとを直列に接続して放電回路31を構成してある。この放電回路31はフィルタ回路21の抵抗RSAWと並列に接続し、放電抵抗Rはフィルタ回路21のコンデンサCSAWと接続してあり、転流スイッチS2のオンのタイミングで補助スイッチS3がオンして、放電抵抗Rに放電電流を流すように構成してある。
以上のように構成してあるスイッチング電源は、以下のような作用をする。 先ず、シングルの場合と同様に、クロック信号がOR回路14を介しフリップフロップ回路16のセット側に入力される事で整流スイッチS1はオンし、転流スイッチS2はオフする。また、転流スイッチS2がオフするタイミングで補助スイッチS3もオフする。これにより、フィルタ回路21からの出力電圧は上昇する。整流スイッチS1がオンする事で出力電圧が発生し出力に接続されている誤差増幅器11が誤差増幅信号を出力する。この誤差増幅信号と、転流スイッチS2と並列に接続されたフィルタ回路21によって生成された三角波形を比較し、三角波形が誤差増幅信号より大きくなった時にフリップフロップ回路16のリセット側に入力される事で整流スイッチS1がオフする。
続いて、整流スイッチS1がオフした場合の作用について説明する。三角波形が誤差増幅信号より大きくなった時にフリップフロップ回路16のリセット側に入力される事で整流スイッチS1がオフし、転流スイッチS2はオンする。また、転流スイッチS2がオンするタイミングで補助スイッチS3もオンする。これにより、フィルタ回路21のみならず、これに並列に接続した放電回路31から放電電流が流れる。そのため、フィルタ回路21からの出力電圧は降下する。その後、クロック信号がOR回路14を介しフリップフロップ回路16のセット側に入力される事で整流スイッチS1はオンする。以上を繰り返して動作する。
以上のように、マルチフェーズ化した場合もシングルの場合と同様に作用する。なお、本実施例では電源回路を2つ設けてマルチフェーズ化したが、電源回路を3つ以上設けてマルチフェーズ化しても同様な作用をする。また、本願明細書で説明するいずれの実施例においてもマルチフェーズ化が可能である。
図5及び図6図示実施例は、図1並びに図3図示実施例に設けた補助スイッチS3をダイオードD3で構成した場合のスイッチング電源をそれぞれ示す。このスイッチング電源のダイオードD3のアノードを放電抵抗Rに接続して放電回路31を構成し、この放電回路31はフィルタ回路21の抵抗RSAWと並列に接続し、放電抵抗Rをフィルタ回路21のコンデンサCSAWと接続してある。
以上のように構成してあるスイッチング電源は以下のような作用をする。なお、図5図示実施例と図6図示実施例はほぼ同様の作用をするため、図5図示実施例について説明する。
先ず、整流スイッチS1がオンした場合の作用について説明する。図2の上側の図に示すように、クロック信号がOR回路14を介しフリップフロップ回路16のセット側に入力される事で整流スイッチS1はオンし、転流スイッチS2はオフする。この際、フィルタ回路21に流れる電流の向きとダイオードD3の向きは逆であるため、ダイオードD3には電流は流れず、フィルタ回路21を構成するコンデンサCSAWは充電され、フィルタ回路21からの出力電圧は上昇する。
整流スイッチS1がオンする事で出力電圧が発生し出力に接続されている誤差増幅器11が誤差増幅信号を出力する。この誤差増幅信号と、転流スイッチS2と並列に接続されたフィルタ回路21によって生成された三角波形を比較し、三角波形が誤差増幅信号より大きくなった時にフリップフロップ回路16のリセット側に入力される事で整流スイッチS1がオフする。
続いて、整流スイッチS1がオフした場合の作用について説明する。三角波形が誤差増幅信号より大きくなった時にフリップフロップ回路16のリセット側に入力される事で整流スイッチS1がオフする。また、フリップフロップ回路16から出力された信号はドライバ17で反転して転流スイッチS2に出力されるため、整流スイッチS1がオフすると同時に転流スイッチS2はオンする。転流スイッチS2がオンと、フィルタ回路21には整流スイッチS1がオンした場合と反対側、即ちダイオードD3の順方向に電流が流れるため、ダイオードD3に電流が流れて、実質的に、転流スイッチS2がオンするタイミングで放電回路31から放電電流が流れる。そのため、フィルタ回路21からの出力電圧は降下する。
以上より、補助スイッチをダイオードD3で構成した場合においても、補助スイッチを半導体スイッチS3で構成した場合と同様に作用する。よって、この実施例においても、オン・デューティによる不安定動作を抑制し、入力電圧範囲を広くすることができる。
本発明のスイッチング電源によれば、転流スイッチのオンのタイミングで補助スイッチがオンして、放電抵抗に放電電流を流すようにしたことにより、オン・デューティによる不安定動作を抑制し、入力電圧範囲を広くすることができる。
本発明に係る一実施例の回路図である。 図1図示実施例の動作波形図である。 図1とは別の実施例の回路図である。 図3図示実施例をマルチフェーズ化した場合の実施例の回路図である。 同じく別の実施例の回路図である。 同じく別の実施例の回路図である。 従来例の回路図である。 図7とは別の従来例の回路図である。 同じく別の従来例の回路図である。 図9図示従来例の動作波形図である。
符号の説明
S1 整流スイッチ
S2 転流スイッチ
S3,D3 補助スイッチ
L1 出力チョーク
OUT 平滑コンデンサ
SAW,R,R,R,R 抵抗
SAW コンデンサ
放電抵抗
11 誤差増幅器
12 第一の比較器
13 第二の比較器
14 OR回路
15 バッファアンプ
16 フリップフロップ回路
17 ドライバ
21 フィルタ回路
31 放電回路

Claims (3)

  1. 整流スイッチ、転流スイッチ、並びに、前記転流スイッチと並列に、抵抗及びコンデンサを接続したフィルタ回路を設けてあり、この電源回路の出力側に誤差アンプの入力を接続して検出電圧と基準電圧との誤差を増幅し、この誤差アンプの出力信号を前記フィルタ回路より得られる三角波形の振幅と第一の比較器で比較して第一の比較信号を出力し、同じくこの誤差アンプの出力を分割抵抗で分圧して前記フィルタ回路より得られる三角波形の振幅と第二の比較器で比較して第二の比較信号を出力して、前記第二の比較信号とクロック信号とを付き合わせ、負荷急変時に前記第二の比較信号を出力して、前記整流スイッチへの出力信号を前記クロック信号から第二の比較信号へ切り換えて、前記三角波形の振幅が前記誤差増幅信号と前記分圧信号との間に収まるように制御し、定常時に前記整流スイッチのオンのタイミングを前記クロック信号で固定するように制御する制御手段を設けてあるスイッチング電源において、補助スイッチと放電抵抗とを直列に接続して放電回路を構成し、この放電回路は前記フィルタ回路の抵抗と並列に接続し、前記転流スイッチのオンのタイミングで補助スイッチがオンして、放電抵抗に放電電流を流すように構成してあることを特徴とするスイッチング電源。
  2. 整流スイッチ、転流スイッチ、並びに、前記転流スイッチと並列に、抵抗及びコンデンサを接続したフィルタ回路を設けてあり、この電源回路の出力側に誤差アンプの入力を接続して検出電圧と基準電圧との誤差を増幅し、この誤差アンプの出力信号を前記フィルタ回路より得られる三角波形の振幅と比較器で比較して比較信号を前記整流スイッチに出力し、前記整流スイッチのオンのタイミングをクロック信号で固定するように制御する制御手段を設けてあるスイッチング電源において、補助スイッチと放電抵抗とを直列に接続して放電回路を構成し、この放電回路は前記フィルタ回路の抵抗と並列に接続し、前記転流スイッチのオンのタイミングで補助スイッチがオンして、放電抵抗に放電電流を流すように構成してあることを特徴とするスイッチング電源。
  3. 前記補助スイッチをダイオードで構成し、このダイオードのアノードを前記放電抵抗に接続してあることを特徴とする請求項1又は2記載のスイッチング電源。
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