JP4468316B2 - 電源装置の過電流検出回路及び過電流検出方法 - Google Patents

電源装置の過電流検出回路及び過電流検出方法 Download PDF

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Description

本発明は電源装置の過電流検出回路及び過電流検出方法に係り、特に、メインMOSFETのオン電圧を用いて過電流を検出する方法において、メインMOSFETのオン抵抗のプロセスばらつきによるオン電圧の変動やスイッチングノイズの影響を受け難くし、検出精度を安定させた電源装置の過電流検出回路及び過電流検出方法に関する。
従来、LSI、例えばFPGAやCPUチップに内蔵して用いる電源は、外付部品の削減によるシステム・装置の小型化や低コスト化、及び負荷側の高電流応答(高di/dt)対応に適している。このような場合の過電流検出方法としては、メインMOSFETのオン電圧を用いる方法がある。このようなメインMOSFETのオン電圧を用いる方法として、以下に示す方法が周知である。
メインMOSFETのオン電圧を用いる方法の1例は、メインMOSFETのオン電圧をサンプルホールド回路を介して取り出した電圧と過電流設定用の基準電圧とをコンパレータで比較して過電流を検出する方法である(例えば、特許文献1参照。)。
メインMOSFETのオン電圧を用いる方法の他の1例は、メインMOSFETのn:1のサイズのセンスMOSFETを設けて、このセンスMOSFETに過電流相当値に対応したn分の1の電流を流すようにし、この2つのMOSFETが同時にオンになった時に、メインMOSFETのオン電圧とセンスMOSFETのオン電圧とをコンパレータで比較して過電圧を検出する方法である(例えば、特許文献2参照。)。
特開2003−60449号公報 USP6,031,361
しかしながら、上記背景技術で述べた従来の電源装置の過電流検出方法にあっては、メインMOSFETのオン電圧を用いる方法において、メインMOSFETのオン抵抗のプロセスばらつきにより、オン電圧が変動を受け易いという問題点があった。
従って、本発明は、オン電圧が、メインMOSFETのオン抵抗のプロセスばらつきによる変動を受け難いものとすることを1つの課題としている。また、本発明は、過電流検出用の基準電圧とメインMOSFETのオン電圧に重畳するスイッチングノイズの影響を受け難くすることも他の1つの課題としている。さらに、本発明では、電源のスイッチング周波数が10MHz以上になっても過電流の検出精度を安定したものとすると共に、過電流が容易に検出できるようにすることも他の1つの課題であった。
なお、前述の特許文献1に記載の方法では、基準電圧が、メインMOSFETのオン抵抗のプロセスばらつきによるオン電圧の変動を受けるので、過電流の検出精度が低く、また過電流の安定した検出が難しいという問題点を有している。また、前述の特許文献2に記載の方法では、方形波同士の比較を行っているので、スイッチングノイズの影響を受け易く、安定した過電流検出が難しいという問題点を有している。さらに、電源のスイッチング周波数が10MHz以上と高くなるような場合には,方形波同士の比較なので、この比較のために高速のコンパレータが必要になるという問題点も有している。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、基準電圧が、メインMOSFETのオン抵抗のプロセスばらつきによるオン電圧の変動を受けることを防止して、過電流の検出精度を向上させると共に、過電流の安定した検出が可能な電源装置の過電流検出回路を提供することを目的としている。
本発明の他の目的は、基準電圧が、メインMOSFETのオン抵抗のプロセスばらつきによるオン電圧の変動を受けることを防止して、過電流の検出精度を向上させると共に、過電流の安定した検出が可能な電源装置の過電流検出方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る電源装置の過電流検出回路は、一対の電力半導体スイッチング素子と、該一対の電力半導体スイッチング素子の駆動手段と、該駆動手段に駆動信号を供給するパルス幅変調発振器と、該発振器に基準電圧との誤差信号を供給する誤差増幅器とを備えた降圧型DC−DCコンバータに含まれる電源装置の過電流検出回路であって、前記一対の電力半導体スイッチング素子の一方である上側電力半導体スイッチング素子とは別に、前記上側電力半導体スイッチング素子のm分の1のサイズを有するセンス用電力半導体スイッチング素子を設けると共に、前記センス用電力半導体スイッチング素子を常時オンさせる手段と、前記センス用電力半導体スイッチング素子に過電流相当値に対応したm分の1の電流を流すことにより得られるオン電圧、即ち過電流検出用の基準電圧と、前記上側電力半導体スイッチング素子がオン時のオン電圧をスイッチとコンデンサから成るサンプルホールド回路を介させることにより得られる電圧とを、コンパレータで比較することにより過電流を検出する手段と、を備えたことを特徴とする電源装置の過電流検出回路を提供するものである。但し、mは正の整数とする(以下において同じ)。
ここで、前記電源装置の過電流検出回路において、前記上側電力半導体スイッチング素子と前記センス用電力半導体スイッチング素子とは同一チップ上に実装されていることを特徴とする。
また、前記電源装置の過電流検出回路において、前記コンパレータを一対のレベルシフト回路と差動対回路で構成するようにしたことを特徴とする。
また、前記電源装置の過電流検出回路において、前記サンプルホールド回路のスイッチに直列に抵抗を挿入したことを特徴とする。
また、前記電源装置の過電流検出回路において、前記上側電力半導体スイッチング素子と前記センス用電力半導体スイッチング素子の駆動信号とを分けて、前記センス用電力半導体スイッチング素子の駆動期間を前記上側電力半導体スイッチング素子の駆動期間の前半分としたことを特徴とする。
また、前記電源装置の過電流検出回路は、前記センス用電力半導体スイッチング素子の駆動期間を生成する信号として、RCから成る積分回路、CRから成る微分回路、前記微分回路にバイアス電圧を加えるバイアス回路、前記バイアス回路の出力と前記微分回路の出力を比較するコンパレータ、及び2入力のアンド回路を備え、前記積分回路の入力として前記一対の電力半導体スイッチング素子の出力を付与し、前記アンド回路の一方の入力として前記コンパレータの出力を付与し、さらに、前記アンド回路の他方の入力として前記上側電力半導体スイッチング素子の駆動信号を付与した回路の出力信号を使用することを特徴とする。
さらに、前記電源装置の過電流検出回路は、前記センス用電力半導体スイッチング素子を常時オンさせる前記手段に代えて、前記センス用電力半導体スイッチング素子の駆動信号を、前記上側電力半導体スイッチング素子の駆動期間より幅広く設定するものとしたことを特徴とする。
また、応用製品として、前記電源装置の過電流検出回路を含む降圧型DC−DCコンバータを電源装置として備えたことを特徴とする情報処理装置を提供するものである。
ここで、前記情報処理装置は、CPU、メモリ、及び前記メモリの情報を記憶するハードディスク装置を備えていることを特徴とする。
さらに、本発明に係る電源装置の過電流検出方法として、一対の電力半導体スイッチング素子と、該一対の電力半導体スイッチング素子の駆動手段と、該駆動手段に駆動信号を供給するパルス幅変調発振器と、該発振器に基準電圧との誤差信号を供給する誤差増幅器とを備えた降圧型DC−DCコンバータに使用される電源装置の過電流検出方法であって、前記一対の電力半導体スイッチング素子の一方である上側電力半導体スイッチング素子とは別に、前記上側電力半導体スイッチング素子のm分の1のサイズを有するセンス用電力半導体スイッチング素子を設けると共に、前記センス用電力半導体スイッチング素子を常時オンさせるステップと、前記センス用電力半導体スイッチング素子に過電流相当値に対応したm分の1の電流を流すことにより得られるオン電圧、即ち過電流検出用の基準電圧と、前記上側電力半導体スイッチング素子がオン時のオン電圧をスイッチとコンデンサから成るサンプルホールド回路を介させることにより得られる電圧とを、コンパレータで比較することにより過電流を検出するステップと、を有することを特徴とする電源装置の過電流検出方法を提供するものである。
以上説明したように、本発明の電源装置の過電流検出方法によれば、メインMOSFETのオン電圧と、過電流設定用の基準電圧を得るためのセンスMOSFETのオン電圧とを、共にDC電圧としているので、コンパレータでの比較が容易となり、これにより、MOSFETのオン抵抗のプロセスばらつきによるオン電圧の変動やスイッチングノイズの影響が抑制されるので、検出精度の高い安定な過電流検出が可能な電源装置の過電流検出方法を提供することができる効果がある。
また、センスMOSFETと、メインMOSFETとは、LSIやICに内蔵されたものを使用するので、過電流センスのための外付部品が不要となり、システム・装置の設計・製造コストの低減が可能となる効果がある。
さらに、メインMOSFETのオン電圧と、センスMOSFETのオン電圧とは、共にDC電圧としているので、コンパレータの性能に支配されずに安定したオン電圧の比較が可能となり、また、オン電圧の比較方法も容易となり、電源装置のスイッチング周波数が10MHz以上である場合にも、容易に過電流の検出が可能となる効果がある。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の電源装置の過電流検出回路及び過電流検出方法を実施するための最良の形態を詳細に説明する。図1〜図11は、本発明の実施の形態を例示する図であり、これらの図において、同一の符号を付した部分は同一物を表わし、基本的な構成及び動作は同様であるものとする。
本発明の電源装置の過電流検出回路では、降圧型DC−DCコンバータの電源装置において、メインMOSFETと称する上側パワーMOSFETとは別に上側パワーMOSFETのm分1のサイズのセンスMOSFETを設けて常時オンさせ、このセンスMOSFETに過電流相当値に相当したm分の1の電流を流して得られる過電流設定用の基準電圧と、上側パワーMOSFETがオンになった時のオン電圧をサンプルホールドして得られたDCのホールド電圧とを、コンパレータで比較して過電流の検出を行っている。このような本発明の原理に基づいた過電流検出回路及び過電流検出方法として、下記の第1〜第5実施形態について説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1は、本発明の第1の実施形態に係る過電流検出回路を含む電源装置の回路図である。図1において、符号Viが入力端子を示し、符号Voが出力端子を示している。入力端子Viには上側パワーMOSFET(Q1)が接続され、接地電位側には下側パワーMOSFET(Q2)が接続される。パワーMOSFET(Q1)と、パワーMOSFET(Q2)との中点にはインダクタL及びコンデンサCoから成るLC平滑フィルタ(パワー系出力フィルタ)が接続され、さらに、このLC平滑フィルタの中点には出力端子Voと誤差増幅器EAの一方の入力(−)が接続される。
また、誤差増幅器EAの他方の入力(+)には、基準電圧Vrefが接続される。誤差増幅器EAの出力にはパルス幅変調(Pulse Width Modulation:PWMと略す)発振器PWMと、ドライバ回路DRVとが接続され、さらに、ドライバ回路DRVを介してパワーMOSFET(Q1)と、パワーMOSFET(Q2)のゲートが接続される。パワーMOSFET(Q1,Q2)は互いに逆相で駆動され、交互に導通する。通常、基準電圧Vrefと誤差増幅器EAとパルス幅変調発振器PWMを含めて、制御回路CONTと称している。
次に、図1において、本実施形態に係る過電流検出回路の構成を示すと、入力端子Viには、センスMOSFET(Q3)と、ホールドコンデンサCSHとが接続される。また、ホールドコンデンサCSHと、スイッチMOSFET(Q4)との中点には、コンパレータCOMPの負の入力が接続され、センスMOSFET(Q3)と定電流源Irocとの中点には、コンパレータCOMPの正の入力が接続される。さらに、コンパレータCOMPの出力は、制御回路CONT内のパルス幅変調発振器PWMに接続される。
この実施の形態では、メインMOSFETと称する上側パワーMOSFET(Q1)と、センスMOSFET(Q3)とは、同一チップ内にあることが必要であり、上側パワーMOSFET(Q1)とセンスMOSFET(Q3)とのMOSサイズの比はm:1であるものとする。また、センスMOSFET(Q3)のゲートは接地電位に接続されており、センスMOSFET(Q3)は常時オン動作である。
次に、図1に示す電源回路における出力電圧の安定化動作について説明する。まず、降圧型コンバータの定常動作においては、入力端子Viに印加された入力電圧は、上側パワーMOSFET(Q1)と、下側パワーMOSFET(Q2)とのオン/オフ制御によって、LC平滑フィルタを介した電圧VFBに変換される。この変換電圧VFBは、基準電圧Vrefと誤差増幅器EAで比較され、その結果、誤差増幅器EAの出力には誤差電圧が増幅されて発生する。この誤差電圧はパルス幅変調発振器PWMでPWMパルスに変換される。このPWMパルスは、ドライバ回路DRVで上側パワーMOSFET(Q1)と、下側パワーMOSFET(Q2)とを駆動するオン/オフ時間比(デューティ比:α)に変換され、また、誤差電圧がゼロになるように負帰還制御され、その結果、変換電圧VFBは基準電圧Vrefに等しくなる。この場合、定常状態において前記LC平滑フィルタを通して得られる変換電圧VFB、即ち、出力端子Voに得られる出力電圧Voutは、入力端子Viに印加される入力電圧Vinのデューティ比αに比例する。従って、Vout=VFB=Vref=α・Vinの関係式が成立する。
ここで、前記デューティ比αは、オン時間/(オン時間とオフ時間の和)で定義しているので、0〜1の間の値をとる。また、前記デューティ比αは、電圧変換率に等しいので、出力電圧Voutと入力電圧Vinとの割合(Vout/Vin)で表すこともできる。したがって、前記LC平滑フィルタの出力(即ち出力端子Vo)には、入力電圧Vinのデューティ比αに比例した所望の電圧が、出力電圧Voutとして得られることになる。
次に、過電流検出に必要なインダクタLに流れる電流、即ちインダクタ電流ILの電流波形について述べる。インダクタ電流ILは、出力(負荷)電流の直流分に、入力電圧Vin、出力電圧Vout、インダクタLの値L、スイッチング周期Ts(スイッチング周波数の逆数)によって決まる変化電流が重畳した波形となる。この変化電流の大きさは、上側パワーMOSFET(Q1)がオンの時の変化電流ΔIL(on)が増加する場合は、ΔIL(on)=(VinーVout)/L・Ts・(Vout/Vin)であり、上側パワーMOSFET(Q1)がオフ(下側パワーMOSFET(Q2)がオン)の時の変化電流ΔIL(off)が減少する場合は、ΔIL(off)=Vout/L・Ts・(1−Vout/Vin)として求まる。したがって、定常状態では、ΔIL(on)=ΔIL(off)が成立するので、これの増減の幅がインダクタ電流ILの変化電流の振幅となる。過電流検出は負荷電流の直流分にこの変化電流分が重畳したピーク電流を検出することになる。
図1に示す電源回路における過電流検出は、上側パワーMOSFET(Q1)がオンの時に上側パワーMOSFET(Q1)のオン抵抗に流れるインダクタ電流ILをオン電圧の形で取り出すことによって実現している。
図2は、図1に示す回路の主要部分の動作波形を示す図である。以下、図2の波形を用いて、上記過電流検出の動作を説明する。
まず、図2(a)の定格負荷の定常動作の場合は、上側パワーMOSFET(Q1)のゲート駆動信号GHが“High”、即ちオンの時には、インダクタ電流ILの変化電流は徐々に増加していくので上側パワーMOSFET(Q1)のオン電圧も徐々に増加し、その結果Vx点の電圧は入力電圧Vin側より徐々に減少する。この減少電圧は、上側パワーMOSFET(Q1)のゲート駆動信号GHで同時にオンするスイッチMOSFET(Q4)を介してホールドコンデンサCSHのノード電圧VSHにも現われる。次に、上側パワーMOSFET(Q1)のゲート駆動信号GHが“Low”、即ちオフに切換った時は、同時にスイッチMOSFET(Q4)もオフとなるので、電圧VSHには前記切換った時点の電圧がサンプルされて保持され、一定値の電圧となる。この電圧VSHは過電流検出用の基準電圧VrocとコンパレータCOMPで比較されるが、定常動作のため、コンパレータCOMPの出力は“Low”の状態のままなので、過電流検出信号CLは発生しない。
次に、過電流動作になった時は、図2(b)に示すように、電圧VSHの振幅波形の形状は変わらないが、インダクタ電流の直流分は過電流になった分、直流分が増加するので、電圧VSHの波形は、より降下する。この結果、電圧VSHが過電流検出用の基準電圧Vrocより低下するので、コンパレータCOMPの出力は“Low”から“High”に切換わり、過電流が検出されて、過電流検出信号CLとして制御回路CONTに出力される。
以下、前述のような過電流検出信号CLが発生するための過電流の検出原理を、上側パワーMOSFET(Q1)とセンスMOSFET(Q3)との関係から成立することを示す。
まず、上側パワーMOSFET(Q1)と、センスMOSFET(Q3)とを同一チップ上に近接して設け、これらのMOSFETのサイズの関係は、センスMOSFET(Q3)のサイズを上側パワーMOSFET(Q1)のm分の1に設定する。次いで、常時オンのセンスMOSFET(Q3)に上側パワーMOSFET(Q1)に流れる電流IH(上側パワーMOSFET(Q1)がオン時のインダクタ電流ILのピーク値)のm分の1の電流を定電流源Irocに設定する。このように設定することにより、常時オンのセンスMOSFET(Q3)に、上側パワーMOSFET(Q1)の電流IHのm分の1の電流を流した時に発生するオン電圧と、上側パワーMOSFET(Q1)に電流IHを流した時に発生するオン電圧とは等しくなる。さらに、これらのMOSFETを近接して同一チップ上に設定しているので、パワーMOSFETのオン抵抗にプロセスばらつきがあっても両者のMOSFETは同じに影響を受けることになり、その結果、これらのオン電圧降下は等しくなる。したがって、上側パワーMOSFET(Q1)で定義した過電流値をIHとし、このIHのm分の1の電流を定電流源Irocに設定しておけば、上側パワーMOSFET(Q1)に流れる電流が過電流値になった時に電圧VrocとVSHの形でコンパレータCOMPで比較できるので、コンパレータCOMPの出力に過電流検出信号CLとして過電流を検出することができる。通常、過電流検出信号CLが検出されると、パワーMOSFET等の部品を破損させないために、例えばパルス幅変調発振器PWMの発振を停止させることや、図示していないが、場合によってはパワーMOSFETを強制的にオフ状態にすることなどの操作を行う。
以上述べたように、この実施の形態では、パワーMOSFETのオン抵抗のプロセスばらつきによるオン電圧の変動は同一チップ上に近接してセンスMOSFETを設けて過電流検出用の基準電圧を発生することにより受け難くしているので、検出精度が向上して安定な過電流検出に効果がある。
また、コンパレータCOMPの入力である過電流検出用の基準電圧Vrocとノード電圧VSHとはDC化しているので、スイッチングノイズに起因する前記コンパレータの誤動作を防止できる効果がある。さらに、前記コンパレータの入力ではDC電圧を扱っているので,従来のような高速のコンパレータが不要となり、電源のスイッチング周波数が10MHz以上になっても容易に安定に過電流検出が実現できる効果もある。
図3は、図1に示すコンパレータCOMPをMOSFETで構成した場合の1構成例を示す図である。過電流検出用の基準電圧Vrocとノード電圧VSHの電位は入力電圧Vin側に非常に偏っているため、過電流検出用の基準電圧Vroc側は、MOS(Q15)と定電流源CC2とから成るレベルシフト回路を介し、ノード電圧VSH側はMOS(Q16)と定電流源CC3とから成るレベルシフト回路を介した後に、MOS(Q11〜Q14)と定電流源CC1とから成る差動対回路に接続し、MOS(Q12)とMOS(Q14)との中点から過電流検出信号CLを出力する構成の回路で実現できる。コンパレータCOMPの動作は、過電流検出用の基準電圧VrocよりVSHの電圧が下がった時に過電流検出信号CLが“Low”から“High”に切換るように構成しているので、この構成でもって、過電流が発生したことを検出することができる。
〔第2の実施の形態〕
図4は、本発明の第2の実施形態に係る過電流検出回路を含む電源装置の回路図である。但し、同図において、制御回路CONT及びドライバDRVについては、図1に示すものと同じであるので、図示は省略している。図5は、図4に示す回路の主要部分の動作波形を示す図である。
図4に示す回路と図1に示す回路とを比べると、異なる点は、スイッチMOSFET(Q4)に直列に抵抗Rfilが接続されている点だけである。このように構成することにより、本発明の第1の実施の形態の効果に加えて、図4に示す電圧VSHの上側パワーMOSFET(Q1)のオン期間の波形が、ホールドコンデンサCSHと抵抗Rfilとによるフィルタ作用で平滑化されて、図5のVSHに示すようなリップル成分の少ない、よりDC電圧に近い値での過電流検出を実現することができる効果がある。
〔第3の実施の形態〕
本発明の第3の実施形態に係る過電流検出回路は、過電流相当値をピーク電流以外で検出している。図6は、本発明の第3の実施形態に係る過電流検出回路を含む電源装置の回路図である。但し、同図において、制御回路CONT及びドライバDRVについては、図1に示すものと同じであるので、図示は省略している。図7は、図6に示す回路の主要部分の動作波形を示す図である。
図6に示す過電流検出回路は、図1及び図4に示す過電流検出回路とは違って、スイッチMOSFET(Q4)のゲート駆動信号G4を、上側パワーMOSFET(Q1)のゲート駆動信号GHとは別個に設定している。また、図7に示すように、スイッチMOSFET(Q4)のゲート駆動信号G4(生成方法は後述する)のオン期間を上側パワーMOSFET(Q1)のゲート駆動信号GHのオン期間の2分の1の点までとするように構成している。このように構成することにより、本発明の第1の実施の形態の効果に加えて、過電流の検出が、インダクタ電流ILの直流分相当値、即ち負荷電流値で実現できる効果がある。
図8は、図6に示すゲート駆動信号G4を生成する回路の回路図である。図9は、図8に示す回路の主要部分の動作波形を示す図である。
図8に示す回路は、抵抗R1とコンデンサC1とから成るCRフィルタタイプの積分回路と、コンデンサC2と抵抗R2とから成る微分回路と、前記微分回路にバイアス電圧Vbを与えるバイアス回路と、コンパレータCOMP2と、アンド回路ANDと、で構成される。
図8に示す回路の動作は、前記積分回路に上側パワーMOSFET(Q1)と下側パワーMOSFET(Q2)との中点に電圧Vxを印加して三角波電圧を発生させ、この三角波電圧を前記微分回路を通すことにより、バイアス電圧Vbを中心電圧とする図9に示すような三角波電圧Vaが得られる。また、この三角波電圧Vaと、バイアス電圧VbとをコンパレータCOMP2で比較した時に、コンパレータCOMP2の出力として、図9に示すVcmpなる電圧波形が得られる。この電圧波形と、上側パワーMOSFET(Q1)のゲート駆動信号GHとをアンド回路ANDを通すことにより、その出力として、図9に示すスイッチMOSFET(Q4)のゲート駆動信号G4の波形が得られる。即ち、三角波電圧Vaの増加期間は、上側パワーMOSFET(Q1)がオンの時に限られ、よって、この期間の2分の1に相当する信号G4を得ることができる。
尚、バイアス電圧Vbとしては、任意の直流電圧を用いることができるが、場合によっては、出力電圧Voを使用することも可能である。
〔第4の実施の形態〕
図10は、本発明の第4の実施形態に係る過電流検出回路を含む電源装置の回路図である。但し、同図において、制御回路CONT及びドライバDRVについては、図1に示すものと同じであるので、図示は省略している。
図10に示す本過電流検出回路では、図1,4,6に示すようなセンスMOSFET(Q3)のゲート電位の接地電位への接続に代えて、前記ゲート電位を、予め決定した任意のパルス電圧を有するゲート駆動信号G3とし、これにより、前記パルス電圧で駆動しても、見掛け上、過電流検出用の基準電圧が上側パワーMOSFETのオン期間にDC電圧であると見做せるように工夫している。このように構成することにより、センスMOSFET(Q3)には常時電流が流れないので,携帯機器用の電源のように低消費電力化が要求される応用には効果的である。ゲート駆動信号G3として付与する具体的なパルス電圧の生成回路は、図示しないが、センスMOSFET(Q3)のオン時点を、上側パワーMOSFET(Q1)のオン時点よりも早めにし、かつ遅めにオフするようなパルス電圧を生成することが求められているだけであるので、前記パルス電圧の生成回路は、論理回路で構成することにより幅広く実現することが可能である。なお、このようなパルス電圧の生成回路は、本発明の他の実施の形態にも適用することができる。この実施形態によれば、本発明の第1の実施の形態の効果に加えて、回路の消費電力を低減できる効果も得られる。
〔第5の実施の形態〕
図11は、本発明の第5の実施形態に係る過電流検出回路を電源回路に含む情報処理装置の電源系統図である。本実施形態に係る情報処理装置は、本発明の第1〜第4の実施形態に係る過電流検出回路を備えた電源装置が、HDD(Hard disk Drive)装置に適用されたものである。
本発明の第1〜第4の実施形態に係る過電流検出回路を備えた電源装置であるDC−DCコンバータ(DC−DC1〜DC−DCn)は、HDD装置(HDD1〜HDDm)にデータを記憶するための制御を司るプロセッサCPUや高速大容量メモリDRAM、SRAM、等と同一チップ上に構成されて、これらの対象毎に異なる、適正な電圧値の電力を供給している。但し、ここでは、HDD装置(HDD1〜HDDm)には本発明に係る過電流検出回路を含む電源装置とは別の電源装置であるDC−DCコンバータ(DC−DC11〜DC−DC1m)が充当されているが、HDD装置(HDD1〜HDDm)の電源装置として、本発明に係る過電流検出回路を含む電源装置を充当することも可能である。
以上の各実施形態では、半導体スイッチング素子としてパワーMOSFETを使用するものとしたが、本発明に係る電源回路の過電流検出回路は、一般に、センス用のパワースイッチング素子をメインのパワースイッチング素子と同一チップ上に構成できれるものでありさえすれば、パワーMOSFETの代わりにIGBTやGaNデバイス,SiC(Silicon Carbide)デバイスなどの他のパワースイッチング素子を用いて構成することも可能である。
以上、本発明の電源装置の過電流検出回路及び過電流検出方法について、具体的な実施の形態を示して説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。当業者であれば、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、上記各実施形態又は他の実施形態にかかる発明の構成及び機能に様々な変更・改良を加えることが可能である。
本発明は、メインのパワーMOSFETと同一チップ上にセンスパワーMOSFETが内蔵されている電源回路の過電流検出回路として適用可能である。
また、絶縁型DC−DCコンバータへの適用も可能であり、一石のフォワード型コンバータ、二石のフォワード型,プッシュプル型,ハーフブリッジ型,フルブリッジ型、等の絶縁型DC−DCコンバータの用途にも適用可能である。
さらに、VRM、携帯機器用のDC−DCコンバータ、汎用のDC−DCコンバータ、等への適用も可能である。
本発明の第1の実施形態に係る過電流検出回路を含む電源装置の回路図である。 図1に示す回路の主要部分の動作波形を示す図である。 図1に示すコンパレータCOMPをMOSFETで構成した場合の1構成例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る過電流検出回路を含む電源装置の回路図である。 図4に示す回路の主要部分の動作波形を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る過電流検出回路を含む電源装置の回路図である。 図6に示す回路の主要部分の動作波形を示す図である。 図6に示すゲート駆動信号G4を生成する回路の回路図である。 図8に示す回路の主要部分の動作波形を示す。 本発明の第4の実施形態に係る過電流検出回路を含む電源装置の回路図である。 本発明の第5の実施形態に係る過電流検出回路を電源回路に含む情報処理装置の電源系統図を示す。
符号の説明
AND…アンド回路、CC1〜CC3…定電流源、CL…過電流検出信号、Co、CSH、C1、C2…コンデンサ、COMP、COMP2…コンパレータ、CONT…制御回路、CPU…中央処理装置、DC−DC1〜DC−DCn、DC−DC11〜DC−DC1m…DC−DCコンバータ、DRAM…ダイナミックRAM、DRV…ドライバ回路、EA…誤差増幅器、GH、GL、G3、G4…ゲート駆動信号、HDD1〜HDDm…HDD、IC…ロジックIC、IH…電流、IL…インダクタ電流、Iroc…定電流源、L…インダクタ、LINE…給電ライン、PWM…パルス幅変調発振器、Q1…上側パワーMOSFET、Q2…下側パワーMOSFET、Q3…センス用パワーMOSFET、Q4…MOSFETスイッチ、Q11〜Q16…MOSFET、R1、R2、Rfil…抵抗、SRAM…スタティックRAM、Va…ノード電圧、Vb…バイアス電圧、Vcmp…コンパレータCOMP2の出力電圧、Vi…入力端子、VFB…フィードバック電圧、Vo…出力端子、Vroc…過電流検出用基準電圧、VSH…ノード電圧、Vref…基準電圧、Vx…Q1とQ2との交点電圧。

Claims (10)

  1. 一対の電力半導体スイッチング素子と、該一対の電力半導体スイッチング素子の駆動手段と、該駆動手段に駆動信号を供給するパルス幅変調発振器と、該発振器に基準電圧との誤差信号を供給する誤差増幅器とを備えた降圧型DC−DCコンバータに含まれる電源装置の過電流検出回路であって、
    前記一対の電力半導体スイッチング素子の一方である上側電力半導体スイッチング素子とは別に、前記上側電力半導体スイッチング素子のm分の1のサイズを有するセンス用電力半導体スイッチング素子を設けると共に、前記センス用電力半導体スイッチング素子を常時オンさせる手段と、
    前記センス用電力半導体スイッチング素子に過電流相当値に対応したm分の1の電流を流すことにより得られるオン電圧、即ち過電流検出用の基準電圧と、前記上側電力半導体スイッチング素子がオン時のオン電圧をスイッチとコンデンサから成るサンプルホールド回路を介させることにより得られる電圧とを、コンパレータで比較することにより過電流を検出する手段と、
    を備えたことを特徴とする電源装置の過電流検出回路。
    但し、mは正の整数とする。
  2. 前記上側電力半導体スイッチング素子と前記センス用電力半導体スイッチング素子とは同一チップ上に実装されていることを特徴とする請求項1記載の電源装置の過電流検出回路。
  3. 前記コンパレータを一対のレベルシフト回路と差動対回路で構成するようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の電源装置の過電流検出回路。
  4. 前記サンプルホールド回路のスイッチに直列に抵抗を挿入したことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の電源装置の過電流検出回路。
  5. 前記上側電力半導体スイッチング素子と前記サンプルホールド回路の前記スイッチとの駆動信号を分けて、前記サンプルホールド回路の前記スイッチの駆動期間を前記上側電力半導体スイッチング素子の駆動期間の前半分としたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の電源装置の過電流検出回路。
  6. 前記センス用電力半導体スイッチング素子の駆動期間を生成する信号として、RCから成る積分回路、CRから成る微分回路、前記微分回路にバイアス電圧を加えるバイアス回路、前記バイアス回路の出力と前記微分回路の出力を比較するコンパレータ、及び2入力のアンド回路を備え、前記積分回路の入力として前記一対の電力半導体スイッチング素子の出力を付与し、前記アンド回路の一方の入力として前記コンパレータの出力を付与し、さらに、前記アンド回路の他方の入力として前記上側電力半導体スイッチング素子の駆動信号を付与した回路の出力信号を使用することを特徴とする請求項5記載の電源装置の過電流検出回路。
  7. 前記センス用電力半導体スイッチング素子を常時オンさせる前記手段に代えて、前記センス用電力半導体スイッチング素子の駆動信号を、前記上側電力半導体スイッチング素子の駆動期間より幅広く設定するものとしたことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の電源装置の過電流検出回路。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載の電源装置の過電流検出回路を含む降圧型DC−DCコンバータを電源装置として備えたことを特徴とする情報処理装置。
  9. 前記情報処理装置は、CPU、メモリ、及び前記メモリの情報を記憶するハードディスク装置を主要な構成要素として備えると共に、前記構成要素の少なくとも1つは、前記降圧型DC−DCコンバータを電源として備えることを特徴とする請求項8記載の情報処理装置。
  10. 一対の電力半導体スイッチング素子と、該一対の電力半導体スイッチング素子の駆動手段と、該駆動手段に駆動信号を供給するパルス幅変調発振器と、該発振器に基準電圧との誤差信号を供給する誤差増幅器とを備えた降圧型DC−DCコンバータに使用される電源装置の過電流検出方法であって、
    前記一対の電力半導体スイッチング素子の一方である上側電力半導体スイッチング素子とは別に、前記上側電力半導体スイッチング素子のm分の1のサイズを有するセンス用電力半導体スイッチング素子を設けると共に、前記センス用電力半導体スイッチング素子を常時オンさせるステップと、
    前記センス用電力半導体スイッチング素子に過電流相当値に対応したm分の1の電流を流すことにより得られるオン電圧、即ち過電流検出用の基準電圧と、前記上側電力半導体スイッチング素子がオン時のオン電圧をスイッチとコンデンサから成るサンプルホールド回路を介させることにより得られる電圧とを、コンパレータで比較することにより過電流を検出するステップと、
    を有することを特徴とする電源装置の過電流検出方法。
    但し、mは正の整数とする。
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