JP4342345B2 - ナースコールシステム - Google Patents

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Description

本発明は、ナースコールシステムに係り、特に患者が携帯する呼出発信機から送出される呼出電波及び発信機IDを受信し、呼出電波の電界強度、発信機IDおよび受信機IDを送出することができる受信機を備えるナースコールシステムに関する。
従来から、この種のナースコールシステムとして、一部を無線化し、重要な部分(呼び出しを確保して患者を確実にケアしなければならない部分)を有線として、当該有線を電源供給用や呼出信号伝送用として、患者からの呼び出しをナースセンター内の表示装置に表示させるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような構成のナースコールシステムによれば、ナースセンター内に設置される機器(親機)と病室に設置される機器(ベッド子機)間を接続する電源線を、機器への電源供給用と呼出信号伝送用として使用することにより、配線工事を大幅に軽減し、経済性に優れ、かつ緊急時に確実にナースセンターを呼び出すことができる。
しかしながら、このような構成のナースコールシステムにおいては、通常のナースコールシステムに無線式の子機(呼出発信機)を付加してシステムが構築されるため、無線式の子機専用のアダプタや制御装置を別途用意しなければならず、コスト的に割高になるという難点があった。また、このようなナースコールシステムにおいては、呼出信号や患者情報などの全てのデータがアダプタを介して制御装置へ送信されることから、当該制御装置が過負荷状態になり、データを迅速に処理することが困難になる虞があった。
特開平10−165376号公報 (段落番号「0009」、「0048」、図1)
本発明は、上述の難点を解消するためになされたもので、呼出通話を従来のナースコールシステムで構築し、無線式の子機(呼出発信機)の位置検出をパーソナルコンピュータで構築することができるナースコールシステムを提供することを目的としている
本発明の第1の態様であるナースコールシステムは、患者が携帯する呼出発信機から送出される呼出電波及び発信機IDを受信し、呼出電波の電界強度、発信機IDおよび受信機IDを送出する受信機、発信機IDによって呼び出した患者を表示し、受信機IDおよび呼出電波の電界強度または到達時間から呼出発信機の位置またはエリアを特定するための第1の親機を有する電波受信系統と、呼出発信機の位置またはエリアを特定した第1の親機からの出力信号を受信した受信機にて生成される呼出信号にアダプタIDを付加した呼出検出信号を送出するアダプタ、呼出検出信号を受信した制御装置の制御によってアダプタIDに該当する呼出発信機からの呼び出しがあることを表示する第2の親機を有する呼出通話系統と、受信機に近接して設けられ、画像を撮像し、TCP/IP等のデジタルデータプロトコルによって撮像した映像信号を送信するカメラとを備えたものである。呼出発信機から呼び出しがあった場合に、受信機IDに基づいて患者を撮像できるカメラを特定し、カメラから送信される画像を第1の親機に表示させ、呼出発信機から一定時間毎に送信される間欠呼出電波を各所に設置した前記受信機で受信し、間欠呼出電波の電界強度または到達時間のデータ値に変化がない場合は、呼出発信機を携帯する患者が動けない状態と判断し、受信機IDに基づいて患者を撮像できるカメラを特定し、カメラから送信される画像を第1の親機に表示させるものである。
本発明の第2の態様は、本発明の第1の態様であるナースコールシステムにおいて、受信機およびカメラは、ハブに共用・接続されているものである。
本発明の第3の態様は、本発明の第1の態様または第2の態様であるナースコールシステムにおいて、呼出発信機の位置情報より呼出発信機を携帯する患者が危険区域に近づいたと判断した場合、受信機IDに基づいて患者を撮像できるカメラを特定し、カメラから送信される画像を第1の親機に表示させるものである。
本発明の第4の態様は、本発明の第1の態様乃至第3の態様の何れかの態様であるナースコールシステムにおいて、呼出発信機の位置情報をもとに第1の親機からの操作で呼出発信機を携帯する患者を撮像できるカメラを特定し、カメラから送信される画像を第1の親機に表示させるものである。
本発明の第5の態様は、本発明の第1の態様乃至第4の態様の何れかの態様であるナースコールシステムにおいて、呼出発信機の位置情報をもとに、患者を撮像できる複数のカメラを特定し、複数のカメラから送信される画像をポップアップ等のマルチウィンドウシステムを用いて第1の親機に表示させるものである。
本発明の第6の態様は、本発明の第1の態様乃至第5の態様の何れかの態様であるナースコールシステムにおいて、アダプタは、空きベッドのチャンネルを流用して受信機と接続するものである。
本発明の第1の態様乃至第7の態様のナースコールシステムによれば、呼出通話のシステムを従来のナースコールシステムで構築し、呼出発信機の位置検出のシステムをパーソナルコンピュータで構築することができることから、従来のアダプタや制御装置を用いて、呼出発信機を有する無線式のナースコールシステムを提供することができる。また、付随的に次のような効果も奏する。
第1に、受信機IDによって患者が携帯する呼出発信機の位置またはエリアを特定することができることから、患者を探し回らなくても、患者への対応を迅速に行なうことができる。
第2に、受信機に近接して設けられたカメラから患者の画像が送信されてくることから、患者の様子をカメラで確認することができ、ひいては当該患者に対して緊急の対応を要するか否かの判断を容易に行なうことができる。
第3に、ハブを備えていることから、受信機とカメラとを共用で接続することができる。
第4に、呼出発信機から一定時間毎に送信される間欠呼出電波を各所に設置した受信機で受信し、間欠呼出電波の電界強度のデータ値に変化がない場合またはデータ値が所定の範囲で変化する場合は、呼出発信機を携帯する患者が動けない状態と判断し、受信機IDに基づいて患者を撮像できるカメラを特定し、当該カメラから送信される画像をパーソナルコンピュータ等から成る親機に表示させることができることから、呼出をかけることもできずに倒れて動けなくなった患者でも、自動的に発見でき、患者への対応が手遅れになることを防止することができる。
第5に、呼出発信機の位置情報より呼出発信機を携帯する患者が危険区域に近づくと、近接するカメラから当該患者の画像が送信され、パーソナルコンピュータ等から成る親機に表示させることができることから、患者が別の病棟や看護対応が困難な場所へ移動することを事前に防止することができる。
第6に、呼出発信機の位置情報をもとに、パーソナルコンピュータ等から成る親機からの操作で患者を撮像できるカメラを特定し、当該カメラから送信される画像を親機に表示させることができる、ひいては、患者がどこにいてもその状態を容易に把握することができる。
以下、本発明のナースコールシステムを適用した実施の形態例について、図面を参照して説明する。ここで、図1は、本発明の一実施例におけるナースコールシステムのブロック図を示している。
同図において、本発明のナースコールシステムは、各病室の患者用ベッド付近にそれぞれ設置された第1〜第4のベッド子機1a、1b、1c、1dと、第1〜第4のベッド子機1a、1b、1c、1dごとに割り当てられ、各患者が携帯する第1〜第4の呼出発信機2a、2b、2c、2dと、例えば病室に設置された第1の受信機3aおよび第1のアダプタ4aと、例えばトイレに設置された第2の受信機3bおよび第2のアダプタ4bと、例えば共用部等に設置された第3の受信機3cおよび第3のアダプタ4cと、第1〜第3の受信機3a、3b、3cにそれぞれ近接して設けられ、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)等のデジタルデータプロトコルによって撮像した映像信号を送信する第1〜第3のカメラ5a、5b、5cと、ナースステーション内に設置された親機6と、共用部等に設置された制御装置7と、カメラと共用で接続できるハブ8(HUB)と、サーバー9とを備えている。また、親機6は、電波受信系統に接続されるパーソナルコンピュータ等から成る第1の親機(以下、適宜「電波系親機」という。)6aと、呼出通話系統に接続される第2の親機(以下、適宜「呼出通話系親機」という。)6bとを備え、第1〜第3のアダプタ4a、4b、4cは、それぞれ同様の構成とされ、それぞれ第1〜第3の受信機3a、3b、3cに接続できる受信機インターフェイス(以下「受信機I/F」という。)41と、ベッド子機が使用するチャンネルおよび呼出発信機が空きベッドのチャンネルを流用して使用するチャンネル(不図示)を備え、第1〜第3の受信機3a、3b、3cは、それぞれ同様の構成とされ、それぞれ受信機I/F41に接続できるアダプタインターフェイス(以下「アダプタI/F」という。)32および第1の親機(電波系親機)6aに接続できるPCインターフェイス(以下「PC・I/F」という。)31を備えている。なお、第7の伝送路L7は第1〜第4の子機伝送路L7a、L7b、L7c、L7dで、第9の伝送路L9はLANケーブル等で構成される第1〜第4のカメラ伝送路L9a、L9b、L9c、L9dでそれぞれ構成されている。
ここで、第1の親機(電波系親機)6aは、第1の伝送路L1を介して第1〜第3の受信機3a、3b、3cのPC・I/F31に、第2の伝送路L2を介して第2の親機(呼出通話系親機)6bに、第3の伝送路L3を介してハブ8にそれぞれ接続され、第1〜第3の受信機3a、3b、3cのアダプタI/F32には、それぞれ第4の伝送路L4を介して対応する第1〜第3のアダプタ4a、4b、4cの受信機I/F41が、第2の親機(呼出通話系親機)6bには第5の伝送路L5を介して制御装置7がそれぞれ接続されている。また、制御装置7は、第6の伝送路L6を介して第1〜第3のアダプタ4a、4b、4cに接続され、第1のアダプタ4aには第1の子機伝送路L7aを介して第1のベッド子機1aが、第2の子機伝送路L7bを介して第2のベッド子機1bが、第3の子機伝送路L7cを介して第3のベッド子機1cが、第4の子機伝送路L7dを介して第4のベッド子機1dがそれぞれ接続されている。さらに、ハブ8は、第8の伝送路L8を介してサーバーに、第1〜第4のカメラ伝送路L9a、L9b、L9c、L9dを介して第1〜第3のカメラ5a、5b、5cにそれぞれ接続されている。なお、上述の第1〜第3の受信機3a、3b、3cは、次のようにして対応する第1〜第3のアダプタ4a、4b、4cのチャンネルに接続されている。すなわち、通常、病室には6個のベッド子機1a、1b、1c、1d、・・・が設置されるものとして、これらのベッド子機1a、1b、1c、1d、・・・を接続する第1〜第3のアダプタ4a、4b、4cにはそれぞれ6個の接続チャンネルが装備されている。ところが、この実施例では、1室に4個のベッド子機1a、1b、1c、1dが設置されているため、第1〜第3のアダプタ4a、4b、4cにはそれぞれ2個の空ベッドのチャンネルが存在することになる。そこで、この実施例においては、2個の空ベッドのチャンネルのうち、1個の空ベッドのチャンネルを流用して対応する第1〜第3の受信機3a、3b、3cが接続されている。
次に、本発明のナースコールシステムの動作について説明する。なお、本発明のナースコールシステムにおいては、第2の親機(呼出通話系親機)6bの有する通話機能と第1〜第4のベッド子機1a、1b、1c、1dの有する通話機能との間に、第5の伝送路L5、制御装置7、第6の伝送路L6、第1のアダプタ4aおよび第7の伝送路L7に至る系統(以下「呼出通話系統」という。)を介して通話路が形成される点は、従来のナースコールシステムと同様であることから詳細な説明を省略する。
まず、例えば病室内のある患者(以下「第1の患者」という。)が第1の患者に割り当てられた呼出発信機(以下「第1の呼出発信機」という。)2aの呼出ボタン(不図示)を押下すると、第1の呼出発信機2aから第1の呼出発信機2aに係る発信機ID(以下「第1の発信機ID」という。)を含有する呼出電波(以下「第1の呼出電波」という。)が第1〜第3の受信機3a〜3cに向けて送信される。
かかる第1の呼出電波が第1の受信機3aで受信されると、第1の受信機3aのPC・I/F(以下「第1のPC・I/F」という。)31から、受信時における電界強度データ(または受信を判別するデータ)、第1の発信機IDおよび第1の受信機3aに係るID(以下「第1の受信機ID」という。)を含有するデータ(以下「第1のデータ」という。)が出力され、かかる第1のデータが第1の伝送路L1の系統(以下「電波受信系統」という。)を介して第1の親機(電波系親機)6aへ送信される。同様にして、第2、第3の受信機3b、3cのPC・I/F(以下「第2、第3のPC・I/F」という。)31から、受信時における電界強度データ(または受信を判別するデータ)、第1の発信機IDおよび第2、第3の受信機3b、3cに係るID(以下「第2、第3の受信機ID」という。)を含有するデータ(以下「第2、第3のデータ」という。)が出力され、かかる第2、第3のデータが電波受信系統L1を介して第1の親機(電波系親機)6aへ送信される。
ここで、第1の親機(電波系親機)6aにおいて、第1〜第3のデータを構成する電界強度データの最大値を判定することで、第1の呼出発信機2aに最も近接している例えば第2の受信機3bが特定される。すなわち、例えば、第1〜第3のデータを構成する電界強度データのうち、第2のデータを構成する電界強度データが最大値であると判定されると、トイレに設置した第2の受信機3bの近傍に第1の呼出発信機2aが位置していると判断される。
このようにして、第1の呼出発信機2aの位置が特定されると、第1の親機(電波系親機)6aから、第1の発信機IDを含有する発信機位置確定信号が出力され、かかる発信機位置確定信号が電波受信系統L1を介して第2のPC・I/F31へ送信される。かかる発信機位置確定信号が第2のPC・I/F31へ入力されると、第2の受信機3bのアダプタI/F(以下「第2のアダプタI/F」という。)32から呼出信号(以下「第1の呼出信号」という。)が出力され、かかる第1の呼出信号が第4の伝送路L4を介して第2のアダプタ4bの受信機I/F(以下「第2の受信機I/F」という。)41へ入力される。また、第1の呼出信号が第2の受信機I/F41へ入力されると、第2のアダプタ4bから第2のアダプタ4bに係るID(以下「第2のアダプタID」という。)を含有する呼出検出信号(以下「第1の呼出検出信号」という。)が空きベッドのチャンネルを流用して出力され、かかる第1の呼出検出信号が第6の伝送路L6を介して制御装置7へ伝送される。
かかる第1の呼出検出信号が制御装置7で検出されると、制御装置7から第2のアダプタIDを含有する呼出制御信号(以下「第1の呼出制御信号」という。)が出力され、かかる第1の呼出制御信号が第5の伝送路L5を介して第2の親機(呼出通話系親機)6bへ送信される。これにより、第2の親機(呼出通話系親機)6bに対して第1の患者からの呼出表示が行なわれ、第2のアダプタ4bに予め割り当てられた表示灯(不図示)が点滅する。また、第1の呼出制御信号は、第2の親機(呼出通話系親機)6bおよび第2の伝送路L2を介して第1の親機(電波系親機)6aへ送信され、かかる第1の呼出制御信号が第1の親機(電波系親機)6aで検出されると、第1の親機(電波系親機)6aの記憶装置(不図示)に記憶された患者情報に関するデーターベースおよび受信機設置場所に関するデーターベースと、第1の発信機IDおよび第2のアダプタIDとが照合される。これにより、第1の呼出発信機2aを携帯する患者(この実施例では第1の患者)の氏名等を示す患者管理データ、患者の救護区分などを示す医療・看護データ(以下「第1の患者データ」という。)および第1の患者が呼び出しをかけた場所(この実施例ではトイレ)が第1の親機(電波系親機)6aを構成するタッチパネル付LCD等の表示部(不図示)にポップアップ表示される。ここで、前述の患者情報に関するデータや受信機設置場所に関するデータは、情報取得コマンドを第1の親機(電波系親機)6aから第3の伝送路L3、ハブ8および第8の伝送路L8を介してサーバ9へ送信し、当該サーバ9から入手するようにしてもよい。
次に、本発明のナースコールシステムの付加機能について説明する。
第1に、各受信機3a、3b、3cにそれぞれカメラ5a、5b、5cが近接して設置されている場合は、第1の親機6によって、例えば第1の呼出発信機2aの位置が特定されると、かかる第1の呼出発信機2aの位置情報に基づいて、次のようにして、第1の患者を撮像するカメラ(この実施例では第2のカメラ5b)が特定される。すなわち、第1の親機(電波系親機)6aにおいて、第1の呼出発信機2aが例えば第2の受信機3bのエリア付近に位置していると特定されると、第1の親機(電波系親機)6aの記憶装置に記憶された第2の受信機3bとカメラアドレスとの対応テーブルから、当該トイレに設置された第2のカメラ5bのIPアドレスが特定される。
ここで、看護師が第1の親機(電波系親機)6aに対して第2のカメラ5bの出画要求ボタン(不図示)を操作すると、第1の親機(電波系親機)6aは第2のカメラ5bのIPアドレスに出画要求信号を送り、第2のカメラ5bによって第1の患者および第2の受信機3bのエリア付近の画像が撮像され、撮像された映像信号がTCP/IP等のデジタルデータプロトコルによって第2のLANケーブルL9b、ハブ8および第3の伝送路L3を介して第1の親機(電波系親機)6aへ送信され、当該第1の親機(電波系親機)6aの表示部に第1の患者の画像が表示される。
この実施例によれば、第1の呼出発信機2aに近接する第2の受信機3bの位置から、第1の患者の位置を確認することができ、また、第2のカメラ5bから送信される画像から第1の患者の様子を確認することができることから、第1の患者を探し回る必要がなくなり、さらに、第1の患者に対して緊急の対応が必要かどうかを容易にかつ迅速に判断することができる。
第2に、例えば第1の呼出発信機2aから、一定時間毎に電波を送信(以下[間欠送信電波]と言う。)し、かかる間欠送信電波を各所に設置した第1〜第3の受信機3a〜3cで受信して、第1の呼出発信機2aの位置を特定するようにしてもよい。
この実施例においては、各受信機3a、3b、3cから電波受信系統L1を介して第1の親機(電波系親機)6aへ送信される第1〜第3のデータにおける電界強度データの変化を判定することで、第1の患者の非常事態を把握することができる。
すなわち、例えば前述のようにして、第1の患者の位置が第2の受信機3bのエリア付近と特定され、かつ第2のデータを構成する電界強度または到達時間のデータの値に変化がないか、若しくは電界強度データの値が一定の範囲で変化している場合は、第1の親機(電波系親機)6aから、第1の発信機IDを含有する患者非常事態確定信号が出力され、かかる患者非常事態確定信号が前述の発信機位置確定信号と同様の系統を経由して第1、第2の親機6a、6bへ送信される。これにより、第2の親機(呼出通話系親機)6bに対して第1の患者が非常事態にある旨の呼出表示が行なわれ、第1の親機(電波系親機)6aの表示部に、第1の患者データおよび第1の患者の位置として特定された第2の受信機3bの位置(トイレ)をポップアップ表示させることができる。さらに、前述と同様にして、第2のカメラ5bによって撮像された第1の患者およびトイレ付近の画像をポップアップ表示させることができる。
第3に、第1の親機(電波系親機)6aの受信機設置場所に関するデーターベースに危険区域を分類しこれを記憶させた場合には、患者が危険区域、例えば看護対応が困難な場所(例えば他の病棟)へ移動することを事前に防止することができる。
すなわち、例えば、第1の呼出発信機2aを携帯する第1の患者が、危険区域に設置された受信機(なお、以下の実施例においては、説明を簡単にするため、第2の受信機3bが危険区域の付近に設置されているものとして説明する。)に近づくと、第1の親機(電波系親機)6aから、第1の発信機IDを含有する危険区域接近確定信号が出力され、かかる危険区域接近確定信号が前述の発信機位置確定信号と同様の系統を経由して第1、第2の親機6a、6bへ送信される。これにより、第2の親機(呼出通話系親機)6bに対して第1の患者が危険区域に近づいている旨の呼出表示が行なわれ、第1の親機(電波系親機)6aの表示部に、危険区域(この実施例では第2の受信機3b)と、第1の患者が危険区域に接近していること旨をポップアップ表示させることができる。さらに、前述と同様にして、第2のカメラ5bによって撮像された第1の患者および危険区域付近の画像をポップアップ表示させることができる。
第4に、呼出発信機から間欠送信電波が送信され、第1の親機6aで特定した患者の位置情報を第1の親機6aの表示部に患者の氏名と共に常時表示させ、看護師が必要に応じて第1の親機6aの該当部分(患者の氏名が表示された部分)をタッチ操作することで、当該患者の画像が特定されたカメラから送信され、ポップアップ等で表示させることができる。
図2は、本発明の他の実施例におけるナースコールシステムのシステム構成図を示している。なお、同図において、図1と共通する部分には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
この実施例においては、図1に示す第1の伝送路L1に代えて、第1、第2、第3のLANケーブルL1a、L1b、L1cが用いられ、第1のLANケーブルL1aを介して第1の受信機3aが、第2のLANケーブルL1bを介して第2の受信機3bが、第3のLANケーブルL1cを介して第3の受信機3cがハブ8にそれぞれ並列に接続されている。
この実施例によれば、複数の受信機3a〜3cと複数のカメラ5a〜5cとを共用で接続することができ、配線・施工を容易に行なうことができる。
本発明のナースコールシステムは、前述の実施例に限定されず、例えば、次に述べるようにしても、本発明のナースコールシステムと同様の効果を奏する。
第1に、前述の実施例においては、呼出電波の電界強度から、呼出発信機の位置を特定しているが、呼出電波の到達時間から、すなわち、各受信機から送信される電界強度データのうち、最速で送信してくる受信機の近傍に呼出発信機が位置するとし判断してもよい。
第2に、受信機IDに基づいて呼出発信機を携帯する患者を撮像できる複数のカメラを特定し、複数のカメラから送信される画像をポップアップ等のマルチウィンドウシステムを用いて、第1の親機を構成するパーソナルコンピュータに表示してもよい。
第3に、前述のアダプタは、受信機を経由して呼出発信機から受信した呼出電波に無線発信フラグを付加して送出し、親機は無線発信フラグを受信した場合には呼出発信機からの呼び出しであることを呼出通話系統に送信するようにしてもよい。
第4に、病室の個数や受信機、アダプタ、ハブおよびカメラの台数は実施例のものに限定されず、システムの規模に応じて増減することができる。
本発明の一実施例におけるナースコールシステムのシステム構成図。 本発明の他の実施例におけるナースコールシステムのシステム構成図。
1a、1b、1c、1d・・・ベッド子機
2a、2b、2c、2d・・・呼出発信機
3a、3b、3c・・・受信機
4a、4b、4c・・・アダプタ
5a、5b、5c・・・カメラ
6a・・・第1の親機(電波系親機)
6a・・・第2の親機(呼出通話系親機)
7・・・制御装置
8・・・ハブ
L1・・・電波受信系統
L4、L5、L6、L7・・・呼出通話系統

Claims (6)

  1. 患者が携帯する呼出発信機(2a、2b、2c、2d、・・・)から送出される呼出電波及び発信機IDを受信し、前記呼出電波の電界強度、前記発信機IDおよび受信機IDを送出する受信機(3a、3b、3c、・・・)、前記発信機IDによって呼び出した患者を表示し、前記受信機IDおよび前記呼出電波の電界強度または到達時間から前記呼出発信機の位置またはエリアを特定するための第1の親機(6a)を有する電波受信系統(L1)と、
    前記呼出発信機の位置またはエリアを特定した前記第1の親機からの出力信号を受信した前記受信機にて生成される呼出信号にアダプタIDを付加した呼出検出信号を送出するアダプタ(4a、4b、4c、・・・)、前記呼出検出信号を受信した制御装置(7)の制御によって前記アダプタIDに該当する呼出発信機からの呼び出しがあることを表示する第2の親機(6b)を有する呼出通話系統(L4、L5、L6、L7)と、
    前記受信機に近接して設けられ、画像を撮像し、TCP/IP等のデジタルデータプロトコルによって撮像した映像信号を送信するカメラ(5a、5b、5c、・・・)とを備え、
    前記呼出発信機から呼び出しがあった場合に、前記受信機IDに基づいて前記患者を撮像できるカメラを特定し、前記カメラから送信される画像を前記第1の親機に表示させ、 前記呼出発信機から一定時間毎に送信される間欠呼出電波を各所に設置した前記受信機で受信し、前記間欠呼出電波の電界強度または到達時間のデータ値に変化がない場合は、前記呼出発信機を携帯する患者が動けない状態と判断し、前記受信機IDに基づいて前記患者を撮像できるカメラを特定し、前記カメラから送信される画像を前記第1の親機に表示させることを特徴とするナースコールシステム。
  2. 前記受信機および前記カメラは、ハブ(8)に共用・接続されていることを特徴とする請求項1記載のナースコールシステム。
  3. 前記呼出発信機の位置情報より前記呼出発信機を携帯する患者が危険区域に近づいたと判断した場合、前記受信機IDに基づいて前記患者を撮像できるカメラを特定し、前記カメラから送信される画像を前記第1の親機に表示させることを特徴とする請求項1または請求項2記載のナースコールシステム。
  4. 前記呼出発信機の位置情報をもとに前記第1の親機からの操作で前記呼出発信機を携帯する患者を撮像できるカメラを特定し、前記カメラから送信される画像を前記第1の親機に表示させることを特徴とする請求項1乃至請求項3何れか1項記載のナースコールシステム。
  5. 前記呼出発信機の位置情報をもとに、前記患者を撮像できる複数のカメラを特定し、前記複数のカメラから送信される画像をポップアップ等のマルチウィンドウシステムを用いて前記第1の親機に表示させることを特徴とする請求項1乃至請求項4何れか1項記載のナースコールシステム。
  6. 前記アダプタは、空きベッドのチャンネルを流用して前記受信機と接続することを特徴とする請求項1乃至請求項5何れか1項記載のナースコールシステム。
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