JP4341028B2 - 常用発電装置の系統連系保護装置 - Google Patents

常用発電装置の系統連系保護装置 Download PDF

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本発明は、商用電源の交流電力系統に連系して逆潮流を行う常用発電装置に適用される系統連系保護装置に関する。
ごみ発電システム、コージェネレーション等の常用発電装置(自家発電装置)と交流電力系統とを連系保護する装置として、系統連系保護装置が用いられてきている。
図9は、需要家がこの種の常用発電装置と交流電力系統とを系統連系して運転を行う場合の従来の系統連系保護装置の構成図である。
図に示すように、交流電力系統である上位変電所4では、系統電源1の電圧を変圧器2を介して降圧し、遮断器3を通して上位変電所4側からの電力を需要家に配電する配電線26により、一般需要家7に電力を供給している。一般需要家7は、遮断器5Bを介して負荷6Bで電力を消費する。
一方、常用発電装置および系統連系保護装置20を設置している分散電源設置需要家9では、常用発電装置として原動機24により駆動される同期発電機10の出力を遮断器28、遮断器12を介して上位変電所4と連系している。
同期発電機10の出力電圧の制御は、同期発電機の電圧制御手段である自動電圧調整器(AVR)22により同期発電機10の界磁巻線23の電圧を制御することによって行い、同期発電機10の出力周波数の制御は、同期発電機10を駆動する原動機24の図示しない調速機により原動機24の出力を制御することによって行われている。
また、分散電源設置需要家9では、上位変電所4側からの電力を、遮断器12、遮断器5Aを介して受け、同期発電機10からの電力を遮断器28、遮断器5Aを介して受け、負荷(構内負荷)6Aで消費するようにしている。
一方、系統連系保護装置20は、遮断器12の同期発電機側に変流器14と電圧検出手段である計器用変圧器38を設け、当該変流器14の出力電流に基づいて過電流を検出する過電流継電器(OC)15と、系統電源1の異常時、特に系統電源1が例えば遮断器3の開放によって遮断された時、同期発電機10の出力電力と負荷6Aの負荷電力とのアンバランスから、周波数や電圧が異常になることを検出する周波数低下継電器(UF)16、周波数上昇継電器(OF)17、過電圧継電器(OV)18、および不足電圧継電器(UV)19とを設け、これら各保護継電器の検出信号に基づいて故障トリップ回路13を動作させ、トリップ信号を出力して遮断器12を開放し、遮断器3の再閉路が可能な状態にするようにしている。
さらに、この他に、同期発電機の保護手段として、同期発電機10の出力側にその出力電流を検出する変流器11を設け、また変流器11の出力電流に基づいて同期発電機10の過電流を検出する過電流継電器(OC)51と、同期発電機10の出力電圧異常を検出する過電圧継電器(OV)52と、不足電圧継電器(UV)53および同期発電機10の逆電力を検出する逆電力継電器(RPR)54とを設け、これら各保護継電器の検出信号に基づいて故障トリップ回路27を動作させ、トリップ信号を出力して遮断器28を開放するようにしている。
ところで、このような系統連系保護装置においては、例えば系統電源1に異常が発生して遮断器3が開となった時に、同期発電機10の出力電力と負荷6A,6Bの所要電力が、有効分および無効分共にほぼ等しくなっていると、周波数も電圧もほとんど変化しないので、保護継電器15〜19のいずれも動作せず、運転を継続する状態となる。これは、いわゆる単独運転(アイランディング)と呼ばれる現象であり、遮断器3の再閉路を妨げるという問題が発生する。
そこで、従来では、このような単独運転を防ぐ目的で、変電所4からの専用線により接続された転送遮断装置8を設けて、遮断器12に対して転送遮断を実施する方法が採用されているものがある。このような転送遮断装置8は、上位変電所4の遮断器3が開となった信号を検出した時に、遮断器12に対して遮断信号を送って遮断器12を開放するものである。
転送遮断装置8に関する発明としては、例えば以下に示す特許文献1がある。
特開平7−59250号公報
しかしながら、この種の転送遮断装置は、数百kW程度の出力である中小容量の常用発電装置にとっては、非常にコストが高くなり、さらに伝送手段や伝送経路を設置する必要があるため、常用発電装置を設置することによるエネルギーコスト削減のメリットを得ることができない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その課題は高価な転送遮断装置を設けることなく、系統連系中の常用発電装置の単独運転を常用発電装置側で確実にかつ容易に検出して保護することが可能な発電装置の系統連系保護装置を提供することにある。
前記課題を解決するために請求項1に記載の発明は、
自動電圧調整器によって出力電圧が調整される同期発電機と、遮断器を介して交流電力系統と逆潮流ありで連系される常用発電装置とを備えた系統連系保護装置において、
前記同期発電機の出力電圧信号を検出する電圧検出手段と、前記電圧検出手段によって検出された出力電圧信号に基づき周期を検出する周期検出手段と、前記出力電圧信号の正側半波が変化した量を検出する電圧変動量第1演算器と、前記電圧変動量第1演算器の出力に比例した周期補正量を出力する周期補正量演算器と、前記周期補正量と前記周期検出手段より出力される周期を加算する加算器と、前記加算器の出力より周波数を演算する逆数演算器と、前記周波数の変化率を検出する周波数変化率演算器と、前記周波数変化率演算器によって検出された周波数変化率が正である場合は前記同期発電機の出力電圧を低下させ、前記周波数変化率が負である場合は前記同期発電機の出力電圧を上昇させる電圧揺動信号を前記同期発電機の自動電圧調整器に出力させる電圧揺動信号演算器と、前記周波数変化率演算器によって検出された周波数変化率が所定値を超えた場合に前記遮断器を開放して前記交流電力系統から前記同期発電機を解列させる保護手段とを具備したことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1の常用発電装置の系統連系保護装置において、出力電圧信号の負側半波が変化した量の絶対値を検出する電圧変動量第2演算器、前記電圧変動量第2演算器の出力が所定値より小さい時にオンするスイッチとを設け、請求項1の周期補正量を加算するようにしたことを特徴とする。
本発明の系統連系保護装置によると、単独運転時の周波数の変化を助長させて周波数が速く変化するようにしており、同期発電機の周波数が大きく変化した場合に単独運転と判定するようにしているので、高価な転送遮断装置を設けることなく、系統連系中の常用発電装置の単独運転を常用発電装置側で確実にかつ容易に検出して保護することが可能な常用発電装置の系統連系保護装置を得ることが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態の構成図であり、既に説明した図9の従来例と同一部分には同一符号を付してその重複説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
図1に示すように、本実施形態の分散電源設置需要家55は、系統連系保護装置29を備えている。この系統連系保護装置29が図9に示した従来の系統連系保護装置20と異なる構成は、前述した転送遮断装置8を省略し、同期発電機10の出力電圧信号の周期検出手段であるフィルタ回路32と、コンパレータ35と、計数回路36と、加算器39と、逆数演算器37と、前記出力電圧信号の正側半波の変動量を演算する電圧変動量第1演算器30と、計数回路36で検出した周期を補正する周期補正量演算器31からなる周波数検出手段41により、同期発電機10の出力電圧信号の周波数を検出する点と、周波数検出手段41から出力される周波数の変化率を演算する周波数変化率演算器42と、周波数変化率の過大を判定する変化率過大判定器43と、自動電圧調整器22に電圧揺動信号を出力する電圧揺動信号演算器44を備えている点である。
なお、フィルタ回路32は抵抗器33とコンデンサ34からなり、同期発電機10の出力電圧信号に含まれる高調波を除去するものである。また、同期発電機10の出力電圧信号を検出することにより、この出力電圧信号の周期を検出することができる。
次に、電圧変動量第1演算器30と計数回路36の作用を図2の特性図を参照しながら説明する。
図2の波形のように電圧変動量第1演算器30に入力する電圧の正側半波の積算値をSn、1サイクル前の電圧の正側半波の積算値をSn-1とし、電圧変動量第1演算器30はSn−Sn-1を出力する。電圧の実効値は積算値に比例するので、Sn−Sn-1を演算することで、1サイクルあたりの電圧変動量に比例する値が得られる。計数回路36は、フィルタ32の出力に対して、コンパレータ35と計数回路36で周期を導出するとき、フィルタ32の出力の立ち上がりゼロクロスの区間でもって1周期の区間としている。
また、周期補正量演算器31は、図3の特性図に示すように、Sn−Sn-1に比例した周期補正量を出力する。この補正量は、電圧が上昇したとき周期を増加させる、すなわち、周波数値を減少させる方向としている。一方、電圧が低下したときは周期を減少させる、すなわち周波数値を上昇させる方向としている。
加算器39は、計数回路36が出力する周期に前記周期補正量を加算する。この補正の効果は、後述するが、単独運転を検出する作用を助長することである。
図4は、本実施形態である系統連系保護装置の動作を説明するために、図1を簡略化した図であり、図1と同一部分には同一符号を付している。負荷6は、負荷6Aおよび負荷Bを合成した負荷で、配電系統に存在する負荷全体を表す。
いま、図4において同期発電機10からの出力の有効電力をP、無効電力をQ、負荷6が必要とする有効電力をPL、無効電力をQLとすると、系統電源1へ流出する有効電力ΔQは、それぞれ次の(1)式のように表される。
ΔP=P−PL
ΔQ=Q−QL (1)
ここで、負荷6の電圧をV、周波数をfとする。
そうすると、通常の場合はΔP≒0、ΔQ≒0に近い状態で遮断器3が開となっても、負荷6の電圧V、周波数fはほとんど変化しないため、各保護継電器15〜19が検出できず、単独運転を継続することになる。
しかし、微少な周波数差から、系統電源1と負荷6の位相がゆっくりとずれてくるので、遮断器3の再投入は、事故拡大につながって危険な状態となり、配電系統の安定性を低下させることになる。
同期発電機10の単独運転を検出する原理を、以下に説明する。
図4において、負荷6の有効電力PL
L=V2/R (2)
(V:電圧、R:抵抗値)
で表される。
電圧揺動信号演算器44は、一例として図5に示すような関数を内蔵しており、周波数変化率演算器42で検出された周波数変化率に基づいている。周波数変化率が正である場合は同期発電機の出力電圧を低下させ、周波数変化率が負である場合は同期発電機の出力電圧を上昇させる電圧揺動信号を自動電圧調整器22に出力させる。(AV:電圧信号、df/dt:周波数変化率)
ここで、同期発電機10の単独運転中に、わずかに周波数が低下した場合を考える。
周波数変化率は、負数でごく小さい値となる。この時、電圧揺動信号演算器44では、同期発電機10の電圧をわずかに上げるように電圧揺動信号を出力する。自動電圧調整器22の働きにより電圧が上昇することになる。
すると、前記(2)式で表される負荷の有効電力PLが増加するので、負荷のトルクが増加し、同期発電機10の回転速度、すなわち周波数が低下する方向に作用するので、さらに周波数が低下するという正帰還作用が形成され、周波数の変動を増大させる。
さらに、前述の周期補正量演算器31により、電圧が上昇したときは周波数を低下させる作用があるので、周波数の変動をさらに助長する効果がある。
電圧揺動信号による周波数の変動は、電圧揺動信号が大きいほど周波数の変動も大きくなる。
系統連系中であれば、自動電圧調整器22への電圧指令を変動させても、周波数は系統電源1に支配されているので変動しないが、単独運転状態であれば系統電源1と切り離されているので、周波数が大きく変動し、周波数変化率が大きくなる。変化率過大判定器43は周波数変化率が予め定められた判定値を超えると、単独運転と判定する。このことにより単独運転を判定することができる。
単独運転と判定すると、異常信号V31を出力する。
故障トリップ回路13では、この異常信号V31により、遮断器12を遮断操作して同期発電機10を解列する。
このことにより、従来用いられていた転送遮断装置8を用いなくても、常用発電装置側で単独運転を検出することが可能となる。
以上述べたように、第1の実施形態による発電装置の系統連系保護装置では、常用発電装置の出力電圧信号から周波数を検出し、周波数変化率(df/dt)を演算し、周波数変化率が正の場合には同期発電機10の電圧を下げ方向に変化させるようにしている。また、周期補正量演算器31は同期発電機10の減少方向の時は周期を短くする。すなわち周波数を上げるように補正をかけ、周波数変化率を正の方向に変化させることを助長するので、単独運転時には同期発電機10の電圧をさらに下げることになり、周波数が速く変化するようになっている。
逆に、周波数変化率が負の場合には、上記と逆に、同期発電機10の電圧を上げ方向に変化させる。周期補正量演算器31は同期発電機10の電圧が上昇方向の時は周期を長くする。すなわち周波数を下げるように補正をかけ、周波数変化率を負の方向に変化させることを助長するので、単独運転時には同期発電機10の電圧がさらに上がることになり、周波数が速く変化するようになっている。
本実施形態の系統連系保護装置では、同期発電機の周波数が大きく変化した場合に単独運転と判定するようにしているので、前述した従来のように高価な転送遮断装置8を設けることなく、系統連系中の常用発電装置の単独運転を常用発電装置側で確実にかつ容易に検出して同期発電機10を解列し保護することが可能となる。
(第2実施形態)
図6は、本発明の第2実施形態の系統連系保護装置の構成図であり、図1の第1実施形態と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ説明する。
図6に示すように、本実施形態による系統連系保護装置が図1に示した第1実施形態と異なる構成は、電圧変動量第2演算器46とスイッチ47を備えた点である。
次に、本実施形態の作用を図7の波形図を参照して説明する。
図7に示すように、電圧の負荷半波の積算値をSn’、1サイクル前の電圧の負側半波の積算値をSn-1’とすると、電圧変動量第2演算器46はSn’−Sn-1’の絶対値|Sn’−Sn-1’|を出力する。
フィルタ回路32、コンパレータ35、計数回路36が同期発電機の出力電圧の周期を検出する際、同期発電機の出力電圧が変動した場合には、フィルタ回路32の出力信号に一時的に直流成分が含まれるために周期の検出値に誤差が発生する。誤差はフィルタ回路32への入力電圧が変動した位相によって異なり、図8のようになる。図8の横軸の位相は、電圧が変動したタイミングであり、図7に示すように、フィルタ回路32の入力電圧の立ち上がりゼロクロスのタイミングを基準としている。
ここで、前記の直流成分は電圧変動発生後、減衰していくため、誤差が大きくなる電圧変動タイミングと、図7のSn’とSn-1’の差が小さくなる電圧変動タイミングが一致することがわかっている。
そこで、絶対値|Sn’−Sn-1’|が所定値より小さい時に周期の誤差を補正する。この絶対値|Sn’−Sn-1’|が所定値より小さい時にスイッチ47をONにして、周期補正量演算器31の出力を加算器39で加算する。絶対値|Sn’−Sn-1’|が所定値より小さい時にSn−Sn-1に比例した周期補正量を加算し、周期の誤差を補正するようにしている。
本実施形態の系統連系保護装置によれば、第1実施形態による系統連系保護装置と同様に、同期発電機の周波数が大きく変化した場合に単独運転と判定するようにしているので、従来のように高価な転送遮断装置8を設けることなく、系統連系中の常用発電装置の単独運転を常用発電装置側で確実にかつ容易に検出して同期発電機10を解列し保護することが可能となる。
また、本実施形態では、周波数検出手段において周期の検出誤差を補正しているので、第1実施形態よりも周波数をより精度よく検出することができる。従って、誤って単独運転と判定する誤動作を防止しつつ、単独運転時には確実に検出することができる。
本発明の第1実施形態である常用発電装置の系統連系保護装置の構成図。 図1の系統連系保護装置における電圧変動量第1演算器の特性を示す図。 図1の系統連系保護装置における周期補正量演算器の特性を示す図。 図1の系統連系保護装置の構成を簡略化した図。 図1の系統連系保護装置における電圧揺動信号を決定する関数の例を示す図。 本発明の第2実施形態である常用発電装置の系統連系保護装置の構成図。 図6の系統連系保護装置における電圧変動量第2演算器の特性を示す図。 本発明の系統連系保護装置における同期発電機の出力電圧の周期検出の誤差を説明する図。 従来の系統連系保護装置の構成図。
符号の説明
1…系統電源、2…変圧器、3,5A,5B,12,28…遮断器、6,6A,6B…負荷、7…一般需要家、9,55…分散電源設置需要家、10…同期発電機、11…変流器、13…故障トリップ回路、14…変流器、15…過電流継電器、16…周波数低下継電器、17…周波数上昇継電器、18…過電圧継電器、19…不足電圧継電器、22…自動電圧調整器、23…界磁巻線、24…原動機、26…配電線、27…故障トリップ回路、20,29…系統連系保護装置、30…電圧変動量第1演算器、31…周期補正量演算器、32…フィルタ回路、33…抵抗器、34…コンデンサ、35…コンパレータ、36…計数回路、37…逆数演算器、38,56…計器用変圧器、39…加算器、41…周波数検出手段、42…周波数変化率演算器、43…変化率過大判定器、44…電圧揺動信号演算器、46…電圧変動量第2演算器、47…スイッチ、51…過電流継電器、52…過電圧継電器、53…不足電圧継電器、54…逆電力継電器。

Claims (2)

  1. 自動電圧調整器によって出力電圧が調整される同期発電機と、遮断器を介して交流電力系統と逆潮流ありで連系される常用発電装置とを備えた系統連系保護装置において、
    前記同期発電機の出力電圧信号を検出する電圧検出手段と、前記電圧検出手段によって検出された出力電圧信号に基づき周期を検出する周期検出手段と、前記出力電圧信号の正側半波が変化した量を検出する電圧変動量第1演算器と、前記電圧変動量第1演算器の出力に比例した周期補正量を出力する周期補正量演算器と、前記周期補正量と前記周期検出手段より出力される周期を加算する加算器と、前記加算器の出力より周波数を演算する逆数演算器と、前記周波数の変化率を検出する周波数変化率演算器と、前記周波数変化率演算器によって検出された周波数変化率が正である場合は前記同期発電機の出力電圧を低下させ、前記周波数変化率が負である場合は前記同期発電機の出力電圧を上昇させる電圧揺動信号を前記同期発電機の自動電圧調整器に出力させる電圧揺動信号演算器と、前記周波数変化率演算器によって検出された周波数変化率が所定値を超えた場合に前記遮断器を開放して前記交流電力系統から前記同期発電機を解列させる保護手段とを具備したことを特徴とする常用発電装置の系統連系保護装置。
  2. 請求項1の常用発電装置の系統連系保護装置において、出力電圧信号の負側半波が変化した量の絶対値を検出する電圧変動量第2演算器、前記電圧変動量第2演算器の出力が所定値より小さい時にオンするスイッチとを設け、請求項1の周期補正量を加算するようにしたことを特徴とする常用発電装置の系統連系保護装置。

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