JP3634645B2 - 発電設備の系統連係保護装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばゴミ発電システム,コージェネレーション等の自家発電設備と系統電源とを連係する系統連系システムに利用される発電設備の系統連系保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電源系統とコージェネレーション等の自家用発電設備とを連係する系統連系システムとしては、図15に示すような構成となっている。
【0003】
この系統連系システムは、系統電源1の出力電圧を変圧器2で降圧し、遮断器3を通して電力を供給する上位変電所4と、この上位変電所4側から送られてくる電力を遮断器5を介して負荷6に供給される一般需要家と、前記上位変電所4の系統電源1と連系する自家用発電設備10と、この自家用発電設備10に対する系統連系保護装置20とで構成されている。
【0004】
この自家用発電設備10は系統電源1に対し遮断器11を介して交流発電機12が連系されている。交流発電機12の出力電圧の制御は、自動電圧調整器(AVR)13にて界磁巻線14の電圧を制御することにより行い、また発電機12の出力周波数の制御は、調速機15により交流発電機用エンジン16のエンジンパワーを制御することにより行っている。
【0005】
前記系統連系保護装置20は、変流器21から発電機12の出力電流を検出し、この出力電流と発電機12の出力電圧との関係から異常電流を検出する異常検出回路22、この異常検出回路22の検出異常に基づいて前記遮断器11を開放する故障トリップ回路23、遮断器11の出力側に設置される変流器24の出力電流に基づいて故障トリップ回路23を動作させる過電流継電器(OC)25などが設けられている。
【0006】
さらに、系統電源1の異常時,特に系統電源1が例えば遮断器3の開放によって遮断されたとき、交流発電機12の出力電力と負荷6の負荷電力とのアンバランスから、周波数や電圧が異常になることを検出する周波数低下継電器(UF)26、周波数上昇継電器(OF)27、過電圧継電器(OV)28、不足電圧継電器(UV)29を設け、これら継電器の検出信号に基づいて故障トリップ回路23を動作させ、トリップ信号を出力して遮断器11を開放し、遮断器3の再閉路が可能な状態に設定する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、以上のような系統連系システムでは、系統電源1の異常によって遮断器3が開となったとき、交流発電機2の出力電力と負荷6の所要電力が有効分および無効分ともにほぼ等しくなっていると、周波数も電圧もほとんど変化しないので、何れの継電器25〜29も動作せず、運転を継続する状態となる。いわゆる発電設備の単独運転(アイランディング)現象が発生し、遮断器3の再閉路を妨げることになる。
【0008】
そこで、従来、単独運転を防ぐ観点から、変電所4側に転送遮断システム8を設け、専用線を介して遮断器11を転送遮断する方法が採り入れられている。この転送遮断システム8は、上位変電所4の遮断器3が開となった信号を検出したときに遮断信号を送出し、遮断器11を開放するシステムである。
【0009】
ところで、かかる転送遮断システム8は、数百キロワット程度の出力である中小容量の自家用発電設備10にとつては、非常にコストが高ものとなり、さらに伝送手段や伝送経路を設置する必要から複雑化する問題がある。
【0010】
本発明は上記事情にかんがみてなされたもので、高価な転送遮断システムを設けることなく、系統連系中の自家発電設備の単独運転を、自身の自家発電設備側で確実に検知し保護する発電設備の系統連系保護装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、発電設備と系統電源とが遮断器を介して連係する系統連系システムにおいて、前記発電設備の出力周波数を検出する周波数検出手段と、この周波数検出手段により検出される周波数の変化率を求める周波数変化率検出手段と、この周波数変化率検出手段により検出される周波数変化率をもとに、当該周波数変化率が正であるとき前記発電設備の進み無効電力を増加させ、前記周波数変化率が負であるとき遅れ無効電力を増加させるような電圧変動基準を決定する電圧変動基準決定手段と、調速機から発電機用エンジンに送出する原動機制御信号から操作量と制御方向とを検出する原動機制御信号検出手段と、前記周波数変化率の極性と前記制御方向の極性とを比較し、異極性の場合には前記電圧変動基準を大きくするような電圧変動基準補正信号を出力する電圧変動基準補正手段と、前記電圧変動基準と前記電圧変動基準補正信号とを前記発電設備の自動電圧調整器に印加することにより生じる前記発電設備の電圧変動に伴って助長される周波数変動を検知し、前記遮断器にて系統から発電設備を解列させる保護手段とを備えたものである。
【0012】
この発明は以上のような手段を講じたことにより、周波数変化率検出手段が周波数検出手段で検出される発電設備の出力周波数の変化率を求めた後、電圧変動基準決定手段に送出する。ここで、電圧変動基準決定手段は、周波数変化率が正であるとき前記発電設備の進み無効電力を増加させ、前記周波数変化率が負であるとき遅れ無効電力を増加させるような電圧変動基準を決定し自動電圧調整器に供給し、正帰還作用により周波数変動を増大させる。
【0013】
しかし、調速機やエンジンをもつ速度制御系では、速度指令に追従させるようにエンジン回転数を制御し、電圧変動基準による周波数変動を助長させる作用を妨げる。
【0014】
そこで、速度制御系の動作をキャンセルする観点から、電圧変動基準補正手段は、前記周波数変化率の極性と調速機から発電機用エンジンに送出する原動機制御信号から取り出す制御方向の極性とを比較し、異極性の場合には前記電圧変動基準を大きくするような電圧変動基準補正信号を出力する。そして、電圧変動基準と電圧変動基準補正信号とを前記発電設備の自動電圧調整器に印加することにより生じる前記発電設備の電圧変動に伴って助長する周波数変動を検知し、遮断器にて系統から発電設備を解列し保護するものである。
【0015】
また、別の発明は、前述する周波数検出手段、周波数変化率検出手段、原動機制御信号検出手段、電圧変動基準補正手段および保護手段の他、前記電圧変動基準決定手段として、周波数変化率検出手段により検出される周波数変化率をもとに、当該周波数変化率が正であるとき前記発電設備の進み無効電力を増加させ、前記周波数変化率が負であるとき遅れ無効電力を増加させる電圧変動基準を決定するために周波数変化率と電圧変動基準との関係を複数段の関数ゲインまたは関数形状で定義するとともに、この関数ゲインまたは関数形状を複数段切換え可能な構成にし、さらに新たに予め複数の周波数変化率しきい値が設定され、前記周波数変化率が各周波数変化率しきい値を超えるごとに、前記電圧変動基準決定手段に対して関数ゲインまたは関数形状の切換指令を出力する電圧変動基準切換手段を設けた構成とする。
【0016】
この発明は、以上のような手段を講じたことにより、周波数変化率が各周波数変化率しきい値を超えるごとに段階的に大きな電圧変動基準を与えることにより、徐々に周波数変動を大きくし、よって確実に単独運転を検出できる。
【0017】
さらに、他の発明としては、上記構成要素に新たに調速機から出力される原動機制御信号に対して位相補償を行って原動機制御信号検出手段に送出する位相補償手段を付加することにより、電圧変動基準に基づいて自動電圧調整器が発電機の電圧変動を生じさせる電圧制御系と調速機,発電機用エンジンからなる速度制御系において当該電圧制御系の指令値に対する遅れと当該速度制御系の調速機に対する遅れとのずれを補償する。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明に係わる系統連係保護装置の一実施の形態を示すブロック構成図である。なお、同図において図15と同一部分には同一符号を付し、その詳しい説明は省略する。
【0019】
この実施の形態は、転送遮断システムを設ける代わりに、交流発電機12の出力周波数の変化率を検出し遮断器11を開放する機能、交流発電機12の出力から有効電力を検出しエンジン16を制御する速度制御機能、電圧変動,無効電力および有効電力を考慮した電圧制御機能を設けた構成である。
【0020】
具体的には、交流発電機12の出力電圧から周波数を検出する周波数検出手段31、この周波数検出手段31の検出周波数から周波数変化率V30を検出する周波数変化率検出手段32、この周波数変化率V30が予め定める設定値以上か否かを判断し、設定値以上になったとき異常出力信号V31を故障トリップ回路23に送出する周波数変化率過大検出手段33を設け、この故障トリップ回路23が異常出力信号V31を受けて遮断器11にトリップ信号を送出し電路を開放する構成となっている。
【0021】
また、この系統連係保護装置は、変流器21により検出される発電機12の出力電流と発電機12の出力電圧とから無効電力を検出する無効電力検出手段35と、同じく変流器21により検出される発電機12の出力電流と発電機12の出力電圧とから有効電力を検出する有効電力検出手段36と、有効電力基準設定部37に設定される有効電力基準P*と有効電力検出手段36からの有効電力Pとを比較し、この有効電力偏差を調速機15に与えてエンジン16の原動機制御を実施する有効電力制御手段38とからなる速度制御機能が設けられている。
【0022】
また、この保護装置は、電圧変動基準決定手段40、原動機制御信号検出手段41、電圧変動基準補正手段42および無効電力制御手段43などが設けられている。
【0023】
この電圧変動基準決定手段40は、周波数変化率検出手段32からの周波数変化率V30を受け、周波数変化率が正(周波数が上昇中)の場合には発電機12の出力電圧を低下させて周波数上昇を助長させ、また周波数変化率が負(周波数が下降中)の場合には発電機12の出力電圧を上昇させて周波数下降を助長させるような電圧変動基準ΔV*1を出力する機能をもっている。この周波数変化率V30と電圧変動基準ΔV*1との関係は図2に示すような関数で定義されている。この関数の定義には例えば同図(a)、(b)の2つの関数形状例がある。
【0024】
前記原動機制御信号検出手段41は、調速機15から出力されるエンジン16の原動機制御信号CSを受け、当該原動機制御信号から操作量と制御方向(トルク増方向を+極性、トルク減方向を−極性)を検出する。図3は調速機15とエンジン16との関係を説明する図である。すなわち、調速機15において有効電力制御手段38からの有効電力偏差に応じて出力される速度設定値151と速度検出値152との偏差を増幅器153にて増幅して得られる原動機制御信号CSを取り出し、エンジン16のアクチュエータ161に供給する。このアクチュエータ161は、操作弁162の開度を操作し、原動機駆動部163に送り込む燃料等の供給量を制御する。
【0025】
前記電圧変動基準補正手段42は、周波数変化率検出手段32で検出される周波数変化率V30の極性と原動機制御信号検出手段41で検出される制御方向(極性)とを比較し、異極性の場合には電圧変動基準ΔV*1が大きくなるような電圧変動基準補正信号ΔV*2を出力する。
【0026】
前記無効電力制御手段43は、無効電力基準設定部44に設定される無効電力基準Q*と無効電力検出手段35で検出された無効電力とを一致させるための電圧基準ΔVQ*を出力し前記自動電圧調整器13に送出する。
【0027】
この自動電圧調整器13は、電圧基準設定部45の電圧基準V*と、無効電力制御手段43からの電圧基準ΔVQ*と、電圧変動基準決定手段41からの電圧変動基準ΔV*1と、電圧変動基準補正手段42からの電圧変動基準補正信号ΔV*2とを用いて、発電機12の出力電圧を制御するために界磁巻線14の界磁を調整する機能をもっている。
【0028】
なお、有効電力基準設定部37、有効電力制御手段38、調速機15、エンジン16によって速度制御ループを構成し、無効電力基準設定部44、無効電力検出手段35、無効電力制御手段43によって無効電力制御ループを構成する。また、電圧基準設定部45、無効電力制御手段43の出力である電圧基準ΔVQと、電圧変動基準決定手段41からの電圧変動基準ΔV1と、電圧変動基準補正手段42からの電圧変動基準補正信号ΔV2と、自動電圧調整器12によつて電圧制御ループを構成する。
【0029】
次に、以上のように構成された系統連系保護装置の動作について図4ないし図7を参照して説明する。
【0030】
今、図4において発電機12出力の有効電力をP、無効電力をQとし、一方、負荷6が必要とする有効電力をPL、無効電力をQLとすると、系統電源1へ流出する有効電力ΔPおよび無効電力ΔQは次の式で表される。
【0031】
ΔP=P−PL
ΔQ=Q−QL
ここで、発電機12と系統間のインダクタンス分をl、負荷6の電圧をV、周波数をfとする。
【0032】
そうすると、通常の場合、ΔP≒0、ΔQ≒0に近い状態で遮断器3が開となっても、負荷6の電圧V、周波数fはほとんど変化しないので、継電器25〜29の何れも動作せず、自家発電設備が単独運転を継続することになる。
【0033】
しかし、系統電源1と負荷6の位相がゆっくりとずれてくるので、遮断器3の再投入は事故拡大につながり危険な状態となり、配電系統の安定性を低下させることになる。
【0034】
単独運転中の電圧はP=V/Rで決まり、一方、単独運転中の周波数fはQ=(VωC)−(V/ωL)で決まる。特に、周波数fに着目すると、負荷6が要求する無効電力QLよりも発電機12から供給される無効電力が進み方向にずれているときは、周波数fが上昇してコンデンサCの電流icが増加し、インダクタンス電流iLが減少して無効電力がバランスする方向に変化する。
【0035】
一方、発電機12から供給される無効電力が負荷6の要求する無効電力QLよりも遅れ方向にずれている場合、周波数fが下降してインダクタンス電流iLが増加し、コンデンサ電流icが減少して無効電力がバランスする方向に変化する。
【0036】
次に、ΔP≒0、ΔQ≠0の状態において単独運転となった場合の周波数変動は、図5に示すように系統遮断(to)後、周波数fが変動しながら安定点f1,f2に接近する。f1はΔQがわずかに進みの場合、f2はΔQがわずかに遅れの場合である。図5に示す+Δf、−Δfは継電器25ないし29が単独運転を検出できるレベルである。
【0037】
図6は図1の各構成要素である周波数検出手段31で検出した周波数f、周波数変化率検出手段32で検出した周波数変化率df/dtおよび電圧変動基準決定手段40で検出した電圧変動基準ΔV*1の関係を示す図である。
【0038】
今、周波数検出手段31で検出される周波数fが図6に示すように変化する場合、df/dtはこれより90°位相が進んだ波形となる。よって、この図から明らかなように、df/dt〉0の場合には周波数が上昇中であるので、この間には電圧変動基準決定手段40から電圧低下指令(進み無効電力指令)が出力され、周波数fがさらに上昇するように作用する。また、df/dt〈0場合には周波数が下降中であるので、この間には電圧変動基準決定手段40から電圧上昇指令(遅れ無効電力指令)が出力され、周波数fがさらに下降するように作用する。
【0039】
従って、以上のような正帰還作用によって周波数変動が増大する。周波数変化率過大検出手段33は、周波数変動の増大による周波数異常や周波数変化率過大を検出することにより、従来使用している高価な転送遮断システムを設けることなく、単独運転を検出することが可能となる。
【0040】
ところで、調速機15やエンジン16などで構成される速度制御系では、発電機電圧を制御する電圧制御系の動作とは関係なくエンジン回転数を速度指令に追従させるように動作し、また速度制御系には定常偏差も存在するので、電圧変動基準ΔV*1による周波数変動の助長を妨げる方向に作用する。
【0041】
そのため単独運転を迅速に検出するには、系統解列直後からスムーズに周波数を変動させることが望ましい。一旦、十分な周波数変動が生じた後であれば速度制御系の速度を一定にしようとする動作は構わないが、系統解列直後では速度制御系の動作によってなかなか周波数変動が拡大できないといった問題がある。そのためには、電圧変動基準ΔV*1による周波数変動を助長する作用を妨げる速度制御系の動作をキャンセルすることが望ましい。
【0042】
そこで、電圧変動基準補正手段42は、周波数変化率から定まる周波数変動方向と原動機制御の制御方向とを比較し、電圧変動基準ΔV*1の働きを妨げる異極性となるときに補正信号を与えることにより電圧変動基準ΔV*1の働きを妨げる要素を除去するように補償する。このとき、原動機制御信号検出手段41は、原動機制御の制御方向の情報を電圧変動基準補正手段42に与えることになる。
【0043】
従って、以上のように周波数変化率検出手段32、電圧変動基準決定手段40、原動機制御信号検出手段41および電圧変動基準補正手段42を設けることにより、単独運転時での図5に示す周波数変動特性を図7に示す周波数変動特性に拡大することが可能となり、周波数異常や周波数変化率異常を検出でき、迅速、かつ、確実に自家発電設備の単独運転を検出できる。
【0044】
すなわち、本実施の形態においては、周波数変化率df/dtを検出し、df/dt〉0の場合には電圧変動基準決定手段40から電圧低下指令を得、df/dt〈0場合には電圧上昇指令を得、さらに速度制御系の動作を考慮して先の電圧低下指令または電圧上昇指令を補正し、この補正された電圧変動基準を自動電圧調整器13に与えて発電機12の出力電圧を変化させることにより、周波数変動を拡大でき、単独運転を迅速、かつ、確実に検出できる。
(第2の実施の形態)
図8は本発明に係わる系統連系保護装置の他の実施の形態を示すブロック構成図である。なお、同図において図1と同一部分には同一符号を付し、その詳しい説明は省略する。
【0045】
この実施の形態は、図1の構成に新たに位相補償手段50を設けたことにある。
【0046】
先ず、位相補償手段50を設ける必要性について説明する。図1の構成においては、電圧変動基準決定手段40が周波数変化率から電圧変動基準を決定し、また電圧変動基準補正手段42が電動機制御信号検出手段41にて検出される原動機制御の情報に基づいて電圧変動基準の補正信号を取り出す。そして、補正された電圧変動基準に従って電圧変動を起こすことにより周波数変動を助長させ、単独運転を判定する。この点は本実施の形態も同じである。
【0047】
ところで、補正された電圧変動基準を自動電圧調整器13に入力して発電機電圧を変動させることで周波数変動が生じるのは、発電機電圧変動に伴う負荷電力変動がエンジン16に対して負荷トルクの変動として影響を与えることにより生ずると解釈できる。しかし、電圧制御系は、電圧低下指令または電圧上昇指令に対する応答遅れがある。そのため、補正された電圧変動基準を自動電圧調整器13に入力した後に負荷トルクの変動が生じるまでの間に遅れが生じる。
【0048】
一方、調速機15とエンジン16からなる速度制御系においても、調速機15からの制御信号に対応してエンジントルクが変動するまでには遅れがある。
【0049】
ここで、両者の遅れが同程度であれば、第1の実施の形態の構成,つまり電圧変動基準補正手段42を用いて電圧変動基準の補正を効果的に行うことができる。
【0050】
しかしながら、電圧制御系と速度制御系とは別々に設計されることが常であり、両者の遅れが同程度になるとは限らない。その結果、電圧変動基準の補正が効果的になされるとは限らない。
【0051】
そこで、本実施の形態では、電圧制御系の指令値に対する遅れと速度制御系の調速機15からの制御信号に対する遅れとのずれを補償するために、位相補償手段50を設けたものである。
【0052】
図9は両制御系の遅れのずれを補償する構成図である。
【0053】
この図において51は電圧制御系の応答を表現する伝達関数であって、図1の構成要素で言えば交流発電機12、界磁巻線14および自動電圧調整器13からなる電圧制御系の応答を表現しており、時定数Taの一時遅れで代表的に表現されている。52は原動機制御信号に対するエンジントルクの応答を表現する伝達関数であって、図3の構成要素で言えば原動機制御信号CSに対するアクチュエータ161、操作弁162および電動機駆動部163によるエンジントルクの応答を表現しており、時定数Tbの一時遅れで代表的に表現されている。
【0054】
よって、位相補償手段50は、これら一次遅れのずれを補償するために、例えば(1+Ta・S)/(1+Tb・S)で構成することができる。53はトルク変動による速度変動を表現する伝達関数であって、図1の構成要素で言えば交流発電機12とエンジン16の回転体から決まる慣性定数Mとに従うトルク変動に対する速度変動の応答を表すものである。
【0055】
従って、以上のような実施の形態によれば、電圧変動基準補正手段42の入力側に位相補償手段50を設け、電圧制御系の指令値に対する遅れと速度制御系の調速機からの制御信号に対する遅れとのずれを補償する要素で構成することにより、両者の遅れのずれを補償でき、電圧変動基準を適切に補正することができ、ひいては第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。すなわち、発電機12の出力電圧を変化させることにより、周波数変動を拡大し容易に単独運転を検出できる。
(第3の実施の形態)
図10は本発明に係わる系統連系保護システムのさらに他の実施の形態を示す構成図である。なお、同図において図1と同一部分には同一符号を付し、その詳しい説明は省略し、以下,図1と異なる部分について説明する。
【0056】
この実施の形態は、周波数変化率の大きさに応じて電圧変動基準を徐々に大きくし、周波数変動を迅速に拡大する実施例である。
【0057】
先ず、電圧変動基準決定手段40においては、周波数変化率検出手段32から周波数変化率V30を受けて電圧変動基準ΔV*1を出力するが、このとき周波数変化率が正(周波数が上昇中)の場合には発電機12の出力電圧を低下させて周波数上昇を助長させ、一方,周波数変化率が負(周波数が下降中)の場合には発電機12の出力電圧を上昇させて周波数下降を助長させるような電圧変動基準ΔV*1を出力する。このことは、第1の実施の形態と同じである。
【0058】
ところで、電圧変動に基づく周波数変動は、電圧変動が大きくなると周波数変動も大きくなる。よって、単独運転であるか系統連系中であるかを判定させるためには、単独運転に陥ったときに十分な周波数変動を招く電圧変動を与える必要がある。しかし、連系中に大きな電圧変動指令を与えることは系統に擾乱を招くことが懸念される。
【0059】
そこで、1つの考え方として、最初に系統に悪影響を与えないレベルの小さな電圧変動基準ΔV*1を与えておく。その後、最初の電圧変動基準ΔV*1の働きにより周波数変化率が予め設定するしきい値を超えたとき、比較的大きな電圧変動基準ΔV*1を与える。この影響を受けて、さらに周波数変化率が予め定める次のしきい値を超えたとき、さらに大きな電圧変動基準ΔV*1を与える。このような繰り返しを何回か実施すれば、単独運転らしさを確認しながら電圧変動基準ΔV*1による作用を段階的に大きくすれば、系統への影響を無くすことができる。以下、このような手法を多段階検出の手法と呼ぶ。
【0060】
そこで、このような多段階検出の手法を実現する本実施の形態としては、新たに予め複数の周波数変化率しきい値を設定し、周波数変化率検出手段32で検出される周波数変化率が各しきい値を超える毎に電圧変動基準決定手段40に対して切換指令を出力する電圧変動基準切変手段56と、多段階検出の進行に合わせて電圧変動基準補正信号ΔV*2による補正を停止するスイッチ手段57とを設けた構成とする。
【0061】
さらに、電圧変動基準決定手段40としては、周波数変化率検出手段32で検出される周波数変化率をもとに、周波数変化率が正であるとき発電設備の進み無効電力を増加(出力電圧を低下)させ、周波数変化率が負であるときに遅れ無効電力を増加(出力電圧を上昇)させる電圧変動基準を決定するために、周波数変化率と電圧変動基準との関係を関数で定義するとともに、関数のゲインまたは関数の形状を複数段で切換え可能とし、前記電圧変動基準切変手段56からの切換指令に応じて切り換える構成とする。図11は、電圧変動基準を決定する関数の一例を示すイメージ図である。この図から明らかなように、関数が複数段用意され、さらにリミットレベルが設けられている。
【0062】
さらに、原動機制御信号検出手段41および電圧変動基準補正手段42は、第1の実施の形態と同じであるが、周波数変化率の拡大がある程度進行すると、電圧変動基準補正信号ΔV*2がなくても、多段階検出の手法において十分な電圧変動基準ΔV*1が得られる。そこで、多段階検出の進行に合わせて、スイッチ手段57により、電圧変動基準補正信号ΔV*2による補正を停止させる構成としている。
【0063】
従って、以上のような実施の形態によれば、多段階検出の手法により連系中には系統に与える影響を少なくし、単独運転時には周波数変動を迅速に拡大する動作に加え、電圧変動基準切変手段56が予め複数のしきい値をもち、周波数変化率が各しきい値を超えるごとに切換指令を出力し、電圧変動基準決定手段40にて、その切換指令に基づいて関数のゲインまたは関数の形状をもつ大きな電圧変動基準に切り換えて出力するので、単独運転時に図5に示す周波数変動特性から図7に示す周波数変動特性に拡大するので、周波数異常や周波数変化率異常を検出でき、迅速、かつ、確実に自家発電設備の単独運転を検出できる。
(第4の実施の形態)
図12は本発明に係わる系統連系保護装置のさらに他の実施の形態を示す構成図である。なお、同図において図1および図12と同一部分には同一符号を付し、その詳しい説明は省略する。
【0064】
この実施の形態は、図10に示す構成要素に新たに位相補償手段50(図12参照)を付加したものである。
【0065】
この系統連系保護装置は、第3の実施の形態で述べたように、多段階検出の手法を採用し、電圧変動基準決定手段40にて周波数変化率をもとに決定された電圧変動基準ΔV*1と電圧変動基準補正手段42にて決定された電圧変動基準補正信号ΔV*2とによって電圧変動を起こすことにより、周波数変動を助長し、この助長された周波数変動に基づいて単独運転を判定することは同じである。
【0066】
本発明装置において特に異なるところは、第2の実施の形態で述べたように、位相補償手段50を設け、電圧制御系の指令値に対する遅れと速度制御系の調速機からの制御信号に対する遅れとのずれを補償し、電圧変動基準補正信号ΔV*2を効果的に作用させるものである。
【0067】
従って、以上のような実施の形態によれば、第2の実施の形態と同様の効果の他、多段階検出の手法により連系中には系統に与える影響を少なくし、単独運転時には周波数変動を迅速に拡大する動作に加え、電圧変動基準切換手段56が予め複数のしきい値をもち、周波数変化率が各しきい値を超えるごとに切換指令を出力し、電圧変動基準決定手段40にて、その切換指令に基づいて関数のゲインまたは関数の形状をもつ大きな電圧変動基準に切り換えて出力するので、単独運転時に図5に示す周波数変動特性から図7に示す周波数変動特性に拡大するので、周波数異常や周波数変化率異常を検出でき、迅速、かつ、確実に自家発電設備の単独運転を検出できる。
(第5の実施の形態)
この実施の形態は、原動機制御信号検出手段41による原動機制御信号の取得手段を改良したものである。
【0068】
原動機制御信号検出手段41は調速機15から出力されるエンジン16の原動機制御信号CSから操作量と制御方向とを検出するものであるが、この検出方法としては、図13に示すように周波数変化率検出手段32における周波数変化率の検出と同期させたサンプリングタイミングにより原動機制御信号を読み込み、サンプリングタイミング間の原動機制御信号の変化量から決定するように構成する。
【0069】
本発明装置においては、各構成要素例えば31〜33、40〜42等はマイクロコンピュータを用いて所要の処理を実行するが、そのうち周波数の検出手段として例えば電圧瞬時波形のゼロクロス区間の時間の逆数をとることによって周波数を求める。さらに、マイクロコンピュータを用いて、ゼロクロスのタイミングをサンプリングタイミングとして捉え、先に求めた周波数とサンプリング間の時間から周波数変化率、さらに電圧変動基準ΔV*1を求めることが可能である。
【0070】
そして、以上のようにして電圧変動基準ΔV*1を求める場合、原動機制御信号検出手段41としてマイクロコンピュータを用いることにより、サンプリングタイミングにより原動機制御信号CSを読み取り、サンプリングタイミング間の原動機制御信号の変化量から操作量および制御方向(極性)を検出する。
【0071】
従って、以上のような実施の形態によれば、マイクロコンピュータを用いて、電圧瞬時波形のゼロクロス時間の逆数をとつて周波数を求めるが、この周波数とサンプリング間の時間から周波数変化率および電圧変動基準ΔV*1を検出するが、このとき原動機制御信号検出手段41は周波数変化率ないし電圧変動基準ΔV*1の検出と同期したタイミングで原動機制御信号ひいては電圧変動基準補正信号ΔV*2を得ることができ、よって、容易、かつ、的確に電圧変動基準を補正することにより発電機12の出力電圧を変化でき、周波数変動を拡大して容易に単独運転を検出できる。
(第6の実施の形態)
この実施の形態は、電圧変動基準補正手段42から出力する補正信号ΔV*2の制限に関する例である。
【0072】
すなわち、電圧変動基準補正手段42から出力する補正信号ΔV*2としては、例えば図14に示すように原動機制御信号検出手段41により検出された操作量に応じて徐々に大きくなる補正信号ΔV*2を出力するが、操作量がある所定値以上となったとき、一定の補正信号ΔV*2を出力する構成とする。
【0073】
具体的には、電圧変動基準補正手段42は、図14に示すように原動機制御の操作量と補正信号との関係を定義し、電圧変動基準による周波数変動を妨げる量が多いときには補正信号を大きくする。一方、補正信号が大きくなると、連系中に電圧変動基準が必要以上に大きくなり、無効電力変動も大きくなる。
【0074】
そこで、以上のような不具合を回避するために、図14に示すように原動機制御の操作量と補正信号との定義に基づき補正信号を制限する。
【0075】
従って、以上のような実施の形態によれば、制限をもたせた電圧変動基準補正信号を用いることにより、系統の無効電力変動を抑制しながら発電機12の出力電圧を変化させて周波数変動を拡大でき、ひいては単独運転を容易に検出できる。
【0076】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、高価な転送遮断システムを設けることなく、系統連系中の自家発電設備の単独運転を自身の自家発電設備側で確実に検知でき、この単独運転を検知できれば系統から迅速に発電設備を解列し保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる発電設備の系統連系保護装置の第1の実施の形態を示すブロック構成図。
【図2】電圧変動基準を決定する関数の形状例を説明する図。
【図3】調速機および原動機からなる速度制御系の構成を示す図。
【図4】自家発電設備である発電機から流出する電力を説明する図。
【図5】発電機から出力される周波数の変動を説明する図。
【図6】発電機から出力される周波数と周波数変化率と電圧変動基準との関係を説明する図。
【図7】周波数変動を拡大させる例を説明する図。
【図8】本発明に係わる発電設備の系統連系保護装置の第2の実施の形態を示すブロック構成図。
【図9】位相補償手段の位相補償方法を説明する図。
【図10】本発明に係わる発電設備の系統連系保護装置の第3の実施の形態を示すブロック構成図。
【図11】電圧変動基準を決定する多段階の関数を示す図。
【図12】本発明に係わる発電設備の系統連系保護装置の第4の実施の形態を示すブロック構成図。
【図13】本発明に係わる系統連系保護システムの第5の実施の形態を説明するための図であって、特に原動機制御信号検出手段を説明するための各信号の関係特性図。
【図14】本発明に係わる系統連系保護システムの第6の実施の形態を説明するための図であって、特に電圧変動基準補整手段の補正信号の出力制限を説明する図。
【図15】従来の系統連系保護システムの構成図。
【符号の説明】
1…系統電源
3…遮断器
6…負荷
11…遮断器
12…交流発電機
13…自動電圧調整器
15…調速機
16…エンジン
31…周波数検出手段
32…周波数変化率検出手段
33…周波数変化率過大検出手段
35…無効電力検出手段
36…有効電力検出手段
38…有効電力制御手段
40…電圧変動基準決定手段
41…原動機制御信号検出手段
42…電圧変動基準補整手段
43…無効電力制御手段
50…位相補償手段
56…電圧変動基準切換手段

Claims (5)

  1. 発電設備と系統電源とが遮断器を介して連係する系統連系システムにおいて、
    前記発電設備の出力周波数を検出する周波数検出手段と、
    この周波数検出手段により検出される周波数の変化率を求める周波数変化率検出手段と、
    この周波数変化率検出手段により検出される周波数変化率をもとに、当該周波数変化率が正であるとき前記発電設備の進み無効電力を増加させ、前記周波数変化率が負であるとき遅れ無効電力を増加させるような電圧変動基準を決定する電圧変動基準決定手段と、
    調速機から発電機用エンジンに送出する原動機制御信号から操作量と制御方向とを検出する原動機制御信号検出手段と、
    前記周波数変化率の極性と前記制御方向の極性とを比較し、異極性の場合には前記電圧変動基準を大きくするような電圧変動基準補正信号を出力する電圧変動基準補正手段と、
    前記電圧変動基準と前記電圧変動基準補正信号とを前記発電設備の自動電圧調整器に印加することにより生じる前記発電設備の電圧変動に伴って助長される周波数変動を検知し、前記遮断器にて系統から前記発電設備を解列させる保護手段とを備えたことを特徴とする発電設備の系統連系保護装置。
  2. 発電設備と系統電源とが遮断器を介して連係する系統連系システムにおいて、
    前記発電設備の出力周波数を検出する周波数検出手段と、
    この周波数検出手段により検出される周波数の変化率を求める周波数変化率検出手段と、
    この周波数変化率検出手段により検出される周波数変化率をもとに、当該周波数変化率が正であるとき前記発電設備の進み無効電力を増加させ、前記周波数変化率が負であるとき遅れ無効電力を増加させる電圧変動基準を決定するために周波数変化率と電圧変動基準との関係を複数段の関数で定義するとともに、これら複数段の関数を切換え可能とした電圧変動基準決定手段と、
    予め複数の周波数変化率しきい値が設定され、前記周波数変化率が各周波数変化率しきい値を超えるごとに、前記電圧変動基準決定手段に対して関数の切換指令を出力する電圧変動基準切換手段と、
    調速機から発電機用エンジンに送出する原動機制御信号から操作量と制御方向とを検出する原動機制御信号検出手段と、
    前記周波数変化率の極性と前記制御方向の極性とを比較し、異極性の場合には前記電圧変動基準を大きくするような電圧変動基準補正信号を出力する電圧変動基準補正手段と、
    前記電圧変動基準と前記電圧変動基準補正信号とを前記発電設備の自動電圧調整器に印加することにより生じる前記発電設備の電圧変動に伴って助長される周波数変動を検知し、前記遮断器にて系統から前記発電設備を解列させる保護手段とを備えたことを特徴とする発電設備の系統連系保護装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載する発電設備の系統連系保護装置において、
    前記調速機から出力される原動機制御信号に対して位相補償を行って前記原動機制御信号検出手段に送出する位相補償手段を設けたことを特徴とする発電設備の系統連系保護装置。
  4. 前記原動機制御信号検出手段による原動機制御信号の操作量および制御方向は、前記周波数変化率検出手段から出力される周波数変化率の検出と同期したサンプリングタイミングで原動機制御信号を読み取り、サンプリングタイミング間の当該原動機制御信号の変化量から検出することを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れか1つに記載の発電設備の系統連系保護装置。
  5. 前記電圧変動基準補正手段から出力する電圧変動基準補正信号は、前記原動機制御信号検出手段により検出される操作量に応じて大きくし、かつ、前記操作量が予め定める値以上となったとき一定の値に制限することを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れか1つに記載の発電設備の系統連系保護装置。
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