JP3629324B2 - 同期発電機の単独運転検出方法 - Google Patents

同期発電機の単独運転検出方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、同期発電機の単独運転検出装置に係り、特に逆潮流有りの電力系統に連系された同期発電機の単独運転検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図18は電力系統の概略構成を示すもので、1は第1の電源としての商用電源側の配電変電所、2(SG)は配電線3を介して配電変電所1に接続された第2の電源としての需要家側の同期発電機、4(CB1)は配電線3に配設された系統連系点遮断器、5は受電点遮断器である。
【0003】
かかる電力系統において、配電線に系統連系された同期発電機が、系統連系点の遮断(配電変電所の送り出し遮断器の開放)によって、単独運転状態になると系統信頼度及び保安上の問題からこの状態を検出して、受電点の遮断器を開放しなければならない。これに関する現在の技術は以下の通りである。
【0004】
(1)配電線送り出し遮断器の開放を配電変電所で検出して、受電点の遮断器にトリップ信号を転送する転送遮断方式。
【0005】
(2)単独運転状態が検出されるべき同期発電機の自動電圧調整器の電圧設定値に周期的微少変動を与え、発電機周波数変動が一定値以上になったことによって同期発電機の単独運転状態を検出して、受電点の遮断器を開放する方式(例えば特開平7−31197号公報において開示されている同期発電機の単独運転検出装置)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記(1)の転送遮断方式では、コストがかかり発電機を系統連系するメリットが薄れることや、系統連系された発電機の台数が増加すると配電変電所の転送遮断装置が増加し保守が煩雑になるなどの問題点がある。
【0007】
上記(2)の方式として、特開平7−31197号公報に開示されている同期発電機の単独運転検出装置では、同期発電機の自動電圧調整器の周期的微少変動に対して、どういう大きさやどういう周期で変動させ、また発電機の周波数変動がどういう値にすれば単独運転検出機能を発揮できるかについては述べられておらず、系統短絡事故に対する単独運転検出装置の誤動作防止対策が充分でなく、かつ単独運転検出装置の信頼性監視機能が備わっていない。
【0008】
本発明は上述の問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、誤動作防止対策が充分にして、高信頼性の同期発電機の単独運転検出方法を提供することである。
【0009】
本発明が対象とするのは同期発電機の単独運転検出機能(能動方式,受動方式)の中で能動方式に関するものである。自家用発電設備を系統に連系する場合の技術要件を通産省はガイドラインとして制定し、平成5年3月このガイドラインに「逆潮流がある状態で低圧線及び高圧一般配電線への連系要件」が追加された。これにより、従来の転送遮断方式の他、単独運転検出機能による分散型電源の逆潮流条件での系統連系が可能になった。本能動方式は同期発電機の自動電圧調整器(AVR)の電圧設定値を常時一定周期で微少変動させて、単独運転状態で生じる発電機周波数変動によりこの状態を検出するもので、系統側連系点の遮断器が潮流零の条件で遮断される最過酷の条件でも単独運転状態の検出を可能にするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の同期発電機の単独運転検出方法は、基本的には、
系統連系された同期発電機の自動電圧調整器(AVR)に対して、その電圧設定値を常時一定周期で微少変動させるための信号を出力する機能1と、単独運転状態を最適な条件で検出するため発電機出力、発電機の機器定数、その自動電圧調整器の伝達関数およびその調速機の伝達関数とから機能1の信号に対して最適な微少変動量と周期を演算して機能1に出力する機能2と、発電機周波数の変動分を演算してその変動分が整定値以上になったことによって単独運転状態を検出する周波数リレーである機能3を備えたことを特徴とする。
【0011】
単独運転の誤検出の防止策として、機能3において低整定値を持つ第1段の周波数リレーと高整定値を持つ第2段周波数リレーの2種類の周波数リレーを設け、第1段リレー動作、第2段リレー不動作の条件が成立してから一定期間だけ自動電圧調整器の電圧設定値の微少変動量の大きさを増幅しその条件が成立してから一定期間かつ第1段リレーと第2段リレーが共に動作した場合のみ単独運転を検出し、また、第1段、第2段のリレーが共に動作した場合は微少変動量の大きさを増幅せずに単独運転を検出することを特徴とする。
【0012】
発電機が連系されていない系統の短絡事故時の発電機の加速に対して単独運転状態の誤検出を系統の短絡事故除去リレーとの時限協調によって防止するため、機能3において周波数の変動分が整定値以上になった時間を積分しその値が一定時間以上になったことによって単独運転状態を検出することを特徴とする。
【0013】
発電機が連系されていない系統の短絡事故時の発電機の加速に対して単独運転状態の誤検出を防止するため、機能3において短絡事故検出リレーの動作によって周波数リレーの出力信号をロックすることを特徴とする。
【0014】
機能1に対して、発電機の系統連系条件を系統連系用遮断器の開閉信号によって検出し、発電機が系統連系されているときだけ自動電圧調整器に微少変動信号を出力することを特徴とする。
【0015】
常時、発電機の無効電力出力の変動分を監視することによって機能1の不良を検出することを特徴とする。
【0016】
機能1の自動電圧調整器の電圧整定値微少変動による発電機の無効電力出力の変動分が単独運転時に小さくなることによって機能1の不良が誤検出されることを防止するため、発電機の系統連系条件を系統連系用遮断器の開閉信号によって検出し、発電機が系統連系されているときだけ機能1の不良検出をすることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を図1〜図6を参照しながら説明する。
【0018】
図1は本発明による同期電動機の単独運転検出装置の実施の形態を示すもので、図1において6は変圧器、7は配電線3に配設された変流器、8は計器用変圧器、9は自動電圧調整器(AVR)である。
【0019】
また、図1において10は演算制御部であって、演算部11を有する。演算部11は、変流器7による配電線3に流れる電流検出信号Iと計器用変圧器8による電圧信号Vを入力とし、後述する発電機定数,自動電圧調整器伝達関数および調速機伝達関数をもとに演算して、最適な微少変動周波数やその大きさを算出する。
【0020】
20は周波数リレー部であって、詳細には図2に示す構成であり、電流検出信号Iと電圧検出信号Vを入力として、第1段リレー動作信号,同期発電機2の単独運転検出信号,リセット信号および不良検出信号を出力する。30は外乱信号発生部であって、演算制御部10の演算部11の演算出力信号である最適な微少変動周波数信号を入力として外乱信号を発生する外乱信号発生器31と、外乱信号発生器31の低ゲイン出力信号,周波数リレー部20の第1段リレー動作信号,およびしゃ断器4と5の補助接点4bと5bの接点信号を入力とするナンドゲート32と、外乱信号発生器31の高ゲイン出力信号,第1段リレー動作信号および補助接点4bと5bの接点信号を入力とするアンドゲート33およびナンドゲート32の出力信号とナンドゲート33の出力信号をオア条件とするオアゲート34によって構成されている。
【0021】
図2は周波数リレー部20の構成を示すもので、同図において21aは計器用変圧器8の電圧検出信号Vを入力とする第1段リレー、21bは同じく電圧検出信号Vを入力とする第2段リレー、22aは第1段リレー21aの出力を入力とする第1の積分タイマー、22bは第2段リレー21bの出力信号を入力とする第2の積分タイマーである。23aは第1の積分タイマー22aと第2の積分タイマー22bの出力信号をナンド条件とする第1のナンドゲート、24はナンドゲート23aのナンド出力信号を入力としてオンするオンディレイタイマー、25aおよび25bはオンディレイタイマー24のオン出力信号を入力として一定時間オンして、信号B,Bを出力する第1のスイッチング増幅回路および第2のスイッチング増幅回路である。26aは第2のスイッチング増幅回路25b,第1の積分タイマー22aおよび第2の積分タイマー22bの出力信号をアンド条件とする第1のアンドゲート、27aはアンドゲート26aの出力信号Aとナンドゲート23bの出力信号Aを入力とする第1のオアゲートである。また、図2において28は計器用変圧器8の電圧検出信号Vを入力とする不足電圧リレー(UVR)、27bは第2のオアゲート、29は電流検出信号Iと電圧検出信号Vを入力とする無効電力検出回路、26bは無効電力検出回路(Q)29の出力信号としゃ断器4と5の補助接点4aと4bの接点入力信号をアンド条件とする第2のアンドゲート、22cは第3の積分タイマーである。
【0022】
図1に示す同期発電機の単独運転検出装置において、機能2である演算制御部10においては演算部11が、配電線3すなわち電源1の電流検出信号Iと電圧検出信号Vを入力として同期発電機2の発電機定数,自動電圧調整器9の伝達関数および調速機(図示せず)の伝達関数をもとに演算処理して最適な微少変動周波数の大きさを算出する。
【0023】
機能3である周波数リレー部20では、第1段周波数リレー21aと第2段周波数リレー21bは、それぞれ、電圧検出信号Vを入力して動作する。第1の積分タイマー(T)22aは第1段周波数リレー21aの出力信号を、積分遅延して第1のナンドゲート23a,第1のアンドゲート26bおよび第2のナンドゲート23bに導く。同様にして、第2の積分タイマー(T)22bは第2段周波数リレー21bの出力信号を、積分遅延して第1のナンドゲート23a,第1のアンドゲート26aおよび第2のナンドゲート23bに導く。第1のナンドゲート23aは第1の積分タイマー22aの出力有りのときのみ導通し、その出力信号をオンディレータイマー24に導く。オンディレータイマー24の出力信号は第1,第2のスイッチング増幅回路25a,25bおよび第2のナンドゲート23bに導かれる。第1のスイッチング増幅回路25aは、入力有りで一定時間オンになり、第1段周波数リレーだけ動作時の微少変動量増幅信号を出力した第1段リレー動作信号を機能1である外乱信号発生部30に出力する。第2のスイッチング増幅回路25bもオンディレータイマー24からの入力有りの時だけ一定時間オンし、その出力信号を第1のナンドゲート26aに導く。第1のナンドゲート26aは、第1の積分タイマー22aの出力,第2の積分タイマー26bの出力および第2のスイッチング増幅回路25bの出力が全て有りの状態で動作して出力信号Aを第1のノアゲート27aに導く。第2のナンドゲート23bは、第1,第2の積分タイマー22a,22bの出力有りとオンディレータイマー24の出力無しの条件で動作し、出力信号Aを第1のオアゲート27aに導く。第1のノアゲート27aは第1のナンドゲート26aの出力信号Aと第2のナンドゲート23bの出力信号Aをオア条件として同期発電機2の単独運転検出信号を遮断器4に導き制御する。
【0024】
また、機能3である周波数リレー部20において、不足電圧リレー28は、電圧検出信号Vを入力として不足電圧を検出し、その出力信号を第2のオアゲート27bに入力する。オアゲート27bは不足電圧リレー28の出力信号と、第1段周波数リレー21aの不動作期間が一定値以上である条件と、第2段周波数リレー21bの不動作期間が一定値以上であるという条件のもとにリセット信号を出力する。無効電力検出リレー29は、電流検出信号Iと電圧検出信号Vを入力として、その出力信号を第2のアンドゲート26bに導く。第2のアンドゲート26bはさらに遮断器4の補助接点4aの接点信号および遮断器5の補助接点5aの接点信号を入力条件として外乱信号発生部30が不良であることを示す検出信号を出力する。
【0025】
外乱信号発生部30では、外乱信号発生器31が演算制御部10の演算部11の出力信号を入力として低ゲインの外乱信号と高ゲインの外乱信号を出力する。ナンドゲート32は、外乱信号発生器31からの低ゲイン外乱信号と、周波数リレー部20からの第1段周波数リレー動作信号と、遮断器4の補助接点4bと遮断器5の補助接点5bのそれぞれの接点信号を入力条件として出力信号をオアゲート34に導く。アンドゲート33は、外乱信号発生器31の高ゲイン外乱信号と、周波数リレー部20の第1段周波数リレー動作信号と補助接点4bと5bの接点信号を入力条件として、その出力信号を自動電圧調整器9に電圧設定値微少変動信号として入力する。
【0026】
外乱信号発生部30は、同期発電機2の自動電圧調整器9の電圧設定値に対して一定周期の微少変動を与えるもので、外乱信号発生器31により一定周期の微少変動信号を発生する。その周期と大きさは演算制御部10によって演算された最適な値とする。
【0027】
演算制御部10は、微少変動周期と大きさを後述する(11)式または(12)式から演算してその結果を機能(1)30に出力するものである。このため、演算部11に発電機の電圧(V)と電流(I)及び発電機1の機器定数、自動電圧調整器9の伝達関数、調速機の伝達関数を入力し、VとIから発電機1の出力を求めた結果と上記定数や伝達関数値を(11)式に代入することによって(12)式のように伝達関数が演算されるので、最高感度となる変動周期を求めることができる。
【0028】
また、周波数リレー部20の周波数リレーの整定値は系統連系時の常時の周波数によって誤動作しない値に決められるので、変動量の大きさは同期発電機の単独運転時の周波数変動がこの整定値を超える様に決められる。このようにして演算された最適な変動量の大きさと周波数は機能2である演算制御部10に出力される。周波数リレー部20は発電機の電圧(V)を入力として、それより周波数変動を求め、この値が整定値を超えたことによって同期発電機の単独運転状態を検出し、受電点の遮断器4にトリップ指令を出力し、これにより同期発電機の単独運転を防止する。
【0029】
単独運転の誤検出対策として、単独運転を検出する周波数リレー部20は、低整定値を持つ第1段周波数リレー(FR1)21aと高整定値を持つ第2段周波数リレー(FR2)21bの2種類を設け、第1段リレー動作、第2段リレー不動作の条件が成立してから一定時間だけ(回路25aが入力が有ってから一定時間だけオン)自動電圧調整器9の電圧整定値の微少変動量の大きさを増幅し、その条件が成立してから一定期間(回路25bも回路25aと同じ)かつ第1段周波数リレー21aと第2段周波数リレー21bが共に動作した場合のみ同期発電機の単独運転状態として検出する。
【0030】
また、系統側連系点の潮流が大きな場合は単独運転に移行すると同期発電機2の入力と出力のアンバランスが大きくなり同期発電機の周波数もそれに伴い大きくなるので、単独運転移行直後に周波数リレーが第1段および第2段ともに動作することがある。これに対して検出時間に遅れが生じないように、第1段、第2段のリレーが共に動作すると微少変動量の大きさを増幅せずに単独運転を検出する。第1段周波数リレー26aの整定値は、系統連系時の常時の周波数変動で誤動作しないように決め、第2段周波数リレー21bの整定値は増幅された微少変動量の大きさに対して決めれば、信頼性の高い単独運転が可能になる。
【0031】
系統連系点の潮流が零の条件で同期発電機の単独運転に移行した後の能動方式周波数リレーの応動を図3に示す。同期発電機単独運転移行後の発電機周波数は、後述する図10〜図13のシュミレーション結果で示すように、ほぼ正弦波状に変化し、その大きさは時間と共に徐々に大きくなり定常状態に落ちつく。よって、周波の変動値が一定値以上になると動作する能動方式の周波数リレーは図示するように動作復帰を繰り返す。
【0032】
一方、配電系統短絡事故時には同期発電機は加速されて周波数が増加するので、その場合の誤検出を防止するため周波数リレーの出力にタイマーを設ける。そのタイマーの整定値は配電変電所に設置されている短絡事故用リレーによる事故除去時間に裕度を持たせた値とする。そのタイマーのカウントは上述のように単独運転移行後に動作、復帰を繰返すので積分方式として検出時間の遅延を防止する。また、短絡事故は不足電圧リレー(UVR)28によって検出できることがあるので、不足電圧リレー28を設けて周波数リレーの出力をロックし、短絡事故の誤検出を防止する。
【0033】
タイマーのセット条件は、不足電圧リレー28の動作時とする。図4〜図6に機能(3)20の動作シーケンスを示す。図4は基本動作波形図、図5は第1段周波数リレー21aのみの動作動作による微少変動増幅における単独運転検出の動作波形図、図5は第1段周波数リレー21aと第2段周波数リレー21bの動作が同じである場合の動作波形図、図6は第1段周波数リレー21aの動作による微少変動値増幅時における波形図である。図4と図5において、FR1,FR2は第1段,第2段周波数リレー21a,21bの動作波形を示し、タイマ1,タイマ2は積分タイマー22a,22bの動作波形、B,Bはスイッチング増幅回路25a,25bの出力波形、Aはアンドゲート26aの出力波形、Aはナンドゲート23bの出力波形、Cは単独運転検出波形を示す。図5に示すように、オンディレイタイマー整定値は第1の積分タイマー22aのリセット信号Tと第2の積分タイマー22bのリセット信号Tの整定値が同じである場合、第1段周波数リレー21aと第2段周波数リレー21bの動作時間のばらつき以上にする。
【0034】
【実施例】
以下に、能動方式の性能をシミュレーション結果で示す。その条件は以下の通りである。
【0035】
図7は同期発電機Gが系統連系されている系統図と系統定数を示す。表1と2および図8と図9は、その発電機の機器定数と調速機の定数および自動電圧調整器の定数を示す。発電機の有効電力出力を1.83MW,無効電力出力を0.4MVαγ(遅れ),構内負荷Lの消費電力を有効電力0.916MW,無効電力0.4MVαγ(遅れ)とし、残りの有効電力0.916MWが逆潮流され外部負荷Lで消費されるものとする。この条件では系統側連系点の遮断器CBOの潮流は零になる。
【0036】
【表1】
Figure 0003629324
【0037】
【表2】
Figure 0003629324
【0038】
自動電圧調整器(AVR)の電圧設定値を定格電圧の大きさに対して1%のピーク値をもつ0.4Hzの正弦波で微少変動させ、系統側連系点の遮断器を1秒で開放させた場合のAVR電圧設定値変動量,発電機周波数,端子電圧,発電機の無効電力の変動量を図10〜13に示す。
【0039】
図10〜図13に示すように、系統連系時には発電機周波数は殆ど変動しないが、単独運転移行後の周波数変動は大きい。発電機の端子電圧の変動量も同様である。一方、無効電力の変動量は逆の傾向になっている。
【0040】
次に、自動電圧調整器(AVR)の電圧設定値の変動量(1%)を一定として、変動周期を変化させた場合の単独運転時の周波数変動(第一波の大きさ)を図14に示す。これより変動周期0.4Hzで最高感度が得られることが分かる。系統連系時の系統へ与える影響をより少なくするために、このような最高感度となる変動周期の選択が重要である。また、AVRの電圧設定値の変動量、変動周期を1%,0.4Hz一定として、発電機の有効電力出力を変化させた場合の単独運転時の発電機周波数(第一波の大きさ)を図15に示す。これより発電機の有効電力に比例して周波数が変動することが分かる。
【0041】
能動方式の性能(理論的検討結果)
次に能動方式について理論的な検討を行う。発電機モデルは、能動方式に対してダンパ巻線の影響は殆どないので、この巻線の影響を無視した過渡モデルを使用する。
【0042】
同期発電機に対する二軸理論より、単独運転時には次式が成立する。
【0043】
【数1】
=L(E′ ………(1)
【0044】
【数2】
fd=Lfd′+T(d/dt)E′……(2)
【0045】
【数3】
=Let′ ………(3)
但し、T,Vfd,Eは発電機の電気的出力トルク,界磁電圧、E′は発電機のq軸過渡電圧、Tはd軸開路過渡時定数であって、L,Lfd,Letは次式で定義される。
【0046】
【数4】
Figure 0003629324
【0047】
=R+jXは発電機出力に対応するインピーダンスであり、(4)式でZ以外の定数は表1に示してある。能動方式による変動は微少なので(1)〜(3)式を線形近似してラプラス変換すると次式が得られる。
【0048】
【数5】
△T=2L・△E′ ………(5)
【0049】
【数6】
△Vfd(Lfd+ST)△E′……(6)
【0050】
【数7】
△e=Let△E′ ………(7)
但し、△T,△Vfd,△e,△E′はT,Vfd,e,E′の微少変動に対するラプラス変換値、Eは系統連系時のE′の平均値である。
【0051】
次に図8の調速機回路について、基準速度と負荷設定値が一定として線形近似すると次式が得られる。
【0052】
【数8】
△T=−GGOV △ω ………(8)
但し、△T,△ωは原動機出力T,発電機回転速度ωの微少変動に対するラプラス変換値、GGOVは調速機(ガバナー)回路伝達関数であって、GGOV={10.0/(1+0.1S)}×{1.0/(1+0.6S)}である。
【0053】
また、図9の自動電圧調整器(AVR)回路について、端子電圧検出回路の時定数は小さいのでこれを無視して線形近似すると次式が得られる。
【0054】
【数9】
△Vfd=GAVR(△VAVR−△e) ………(9)
但し、△VAVRはAVR電圧設定値の微少変動に対する伝達関数、GAVRはAVR回路伝達関数であって、GAVR={10.0(1+1.56S)/1.56S}×{1.0/(1+0.2S)}である。発電機の動揺方程式を線形近似すると次式が成立する。
【0055】
【数10】
2H(d△ω/dt)=△T−△T ………(10)
但し、2Hは発電機(原動機を含む)慣性定数であり、(5),(6),(7),(8),(9),(10)式から単独運転時の伝達関数ブロック図を作成すると図16になる。図16のブロック図よりAVR電圧設定値変動△VAVRに対する発電機周波数の伝達関数△ω(発電機回転速度)は次式になる。
【0056】
【数11】
Figure 0003629324
【0057】
(11)式より、単独運転時の発電機の周波数変動は、発電機の機器定数とその出力状態で定まる定数L,Lfd,Letと系統連系時のq軸過渡電圧の平均値E、d軸開路過渡時定数T及びAVR,ガバナー回路の伝達関数GAVR,GGOV、発電機の単位慣性定数2Hで決定される。(11)式に於いて、発電機の有効電力出力が1.83MW,無効電力出力が0.267MVαγでかつ系統側連系点の潮流が零の条件で△ωの伝達関数を求めた結果を次式に示す。
【0058】
【数12】
Figure 0003629324
【0059】
(12)式は発電機の出力状態、発電機の機器定数、AVR,ガバナー回路の伝達関数、AVRの電圧設定値の変動量、変動周期によって発電機の周波数変動を演算できることを示している。(12)式に対してボード線図を求めると図17になりAVR電圧設定値の変動周波数が0.4Hzで、発電機周波数に対して最高感度が得られることを示している。これは図14に示すシミュレーション結果とほぼ一致している。
【0060】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、発電機出力、発電機の機器定数、その自動電圧調整器の伝達関数およびその調速機の伝達関数とからその微少変動量に対して最適な周期、大きさを演算し、その値を自動電圧調整器の電圧設定値変動量とすることによって効果的な単独運転検出が可能になる。
【0061】
請求項2の発明によれば、単独運転の誤検出防止策として、単独運転を検出する周波数リレーは低整定値を持つ第1段と高整定値を持つ第2段の2種類を設け、第1段リレー動作、第2段リレー不動作の条件が成立してから一定期間だけ自動電圧調整器の電圧設定値の微少変動量の大きさを増幅し、その条件が成立してから一定期間かつ第1段リレーと第2段リレーが共に動作した場合のみ同期発電機の単独運転状態として検出する。また、系統側連系点の潮流が大きな場合は単独運転に移行すると同期発電機の入力と出力のアンバランスが大きくなり発電機周波数もそれに伴い大きくなるので、単独運転移行直後に周波数リレーが第1段及び第2段共に動作することがある。これに対して検出時間に遅れが生じないよう、第1段、第2段のリレーが共に動作すると微少変動量の大きさを増幅せずに単独運転を検出する。第1段リレーの整定値は、系統連系時の常時の周波数変動で誤動作しないように決め、第2段リレーの整定値は増幅された微少変動量の大きさに対して決めれば、信頼性の高い単独運転検出が可能になる。
【0062】
請求項3又は4の発明によれば、系統短絡事故に対する単独運転検出の誤動作対策に関する発明であり、これによって短絡事故時の誤動作を防止できる。
【0063】
請求項5の発明によれば、系統連系されているときだけ、自動電圧調整器の電圧設定値に微少変動を与えることにより信頼性の高い単独運転検出方式が可能になる。
【0064】
請求項6の発明によれば、発電機の無効電力出力の変動量が一定値以下になることによって自動電圧調整器の電圧設定値に微少変動を与える回路の不良を検出することにより、信頼性の高い単独運転検出方式が可能になる。
【0065】
請求項7の発明によれば、請求項6の発明に対して系統連系されているときだけ不良検出することにより信頼性の高い監視が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による同期発電機の単独運転検出装置を示すブロック結線図。
【図2】図1の同期発電機の単独運転検出装置の要部のブロック結線図。
【図3】能動方式による周波数変動とリレー応動を示す波形図。
【図4】図1の装置における要部の動作シーケンス図。
【図5】図1の装置における要部の動作シーケンス図。
【図6】図1の装置における要部の動作シーケンス図。
【図7】本発明の実施例としてのシミュレーションを示すブロック図。
【図8】本発明の実施例としてのシミュレーションを示すブロック図。
【図9】本発明の実施例としてのシミュレーションを示すブロック図。
【図10】本発明の実施例としてのシミュレーションによる特性波形図。
【図11】本発明の実施例としてのシミュレーションによる特性波形図。
【図12】本発明の実施例としてのシミュレーションによる特性波形図。
【図13】本発明の実施例としてのシミュレーションによる特性波形図。
【図14】本発明の実施例としてのシミュレーションによる特性波形図。
【図15】本発明の実施例としてのシミュレーションによる特性波形図。
【図16】本発明の実施例としてのシミュレーションによる伝達関数ブロック図。
【図17】図16の伝達関数を用いた発電機周波数のボード線図。
【図18】同期発電機を連系した電力系統のブロック図。
【符号の説明】
1…電力系統の配電変電所
2…同期発電機
3…配電線
4…系統連系遮断器
4a,4b…遮断器補助接点
5a,5b…遮断器補助接点
5…遮断器
7…変流器
8…計器用変圧器
9…自動電圧調整器
10…演算制御部
11…演算部
20…周波数リレー部
21a…第1段周波数リレー
21b…第2段周波数リレー
22a…第1の積分タイマー
22b…第2の積分タイマー
23a,23b…ナンドゲート
24…オンディレータイマー
25a,25b…スイッチング増幅回路
26a,26b…アンドゲート
27a,27b…オアゲート
28…不足電圧リレー
29…無効電力検出回路
30…外乱信号発生部
31…外乱信号発生器
32…ナンドゲート
33…アンドゲート
34…オアゲート

Claims (7)

  1. 電力系統に分散型電源として連系された同期発電機を解列して単独運転となることを検出する単独運転検出方法において、
    前記同期発電機の出力と機器定数,当該同期発電機の自動電圧調整器の伝達関数および当該調速機の伝達関数とから周波数の微少変動量と周期を算出する演算制御部と、
    前記同期発電機周波数変動分を演算してその変動分が整定値以上になったことを条件に単独運転となったことを検出する周波数リレー部、および
    前記演算部によって算出された電力量の微少変動量と同期と前記周波数リレー部の検出信号を入力条件として、前記同期発電機の自動電圧調整器に対して外乱信号を入力する外乱信号発生部からなり、
    前記外乱信号発生部より前記自動電圧調整器に電圧設定値微少変動信号を出力し、その電圧設定値を所定周期で微少変動させることを特徴とする、
    同期発電機の単独運転検出方法。
  2. 前記周波数リレー部において低整定値を持つ第1段の周波数リレーと高整定値を持つ第2段周波数リレーの2種類の周波数リレーを設け、第1段リレー動作、第2段リレー不動作の条件が成立してから一定期間だけ自動電圧調整器の電圧設定値の微少変動量の大きさを増幅しその条件が成立してから一定期間かつ第1段リレーと第2段リレーが共に動作した場合のみ単独運転を検出し、また、第1段、第2段のリレーが共に動作した場合は微少変動量の大きさを増幅せずに単独運転を検出することを特徴とする請求項1に記載の同期発電機の単独運転検出方法。
  3. 前記周波数リレー部において、周波数の変動分が整定値以上になった時間を積分しその値が所定時間以上になったことを条件に前記同期発電機の単独運転を検出し、前記同期発電機が連系されていない系統の短絡事故時の発電機の加速に対して単独運転状態の誤検出を系統の短絡事故除去リレーとの時限協調によって防止することを特徴とする、請求項1に記載の同期発電機の単独運転検出方法。
  4. 前記周波数リレー部において短絡事故検出リレーの動作によって周波数リレーの出力信号をロックし、前記同期発電機が連系されていない系統の短絡事故時の該同期発電機の加速に対して単独運転状態の誤検出を防止する、ことを特徴とする請求項1に記載の同期発電機の単独運転検出方法。
  5. 前記同期発電機の系統条件を連系用遮断器の開閉信号によって検出し、前記同期発電機が系統連系されているときのみ前記外乱信号発生部を前記自動電圧調整器への微少変動信号を出力させることを特徴とする請求項1に記載の同期発電機の単独運転検出方法。
  6. 前記周波数リレー部が、前記同期発電機の無効電力の変動分を監視し、前記外乱信号発生部の不良を検出することを特徴とする請求項1に記載の同期発電機の単独運転検出方法。
  7. 前記同期発電機の系統連系条件を系統連系用遮断器の開閉信号によって検出し、当該同期発電機が系統連系されているときだけ前記外乱信号発生部の不良を検出し、該同期発電機の電圧設定値微少変動による前記同期発電機の無効電力出力の変動分が単独運転時に小さくなることによる前記外乱信号発生部の不良が誤検出されることを防止することを特徴とする、請求項6に記載の同期発電機の単独運転検出方法。
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