JP4340982B2 - 表示装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、有機発光素子を備えた表示装置の製造方法に関する。
この種の表示装置としては、例えば図21に示したように、基板811に、各有機発光素子ごとに第1電極813を形成し、その上に、発光層を含む有機層816および第2電極817を順に積層したものが知られている。ここで、第2電極817は薄膜状の共通電極であるので抵抗値が高く、電源(図示せず)から個々の有機発光素子までの距離に応じて電圧降下が異なり、それにより画面内に輝度のばらつきが発生するおそれがある。このような輝度のばらつきを抑制するため、第1電極813の間の領域に、比較的厚みの厚い補助電極814を設け、この補助電極814と第2電極817とを電気的に接続する場合がある。
第2電極817と補助電極814とを電気的に接続するためには、第2電極817を形成する前に、有機層816の補助電極814上に形成された部分を除去しておく必要がある。有機層816は、マスク等を用いて第1電極813のみに形成される場合と、基板810の表示領域のほぼ全面に形成される場合とがあるが、いずれの場合にも、補助電極814が有機層816で覆われてしまう可能性があるからである。
従来では、例えば特許文献1において、レーザ照射により有機層の補助電極上に形成された部分を除去する方法として、減圧維持されたチャンバの中で行うことが望ましいと記載されている。
特開2005−11810号公報
しかしながら、特許文献1には、特に真空雰囲気を維持する方法については記載されていない。
一般に真空チャンバ中でレーザ光を照射する方法としては、真空チャンバにレーザ光を透過するための気密した開口部(ガラス窓)を設置し、チャンバの外からレーザ光を照射するか、チャンバ内にレーザ光源やその稼動部を設置し、レーザ光を照射する方法が考えられる。しかし、これらの方法は、有機発光素子を設ける基板に大型基板を用いた場合、真空チャンバのガラス窓が巨大化するため設備上実現が困難であった。また、真空チャンバやレーザ光源およびその稼動部の構成が複雑化および大型化してしまい、設備コストの増大が問題となっていた。
このように、従来では、真空雰囲気中でレーザ照射により有機層の補助電極上に形成された部分を除去する方法は未だ開発されていなかった。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、有機層の補助電極上に形成された部分を真空雰囲気中でレーザ照射により除去することができる表示装置の製造方法を提供することにある。
本発明による表示装置の製造方法は、基板に複数の有機発光素子を有する表示装置を製造するものであって、基板に、複数の第1電極、複数の第1電極の間の領域の補助電極、複数の第1電極と補助電極との間の領域の絶縁材料よりなる突起構造、並びに、複数の第1電極および補助電極を覆う有機層を形成し、素子基板を形成する工程と、有機層の補助電極上に形成された部分を選択的に除去する工程と、前記有機層および前記補助電極の上に第2電極を形成する工程とを含み、有機層の補助電極上に形成された部分を選択的に除去する工程は、以下の(A)〜(C)の工程を含むものである。
(A) 真空雰囲気中で前記素子基板と対向基板とを突起構造を間にして重ね合わせることにより、重ね合わせ基板を形成する工程
(B) 少なくとも対向基板と有機層の補助電極上に形成された部分との間の空間を真空雰囲気に維持した状態で重ね合わせ基板を大気中に取り出す工程
(C) 重ね合わせ基板にレーザ光を照射して、有機層の補助電極上に形成された部分を選択的に除去する工程
本発明による表示装置の製造方法では、突起構造が、素子基板と対向基板との間のスペーサとしての機能を有している。よって、素子基板と対向基板とを重ね合わせた状態でも、素子基板と対向基板との間には空間が生じる。この空間は、重ね合わせ基板を大気中に取り出しても真空雰囲気に維持することが可能であり、大気中に取り出した重ね合わせ基板にレーザ光を照射しても、有機層の補助電極上の形成された部分には真空雰囲気中でレーザ光が照射される。
本発明の表示装置の製造方法によれば、有機層の補助電極上に形成された部分を選択的に除去する工程で、真空雰囲気中で素子基板と対向基板とを突起構造を間にして重ね合わせることにより、重ね合わせ基板を形成し、少なくとも対向基板と有機層の補助電極上の部分との間の空間を真空雰囲気に維持した状態で重ね合わせ基板を大気中に取り出したのち、重ね合わせ基板にレーザ光を照射するようにしたので、有機層の補助電極上に形成された部分を真空雰囲気中でレーザ照射により除去することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る表示装置の構成を表すものである。この表示装置は、極薄型の有機発光カラーディスプレイ装置などとして用いられるものであり、例えば、ガラスよりなる基板11の上に、後述する複数の有機発光素子10R,10G,10Bがマトリクス状に配置されてなる表示領域110が形成されると共に、この表示領域110の周辺に、映像表示用のドライバである信号線駆動回路120および走査線駆動回路130が形成されたものである。
表示領域110内には画素駆動回路140が形成されている。図2は、画素駆動回路140の一例を表したものである。この画素駆動回路140は、後述する第1電極13の下層に形成され、駆動トランジスタTr1および書き込みトランジスタTr2と、その間のキャパシタ(保持容量)Csと、第1の電源ライン(Vcc)および第2の電源ライン(GND)の間において駆動トランジスタTr1に直列に接続された有機発光素子10R(または10G,10B)とを有するアクティブ型の駆動回路である。駆動トランジスタTr1および書き込みトランジスタTr2は、一般的な薄膜トランジスタ(TFT(Thin Film Transistor))により構成され、その構成は例えば逆スタガー構造(いわゆるボトムゲート型)でもよいしスタガー構造(トップゲート型)でもよく特に限定されない。
画素駆動回路140において、列方向には信号線120Aが複数配置され、行方向には走査線130Aが複数配置されている。各信号線120Aと各走査線130Aとの交差点が、有機発光素子10R,10G,10Bのいずれか一つ(サブピクセル)に対応している。各信号線120Aは、信号線駆動回路120に接続され、この信号線駆動回路120から信号線120Aを介して書き込みトランジスタTr2のソース電極に画像信号が供給されるようになっている。各走査線130Aは走査線駆動回路130に接続され、この走査線駆動回路130から走査線130Aを介して書き込みトランジスタTr2のゲート電極に走査信号が順次供給されるようになっている。
図3は、表示領域110の平面構成の一例を表したものである。表示領域110には、赤色の光を発生する有機発光素子10Rと、緑色の光を発生する有機発光素子10Gと、青色の光を発生する有機発光素子10Bとが、順に全体としてマトリクス状に形成されている。なお、有機発光素子10R,10G,10Bは短冊形の平面形状を有し、隣り合う有機発光素子10R,10G,10Bの組み合わせが一つの画素(ピクセル)を構成している。
図4は図3に示した有機発光素子10R,10G,10Bの断面構成を表したものである。有機発光素子10R,10G,10Bは、それぞれ、基板11の側から、上述した画素駆動回路140の駆動トランジスタTr1、平坦化絶縁膜12、陽極としての第1電極13、補助電極14、絶縁材料よりなる突起構造15、後述する発光層を含む有機層16、および陰極としての第2電極17がこの順に積層された構成を有している。
このような有機発光素子10R,10G,10Bは、必要に応じて、窒化ケイ素(SiN)または酸化ケイ素(SiO)などの保護膜(図示せず)により被覆され、更にこの保護膜上に、熱硬化型樹脂または紫外線硬化型樹脂などの接着層(図示せず)を間にしてガラスなどよりなる封止用基板(図示せず)が全面にわたって貼り合わされることにより封止されている。
駆動トランジスタTr1は、平坦化絶縁膜12に設けられた接続孔12Aを介して第1電極13に電気的に接続されている。
平坦化絶縁膜12は、画素駆動回路140が形成された基板11の表面を平坦化するためのものであり、微細な接続孔12Aが形成されるためパターン精度が良い材料により構成されていることが好ましい。平坦化絶縁膜12の構成材料としては、例えば、ポリイミド等の有機材料、あるいは酸化シリコン(SiO2 )などの無機材料が挙げられる。
第1電極13は、有機発光素子10R,10G,10Bの各々に対応して形成されている。また、第1電極13は、発光層で発生した光を反射させる反射電極としての機能を有しており、できるだけ高い反射率を有するようにすることが発光効率を高める上で望ましい。第1電極13は、例えば、厚みが100nm以上1000nm以下であり、銀(Ag),アルミニウム(Al),クロム(Cr),チタン(Ti),鉄(Fe),コバルト(Co),ニッケル(Ni),モリブデン(Mo),銅(Cu),タンタル(Ta),タングステン(W),白金(Pt)あるいは金(Au)などの金属元素の単体または合金により構成されている。
補助電極14は、電源(図示せず)から個々の有機発光素子10R,10G,10Bまでの距離により電圧降下に大きな差が生じないようにし、これにより画面内の輝度のばらつきを抑制するためのものであり、第1電極13の間の領域に形成されている。また、補助電極14は、突起構造15により第1電極13とは電気的に絶縁されている一方、第2電極17と電気的に接続されている。すなわち、補助電極14の上面は有機層16で覆われておらず、この露出した部分が第2電極17とのコンタクト領域となっている。なお、補助電極14は、上面の全部で第2電極17と電気的に接続されていることが望ましいが、上面の少なくとも一部で第2電極17と電気的に接続されていてもよい。
補助電極14は、例えば、銀(Ag),アルミニウム(Al),クロム(Cr),チタン(Ti),鉄(Fe),コバルト(Co),ニッケル(Ni),モリブデン(Mo),銅(Cu),タンタル(Ta),タングステン(W),白金(Pt)あるいは金(Au)などの金属元素の単体または合金により構成されている。補助電極14は、第1電極13と同一の材料により構成されていてもよいし、異なる材料により構成されていてもよい。また、補助電極14は、後述するレーザ光に対して吸収性の高い材料により構成されていることが望ましい。
突起構造15は、第1電極13と補助電極14との間の領域に形成され、第1電極13と補助電極14および第2電極17との絶縁性を確保すると共に発光領域を正確に所望の形状にするための電極間絶縁膜としての機能を有している。この突起構造15は、例えば、ポリイミドなどの有機材料、または酸化シリコン(SiO2 )などの無機絶縁材料により構成され、第1電極13の発光領域と補助電極14とに対応して開口部を有している。なお、有機層16および第2電極17は、発光領域だけでなく突起構造15の上にも連続して設けられていてもよいが、発光が生じるのは突起構造15の第1電極13に対応する開口部だけである。
突起構造15は、また、後述する製造工程において有機層16の補助電極14上に形成された部分を選択的に除去する際に、対向基板61との間のスペーサとして、対向基板61と有機層16の補助電極14上に形成された部分との間に空間Sを確保する機能も有している。そのためには、突起構造15の高さHは、例えば、第1電極13および補助電極14の表面から2μm以上であることが好ましい。
突起構造15は、例えば、第1電極13と補助電極14との間の領域に設けられた基部15Aと、基部15Aの上面に設けられた畝部(リブ)15Bとの二段構造を有している。畝部15Bを設けることにより、後述する製造工程において突起構造15と対向基板61との接触面積を小さくすることができ、突起構造15と対向基板61との間に隙間が生じたりすることなく、対向基板61を安定して突起構造15に重ねることができる。畝部15Bは、表示領域110の全域にわたって形成されている。畝部15Bは、基部15Aの上面に一様に設けられていてもよい(図6参照。)し、基部15Aの上面の一部に、各畝部15Bが独立して形成されていてもよい(図3および図5参照。)。後者の例としては、畝部15Bが、図3に示したように第1電極13の長辺に沿って設けられている場合、および、図5に示したように第1電極13の短辺に沿って設けられている場合が挙げられる。前者の例としては、畝部15Bが、図6に示したように第1電極13の四辺に沿って連続して設けられている場合が挙げられる。
有機層16は、例えば、第1電極13の側から順に、正孔注入層,正孔輸送層,発光層および電子輸送層(いずれも図示せず)を積層した構成を有するが、これらのうち発光層以外の層は必要に応じて設ければよい。また、有機層16は、有機発光素子10R,10G,10Bの発光色によってそれぞれ構成が異なっていてもよい。正孔注入層は、正孔注入効率を高めるためのものであると共に、リークを防止するためのバッファ層である。正孔輸送層は、発光層への正孔輸送効率を高めるためのものである。発光層は、電界をかけることにより電子と正孔との再結合が起こり、光を発生するものである。電子輸送層は、発光層への電子輸送効率を高めるためのものである。
有機発光素子10Rの正孔注入層の構成材料としては、例えば、4,4’,4”−トリス(3−メチルフェニルフェニルアミノ)トリフェニルアミン(m−MTDATA)あるいは4,4’,4”−トリス(2−ナフチルフェニルアミノ)トリフェニルアミン(2−TNATA)が挙げられ、有機発光素子10Rの正孔輸送層の構成材料としては、例えば、ビス[(N−ナフチル)−N−フェニル]ベンジジン(α−NPD)が挙げられ、有機発光素子10Rの発光層の構成材料としては、例えば、9,10−ジ−(2−ナフチル)アントラセン(ADN)に2,6≡ビス[4´≡メトキシジフェニルアミノ)スチリル]≡1,5≡ジシアノナフタレン(BSN)を30重量%混合したものが挙げられ、有機発光素子10Rの電子輸送層の構成材料としては、例えば、8≡ヒドロキシキノリンアルミニウム(Alq3 )が挙げられる。
有機発光素子10Gの正孔注入層の構成材料としては、例えば、m−MTDATAあるいは2−TNATAが挙げられ、有機発光素子10Gの正孔輸送層の構成材料としては、例えば、α−NPDが挙げられ、有機発光素子10Gの発光層の構成材料としては、例えば、ADNにクマリン6(Coumarin6)を5体積%混合したものが挙げられ、有機発光素子10Gの電子輸送層の構成材料としては、例えば、Alq3 が挙げられる。
有機発光素子10Bの正孔注入層の構成材料としては、例えば、m−MTDATAあるいは2−TNATAが挙げられ、有機発光素子10Bの正孔輸送層の構成材料としては、例えば、α−NPDが挙げられ、有機発光素子10Bの発光層の構成材料としては、例えば、ADNに4,4´≡ビス[2≡{4≡(N,N≡ジフェニルアミノ)フェニル}ビニル]ビフェニル(DPAVBi)を2.5重量%混合したものが挙げられ、有機発光素子10Bの電子輸送層の構成材料としては、例えば、Alq3 が挙げられる。
第2電極17は、例えば、厚みが5nm以上50nm以下であり、アルミニウム(Al),マグネシウム(Mg),カルシウム(Ca),ナトリウム(Na)などの金属元素の単体または合金により構成されている。中でも、マグネシウムと銀との合金(MgAg合金)、またはアルミニウム(Al)とリチウム(Li)との合金(AlLi合金)が好ましい。また、第2電極17は、ITO(インジウム・スズ複合酸化物)またはIZO(インジウム・亜鉛複合酸化物)により構成されていてもよい。
この表示装置は、例えば次のようにして製造することができる。
図7ないし図12は、この表示装置の製造方法を工程順に表すものである。まず、図7に示したように、上述した材料よりなる基板11を用意し、この基板11の上に駆動トランジスタTr1を含む画素駆動回路140を形成したのち、全面に感光性樹脂を塗布することにより平坦化絶縁膜12を形成し、露光および現像により平坦化絶縁膜12を所定の形状にパターニングすると共に接続孔12Aを形成し、焼成する。
次いで、同じく図7に示したように、例えばスパッタ法により、上述した材料よりなる第1電極13を形成し、例えばエッチングにより所定の形状に成形する。また、例えばスパッタ法により、上述した補助電極14を形成し、例えばエッチングにより所定の形状に成形する。なお、第1電極13および補助電極14は、同一工程で成膜およびエッチングによる成形を行うようにしてもよい。また、補助電極14を第1電極13とは異なる材料により、別工程で成膜およびエッチングによる成形を行うようにしてもよい。
続いて、同じく図7に示したように、例えばフォトリソグラフィ法により、上述した材料よりなる突起構造15の基部15Aを形成する。このとき、第1電極13の発光領域と、補助電極14とに対応して開口部を設ける。
そののち、同じく図7に示したように、例えば二度目のフォトリソグラフィを行い、基部15Aの上に、基部15Aと同様の材料よりなる畝部15Bを、図3,図5または図6に示したような平面形状で形成する。これにより、基部15Aおよび畝部15Bの二段構造を有する突起構造15が形成される。
突起構造15を形成したのち、同じく図7に示したように、例えば蒸着法,CVD(Chemical Vapor Deposition ;化学気相成長)法,印刷法,インクジェット法または転写法などの一般的な成膜方法により、第1電極13および補助電極14を覆う有機層16を形成する。なお、有機層16は、必ずしも基板11上の全面を覆うように成膜する必要はなく、各有機発光素子10R,10G,10Bごとにパターン成膜してもよい。ただし、有機層16は第1電極13の上面を完全に覆う必要があるので、有機層16をパターン成膜する場合であっても、有機層16は突起構造15および補助電極14上にはみ出して形成されることになる。これにより、基板11に、第1電極13,補助電極14,突起構造15および有機層16が形成された素子基板10が形成される。
素子基板10を形成したのち、有機層16の補助電極14上に形成された部分を選択的に除去し、補助電極14を露出させる。
すなわち、まず、図8(A)に示したように、素子基板10と対向基板61とをチャンバ50内に導入し、チャンバ50内を真空雰囲気に維持したのち、真空雰囲気中で素子基板10と対向基板61とを突起構造15を間にして重ね合わせ、重ね合わせ基板62を形成する。このとき、突起構造15が、素子基板10と対向基板61との間のスペーサとなるので、素子基板10と対向基板61とを重ね合わせた状態でも、素子基板10と対向基板61との間には空間Sが生じる。
なお、真空雰囲気は、例えば10-1Pa以下の減圧状態であり、減圧窒素雰囲気または減圧ドライエア雰囲気などの減圧状態も含まれる。図8ないし図11,図13および図14では、真空雰囲気の領域に網掛けを付して表している。対向基板61は、例えばガラスまたはプラスチックなどの透光性材料により構成されている。対向基板61は、真空チャンバ50内を真空雰囲気にした場合に、素子基板10との間に空間を確保できる程度の剛性を有しているものであれば、プラスチックフィルムでもよい。
重ね合わせ基板62を形成したのち、素子基板10と対向基板61との間の空間Sを真空雰囲気に維持した状態で重ね合わせ基板62を大気中に取り出す。なお、このとき、必ずしも素子基板10と対向基板61との間の空間Sの全部を真空雰囲気に維持する必要はなく、少なくとも表示領域110内の対向基板61と有機層16の補助電極14上に形成された部分との間の空間Sを真空雰囲気に維持すればよい。
このとき、素子基板10に対向基板61を重ね合わせた状態で、空間Sが重ね合わせ基板62の外部に連通しない場合は、チャンバ50内を常圧に戻した後も、この空間S内の真空雰囲気が維持されるので、重ね合わせ基板62をチャンバ50の外に排出することができる。なお、空間Sが重ね合わせ基板62の外部に連通しない場合とは、例えば、図示しないが、畝部15Bが表示領域110の外周を隙間なく囲う状態で形成された場合である。また、畝部15Bが、図6に示したように、第1電極13の四辺に沿って連続して設けられ、少なくとも表示領域110内の対向基板61と有機層16の補助電極14上に形成された部分との間の空間Sを隙間なく囲う状態で形成された場合でもよい。
一方、素子基板10に対向基板61を重ね合わせた状態で、空間Sが重ね合わせ基板62の外部に連通する場合は、図9(A)に示したような治具70を用いて、重ね合わせ基板62をチャンバ50の外に排出する。なお、空間Sが重ね合わせ基板62の外部に連通する場合とは、例えば、図3または図5に示したように、各畝部15Bが独立して形成され、表示領域110の外周に隙間がある場合である。
治具70は、例えばステンレス鋼により構成された本体71および蓋体72を有している。本体71の底面は、重ね合わせ基板62を水平に寝かせて収容可能な大きさを有し、側面の高さは、重ね合わせ基板62の厚みにほぼ等しく、上面は、重ね合わせ基板62を出し入れするため開放されている。蓋体72は、本体71の側面の上端に取り付けられ、本体71と蓋体72との間には気密シール部73が設けられている。また、蓋体72は、重ね合わせ基板62よりも小さな開口部72Aを有する枠状に形成され、蓋体72と重ね合わせ基板62との間には気密シール部74が設けられている。
この治具70をチャンバ50内に導入し、チャンバ50内を真空雰囲気に維持した状態で、本体71と蓋体72との間に重ね合わせ基板62を挟持する。これにより、本体71と蓋体72との間は気密シール部73により密閉され、蓋体72と重ね合わせ基板62との間は気密シール部74により密閉され、治具70内が真空雰囲気を維持した状態となる。よって、チャンバ50内を常圧に戻した後も、素子基板10と対向基板61との間の空間Sの真空雰囲気が維持されるので、治具70により挟持された重ね合わせ基板62をチャンバ50の外に排出することができる。
重ね合わせ基板62をチャンバ50の外に排出したのち、図8(B)または図9(B)に示したように、対向基板61側にレーザ照射装置63を配置し、重ね合わせ基板62に対して対向基板61側から、例えば半導体CW(Continuous Wave )レーザより波長800nmの赤外域のレーザ光LBを照射する。このとき、素子基板10と対向基板61との間の空間Sは真空雰囲気に維持されているので、大気中に取り出した重ね合わせ基板62にレーザ光LBを照射しても、有機層16の補助電極14上に形成された部分には真空雰囲気中でレーザ光LBが照射される。
有機層16の補助電極14上に形成された部分に対して真空雰囲気中でレーザ光LBを照射することにより、大気中よりも低いエネルギーで除去することが可能であり、除去残りを防止することができる。また、レーザ光LBの照射による補助電極14や隣接する有機発光素子10R,10G,10Bへの熱的なダメージの影響も少なくすることができる。
更に、大気中で重ね合わせ基板62にレーザ光LBを照射するようにしたので、従来のようにチャンバのガラス窓ごしにレーザ照射する場合と比較して、レーザ照射装置63と素子基板10との距離を比較的短くとることができ、集光性の安定したレーザ光LBを照射することができる。加えて、レーザ光を照射する設備を簡素化することができ、コスト削減につながると共に大型基板への対応も可能となる。
このようにして、図10に示したように、有機層16の補助電極14上に形成された部分を昇華させ、対向基板61に再付着させて除去する。よって、この対向基板61を回収することで、除去された有機層16の材料が素子基板10に再付着したり、装置を汚染したりすることを防止することができ、高い歩留まりを実現することができる。
レーザ光LBの照射方法としては、レーザ照射装置63が精密なアライメント機構を備えている場合は、補助電極14上の一部または全部に選択的にレーザ光LBを照射する。この場合、確実に除去するため、レーザ光LBの幅とレーザ光LBの照射精度を考慮に入れ、補助電極14の幅を大きく形成しておくようにしてもよい。
一方、レーザ照射装置63が精密なアライメント機構を備えていない場合は、図11に示したように、対向基板61に、レーザ光LBを照射する領域に対応して開口61Bを有する遮蔽膜61Aをあらかじめ形成しておき、重ね合わせ基板62を形成する際に、遮蔽膜61Aの開口61Bと、素子基板10上の補助電極14とを精度よく重ね合わせ、対向基板61をマスクとしてレーザ光LBを照射することが好ましい。レーザ光LBを精度よく照射する必要がなくなり、レーザ光LBを一括して照射することなども可能となるからである。なお、遮蔽膜61Aは、例えば、厚みが100nm以上であり、アルミニウム(Al),クロム(Cr),チタン(Ti),ニッケル(Ni),モリブデン(Mo)などの金属元素の単体または合金により構成され、フォトリソグラフィ工程などにより開口61Bを設けたものである。
有機層16の補助電極14上に形成された部分を除去したのち、重ね合わせ基板62を再びチャンバ50に搬送し、チャンバ50内を真空雰囲気に維持したのち、蓋体72を分離し、図12(A)に示したように、素子基板10から対向基板61を分離させる。なお、素子基板10と対向基板61とを分離する工程は、大気中でも行うことが可能であるが、素子特性を保持するためには真空雰囲気中で行うことが望ましい。
素子基板10と対向基板61とを分離したのち、図12(B)に示したように、例えば蒸着法,スパッタ法またはCVD法により、有機層16および補助電極14の上に第2電極17を形成する。これにより、補助電極14の露出した部分で補助電極14と第2電極17とが電気的に接続される。そののち、第2電極17の上に、必要に応じて、例えば蒸着法,スパッタ法またはCVD法により、上述した材料よりなる保護膜を形成し、この保護膜上に、接着層を間にして封止用基板を貼り合わせる。以上により、図1に示した表示装置が完成する。
この表示装置では、各画素に対して走査線駆動回路130から書き込みトランジスタTr2のゲート電極を介して走査信号が供給されると共に、信号線駆動回路120から画像信号が書き込みトランジスタTr2を介して保持容量Csに保持される。すなわち、この保持容量Csに保持された信号に応じて駆動トランジスタTr1がオンオフ制御され、これにより、各有機発光素子10R,10G,10Bに駆動電流Idが注入されることにより、正孔と電子とが再結合して発光が起こる。この光は、第2電極17,保護膜および封止用基板を透過して取り出される。ここでは、有機層16の補助電極14上に形成された部分が、真空雰囲気中においてレーザ照射により除去されているので、除去残りが少なくなっており、補助電極14と第2電極17との電気的な接続が良好になっている。よって、電源(図示せず)から供給された電流は、電圧降下に大きな差を生ずることなく、補助電極14を通じて各有機発光素子10R,10G,10Bに流れ、その結果、画面全体にわたって均一な輝度で表示がなされる。
このように本実施の形態によれば、有機層16の補助電極14上に形成された部分を選択的に除去する工程で、真空雰囲気中で素子基板10と対向基板61とを突起構造15を間にして重ね合わせることにより、重ね合わせ基板62を形成し、素子基板10と対向基板61との間の空間Sを真空雰囲気に維持した状態で重ね合わせ基板62を大気中に取り出したのち、重ね合わせ基板62にレーザ光LBを照射するようにしたので、有機層16の補助電極14上に形成された部分を真空雰囲気中でレーザ照射により除去することができる。
なお、上記実施の形態では、突起構造15が基部15Aと畝部15Bとの二段構造を有している場合について説明したが、突起構造15は必ずしも畝部15Bを有する必要はなく、図13に示したように、基部15Aのみにより構成されていてもよい。このようにすることにより、一回のフォトリソグラフィ工程で突起構造15を形成することができ、製造工程をより簡略化することができる。その場合も、突起構造15の高さHは、例えば、第1電極および補助電極14の表面から2μm以上であることが好ましい。
また、上記実施の形態では、第1電極13および補助電極14が平坦化絶縁膜12上に形成されている場合について説明したが、補助電極14は、図14に示したように、駆動トランジスタTr1を含む画素駆動回路140と同様に、基板11上に形成され、平坦化絶縁膜12に設けられた接続孔12Bを介して第2電極17に接続されていてもよい。
(モジュールおよび適用例)
以下、上述した実施の形態で説明した表示装置の適用例について説明する。上記実施の形態の表示装置は、テレビジョン装置,デジタルカメラ,ノート型パーソナルコンピュータ、携帯電話等の携帯端末装置あるいはビデオカメラなど、外部から入力された映像信号あるいは内部で生成した映像信号を、画像あるいは映像として表示するあらゆる分野の電子機器の表示装置に適用することが可能である。
(モジュール)
上記実施の形態の表示装置は、例えば、図15に示したようなモジュールとして、後述する適用例1〜5などの種々の電子機器に組み込まれる。このモジュールは、例えば、基板11の一辺に、封止用基板30および接着層20から露出した領域210を設け、この露出した領域210に、信号線駆動回路120および走査線駆動回路130の配線を延長して外部接続端子(図示せず)を形成したものである。外部接続端子には、信号の入出力のためのフレキシブルプリント配線基板(FPC;Flexible Printed Circuit)220が設けられていてもよい。
(適用例1)
図16は、上記実施の形態の表示装置が適用されるテレビジョン装置の外観を表したものである。このテレビジョン装置は、例えば、フロントパネル310およびフィルターガラス320を含む映像表示画面部300を有しており、この映像表示画面部300は、上記実施の形態に係る表示装置により構成されている。
(適用例2)
図17は、上記実施の形態の表示装置が適用されるデジタルカメラの外観を表したものである。このデジタルカメラは、例えば、フラッシュ用の発光部410、表示部420、メニュースイッチ430およびシャッターボタン440を有しており、その表示部420は、上記実施の形態に係る表示装置により構成されている。
(適用例3)
図18は、上記実施の形態の表示装置が適用されるノート型パーソナルコンピュータの外観を表したものである。このノート型パーソナルコンピュータは、例えば、本体510,文字等の入力操作のためのキーボード520および画像を表示する表示部530を有しており、その表示部530は、上記実施の形態に係る表示装置により構成されている。
(適用例4)
図19は、上記実施の形態の表示装置が適用されるビデオカメラの外観を表したものである。このビデオカメラは、例えば、本体部610,この本体部610の前方側面に設けられた被写体撮影用のレンズ620,撮影時のスタート/ストップスイッチ630および表示部640を有しており、その表示部640は、上記実施の形態に係る表示装置により構成されている。
(適用例5)
図20は、上記実施の形態の表示装置が適用される携帯電話機の外観を表したものである。この携帯電話機は、例えば、上側筐体710と下側筐体720とを連結部(ヒンジ部)730で連結したものであり、ディスプレイ740,サブディスプレイ750,ピクチャーライト760およびカメラ770を有している。そのディスプレイ740またはサブディスプレイ750は、上記実施の形態に係る表示装置により構成されている。
以上、実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、種々変形が可能である。例えば、上記実施の形態において説明した各層の材料および厚み、または成膜方法,成膜条件およびレーザ光の照射条件などは限定されるものではなく、他の材料および厚みとしてもよく、または他の成膜方法,成膜条件および照射条件としてもよい。例えば、第1電極13は、ITOまたはIZO(インジウム・亜鉛複合酸化物)により構成されていてもよい。また、第1電極13は、誘電体多層膜を有するようにすることもできる。
加えて、例えば、上記実施の形態においては、基板11の上に、第1電極13,有機層16および第2電極17を基板11の側から順に積層し、封止用基板の側から光を取り出すようにした場合について説明したが、積層順序を逆にして、基板11の上に、第2電極17,有機層16および第1電極13を基板11の側から順に積層し、基板11の側から光を取り出すようにすることもできる。
更にまた、例えば、上記実施の形態では、第1電極13を陽極、第2電極17を陰極とする場合について説明したが、陽極および陰極を逆にして、第1電極13を陰極、第2電極17を陽極としてもよい。さらに、第1電極13を陰極、第2電極17を陽極とすると共に、基板11の上に、第2電極17,有機層16および第1電極13を基板11の側から順に積層し、基板11の側から光を取り出すようにすることもできる。
加えてまた、上記実施の形態では、有機発光素子10R,10G,10Bの構成を具体的に挙げて説明したが、全ての層を備える必要はなく、また、他の層を更に備えていてもよい。例えば、第1電極13と有機層16との間に、酸化クロム(III)(Cr2 3 ),ITO(Indium-Tin Oxide:インジウム(In)およびスズ(Sn)の酸化物混合膜)などからなる正孔注入用薄膜層を備えていてもよい。
更にまた、上記実施の形態では、第2電極17が半透過性電極により構成され、発光層で発生した光を第2電極17の側から取り出す場合について説明したが、発生した光を第1電極13の側から取り出すようにしてもよい。この場合、第2電極17はできるだけ高い反射率を有するようにすることが発光効率を高める上で望ましい。
加えてまた、上記実施の形態では、アクティブマトリクス型の表示装置の場合について説明したが、本発明はパッシブマトリクス型の表示装置への適用も可能である。更にまた、アクティブマトリクス駆動のための画素駆動回路の構成は、上記実施の形態で説明したものに限られず、必要に応じて容量素子やトランジスタを追加してもよい。その場合、画素駆動回路の変更に応じて、上述した信号線駆動回路120や走査線駆動回路130のほかに、必要な駆動回路を追加してもよい。
本発明の一実施の形態に係る表示装置の構成を表す図である。 図1に示した画素駆動回路の一例を表す図である。 図1に示した表示領域の構成を表す平面図である。 図3に示した有機発光素子の構成を表す断面図である。 図3に示した表示領域の他の構成を表す平面図である。 図3に示した表示領域の更に他の構成を表す平面図である。 図1に示した表示装置の製造方法を工程順に表す断面図である。 図7に続く工程の一例を説明するための図である。 図7に続く工程の他の例を説明するための図である。 図8および図9に続く工程を説明するための図である。 図10(A)に示した工程の他の例を説明するための図である。 図10および図11に続く工程を説明するための図である 図1に示した有機発光素子の他の構成を表す断面図である。 図1に示した有機発光素子の更に他の構成を表す断面図である。 上記実施の形態の表示装置を含むモジュールの概略構成を表す平面図である。 上記実施の形態の表示装置の適用例1の外観を表す斜視図である。 (A)は適用例2の表側から見た外観を表す斜視図であり、(B)は裏側から見た外観を表す斜視図である。 適用例3の外観を表す斜視図である。 適用例4の外観を表す斜視図である。 (A)は適用例5の開いた状態の正面図、(B)はその側面図、(C)は閉じた状態の正面図、(D)は左側面図、(E)は右側面図、(F)は上面図、(G)は下面図である。 従来の有機発光素子を有する表示装置の構成を表す平面図である。
符号の説明
10R,10G,10B…有機発光素子、11…基板、12…平坦化絶縁膜、13…第1電極、14…補助電極、15…突起構造、15A…基部、15B…畝部、16…有機層、17…第2電極

Claims (3)

  1. 基板に複数の有機発光素子を有する表示装置の製造方法であって、
    基板に、複数の第1電極、前記複数の第1電極の間の領域の補助電極、前記複数の第1電極と前記補助電極との間の領域の絶縁材料よりなる突起構造、並びに、前記複数の第1電極および前記補助電極を覆う有機層を形成し、素子基板を形成する工程と、
    前記有機層の補助電極上に形成された部分を選択的に除去する工程と、
    前記有機層および前記補助電極の上に第2電極を形成する工程と
    を含み、
    前記有機層の補助電極上に形成された部分を選択的に除去する工程は、
    真空雰囲気中で前記素子基板と対向基板とを前記突起構造を間にして重ね合わせることにより、重ね合わせ基板を形成する工程と、
    少なくとも前記対向基板と前記有機層の補助電極上に形成された部分との間の空間を真空雰囲気に維持した状態で前記重ね合わせ基板を大気中に取り出す工程と、
    前記重ね合わせ基板にレーザ光を照射して、前記有機層の補助電極上に形成された部分を選択的に除去する工程と
    を含む表示装置の製造方法。
  2. 前記突起構造は、前記複数の第1電極と前記補助電極との間の領域に設けられた基部と、前記基部の上面の一部に設けられた畝部とを有す
    求項1記載の表示装置の製造方法。
  3. 前記対向基板には、前記レーザ光を照射する領域に対応して開口を有する遮蔽膜が設けられてい
    求項1記載の表示装置の製造方法。
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