JP4340552B2 - 真空成形装置 - Google Patents

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Description

本発明は、真空室内に収容されたワークに塗布された液状樹脂に、真空破壊による大気圧以上の加圧加温をして成形する真空成形装置に関する。
近年、半導体装置の小型化、薄型化が進行しており、樹脂封止されるパッケージ部も薄型化している。樹脂封止されるワークには、半導体チップが回路基板にフリップチップ接続されたフリップチップタイプや半導体チップが回路基板にワイヤボンディング接続されたワイヤボンディングタイプなどが用いられる。これらの半導体チップは基板上にマトリクス状に配置されて一括して樹脂封止されるものが多い。しかも、封止樹脂は、ポッティング装置や印刷装置が用いられ、ワークがフリップチップタイプにおいては、液状樹脂が基板上に吐出されて基板−チップ間の隙間に充填されたアンダーフィルモールドされ、かつチップ表面を覆ってオーバーモールドがおこなわれる。また、ワークがワイヤボンディングタイプにおいては、チップ表面を覆うオーバーモールドがおこなわれる。そして、一括封止されたパッケージ部は、ダイシング装置などにより各半導体装置毎に切断されて個片化される。
フリップチップタイプのパッケージを効率良くアンダーフィルモールドする方法として、基板にフリップチップ接続されたチップの周囲にチップ−基板間の隙間を囲んで液状樹脂を吐出した後、減圧下において液状樹脂の脱泡及び隙間内を真空状態にし、減圧を解除して大気圧に戻すことにより周囲の空気との圧力差を利用して隙間内に液状樹脂を強制的に吸引充填させる方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許3220739号公報
しかしながら、特許文献1に開示されているように、フリップチップ接続された半導体チップの周囲に減圧空間で液状樹脂を塗布し、大気圧に戻してチップ−基板間の隙間と周囲の空気圧との圧力差のみでアンダーフィルモールドを行う場合、塗布された液状樹脂の経時的流動によりチップ−基板間の隙間の気密性を保持することが難しい。また、液状樹脂の流動性を高めるためワークを加温するとフィラーが沈降し易く、狭いチップ−基板間の隙間にフィラーが均一に進入し難い。このためフィラー径が半導体チップの周囲で大きく、中心部へ向かうにしたがってフィラー径が細かくなるためパッケージ部の強度がばらつき信頼性が低下する。また、生産性を重視するあまり、ワークを液状樹脂がゲル化する温度以上に加熱するため、液状樹脂がチップ−基板間の隙間に進入して半導体チップの中心部に届く前に硬化が始まりボイドが発生するおそれがある。また、半導体チップが基板にワイヤボンディング接続されたワークにおいては、高密度ワイヤー配線間の隙間へ毛細管現象とワイヤの濡れ性によって樹脂が進入するが、樹脂の表面張力によって、ワイヤの下側空間への進入を妨げられるという別の課題がある。
これに対し、例えば1〜3torr程度の真空室内に搬入されたワークへ液状樹脂をディスペンスし、ワークを加温することで樹脂の流動性を高めてから真空破壊して封止することも考えられるが、減圧された空間内で液状樹脂が加温されると、樹脂に内在する気泡や揮発成分(希釈剤、硬化剤、カップリング剤など)が発泡してボイドが発生してしまう。
また、液状樹脂の場合、半導体チップに塗布された状態で金型などの硬い面により加圧しても液状樹脂に混入するフィラーなどの存在により圧力が伝わり難く樹脂層が薄くなるほど圧力が伝わり難い。特に、半導体チップが基板にワイヤボンディング接続されたワークにおいては、高密度ワイヤー配線間に形成される液状樹脂の大きな表面張力を気泡が突き抜けて脱泡することは期待できない。
また、ワークを構成する基板が加熱されて伸びや反りが生じ易いため、平坦度が損なわれたパッケージが形成されるおそれがある。
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、ワークの狭い封止空間へボイドが発生することなく、封止樹脂が発泡することなく平坦度を維持して樹脂封止して成形品質を向上させた真空成形装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するため、次の構成を備える。
半導体チップが基板実装されたワークへ液状樹脂を吐出する樹脂吐出部と、キャビティ凹部にリリースフィルムが敷設された圧縮成形型を用いて液状樹脂が吐出されたワークをクランプして加熱加圧して成形する加圧成形部と、を備えた真空成形装置であって、前記圧縮成形型は、ワーク載置部とその周囲を囲むシール材が嵌め込まれた下型と、上型ベースに固定されたキャビティブロックとその周囲にシール材を介して配設されると共に吊下げ支持された可動ブロックとでキャビティ凹部が形成され、該キャビティ凹部を覆うように前記リリースフィルムが吸着保持されて敷設された上型と、前記下型若しくは上型に設けられ、前記可動ブロックと前記下型のシール材との当接により閉止されるキャビティに連通する真空吸引路と、を備え、前記圧縮成形型に搬入されたワークに前記樹脂吐出部から液状樹脂が吐出され、当該ワークに吐出された液状樹脂が前記圧縮成形型に内蔵されたヒータによりゲル化温度未満で加温され該圧縮成形型のクランプ動作によりキャビティブロックを覆うフィルム面に沿って押し広げられかつ前記真空吸引路からの吸引動作が開始され、前記可動ブロックのクランプ面が前記下型のシール材と当接すると、前記圧縮成形型のクランプ完了前にキャビティ内に減圧された真空室が形成され前記ワークが前記可動ブロックによりリリースフィルムを介してクランプされ、金型クランプ完了後に真空室真空破壊されて、キャビティ内に充填された液状樹脂に金型プレス圧に加えて大気圧を加え、前記圧縮成形型で前記ワークをクランプしたまま前記ゲル化温度を超える硬化温度で加熱加圧することを特徴とする。
本発明に係る真空成形装置を用いれば、液状樹脂が塗布されたワークが圧縮成形型に搬入され、樹脂吐出部より液状樹脂が吐出されて金型クランプ動作を開始することで液状樹脂がフィルム面に沿って効率よく押し広げられる。ワークが圧縮成形型にクランプされる直前にキャビティをシールして真空吸引することにより真空室が形成されかかる減圧環境化で液状樹脂を加温することによって、液状樹脂の流動性を高めかつ液状樹脂が発泡する前に金型クランプ面と接触するため該接触面からは発泡せず、発泡が生じても製品にならないフローフロント近傍に限られるので、成形品質を向上することができる。また、液状樹脂の流動性を確保しながらクランプ圧に加えて大気圧を作用させてチップと基板との間の封止空間やワイヤ配線とチップに囲まれた狭い封止空間へボイドを生ずることなく液状樹脂を充填することができる。また、圧縮成形型によりクランプしたまま、樹脂のゲル化を超える硬化温度で加熱加圧して液状樹脂の硬化を促進しつつ整形するので、パッケージ部の平坦度を維持して樹脂封止することができる。
[第1参考例]
以下、本発明に係る真空成形装置の好適な実施の形態について添付図面と共に詳述する。先ず、真空成形装置の概略構成について図1及び図2を参照して説明する。図1において、基台1上には、真空吐出部2と加圧整形部3とが設けられている。真空吐出部2と加圧整形部3との間には、半導体チップが基板実装されたワーク4を保持して真空吐出部2と加圧整形部3との間を移動可能な移送用ハンド5が設けられている。移送用ハンド5によりワーク4が吸着保持されるワーク載置部71には、ビジョンカメラ72が設けられていても良い。このビジョンカメラ72でワーク4を撮像してチップの欠損をカウントして液状樹脂の塗布量を演算により推定する。
真空吐出部2には、例えば基台1に対して開閉アーム6により開閉する真空容器(真空ベルジャ)7により真空室8が形成される。真空ベルジャ7は、中空状の開閉アーム6を通じて真空ポンプ9及び図示しないコンプレッサに配管接続されている。配管の途中には開閉弁25、26が各々設けられている(図3参照)。真空ポンプ9を作動させると配管を通じて真空吸引されて真空ベルジャ7内に真空室8が形成されるようになっている。コンプレッサを作動させると配管を通じて圧縮空気を真空ベルジャ7内に送り込むことができるようになっている。また、真空室8内には、ワーク4を載置する可動テーブル10が設けられている。可動テーブル10は、真空室8内でX−Y方向に走査可能に設けられている。このテーブル移動機構は、例えばX−Y方向で各々ステッピングモータとボールねじとの連繋を備えた駆動機構或いはリニアモータ等の公知の駆動機構が用いられる。また、真空室8内には、可動テーブル10上のワーク4を加温することが可能なヒータ24(図3参照)が設けられている。このヒータ24は、液状樹脂13及びワーク4をゲル化温度未満の所定温度(液状樹脂によって異なるが半硬化温度若しくは硬化温度(およそ120℃〜130℃)に至らない温度で発泡し難い温度、好ましくは45℃〜50℃)で加温して流動性を高めるために設けられている。
樹脂吐出部であるディスペンサー11は、真空ベルジャ7内に搬入されたワーク4に吐出ノズル(ディスペンスノズル)12より液状樹脂13を吐出する。液状樹脂13は、ディスペンサー11によりゲル化温度未満の所定温度(液状樹脂によって異なるが半硬化温度若しくは硬化温度(およそ120℃〜130℃)に至らない温度で発泡し難い温度、好ましくは45℃〜50℃)で加温される。ディスペンサー11は、液状樹脂13を溜めておく吐出部本体(シリンジ部)14が真空ベルジャ7の外に配置されており、ノズルチューブ15のみが真空ベルジャ7内へシール部16を介して導入されている。ノズルチューブ15は真空ベルジャ7内の可動テーブル10上方に上下方向に移動可能に配置されたディスペンスノズル12に接続されている。また、ディスペンスノズル12より吐出される液状樹脂13の吐出量は、ノズルチューブ15の途中に設けられた電磁作動弁17により制御されるようになっている。
このように、真空ベルジャ7内にディスペンスノズル12及びノズルチューブ15のみが配設され、シリンジ部14が真空ベルジャ7外に配設されているので、真空室8を小型化することができる。また、真空室8内おける可動テーブル10の移動範囲も小さくできるので、真空室8内のシール性を良好に維持できる。また、ワーク4を載置した可動テーブル10がX−Y方向へ走査することにより、様々なサイズのワーク4に対して広い範囲で液状樹脂13を塗布することができ、液状樹脂13の流動量を可及的に小さくすることができる。また、ワーク4が基板上に半導体チップがマトリクス状に配置されているものである場合には、前述したようにワーク4のチップエリアを一括して広い範囲で液状樹脂13を塗布する他に、各半導体チップの中心部に液状樹脂13を散点状に塗布しても良い。また、ワイヤー配線の基板側接続部領域に液状樹脂を連続して塗布してその位置エネルギーでワイヤー下部への樹脂の流入を容易にするようにしても良い。
尚、樹脂封止に時間をかけられるならば、例えば常温減圧空間でディスペンスノズル12よりワーク4へ液状樹脂13を吐出してから毛細管現象により液状樹脂13を狭い封止空間へ徐々に充填し、ヒータ24によりゲル化温度未満の所定温度(液状樹脂によって異なるが半硬化温度若しくは硬化温度(およそ120℃〜130℃)に至らない温度で発泡し難い温度、好ましくは45℃〜50℃)でワーク4及び液状樹脂13を加温して樹脂の流動性を高めるようにしても良い。
図2に加圧整形部であるプレス装置18を例示する。図2において、プレス装置18は、下型19及び上型20を備え、該下型19及び上型20にはヒータ21、22が内蔵されている。また、プレス装置18は、下型19に載置されたワーク4の液状樹脂13に平板状の加圧プレート23を搭載したまま上型20を型閉じしてワーク4をクランプして加熱加圧するようになっている。これにより、真空室8でワーク4のチップエリアに塗布された半硬化状態の液状樹脂13のゲル化を超える温度(120℃〜130℃)で加熱加圧して硬化させると共に液状樹脂13の上面を平坦に整形する。加圧プレート23は、金属板に限らず、ガラス板、セラミック板など様々な板材が用いられる。或いは加圧プレート23は、液状樹脂13と一体に被着される放熱板であっても良い。尚、加圧プレート23を用いることなく、上型20と下型19とで直接クランプするようにしても良い。また、プレス装置18の近傍には、検査ユニット73が設けられていても良い。ビジョンカメラ72のワーク4の撮像に基づく制御部の演算により液状樹脂の塗布量が算出される。しかしながら、ディスペンサー11の計量誤差や推定プログラムの精度の誤差があるので、加圧整形後のパッケージの厚みを、検査ユニット73で測定して検査結果をフィードバック制御して次に塗布する液状樹脂の吐出量の誤差を修正するようにしても良い。
ここで、図3及び図4を参照して真空成形動作について説明する。
先ず、図3(a)〜図3(d)において、半導体チップ4aが基板4bにフリップチップ接続されたワーク4をアンダーフィルモールドする動作について説明する。真空ベルジャ7が開放された状態で移送用ハンド5によりワーク4が可動テーブル10上に搬入される。ワーク4が搬入されると、真空ベルジャ7を閉じ、開閉弁25を開放し開閉弁26を閉じた状態で真空ポンプ9を作動させることにより真空室8内に真空空間(例えば0.1torr〜50torr好ましくは0.1torr〜0.5torr)が形成される。そして、ワーク4が載置された可動テーブル10をX−Y方向に走査しながらディスペンサー11より液状樹脂13が吐出される。液状樹脂13は半導体チップ4aの一辺側を除いて塗布される(図3(a)参照)。このとき真空室8は真空状態にあるが大気中で塗布しても良い。この状態でしばらく放置すると、毛細管現象により半導体チップ4aと基板4bとの隙間(アンダーフィル空間)へ液状樹脂13を徐々に進入させることができる。
次に、真空空間が形成された真空室8内で残りの一辺に液状樹脂13を塗布してアンダーフィル空間が液状樹脂13により囲まれる。ディスペンスノズル12よりワーク4上に滴下された液状樹脂13は真空室8内で脱泡される。液状樹脂13の吐出が完了すると、可動テーブル10の走査を停止する。このとき、半導体チップ4aの周囲は液状樹脂13により囲まれているが、半導体チップ4aの直下の基板4bとの隙間には真空空間27が形成されている(図3(b)参照)。尚、液状樹脂13は全ての半導体チップ4aの周囲を囲んでアンダーフィル空間を真空室空間から絶縁するまで塗布すると、開閉弁25を閉じ開閉弁26を開放して真空室8を一旦真空破壊する。この後再度、開閉弁25を開放し開閉弁26を閉じて真空吸引を行って真空室8を真空状態にして不足する液状樹脂13を塗布して補充するようにしても良い。
次に、真空ポンプ9の作動を停止し、開閉弁25を閉じ、開閉弁26を開放して真空室8を真空破壊する。更にコンプレッサを作動させて真空ベルジャ7内へ例えば1気圧から10気圧程度の圧縮空気を送り込む。このとき、アンダーフィル空間を囲む液状樹脂13に大気圧及び流体圧を作用させることで、毛細管現象による液状樹脂13の隙間充填(本実施例ではアンダーフィルモールド)が促進される。特にチクソ性(エマルジョンの流動性)が高い樹脂には、圧縮空気による加圧にワーク4の微振動を併用しても良い。
また、ヒータ24により液状樹脂13がゲル化せずしかも発泡しない温度条件で加温するので、液状樹脂13が移動途中で硬化したり発泡することなく流動性が確保できるので、真空空間27が徐々に小さくなり(図3(c)参照)、最終的には液状樹脂13に完全に置換される(図3(d)参照)。
次に、真空ベルジャ7を開放して、移送用ハンド5によりワーク4が可動テーブル10から一旦室外へ取り出され、プレス装置18へ搬入される(図1参照)。次いで、ワーク4に塗布された液状樹脂13上に加圧プレート23が重ね合わされ、プレス装置18を型閉じすることにより加熱加圧して液状樹脂13の硬化を促進しつつ樹脂封止部(パッケージ部)の上面が平坦になるように整形する。このパッケージ部は成形後、ダイシングされて個片化された半導体装置が製造されるようになっている。ワーク4は熱による加工履歴によるストレスを内包しており、基板が反り易くなっている。このため、パッケージ部の均一な成形品質を維持するため、平坦化が行われる(図2参照)。これにより、後工程でワーク4をダイシングする際のダイシング作業が精度良く行える。
次に、図4(a)〜図4(d)において、半導体チップ4aが基板4bにワイヤボンディング接続されたワーク4をモールドする動作について説明する。真空ベルジャ7が開放された状態で移送用ハンド5によりワーク4が可動テーブル10上に搬入される。ワーク4が搬入されると、真空ベルジャ7を閉じ、開閉弁25を開放し開閉弁26を閉じた状態で真空ポンプ9を作動させることにより真空室8内に真空空間(例えば0.1torr〜50torrより好ましくは0.1torr〜0.5torr)が形成される。そして、ワーク4が載置された可動テーブル10をX−Y方向に走査しながらディスペンサー11より液状樹脂13が吐出される。半導体チップ4aが基板4bにマトリクス状に配置されたワーク4においては、先ず各チップ間を格子状に仕切って流れ止め(ダム)を形成していくのが好ましい。次に、半導体チップ4aの4辺に形成されるボンディングワイヤ4cの基板側接続部に液状樹脂13を塗布する(図4(a)参照)。この作業は積層型ICの場合には必須の作業工程となる。液状樹脂13は真空空間で塗布されるが大気中で塗布しても良い。この状態でしばらく放置すると、毛細管現象によりボンディングワイヤ4cと基板4bとの隙間へ液状樹脂13を徐々に進入させることができる。
次に、真空空間が形成された真空室8内でディスペンスノズル12より液状樹脂13がワーク4(半導体チップ4a)の真上から滴下される。ディスペンスノズル12よりワーク4上に滴下された液状樹脂13は真空室8内で脱泡される。液状樹脂13の吐出が完了すると、可動テーブル10の走査を停止する。このとき、半導体チップ4aの周囲は液状樹脂13により覆われているが、ボンディングワイヤ4c直下の基板4bとの隙間には真空空間27が形成されている(図4(b)参照)。尚、液状樹脂13は全ての半導体チップ4aの中央部に吐出して周囲に流れ出して樹脂充填空間を真空室空間から絶縁するまで塗布すると開閉弁25を閉じ、開閉弁26を開放して真空室8を一旦真空破壊する。この後再度、開閉弁25を開放し開閉弁26を閉じて真空吸引を行って真空室8を真空状態にして液状樹脂13をワーク中央部に山脈状に塗布しエアーベント性能を維持したまま不足する樹脂を補充するようにしてもよい。
次に、真空ポンプ9の作動を停止し、開閉弁25を閉じ、開閉弁26を開放して真空室8を真空破壊する。更にコンプレッサを作動させて真空ベルジャ7内へ例えば1気圧から10気圧程度の圧縮空気を送り込む。このとき、液状樹脂13に大気圧及び流体圧を作用させることで毛細管現象による液状樹脂13の隙間充填(本実施例では高密度ワイヤ配線と基板との隙間充填)が促進される。特にチクソ性(エマルジョンの流動性)が高い樹脂には、圧縮空気による加圧にワーク4の微振動を併用しても良い。
また、ヒータ24により液状樹脂13がゲル化しない温度でしかも発泡しない温度条件で加温するので、液状樹脂13が移動途中で硬化したり発泡することなく流動性が確保できるので、真空空間27が徐々に小さくなり(図4(c)参照)、最終的には液状樹脂13に完全に置換される(図4(d)参照)。
ここで、図5を参照してボンディングワイヤ4cの内側へ液状樹脂13が経時的に充填される状況を模式的に説明する。図5の左半図は、液状樹脂13のフローフロントを示す。ボンディングワイヤ(例えば金線)4cは、半導体チップ4aの電極部と基板端子部とを電気的に接続するが、ボンディングワイヤ4cの間隔はチップ側が密になり基板端子側が粗になる。よって、液状樹脂13をチップ中央部に滴下すると、周囲に流動しボンディングワイヤ4cの表面をつたわって基板端子側のワイヤの隙間から進入し始める(エリアE1)。このときの液状樹脂13の挙動は液状樹脂13の持つ位置エネルギー、真空空間の収縮エネルギー、ボンディングワイヤ4cとの濡れ性等の影響されて移動する。次いで、真空破壊による大気圧に加えて圧縮空気による流体圧を加えて押圧することにより更に内部へ進入し(エリアE2)、更に液状樹脂13をゲル化未満の温度で加温して粘度をさげて流動性を高めることで、真空空間27が泡沫状に縮小して液状樹脂と置換する(エリアE3)ことが判明している。また、図5の右半図で、液状樹脂13に混入する気泡の経時的な大きさの変化を模式的に示す。真空破壊した当初の気泡の大きさがR1とすると、圧縮空気で加圧したときの気泡の大きさがR2に縮小し、更に液状樹脂13をゲル化未満の温度で加温した場合の気泡の大きさがR3に縮小し、最終的には軟X線検査装置では検出不可能な程度の大きさに縮小できる。
実施例
次に真空成形装置の実施例について図6乃至図11を参照して説明する。
図6において、真空成形装置は、半導体チップ4aが基板実装されたワーク4へ液状樹脂13を吐出する樹脂吐出部(図示しないディスペンサー)を備えている。また、液状樹脂13が吐出されたワーク4が搬入される加圧成形用の加圧成形部である圧縮成形型28を具備している。
圧縮成形型28は、ワーク4が載置される下型29と、キャビティ凹部30が形成される上型31とを備えている。下型29はワーク載置部32とその周囲を囲むシール材33が嵌め込まれている。上型31は、キャビティ凹部30の底部を構成するキャビティブロック34と、キャビティ凹部30の側壁を形成する可動ブロック35を備えている。可動ブロック35は上型ベース36にコイルスプリング37により吊下げ支持されている。キャビティブロック34は上型ベース36に支持固定されている。可動ブロック35の内周面にはシール材38が嵌め込まれており、キャビティブロック34との隙間39をシールしている。可動ブロック35には図示しない真空ポンプに連なる真空吸引路40、41が設けられている。真空吸引路40はキャビティブロック34と可動ブロック35との隙間39に連通して形成されており、真空吸引路41は、可動ブロック35のクランプ面に連通して設けられている。
キャビティ凹部30にはリリースフィルム42が敷設されている。リリースフィルム42は、封止樹脂に接触する部位を覆うものであり、本実施例では上型31のキャビティ凹部30を覆って敷設される。リリースフィルム42は隙間39より真空吸引路40を通じてキャビティ凹部30に吸着保持されている。リリースフィルム42は、圧縮成形型28の加熱温度に耐えられる耐熱性を有するもので、上型面より容易に剥離するものであって、柔軟性、伸展性を有するフィルム材、例えば、PTFE、ETFE、PET、FEP、フッ素含浸ガラスクロス、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニリジン等が好適に用いられる。上記リリースフィルム42を用いることで上型31にエジェクタピン及び成形後に金型面をクリーニングするクリーナー部を設ける必要がない。
圧縮成形型28が型開きした状態でワーク4が下型29のワーク載置部32に搬入される。尚、リリースフィルム42は真空吸引路40から真空吸引されて上型31に張設されているものとする。次いで図示しないディスペンサーにより液状樹脂13がワーク4の中央部に山盛状に滴下されると、上型31が下動して金型クランプを開始する。また、可動ブロック35に形成された真空吸引路41からの真空吸引を開始する。上型31がクランプ動作を開始すると、先ずキャビティブロック34を覆うリリースフィルム42が液状樹脂13に当接して樹脂を周囲に押し広げる。そして、更に下動すると可動ブロック35のクランプ面がシール材33に当接する。このときキャビティ43内が閉空間となって真空吸引路41からの真空吸引が作用して減圧される。また、下型29には図示しないヒータが内蔵されており、液状樹脂13のゲル化温度未満で加温されるので、樹脂の流動性を高めてワーク4全体に液状樹脂13を迅速に行きわたらせることができる。尚、真空雰囲気中で液状樹脂13を加温すると発泡するが、液状樹脂13の上面側がリリースフィルム42を介してキャビティブロック34に押さえられるのでこの当接面からの発泡は生ずることがなく、専ら液状樹脂13のフローフロントで生ずる。フローフロントから発泡したエアーは真空吸引路41へ吸引される。
尚、真空吸引路41から吸引を開始すると、リリースフィルム42が上型面より剥離する方向の力が作用するが、真空吸引路40からの真空吸引の方が強いか平衡状態にあればリリースフィルム42は剥離することがない。また、真空吸引路41の吸引の方が強ければ、リリースフィルム42は剥離して落下するが、上型31は下動してクランプ動作を開始しているので、液状樹脂13の山頂面にいち早く接触して支持されるので、かかる接触面において液状樹脂13の発泡を抑止できる。
可動ブロック35がリリースフィルム42を介して基板4bをクランプし、可動ブロック35が上型ベース36に押圧されて状態で金型クランプが完了する。金型クランプ完了後に、真空吸引路41の真空吸引を停止してキャビティ43内を真空破壊することにより封止される。
このときワーク4の狭い封止空間には、大気圧に加えて金型プレスによる圧力が作用するので液状樹脂13の毛細管現象による進入を促進する。
ワーク4を上型31と下型29とでクランプしたまま、液状樹脂13のゲル化を超える硬化温度で加熱加圧することにより液状樹脂13の硬化を促進しつつ上面を平坦になるように整形する。
このように圧縮成形型28を用いて樹脂封止する場合、キャビティ43内に真空空間を形成しつつ加温するため、液状樹脂13の発泡を軽減する必要があるが、キャビティブロック34は、リリースフィルム42を通じていち早くワーク4に塗布された液状樹脂13に接触するため、発泡による影響を軽減することができる。
また、圧縮成形型28は、真空室と加圧成形部とを兼用しているため、装置構成も簡略化できる。尚、圧縮成形型28で常温常圧で液状樹脂13をディスペンスしても良いが、減圧空間を形成して液状樹脂13をディスペンスするようにしても良い。
図7(a)〜図7(d)は、半導体チップ4aが基板4bにワイヤボンディング接続されたワーク4を用いた真空成形動作を示す。尚、図6とは異なり、真空吸引路41は可動ブロック35ではなく、下型29に形成されている。
図7(a)において、ワーク4の中央部に液状樹脂13を山盛り状に塗布した後、リリースフィルム42が吸着保持された上型31の型閉じ動作を開始する。そして、可動ブロック35がシール材33に当接するとキャビティ43が外気よりシールされ、真空吸引路41より真空吸引が開始される。このとき、リリースフィルム42は、真空吸引路41からの真空吸引により上型面より剥離しても、上型31が液状樹脂13の頂上面に接触して押し広げるため液状樹脂13に支えられる。また、キャビティ43の空間は周方向に連通しているため減圧状態は進行する。
図7(b)において、キャビティ43内の真空レベルが上がると、金型内のヒータによる発泡温度以下の加温によりリリースフィルム42に接触していない液状樹脂13のフローフロント(真空界面部)で発泡が始まる。また、キャビティブロック34の下動にしたがって液状樹脂13が周縁部へ押し広げられる。
図7(c)において、流動化した液状樹脂13がキャビティ周縁部まで到達すると、キャビティブロック34の下動による液状樹脂13の圧縮が開始する。このとき、液状樹脂13はボンディングワイヤ4cと基板4bとの間の隙間へ充填され、該隙間への樹脂の流入とプレス加圧により真空レベルが低下する。
そして、図7(d)において、可動ブロック35が上型ベース36に突き当たるまで上型31が下動するとクランプ動作を停止する。このとき、液状樹脂13に存在したボイド空間は、プレス圧で消滅する。次いで、真空吸引路41の真空吸引を停止して大気開放し、ワーク4を上型31と下型29とでクランプしたまま、液状樹脂13のゲル化を超える硬化温度で加熱加圧することにより液状樹脂13の硬化を促進しつつ上面を平坦になるように整形する。
図8(a)〜図8(d)は、液状樹脂13をワーク4にライン状に塗布した場合の真空成形動作を示す。キャビティ43内の真空吸引を開始すると、リリースフィルム42がライン状に形成された液状樹脂13の山部分で支持されること(図8(a)参照)、液状樹脂13の発泡がライン状に塗布された樹脂凹部(真空空間27)で発生すること(図8(b)参照)を除けば真空成形動作は図7(a)〜図7(d)と同様である。図9(a)〜図9(d)は、液状樹脂13をワーク4に各半導体チップ4a毎に散点状に塗布した場合の真空成形動作を示す。真空成形動作の概要は図8(a)〜図8(d)と同様であるので説明を省略する。
図10は、液状樹脂13を複数回ワーク4へディスペンスする場合を示す。例えば、同一の液状樹脂13を用いて1回目に塗布された液状樹脂13aに不足分を2回目以降の液状樹脂13bを複数回重ねて塗布しても良い。また、種類の異なる液状樹脂13を用いて、例えば1回目にフィラー径の細かい樹脂を塗布し、2回目以降にフィラー径の粗い樹脂を塗布するようにしても良い。更には、2回目以降に塗布される表層の樹脂には、カーボンナノチューブを混合した液状樹脂を塗布して電磁波に対する耐久性や放熱特性を向上させた液状樹脂13bを塗布するようにしても良い。
図11は、ワークとして半導体チップが積層された積層型IC44(ワイヤボンディング接続されたもの、フリップチップ接続されたものを含む)を封止する圧縮成形型28を示す。圧縮成形型28の概略構成は図6と同様であるが、下型29に位置決めピン45が立設されており、対向する可動ブロック35には凹部46が形成されている。凹部46はキャビティから漏れ出した液状樹脂13を収容すると共に、ワークをクランプする際に位置決めピン45の先端がリリースフィルム42と共に進入する。また、凹部46へ進入したリリースフィルム42の弛みを防ぐため空気圧を作用させる送風路が形成されている。
また、可動ブロック35の外周側には、パッケージ部の厚さを一定に成形するためスペーサブロック47、48が上型ベース36及び下型ベース49に設けられている。このスペーサブロック47、48は、型閉じする際に、先ず可動ブロック35がワークに当接して押し戻される際にコイルスプリング37に蓄えられるばね力によりクランプされた後、キャビティブロック34が移動する下限位置を規制している。
上記構成によって、液状樹脂13の流動性を確保しながら大気圧+クランプ圧を作用させてスタックされたチップと基板との間の封止空間やワイヤ配線とスタックされたチップに囲まれた狭い封止空間へボイドを生ずることなく液状樹脂を充填することができる。
第2参考例
次に第2参考例に係る真空成形装置について説明する。
図12において、真空加圧成形部の構成について説明する。基台50には開閉可能な真空ベルジャ51が載置されており、該真空ベルジャ51内に真空室が形成される。基台50には図示しない真空ポンプに接続する真空吸引路52が形成されている。また、基台50にはワーク載置部としてX−Y−θテーブル53が設けられている。このX−Y−θテーブル53の上面には、ワーク4を吸着保持する多孔質板54が支持台55に支持されている。支持台55には真空吸引路56と加熱用のヒータ57が設けられている。
また、加圧ツール58は、真空ベルジャ51に進入して真空度を保ったまま上下動可能に設けられている。加圧ツール58の下面には、ワーク4を吸着保持する多孔質板59が支持台60に支持されている。支持台60には真空吸引路61と加熱用のヒータ62が設けられている。
真空ベルジャ51を開放して、X−Y−θテーブル53上にランド部63が形成された実装基板64が載置され、多孔質板54に吸着保持される。また、実装基板64上にはシート樹脂65が重ね合わせて搬入される。加圧ツール58の多孔質板59には半導体チップ4aが吸着保持されて真空ベルジャ51内に搬入される。
X−Y−θテーブル53上に実装基板64及びシート樹脂65が搬入され、加圧ツール58に半導体チップ4aが吸着保持されたまま真空ベルジャ51が基台50に閉じる。そして真空吸引路52から真空吸引されて真空ベルジャ51内に真空空間が形成される。
真空空間で加圧ツール58をX−Y−θテーブル53へ押圧して半導体チップ4aが電極部4dによりシート樹脂65を突き破ってランド部63に電気的に接続される(図12左半図参照)。そして、ワーク4がクランプされたまま、ヒータ57、62をシート樹脂65の発泡温度以下で加熱加圧して溶融した樹脂を電極部4d間に隙間なく充填する。そして、真空室内の真空レベルを徐々に低下させる。これにより、真空下でシート樹脂65を加温しても発泡することなく封止できる。最後に、真空ベルジャ51内を真空破壊して圧縮空気を送り込むことにより、電極部4d間の狭い隙間に存在するボイド空間を消滅させ、ヒータ57を硬化温度まで上昇させてシート樹脂65の硬化を促進しつつ整形する(図12右半図参照)。尚、ワーク4は、フリップチップ接続用の半導体チップ4aに限らず、接続用のポストが形成された半導体ウエハであっても良い。
ワーク4は単数の半導体チップが一列に設けられたものや複数の半導体チップがマトリクス状に配置されたものでもよく、半導体チップが基板にフリップチップ実装されていても良いし、ワイヤボンディング実装されていても良く、さらには積層タイプの半導体チップであっても良い。
また液状樹脂13のゲル化温度は樹脂の種類によって異なり、シート樹脂65の発泡しない温度も樹脂の種類によって異なるため、各々任意に調整される。
第1参考例に係る真空成形装置の概略構成を示す平面図である。 加圧成形部の説明図である。 真空成形動作の説明図である。 真空成形動作の説明図である。 半導体チップの隙間に充填される液状樹脂の説明図である。 本実施例に係る真空成形装置の説明図である。 真空成形動作の説明図である。 真空成形動作の説明図である。 真空成形動作の説明図である。 他例に係る真空成形動作の説明図である。 他例に係る真空成形動作の説明図である。 第2参考例に係る真空成形装置の説明図である。
符号の説明
1、50 基台
2 真空吐出部
3 加圧整形部
4 ワーク
4a 半導体チップ
4b 基板
4c ボンディングワイヤ
5 移送用ハンド
6 開閉アーム
7、51 真空ベルジャ
8 真空室
9 真空ポンプ
10 可動テーブル
11 ディスペンサー
12 ディスペンスノズル
13 液状樹脂
14 シリンジ部
15 ノズルチューブ
16 シール部
17 電磁作動弁
18 プレス装置
19、29 下型
20、31 上型
21、22、24、57、62 ヒータ
23 加圧プレート
25、26 開閉弁
27 真空空間
28 圧縮成形型
30 キャビティ凹部
32 ワーク載置部
33、38 シール材
34 キャビティブロック
35 可動ブロック
36 上型ベース
37 コイルスプリング
39 隙間
40、41、56、61 真空吸引路
42 リリースフィルム
43 キャビティ
44 積層型IC
45 位置決めピン
46 凹部
47、48 スペーサブロック
49 下型ベース
53 X−Y−θテーブル
54、59 多孔質板
55、60 支持台
58 加圧ツール
63 ランド部
64 実装基板
65 シート樹脂
71 ワーク載置部
72 ビジョンカメラ
73 検査ユニット

Claims (1)

  1. 半導体チップが基板実装されたワークへ液状樹脂を吐出する樹脂吐出部と、キャビティ凹部にリリースフィルムが敷設された圧縮成形型を用いて液状樹脂が吐出されたワークをクランプして加熱加圧して成形する加圧成形部と、を備えた真空成形装置であって、
    前記圧縮成形型は、ワーク載置部とその周囲を囲むシール材が嵌め込まれた下型と、
    上型ベースに固定されたキャビティブロックとその周囲にシール材を介して配設されると共に吊下げ支持された可動ブロックとでキャビティ凹部が形成され、該キャビティ凹部を覆うように前記リリースフィルムが吸着保持されて敷設された上型と、前記下型若しくは上型に設けられ、前記可動ブロックと前記下型のシール材との当接により閉止されるキャビティに連通する真空吸引路と、を備え、
    前記圧縮成形型に搬入されたワークに前記樹脂吐出部から液状樹脂が吐出され、当該ワークに吐出された液状樹脂が前記圧縮成形型に内蔵されたヒータによりゲル化温度未満で加温され該圧縮成形型のクランプ動作によりキャビティブロックを覆うフィルム面に沿って押し広げられかつ前記真空吸引路からの吸引動作が開始され、前記可動ブロックのクランプ面が前記下型のシール材と当接すると、前記圧縮成形型のクランプ完了前にキャビティ内に減圧された真空室が形成され前記ワークが前記可動ブロックによりリリースフィルムを介してクランプされ、金型クランプ完了後に真空室真空破壊されて、キャビティ内に充填された液状樹脂に金型プレス圧に加えて大気圧を加え、前記圧縮成形型で前記ワークをクランプしたまま前記ゲル化温度を超える硬化温度で加熱加圧することを特徴とする真空成形装置。
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