JP4338682B2 - 光波長合分波装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光波長多重信号を入力すると、波長に応じてあらかじめ定められたポートから光波長多重化して出力する光波長合分波装置に関するものである。
複数の光信号を異なる波長の光に乗せ、1本の光ファイバで伝送する波長分割多重(WDM:Wavelength Division Multiplexing)伝送システムは、伝送路の容量を大幅に増大することが可能であり、既に基幹系システムを中心に導入が進んでいる。また、WDM伝送システムの中でも、利用する波長間隔を20nmに広げ、レーザー発振波長の製造ばらつきと、使用する温度によるレーザー発振波長の変化を許容するCWDM(CoarseWDM)伝送システムは、無温調直接変調型光源を使用できるため、低コスト化に有利である。
さらに近年、光信号の波長を伝送路容量の増大に適用するだけでなく、ネットワークの経路設定に用いる波長ルーティングの検討も進んでおり、その一例としてフルメッシュ光WDMネットワークがある。
図8に、フルメッシュ光WDMネットワークを示す。フルメッシュ光WDMネットワークは、配置されたN個の入力とN個の出力を有する光波長合分波装置(以下、N×N光波長合分波装置ともいう)801と、該N×N光波長合分波装置とそれぞれ光ファイバ803で接続されたWDM信号送受信装置を備えた複数の通信ノード802とを含む。また、フルメッシュ光WDMネットワークは、光増幅器(図示しない)を含む場合がある。このフルメッシュ光WDMネットワークの物理的形状は、N×N光波長合分波装置801を中心とするスター型である。一方、このフルメッシュ光WDMネットワーク論理的形状は、フルメッシュ型である。すなわち、N×N光波長合分波装置801の機能により、通信ノード802間にフルメッシュの光ファイバを敷設した場合と同じ接続性が得られ、通信ノード間で大容量のデータを低遅延で送受信することを可能とする。
ここで光波長合分波装置801を実現する手段として、例えば、図9に示すようにN個の1×N光分波回路902とN個のN×1光合波回路904を対向させ、所定のポート間を光配線903で接続する方法がある。図9では、一例として入出力ポートの数Nが8の場合を示している。以下に動作原理を示す。
図9に示す光波長合分波装置900は、8個の入力ポート901と、該入力ポートから入力されるWDM信号(以下、入力WDM信号ともいう)を各々分波する8個の1×8光分波回路902と、該1×8光分波回路によって分波された光信号を光配線903を介して入力して合波する8個の8×1光分波回路904と、該8×1光分波回路によって合波されたWDM信号(以下、出力WDM信号ともいう)を各々出力する8個の出力ポート905とを備える。
λ1からλ8までの8波多重された入力WDM信号を、8個の入力ポート901にそれぞれ入力する。入力WDM信号は1×8光分波回路902で分波される。ここで光分波回路902の第i番目(iは1以上8以下の整数)の出力ポートからは、λiの光信号が出力されるものとする。第j番目の光分波回路902(jは1以上8以下の整数)の第i番目の出力ポートから出力された光信号は、光配線903を用いて、第{(j−i+8)mod8+1}番目の光合波回路904の第i番目の入力ポートに入力される。ここで光合波回路904の第i番目の入力ポートにλiの光信号が入力されると、出力ポートから波長多重されて出力されるものとする。以上のように光配線903をレイアウトすることで、図10に示す入出力特性が得られる。これを光波長合分波装置801として用いることにより、各通信ノード802から8波多重されたWDM信号を送信することで、8個の通信ノード802間にフルメッシュの接続性を得ることができる。
F.Liu et al.,"Very low crosstalk wavelength router construction usingarrayed−waveguide grating multi/demultiplexers",electronics letters,vol.35,no.10,p.839−840,1999. このような従来の光波長合分波装置においては、第1の問題として、各通信ノードから送出できる信号数すなわち波長数は8であるが、該8波長の信号のうち1波長が送信した通信ノードに戻るため、他の通信ノードとの通信に使用できる波長数は7波長であり、波長の使用効率が良くないという問題があった。
第2の問題として、光増幅器の限定された利得帯域を使用して通信を行う場合など、少数種類の波長のみを用いて多くのノード間の通信を行う必要がある場合、例えばλ2からλ4の3波長を用いる場合で光波長合分波装置ポート1からポート3に接続された3ノード間の通信、λ2からλ6の5波長を用いる場合で光波長合分波装置ポート1からポート4に接続された4ノード間の通信、λ2からλ8の7波長を用いる場合で光波長合分波装置ポート1からポート5に接続された5ノード間の通信が実現できるに過ぎず、少数種類の波長で効率よく通信を行うことができないという問題があった。
また第3の問題として、光波長合分波装置と同一地点に通信ノードが存在する場合でも、通信ノードが送受信する光信号は、多重化のメリットが少ないにもかかわらず波長多重信号化する必要があるという問題があった。
本発明は、かかる問題を鑑みてなされたものであり、第1の目的は、送出できる全ての波長の信号を他の通信ノードとの通信に使用可能な光波長合分波装置を提供することにある。第2の目的は少数種類の波長を用いて多くのノード間の通信ができる光波長合分波装置を提供することにある。第3の目的は光波長合分波装置と同一地点に存在する通信ノードからは送出する信号を波長多重信号化する必要がない光波長合分波装置を提供することにある。
本発明は、このような目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、波長分割多重された光信号を合分波する光波長合分波装置であって、Nを2以上の整数、Aを1以上N+1以下の整数、Bを1以上N以下の整数、及びCをAと異なる1以上N+1以下の整数とし、N個の波長が波長分割多重された入力WDM信号を入力する第1乃至第N+1の波長多重信号入力ポートと、前記第1乃至第N+1の波長多重信号入力ポートからの前記入力WDM信号を、それぞれN個の光信号に分波する第1乃至第N+1の1×N光分波回路と、前記第1乃至第N+1の1×N光分波回路によって分波された前記光信号を入力して合波する第1乃至第N+1のN×1光合波回路と、前記第1乃至第N+1のN×1光合波回路によって合波された出力WDM信号をそれぞれ出力する第1乃至第N+1の波長多重信号出力ポートと、第Aの1×N光分波回路の第Bの出力ポートから出力される前記光信号を、第CのN×1光合波回路の第Bの入力ポートに入力し、かつ、前記第1乃至第N+1の1×N光分波回路によって分波された前記光信号を、それぞれ異なる前記第1乃至第N+1のN×1光合波回路の入力ポートに入力する光配線とを備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の光波長合分波装置であって、MをN/2より小さい整数とし、前記1×N光分波回路のうち第1乃至第M+1の1×N光分波回路によってそれぞれ分波された光信号を、前記N×1光合波回路のうち第1乃至第M+1のN×1光合波回路の入力ポートに入力される光信号の波長がM種類であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、波長分割多重された光信号を合分波する光波長合分波装置であって、Nを2以上の整数、Aを1以上N以下の整数、Bを1以上N以下の整数、及びCをAと異なる1以上N以下の整数とし、N個の波長が波長分割多重された入力WDM信号を入力する第1乃至第Nの波長多重信号入力ポートと、前記N個の波長のうちのいずれか1つの波長の光信号を入力する第1乃至第Nの単一信号入力ポートと、前記第1乃至第Nの波長多重信号入力ポートからの前記入力WDM信号を、それぞれN個の光信号に分波する第1乃至第Nの1×N光分波回路と、前記第1乃至第Nの1×N光分波回路によって分波されたN2個の光信号のうちのN−1個の光信号、及び前記第1乃至第Nの単一信号入力ポートのいずれかに入力された光信号を合波する第1乃至第NのN×1光合波回路と、前記第1乃至第NのN×1光合波回路によって合波された出力WDM信号をそれぞれ出力する第1乃至第Nの波長多重信号出力ポートと、前記第1乃至第Nの1×N光分波回路によって分波された前記光信号のうちのいずれか1つをそれぞれ出力する第1乃至第Nの単一信号出力ポートと、第Aの1×N光分波回路の第Bの出力ポートから出力される前記光信号のうち、前記単一信号出力ポートに出力されていない前記光信号を、第CのN×1光合波回路の第Bの入力ポートに入力し、かつ、前記第1乃至第Nの1×N光分波回路によってそれぞれ分波された前記光信号のうち、前記単一信号出力ポートに出力されていない前記光信号をそれぞれ異なる前記第1乃至第NのN×1合波回路の入力ポートに入力する光配線とを備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の光波長合分波装置であって、MをN/2より小さい整数とし、前記1×N光分波回路のうち第1乃至第M+1の1×N光分波回路によってそれぞれ分波された光信号のうち、前記N×1光合波回路のうち第1乃至第M+1のN×1光合波回路の入力ポートに入力される光信号の波長がM種類であることを特徴とする。
以下、図面を参照して詳細に説明するように、本発明によれば、第1に送出できる全ての波長の信号を他の通信ノードとの通信に使用できて、波長の利用効率が高い光波長合分波装置を提供することができる。第2に少数種類の波長のみを用いて多くのノード間の通信ができる光波長合分波装置を提供することができる。第3に光波長合分波装置と同一地点に存在する通信ノードからは送出する信号を波長多重信号化する必要がない光波長合分波装置を提供できる。
以下、図面を参照して本発明の具体的な実施の形態について説明する。しかしながら、本発明の原理を適用できる多くの実施可能な形態に鑑みて、ここに記載した実施の形態は単に例示に過ぎず、本発明の原理を限定するものではない。
[第1の実施の形態]
図1を参照して本発明に係る光波長合分波装置の第1の実施の形態を説明する。本発明は、N個の波長が波長分割多重された入力WDM信号が入力される(N+1)本の波長多重信号入力ポートと、N個の波長が波長分割多重された出力WDM信号が出力される(N+1)本の波長多重信号出力ポートとの間(但し、Nは2以上の整数)に伝送経路を構成する(N+1)×(N+1)光波長合分波装置である。図1に示す本実施の形態は、N=8、すなわち8波長多重、9×9光波長合分波装置の例である。
図1において、光波長合分波装置100は、波長多重信号入力ポート101−1〜101−9と、該波長多重信号入力ポートから入力される入力WDM信号を各々分波する1×8光分波回路102−1〜102−9と、該1×8光分波回路によって分波された光信号を光配線103を介して入力して合波する8×1光合波回路104−1〜104−9と、該8×1光分波回路によって合波された出力WDM信号を各々出力する波長多重信号出力ポート105−1〜105−9とを備える。
ここで、1×8光分波回路102は1個の入力ポートとN=8個の出力ポートを有し、λi(iは1以上8以下の整数)の光信号が入力ポートに入力されると、i番目の出力ポートから出力される機能を有する。ここで、λiの波長間隔は、例えば20nmでCWDMの規格に従ったものであっても良いし、あるいは50GHz、100GHz、200GHz等の間隔でDWDMの規格に従ったものであっても良い。また光分波回路102は、誘電体多層膜を使用した光分波回路を用いても良いし、アレイ導波路回折格子(AWG:Arrayed−Waveguide Grating)を使用した光分波回路を用いても良い。
また、8×1光合波回路104はN=8個の入力ポートと1個の出力ポートを有し、λiの光信号がi番目の入力ポートに入力されると、出力ポートから波長多重されて出力する機能を有する。ここで、λiの波長間隔は、1×8光分波回路102に関連して説明した波長間隔と同一であるものとする。8×1光合波回路104は、誘電体多層膜を使用した光分波回路を用いても良いし、AWGを使用した光分波回路を用いても良い。
本発明の光波長合分波装置100に対し、λ1からλ8までの8波多重された入力WDM信号を、波長多重信号入力ポート101−1〜101−9の各々に入力する。入力された入力WDM信号は1×8光分波回路102−1〜102−9でそれぞれ分波される。1×8光分波回路102で分波された光信号は、光配線103を介して8×1光合波回路104に入力され、波長多重されて出力WDM信号として波長多重信号出力ポート105−1〜105−9からそれぞれ出力される。 ここで1×8光分波回路102の出力ポートと8×1光分波回路104の入力ポートを接続する光配線103のレイアウトを、図2を用いて説明する。図2に、本実施の形態の光波長合分波装置が実現する波長入出力特性を示す。図2において、同一の行は同一の入力ポートから入力される光信号であることを意味し、同一の列は同一の出力ポートから出力される光信号であることを意味する。従って、同一の行には8種類の波長が1つずつ現れ、同一の行にも8種類の波長が1つずつ現れる。
図2におけるx行y列(xは1以上9以下の整数、yはx以外の1以上9以下の整数)の成分がλiであることは、x番目の1×8光分波回路102−xのi番目の出力ポートから出力されるλiの光信号が、光配線103を介してy番目の8×1光合波回路104−yのi番目の入力ポートに入力されることを意味する。またx行x列の対角成分が空欄になっていることは、フルメッシュWDM光ネットワークに適用する場合に、信号を送信した通信ノードに光信号を戻す光配線103が存在しないことを意味する。
ここまでの条件に従って、例えば図2にあるようにx≠yである場合にx行y列の成分をλ{(y−x+9)mod9}であり、対角成分が空欄であるように入出力特性を定義する。
該光波長合分波装置をフルメッシュWDM光ネットワークに適用すると、各通信ノードから送出できる8波長の信号は全て他の通信ノードとの通信に使用でき、波長の利用効率が高い光波長合分波装置を実現できる。
[第2の実施の形態]
次に、図3を参照して、本発明に係る光波長合分波装置の第2の実施の形態を説明する。本発明は、N個の波長が波長分割多重された入力WDM信号が入力される(N+1)本の波長多重信号入力ポートと、N個の波長が波長分割多重された出力WDM信号が出力される(N+1)本の波長多重信号出力ポートとの間(但し、Nは2以上の整数)に伝送経路を構成する(N+1)×(N+1)光波長合分波装置である。本実施の形態の構成は、図1を参照して説明した第1の実施の形態と同様であり、8波長多重、9×9光波長合分波装置の例である。波長λ1からλ8までの8波が多重された入力WDM信号を、9個の波長多重信号入力ポート101−1〜101−9の各々に入力すると、入力された入力WDM信号は1×8光分波回路102−1〜102−9でそれぞれ分波され、分波された光信号は光配線103を介して8×1光合波回路104に入力され、波長多重されて出力WDM信号として波長多重信号出力ポート105−1〜105−9からそれぞれ出力される。ここで光分波回路102の出力ポートと光合波回路104の入力ポートを接続する光配線103のレイアウトは、以下に示す入出力特性に従うものとする。
なお本実施の形態では、ある通信ノードから送出する全ての波長の信号を他の通信ノードとの通信に使用でき、またM種類の波長のみを用いて、同時に(M+1)個(MはN/2より小さい整数とする。)の通信ノード間の通信ができるような入出力特性を実現する方法を示す。ここでは、M=3の場合を例にとって示す。
図3に本実施の形態の光波長合分波装置が実現する波長入出力特性を示す。図3においては8種類の光信号の波長をΛ1からΛ8としている。このΛ1からΛ8は、前記λ1からλ8のいずれかと1対1で対応している符号とする。そして、同一の行は同一の入力ポートから入力される光信号であることを意味し、同一の列は同一の出力ポートから出力される光信号であることを意味する。従って、同一の行にはΛ1からΛ8までの波長が1つずつ現れ、同一の行にもΛ1からΛ8までの波長が1つずつ現れる。
ここまでの条件に従って、例えば図3にあるように、特に入力ポート1〜4と、出力ポート1〜4に注目すると、x≠yである場合に(xは1以上4以下の整数、yはx以外の1以上4以下の整数)x行y列の成分がΛ{(y−x+4)mod4}であり、対角成分が空欄であるように入出力特性を定義することができる。また、この4×4=16個以外の成分は、同一の行にはΛ1からΛ8までの波長が1つずつ現れ、同一の行にもΛ1からΛ8までの波長が1つずつ現れるように定めることができる。
このような入出力特性を有する光波長合分波装置をフルメッシュWDM光ネットワークに適用すると、各通信ノードから送出できる8波長の信号は全て他の通信ノードとの通信に使用でき、波長の利用効率が高い光波長合分波装置を実現できる他、特にΛ1からΛ3の光信号を用いて4つの通信ノード間の通信が実現できるという特徴を実現できる。
これまでに示した構成において、Λ1からΛ8に具体的な波長を割当てる。例えば、λ1からλ8はCWDMで使用される光フィルタに適合した波長であり、λ1は波長1464.5〜1477.5nmのいずれかの波長の信号を、λ2は波長1484.5〜1497.5nmのいずれかの波長の信号を、λ3は波長1504.5〜1517.5nmのいずれかの波長の信号を、λ4は波長1524.5〜1537.5nmのいずれかの波長の信号を、λ5は波長1544.5〜1557.5nmのいずれかの波長の信号を、λ6は波長1564.5〜1577.5nmのいずれかの波長の信号を、λ7は波長1584.5〜1597.5nmのいずれかの波長の信号を、λ8は波長1604.5〜1617.5nmのいずれかの波長の信号とする。ここで前記8種類の波長の中で、特にエルビウムドープ光ファイバ増幅器(EDFA)が増幅可能な波長帯域である1530〜1565nmと重なる部分があるλ4,λ5,λ6の3波長の光信号を用いて4つの通信ノード間の通信を行うものとする。すなわち、λ4,λ5,λ6をΛ1,Λ2,Λ3のいずれかに対応させ、λ1,λ2,λ3,λ7,λ8をΛ4,Λ5,Λ6,Λ7,Λ8のいずれかに対応させる。
このように実際の波長を対応させると、8波長の光信号を用いて9つの通信ノード間で通信を行うことができ、特に、λ4,λ5,λ6(Λ1,Λ2,Λ3)の3波長の光信号を用いて通信を行う4つのノード間ではEDFAを用いることで通信ノード間の距離を伸ばしたネットワークを構築できる。
[第3の実施の形態]
次に、図4を参照して、本発明に係る光波長合分波装置の第3の実施の形態を説明する。本発明は、N個の波長が波長分割多重された入力WDM信号が入力される(N+1)本の波長多重信号入力ポートと、N個の波長が波長分割多重された出力WDM信号が出力される(N+1)本の波長多重信号出力ポートとの間(但し、Nは2以上の整数)に伝送経路を構成する(N+1)×(N+1)光波長合分波装置である。ただし、本実施の形態は、第1・第2の実施例と異なり、N=16、すなわち16波長多重、17×17光波長合分波装置の例である。従って、使用する光分波回路102の入力ポート数は1、出力ポート数は16となり、光合波回路104の入力ポート数は16、出力ポート数は1となる。λ1からλ16までの16波が多重された入力WDM信号を、17個の波長多重信号入力ポート101−1〜101−17の各々に入力すると、入力された入力WDM信号は1×16光分波回路102−1〜102−17でそれぞれ分波され、分波された光信号は光配線103を介して16×1光合波回路104に入力され、波長多重されて出力WDM信号として出力ポート105−1〜105−17からそれぞれ出力される。ここで光分波回路102と光合波回路104を接続する光配線103のレイアウトは、以下に示す入出力特性に従うものとする。
なお本実施の形態では、第2の実施例と同様に、ある通信ノードから送出する全ての波長の信号を他の通信ノードとの通信に使用でき、またM種類の波長のみを用いて、同時に(M+1)個(MはN/2より小さい整数とする。)の通信ノード間の通信ができるような入出力特性を実現する方法を示す。ここでは、M=4の場合を例にとって示す。
図4に本実施の形態の光波長合分波装置が実現する波長入出力特性を示す。図4においては16種類の光信号の波長をΛ1からΛ16としている。このΛ1からΛ16は、前記λ1からλ16のいずれかと1対1で対応している符号とする。そして、同一の行は同一の入力ポートから入力される光信号であることを意味し、同一の列は同一の出力ポートから出力される光信号であることを意味する。従って、同一の行にはΛ1からΛ16までの波長が1つずつ現れ、同一の行にもΛ1からΛ16までの波長が1つずつ現れる。
ここまでの条件に従って、例えば図4にあるように、特に入力ポート1〜5と、出力ポート1〜5に注目すると、x≠yである場合に(xは1以上5以下の整数、yはx以外の1以上5以下の整数)x行y列の成分がΛ{(y−x+5)mod5}であり、対角成分が空欄であるように入出力特性を定義することができる。また、この5×5=25個以外の成分は、同一の行にはΛ1からΛ16までの波長が1つずつ現れ、同一の行にもΛ1からΛ16までの波長が1つずつ現れるように定めることができる。
このような入出力特性を有する光波長合分波装置をフルメッシュWDM光ネットワークに適用すると、各通信ノードから送出できる16波長の信号は全て他の通信ノードとの通信に使用でき、波長の利用効率が高い光波長合分波装置を実現できる他、特にΛ1からΛ4の光信号を用いて5つの通信ノード間の通信が実現できるという特徴を実現できる。
これまでに示した構成において、Λ1からΛ16に具体的な波長を割当てる。例えば、λ1からλ16はCWDMの半分の波長間隔である10nmの波長間隔で透過帯域を有する光フィルタを透過する波長であり、λ1は波長1465±3nmの波長の信号、λ2は波長1475±3nmの波長の信号、λ3は波長1485±3nmの波長の信号、λ4は波長1495±3nmの波長の信号、λ5は波長1505±3nmの波長の信号、λ6は波長1515±3nmの波長の信号、λ7は波長1525±3nmの波長の信号、λ8は波長1535±3nmの波長の信号、λ9は波長1545±3nmの波長の信号、λ10は波長1555±3nmの波長の信号、λ11は波長1565±3nmの波長の信号、λ12は波長1575±3nmの波長の信号、λ13は波長1585±3nmの波長の信号、λ14は波長1595±3nmの波長の信号、λ15は波長1695±3nmの波長の信号、λ16は波長1615±3nmの波長の信号とする。ここで前記16種類の波長の中で、特にEDFAが増幅可能な波長帯域である1530〜1565nmと重なる部分があるλ8,λ9,λ10,λ11の4波長の光信号を用いて5つの通信ノード間の通信を行うものとする。すなわち、λ8,λ9,λ10,λ11をΛ1,Λ2,Λ3,Λ4のいずれかに対応させ、λ1,λ2,λ3,λ4,λ5,λ6,λ7,λ12,λ13,λ14,λ15,λ16をΛ5,Λ6,Λ7,Λ8,Λ9,Λ10,Λ11,Λ12,Λ13,Λ14,Λ15,Λ16のいずれかに対応させる。
このように実際の波長を対応させると、16波長の光信号を用いて17個の通信ノード間で通信を行うことができ、特に、λ8,λ9,λ10,λ11(Λ1,Λ2,Λ3,Λ4)の4波長の光信号を用いて通信を行う5つのノード間ではEDFAを用いることで通信ノード間の距離を伸ばしたネットワークを構築できる。
[第4の実施の形態]
次に、図5を参照して、本発明に係る光波長合分波装置の第4の実施の形態を説明する。図5は、2N×2N光波長合分波装置の概略構成を示す。本発明は、N個の波長が波長分割多重された入力WDM信号が入力されるN本の波長多重信号入力ポート、及び単一波長の信号が入力されるN本の入力ポートと、N個の波長が波長分割多重された出力WDM信号が出力されるN本の波長多重信号出力ポート、及び単一波長の信号が出力されるN本の出力ポートとの間(但し、Nは2以上の整数)に伝送経路を構成する2N×2N光波長合分波装置である。図5に示す本実施の形態は、N=8、すなわち8波長多重、16×16光波長合分波装置の例である。
図5において、光波長合分波装置500は、波長多重信号入力ポート501−1〜501−8と、該波長多重信号入力ポートから入力される入力WDM信号を各々分波する1×8光分波回路502−1〜502−8と、単一信号入力ポート506−1〜506−8と、光配線503を介して、該1×8光分波回路によって分波された光信号及び/又は該単一信号入力ポートからの光信号を入力して合波する8×1光合波回路504−1〜504−8と、該8×1光合波回路によって合波された出力WDM信号を各々出力する波長多重信号出力ポート505−1〜505−8と、1×8光分波回路502−1〜502−8によって分波された光信号を出力する単一信号出力ポート507−1〜507−8とを備える。
ここで、1×8光分波回路502は1個の入力ポートとN=8個の出力ポートを有し、λi(iは1以上8以下の整数)の光信号が入力ポートに入力されると、i番目の出力ポートから出力される機能を有する。ここで、λiの波長間隔は、例えば20nmでCWDMの規格に従ったものであっても良いし、あるいは50GHz、100GHz、200GHz等の間隔でDWDMの規格に従ったものであっても良い。また実現方法も、誘電体多層膜を使用した光分波回路であっても良いし、AWGを使用した光分波回路であっても良い。
また、8×1光合波回路504はN=8個の入力ポートと1個の出力ポートを有し、λiの光信号がi番目の入力ポートに入力されると、出力ポートから波長多重されて出力する機能を有する。ここで、λiの波長間隔は、1×8光分波回路502に関連して説明した波長間隔と同一であるものとする。8×1光合波回路504は、誘電体多層膜を使用した光分波回路を用いても良いし、AWGを使用した光分波回路を用いても良い。
本実施の形態の光波長合分波装置500に対し、波長λ1からλ8までの8波が多重された入力WDM信号を、波長多重信号入力ポート501−1〜501−8の各々に入力する。また、波長λ1からλ8のうちの適切に定められた波長の信号を単一信号入力ポート506−1〜506−8に入力する。波長多重信号入力ポート501−1〜501−8の各々に入力された入力WDM信号は1×8光分波回路502で分波される。1×8光分波回路502で分波された光信号及び、単一信号入力ポート506に入力された光信号は、光配線503を介して8×1光合波回路504に入力された後、波長多重されて出力WDM信号として出力ポート505−1〜505−8から出力されるか、直接単一信号出力ポート507−1〜507−8から出力される。
ここで1×8光分波回路502−1〜502−8の各出力ポート、及び単一信号入力ポート506−1〜506−8と、8×1光分波回路504−1〜504−8の各入力ポート、及び単一信号出力ポート507を接続する光配線503のレイアウトを、図6を用いて説明する。図6に、本発明の光波長合分波装置が実現する波長入出力特性を示す。図6において、1行目から8行目までの同一の行は、同一の波長多重信号入力ポート501から入力される光信号であることを意味する。9行目から16行目までの同一の行は、同一の単一信号にポート506から入力される光信号であることを意味する。1列目から8列目までの同一の列は、同一の波長多重信号出力ポート505から出力される光信号であることを意味する。9列目から16列目までの同一の列は、同一の単一信号出力ポート507から出力される光信号であることを意味する。従って、1行目から8行目までの同一の行には8種類の波長が1つずつ現れ、9行目から16行目までの同一の行にはλ1からλ8までのいずれかの波長が1つ現れる。また1列目から8列目までの同一の列には8種類の波長が1つずつ現れ、9列目から16列目までの同一の列にはλ1からλ8までのいずれかの波長が1つ現れる。
図6におけるx行y列(x、yは1以上8以下の整数)の成分がλiであることは、x番目の1×8光分波回路502−xのi番目の出力ポートから出力されるλiの光信号が、光配線503を介してy番目の8×1光合波回路504−yのi番目の入力ポートに入力されることを意味し、該成分が空欄であることは、x番目の1×8光分波回路502−xとy番目の8×1光合波回路504−yを接続する光配線503が存在しないことを意味する。
図6におけるx行z列(zは9以上16以下の整数)の成分がλiであることは、x番目の1×8光分波回路502−xのi番目の出力ポートから出力されるλiの光信号が、光配線503を介して(z−8)番目の単一信号出力ポート507−(z−8)に入力されることを意味し、該成分が空欄であることは、x番目の1×8光分波回路502と(z−8)番目の単一信号出力ポート507−(z−8)を接続する光配線503が存在しないことを意味する。
図6におけるw行y列(wは9以上16以下の整数)の成分がλiであることは、(w−8)番目の単一信号入力ポート506−(w−8)から出力されるλiの光信号が、光配線503を介してy番目の8×1光合波回路504−yのi番目の入力ポートに入力されることを意味し、該成分が空欄であることは、(w−8)番目の単一信号入力ポート506−(w−8)とy番目の8×1光合波回路504−yを接続する光配線503が存在しないことを意味する。
図6におけるw行z列の成分が全て空欄であることは、(w−8)番目の単一信号入力ポート506−(w−8)と(z−8)番目の単一信号出力ポート507−(z−8)を接続する光配線503が存在しないことを意味する。
ここまでの条件に従って、例えば図6にあるように1以上8以下の整数x,yに対して、x≠yである場合にはx行y列の成分をλ{(y−x+9)mod9}とし、x行(x+8)列の成分をλ(9−x)とし、(y+8)行y列の成分をλyとし、上記以外の成分を全て空欄とするように光配線503のレイアウトを定義することができる。
該光波長合分波装置をフルメッシュWDM光ネットワークに適用すると、単一信号入力ポート及び、単一信号出力ポートを使用することで、光波長合分波装置と同一地点に存在する通信ノードに関しては、送出する信号はWDM信号化せずに光波長合分波装置に入力でき、受信する信号は光波長合分波装置からWDM信号化せずに受けることができる。また、波長多重信号入力ポート及び、波長多重信号出力ポートに接続された通信ノードも含めて、各通信ノードから送出できる8波長の信号は全て他の通信ノードとの通信に使用でき、8波長の光信号を用いて9つの通信ノード間で通信を行うことができるために、波長の利用効率が高い光波長合分波装置を実現できる。
[第5の実施の形態]
次に、図7を参照して、本発明に係る光波長合分波装置の第5の実施の形態を説明する。本発明は、N個の波長が波長分割多重された入力WDM信号が入力されるN本の波長多重信号入力ポート、及び単一波長の信号が入力されるN本の入力ポートと、N個の波長が波長分割多重された出力WDM信号が出力されるN本の波長多重信号出力ポート、及び単一波長の信号が出力されるN本の出力ポートとの間(但し、Nは2以上の整数)に伝送経路を構成する2N×2N光波長合分波装置である。本実施の形態の構成は、図5を参照して説明した第4の実施の形態と同様であり、N=8、すなわち8波長多重、16×16光波長合分波装置の例である。
波長λ1からλ8までの8波が多重された入力WDM信号を、波長多重信号入力ポート501−1〜501−8の各々に入力する。また、波長λ1からλ8のうちの適切に定められた波長の信号を単一信号入力ポート506−1〜506−8に入力する。波長多重信号入力ポート501−1〜501−8の各々に入力された入力WDM信号は1×8光分波回路502で分波される。1×8光分波回路502で分波された光信号及び、単一信号入力ポート506に入力された光信号は、光配線503を介して8×1光合波回路504に入力された後、波長多重されて出力WDM信号として波長多重信号出力ポート505−1〜505−8から出力されるか、直接単一信号出力ポート507−1〜507−8から出力される。
ここで1×8光分波回路502−1〜502−8の各出力ポート、及び単一信号入力ポート506−1〜506−8と、8×1光合波回路504−1〜504−8の各入力ポート、及び単一信号出力ポート507−1〜507−8を接続する光配線503のレイアウトは、以下に示す入出力特性に従うものとする。
なお本実施例では、ある通信ノードから送出する全ての波長の信号を他の通信ノードとの通信に使用でき、またM種類の波長のみを用いて、同時に(M+1)個の通信ノード間の通信ができるような入出力特性を実現する方法を示す(MはN/2より小さい整数とする。)。ここでは、M=3の場合を例にとって示す。
図7に本発明の光波長合分波装置が実現する波長入出力特性を示す。図7においては8種類の光信号の波長をΛ1からΛ8としている。このΛ1からΛ8は、前記λ1からλ8のいずれかと1対1で対応している符号とする。そして、1行目から8行目までの同一の行は、同一の波長多重信号入力ポート501から入力される光信号であることを意味する。9行目から16行目までの同一の行は、同一の単一信号入力ポート506から入力される光信号であることを意味する。1列目から8列目までの同一の列は、同一の波長多重信号出力ポート505から出力される光信号であることを意味する。9列目から16列目までの同一の列は、同一の単一信号出力ポート507から出力される光信号であることを意味する。従って、1行目から8行目までの同一の行には8種類の波長が1つずつ現れ、9行目から16行目までの同一の行にはΛ1からΛ8までのいずれかの波長が1つ現れる。また1列目から8列目までの同一の列には8種類の波長が1つずつ現れ、9列目から16列目までの同一の列にはΛ1からΛ8までのいずれかの波長が1つ現れる。
図7におけるx行y列(x、yは1以上8以下の整数)の成分がλiであることは、x番目の1×8光分波回路502−xのi番目の出力ポートから出力されるλiの光信号が、光配線503を介してy番目の8×1光合波回路504−yのi番目の入力ポートに入力されることを意味し、該成分が空欄であることは、x番目の1×8光分波回路502−xとy番目の8×1光合波回路504−yを接続する光配線503が存在しないことを意味する。
図7におけるx行z列(zは9以上16以下の整数)の成分がλiであることは、x番目の1×8光分波回路502−xのi番目の出力ポートから出力されるλiの光信号が、光配線503を介して(z−8)番目の単一信号出力ポート507−(z−8)に入力されることを意味し、該成分が空欄であることは、x番目の1×8光分波回路502−xと(z−8)番目の単一信号出力ポート507−(z−8)を接続する光配線503が存在しないことを意味する。
図7におけるw行y列(wは9以上16以下の整数)の成分がλiであることは、(w−8)番目の単一信号出力ポート507−(w−8)から出力されるλiの光信号が、光配線503を介してy番目の8×1光合波回路504−yのi番目の入力ポートに入力されることを意味し、該成分が空欄であることは、(w−8)番目の単一信号出力ポート507−(w−8)とy番目の8×1光合波回路504−yを接続する光配線503が存在しないことを意味する。
図7におけるw行z列の成分が全て空欄であることは、(w−8)番目の単一信号入力ポート506−(w−8)と(z−8)番目の単一信号出力ポート507−(z−8)を接続する光配線503が存在しないことを意味する。
ここまでの条件に従って、例えば図7にあるように、1以上8以下の整数x,yに対して、x行(x+8)列の成分をΛ8とし、(y+8)行y列の成分をΛ8とし、x≠yであるx行y列の成分をΛ1からΛ7を用いて定め、上記以外の成分を全て空欄とするように光配線503のレイアウトを定義することができる。
本実施の形態の特徴の一つは、単一信号入力ポート506に入力される唯一の波長が、第4の実施の形態においては全て異なっていたが、本実施例においては全て同じΛ8を使用することである。同様に、単一信号出力ポート507から出力される唯一の波長が、第4の実施例においては全て異なっていたが、本実施例においては全て同じΛ8を使用することである。
本実施の形態の別の特徴は、第1から第4の波長多重信号入力ポート501−1〜501−4と、第1から第4の波長多重信号出力ポート505−1〜505−4に注目すると、これら波長多重信号入力ポートを用いて行う通信にはΛ1,Λ2,Λ3の3波長のみを使用するように入出力特性を定義していることである。
このような入出力特性を有する光波長合分波装置をフルメッシュWDM光ネットワークに適用すると、単一信号入力ポート及び、単一信号出力ポートを使用することで、光波長合分波装置と同一地点に存在する通信ノードに関しては、送出する信号はWDM信号化せずに光波長合分波装置に入力でき、受信する信号は光波長合分波装置からWDM信号化せずに受けることができる。また、波長多重信号入力ポート及び、波長多重信号出力ポートに接続された各通信ノードにおいて、送出できる8波長の信号は全て他の通信ノードとの通信に使用でき、光波長合分波装置と同一地点に存在する通信ノードにおいても送出できる8種類の信号を全て他の通信ノードとの通信に使用でき、8波長の光信号を用いて9つの通信ノード間で通信を行うことができるために、波長の利用効率が高い光波長合分波装置を実現できる。さらに波長Λ1からΛ3の3つの波長の光信号のみを用いて、あらかじめ定めた4つの通信ノード間の通信が可能な、光波長合分波装置が実現できる。
これまでに示した構成において、Λ1からΛ8に具体的な波長を割当てる。例えば、λ1からλ8はCWDMで使用される光フィルタに適合した波長であり、λ1は波長1464.5〜1477.5nmのいずれかの波長の信号を、λ2は波長1484.5〜1497.5nmのいずれかの波長の信号を、λ3は波長1504.5〜1517.5nmのいずれかの波長の信号を、λ4は波長1524.5〜1537.5nmのいずれかの波長の信号を、λ5は波長1544.5〜1557.5nmのいずれかの波長の信号を、λ6は波長1564.5〜1577.5nmのいずれかの波長の信号を、λ7は波長1584.5〜1597.5nmのいずれかの波長の信号を、λ8は波長1604.5〜1617.5nmのいずれかの波長の信号とする。ここで前記8種類の波長の中で、特にEDFAが増幅可能な波長帯域である1530〜1565nmと重なる部分があるλ4,λ5,λ6の3波長の光信号を用いて4つの通信ノード間の通信を行うものとする。すなわち、λ4,λ5,λ6をΛ1,Λ2,Λ3のいずれかに対応させ、λ1,λ2,λ3,λ7,λ8をΛ4,Λ5,Λ6,Λ7,Λ8のいずれかに対応させる。
このように実際の波長を対応させると、光波長合分波装置と同一地点に存在する通信ノードでは、波長多重信号を生成せずに8種類の光信号を用い、他の通信ノードにおいては8波長の光信号を用いて9つの通信ノード間で通信を行うことができる。また特に、光波長合分波装置と同一地点に存在しない、第1から第4の通信ノード間ではEDFAを用いることで通信ノード間の距離を伸ばしたネットワークを構築することができる。
第1の実施の形態の光波長合分波装置の構成図である。 第1の実施の形態の光波長合分波装置の入出力特性を示す図である。 第2の実施の形態の光波長合分波装置の入出力特性を示す図である。 第3の実施の形態の光波長合分波装置の入出力特性を示す図である。 第4の実施の形態の光波長合分波装置の構成図である。 第4の実施の形態の光波長合分波装置の入出力特性を示す図である。 第5の実施の形態の光波長合分波装置の入出力特性を示す図である。 従来のフルメッシュ光WDMネットワークの概略構成図である。 従来の光波長合分波装置の説明図である。 従来の光波長合分波装置の入出力特性を示す図である。
符号の説明
100 光波長合分波装置
101 入力ポート
102 光分波回路
103 光配線
104 光合波回路
105 出力ポート
500 光波長合分波装置
501 波長多重信号入力ポート
502 光分波回路
503 光配線
504 光合波回路
505 波長多重信号出力ポート
506 単一信号入力ポート
507 単一信号出力ポート

Claims (4)

  1. 波長分割多重された光信号を合分波する光波長合分波装置であって、
    Nを2以上の整数、Aを1以上N+1以下の整数、Bを1以上N以下の整数、及びCをAと異なる1以上N+1以下の整数とし、
    N個の波長が波長分割多重された入力WDM信号を入力する第1乃至第N+1の波長多重信号入力ポートと、
    前記第1乃至第N+1の波長多重信号入力ポートからの前記入力WDM信号を、それぞれN個の光信号に分波する第1乃至第N+1の1×N光分波回路と、
    前記第1乃至第N+1の1×N光分波回路によって分波された前記光信号を入力して合波する第1乃至第N+1のN×1光合波回路と、
    前記第1乃至第N+1のN×1光合波回路によって合波された出力WDM信号をそれぞれ出力する第1乃至第N+1の波長多重信号出力ポートと、
    第Aの1×N光分波回路の第Bの出力ポートから出力される前記光信号を、第CのN×1光合波回路の第Bの入力ポートに入力し、かつ、前記第1乃至第N+1の1×N光分波回路によって分波された前記光信号を、それぞれ異なる前記第1乃至第N+1のN×1光合波回路の入力ポートに入力する光配線と
    を備えたことを特徴とする光波長合分波装置。
  2. MをN/2より小さい整数とし、
    前記1×N光分波回路のうち第1乃至第M+1の1×N光分波回路によってそれぞれ分波された光信号のうち、前記N×1光合波回路のうち第1乃至第M+1のN×1光合波回路の入力ポートに入力される光信号の波長がM種類であることを特徴とする請求項1に記載の光波長合分波装置。
  3. 波長分割多重された光信号を合分波する光波長合分波装置であって、
    Nを2以上の整数、Aを1以上N以下の整数、Bを1以上N以下の整数、及びCをAと異なる1以上N以下の整数とし、
    N個の波長が波長分割多重された入力WDM信号を入力する第1乃至第Nの波長多重信号入力ポートと、
    前記N個の波長のうちのいずれか1つの波長の光信号を入力する第1乃至第Nの単一信号入力ポートと、
    前記第1乃至第Nの波長多重信号入力ポートからの前記入力WDM信号を、それぞれN個の光信号に分波する第1乃至第Nの1×N光分波回路と、
    前記第1乃至第Nの1×N光分波回路によって分波されたN2個の光信号のうちのN−1個の光信号、及び前記第1乃至第Nの単一信号入力ポートのいずれかに入力された光信号を合波する第1乃至第NのN×1光合波回路と、
    前記第1乃至第NのN×1光合波回路によって合波された出力WDM信号をそれぞれ出力する第1乃至第Nの波長多重信号出力ポートと、
    前記第1乃至第Nの1×N光分波回路によって分波された前記光信号のうちのいずれか1つをそれぞれ出力する第1乃至第Nの単一信号出力ポートと、
    第Aの1×N光分波回路の第Bの出力ポートから出力される前記光信号のうち、前記単一信号出力ポートに出力されていない前記光信号を、第CのN×1光合波回路の第Bの入力ポートに入力し、かつ、前記第1乃至第Nの1×N光分波回路によってそれぞれ分波された前記光信号のうち、前記単一信号出力ポートに出力されていない前記光信号をそれぞれ異なる前記第1乃至第NのN×1合波回路の入力ポートに入力する光配線と
    を備えたことを特徴とする光波長合分波装置。
  4. MをN/2より小さい整数とし、
    前記1×N光分波回路のうち第1乃至第M+1の1×N光分波回路によってそれぞれ分波された光信号のうち、前記N×1光合波回路のうち第1乃至第M+1のN×1光合波回路の入力ポートに入力される光信号の波長がM種類であることを特徴とする請求項3に記載の光波長合分波装置。
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