JP2003304197A - 波長多重分割回路 - Google Patents
波長多重分割回路Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 光ネットワークで使用する波長の増減や変更
にも柔軟に対応でき、汎用性が高く低コストな波長多重
分割回路を提供する。 【解決手段】 波長多重信号光の波長間隔がΔｆである
光ネットワークで信号光の波長多重および波長分割を行
う波長多重分割回路において、波長多重信号光をｍΔｆ
（ｍは２以上の整数）の波長群単位に分波する波長群分
波光フィルタと、分波特性にｍΔｆの周期性（ＦＳＲ）
を有する周期性分波光フィルタとを備え、波長群分波光
フィルタで分波する波長群の数をｎ（ｎは１以上の整
数）としたときに、周期性分波光フィルタとして同一構
成のものをｎ個用い、波長群分波光フィルタで分波した
ｎ個の波長群をｎ個の周期性分波光フィルタに接続して
それぞれｍ波長に分波する構成である。
にも柔軟に対応でき、汎用性が高く低コストな波長多重
分割回路を提供する。 【解決手段】 波長多重信号光の波長間隔がΔｆである
光ネットワークで信号光の波長多重および波長分割を行
う波長多重分割回路において、波長多重信号光をｍΔｆ
（ｍは２以上の整数）の波長群単位に分波する波長群分
波光フィルタと、分波特性にｍΔｆの周期性（ＦＳＲ）
を有する周期性分波光フィルタとを備え、波長群分波光
フィルタで分波する波長群の数をｎ（ｎは１以上の整
数）としたときに、周期性分波光フィルタとして同一構
成のものをｎ個用い、波長群分波光フィルタで分波した
ｎ個の波長群をｎ個の周期性分波光フィルタに接続して
それぞれｍ波長に分波する構成である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、波長多重技術を用
いた光ネットワークにおいて、信号光の波長多重および
波長分割を行う波長多重分割回路に関する。
いた光ネットワークにおいて、信号光の波長多重および
波長分割を行う波長多重分割回路に関する。
【０００２】
【従来の技術】波長多重技術では、高密度に配置された
数十波の波長を多重・分割するＤＷＤＭや、ＤＷＤＭよ
りも波長間隔を広げて光源や光フィルタに要求されるス
ペックを緩和した数波から十数波を多重・分割するＣＷ
ＤＭなど、さまざまな波長間隔が設定されている。この
波長多重技術において、信号光の波長多重・分割を行う
光フィルタは不可欠なデバイスであり、またコスト要因
にもなっている。
数十波の波長を多重・分割するＤＷＤＭや、ＤＷＤＭよ
りも波長間隔を広げて光源や光フィルタに要求されるス
ペックを緩和した数波から十数波を多重・分割するＣＷ
ＤＭなど、さまざまな波長間隔が設定されている。この
波長多重技術において、信号光の波長多重・分割を行う
光フィルタは不可欠なデバイスであり、またコスト要因
にもなっている。
【０００３】この波長多重・分割を行う光フィルタに
は、アレイ導波路回折格子（ＡＷＧ）フィルタ、ファイ
バグレーティングフィルタ、誘電体多層膜フィルタなど
がある。
は、アレイ導波路回折格子（ＡＷＧ）フィルタ、ファイ
バグレーティングフィルタ、誘電体多層膜フィルタなど
がある。
【０００４】図８は、ＡＷＧフィルタの構成例を示す。
図において、ＡＷＧフィルタは、ｍ×ｍスターカプラ８
１，８２の間を、０，ΔＬ，２ΔＬ，…，（ｍ−１）Δ
Ｌの光路長差をつけたｎ本の導波路（アレイ導波路）８
３で結合し、その多光束干渉によりＮ波長多重された波
長多重信号光を一度に分波する構成である。なお、ＡＷ
Ｇフィルタは周期性を有するので、波長λ1 〜λN を分
波する各出力ポートに、例えば波長λN+1 〜λ2N、λ
2N+1〜λ3N、…を分波するように設計することができ
る。
図において、ＡＷＧフィルタは、ｍ×ｍスターカプラ８
１，８２の間を、０，ΔＬ，２ΔＬ，…，（ｍ−１）Δ
Ｌの光路長差をつけたｎ本の導波路（アレイ導波路）８
３で結合し、その多光束干渉によりＮ波長多重された波
長多重信号光を一度に分波する構成である。なお、ＡＷ
Ｇフィルタは周期性を有するので、波長λ1 〜λN を分
波する各出力ポートに、例えば波長λN+1 〜λ2N、λ
2N+1〜λ3N、…を分波するように設計することができ
る。
【０００５】また、各出力ポートに分波された波長の光
信号を逆方向に入力することにより、逆の経路をたどっ
て波長多重することができる。
信号を逆方向に入力することにより、逆の経路をたどっ
て波長多重することができる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光フィルタ
には、ＡＷＧフィルタのように使用する波長数を一括し
て多重・分割できるタイプや、多段に構成することによ
り多重・分割するタイプなどがあるが、いずれにしても
使用波長に合わせて光フィルタの通過波長を設計する必
要がある。すなわち、従来の光フィルタの構成では、使
用波長や波長数に応じた光フィルタを個別に設計する必
要がある。そのため、光フィルタは少量多品種になり、
コスト低減が困難になっていた。また、需要の増大に合
わせて波長を増加する場合にも、追加の波長に対応する
光フィルタが必要になり、コスト低減の妨げになってい
た。
には、ＡＷＧフィルタのように使用する波長数を一括し
て多重・分割できるタイプや、多段に構成することによ
り多重・分割するタイプなどがあるが、いずれにしても
使用波長に合わせて光フィルタの通過波長を設計する必
要がある。すなわち、従来の光フィルタの構成では、使
用波長や波長数に応じた光フィルタを個別に設計する必
要がある。そのため、光フィルタは少量多品種になり、
コスト低減が困難になっていた。また、需要の増大に合
わせて波長を増加する場合にも、追加の波長に対応する
光フィルタが必要になり、コスト低減の妨げになってい
た。
【０００７】本発明は、従来の個別対応の光フィルタに
代えて、光ネットワークで使用する波長の増減や変更に
も柔軟に対応でき、汎用性が高く低コストな波長多重分
割回路を提供することを目的とする。
代えて、光ネットワークで使用する波長の増減や変更に
も柔軟に対応でき、汎用性が高く低コストな波長多重分
割回路を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、波長多重信号
光の波長間隔がΔｆである光ネットワークで信号光の波
長多重および波長分割を行う波長多重分割回路におい
て、波長多重信号光をｍΔｆ（ｍは２以上の整数）の波
長群単位に分波する波長群分波光フィルタと、分波特性
にｍΔｆの周期性（ＦＳＲ）を有する周期性分波光フィ
ルタとを備え、波長群分波光フィルタで分波する波長群
の数をｎ（ｎは１以上の整数）としたときに、周期性分
波光フィルタとして同一構成のものをｎ個用い、波長群
分波光フィルタで分波したｎ個の波長群をｎ個の周期性
分波光フィルタに接続してそれぞれｍ波長に分波する構
成である。
光の波長間隔がΔｆである光ネットワークで信号光の波
長多重および波長分割を行う波長多重分割回路におい
て、波長多重信号光をｍΔｆ（ｍは２以上の整数）の波
長群単位に分波する波長群分波光フィルタと、分波特性
にｍΔｆの周期性（ＦＳＲ）を有する周期性分波光フィ
ルタとを備え、波長群分波光フィルタで分波する波長群
の数をｎ（ｎは１以上の整数）としたときに、周期性分
波光フィルタとして同一構成のものをｎ個用い、波長群
分波光フィルタで分波したｎ個の波長群をｎ個の周期性
分波光フィルタに接続してそれぞれｍ波長に分波する構
成である。
【０００９】また、波長群分波光フィルタを多段に接続
し、その間を光ファイバを介して接続するようにしても
よい。
し、その間を光ファイバを介して接続するようにしても
よい。
【００１０】また、上記の波長多重分割回路は、ｎ個の
周期性分波光フィルタでそれぞれ分波出力される波長の
光を逆方向に入力することにより、波長群分波光フィル
タからそれらを波長多重して出力させることができる。
周期性分波光フィルタでそれぞれ分波出力される波長の
光を逆方向に入力することにより、波長群分波光フィル
タからそれらを波長多重して出力させることができる。
【００１１】
【発明の実施の形態】（第１の実施形態）図１は、本発
明の波長多重分割回路の第１の実施形態を示す。ここで
は、光ネットワークで使用する波長多重信号光の波長間
隔をΔｆとする。
明の波長多重分割回路の第１の実施形態を示す。ここで
は、光ネットワークで使用する波長多重信号光の波長間
隔をΔｆとする。
【００１２】図において、本実施形態の波長多重分割回
路は、波長多重信号光をｍΔｆの波長群単位に分波する
波長群分波光フィルタ１と、ＦＳＲがｍΔｆの周期性分
波光フィルタ２−１〜２−ｎにより構成され、波長群分
波光フィルタ１の出力ポート♯１〜♯ｎと、周期性分波
光フィルタ２−１〜２−ｎの各入力ポートが接続され
る。
路は、波長多重信号光をｍΔｆの波長群単位に分波する
波長群分波光フィルタ１と、ＦＳＲがｍΔｆの周期性分
波光フィルタ２−１〜２−ｎにより構成され、波長群分
波光フィルタ１の出力ポート♯１〜♯ｎと、周期性分波
光フィルタ２−１〜２−ｎの各入力ポートが接続され
る。
【００１３】ここで、図２に示すように波長間隔Δｆで
連続する波長λ1 〜λ4nにおいて、例えば順番に４波長
（ｍ＝４）を１つの波長群とすると、波長群分波光フィ
ルタ１は出力ポート♯１に波長群１（λ1 ，λ2 ，
λ3 ，λ4 ）を分波し、出力ポート♯２に波長群２（λ
5 ，λ6 ，λ7 ，λ8 ）を分波し、以下同様に出力ポー
ト♯ｎに波長群ｎ（λ4n-3，λ4n-2，λ4n-1，λ4n）を
分波する。
連続する波長λ1 〜λ4nにおいて、例えば順番に４波長
（ｍ＝４）を１つの波長群とすると、波長群分波光フィ
ルタ１は出力ポート♯１に波長群１（λ1 ，λ2 ，
λ3 ，λ4 ）を分波し、出力ポート♯２に波長群２（λ
5 ，λ6 ，λ7 ，λ8 ）を分波し、以下同様に出力ポー
ト♯ｎに波長群ｎ（λ4n-3，λ4n-2，λ4n-1，λ4n）を
分波する。
【００１４】一方、周期性分波光フィルタ２−１〜２−
ｎは、ＦＳＲが４Δｆの同一構成である。波長λ1 〜λ
4nの信号光を入力すると、図３(1) に示すように出力ポ
ート♯１に波長λ1 ，λ5 ，…，λ4n-3を分波し、出力
ポート♯２に波長λ2 ，λ6，…，λ4n-2を分波し、出
力ポート♯３に波長λ3 ，λ6 ，…，λ4n-1を分波し、
出力ポート♯４に波長λ4 ，λ7 ，…，λ4nを分波す
る。
ｎは、ＦＳＲが４Δｆの同一構成である。波長λ1 〜λ
4nの信号光を入力すると、図３(1) に示すように出力ポ
ート♯１に波長λ1 ，λ5 ，…，λ4n-3を分波し、出力
ポート♯２に波長λ2 ，λ6，…，λ4n-2を分波し、出
力ポート♯３に波長λ3 ，λ6 ，…，λ4n-1を分波し、
出力ポート♯４に波長λ4 ，λ7 ，…，λ4nを分波す
る。
【００１５】これにより、波長群分波光フィルタ１の出
力ポート♯１に分波された波長群１（λ1 ，λ2 ，
λ3 ，λ4 ）の信号光を周期性分波光フィルタ２−１に
入力すると、図３(2) に示すように出力ポート♯１〜♯
４に波長λ1 ，λ2 ，λ3 ，λ4の信号光が分波され
る。また、波長群分波光フィルタ１の出力ポート♯２に
分波された波長群２（λ5 ，λ6 ，λ7 ，λ8 ）の信号
光を周期性分波光フィルタ２−２に入力すると、図３
(3) に示すように出力ポート♯１〜♯４に波長λ5 ，λ
6 ，λ7 ，λ8 の信号光が分波される。以下同様に、波
長群分波光フィルタ１の出力ポート♯ｎに分波された波
長群ｎ（λ4n-3，λ4n-2，λ4n-1，λ4n）の信号光を周
期性分波光フィルタ２−ｎに入力すると、その出力ポー
ト♯１〜♯４に波長λ4n-3，λ4n-2，λ4n-1，λ4nの信
号光が分波される。
力ポート♯１に分波された波長群１（λ1 ，λ2 ，
λ3 ，λ4 ）の信号光を周期性分波光フィルタ２−１に
入力すると、図３(2) に示すように出力ポート♯１〜♯
４に波長λ1 ，λ2 ，λ3 ，λ4の信号光が分波され
る。また、波長群分波光フィルタ１の出力ポート♯２に
分波された波長群２（λ5 ，λ6 ，λ7 ，λ8 ）の信号
光を周期性分波光フィルタ２−２に入力すると、図３
(3) に示すように出力ポート♯１〜♯４に波長λ5 ，λ
6 ，λ7 ，λ8 の信号光が分波される。以下同様に、波
長群分波光フィルタ１の出力ポート♯ｎに分波された波
長群ｎ（λ4n-3，λ4n-2，λ4n-1，λ4n）の信号光を周
期性分波光フィルタ２−ｎに入力すると、その出力ポー
ト♯１〜♯４に波長λ4n-3，λ4n-2，λ4n-1，λ4nの信
号光が分波される。
【００１６】このように、周期性分波光フィルタ２−１
〜２−ｎとして図３に示すような同一構成のものを使用
しても、入力する波長群が異なれば、その周期性により
異なる波長を分波する光フィルタとして機能することに
なる。すなわち、光ネットワークとして、例えば波長群
１と波長群２の８波を使用する場合には周期性分波光フ
ィルタ２−１，２−２の各出力ポートを使用し、さらに
波長群３を加える場合にはさらに周期性分波光フィルタ
２−３の出力ポートも使用すればよい。また、波長群
１，２に代えて波長群１，３を使用する場合には、周期
性分波光フィルタ２−１，２−３の各出力ポートを使用
すればよく、使用波長の追加や入れ替えを波長群単位に
柔軟に行うことができる。
〜２−ｎとして図３に示すような同一構成のものを使用
しても、入力する波長群が異なれば、その周期性により
異なる波長を分波する光フィルタとして機能することに
なる。すなわち、光ネットワークとして、例えば波長群
１と波長群２の８波を使用する場合には周期性分波光フ
ィルタ２−１，２−２の各出力ポートを使用し、さらに
波長群３を加える場合にはさらに周期性分波光フィルタ
２−３の出力ポートも使用すればよい。また、波長群
１，２に代えて波長群１，３を使用する場合には、周期
性分波光フィルタ２−１，２−３の各出力ポートを使用
すればよく、使用波長の追加や入れ替えを波長群単位に
柔軟に行うことができる。
【００１７】なお、周期性分波光フィルタ２としてはＡ
ＷＧフィルタの他に、他に光結合器を多段に縦続接続し
て構成されるラティス型ＰＬＣフィルタ（参考文献：特
開平１１−３４４６２９号公報）やマッハツェンダ型フ
ィルタを組み合わせて構成することができる。図３に示
す周期性分波光フィルタ２はＡＷＧフィルタを想定した
ものであるが、図４にマッハツェンダ型（ＭＺ）フィル
タを用いる場合の構成例を示す。
ＷＧフィルタの他に、他に光結合器を多段に縦続接続し
て構成されるラティス型ＰＬＣフィルタ（参考文献：特
開平１１−３４４６２９号公報）やマッハツェンダ型フ
ィルタを組み合わせて構成することができる。図３に示
す周期性分波光フィルタ２はＡＷＧフィルタを想定した
ものであるが、図４にマッハツェンダ型（ＭＺ）フィル
タを用いる場合の構成例を示す。
【００１８】図４(1) は、周期性分波光フィルタ２とし
てのＦＳＲが２Δｆの場合であり、１つのＭＺフィルタ
２１で構成される。この構成では１つの波長群を２波長
とし、図１に示す各周期性分波光フィルタ２−１〜２−
ｎで２波長ずつ分波する。
てのＦＳＲが２Δｆの場合であり、１つのＭＺフィルタ
２１で構成される。この構成では１つの波長群を２波長
とし、図１に示す各周期性分波光フィルタ２−１〜２−
ｎで２波長ずつ分波する。
【００１９】図４(2) は、周期性分波光フィルタ２とし
てのＦＳＲが４Δｆの場合であり、ＦＳＲが２ΔｆのＭ
Ｚフィルタ２１と、ＦＳＲが４ΔｆのＭＺフィルタ２２
−１，２２−２を２段構成にしたものである。ＭＺフィ
ルタ２１は、波長λ1 〜λ4nの信号光を入力すると、出
力ポート♯０１に奇数波長λ1 ，λ3 ，…，λ4n-1を分
波し、出力ポート♯０２に偶数波長λ2 ，λ4 ，…，λ
4nを分波する。ＭＺフィルタ２１の出力ポート♯０１に
接続されるＭＺフィルタ２２−１は、ＦＳＲが４Δｆで
あるので、出力ポート♯１１に波長λ1 ，λ5 ，…，λ
4n-3を分波し、出力ポート♯１２に波長λ3 ，λ7 ，
…，λ4n-1を分波する。ＭＺフィルタ２１の出力ポート
♯０２に接続されるＭＺフィルタ２２−２は、ＦＳＲが
４Δｆであるので、出力ポート♯２１に波長λ2 ，
λ6 ，…，λ4n-2を分波し、出力ポート♯２２に波長λ
4 ，λ8 ，…，λ4nを分波する。したがって、図３の周
期性分波光フィルタ２の出力ポート♯１，♯２，♯３，
♯４と、図４(2) の周期性分波光フィルタ２の出力ポー
ト♯１１，♯２１，♯１２，♯２２を対応させると、両
者は同じ機能になる。
てのＦＳＲが４Δｆの場合であり、ＦＳＲが２ΔｆのＭ
Ｚフィルタ２１と、ＦＳＲが４ΔｆのＭＺフィルタ２２
−１，２２−２を２段構成にしたものである。ＭＺフィ
ルタ２１は、波長λ1 〜λ4nの信号光を入力すると、出
力ポート♯０１に奇数波長λ1 ，λ3 ，…，λ4n-1を分
波し、出力ポート♯０２に偶数波長λ2 ，λ4 ，…，λ
4nを分波する。ＭＺフィルタ２１の出力ポート♯０１に
接続されるＭＺフィルタ２２−１は、ＦＳＲが４Δｆで
あるので、出力ポート♯１１に波長λ1 ，λ5 ，…，λ
4n-3を分波し、出力ポート♯１２に波長λ3 ，λ7 ，
…，λ4n-1を分波する。ＭＺフィルタ２１の出力ポート
♯０２に接続されるＭＺフィルタ２２−２は、ＦＳＲが
４Δｆであるので、出力ポート♯２１に波長λ2 ，
λ6 ，…，λ4n-2を分波し、出力ポート♯２２に波長λ
4 ，λ8 ，…，λ4nを分波する。したがって、図３の周
期性分波光フィルタ２の出力ポート♯１，♯２，♯３，
♯４と、図４(2) の周期性分波光フィルタ２の出力ポー
ト♯１１，♯２１，♯１２，♯２２を対応させると、両
者は同じ機能になる。
【００２０】また、周期性分波光フィルタ２のＦＳＲが
８Δｆの場合には、ＦＳＲが２ΔｆのＭＺフィルタ、Ｆ
ＳＲが４ΔｆのＭＺフィルタ、ＦＳＲが８ΔｆのＭＺフ
ィルタを３段構成にすればよい。一般に、周期性分波光
フィルタ２のＦＳＲが２n ΔＦ（ｎは１以上の整数）に
ついても同様である。
８Δｆの場合には、ＦＳＲが２ΔｆのＭＺフィルタ、Ｆ
ＳＲが４ΔｆのＭＺフィルタ、ＦＳＲが８ΔｆのＭＺフ
ィルタを３段構成にすればよい。一般に、周期性分波光
フィルタ２のＦＳＲが２n ΔＦ（ｎは１以上の整数）に
ついても同様である。
【００２１】図５は、ＦＳＲが４Δｆの周期性分波光フ
ィルタ２の透過特性例を示す。４Δｆの波長ごとに、例
えばλ1 とλ5 、λ2 とλ6 、λ3 とλ7 、λ4 とλ8
が同一の出力ポートに分波される。したがって、λ1 ，
λ2 ，λ3 ，λ4 を波長群１とし、λ5 ，λ6 ，λ7 ，
λ8 を波長群２として、波長群単位に分波する波長群分
波光フィルタ１と組み合わせることにより、同一構成の
周期性分波光フィルタ２で対応することができる。
ィルタ２の透過特性例を示す。４Δｆの波長ごとに、例
えばλ1 とλ5 、λ2 とλ6 、λ3 とλ7 、λ4 とλ8
が同一の出力ポートに分波される。したがって、λ1 ，
λ2 ，λ3 ，λ4 を波長群１とし、λ5 ，λ6 ，λ7 ，
λ8 を波長群２として、波長群単位に分波する波長群分
波光フィルタ１と組み合わせることにより、同一構成の
周期性分波光フィルタ２で対応することができる。
【００２２】なお、２つの波長群を分波する波長群分波
光フィルタ１としては、図６に示すような透過特性を有
する誘電体多層膜フィルタを用いることができる。ま
た、３以上の波長群を分波する場合には、このような誘
電体多層膜フィルタを多段に構成すればよい。
光フィルタ１としては、図６に示すような透過特性を有
する誘電体多層膜フィルタを用いることができる。ま
た、３以上の波長群を分波する場合には、このような誘
電体多層膜フィルタを多段に構成すればよい。
【００２３】（第２の実施形態）図７は、本発明の波長
多重分割回路の第２の実施形態を示す。図において、本
実施形態の波長多重分割回路は、波長多重信号光をｍΔ
ｆの波長群単位に分波する波長群分波光フィルタ１−
１，１−２を多段に構成し、その間を光ファイバ３を介
して接続して遠隔配置を可能にする。例えば波長群分波
光フィルタ１−１は波長群１〜（ｎ−１）と波長群ｎを
分波し、波長群分波光フィルタ１−２は波長群１，２，
…，（ｎ−１）を分波する。波長群分波光フィルタ１−
１には、ＦＳＲがｍΔｆの周期性分波光フィルタ２−１
〜２−（ｎ−１）が接続され、波長群分波光フィルタ１
−２には、ＦＳＲがｍΔｆの周期性分波光フィルタ２−
ｎが接続される。
多重分割回路の第２の実施形態を示す。図において、本
実施形態の波長多重分割回路は、波長多重信号光をｍΔ
ｆの波長群単位に分波する波長群分波光フィルタ１−
１，１−２を多段に構成し、その間を光ファイバ３を介
して接続して遠隔配置を可能にする。例えば波長群分波
光フィルタ１−１は波長群１〜（ｎ−１）と波長群ｎを
分波し、波長群分波光フィルタ１−２は波長群１，２，
…，（ｎ−１）を分波する。波長群分波光フィルタ１−
１には、ＦＳＲがｍΔｆの周期性分波光フィルタ２−１
〜２−（ｎ−１）が接続され、波長群分波光フィルタ１
−２には、ＦＳＲがｍΔｆの周期性分波光フィルタ２−
ｎが接続される。
【００２４】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の波長多重
分割回路は、どの波長群に対しても同一設計の周期性分
波光フィルタを用意することにより、使用波長の追加や
入れ替えを波長群単位に柔軟に行うことができる。これ
により、使用波長に合わせた光フィルタの個別設計が不
要となり、経済的な波長多重システムを実現することが
できる。
分割回路は、どの波長群に対しても同一設計の周期性分
波光フィルタを用意することにより、使用波長の追加や
入れ替えを波長群単位に柔軟に行うことができる。これ
により、使用波長に合わせた光フィルタの個別設計が不
要となり、経済的な波長多重システムを実現することが
できる。
【図１】本発明の波長多重分割回路の第１の実施形態を
示す図。
示す図。
【図２】波長群分波光フィルタで分波する波長群を示す
図。
図。
【図３】周期性分波光フィルタの機能を説明する図。
【図４】マッハツェンダ型フィルタを用いた周期性分波
光フィルタの構成例を示す図。
光フィルタの構成例を示す図。
【図５】ＦＳＲが４Δｆの周期性分波光フィルタの透過
特性例を示す図。
特性例を示す図。
【図６】波長群分波光フィルタの透過特性例を示す図。
【図７】本発明の波長多重分割回路の第２の実施形態を
示す図。
示す図。
【図８】ＡＷＧフィルタの構成例を示す図。
１ 波長群分波光フィルタ
２ 周期性分波光フィルタ
３ 光ファイバ
２１，２２ マッハツェンダ型（ＭＺ）フィルタ
Claims (2)
- 【請求項１】 波長多重信号光の波長間隔がΔｆである
光ネットワークで信号光の波長多重および波長分割を行
う波長多重分割回路において、 前記波長多重信号光をｍΔｆ（ｍは２以上の整数）の波
長群単位に分波する波長群分波光フィルタと、 分波特性にｍΔｆの周期性（ＦＳＲ）を有する周期性分
波光フィルタとを備え、 前記波長群分波光フィルタで分波する波長群の数をｎ
（ｎは１以上の整数）としたときに、前記周期性分波光
フィルタとして同一構成のものをｎ個用い、前記波長群
分波光フィルタで分波したｎ個の波長群をｎ個の周期性
分波光フィルタに接続してそれぞれｍ波長に分波する構
成であることを特徴とする波長多重分割回路。 - 【請求項２】 請求項１に記載の波長多重分割回路にお
いて、 前記波長群分波光フィルタを多段に接続し、その間を光
ファイバを介して接続することを特徴とする波長多重分
割回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002106755A JP2003304197A (ja) | 2002-04-09 | 2002-04-09 | 波長多重分割回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002106755A JP2003304197A (ja) | 2002-04-09 | 2002-04-09 | 波長多重分割回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003304197A true JP2003304197A (ja) | 2003-10-24 |
Family
ID=29390981
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002106755A Pending JP2003304197A (ja) | 2002-04-09 | 2002-04-09 | 波長多重分割回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003304197A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
2002
- 2002-04-09 JP JP2002106755A patent/JP2003304197A/ja active Pending
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