JP2009075291A - 光分波器 - Google Patents

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Fumihiro Ebisawa
文博 海老澤
Tomoyo Shibazaki
智世 柴崎
Akira Himeno
明 姫野
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Abstract

【課題】本発明は、多重される光の波長の数や間隔に柔軟に対応できる光分波器を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係る光分波器は、入力端11の入力ポート12から入力される波長多重光を複数の波長領域の分波光に分波し、前記複数の分波光をそれぞれ光出力端19の出力ポート18から出力するAWG101と、AWG101の光出力端19に出力ポート18毎に接続され、前記分波光のうち選択された波長の光のみ透過させる複数の可変波長フィルタ102と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、波長多重通信の波長多重光信号を波長毎に分波する光分波器に関するものである。
波長多重通信では各波長信号強度監視あるいは制御のために各波長グリッドの波長多重光を個別にモニタする必要がある。従来は回折格子を用いたスペクトラムアナライザ又は図1のようなアレイ導波路回折格子型光分波器(AWG)101とフォトダイオード(PD)アレイ31を組み合わせた波長多重光モニタ501が用いられてきた。特にAWG101とPDアレイ31を用いる波長多重光モニタ501は簡便で可動部分がなく信頼性に優れているという特徴がある(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2004−361660号公報
しかし、AWGとPDアレイを用いる波長多重光モニタは次のような課題があった。まず、モニタする波長数の増加に伴いPDの数も増加して製造コストが上昇するという課題があった。また、モニタする波長数の増加すればPDの数も増加するため、信頼性を維持することが困難になるという課題もあった。さらに、AWGでの波長分波は固定波長間隔であるために、異なる波長間隔の光信号を多重する高密度波長多重方式(DWDM:Dense Wavelength Division Multiplexing)に適用できないという課題があった。これらの課題は、光分波器としてのAWGが多重される光の波長の数や間隔に柔軟に対応できないことに起因している。
そこで、前記課題を解決するため、本発明は、多重される光の波長の数や間隔に柔軟に対応できる光分波器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る光分波器は、分波する波長間隔の大きなAWGの出力ポートのそれぞれに可変波長フィルタを接続した構造としている。
具体的には、本発明に係る第1の光分波器は、入力される波長多重光を複数の波長領域の分波光に分波し、前記複数の分波光をそれぞれ光出力端の出力ポートから出力するアレイ導波路回折格子型光分波器と、前記アレイ導波路回折格子型光分波器の前記光出力端に前記出力ポート毎に接続され、前記分波光のうち選択された波長の光のみ透過させる複数の可変波長フィルタと、を備える。
第1の光分波器は、AWGが波長多重光信号から所定の波長範囲で広帯域に波長分割した後に、可変波長フィルタで所望の波長の光信号を取り出す。可変波長フィルタが高分解能であるため、第1の光分波器は、取り出す光信号の波長間隔を各ITUグリッドに対応させることが可能になる。従って、本発明は、多重される光の波長の数や間隔に柔軟に対応できる光分波器を提供することができる。
このため、第1の光分波器を波長多重光モニタに利用すれば、PDの数を一定にしたまま、波長多重光信号の波長数を増加させることができ、波長多重光モニタの製造コストを低減でき、信頼性を維持することができる。また、波長間隔の異なるDWDMの波長多重光モニタにも利用することができる。
さらに、可変波長フィルタ単独の光分波器より波長選択範囲の狭い可変波長フィルタを使用できるため、波長選択精度が高く、廉価な光分波器を提供できる。
第1の光分波器の前記可変波長フィルタは、中心軸から外周に向けて屈折率が低減する屈折率分布型レンズ、前記屈折率分布型レンズの中心軸方向の一端に取り付けられた誘電体多層膜ミラー及び前記屈折率分布型レンズの中心軸方向の他端に互いの光軸が揃うように接続されたシングルモード光ファイバを有する導波路と、2本の前記導波路が一組となり、内部でそれぞれの前記誘電体多層膜ミラーがギャップを介して対向するように両端から前記導波路が挿入されるキャピラリと、前記キャピラリに挿入された一組の前記導波路の少なくとも一方を光軸方向へ動かして前記ギャップを調整するアクチュエータと、を有し、前記キャピラリに挿入された一組の前記導波路の一方が前記アレイ導波路回折格子型光分波器の前記光出力端の前記出力ポートのひとつに接続されていることを特徴とすることができる。
前記可変波長フィルタは、高度の組み立て技術が不要で製造が容易であるため、廉価な光分波器を提供できる。
本発明に係る第2の光分波器は、入力される波長多重光を複数の波長領域の分波光に分波し、前記複数の分波光をそれぞれ光出力端の出力ポートから出力するアレイ導波路回折格子型光分波器と、前記アレイ導波路回折格子型光分波器の前記光出力端に接続され、それぞれの前記分波光から前記分波光毎に一意的に選択した波長の光のみ透過させる1つの可変波長フィルタと、を備えてもよい。
また、第2の光分波器の前記可変波長フィルタは、中心軸から外周に向けて屈折率が低減する屈折率分布型レンズ、前記屈折率分布型レンズの中心軸方向の一端に取り付けられた誘電体多層膜ミラー及び前記屈折率分布型レンズの中心軸方向の他端に互いの光軸が揃うように接続されたシングルモード光ファイバを有する導波路と、2本の前記導波路が一組となり、内部でそれぞれの前記誘電体多層膜ミラーがギャップを介して対向するように両端から前記導波路が複数組挿入されるキャピラリと、前記キャピラリに挿入された複数組の前記導波路の少なくとも一方を光軸方向へ同時に動かして前記キャピラリ内のそれぞれの前記ギャップを同時に調整するアクチュエータと、を有し、前記キャピラリに挿入された複数組の前記導波路の一方が前記アレイ導波路回折格子型光分波器の前記光出力端のそれぞれの前記出力ポートに接続されていることを特徴とすることができる。
第2の光分波器は、第1の光分波器で説明した効果と同様の効果を得ることができる。
本発明によれば、多重される光の波長の数や間隔に柔軟に対応できる光分波器を提供することができる。
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施例であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
(実施の形態1)
図2は、第1の光分波器の実施形態である光分波器311の構成を示す図である。光分波器311は、波長多重光モニタ511の構成の一部である。波長多重光モニタ511は、光分波器311と、光分波器311に波長多重光を入力する光ファイバ35と、光分波器311の出力光を集光するレンズ33と、光分波器311の出力光を受光する受光素子のPD32を含む。
光分波器311は、入力端11の入力ポート12から入力される波長多重光を複数の波長領域の分波光に分波し、前記複数の分波光をそれぞれ光出力端19の出力ポート18から出力するAWG101と、AWG101の光出力端19に出力ポート18毎に接続され、前記分波光のうち選択された波長の光のみ透過させる複数の可変波長フィルタ102と、を備える。
図2の光分波器311は、AWG101(波長帯域1530〜1625nm、波長間隔24nm)の4つの出力ポート18にV溝ブロック27で波長可変フィルタ102の導波路61を接続している。
AWG101は入力ポート12から入ってきた波長多重光を大きく4つの波長帯域に分離し、4つの出力ポート18ヘ出力する。光ファイバ35からの波長多重光は、例えば、波長帯域1530〜1625nm、波長間隔はITU規定のもので100GHzである。
可変波長フィルタ102は、例えば、ファブリペロー(FP)共振器である。FP共振器の共振長をアクチュエータで変化させることで、どのような波長間隔の波長多重光でもスペクトラムを求めることができる。可変波長フィルタ102を説明するために図2の光分波器311のうち、一つの可変波長フィルタ102についての断面を図3に示す。
可変波長フィルタ102は、中心軸から外周に向けて屈折率が低減する屈折率分布型レンズ51、屈折率分布型レンズ51の中心軸方向の一端に取り付けられた誘電体多層膜ミラー52及び屈折率分布型レンズ51の中心軸方向の他端に互いの光軸が揃うように接続されたシングルモード光ファイバ53を有する導波路61と、2本の導波路61が一組となり、内部でそれぞれの誘電体多層膜ミラー52がギャップLcを介して対向するように両端から導波路61が挿入されるキャピラリ71と、キャピラリ71に挿入された一組の導波路61の少なくとも一方を光軸方向へ動かしてギャップLcを調整するアクチュエータ72と、を有し、キャピラリ71に挿入された一組の導波路61の一方がAWG101の光出力端19の出力ポート18のひとつに接続されている。
図3で導波路61部分を説明する。可変波長フィルタ102の2つの導波路61は導波路61a及び導波路61bである。
屈折率分布型レンズ51は、例えば、GRINレンズ又はグレーデッドインデックスファイバを所望の長さにカットしたものである。誘電体多層膜ミラー52は、例えば、ハーフミラーである。SiOやTiOを蒸着又はスパッタすることで形成できる。
導波路61は、シングルモード光ファイバ53の先端に屈折率分布型レンズ51を融着接続した後に、屈折率分布型レンズ51を適当な長さでカットして製造する。屈折率分布型レンズ51の屈折率分布と長さを適当にするとシングルモード光ファイバ53から屈折率分布型レンズ51に入った光はコリメート光として導波路61から出射される。2本の導波路61の屈折率分布型レンズ51を対向させると極めて結合損失の小さいコリメート光学系が構成できる。
対向させた屈折率分布型レンズ51の両方の先端に誘電体多層膜ミラー52を形成すると、FP共振器が構成できる。ギャップLcの長さを変えることでパスバンドの中心波長が変化し、可変波長フィルタとすることができる。このFP共振器は屈折率分布型レンズ51で構成されているために、光軸方向(Z方向)に10μm程度動かしても、損失変動は0.001dB以下と極めて小さく、さらに光軸に垂直な方向(X,Y方向)に2μm程度動かした場合でもその損失変動は0.03dBと小さい。このため、共振長の変化に伴う損失変動の小さい可変波長フィルタが実現できる。
キャピラリ71は、内径寸法公差が小さい精密ガラスキャピラリが好ましい。キャピラリ71に導波路61a及び導波路61bを挿入するので、キャピラリ71の内径はシングルモード光ファイバ53の外径より若干大きい。具体的には、シングルモード光ファイバ53のコア径は10μm、外径は125±0.5μmである。キャピラリ71の内径は126μm以上127μm以下である。
キャピラリ71の両端から導波路61a及び導波路61bを挿入し、キャピラリ71内部で誘電体多層膜ミラー52を対向させてギャップLcを形成すると低損失のコリメート光学系のFP共振器が容易に構成できる。可変波長フィルタ102の場合、導波路61aをキャピラリ71の内面に固定する。一方、導波路61bはキャピラリ71内で可動状態としておく。導波路61bの位置を変えることでギャップLcの長さが変わり、可変波長フィルタ102のパスバンドの中心波長が変化する。
ギャップLcの長さを変えるため、可変波長フィルタ102は、導波路61bを光軸方向へ動かしてギャップLcを調整するアクチュエータ72をさらに備える。可変波長フィルタ102のアクチュエータ72は中空積層ピエゾアクチュエータである。中空積層ピエゾアクチュエータはPZTの積層で構成され、低電圧で積層方向に大きく伸縮させることができる。例えば、中空積層ピエゾアクチュエータは、伸縮方向の長さが10mmであり、30Vで5μm伸縮する。
アクチュエータ72の両側に保持板73a及び保持板73bを取り付ける。保持板73aの孔にキャピラリ71を差し込んで固定する。一方、保持板73bにもキャピラリ71を差し込む。保持板73bとキャピラリ71とは固定せず可動状態としておく。キャピラリ71の両側を保持板73a及び保持板73bで保持するため、可変波長フィルタ102は、アクチュエータ72の駆動でギャップLcを安定して可変できる。
波長多重光モニタ511は、アクチュエータ72でギャップLcを伸縮させて、可変波長フィルタ102の中心波長を変化させている。波長多重光モニタ511は、可変波長フィルタ102が出力する波長多重光のスペクトラムをPD受光素子32で測定する。また、波長多重光モニタ511は、DWDMの波長間隔の制限を受けることなく、12.5GHz、25GHz、50GHz、100GHz、200GHzのITU波長間隔を測定可能である。図1のような従来のAWGのみの波長多重モニタ501の場合、100個以上のPDが必要であるが、波長多重光モニタ511は4個のPD32でモニタすることができる。
ここで、FP共振器の基本特性は以下のように表される。自由スペクトラルレンジ(FSR)は数式(1)のように表される。
FSR=C/(2×n×lc) (1)
ここでCは光速、nはギャップLc内の屈折率、lcはギャップLcの長さである。このため、ギャップLcの長さlcをアクチュエータ72でわずかに変化させると、FSRが変化する。
一方、フィネス(F)は数式(2)のように表される。
F=FSR/FWHM=π/(1−R) (2)
ここでFWHMはバンドパスの半値幅、Rは誘電体多層膜ミラー52の反射率である。
波長多重光モニタ511は、AWG101で4つの波長帯域に分割しているため可変波長フィルタ102のFSRはその分だけ小さくなり、可変波長フィルタ102の可変範囲を狭くすることができる。これは、アクチュエータ72の作動距離が短くて済むので、例えば、ピエゾアクチュエータの場合、低電圧動作、線形動作に近づくなどの利点がある。さらに、以下に説明するように、AWG101で4つの波長帯域に分割することで可変波長フィルタ102の分解能が改善され、波長多重光モニタ511は、DWDMの各波長信号のスペクトラムが詳細に計測可能になるという利点もある。
誘電体多層膜ミラー52の反射率を大きくすることには限界がある。ここではある反射率の誘電体多層膜ミラー52を用いたとすると数式(2)からフィネス(F)はある一定の値になる。可変波長フィルタ102の分解能を決める半値幅(FWHM)は数式(2)からF×FSRとなるので、Fが一定とするとFSRが小さくなるほどFWHMは小さくなることがわかる。そのため、AWG101で帯域分割してFSRを小さくすることで同じ誘電体多層膜ミラー52を使用していても、可変波長フィルタ102の分解能が向上する。このため、波長多重光モニタ511は、入力される波長多重光の波長間隔が狭くても多重された光信号のスペクトラムが計測できる。さらに、入力される波長多重光の波長間隔が広い場合には、多重された光信号の詳細なスペクトラムを計測できる。
AWG101の4本の出力ポート18をそれぞれ出力ポート18−1から出力ポート18−4とする。図4は、出力ポート18−1から出力ポート18−4について、それぞれのパスバンドの波長帯域Aからパスバンドの波長帯域Dを重畳して示した図である。さらに出力ポート18毎の可変波長フィルタ102におけるスペクトラムの移動も図4に示した。アクチュエータ72が積層ピエゾアクチュエータの場合、積層ピエゾアクチュエータは電圧挿引することで伸縮するため、可変波長フィルタ102の中心波長は図4で左右に移動する。一般に積層ピエゾアクチュエータはヒステリシスを示すため、電圧上昇時と下降時で同じ電圧に対して異なる中心波長を示す。これを避けるために可変波長フィルタ102により測定されるスペクトラムは、a1からa2、b1からb2、c1からc2、d1からd2へと一方向に移動するときのみスペクトルを取得するようにし、ヒステリシスの影響を避けている。このように、波長多重光モニタ511は、光分波器311を利用するため、多重される光の波長の数や間隔に柔軟に対応できる。
本実施例で波長分割にAWGを用いたが、波長分解できれば、他の方法でも同じ効果が得られる。例えば、1×4のスプリッタで4つに分け、さらにその4本の出力にバンドパスフィルターを配置して4つの波長帯域を取り出し、その後に可変波長フィルタを設置することも可能である。
(実施の形態2)
図5は、第2の光分波器の実施形態である光分波器312の外観を示す図である。波長多重モニタ512の構成の一部である。波長多重モニタ512は、光分波器312と、光分波器312に波長多重光を入力する光ファイバ35と、光分波器312の出力光を集光する平板型マイクロレンズアレイ43と、光分波器312の出力光を受光するPDアレイ42を含む。
光分波器312は、入力端11の入力ポート12から入力される波長多重光を複数の波長領域の分波光に分波し、前記複数の分波光をそれぞれ光出力端19の出力ポート18から出力するAWG101と、AWG101の光出力端19に接続され、それぞれの前記分波光から前記分波光毎に一意的に選択した波長の光のみ透過させる1つの可変波長フィルタ103と、を備える。
図5の光分波器312は、AWG101(波長帯域1530〜1625nm、波長間隔24nm)の出力端19にV溝ブロック27で波長可変フィルタ103の導波路61を接続している。
図6は、可変波長フィルタ103を説明するために、波長多重モニタ512をAWG101の面と平行に切断した断面図のうち可変波長フィルタ103付近の図である。可変波長フィルタ103は、中心軸から外周に向けて屈折率が低減する屈折率分布型レンズ51、屈折率分布型レンズ51の中心軸方向の一端に取り付けられた誘電体多層膜ミラー52及び屈折率分布型レンズ51の中心軸方向の他端に互いの光軸が揃うように接続されたシングルモード光ファイバ53を有する導波路61と、2本の導波路61が一組となり、内部でそれぞれの誘電体多層膜ミラー53がギャップLcを介して対向するように両端から導波路61が複数組挿入されるキャピラリ91と、キャピラリ91に挿入された複数組の導波路61の少なくとも一方を光軸方向へ同時に動かしてそれぞれのキャピラリ91内のギャップLcを同時に調整するアクチュエータ72と、を有し、キャピラリ91に挿入された複数組の導波路61の一方がAWG101の光出力端19のそれぞれの出力ポート18に接続されている。
可変波長フィルタ103は、図3で説明した導波路61a及び導波路61bで構成されるFP共振器を4つ内蔵する。キャピラリ91は複数組の導波路61a及び導波路61bが挿入できるような孔を持つ。キャピラリ91の代替として4本のガラスV溝とその上蓋の間にわずかに隙間を持たせた構造体を使用しても良い。
保持板73aはキャピラリ91を固定し、保持板73bはそれぞれの導波路61bを固定する。アクチュエータ72が保持板73aと保持板73bの間で伸縮するため、可変波長フィルタ103は、4つのFP共振器の共振波長を同時に変化させることができる。アクチュエータ72が積層ピエゾアクチュエータの場合、ある電圧を印加したとき、それぞれのFP共振器を透過する波長は一意に設定されることになる。
可変波長フィルタ103の導波路61aのAWG101側には、V溝ブロック27が取り付けられている。例えば、V溝ブロック27の溝の間隔が250μmの場合、導波路61aはV溝ブロック27の溝の間隔に配列されるので、可変波長フィルタ103は4つのFP共振器は250μm間隔で内蔵する。
V溝ブロック27をAWG101の出力端に接続することで、AWG101の光出力端19の4つの出力ポート18のそれぞれに導波路61aが接続される。なお、AWG101には、補強と光学接続面を出すために補強板39が取り付けられている。可変波長フィルタ103のAWG101の反対側には、さらにV溝ブロック47、平板型マイクロレンズアレイ43、PDアレイ42が接続される。
可変波長フィルタ103の4つのFP共振器においてパスバンドの中心波長の初期値はAWG101で分波される波長帯域のどちらか一方の端になるようにあらかじめギャップLcがセットされている。さらに可変波長フィルタ103の出力ファイバの先端に平板型マイクロレンズアレイ43を取り付け、集光されたビームはPDアレイ42の各受光面に照射される。
本発明に係る光分波器は、PD又はPDアレイの代替として4芯テープファイバを接続することで、4アレイの可変波長フィルタとしても使用できる。
従来の波長多重光モニタの構成を示した図である。 本実施形態の光分波器の構成を示した図である。 本実施形態の光分波器における可変波長フィルタを説明するための図である。 本実施形態の光分波器において、AWGの出力ポートの波長帯域と可変波長フィルタの透過波長を説明するための図である。 本実施形態の光分波器の構成を示した図である。 本実施形態の光分波器における可変波長フィルタを説明するための図である。
符号の説明
501、511、512:波長多重光モニタ
311、312:光分波器
101:AWG
102、103:可変波長フィルタ
10:基板
11入力端
12:入力ポート
13:入力チャネル導波路
14:入力スラブ導波路
15:アレイ導波路
16:出力スラブ導波路
17:出力チャネル導波路
18、18−1、18−2、18−3、18−4:出力ポート
19:光出力端
27、37、47:V溝ブロック
31、42:フォトダイオード(PD)アレイ
32:PD受光素子
33:レンズ
35:光ファイバ
39:補強板
43:平板型マイクロレンズアレイ
51:屈折率分布型レンズ
52:誘電体多層膜ミラー
53:シングルモード光ファイバ
61、61a、61b:導波路
71、91:キャピラリ
72:アクチュエータ
73a、73b:保持板
A〜D:AWG101の各出力ポートから出力される光の波長帯域
a1、a2、b1、b2、c1、c2、d1、d2:可変波長フィルタ102で透過される波長多重光のスペクトラム
Lc:ギャップ

Claims (4)

  1. 入力される波長多重光を複数の波長領域の分波光に分波し、前記複数の分波光をそれぞれ光出力端の出力ポートから出力するアレイ導波路回折格子型光分波器と、
    前記アレイ導波路回折格子型光分波器の前記光出力端に前記出力ポート毎に接続され、前記分波光のうち選択された波長の光のみ透過させる複数の可変波長フィルタと、
    を備える光分波器。
  2. 前記可変波長フィルタは、
    中心軸から外周に向けて屈折率が低減する屈折率分布型レンズ、前記屈折率分布型レンズの中心軸方向の一端に取り付けられた誘電体多層膜ミラー及び前記屈折率分布型レンズの中心軸方向の他端に互いの光軸が揃うように接続されたシングルモード光ファイバを有する導波路と、
    2本の前記導波路が一組となり、内部でそれぞれの前記誘電体多層膜ミラーがギャップを介して対向するように両端から前記導波路が挿入されるキャピラリと、
    前記キャピラリに挿入された一組の前記導波路の少なくとも一方を光軸方向へ動かして前記ギャップを調整するアクチュエータと、
    を有し、前記キャピラリに挿入された一組の前記導波路の一方が前記アレイ導波路回折格子型光分波器の前記光出力端の前記出力ポートのひとつに接続されていることを特徴とする請求項1に記載の光分波器。
  3. 入力される波長多重光を複数の波長領域の分波光に分波し、前記複数の分波光をそれぞれ光出力端の出力ポートから出力するアレイ導波路回折格子型光分波器と、
    前記アレイ導波路回折格子型光分波器の前記光出力端に接続され、それぞれの前記分波光から前記分波光毎に一意的に選択した波長の光のみ透過させる1つの可変波長フィルタと、
    を備える光分波器。
  4. 前記可変波長フィルタは、
    中心軸から外周に向けて屈折率が低減する屈折率分布型レンズ、前記屈折率分布型レンズの中心軸方向の一端に取り付けられた誘電体多層膜ミラー及び前記屈折率分布型レンズの中心軸方向の他端に互いの光軸が揃うように接続されたシングルモード光ファイバを有する導波路と、
    2本の前記導波路が一組となり、内部でそれぞれの前記誘電体多層膜ミラーがギャップを介して対向するように両端から前記導波路が複数組挿入されるキャピラリと、
    前記キャピラリに挿入された複数組の前記導波路の少なくとも一方を光軸方向へ同時に動かして前記キャピラリ内のそれぞれの前記ギャップを同時に調整するアクチュエータと、
    を有し、前記キャピラリに挿入された複数組の前記導波路の一方が前記アレイ導波路回折格子型光分波器の前記光出力端のそれぞれの前記出力ポートに接続されていることを特徴とする請求項3に記載の光分波器。
JP2007243334A 2007-09-20 2007-09-20 光分波器 Pending JP2009075291A (ja)

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