JP4957578B2 - 光通信装置、光通信システムおよび光通信方法 - Google Patents

光通信装置、光通信システムおよび光通信方法 Download PDF

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Description

この発明は、光パケット信号を伝送する光通信装置、光通信システムおよび光通信方法に関する。
従来、スーパーコンピュータなどの並列計算機間を接続するインターコネクトシステムや、高速ルータ内の信号スイッチングにおける電気配線技術のボトルネック(帯域、物量)を回避するために、インターコネクトシステムや信号スイッチングに対して、広帯域特性を有する光伝送技術を適用することが検討されている。
現在、信号スイッチングに対して導入されている光インターコネクトシステムにおいては、一旦光信号を電気信号に変換してスイッチングを行う。このため、帯域が増加するとスイッチングのポート数が増加し、スイッチ規模が拡大してしまう。これに対して、信号スイッチングについても光信号のまま行う光パケットスイッチの検討が進められている(たとえば、下記特許文献1参照。)。
図19は、従来の光通信システムの機能的構成を示すブロック図である。図19に示すように、従来の光通信システム1900は、ノード#1〜#4およびN:Nスイッチ装置1930によって構成されている。ノード#1〜#4のそれぞれは、情報処理を行う計算機1920と、計算機1920が処理する情報を光パケット信号によって伝送する光通信装置1910と、を備えている。
光通信システム1900は、ノード#1〜#4の各光通信装置1910の間で相互に光パケット信号を伝送する光パケットインタコネクトシステムを構成している。ノード#1〜#4の各光通信装置1910の送信部および受信部は、N:Nスイッチ装置1930に接続されている。N:Nスイッチ装置1930は、ノード#1〜#4の各光通信装置1910が互いに送受信する光パケット信号のスイッチングを行う。
特開2007−20040号公報
しかしながら、上述した従来技術では、N:Nスイッチ装置1930に発生した障害が、ノード#1〜#4の間のすべての光パケット伝送に影響を与える。このため、光通信システム1900全体の障害耐性が低いという問題がある。また、N:Nスイッチ装置1930に発生した障害の影響を回避するために予備のN:Nスイッチ装置を設けると、光通信システム1900のサイズおよびコストが増大するという問題がある。
また、光信号を光信号のまま保持できるバッファ素子(遅延素子)は実現が困難であるため、パケット信号を光のままスイッチングする場合には、ノード#1〜#4から送信される各光パケット信号のN:Nスイッチ装置1930への到達タイミングがばらつく。このため、各光パケット信号の境界部分に設けるガードタイム部を長く設ける必要があり、パケット伝送効率が劣化するという問題がある。
開示の光通信装置、光通信システムおよび光通信方法は、上述した問題点を解消するものであり、システムの障害耐性およびパケット伝送効率を向上させることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この光通信装置は、3以上の光通信装置の間で相互に光パケット信号を伝送する光通信システムに含まれる前記光通信装置において、前記3以上の光通信装置のうちの自装置以外の光通信装置にそれぞれ接続された各送信ポートからそれぞれ光パケット信号を送信する送信手段と、前記自装置以外の光通信装置にそれぞれ接続された各受信ポートから受信する光パケット信号のうちの自装置宛の光パケット信号を選択して取得する光スイッチと、前記光スイッチによって取得された光パケット信号を受信する受信手段と、を備えることを要件とする。
上記構成によれば、光パケット信号の経路切換を行う光スイッチを各光通信装置に分散して設けることで、1つのノードの光スイッチに障害が発生しても、障害が発生していないノード間では光パケット信号の伝送を継続することができる。このため、光通信システム全体の障害耐性を向上させることができる。
開示の光通信装置、光通信システムおよび光通信方法によれば、システムの障害耐性およびパケット伝送効率を向上させることができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる光通信装置、光通信システムおよび光通信方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1にかかる光通信システムの機能的構成を示すブロック図(その1)である。図1に示すように、実施の形態1にかかる光通信システム100は、ノード#1〜#4によって構成されている。ノード#1〜#4のそれぞれは、情報処理を行う計算機120と、計算機120が処理する情報を光パケット信号によって伝送する光通信装置110と、を備えている。
ノード#1〜#4の各光通信装置110(3以上の光通信装置)は、互いにメッシュ状に接続されている。光通信システム100は、ノード#1〜#4の各光通信装置110の間で相互に光パケット信号を伝送する光パケットインタコネクトシステムを構成している。ここではノード#1の光通信装置110の構成について説明するが、ノード#2〜#4の構成も同様である。
ノード#1の光通信装置110は、送信部111と、光スイッチ112と、受信部113と、を備えている。ノード#1の計算機120は、ノード#2〜#4のいずれかへ送信するためのデータをパケット単位で区切る。計算機120は、区切った各パケット情報を宛先情報とともに送信部111へ出力する。宛先情報が示す宛先は、ここではノード#2〜#4の各光通信装置110のうちのいずれかである。
送信部111は、計算機120から出力されたパケット情報に基づいて光パケット信号を生成する。送信部111は、ノード#2〜#4の各光通信装置110(自装置以外の光通信装置)にそれぞれ接続された3つの送信ポートを備えている。送信部111は、生成した光パケット信号を3つの送信ポートからそれぞれ出力する。これにより、ノード#2〜#4の各光通信装置110へ光パケット信号がそれぞれ送信される。
送信部111は、たとえば、光パケット信号の宛先に関係なく、光パケット信号を3分岐し、分岐した各光パケット信号をそれぞれ3つの送信ポートから送信する分岐器である。または、送信部111は、3つの送信ポートのうちの、光パケット信号の宛先のノードの光通信装置110と接続された送信ポートを選択し、選択した送信ポートから光パケット信号を送信する光スイッチであってもよい。
光スイッチ112は、ノード#2〜#4の各光通信装置110とそれぞれ接続された3つの受信ポートを備えている。ノード#2〜#4の各光通信装置110から送信され、3つの受信ポートにそれぞれ入力された各光パケット信号のうちのノード#1の光通信装置110宛(自装置宛)の光パケット信号を選択して取得する。光スイッチ112は、取得した光パケット信号を受信部113へ出力する。
受信部113は、光スイッチ112から出力された光パケット信号を受信する。受信部113は、受信した光パケット信号を元のパケット情報に変換して計算機120へ出力する。計算機120は、受信部113から順次出力される各パケット情報を取得する。計算機120は、取得した各パケット情報を用いて元のデータを再現する。
図2は、実施の形態1にかかる光通信システムの機能的構成を示すブロック図(その2)である。図2において、図1に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。また、伝送対象のデータの流れを実線矢印で示し、その他の制御信号の流れを点線矢印で示す(以下のブロック図,シーケンス図においても同様)。光通信システム100は、図1に示した構成に加えて、マスタクロック管理部210を備えている。
マスタクロック管理部210は、ノード#1〜#4の各光通信装置110のそれぞれから等距離の位置に設けられる。マスタクロック管理部210は、ノード#1〜#4の各光通信装置110に対してクロック信号を同時に送信する。ノード#1〜#4の各送信部111は、マスタクロック管理部210から出力されたクロック信号を基準とした送信タイミングによって光パケット信号を送信する。
また、ノード#1〜#4の各受信部113は、マスタクロック管理部210から出力されたクロック信号を基準とした受信タイミングによって光パケット信号を受信する。これにより、ノード#1〜#4の各光通信装置110が、クロック信号を基準として互いに同期したタイミングで光パケット信号を伝送することができる。クロック信号は、電気信号であってもよいし、光信号であってもよい。
図3は、図1に示したノード#1の光通信装置の構成例を示すブロック図である。図3においてはノード#1の光通信装置110の構成について説明するが、ノード#2〜#4の各光通信装置110の構成も同様である。図3に示すように、ノード#1の光通信装置110は、計算機I/F301と、送信要求処理部303と、パケット送信制御部302と、光送信機304と、1:Nカプラ305と、N:1スイッチ306と、受信要求処理部307と、光受信機308と、パケット受信制御部309と、を備えている。
計算機I/F301は、光通信装置110と計算機120とを接続するインターフェースである。パケット送信制御部302、送信要求処理部303、光送信機304および1:Nカプラ305は、図1の送信部111を構成している。パケット送信制御部302は、計算機I/F301を介して計算機120から出力されたパケット情報を取得する。
パケット送信制御部302は、取得したパケット情報の宛先情報を送信要求処理部303へ出力する。また、パケット送信制御部302は、送信要求処理部303へ出力した宛先情報に対して、送信要求処理部303からタイムスロット情報が出力されるのを待ち、出力されたタイムスロット情報を取得する。また、パケット送信制御部302は、送信要求処理部303から出力されるクロック信号を取得する。
また、パケット送信制御部302は、取得したパケット情報に基づいて電気パケット信号を生成する。パケット送信制御部302は、タイムスロット情報を取得したあと待機して、クロック信号およびタイムスロット情報に基づく送信タイミングによって電気パケット信号を光送信機304へ出力する。この送信タイミングは、光パケット信号が宛先ノードの光通信装置110へ到達するタイミングが、クロック信号を基準とした各タイムスロットのうちのタイムスロット情報が示すタイムスロットとなる送信タイミングである。
送信要求処理部303は、ノード#2〜#4の各受信要求処理部307およびマスタクロック管理部210と接続された制御信号ラインを有する。送信要求処理部303は、パケット送信制御部302から出力された宛先情報に基づいて、ノード#2〜#4のうちの宛先情報が示すノードの受信要求処理部307へ送信要求を送信する。送信要求には、送信元(ノード#1)や、送信する光パケット信号のサイズなどの情報が含まれる。
また、送信要求処理部303は、送信要求を送信したノードから、送信した送信要求にかかる光パケット信号のタイムスロット情報を受信する。光パケット信号のタイムスロット情報とは、その光パケット信号の伝送を許可するタイムスロットを示す情報である。送信要求処理部303は、受信したタイムスロット情報をパケット送信制御部302へ出力する。また、送信要求処理部303は、マスタクロック管理部210から送信されたクロック信号を受信して、受信したクロック信号を送信要求処理部303へ出力する。
光送信機304は、パケット送信制御部302から出力された電気パケット信号を光パケット信号に変換する。光送信機304は、たとえば、パケット送信制御部302から出力された電気パケット信号を電気−光変換するため、LD(Laser Diode)や、一定振幅、強度のレーザ光に対して信号変調を行う光変調器で構成される。光送信機304は、変換した光パケット信号を1:Nカプラ305へ出力する。
1:Nカプラ305は、光送信機304から出力された光パケット信号をN分岐して、分岐した各光パケット信号をノード#2〜#4の各受信部113へ送信する。1:Nカプラ305は、ここではノード#2〜#4の各N:1スイッチ306の受信ポートに接続された3つの送信ポートを備える1:3カプラである。1:Nカプラ305は、光パケット信号を3分岐して、分岐した各光パケット信号を各送信ポートからそれぞれ送信する。
N:1スイッチ306は、図1に示した光スイッチ112を構成している。ここでは、N:1スイッチ306は、ノード#2〜#4の各光通信装置110とそれぞれ接続された3つの受信ポートを備える3:1スイッチである。N:1スイッチ306の各受信ポートには、ノード#2〜#4の各光通信装置110から送信された光パケット信号がそれぞれ入力される。N:1スイッチ306は、3つの受信ポートのうちの1つの受信ポートを選択し、選択した受信ポートから入力された光パケット信号を取得する。
N:1スイッチ306は、取得した光パケット信号を光受信機308へ出力する。N:1スイッチ306は、選択する受信ポートを、受信要求処理部307から出力される切替信号に従って切り替える。N:1スイッチ306には、半導体光増幅器(SOA:Semiconductor Optical Amplifier)や、ニオブ酸リチウム(LiNbO3)などの強誘電体を用いた光スイッチなどを適用することができる。
受信要求処理部307、光受信機308およびパケット受信制御部309は、図1の受信部113を構成している。受信要求処理部307は、ノード#2〜#4の各送信要求処理部303およびマスタクロック管理部210と接続された制御信号ラインを有する。受信要求処理部307は、ノード#2〜#4の各送信要求処理部303から送信された各送信要求に基づいて、ノード#1が受信する光パケット信号の優先順位を決定する。
受信要求処理部307は、決定した優先順位と、パケット受信制御部309から通知されるパケット情報の蓄積状態と、に基づいて各光パケット信号の送信を許可するタイムスロットを設定する。受信要求処理部307は、設定した各タイムスロットを示す各タイムスロット情報を、ノード#2〜#4のうちの送信要求を送信してきたノードに対してそれぞれ送信する。また、受信要求処理部307は、マスタクロック管理部210から送信されたクロック信号を取得する。受信要求処理部307は、取得したクロック信号を基準としたタイムスロットによってN:1スイッチ306へ切替信号を出力する。
具体的には、受信要求処理部307は、設定した各タイムスロットにタイミングを合わせて、そのタイムスロットに光パケット信号の送信を許可したノードの光通信装置110に接続された受信ポートを選択するようにN:1スイッチ306へ切替信号を出力する。これにより、各タイムスロットにおいて、そのタイムスロットに光パケット信号の送信を許可したノードから送信された光パケット信号を受信することができる。
光受信機308は、N:1スイッチ306から出力された光パケット信号を電気パケット信号に変換する。光受信機308は、変換した電気パケット信号をパケット受信制御部309へ出力する。光受信機308は、たとえば、N:1スイッチ306から出力された光パケット信号を光−電気変換するPD(Photo Diode)である。
パケット受信制御部309は、光受信機308から出力された電気パケット信号をパケット情報に変換して蓄積する。パケット受信制御部309は、蓄積したパケット情報を順次、計算機I/F301を介して計算機120へ出力する。また、パケット受信制御部309は、パケット情報の蓄積状態を受信要求処理部307へ通知する。
図4は、図3に示したパケット送信制御部の構成例を示すブロック図である。図4において、図3に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図4に示すように、パケット送信制御部302は、アドレス処理部401と、送信バッファ部402と、データ変換部403と、を備えている。アドレス処理部401は、計算機I/F301を介して計算機120から出力されたパケット情報を取得する。
アドレス処理部401は、取得したパケット情報を、宛先ごとに送信バッファ部402に蓄積する。また、アドレス処理部401は、送信バッファ部402に蓄積したパケット情報の宛先情報を送信要求処理部303へ出力する。また、アドレス処理部401は、送信要求処理部303へ出力した宛先情報に対して送信要求処理部303から出力されたタイムスロット情報を取得する。また、アドレス処理部401は、送信要求処理部303から出力されるクロック信号を取得する。
アドレス処理部401は、上述した送信タイミングによって、パケット情報を送信バッファ部402から読み出してデータ変換部403へ出力する。データ変換部403は、アドレス処理部401から出力されたパケット情報を電気パケット信号に変換する。データ変換部403は、変換した電気パケット信号を光送信機304へ出力する。
図5は、図3に示したパケット受信制御部の構成例を示すブロック図である。図5において、図3に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図5に示すように、パケット受信制御部309は、データ変換部501と、バッファ処理部502と、受信バッファ部503とを備えている。データ変換部501は、光受信機308から出力された電気パケット信号を計算機120に対応したパケット情報に変換する。
データ変換部501は、変換したパケット情報をバッファ処理部502へ出力する。バッファ処理部502は、データ変換部501から出力されたパケット情報を受信バッファ部503に蓄積する。また、バッファ処理部502は、受信バッファ部503に蓄積したパケット情報を順次、計算機I/F301を介して計算機120へ出力する。また、バッファ処理部502は、パケット情報の蓄積状態を受信要求処理部307へ通知する。
図6は、図4に示したデータ変換部が生成する電気パケット信号の一例を示す図である。図6に示すように、パケット送信制御部302のデータ変換部403が生成する電気パケット信号610は、ヘッダ部611と、ペイロード部612と、テイラー部613と、から構成されている。また、電気パケット信号610の前後には、それぞれガードタイム部621およびガードタイム部622が設けられる。
ヘッダ部611は、光パケット信号を伝送するために必要な各種情報を含む部分である。光パケット信号を送信するために必要な各種情報とは、光パケット信号の宛先情報や、送信元のノードの情報や、光パケット信号によって伝送するデータのサイズや種類の情報や、受信側で光パケット信号の先頭を検出するための先頭検出コードが含まれている。
ペイロード部612は、光パケット信号による伝送の対象のデータを含む部分である。光パケット信号による伝送の対象のデータは、計算機120からパケット送信制御部302へ出力されたパケット情報に相当する情報である。ヘッダ部611はペイロード部612の前に付加される。また、テイラー部613はペイロード部612の後に付加される。
テイラー部613は、伝送する光パケット信号の品質を保証するための誤り検出情報などを含む部分である。誤り検出には、たとえばFCS(Frame Check Sequence)方式などを用いることができる。また、テイラー部613には、受信側で光パケット信号の末尾を検出するための末尾検出コードが含まれている。
ガードタイム部621およびガードタイム部622は、受信側の光通信装置110のN:1スイッチ306の切替時間や伝送量遅延量調整限界を保証するために、各電気パケット信号610の境界ごとに設けられる時間である。伝送量遅延量調整限界は、光パケット信号の送信タイミングの遅延量の調整の限界である。遅延量の調整の限界は、温度変動によるファイバ長の変化などの物理限界によって決まる。
図7は、光パケット信号の伝送動作の一例を示すシーケンス図である。ここではノード#1からノード#2へ光パケット信号を伝送する場合について説明するが、他のノード間で光パケット信号を伝送する場合についても同様である。まず、ノード#1の計算機120が、ノード#2の光通信装置110へ送信するためのパケット情報を、宛先情報とともにノード#1のパケット送信制御部302へ出力する(ステップS701)。
ステップS701によって計算機120から出力される宛先情報は、ノード#2を示す情報である。つぎに、パケット送信制御部302が、ステップS701によって計算機120から出力された宛先情報を送信要求処理部303へ出力する(ステップS702)。つぎに、送信要求処理部303が、ステップS702によって出力された宛先情報に基づいて、ノード#2の受信要求処理部307へ送信要求を送信する(ステップS703)。
つぎに、ノード#2の受信要求処理部307が、ステップS703によって送信された送信要求にかかる光パケット信号の送信を許可するタイムスロットを決定し、決定したタイムスロットのタイムスロット情報をノード#1の送信要求処理部303へ送信する(ステップS704)。つぎに、送信要求処理部303が、ステップS704によって送信されたタイムスロット情報をパケット送信制御部302へ出力する(ステップS705)。
つぎに、パケット送信制御部302が、ステップS705によって出力されたタイムスロット情報に基づいて時間Tだけ待機して、ステップS701により計算機120から出力されたパケット情報に基づく電気パケット信号を光送信機304へ出力する(ステップS706)。つぎに、光送信機304が、ステップS706により出力された電気パケット信号を光パケット信号に変換して、変換した光パケット信号を1:Nカプラ305を介してノード#2のN:1スイッチ306へ送信する(ステップS707)。
ノード#2の受信要求処理部307は、ステップS704によって決定したタイムスロットに合わせてN:1スイッチ306へ切替信号を出力し、N:1スイッチ306の選択受信ポートをノード#1に対応する受信ポートに切り替える(ステップS708)。つぎに、光受信機308が、ステップS707によって送信され、N:1スイッチ306を介して受信した光パケット信号を電気パケット信号に変換し、変換した電気パケット信号をパケット受信制御部309へ出力する(ステップS709)。
つぎに、パケット受信制御部309が、ステップS709によって出力された電気パケット信号をパケット情報に変換して計算機120へ出力し(ステップS710)、1つのパケット情報に対する一連の伝送動作を終了する。以下、計算機120から出力される伝送対象のパケット情報ごとに、上述したステップS701〜S710の伝送動作を行う。ここでは連続してノード#1からノード#2へ光パケット信号を送信する場合について図示しているが、伝送対象のパケット情報ごとに宛先のノードが異なっていてもよい。
このように、実施の形態1にかかる光通信システム100によれば、光パケット信号の経路切換を行う光スイッチをノード#1〜#4の各光通信装置110に分散して設けることで、1つのノードの光スイッチに障害が発生しても、障害が発生していないノード間では光パケット信号の伝送を継続することができる。このため、光通信システム100全体の障害耐性を向上させることができる。
なお、光通信システム100がノード#1〜#4の各光通信装置110によって構成されている場合について説明したが、光通信システム100は、3以上の光通信装置110の間で相互に光パケット信号を伝送する光通信システムに適用することができる。また、ノード#1〜#4において、光通信装置110と接続されるのは、それぞれ独立した計算機120には限られない。たとえば、計算機120に代えて、さらに他の通信システムと接続された光通信装置を光通信装置110と接続してもよい。
また、マスタクロック管理部210が、ノード#1〜#4の各光通信装置110のそれぞれから等距離の位置に設けられるとして説明したが、このような構成に限らず、マスタクロック管理部210から送信される各クロック信号が、ノード#1〜#4の各光通信装置110へ同時に到達すればよい。たとえば、マスタクロック管理部210は、ノード#1〜#4の各光通信装置110との距離に応じてクロック信号を遅延させることで、各クロック信号を各光通信装置110へ同時に到達させる。
また、送信部111を、3つの送信ポートのうちの、光パケット信号の宛先のノードの光通信装置110と接続された送信ポートから光パケット信号を送信する光スイッチによって構成する場合は、光スイッチ112に代えて、ノード#2〜#4の各光通信装置110とそれぞれ接続された3つの受信ポートを備える光カプラを設けてもよい。この光カプラは、ノード#2〜#4の各光通信装置110から送信され、3つの受信ポートのいずれかから入力された光パケット信号を取得して受信部113へ出力する。
(実施の形態2)
図8は、実施の形態2にかかる光通信システムの機能的構成を示すブロック図である。図8において、図1および図3に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図8においては、ノード#1〜#4のうちのノード#1およびノード#2の各光通信装置110を図示する。また、マスタクロック管理部210と、ノード#1およびノード#2の各光通信装置110の計算機I/F301と、は図示を省略する。
ノード#1の送信部111は、光パケット信号を送信する送信タイミングを、ノード#2〜#4の各光通信装置110のうちの光パケット信号の送信先の光通信装置110ごとに異なる遅延量によって調整する。送信先の光通信装置110ごとの遅延量は、送信先の各光通信装置110とノード#1の光通信装置110との伝送路長や、送信先の各光通信装置110の光スイッチの動作速度などに応じてあらかじめ定めておく。
ノード#1およびノード#2の各光通信装置110は、図3に示した構成において、N:1スイッチ306および1:Nカプラ305に代えて、N:2スイッチ801および2:Nカプラ802を備えている。N:2スイッチ801は、ノード#2〜#4の各光通信装置110とそれぞれ接続された3つの受信ポートと、光受信機308および2:Nカプラ802と接続された2つの出力ポートと、備える3:2スイッチである。
N:2スイッチ801の3つの受信ポートには、ノード#2〜#4の各光通信装置110から送信された光パケット信号がそれぞれ入力される。N:2スイッチ801は、3つの受信ポートのうちの1つの受信ポートを選択し、選択した受信ポートから入力された光パケット信号を取得する。また、N:2スイッチ801は、2つの出力ポートのうちの一方を選択し、選択した出力ポートから、取得した光パケット信号を出力する。
N:2スイッチ801は、選択する受信ポートおよび出力ポートを、受信要求処理部307から出力される切替信号に従って切り替える。2:Nカプラ802は、光送信機304およびN:2スイッチ801にそれぞれ接続された2つの入力ポートと、ノード#2〜#4の各光通信装置110のN:2スイッチ801とそれぞれ接続された3つの送信ポートと、を備える2:3光カプラである。
2:Nカプラ802は、光送信機304から出力された光パケット信号を3分岐して、分岐した各光パケット信号を3つの送信ポートからそれぞれ送信する。また、2:Nカプラ802は、N:2スイッチ801から出力された光パケット信号を3分岐して、分岐した各光パケット信号を3つの送信ポートからそれぞれ送信する。
N:2スイッチ801および2:Nカプラ802は、他のノードから送信された光パケット信号をそのまま折り返し、送信元のノードの受信部113へ送信する折り返し経路803(折り返し手段)を構成する。光通信装置110は、光通信システム100において光パケット信号を伝送する運用を開始する前に、ノード#1〜#4の各送信部111における光パケット信号の送信タイミングの遅延量を決定する遅延量決定動作を行う。
受信要求処理部307は、自装置に対する送信タイミングの遅延量を決定する遅延量決定動作を行っているときには、N:2スイッチ801が取得した光パケット信号を2:Nカプラ802と接続された出力ポートから出力するように、N:2スイッチ801へ切替信号を出力する。これにより、折り返し経路803が形成される。
また、受信要求処理部307は、自装置以外の光通信装置110に対する送信タイミングの遅延量を決定する遅延量決定動作を行っているときと、光通信システム100の運用時には、N:2スイッチ801が取得した光パケット信号を光受信機308と接続された出力ポートから出力するように、N:2スイッチ801へ切替信号を出力する。
図9は、図8に示したパケット送信制御部の構成例を示すブロック図である。図9において、図4に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。ここではノード#1のパケット送信制御部302の構成例について説明するが、ノード#2〜#4の各パケット送信制御部302の構成も同様である。
図9に示すように、パケット送信制御部302は、図4に示した構成に加えて、送信遅延量調整部901および遅延量情報記憶部902を備えている。送信遅延量調整部901は、データ変換部403から出力された電気パケット信号を遅延させてから光送信機304へ出力する。また、送信遅延量調整部901は、電気パケット信号を遅延させる遅延量を、電気パケット信号の宛先ごとに切り替える。
遅延量情報記憶部902には、ノード#2〜#4を示す各宛先と、遅延量と、が対応付けられた情報が記憶されている。送信遅延量調整部901は、電気パケット信号を遅延させる遅延量として、遅延量情報記憶部902に記憶されている情報において、その電気パケット信号の宛先と対応付けられている遅延量を用いる。
また、送信遅延量調整部901は、遅延量決定動作において、調整用の電気パケット信号を遅延させる遅延量を変化させながら、送信先の光通信装置110から折り返された光パケット信号の受信状態の情報をパケット受信制御部309から取得する。送信遅延量調整部901は、取得した受信状態の情報に基づいて送信先の光通信装置110に対応する遅延量を決定し、遅延量情報記憶部902に記憶させる。
具体的には、送信遅延量調整部901は、パケット受信制御部309から出力される受信状態の情報が、光パケット信号の遅延量が最適となることを示す情報となるまで電気パケット信号を遅延させる遅延量を変化させる。送信遅延量調整部901は、光パケット信号の遅延量が最適であることを示す情報を取得したときの遅延量を、その送信先の光通信装置110に対応する遅延量として遅延量情報記憶部902に記憶させる。
図10は、図8に示したパケット受信制御部の構成例を示すブロック図である。図10において、図5に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。ここではノード#1のパケット受信制御部309の構成例について説明するが、ノード#2〜#4の各パケット受信制御部309の構成も同様である。
図10に示すように、パケット受信制御部309は、図5に示した構成に加えて、データ変換部501の前段(光受信機308側)にコード検出部1001を備えている。コード検出部1001は、遅延量決定動作において、送信遅延量調整部901が送信し、送信先の光通信装置110から折り返された電気パケット信号を取得する。コード検出部1001は、取得した電気パケット信号が受信可能であるか否かを判断する。
具体的には、コード検出部1001は、取得した電気パケット信号の先頭検出コードおよび末尾検出コードを検出する。コード検出部1001は、先頭検出コードおよび末尾検出コードを検出できた場合はその電気パケット信号を受信可能であると判断し、検出できなかった場合はその電気パケット信号を受信可能でないと判断する。コード検出部1001は、取得した電気パケット信号が受信可能であるか否かの情報を、電気パケット信号の受信状態を示す情報として送信遅延量調整部901へ出力する。
たとえば、送信遅延量調整部901における電気パケット信号の遅延量が最適であり、受信側の光通信装置110が光パケット信号を最適なタイミングで受信できるときは、受信側のN:2スイッチ801において光パケット信号に含まれる先頭検出コードおよび末尾検出コードが遮断されずに、光パケット信号がそのままノード#1の光通信装置110へ折り返される。このため、送信側のコード検出部1001において、先頭検出コードおよび末尾検出コードを正常に検出することができる。
また、送信遅延量調整部901における電気パケット信号の遅延量が最適でなく、受信側の光通信装置110が光パケット信号を最適なタイミングで受信できないときは、受信側のN:2スイッチ801において光パケット信号に含まれる先頭検出コードおよび末尾検出コードのいずれかが遮断され、その光パケット信号がノード#1の光通信装置110へ折り返される。このため、送信側のコード検出部1001において、先頭検出コードおよび末尾検出コードを正常に検出することができない。
図11は、遅延量決定動作の一例を示すフローチャートである。マスタクロック管理部210の制御によって、ノード#1〜#4の各光通信装置110は、以下のような遅延量決定動作を行う。図11に示すように、まず、ノード#1〜#4から、遅延量決定動作を行うノード(以下、「決定動作ノード」という)を選択する(ステップS1101)。つぎに、ステップS1101によって選択された決定動作ノード以外の各ノードから、決定動作ノードが送信する調整用の光パケット信号を受信するノード(以下、「受信ノード」という)を選択する(ステップS1102)。
つぎに、このときの受信ノードにおけるN:2スイッチ801の出力ポートを、折り返し経路803に切り替える(ステップS1103)。つぎに、このときの決定動作ノードの光通信装置110が、送信タイミングの遅延量を0に設定する(ステップS1104)。つぎに、このときの決定動作ノードの光通信装置110が、このときの受信ノードの光通信装置110に対して、調整用の光パケット信号を送信する(ステップS1105)。
ステップS1105によって決定動作ノードから送信された光パケット信号は、受信ノードの光通信装置110の折り返し経路803を通過して、決定動作ノードの光通信装置110へ折り返される。つぎに、このときの決定動作ノードの光通信装置110のコード検出部1001が、受信ノードの光通信装置から折り返された光パケット信号を受信可能であるか否かを判断する(ステップS1106)。
ステップS1106において、光パケット信号を受信可能でない場合(ステップS1106:No)は、このときの決定動作ノードの光通信装置110が、送信タイミングの遅延量を単位変化量Δだけ増加させ(ステップS1107)、ステップS1105に戻って処理を続行する。光パケット信号を受信可能である場合(ステップS1106:Yes)は、このときの遅延量を、このときの受信ノードに対応する遅延量として、決定動作ノードの遅延量情報記憶部902に記憶させる(ステップS1108)。
つぎに、ノード#1〜#4のうちの決定動作ノード以外のすべてのノードを受信ノードにしたか否かを判断する(ステップS1109)。すべてのノードを受信ノードにしていない場合(ステップS1109:No)は、受信ノードを変更し(ステップS1110)、ステップS1103に戻って処理を続行する。すべてのノードを受信ノードにした場合(ステップS1109:Yes)は、ノード#1〜#4のすべてのノードを決定動作ノードにしたか否かを判断する(ステップS1111)。
ステップS1111において、すべてのノードを決定動作ノードにしていない場合(ステップS1111:No)は、決定動作ノードを変更し(ステップS1112)、ステップS1102へ戻って処理を続行する。すべてのノードを決定動作ノードにした場合(ステップS1111:Yes)は、遅延量決定動作を終了する。
図12は、図11に示したステップS1105〜S1107を示すシーケンス図である。図12においては、ノード#1を決定動作ノードとし、ノード#2を受信ノードとする場合について説明する。したがって、ステップS1103によってノード#2におけるN:2スイッチ801の出力ポートが折り返し経路803に切り替わっている。また、ステップS1104によって、ノード#1の送信タイミングの遅延量は0に設定されている。
まず、ノード#1の送信遅延量調整部901が、調整用の電気パケット信号を、このときに設定されている遅延量を用いて遅延させてから光送信機304へ出力する(ステップS1201)。つぎに、光送信機304が、ステップS1201によって出力された電気パケット信号を光パケット信号に変換して、変換した光パケット信号を2:Nカプラ802を介してノード#2のN:2スイッチ801へ送信する(ステップS1202)。
つぎに、N:2スイッチ801および2:Nカプラ802が、ステップS1202によって送信された光パケット信号を、折り返し経路803(図8参照)を通過させて折り返し、ノード#1のN:2スイッチ801へ送信する(ステップS1203)。つぎに、ノード#1の光受信機308が、ステップS1203によって送信された光パケット信号をN:2スイッチ801を介して受信して、受信した光パケット信号を電気パケット信号に変換してコード検出部1001へ出力する(ステップS1204)。
つぎに、コード検出部1001が、ステップS1204によって出力された電気パケット信号を受信可能か否かを示す受信可否情報を送信遅延量調整部901へ出力する(ステップS1205)。ステップS1205によって出力された受信可否情報が、電気パケット信号を受信可能でない旨の情報である場合は、送信タイミングの遅延量を単位変化量Δだけ増加させ、上述したステップS1201〜S1205を再度行う。
送信遅延量調整部901は、ステップS1205によって出力された受信可否情報が電気パケット信号を受信可能であることを示す情報となるまで、以上の処理を繰り返す。ステップS1205によって出力された受信可否情報が電気パケット信号を受信可能であることを示す情報である場合は、送信遅延量調整部901が、そのときの遅延量をノード#2に対応する遅延量として遅延量情報記憶部902に記憶させる。
図13は、光パケット信号の受信タイミングを示す図である。ここではノード#1から送信された光パケット信号をノード#2が受信する場合の受信タイミングについて説明するが、他のノード間で光パケット信号を伝送する場合の受信タイミングも同様である。図13において、符号1310は、ノード#2のN:2スイッチ801の、ノード#1の光通信装置110に接続された受信ポートのON/OFFの状態を示している。
ノード#1の光通信装置110に接続された受信ポートがONの状態とは、ノード#2のN:2スイッチ801の選択受信ポートがノード#1の光通信装置110に接続された受信ポートとなっている状態である。ノード#1の光通信装置110に接続された受信ポートがOFFの状態とは、ノード#2のN:2スイッチ801の選択受信ポートがノード#3または#4の光通信装置110に接続された受信ポートとなっている状態である。
遅延量決定動作時において、ノード#2の受信要求処理部307は、マスタクロック管理部210から送信されたクロック信号に基づくタイムスロットに合わせて、ノード#1の光通信装置110に接続された受信ポートのON/OFFを切り替える。符号1321〜1325のそれぞれは、ノード#1の送信遅延量調整部901が、図12に示した動作により遅延量0,Δ,2Δ,3Δ,4Δを用いて送信した光パケット信号を示している。
ここでは、光パケット信号1321は、N:2スイッチ801がONになる前に先頭部分がN:2スイッチ801に到達し、先頭部分がN:2スイッチ801によって遮断される。このため、ノード#1のコード検出部1001において、折り返された光パケット信号1321の先頭検出コードが検出できず、受信可能でないと判断される。
光パケット信号1322〜1324は、N:2スイッチ801がONになっている間(ゲートタイミング)に先頭部分から末尾部分までN:2スイッチ801に到達し、先頭部分から末尾部分までがN:2スイッチ801を通過する。このため、ノード#1のコード検出部1001において、折り返された光パケット信号1322〜1324の先頭検出コードおよび末尾検出コードを検出することができ、受信可能と判断される。
光パケット信号1325は、N:2スイッチ801がONからOFFになってから末尾部分がN:2スイッチ801に到達し、末尾部分がN:2スイッチ801によって遮断される。このため、ノード#1のコード検出部1001において、折り返された光パケット信号1321の末尾検出コードが検出できず、受信可能でないと判断される。
図12に示した動作によれば、ノード#1の送信遅延量調整部901が、光パケット信号1321〜1325を順次送信し、最初に受信可能と判断される光パケット1332の遅延量Δをノード#2に対応する遅延量として決定する。または、ノード#1の送信遅延量調整部901は、光パケット信号1321〜1325をすべて送信し、受信可能と判断される光パケット信号1322〜1324の各遅延量Δ,2Δ,3Δを取得し、取得した各遅延量の中央値2Δをノード#2に対応する遅延量として決定してもよい。
図14は、遅延量情報記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。ここではノード#1の遅延量情報記憶部902に記憶される情報について説明するが、ノード#2〜#4の各遅延量情報記憶部902に記憶される情報も同様である。遅延量情報記憶部902には、図14に示すようなテーブル1400が記憶される。
テーブル1400には、自装置のノード(ここではノード#1)以外の各ノード(ノード#2〜#4)ごとに遅延量が記憶されている。たとえば、テーブル1400には、遅延量として時間が記憶されている。ここでは、ノード#2〜#4に対応する各遅延量として、50ns,70ns,30nsがそれぞれ記憶されている。
また、テーブル1400には、遅延量として、マスタクロック管理部210から送信されるクロック信号のクロック数が記憶されていてもよい。クロック信号の周波数が1GHzである場合は、括弧内に示すように、ノード#2〜#4に対応する各遅延量として、50クロック,70クロック,30クロックがそれぞれ記憶される。
このように、実施の形態2にかかる光通信システム100によれば、実施の形態1にかかる光通信システム100の効果を奏するとともに、送信部111が光パケット信号を送信する送信タイミングを、送信先の光通信装置ごとに異なる遅延量によって調整することで、各光通信装置110間の伝送路長の差異や、送信先の各光通信装置110の光スイッチの動作速度などによる受信タイミングのずれを補償することができる。
(実施の形態3)
図15は、光パケット信号のガードタイム部と送信タイミングの遅延量の関係を説明する図である。図15において、光パケット信号1511〜1514は、送信部111が順次送信する光パケット信号を示している。ガードタイム部1521〜1523は、光パケット信号1511〜1514の各間に設けられるガードタイム部を示している。
送信遅延量調整部901が光パケット信号1511〜1514の送信タイミングを遅延させることで、ガードタイム部1521〜1523の長さが変化する。送信遅延量調整部901が光パケット信号の送信タイミングを遅延させる遅延量が各ガードタイム部の長さよりも長いと、遅延させた光パケット信号が直後の光パケット信号と時間的に重複してしまう。また、光パケット信号の遅延量は、光パケット信号の宛先によって異なる。
したがって、各ガードタイム部の必要な長さは、光パケット信号の宛先によって異なる。このため、光パケット信号の宛先に、対応する光パケット信号の遅延量が大きな宛先があると、その遅延量に対応したガードタイム部1521〜1523の長さを確保する必要があり、パケット伝送効率が低下するという課題がある。
図16は、実施の形態3にかかる光通信システムの機能的構成を示すブロック図である。図16において、図3に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。ここでは、光通信システム100は、ノード#1〜#nから構成されているとする。ノード#5〜#nのそれぞれは、ノード#1〜#4のそれぞれと同様の構成である。図16においては、ノード#1〜#4のうちのノード#1の光通信装置110のみの構成を説明するが、ノード#2〜#4の各光通信装置110の構成も同様である。
ノード#1の光通信装置110は、ノード#2〜#nの各光通信装置110を、対応する遅延量の大きさによって複数のグループに分類する。ここでは、分類するグループをグループG1,G2,G3の3つとする。また、ノード#1の光通信装置110は、グループG1,G2,G3に対応する3つの送受信部1611〜1613を備えている。
送受信部1611〜1613のそれぞれは、光送信機304、1:Nカプラ305、N:1スイッチ306および光受信機308から構成されている。パケット送信制御部302の遅延量情報記憶部902(図4参照)には、宛先のノード#2〜#nごとの遅延量の情報とともに、宛先のノード#2〜#nが属するグループの情報が記憶されている。
パケット送信制御部302は、電気パケット信号を出力する際に、電気パケット信号の宛先のノードに対応する遅延量とともに、宛先のノードが属するグループの情報を遅延量情報記憶部902から取得する。そして、パケット送信制御部302は、取得した遅延量に基づいて待機した後、送受信部1611〜1613のうちの、取得したグループに対応する送受信部の光送信機304へ電気パケット信号を出力する。
送受信部1611から送信された光パケット信号は、宛先のノードの送受信部1611によって受信される。同様に、送受信部1612,1613から送信された各光パケット信号は、それぞれ宛先のノードの送受信部1612,1613によって受信される。また、ノード#1の光通信装置110は、グループ情報記憶部1620を備えている。
グループ情報記憶部1620には、ノード#1を宛先として光パケット信号を伝送する場合の、光パケット信号の送信元のノード#2〜#nと、送信元のノード#2〜#nが備える各遅延量情報記憶部902に記憶された情報において、ノード#1が属しているグループ(G1〜G3)と、が対応付けられた情報が記憶されている。
光パケット信号を受信する際に、受信要求処理部307は、光パケット信号の送信元のノードが、グループ情報記憶部1620に記憶された情報において対応しているグループを取得する。そして、受信要求処理部307は、送受信部1611〜1613のうちの、取得したグループに対応する送受信部のN:1スイッチ306のみをONにするように、送受信部1611〜1613の各N:1スイッチ306へ切替信号を出力する。
図17は、遅延量情報記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。ここではノード#1のパケット送信制御部302の遅延量情報記憶部902に記憶される情報について説明するが、ノード#2〜#4の遅延量情報記憶部902に記憶される情報も同様である。遅延量情報記憶部902には、たとえば図17に示すテーブル1700が記憶される。
テーブル1700には、ノード#1(自装置のノード)以外の各ノード#2〜#nごとに、遅延量(時間またはクロック数)と、グループと、が記憶されている。ここでは、ノード#2〜#nに対応する各遅延量として、50ns,60ns,120ns,140ns,…,250nsがそれぞれ記憶されている。
ここでは、グループG1には、対応する遅延量が100ns以下のノードが分類される。グループG2には、対応する遅延量が100nsより大きく200nsより小さいノードが分類される。グループG3には、対応する遅延量が200ns以上のノードが分類される。したがって、ノード#2およびノード#3はグループG1に分類され、ノード#4およびノード#5はグループG2に分類され、ノード#nはグループG3に分類される。
図18は、グループ情報記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。ここではノード#1のグループ情報記憶部1620に記憶される情報について説明するが、ノード#2〜#4のグループ情報記憶部1620に記憶される情報も同様である。グループ情報記憶部1620には、たとえば図18に示すテーブル1800が記憶される。
テーブル1800には、ノード#1(自装置のノード)以外の各ノード#2〜#nごとに、グループが記憶されている。テーブル1800に記憶されるグループは、ノード#2〜#nの各遅延量情報記憶部902に記憶された情報(図17参照)において、ノード#1(自装置のノード)が属するグループである。
なお、ノード#1〜#nの各光通信装置110の光スイッチ112の動作速度の違いなどを無視できる場合は、グループ情報記憶部1620に記憶される情報(図18参照)は、パケット送信制御部302の遅延量情報記憶部902に記憶される情報(図17参照)に含まれるグループの情報と同じになる。したがって、この場合は、グループ情報記憶部1620を設けずに、受信要求処理部307が遅延量情報記憶部902に記憶された情報を参照する構成としてもよい。
このように、実施の形態3にかかる光通信システム100によれば、実施の形態2にかかる光通信システム100の効果を奏するとともに、対応する遅延量の大きさによって宛先の光通信装置110を分類し、分類した各グループにそれぞれ対応する複数の光送信機304を設けることで、光パケット信号を、遅延量の大きさごとに異なる光送信機304から送信することができる。
これにより、光送信機304ごとに、光パケット信号の遅延量に対応したガードタイム部の長さを設定することができる。このため、遅延量が大きい光パケット信号には長いガードタイム部を設定し、遅延量が小さい光パケット信号には短いガードタイム部を設定することができ、パケット伝送効率を向上させることができる。
以上説明したように、開示の光通信装置、光通信システムおよび光通信方法によれば、システムの障害耐性およびパケット伝送効率を向上させることができる。上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)3以上の光通信装置の間で相互に光パケット信号を伝送する光通信システムに含まれる前記光通信装置において、
前記3以上の光通信装置のうちの自装置以外の光通信装置にそれぞれ接続された各送信ポートからそれぞれ光パケット信号を送信する送信手段と、
前記自装置以外の光通信装置にそれぞれ接続された各受信ポートから受信する光パケット信号のうちの自装置宛の光パケット信号を選択して取得する光スイッチと、
前記光スイッチによって取得された光パケット信号を受信する受信手段と、
を備えることを特徴とする光通信装置。
(付記2)前記送信手段は、前記光通信システムに設けられたマスタクロック管理手段から前記3以上の光通信装置に対して同時に送信されるクロック信号を基準とする送信タイミングによって前記光パケット信号を送信することを特徴とする付記1に記載の光通信装置。
(付記3)前記送信手段は、前記送信タイミングを、前記光パケット信号の送信先の光通信装置ごとに異なる遅延量によって調整することを特徴とする付記2に記載の光通信装置。
(付記4)前記自装置以外の光通信装置と前記遅延量とが対応付けられた情報が記憶された記憶手段を備え、
前記送信手段は、前記記憶手段に記憶された前記情報において前記送信先の光通信装置と対応付けられた遅延量によって前記光パケット信号を送信することを特徴とする付記3に記載の光通信装置。
(付記5)前記送信先の光通信装置は、前記送信手段から送信された光パケット信号を折り返して前記受信手段へ送信する折り返し手段を備え、
前記送信手段は、前記折り返し手段によって折り返され、前記受信手段によって受信される光パケット信号の受信状態に基づいて、前記送信先の光通信装置に対応する前記遅延量を決定することを特徴とする付記4に記載の光通信装置。
(付記6)前記送信手段は、前記対応する遅延量の大きさによって分類された前記自装置以外の光通信装置の各グループにそれぞれ対応する複数の送信機を備え、前記光パケット信号の宛先の光通信装置が属するグループに対応する送信機から前記光パケット信号を送信することを特徴とする付記4に記載の光通信装置。
(付記7)前記送信手段は、前記光パケット信号を分岐して、分岐した各光パケット信号をそれぞれ前記各送信ポートから送信することを特徴とする付記1に記載の光通信装置。
(付記8)前記送信手段は、前記各送信ポートのうちの、前記光パケット信号の宛先情報が示す光通信装置と接続された送信ポートを選択し、選択した送信ポートから前記光パケット信号を送信することを特徴とする付記1に記載の光通信装置。
(付記9)3以上の光通信装置の間で相互に光パケット信号を伝送する光通信システムに含まれる前記光通信装置において、
光パケット信号を出力する送信手段と、
前記3以上の光通信装置のうちの自装置以外の光通信装置にそれぞれ接続された各送信ポートを備え、前記送信手段から出力された前記光パケット信号を、前記各送信ポートのうちの前記光パケット信号の宛先に接続された送信ポートから送信する光スイッチと、
前記自装置以外の光通信装置にそれぞれ接続された各受信ポートから受信する光パケット信号のうちの自装置宛の光パケット信号を受信する受信手段と、
を備えることを特徴とする光通信装置。
(付記10)3以上の光通信装置の間で相互に光パケット信号を伝送する光通信システムにおいて、
前記3以上の光通信装置のそれぞれは、
前記3以上の光通信装置のうちの自装置以外の光通信装置にそれぞれ接続された各送信ポートからそれぞれ光パケット信号を送信する送信手段と、
前記自装置以外の光通信装置にそれぞれ接続された各受信ポートから受信する光パケット信号のうちの自装置宛の光パケット信号を選択して取得する光スイッチと、
前記光スイッチによって取得された光パケット信号を受信する受信手段と、
を備えることを特徴とする光通信システム。
(付記11)前記3以上の光通信装置に対して同時にクロック信号を送信するマスタクロック管理手段を備え、
前記送信手段は、前記マスタクロック管理手段によって送信されるクロック信号を基準とする送信タイミングによって前記光パケット信号を送信することを特徴とする付記10に記載の光通信システム。
(付記12)3以上の光通信装置の間で相互に光パケット信号を伝送する光通信システムに含まれる前記光通信装置の光通信方法において、
前記3以上の光通信装置のうちの自装置以外の光通信装置にそれぞれ接続された各送信ポートからそれぞれ光パケット信号を送信する送信工程と、
前記自装置以外の光通信装置にそれぞれ接続された各受信ポートから受信する光パケット信号のうちの自装置宛の光パケット信号を選択して取得するスイッチ工程と、
前記スイッチ工程によって取得された光パケット信号を受信する受信工程と、
を含むことを特徴とする光通信方法。
実施の形態1にかかる光通信システムの機能的構成を示すブロック図(その1)である。 実施の形態1にかかる光通信システムの機能的構成を示すブロック図(その2)である。 図1に示したノード#1の光通信装置の構成例を示すブロック図である。 図3に示したパケット送信制御部の構成例を示すブロック図である。 図3に示したパケット受信制御部の構成例を示すブロック図である。 図4に示したデータ変換部が生成する電気パケット信号の一例を示す図である。 光パケット信号の伝送動作の一例を示すシーケンス図である。 実施の形態2にかかる光通信システムの機能的構成を示すブロック図である。 図8に示したパケット送信制御部の構成例を示すブロック図である。 図8に示したパケット受信制御部の構成例を示すブロック図である。 遅延量決定動作の一例を示すフローチャートである。 図11に示したステップS1105〜S1107を示すシーケンス図である。 光パケット信号の受信タイミングを示す図である。 遅延量情報記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。 光パケット信号のガードタイム部と送信タイミングの遅延量の関係を説明する図である。 実施の形態3にかかる光通信システムの機能的構成を示すブロック図である。 遅延量情報記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。 グループ情報記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。 従来の光通信システムの機能的構成を示すブロック図である。
符号の説明
100 光通信システム
110 光通信装置
610 電気パケット信号
803 折り返し経路
1521〜1523 ガードタイム部
1400,1700,1800 テーブル
1611〜1613 送受信部

Claims (8)

  1. 3以上の光通信装置の間で相互に光パケット信号を伝送する光通信システムに含まれる前記光通信装置において、
    前記3以上の光通信装置のうちの自装置以外の光通信装置にそれぞれ接続された各送信ポートからそれぞれ光パケット信号を送信する送信手段と、
    前記自装置以外の光通信装置にそれぞれ接続された各受信ポートから受信する光パケット信号のうちの自装置宛の光パケット信号を選択して取得する光スイッチと、
    前記光スイッチによって取得された光パケット信号を受信する受信手段と、
    を備え
    前記送信手段は、前記光通信システムに設けられたマスタクロック管理手段から前記3以上の光通信装置に対して同時に送信されるクロック信号を基準とする送信タイミングによって前記光パケット信号を送信し、前記送信タイミングを、前記光パケット信号の送信先の光通信装置ごとに異なる遅延量によって調整することを特徴とする光通信装置。
  2. 前記自装置以外の光通信装置と前記遅延量とが対応付けられた情報が記憶された記憶手段を備え、
    前記送信手段は、前記記憶手段に記憶された前記情報において前記送信先の光通信装置と対応付けられた遅延量によって前記光パケット信号を送信することを特徴とする請求項1に記載の光通信装置。
  3. 前記送信先の光通信装置は、前記送信手段から送信された光パケット信号を折り返して前記受信手段へ送信する折り返し手段を備え、
    前記送信手段は、前記折り返し手段によって折り返され、前記受信手段によって受信される光パケット信号の受信状態に基づいて、前記送信先の光通信装置に対応する前記遅延量を決定することを特徴とする請求項2に記載の光通信装置。
  4. 前記送信手段は、前記対応する遅延量の大きさによって分類された前記自装置以外の光通信装置の各グループにそれぞれ対応する複数の送信機を備え、前記光パケット信号の宛先の光通信装置が属するグループに対応する送信機から前記光パケット信号を送信することを特徴とする請求項2に記載の光通信装置。
  5. 前記送信手段は、前記光パケット信号を分岐して、分岐した各光パケット信号をそれぞれ前記各送信ポートから送信することを特徴とする請求項1に記載の光通信装置。
  6. 前記送信手段は、前記各送信ポートのうちの、前記光パケット信号の宛先情報が示す光通信装置と接続された送信ポートを選択し、選択した送信ポートから前記光パケット信号を送信することを特徴とする請求項1に記載の光通信装置。
  7. 3以上の光通信装置の間で相互に光パケット信号を伝送する光通信システムにおいて、
    前記3以上の光通信装置のそれぞれは、
    前記3以上の光通信装置のうちの自装置以外の光通信装置にそれぞれ接続された各送信ポートからそれぞれ光パケット信号を送信する送信手段と、
    前記自装置以外の光通信装置にそれぞれ接続された各受信ポートから受信する光パケット信号のうちの自装置宛の光パケット信号を選択して取得する光スイッチと、
    前記光スイッチによって取得された光パケット信号を受信する受信手段と、
    を備え、
    前記送信手段は、前記光通信システムに設けられたマスタクロック管理手段から前記3以上の光通信装置に対して同時に送信されるクロック信号を基準とする送信タイミングによって前記光パケット信号を送信し、前記送信タイミングを、前記光パケット信号の送信先の光通信装置ごとに異なる遅延量によって調整することを特徴とする光通信システム。
  8. 3以上の光通信装置の間で相互に光パケット信号を伝送する光通信システムに含まれる前記光通信装置の光通信方法において、
    前記3以上の光通信装置のうちの自装置以外の光通信装置にそれぞれ接続された各送信ポートからそれぞれ光パケット信号を送信する送信工程と、
    前記自装置以外の光通信装置にそれぞれ接続された各受信ポートから受信する光パケット信号のうちの自装置宛の光パケット信号を選択して取得するスイッチ工程と、
    前記スイッチ工程によって取得された光パケット信号を受信する受信工程と、
    を含み、
    前記送信工程においては、前記光通信システムに設けられたマスタクロック管理手段から前記3以上の光通信装置に対して同時に送信されるクロック信号を基準とする送信タイミングによって前記光パケット信号を送信し、前記送信タイミングを、前記光パケット信号の送信先の光通信装置ごとに異なる遅延量によって調整することを特徴とする光通信方法。
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