JP4338445B2 - イチゴ自動充填装置とそれに用いる充填用容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、柔らかく傷みやすいイチゴをパックなどの容器に整列して充填することができるイチゴ自動充填装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
イチゴは、農作業者が農場で手摘みして収穫用コンテナに詰め込み、これを作業場に持ち帰って品質や大きさなどの等階級毎に選別して出荷販売用の充填用容器に詰め直し、さらに数パックづつ段ボール箱に収容して集荷場等に運搬して出荷している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前述したようにしてイチゴを農場で手作業により選別して充填用容器に充填しているため、以下のような問題を生じていた。
【0004】
1.農場で手作業によって選別充填しているため、農作業者に栽培以外の労働を強いてしまい、農薬散布や収穫等の栽培にかかる作業量を抑えなければならず、栽培面積を拡張することができなかった。
【0005】
2.イチゴの実をもぎ取ってパック詰めするため、摘み取りの際やパック詰めの際に実が指や爪で痛められることがあった。また、近年の消費者の強い衛生志向から衛生面での課題もある。なお、蔓付の状態で出荷されるイチゴがあるが、この場合、摘み取りでは蔓を持つため実の傷みや汚れは発生しないが、パック詰めの際に実を持つため根本的な問題の改善にはつながっていない。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のうち請求項1記載のイチゴ自動充填装置は、イチゴ充填用の容器を保持する容器保持手段と、イチゴの蔓を挟着可能な把持手段と、同把持手段を、蔓を把持して搬送されるイチゴの列に送り出して当該蔓を把持させ、把持したイチゴを容器内の充填位置へと送り出しながら当該イチゴを充填に適した姿勢へと状態変化させる3次元経路を有するガイド手段と、把持手段をガイド手段に沿って往復移動させる駆動手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0007】
本発明のうち請求項2記載のイチゴ自動充填装置は、イチゴ充填用の容器を保持する容器保持手段と、イチゴの蔓を挟着可能な複数の把持手段と、これら把持手段を、蔓を把持して搬送されるイチゴの列に送り出して各把持手段にイチゴの蔓を把持させ、把持したイチゴを容器内の充填位置へと送り出しながらイチゴを充填に適した姿勢へと状態変化させ、且つ複数のイチゴの間隔を容器への充填に適した間隔に調整させるための異なる3次元経路を有する複数のガイド手段と、これら把持手段を各ガイド手段に沿って往復移動させる駆動手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0008】
本発明のうち請求項3記載のイチゴ自動充填装置は、容器保持手段は、保持した容器を所望の方向に移動可能な位置制御手段と、空の容器を受け入れる受入手段と、容器を排出する排出手段を備えたことを特徴とするものである。
【0009】
本発明のうち請求項4記載のイチゴ自動充填装置は、ガイド手段は断面C字型のチューブをカーブさせてなり、把持手段はチューブ内を挿通されて移動可能なプルケーブルの先端にイチゴの蔓を挟着可能とする挟着具が設けられてなり、挟着具はプルケーブル内のコアケーブルの操作で開閉駆動され、駆動手段によりプルケーブルが押し引きされて往復駆動されるものであることを特徴とするものである。
【0010】
本発明のうち請求項5記載のイチゴ自動充填装置は、ガイド手段は断面C字型のチューブをカーブさせてなり、把持手段はチューブ内を挿通されて移動可能なエアーチューブの先端にイチゴの蔓を挟着可能とする挟着具が設けられてなり、挟着具はエアーチューブ内へのエア圧制御で開閉駆動され、駆動手段によりエアーチューブが押し引きして往復駆動されるものであることを特徴とするものである。
【0011】
本発明のうち請求項6記載のイチゴ自動充填装置は、イチゴを載せ置く箇所に受凹部が形成されてなる充填用の容器において、各受凹部の蔓が突き出す箇所に、イチゴを充填させるために容器に近づけた把持手段と同容器との衝突防止のための逃げ空間を設けてなることを特徴とするものである。
【0012】
本発明のうち請求項7記載のイチゴ自動充填装置は、逃げ空間は容器に穴を開口して形成したものであることを特徴とするものである。
【0013】
本発明のうち請求項8記載のイチゴ自動充填装置は、逃げ空間は容器に凹みを設けて形成したものであることを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態1】
図1は本発明のイチゴ自動充填装置の実施形態を示したものである。本装置は、自動選別装置等と組み合わせて使用するものであり、例えば、当社出願の特願2002−74097記載のものにおいてパック詰め装置として使用する。以下に、本発明のイチゴ自動充填装置を説明する。
【0015】
図1の1はパック詰め用のイチゴ2を搬送する搬送ラインである。同搬送ライン1は、細身ベルト3を2本平行して配置してなり、両ベルト3に跨がせて直径56mmの円筒形の搬送体4を支持・搬送し、両ベルト3の間をガイドされながら移動する搬送体4の下部挟着具5でイチゴ2の蔓6を把持して搬送する。
【0016】
図1の10及び11は搬送ライン上1の搬送体4を通過/停止する突出し式ストッパーである。充填装置出口側にある第1のストッパー10を搬送ライン1上に突き出すと当該箇所を通過する搬送体4を停止することができる。また、搬送体4が充填装置入口側にある第2の突出し式ストッパー11のところまで溜まったところで第2のストッパー11を突き出すと、両ストッパー10、11間に8つの搬送体4を分離・停止することができる。
【0017】
図1の12は搬送体4の下部挟着具5を開閉するための昇降プレートである。同プレート12を降下すると、第1、第2の突出し式ストッパー10、11間に停止された搬送体4中央にあるピン13を下方に押し込むことができ、これにより搬送体4の内部機構を通じて下部挟着具5を開かせて同下部挟着具5によるイチゴ2の蔓6を把持を解除することができる。
【0018】
図1の20はイチゴ充填用の容器(パック)21を保持する保持手段である。同保持手段20は4本の幅細ベルト22を備えたベルトコンベアであり、2本で1枚の容器70を支持して搬送する。これら幅細ベルト22は、ベース部材23に立設された支柱部材24上部に30度傾斜させて取り付けてあり、搬送面を30度傾斜させてある。前記幅細ベルト22はサーボモータ25を駆動源とするドライブプーリー26により精密回転され、容器70を正確且つ精密に搬送することができる。また容器70が通過する部分の両サイドには、容器70の幅に合わせてサイドガイド27を立設してあり、容器70の横ずれを防止することができる。また各組の幅細ベルト22の間には、上下昇降式のストッパー28を設けてある。これを上昇すると図中矢印a方向に搬送される容器70の先頭を押さえて規定位置に停止することができる(位置決めを行う)。位置決め完了後は降下して、容器70にイチゴ2が1列づづ充填される度に同容器70を1列分矢印a方向に移動し、これを3回繰り替えしてから(4列全てにイチゴ2が充填されてから)、容器70を排出する。このベルトコンベアは、保持した容器70を所望の方向に移動可能な位置制御手段と、空の容器70を受け入れる自動供給手段と、容器70を排出する自動排出手段を兼ねたものとなっている。
【0019】
図1の容器70は図6に示すように、イチゴ2を載せ置く位置に略イチゴの形をした受凹部71を形成してなるソフト樹脂シート製の専用容器であり、受凹部71を4X4の配列で合計16個設けてある。各受凹部29は容器長手方向に対して30度傾けてあり、イチゴ2は全てこの向きに傾けて置くようになっている。また各受凹部29の蔓6が突き出す位置に、長さ10mm、幅10mmで断面半円筒形の凹み74を設けて逃げ空間72としてある。同逃げ空間72は把持手段30の挟着具先端部38と容器70とが干渉しないようにするためのものであり、挟着具先端部38を開いたときに干渉しないようにできるだけ幅広とする。なお、凹みを設けて逃げ空間72を形成する代わりに、図7に示すように、容器70に穴73を開けて逃げ空間72を設けても良い。
【0020】
図1のイチゴ2の蔓6を掴む把持手段30は、詳細を図2、3に示す様に、長尺なエアーチューブ31の先端にエアーで開閉駆動されるクリップ状の挟着具32を設けたものである。エアーチューブ31は、外径6mm内径4mmのウレタン又はナイロン製のチューブである。同把持手段30は、エアーチューブ31の先端に弾丸状のキャップ33を取り付け、同キャップ33の側面部にエアーチューブ31の内部と通じたエアー通路34が形成されてなる連結部品35を取り付け、同連結部品35の先端円筒部36にキャップ状のピストン37を被せ、また同先端円筒部36にバネ部材を曲げ加工してなる挟着具32を取り付けた構成である。エアーチューブ31内に圧縮空気(0.6?0.8MPa)を供給すると、ピストン37がその内側に送り込まれる圧縮空気の力で押し上げられて挟着具32を内側から押し広げ、挟着具先端部38を開く。エアーの供給を停止するとピストン37の内圧が解除され、挟着具先端部38は自然に閉じる。
【0021】
図1の40は前記把持手段30のガイド手段である。ガイド手段は、詳細を図2に示すように、直径10mmの金属製チューブの一方の横壁を幅5mm切り落として図2(d)に示す如く開口部43を設けて断面略C字型にしたものを、図2(a)の正面図(Y?Z平面図)、(b)の上面図(X?Y平面図)、(c)の側面図(Z?X平面図)に示すように3次元的にカーブさせてなるものである。開口部43は前記把持手段30の連結部品35が通り抜けるための溝であるとともに同部品35を案内するガイドでもあり、連結部品35の突き出し方向を真横に保ち、挟着具32をガイドチューブ40の真横に突き出させる役割を担う。このガイド手段(以下ガイドチューブと記す)40は4本で1枚の容器70に対応しており、図1に示す8本のガイドチューブ40は2枚の容器70に対応する。各組の4本のガイドチューブ40は、図2(b)の上面図に見られるように4本それぞれを異なる位置で曲げてあり、これにより搬送ライン側端部41での間隔が56mmであるところを容器側端部42側でイチゴ2の充填間隔である40mmとなるようにしてある。また容器70にイチゴ2を30度傾けて収容させるため、容器側端部42のカーブ角度を30度に設定してある。さらにガイドチューブ40の容器側端部42を図2(c)に示す如く下向きにカーブさせてあり、これによりイチゴ2の先端側を支点にイチゴ2を60度回転させて、30度傾けられた容器13にソフトに寝かせるようにして置けるようにしてある。
【0022】
図1の50は把持手段30の送出し機構(駆動手段)である。同機構50は、エアーチューブ31を上下2つのピンチローラ51、52で挟み、ローラ51、52の回転で図中の矢印b方向に送り出したり、矢印c方向に引き込んだりする構造のものである。ピンチローラ51、52は下側がサーボモータ53により駆動され、上側はスプリング54により下側に押し下げられてエアーチューブ31に締め付け力による摩擦力を発生して送り出し/引き戻し駆動を可能としている。この送出し機構50では、8本あるエアーチューブ31のそれぞれにリング状のストッパー57を取り付けてあり、同ストッパー57が送出し装置50の端面58と接触するとエアーチューブ31の駆動力がスリップして送り出しが停止されるようにしてある。その停止位置は把持手段30がガイドチューブ40の容器側端部42に到達するところとしてあり、図1では各ガイドチューブ40の長さが少しずつ異なるため、ストッパー57の取り付け位置もエアーチューブ31毎に少しずつ異ならせてある。
【0023】
(動作説明)
図1のイチゴ自動充填装置の動作を説明する。
(1)第1の突出し式ストッパー10を突き出して搬送ライン1上の搬送体4を停止する。
(2)第2のストッパー11のところまで搬送体4が溜まったところで、同ストッパー11を突き出して8つ目と9つ目の搬送体4を分離する。
(3)待機位置55の把持手段30の挟着具32を、エアーチューブ31に圧縮空気を供給して開く。
(4)送出し機構50によりエアーチューブ31を少し送り出して把持手段30がイチゴ2の蔓6を掴める位置で停止する。
(5)エアーチューブ31内のエアー圧を解除して挟着具32を閉じ、同挟着具32にイチゴ2の蔓6を掴ませる。
(6)昇降プレート12を降下して搬送体4の挟着具5を開き、イチゴ2の把持を把持手段30側に切り替える。
(7)容器保持手段20にセットされた空の容器70を幅細ベルト22で移動し、上昇させてある上下昇降式ストッパー28に突き当てて停止し、位置決めする。
(8)送出し機構50によりエアーチューブ31をさらに送り出して把持手段30を容器70側の停止位置56に停止し、把持したイチゴ2を容器70内の第1列目に載せる。
(9)エアーチューブ31内に圧縮エアーを供給して挟着具32を開き、イチゴ2の蔓6の把持を解除する。
【0024】
(10)送出し機構50によりエアーチューブ31を待機位置55に引き戻す。この途中でエアーチューブ31内のエアー圧を解除し、挟着具32を閉じる。
(11)搬送ライン1上の昇降プレート12を上昇して搬送体4をフリーにし、第1の突き出し式ストッパー10を引き戻し、空になった搬送体4を排出する。
(12)空の搬送体4が第1、第2突出し式ストッパー10、11間からすべて掃き出されたら、第1の突き出し式ストッパー10を再び突き出し、続いて第2の突き出し式ストッパー11を引き戻して、後段の搬送体4を受け入れる。
(13)容器保持手段20の上下昇降式ストッパー28を降下し、幅細ベルト22を回転して容器70をイチゴ1列分前に送り出し、容器70を第2列目の充填待ち状態で待機する。
(14)前記3から13までを繰り替えして容器70内にイチゴ2を4列分すべて充填した後、イチゴ2が充填された容器70を排出する。
【0025】
【発明の実施の形態2】
本発明では、把持手段30として、図4に示すような、プルケーブル60の先端に内部のコアケーブル61の引き操作で開閉操作される挟着具32を設けたものを用いることができる。この例では、挟着具32自体もガイドチューブ40内を移動するようにしてあるため、図5に示すように、ガイドチューブ40の開口部43は下側に設け、挟着した蔓6を下に抜かしてガイドチューブ40内を通れるようにする。この場合、ガイドチューブ40の搬送ライン側端部41に、蔓6の上部余長部をカットするため、2枚の回転カッター62、63を噛み合わせてなるカット手段を設け、挟着具32に掴まれたイチゴ2の蔓6がガイドチューブ40内に入って移動できるようにする。
【0026】
本件発明における把持手段30は、ケーブルやチューブ等の線状部材の先端に電気(電磁力)で駆動される構造の挟着具を取り付けて構成することや、エアーなどの気体の代わりにオイルなどの液体を駆動力として開閉される構造の挟着具を取り付けて構成することができ、これらも発明の範囲である。
【0027】
本発明におけるガイド手段40としては、図1から図3に示したようなチューブやケーブル等の線状部材を通して案内する断面C字型のチューブを用いる方法の他、所望の3次元経路に沿って曲げた各種のガイドレールを用いることができる。例えば、カーテンレールのようなガイド手段と、カーテンレールに取り付けられて走行するような走行具に把持手段30を取り付ける方法もある。要は、複雑な駆動制御を採用せず、3次元経路に沿って把持手段を往復移動可能に構成できるものであれば、いかなるものであっても良い。
【0028】
以上説明の図1、2、5に示したガイド手段におけるガイドチューブ40の曲げ方は、限られた例であり、実際には、搬送ライン1におけるイチゴ2の搬送間隔と、容器70への充填配列位置及び/又は姿勢に応じて適切な3次元経路を有するものとし、従って本発明におけるガイド手段とは図1、2、5に示した形状に限られない。
【0029】
【発明の効果】
本発明のうち請求項1記載のイチゴ自動充填装置によれば、3次元経路を有するガイド手段40が、把持したイチゴ2を容器70内の充填位置へと送り出しながら当該イチゴ2を充填に適した姿勢へと状態変化させることができるため、姿勢制御のための複雑な駆動手段や機構手段が不要となり、メカニカルな構造がシンプルとなり、また制御のための電気的な回路も簡易で済むため、簡易で安価な装置を実現できる。さらにガイド手段40を付け替えるなどしてその3次元経路を変えるだけで、サイズの異なるイチゴの充填や様々な形態の容器70への充填に対応することができ、ガイド手段40以外の部品を共通化した安価な充填装置を実現することができる。
【0030】
本発明のうち請求項2記載のイチゴ自動充填装置によれば、3次元経路を有する複数のガイド手段40が、複数のイチゴ2を同時に容器70内に充填することができるように姿勢や充填位置、間隔を調整するものであるため、姿勢制御のための複雑な駆動手段や機構手段が不要となり、メカニカルな構造がシンプルとなり、また制御のための電気的な回路も簡易で済むため、簡易で安価な装置を実現できる。さらにガイド手段40を付け替えるなどしてその3次元経路を変えるだけで、サイズの異なるイチゴの充填や様々な形態の容器70への充填に対応することができ、ガイド手段40以外の部品を共通化した安価な充填装置を実現することができる。
【0031】
本発明のうち請求項3記載のイチゴ自動充填装置によれば、容器保持手段20が容器70を所望の方向に移動可能であるため、例えば容器70に複数列の充填箇所があっても、容器70を移動することにより各列の充填箇所にイチゴ2を充填することができる。また上下方向に移動可能とすれば、1段目を詰めた後に、2段目を詰めて2段詰めに対応することも可能となり、様々な容器70に様々な形態でイチゴ2を充填することができる。また空の容器70を受け入れる受入手段と、容器を排出する排出手段を備えるため、容器70の自動供給、自動排出を行える。
【0032】
本発明のうち請求項4記載のイチゴ自動充填装置によれば、ガイド手段40が断面C字型のチューブをカーブさせてなるものであるため構造的にシンプルであり、把持手段30もプルケーブル60の先端にイチゴ2の蔓6を挟着可能な挟着具32を設けただけの同様にシンプルな構造であり、駆動も、駆動手段50によるプルケーブル60の押し引きと、プルケーブル60内のコアケーブル61の操作だけで済み、簡潔で安価な装置を実現することができる。
【0033】
本発明のうち請求項5記載のイチゴ自動充填装置によれば、ガイド手段40が断面C字型のチューブをカーブさせてなるものであるため構造的にシンプルであり、把持手段30もエアーチューブ31の先端にイチゴ2の蔓6を挟着可能な挟着具32を設けただけの同様にシンプルな構造であり、駆動も、駆動手段50によるエアーチューブ31の押し引きと、エアーチューブ31内へのエアー供給だけで済み、簡潔で安価な装置を実現することができる。
【0034】
本発明のうち請求項6記載のイチゴ自動充填装置によれば、受凹部71の蔓6が突き出す所に把持手段30と容器70との干渉を防止するための逃げ空間72が設けられているため、自動充填装置に適した容器となる。
【0035】
本発明のうち請求項7記載のイチゴ自動充填装置によれば、容器70に穴73を開口して干渉防止のための逃げ空間72を設けるため、形の出づらい整形性の悪い樹脂シートでも無理なく容器70を製造することができる。
【0036】
本発明のうち請求項8記載のイチゴ自動充填装置によれば、容器70に凹み74を設けて干渉防止のための逃げ空間72を設けるため、コスト増となる穴開け工程が不要で安価となり、また強度低下の恐れもない優れた容器70を実現できる。
【0037】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のイチゴ自動充填装置の実施形態を示したものであり、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図2】図1のイチゴ自動充填装置に用いられるガイド手段を示したものであり、(a)は正面図、(b)は上面図、(c)は側面図、(d)はA?A断面図である。
【図3】図1のイチゴ自動充填装置に用いられる把持手段を示した横断面図である。
【図4】本発明における把持手段の他の例を示したものであり、(a)は部分側面図、(b)は全体上面図である。
【図5】図4の把持手段に用いるガイド手段を示したものであり、(a)は上面図、(b)は側面図、(c)はA?A断面図である。
【図6】本発明のイチゴ自動充填装置で用いられる容器の実施形態を示したものであり、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図7】本発明のイチゴ自動充填装置で用いられる容器の他の実施形態を示した平面図である。
【符号の説明】
1 搬送ライン
2 イチゴ
6 蔓
4 搬送体
20 容器保持手段
30 把持手段
31 エアーチューブ
32 挟着具
40 ガイド手段
50 駆動手段
60 プルケーブル
61 コアケーブル
70 容器
71 受凹部
72 逃げ空間
73 穴
74 凹み
Claims (8)
- イチゴ充填用の容器を保持する容器保持手段と、イチゴの蔓を挟着可能な把持手段と、同把持手段を、蔓を把持して搬送されるイチゴの列に送り出して蔓を把持させ、把持したイチゴを容器内の充填位置へと送り出しながら容器への充填に適した姿勢へと状態変化させる3次元経路を有するガイド手段と、把持手段をガイド手段に沿って往復移動させる駆動手段とを備えたことを特徴とするイチゴ自動充填装置。
- イチゴ充填用の容器を保持する容器保持手段と、イチゴの蔓を挟着可能な複数の把持手段と、これら把持手段を、蔓を把持して搬送されるイチゴの列に送り出して蔓を把持させ、把持したイチゴを容器内の充填位置へと送り出しながら充填に適した姿勢へと状態変化させ、且充填に適した間隔に調整させるための異なる3次元経路を有する複数のガイド手段と、これら把持手段を各ガイド手段に沿って往復移動させる駆動手段とを備えたことを特徴とするイチゴ自動充填装置。
- 容器保持手段は、保持した容器を所望の方向に移動可能な位置制御手段と、空の容器を受け入れる受入手段と、容器を排出する排出手段を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のイチゴ自動充填装置。
- ガイド手段は断面C字型のチューブをカーブさせてなり、把持手段はチューブ内を挿通されて移動可能なプルケーブルの先端にイチゴの蔓を挟着可能とする挟着具が設けられてなり、挟着具はプルケーブル内のコアケーブルの操作で開閉駆動され、駆動手段によりプルケーブルが押し引きされて往復駆動されるものであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のそれぞれに記載のイチゴ自動充填装置。
- ガイド手段は断面C字型のチューブをカーブさせてなり、把持手段はチューブ内を挿通されて移動可能なエアーチューブの先端にイチゴの蔓を挟着可能とする挟着具が設けられてなり、挟着具はエアーチューブ内へのエア圧制御で開閉駆動され、駆動手段によりエアーチューブが押し引きして往復駆動されるものであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のそれぞれに記載のイチゴ自動充填装置。
- イチゴを載せ置く箇所に受凹部が形成されてなる充填用の容器において、各受凹部の蔓が突き出す箇所に、イチゴを充填させるために容器に近づけた把持手段と同容器との衝突防止のための逃げ空間を設けてなることを特徴とする請求項1乃至請求項5記載のイチゴ自動充填装置に用いる充填用容器。
- 逃げ空間は容器に穴を開口して形成したものであることを特徴とする請求項6記載の充填用容器。
- 逃げ空間は容器に凹みを設けて形成したものであることを特徴とする請求項6記載の充填用容器。
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