JP4338271B2 - 蓋又は扉開閉検出装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ファイバ線路におけるハンドホールの蓋や電線共同溝の地下施設入口等に設置される蓋や扉の開閉を監視する目的として用いられる蓋又は扉開閉検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来光ファイバ線路内ハンドホール蓋開閉の監視にはOTDR法が広く知られており、このOTDR法において使用する光ファイバ曲げ損失を応用した蓋開閉検出装置が幾つか提案されている。
【0003】
本願発明者等も、図4に示す光ファイバ曲げ損失を応用した蓋開閉検出装置を発明し出願した(特願平11−206779)。この蓋開閉検出装置は、ハンドホールの蓋を開いたとき可動部材44が圧縮バネ45によって上方に移動し、可動部材44に取付けたローラ43によって光ファイバ1に曲げを生ぜしめ、その光ファイバの反射損失の変化を検知してハンドホール蓋の開放を検知するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような蓋開閉検出装置は図5に示すように、蓋開閉検出装置50の可動部を蓋51に直接接触させて取付けている。この結果、例えば、図3に示す如く蓋の枚数が3枚で構成されているハンドホールでは、蓋の枚数だけ蓋開閉検出装置を取付ける必要がある。また、その結果、施工上光ファイバの融着接続数が増え、コストアップとなる。
【0005】
また、他のセンサ(例えば、錠開閉センサ,水位センサ等)を付加した場合、その数の検出装置が必要となる。
【0006】
本発明はかかる上記の問題点を解決したものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の蓋又は扉開閉検出装置は、蓋又は扉の開閉に応じて移動する第1の可動部材と、この第1の可動部材を移動自在に支持する支持部材と、前記第1の可動部材の移動に応じて移動する離れた位置に設けられている第2の可動部材と、この第2の可動部材を移動自在に支持する支持部材と、前記第1及び第2の可動部材間で当該可動部材の移動を伝達する伝達手段と、前記第2の可動部材移動方向に対して直交する方向に配置された光ファイバと、前記光ファイバが挿入されるとともに、前記第2の可動部材の移動方向に直交する方向に配置され、Uターンするように両端が固定されたコイルバネ又は硬質ゴムチューブとからなり、前記第1又は第2の可動部材には圧縮バネが貫挿されており、蓋又は扉が閉じているときには蓋又は扉によって前記第1の可動部材を移動させ、この移動を前記伝達手段により前記第2の可動部材へ伝達され、前記圧縮バネを圧縮するとともに、前記第2の可動部材を移動させることにより前記光ファイバを曲げから開放し、蓋又は扉が開いているときには前記圧縮されている圧縮バネの付勢によって前記第1及び第2の可動部材を前記と反対方向に移動させることにより前記光ファイバに曲げを与えて発生する光ファイバの透過損失又は反射損失の変化を検出する装置であって、前記第2の可動部材先端部に第1のローラを装着し、この第1のローラの両側に第2のローラが配置されて、前記第1のローラが移動することにより光ファイバに曲げを与える手段が構成され、この曲げを与える手段の構成が、1本の光ファイバに対して複数並置されていることを特徴とする。
【0008】
上記の構成により、すなわち、蓋又は扉との接触部と開閉検出装置本体とをレリーズケーブルを用いることで分離し、1台の開閉検出装置本体内に複数の光ファイバに曲げを与える手段を設けるようにしたので、1台の開閉検出装置本体で複数枚の蓋開閉検出が可能となる。また、他のセンサ(錠開閉センサ,水位センサ等)を付加する場合でも、接触部(検出部)と検出装置本体をレリーズケーブルで接続することにより、1台の開閉検出装置本体で対応可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。図1は本発明の蓋又は扉開閉検出装置の一つの実施例を示す。図1において、ハンドホール蓋(図示せず)近傍に配置される開閉検出装置の接触部10は、ハンドホール蓋の開閉に応じて上下移動する第1の可動部材11を備えており、この第1の可動部材11は、蓋接触ローラ12と先(上)端に有し、圧縮バネ13が貫挿されており、後(下)端にはレリーズケーブル15と結合されている。このレリーズケーブル15との結合部と圧縮バネ13は充填されているグリス14の中に在る。第1の可動部材11は貫通孔16を有する接触部ケース17によって移動自在に支持されている。なお、符号18は固定用ボルト孔である。
【0010】
次に、ハンドホール蓋から離れたハンドホール内の空スペースに設置される開閉検出装置の本体20は、第2の可動部材21を備えており、この第2の可動部材21は上記第1の可動部材11の上下移動がレリーズケーブル15によってそのまま伝達されて上下移動するものである。なお、第2の可動部材21は貫通孔25を有する支持材によって移動自在に支持されている。本体20内には、曲げ損失を与える光ファイバ1をコイルバネ又は硬質ゴムチューブ22の中に収納され、この光ファイバ1を収納したコイルバネ又は硬質ゴムチューブ22は第2の可動部材21の移動方向に直交する方向に配置され中央部でUターンして両端を固定部26で固定されている。第2の可動部材21の下端側に第1のローラ23が装着され、第1のローラ23の両側に第2のローラ24を内部に光ファイバ1を挿入したコイルバネ又は硬質ゴムチューブ22を挟むように配置して光ファイバ1に曲げを与える手段を構成している。このように構成された曲げを与える手段の複数を隣接して設置されている。なお、第2の可動部材21の上端はレリーズケーブル15と結合され、光ファイバ1は箱体27の貫通孔28を通して外へ導かれている。また、箱体27は防水構造となっていて、貫通孔28等は防水処理されている。
【0011】
図2に上述した蓋開閉検出装置の接触部10と本体20のハンドホール内設置例を示す。なお、符号30はクロージャ,符号31は光ケーブルである。
【0012】
次に蓋開閉検出装置の動作を説明すると、ハンドホールの蓋が閉っている状態では、本装置は図1の状態にあり、第1の可動部材11を圧縮バネ13を圧縮しながら下方に移動させている。この移動量はレリーズケーブル15によって第2の可動部材21に伝達され、第2の可動部材21を下方に移動させることにより光ファイバ1を曲げ損失から開放している。
【0013】
また、蓋が開いた状態では、圧縮されている圧縮バネ13に付勢されて第1の可動部材11が上方に移動し、それがレリーズケーブル15によって第2の可動部材21に伝達され、第2の可動部材21を上方に移動させることにより光ファイバ1に第1のローラ23の曲率の曲げを与え、光ファイバ1に損失を発生させている。
【0014】
また、第1の可動部材11が摺動する貫通孔16の防水を充填されているグリス14によって行なっている。
【0015】
上記の動作説明は他の組の曲げを与える手段についても同様である。なお、実施例では3組の曲げを与える手段を有する装置を示したが、必要数増加することは可能である。
【0016】
また、本発明は、電力ケーブル線路のマンホール蓋及び洞道扉の開閉検出にも適用可能である。
【0017】
【発明の効果】
本発明の蓋又は扉開閉検出装置によれば、1台の開閉検出装置本体で複数枚の蓋開閉検出が可能となる。また、他のセンサ(錠開閉センサ,水位センサ等)を付加する場合でも、接触部(検出部)と検出装置本体をレリーズケーブルで接続することにより、1台の開閉検出装置本体で対応可能である。従って、光ファイバ融着接続箇所も最低限でよく、非常にコストダウンとなる。
【0018】
また、接触部と開閉検出装置本体をレリーズケーブルを用いることで分離することにより、接触部のみの強化が可能であり、乱暴な蓋開閉作業にも対応可能となる。更に、万一不具合が発生しても、接触部のみの取換え等の対応で済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蓋又は扉開閉検出装置の一つの実施例で、ハンドホール蓋が閉じられている時の状態を示す説明図である。
【図2】本発明の蓋又は扉開閉検出装置のハンドホール内設置例を示す説明図である。
【図3】従来の技術の課題として説明した従来の蓋開閉検出装置の設置例を示す説明図である。
【図4】従来の技術として説明した本発明に係る既出願の蓋開閉検出装置の説明図である。
【図5】従来の蓋開閉検出装置のハンドホール内設置例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 光ファイバ
10 蓋開閉検出装置の蓋接触部
11 第1の可動部材
13 バネ
14 グリス
15 リレーズケーブル
20 蓋開閉検出装置本体
21 第2の可動部材
22 コイルバネ
23 第1のローラ
24 第2のローラ
Claims (2)
- 蓋又は扉の開閉に応じて移動する第1の可動部材と、この第1の可動部材を移動自在に支持する支持部材と、前記第1の可動部材の移動に応じて移動する離れた位置に設けられている第2の可動部材と、この第2の可動部材を移動自在に支持する支持部材と、前記第1及び第2の可動部材間で当該可動部材の移動を伝達する伝達手段と、前記第2の可動部材移動方向に対して直交する方向に配置された光ファイバと、前記光ファイバが挿入されるとともに、前記第2の可動部材の移動方向に直交する方向に配置され、Uターンするように両端が固定されたコイルバネ又は硬質ゴムチューブとからなり、前記第1又は第2の可動部材には圧縮バネが貫挿されており、蓋又は扉が閉じているときには蓋又は扉によって前記第1の可動部材を移動させ、この移動を前記伝達手段により前記第2の可動部材へ伝達され、前記圧縮バネを圧縮するとともに、前記第2の可動部材を移動させることにより前記光ファイバを曲げから開放し、蓋又は扉が開いているときには前記圧縮されている圧縮バネの付勢によって前記第1及び第2の可動部材を前記と反対方向に移動させることにより前記光ファイバに曲げを与えて発生する光ファイバの透過損失又は反射損失の変化を検出する装置であって、
前記第2の可動部材先端部に第1のローラを装着し、この第1のローラの両側に第2のローラが配置されて、前記第1のローラが移動することにより光ファイバに曲げを与える手段が構成され、この曲げを与える手段の構成が、1本の光ファイバに対して複数並置されていることを特徴とする蓋又は扉開閉検出装置。 - 前記可動部材の移動を伝達する伝達手段がレリーズケーブルであることを特徴とする請求項1記載の蓋又は扉開閉検出装置。
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