JP4337464B2 - 地絡検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電気車両における車体と直流電源回路との地絡の発生を検出する地絡検出装置に関する。
近年、電気モータを用いた電気自動車の開発が進められている。この種の電気車両においては、駆動用モータによる走行時の電力供給等を行う高電圧のバッテリが搭載される。このバッテリは、車体と電気的に絶縁された状態で搭載させる必要があるので、当該バッテリの絶縁抵抗の異常低下、すなわち、車体と当該バッテリとの地絡の発生を検出する必要がある。
このような地絡の発生の有無を検出する技術としては、地絡検出用信号として発生させた矩形波の波高値を一定の比較電圧と比較するものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平8−70503号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載された従来の技術においては、発生させた検出用信号による波高値を一定の比較電圧と比較するので、例えばバッテリの残存容量が減少した場合のように当該バッテリの電圧自体が低下した場合には、地絡が発生していないにもかかわらず、地絡が発生した場合と同じような波高値が出力され、この状態を地絡発生と誤検出してしまうことがあった。
そこで、本発明は、上述した実情に鑑みて提案されたものであり、直流電圧低下による地絡の発生を誤検出することがなく、地絡の発生を精度よく検出することができる地絡検出装置を提供することを目的とする。
本発明に係る地絡検出装置は、直流電源回路からの電力を用いて駆動する車両の車体と直流電源回路との間に絶縁抵抗が設けられ、前記車体と前記直流電源回路との地絡の発生を検出するものである。
この地絡検出装置では、上述の課題を解決するために、所定の地絡検出用信号を発生し、前記絶縁抵抗の抵抗値に応じた電圧振幅値を検出する地絡検出回路を備え、地絡を検出するに際して、地絡判定電圧値算出手段により、前記直流電源回路の直流電圧値に基づいて地絡判定電圧値を算出し、地絡検出手段により、前記直流電源回路と前記地絡検出回路とを分離するカップリングコンデンサと前記絶縁抵抗との接続点である地絡検出点における前記地絡検出用信号の電圧振幅値と、前記地絡判定電圧値とを比較する。これにより、地絡検出装置では、比較した結果に応じて、前記車体と前記直流電源回路との地絡の発生の有無を検出する。
本発明に係る地絡検出装置によれば、地絡検出回路の地絡検出点における地絡検出用信号の電圧振幅値と、直流電源回路の直流電圧値に基づいて変更した地絡判定電圧値とを比較して、車体と直流電源回路との地絡の発生の有無を検出するので、直流電源回路の直流電圧値自体が低下した場合であっても、この直流電圧低下による地絡発生の誤検出をすることがなく、地絡の発生を精度よく検出することができる。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明は、車体と電気的に絶縁された状態で搭載されるバッテリからの直流電圧に基づいて駆動する電気車両に適用される。
[電気車両の構成]
電気車両は、図1に示すように、車体と電気的に絶縁された状態で搭載される高電圧バッテリ11と、この高電圧バッテリ11の直流電圧値Vを検出するバッテリ電圧センサ12と、高電圧バッテリ11から放電される直流電力を交流電力へと変換するインバータ13と、このインバータ13によって変換された交流電力により駆動される負荷である駆動モータ14とを備え、これら強電系の各部が強電系ハーネス15によって接続されて構成される。なお、図1では、車体をアース記号として示している。
高電圧バッテリ11は、車体と電気的に絶縁された状態で搭載され、駆動源としての駆動モータ14を駆動するための直流電圧を発生させるものである。この高電圧バッテリ11は、放電した直流電力をインバータ13に供給する。また、高電圧バッテリ11は、図示しないエアーコンディショナ等の各種補機に対しても電力を供給し、これら各種補機を駆動させる。
バッテリ電圧センサ12は、高電圧バッテリ11の総電圧である直流電圧値Vを検出する。このバッテリ電圧センサ12からのセンサ信号は、後述するCPU(Central Processing Unit)21へと供給される。
インバータ13は、高電圧バッテリ11から放電される直流電力を3相交流電力へと変換し、変換して得られた3相交流電力を駆動モータ14に供給する。このとき、インバータ13は、図示しないアクセルペダルやブレーキペダルの操作に基づいて、要求する駆動力を駆動モータ14が発生するように、図示しない車両コントローラによって制御される。
駆動モータ14は、当該電気車両を駆動させるための負荷として設けられ、インバータ13から供給された3相交流電力に基づいて駆動する。このとき、駆動モータ14は、インバータ13と同様に、図示しない車両コントローラによって制御され、要求する駆動力を発生する。
このような電気車両は、高電圧バッテリ11から放電される直流電力をインバータ13によって3相交流電力に変換し、この3相交流電力を3相交流型の駆動モータ14に供給することにより、駆動モータ14を駆動させるように構成される。そして、電気車両は、駆動モータ14によって発生した駆動力を図示しない減速機等を介してタイヤへと伝達させることによって駆動される。また、電気車両は、減速時には、駆動モータ14によって発生する回生電力がインバータ13を介して高電圧バッテリ11へと供給されることにより、高電圧バッテリ11の充電を行うこともできる。
さらに、電気車両においては、抵抗値Rvが可変となる絶縁抵抗16と、この絶縁抵抗16と並列に接続されたコンデンサ17とが、高電圧バッテリ11、インバータ13及び強電系ハーネス15の強電系と並列して接続される。
具体的には、電気車両においては、絶縁抵抗16の一端が強電系ハーネス15との接続部18を介して高電圧バッテリ11のプラス母線に接続される。高電圧バッテリ11は、この絶縁抵抗16が設けられることによって車体と電気的に絶縁された状態となる。また、電気車両においては、コンデンサ17に蓄積する容量が車体が有する静電容量(以下、車体静電容量Cvという。)に相当し、車体静電容量Cvを示す信号がCPU21により読み込まれる。
また、電気車両は、後述する地絡検出処理を含む主として高電圧バッテリ11に関する制御を行うバッテリコントローラとしてのCPU21と、後述する地絡検出用信号の検出タイミングや絶縁抵抗低下判定しきい値を更新するタイミングを設定するタイマ22と、外気温度を検出する外気温度センサ31と、例えば右ドアに設けられて車体温度を検出する車体温度センサ32と、各種補機の温度を検出する補機温度センサ33と、補機の動作をオンオフする補機動作スイッチ34と、補機の温度を設定する温度設定スイッチ35とを備える。
このような電気車両において、外気温度センサ31、車体温度センサ32、及び補機温度センサ33により検出したセンサ信号は、それぞれ、CPU21へと供給される。そして、CPU21は、これら温度情報を用いて、後述するように、車体静電容量Cvを補正する処理を行う。
さらに、電気車両は、所定の地絡検出用信号を発生して上述した絶縁抵抗16の抵抗値Rvに応じた電圧振幅値を検出するための地絡検出回路を備える。
具体的には、地絡検出回路は、例えば三角波信号や矩形波信号といった地絡の発生を検出するための所定の地絡検出用信号を発生する検出用信号発生回路41を備える。この検出用信号発生回路41には、接続部18との間に、直列して第1バッファ42、第1抵抗43及びカップリングコンデンサ45が接続されている。また、検出用信号発生回路41には、第1抵抗43と直列して接続された第2抵抗44と、カップリングコンデンサ45が接続される。ここで、カップリングコンデンサ45は、少なくとも高電圧バッテリ11と当該地絡検出回路とを分離するために設けられている。この地絡検出回路においては、絶縁抵抗16の一端に、接続部18を介して静電容量Ccのカップリングコンデンサ45の一端が接続され、このカップリングコンデンサ45の他端に、抵抗値R1の第1抵抗43及び第1バッファ42並びに検出用信号発生回路41が直列に接続される。また、カップリングコンデンサ45の他端には、第2抵抗44を介してノイズフィルタ46が接続されるとともに、第2バッファ47及び検出用信号入力回路48が直列に接続される。
また、地絡検出回路は、第2抵抗44と直列して接続されたノイズフィルタ46と、第2抵抗44と直列に接続された第2バッファ47と、この第2バッファ47と直列に接続された検出用信号入力回路48とを備える。この検出用信号入力回路48は、検出用信号発生回路41によって発生されて各部を通過してきた地絡検出用信号を入力する。
このような地絡検出回路においては、検出用信号発生回路41によって発生された所定の波高値の地絡検出用信号を、第1バッファ42及び第1抵抗43を介して、カップリングコンデンサ45へと印加した上で、第2抵抗44及び第2バッファ47を介して、検出用信号入力回路48へと入力する。そして、検出用信号入力回路48は、入力した信号をCPU21へと供給する。これにより、CPU21は、地絡検出処理を行う。
また、CPU21は、地絡検出処理を行うために、高電圧バッテリ11の総電圧である直流電圧値に基づいて、絶縁抵抗16の抵抗値が低下して車体と高電圧バッテリ11との間で地絡が発生したことを判定するための絶縁抵抗低下しきい値を変更して設定する処理をする。これにより、CPU21は、設定した絶縁抵抗低下しきい値に対応する地絡判定電圧値と、地絡検出点における電圧振幅値とを比較することにより、絶縁抵抗の異常低下を検出して車体とバッテリとの地絡の発生を検出する。なお、このCPU21による地絡検出処理の詳細については後述する。
[電気車両における地絡検出処理]
つぎに、上述したように構成された電気車両における地絡検出処理について説明する。
[絶縁抵抗低下判定しきい値の変更設定処理]
先ず、電気車両における絶縁抵抗低下しきい値の変更設定処理について説明する。
この電気車両は、絶縁抵抗16の抵抗値Rvが異常低下したか否か、すなわち、高電圧バッテリ11と車体との地絡が発生したか否かを判定するための絶縁抵抗低下判定しきい値を、高電圧バッテリ11の直流電圧値Vに基づいて変更して設定する。
ここで、電気車両においては、高電圧バッテリ11が満充電状態付近である場合には、当該高電圧バッテリ11の直流電圧値Vは、図2に示すように、電圧値Vmax付近の値となる。このとき、絶縁抵抗16の抵抗しきい値である絶縁抵抗低下判定しきい値は、Rsmaxとなる。
これに対し、電気車両の走行時であって駆動モータ14が駆動している場合や、高電圧バッテリ11の残存容量が低下した場合といったように、高電圧バッテリ11の直流電圧値VBが電圧値Vmaxから低下して電圧値Vmedとなった場合を考える。
この場合、電気車両においては、予め設定されている地絡電流値Isで地絡の発生を検出するために、絶縁抵抗低下判定しきい値を、Rsmaxよりも小さいRsmed(=Vmed/Is)として再設定する。同様に、電気車両においては、高電圧バッテリ11の直流電圧値VBが電圧値Vmedからさらに低下して電圧値Vlowとなった場合には、絶縁抵抗低下判定しきい値を、Rsmedよりも小さいRslow(=Vlow/Is)として再設定する。
そして、電気車両においては、予め図示しないメモリに格納しておいた例えば図3に示すような絶縁抵抗低下しきい値Rsに応じた地絡検出用信号の電圧値である地絡判定電圧値Vsの変化が記述されたマップデータを参照することにより、再設定した絶縁抵抗低下しきい値Rsmed,Rslowに基づいて、地絡判定電圧値を、絶縁抵抗低下しきい値Rsmaxに対応する値Vsmaxから、それぞれ、Vsmed,Vslowへと変化させる。
このように、電気車両においては、高電圧バッテリの直流電圧値にかかわらず、絶縁抵抗低下しきい値を一定値とする場合と比較して、バッテリ電圧センサ12によって検出される高電圧バッテリ11の直流電圧値Vに基づいて、CPU21により、絶縁抵抗低下しきい値Rsを変更して設定する。より具体的には、電気車両においては、CPU21により、高電圧バッテリ11の直流電圧値Vが低いほど、絶縁抵抗低下判定しきい値Rsを低く設定し、この絶縁抵抗低下しきい値Rsに対応する地絡検出用信号の地絡判定電圧値Vsを求める。
そして、電気車両においては、絶縁抵抗16とカップリングコンデンサ45との接続点である地絡検出点、すなわち、接続部18における電圧振幅値を、検出用信号入力回路48を介してCPU21に入力し、CPU21により、電圧振幅値と地絡判定電圧値Vsとを比較し、この電圧振幅値が、設定した地絡検出用信号の判定電圧値Vsよりも小さい場合には、地絡が発生しているものと検出することができる。
[電気車両における地絡検出処理動作]
具体的には、電気車両は、図4に示す一連の処理を経ることにより、地絡検出処理を行う。
まず、ステップS1において、図示しないイグニションスイッチがオン状態とされることにより電気車両が起動されると、CPU21は、ステップS2において、例えば所定期間毎に地絡検出処理を実行するために、タイマ22を計時時間をリセットする。
続いて、CPU21は、ステップS3において、タイマ22による計時時間を検出し、絶縁抵抗低下判定しきい値Rsを更新するタイミングとして予め設定された所定時間Tsが経過したか否かを判定する。
ここで、CPU21は、所定時間Tsが経過していないと判定した場合には、所定時間Tsが経過するまで待機する一方で、所定時間Tsが経過したと判定した場合には、ステップS4へと処理を移行して絶縁抵抗低下しきい値を変更する処理を開始する。
次のステップS4において、CPU21は、バッテリ電圧センサ12からのセンサ信号を読み取ることによって、高電圧バッテリ11の直流電圧値Vを検出する。
そして、CPU21は、ステップS5において、車体静電容量Cvを検出する。なお、CPU21は、このステップS5における車体静電容量Cvを検出する際には、外気温度、車体温度、及び補機温度に基づいて、車体静電容量Cvを補正することによって適切な車体静電容量Cvを検出するが、この詳細については、図6を用いて後述する。
続いて、CPU21は、ステップS6において、絶縁抵抗判定しきい値Rsを、Rs=k1・VB/Isなる演算をすることにより、更新する。なお、k1は、バッテリ電圧センサ12の検出誤差を考慮し、高電圧バッテリ11の直流電圧値Vに応じて予め設定された検出許容範囲設定用補正係数であり、Isは、予め設定された地絡電流値である。
続いて、CPU21は、ステップS7において、先に図3に示したマップデータを参照し、ステップS6にて算出した絶縁抵抗低下判定しきい値Rsに対応する地絡判定電圧値Vsを算出する。
続いて、CPU21は、ステップS8において、車体静電容量Cvによる絶縁抵抗低下判定しきい値Rsの変動を補正するための補正係数k2を算出する。具体的には、CPU21は、例えば図5に示すような判定電圧値Vsに応じた絶縁抵抗値の変化が車体静電容量Cv毎に記述されたマップデータを参照することにより、補正係数k2を算出する。なお、図5に示すマップデータは、予め図示しないメモリに格納されているものである。
続いて、CPU21は、ステップS9において、補正した地絡判定電圧値Vss(=k2・Vs)を算出し、ステップS7にて算出した地絡判定電圧値Vsを新たな地絡判定電圧値Vssに更新し、ステップS10において、図12に示す地絡判定制御処理を行う。
そして、CPU21は、ステップS11において、図示しないイグニションスイッチの状態を検出し、イグニションスイッチがオフ状態とされたか否かを判定し、イグニションスイッチがオフ状態とされていないと判定した場合には、ステップS2からの処理を繰り返し、新たな絶縁抵抗低下判定しきい値Rsの設定を行う一方で、イグニションスイッチがオフ状態とされたと判定した場合には、一連の処理を終了する。
[車体静電容量の補正処理]
ここで、ステップS5にて説明した車体静電容量Cvの補正処理について説明する。
CPU21は、上述したように、外気温度、車体温度、及び補機温度に基づいて、車体静電容量Cvを補正する。したがって、CPU21は、まず、車体静電容量Cvを補正するために必要な情報である外気温度、車体温度、及び補機温度を検出する。
すなわち、CPU21は、図6に示すように、ステップS11において、外気温度センサ31からのセンサ信号を読み取ることによって外気温度を検出し、ステップS12において、車体温度センサ32からのセンサ信号を読み取ることによって車体温度を検出し、ステップS13において、補機温度センサ33からのセンサ信号を読み取ることによって補機温度を検出する。
さらに、CPU21は、ステップS14において、ステップS12にて検出した車体温度に対する車体静電容量Cvを算出する。具体的には、CPU21は、例えば図7に示すような車体温度に応じた車体静電容量Cvの変化が記述されたマップデータを参照することにより、車体温度に対する車体静電容量Cvを算出する。なお、図7に示すマップデータは、電気車両の設計時に予め実験等によって求められたものであり、図示しないCPU21により読み込まれるメモリに格納されているものである。
続いて、CPU21は、ステップS15において、ステップS13にて検出した補機温度に対する補正係数を算出する。具体的には、CPU21は、例えば図8に示すような補機温度に応じた補正係数が記述された補正テーブルデータを参照することにより、補機温度に対する補正係数を算出する。なお、図8に示す補正テーブルデータは、予め図示しないメモリに格納されているものである。
より具体的には、補正テーブルデータは、例えば図9に示すような補機温度に応じた車体静電容量Cvの変化が記述されたマップデータに基づいて、ステップS14にて算出した車体静電容量Cvを補正する補正係数が補機温度毎に設定されたものである。そして、CPU21は、算出した補正係数をステップS14にて算出した車体静電容量Cvに対して乗じることにより、補機温度に応じた車体静電容量Cvの補正を行う。
なお、CPU21は、これまでの処理により、車体温度と補機温度とに基づいた車体静電容量Cvを算出したことになる。
続いて、CPU21は、ステップS16において、補機動作スイッチ34の状態を検出し、補機動作スイッチ34が、補機を動作させていることを示すオン状態であるか否かを判定する。
ここで、CPU21は、補機スイッチ34がオン状態とされていないと判定した場合には、補機の状態に応じた車体静電容量Cvの補正を行うことなく、図4中ステップS6へと処理を移行する。
一方、CPU21は、補機スイッチ34がオン状態とされていると判定した場合には、ステップS17へと処理を移行し、温度設定スイッチ35によって設定されている補機の設定温度を検出し、ステップS18において、ステップS11にて検出した外気温度と、ステップS17にて検出した補機の設定温度との温度差を算出する。
そして、CPU21は、ステップS19において、ステップS18にて算出した外気温度と補機の設定温度との温度差に対する補正係数を算出する。具体的には、CPU21は、例えば図10に示すような温度差に応じた補正係数が記述された補正テーブルデータを参照することにより、温度差に対する補正係数を算出する。なお、図10に示す補正テーブルデータは、予め図示しないメモリに格納されているものである。
より具体的には、補正テーブルデータは、例えば図11に示すような温度差に応じた車体静電容量Cvの変化が記述されたマップデータに基づいて、ステップS15にて補正した車体静電容量Cvをさらに補正する補正係数が温度差毎に設定されたものである。そして、CPU21は、算出した補正係数をステップS15にて補正した車体静電容量Cvに対して乗じることにより、補機状況に応じた補正を行い、図4中ステップS6へと処理を移行する。
なお、CPU21は、これまでの処理により、車体温度と補機温度とに加え、外気温度に基づいた車体静電容量Cvを算出したことになる。
このような処理を行うCPU21は、外気温度、車体温度、及び補機温度に基づいて車体静電容量Cvを補正することにより、環境に応じた適切な車体静電容量Cvを検出することができ、より高精度の地絡検出処理を行うことが可能となる。
[地絡判定制御処理]
つぎに、図4中のステップS10におけるCPU21による地絡判定制御処理について説明する。
CPU21は、上述したように、地絡判定電圧値Vssを算出すると、検出用信号発生回路41によって地絡検出信号を発生し、この地絡判定電圧値Vssを用いた地絡判定を行う。
すなわち、CPU21は、図12に示すように、ステップS21において、地絡検出点である接続部18における地絡検出用信号の電圧振幅値Vを検出する。なお、この電圧振幅値Vは、一連の地絡検出処理が図4中のステップS3に示した所定時間Ts毎に行われるので、所定時間Ts毎にCPU21により検出されることになる。
続いて、CPU21は、ステップS22において、ステップS21にて検出した電圧振幅値Vと、図4中のステップS9にて算出した地絡判定電圧値Vssとを比較し、電圧振幅値Vが地絡判定電圧値Vss以下であるか否かを判定する。ここで、CPU21は、電圧振幅値Vが地絡判定電圧値Vss以下でないと判定した場合には、ステップS21からの処理を繰り返す。
一方、CPU21は、電圧振幅値Vが地絡判定電圧値Vss以下(V≦Vss)であると判定した場合には、ステップS23へと処理を移行してタイマ22による計時時間を検出し、この電圧振幅値Vが地絡判定電圧値Vss以下である状態が所定時間Tsだけ継続したか否かを判定する。
ここで、CPU21は、電圧振幅値Vが地絡判定電圧値Vss以下である状態が所定時間Tsだけ継続していないと判定した場合には、ステップS22からの処理を繰り返す一方で、V≦Vssである状態が所定時間Tsだけ継続したと判定した場合には、ステップS24において、絶縁抵抗16の抵抗値Rvが異常低下している、すなわち、地絡が発生していると判定する。
そして、CPU21は、ステップS25において、高電圧バッテリ11と車体との地絡が発生したことを示す警告信号を生成してインジケータ等を駆動することにより、例えば乗員等に地絡が発生している旨を報知し、図4中ステップS11へと処理を移行する。
このように、CPU21は、高電圧バッテリ11の直流電圧値Vに基づいて、絶縁抵抗低下判定しきい値Rsを変更して設定し、この絶縁抵抗低下判定しきい値Rsに対応する地絡判定電圧値Vssを求め、地絡検出点における電圧振幅値Vと地絡判定電圧値Vssとを比較することにより、車体と高電圧バッテリ11との地絡の発生の有無を検出することができる。
[実施形態の効果]
以上詳細に説明したように、本発明を適用した電気車両によれば、高電圧バッテリ11の直流電圧値Vに基づいて絶縁抵抗低下判定しきい値Rsを変更して設定し、設定した絶縁抵抗低下判定しきい値Rsに対応する地絡判定電圧値Vssと、地絡検出点における地絡検出用信号の電圧振幅値Vとを比較して、高電圧バッテリ11と車体との地絡の発生を検出するので、高電圧バッテリ11の充電量が低下して直流電圧が低下した場合に地絡の発生を誤検出することがなく、地絡の発生を精度よく検出することができる。
より具体的には、この電気車両においては、高電圧バッテリ11の直流電圧値Vが低いほど、絶縁抵抗低下判定しきい値Rsを低く設定することにより、高電圧バッテリ11の直流電圧値VB自体が低下した場合であっても、この直流電圧値V低下による誤検出を起こすことがなく、地絡の発生を精度よく検出することができる。
また、この電気車両においては、設定した絶縁抵抗低下判定しきい値Rsに対応する地絡判定電圧値Vsをそのまま用いるのではなく、この地絡判定電圧値Vsを、車体静電容量Cvに基づいて補正し、地絡判定電圧値Vssを求めるので、車体静電容量Cvによる絶縁抵抗低下判定しきい値Rsの変動を補正することができ、より高精度に地絡の発生を検出することができる。
このとき、この電気車両においては、外気温度、車体温度、及び補機温度に基づいて、車体静電容量Cvを補正することにより、環境に応じた適切な車体静電容量Cvを検出することができ、より高精度の地絡検出処理を行うことが可能となる。
さらに、この電気車両においては、予め設定された所定時間Ts毎に絶縁抵抗低下判定しきい値Rsを更新するので、絶縁抵抗16の抵抗値の変動速度が小さく、常時絶縁抵抗低下判定しきい値Rsを変更する必要をなくすことができる。したがって、電気車両においては、CPU21によって実行する制御用のソフトウェアの負荷を低減させることができ、効率よく地絡検出処理を行うことができる。
さらにまた、この電気車両においては、地絡が発生していると判定した場合には、地絡が発生している旨を乗員等に対して報知するので、乗員等が適切に地絡の発生を把握することができ、迅速に危険を回避することが可能となる。
なお、上述の実施形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施形態以外の形態であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
[請求項の構成要件と実施形態の構成との対応関係]
請求項1に記載した直流電源回路は、実施形態に記載した高電圧バッテリ11に対応する。請求項1に記載した絶縁抵抗は、実施形態に記載した絶縁抵抗16に対応する。請求項1に記載した地絡検出回路は、実施形態に記載した、少なくとも検出用信号発生回路41、第1抵抗43、第2抵抗44、カップリングコンデンサ45、及び検出用信号入力回路48からなる地絡検出回路に対応する。請求項1乃至請求項5に記載した地絡判定電圧値算出手段は、実施形態に記載したCPU21に対応する。請求項1に記載したカップリングコンデンサは、実施形態に記載したカップリングコンデンサ45に対応する。請求項1に記載した地絡検出点は、実施形態に記載した接続部18に対応する。請求項1及び請求項6に記載した地絡検出手段は、実施形態に記載したCPU21に対応する。
本発明を適用した電気車両の構成を説明する図である。 本発明を適用した電気車両において絶縁抵抗低下判定しきい値の変更処理について説明するための図であり、高電圧バッテリの直流電圧値と地絡電流値との関係を示す図である。 本発明を適用した電気車両において、絶縁抵抗低下判定しきい値を変更した場合における当該絶縁抵抗低下しきい値に応じた地絡判定電圧値の変化を記述したマップデータの一例を示す図である。 本発明を適用した電気車両における一連の地絡検出処理の処理手順を示すフローチャートである。 本発明を適用した電気車両において、判定電圧値に応じた絶縁抵抗値の変化を車体静電容量毎に記述したマップデータの一例を示す図である。 本発明を適用した電気車両において、車体静電容量の補正処理の処理手順を示すフローチャートである。 本発明を適用した電気車両において、車体温度に応じた車体静電容量の変化を記述したマップデータの一例を示す図である。 補機温度に応じた補正係数を記述した補正テーブルデータの一例を示す図である。 補機温度に応じた車体静電容量の変化を記述したマップデータの一例を示す図である。 外気温度と補機の設定温度との温度差に応じた補正係数を記述した補正テーブルデータの一例を示す図である。 外気温度と補機の設定温度との温度差に応じた車体静電容量の変化を記述したマップデータの一例を示す図である。 本発明を適用した電気車両において、地絡判定制御処理の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
11 高電圧バッテリ
12 バッテリ電圧センサ
13 インバータ
14 駆動モータ
15 強電系ハーネス
16 絶縁抵抗
17 コンデンサ
18 接続部
21 CPU
22 タイマ
31 外気温度センサ
32 車体温度センサ
33 補機温度センサ
34 補機動作スイッチ
35 温度設定スイッチ
41 検出用信号発生回路
42 第1バッファ
43 第1抵抗
44 第2抵抗
45 カップリングコンデンサ
46 ノイズフィルタ
47 第2バッファ
48 検出用信号入力回路

Claims (6)

  1. 直流電源回路からの電力を用いて駆動する車両の車体と直流電源回路との間に絶縁抵抗が設けられ、前記車体と前記直流電源回路との地絡の発生を検出する地絡検出装置であって、
    所定の地絡検出用信号を発生し、前記絶縁抵抗の抵抗値に応じた電圧振幅値を検出する地絡検出回路と、
    前記直流電源回路の直流電圧値に基づいて地絡判定電圧値を算出する地絡判定電圧値算出手段と、
    前記直流電源回路と前記地絡検出回路とを分離するカップリングコンデンサと前記絶縁抵抗との接続点である地絡検出点における前記地絡検出用信号の電圧振幅値と、前記地絡判定電圧値とを比較し、前記車体と前記直流電源回路との地絡の発生の有無を検出する地絡検出手段と
    を備えることを特徴とする地絡検出装置。
  2. 前記地絡判定電圧値算出手段は、前記直流電源回路の直流電圧値に基づいて前記絶縁抵抗の抵抗値のしきい値である絶縁抵抗低下判定しきい値を変更して設定し、設定した前記絶縁抵抗低下判定しきい値に対応する地絡判定電圧値を算出することを特徴とする請求項1に記載の地絡検出装置。
  3. 前記地絡判定電圧値算出手段は、前記直流電源回路の直流電圧値が低いほど、前記絶縁抵抗低下判定しきい値を低い値に設定することを特徴とする請求項に記載の地絡検出装置。
  4. 前記地絡判定電圧値算出手段は、前記車体が有する静電容量に基づいて、前記地絡判定電圧値を補正することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の地絡検出装置。
  5. 前記地絡判定電圧値算出手段は、外気温度、車体温度、及び補機温度に基づいて前記静電容量を補正し、当該補正した静電容量に基づいて、前記地絡判定電圧値を補正することを特徴とする請求項に記載の地絡検出装置。
  6. 前記地絡判定電圧値算出手段は、予め設定された所定時間毎に前記絶縁抵抗低下判定しきい値を更新して、前記地絡判定電圧値を更新することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の地絡検出装置。
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