JP4336171B2 - 紙幣収集装置 - Google Patents

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本発明は、スリット状の紙幣投入口から押し込まれた紙幣を収集する紙幣収集装置に関するものである。
例えばカジノなどの遊技場においては、テーブル上で賭けを行うゲームが行われ、遊技媒体としてトークンチップが用いられるが、これら遊技場の中にはこのトークンチップをテーブルゲームのディーラを相手にしてテーブル上で金銭と交換できるシステムになっているところがある。
このようなシステムにおいては、トークンチップと交換された紙幣は、従来はテーブルゲームのテーブルに設けられたスリット状の紙幣投入口から紙幣挿入板で二つ折りの状態で押し込まれ、テーブルの下に設けられた紙幣収集箱に落下することにより収集されるようになっていた。
しかしながら、上述の紙幣収集箱では、ただ二つ折りの状態で押し込まれ、紙幣収集箱に落下して収集されるだけであったので、収集された紙幣は紙幣収集箱の中で乱雑な状態となり、収集した後に紙幣の分別や金額の計算などを実行する際に極めて効率が悪いという問題があった。
本発明は上記不具合に鑑みてなされたものであり、二つ折りの状態で押し込まれた紙幣束であっても、紙幣種別認識部など後段に設けられた装置において、紙幣の操作や処理を行うことができる紙幣収集装置を提供することを課題としている。
なお、本願に記載する紙幣収集装置は、上述の紙幣収集装置の従来技術のいずれにも該当せず、出願人の知る限りでは本願出願に類する公知例が無いため、本出願の時点では開示すべき先行技術文献情報は保有していない。
上記課題を解決するための本発明は、テーブルに設けられたスリット状の紙幣投入口から紙幣挿入板で二つ折りの状態で押し込まれた紙幣を収集する紙幣収集装置であって、紙幣挿入板で二つ折りの状態で押し込まれた少なくとも1枚の紙幣を含む紙幣束を受ける紙
幣受け部と、前記紙幣挿入板によって二つ折りの折り目の部分が紙幣受け部に到達した状態で、二つ折り状態の紙幣束の一端を上から押さえつける押さえ手段と、紙幣受け部の後段側に設けられ、押さえ手段の押さえ面に沿って紙幣束を摩擦により搬送する繰り出し部材と、繰り出し部材により搬送される紙幣束の上面側かつ押さえ手段の後段側に設けられ、移動している紙幣束の上面を摩擦により規制して、繰り出し部材が紙幣束の下面側から紙幣を一枚ずつ搬送するようにする阻止部材とを備えたことを特徴とする紙幣収集装置である。
本発明によれば、紙幣受け部が、二つ折りの状態で押し込まれた紙幣束を受けるとともに、押さえ手段が、紙幣束の一端を上から押さえつけ、また、繰り出し部材が、押さえ手段の押さえ面に沿って紙幣束を摩擦により搬送する。そして、繰り出し部材と阻止部材とが協働して紙幣束の下面側から紙幣を一枚ずつ搬送するようにするので、二つ折りの状態で押し込まれた紙幣束であっても、紙幣種別認識部など後段に設けられた装置において、効率良く紙幣の操作や処理を行うことができるようになる。
上記紙幣収集装置は、繰り出し部材により搬送された紙幣を整列させる幅寄せ手段を備えていることが好ましい。
この好ましい態様によれば、幅寄せ手段により繰り出し部材により搬送された紙幣を整列させるので、後段に設けられた装置において、より効率良く操作や処理を行うことができる。
上記幅寄せ手段は、紙幣の面側において、紙幣を搬送する加圧搬送状態と、紙幣が位置変更可能に圧力を緩める減圧状態との間で、紙幣の面に接する圧力を周期的に変更可能な面側ローラと、紙幣の左右の縁部側において、紙幣を幅寄せする幅寄せ状態と、紙幣が面側ローラにより搬送可能に縁部に対する圧力を緩める搬送許容状態との間で、前記面側ローラに同期して、紙幣の縁部に接する圧力を周期的に変更可能な縁部側ローラとを備えていることが好ましい。


この好ましい態様によれば、縁部側ローラが、紙幣の左右の縁部側において、縁部に対する圧力を緩める搬送許容状態の間に、面側ローラが、紙幣の面側において、紙幣を搬送する加圧搬送状態となるので、この間に紙幣を搬送することができる。また、面側ローラが、圧力を緩めて紙幣の位置を変更することが可能な減圧状態の間に、縁部側ローラが、幅寄せ状態となるので、この間に紙幣を幅寄せすることができる。その結果、紙幣を搬送しながら効率良く整列させることができる。
また、上記押さえ手段は、紙幣束に対して左右に一つずつ設けられていることが好ましい。
この好ましい態様によれば、押さえ手段が、紙幣束に対して左右に一つずつ設けられているので、左右均等に同じタイミングで紙幣受け部に到達した紙幣束の一端を上から押さえつけることができる結果、繰り出し部材の上において紙幣の偏りを少なくすることができる。
さらに、上記テーブルは、テーブルゲームで使用されるものであり、上記紙幣投入口は、このテーブルゲームで使用されるトークンチップを受け入れ可能なものであり、上記紙幣投入口と紙幣受け部との間に、トークンチップをトークンチップ搬送ルートに受け入れるトークンチップ受け入れ姿勢と、紙幣挿入板で押し込まれることにより向きを変更して紙幣を紙幣受け部に受け入れる紙幣受け入れ姿勢との間で、弾性的に姿勢変更可能であるフラッパーを備えていることが好ましい。
この好ましい態様によれば、紙幣投入口と紙幣受け部との間にトークンチップ受け入れ姿勢と、紙幣受け入れ姿勢との間で、弾性的に姿勢変更可能なフラッパーを設けているので、紙幣とトークンチップとを同じ紙幣投入口に投入しながらこれらを別々に収集あるいは処理することができる。
さらに、収集された紙幣の種別を認識する紙幣種別認識部を備えていることが好ましい。
この好ましい態様によれば、収集された紙幣の種別を認識する紙幣種別認識部を備えているので、例えば紙幣の真偽判定、金額の計算など、種々の処理が可能となる。
以上説明したように、本発明によれば、二つ折りの状態で押し込まれた紙幣束であっても、紙幣種別認識部など後段に設けられた装置において、紙幣の操作や処理を行うことができるようになるという顕著な効果を奏する。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好ましい実施の一形態について詳述する。図1は、本発明の実施の形態に係る紙幣収集装置10の構成を示す側面図であり、図2は、本発明の実施の形態に係る紙幣収集装置10の構成を示す平面図である。また、図3は、本発明の実施の形態に係る紙幣収集装置10の構成を示す正面図である。
図1〜図3を参照して、図示の本発明の実施の形態に係る紙幣収集装置10は、例えばカジノなどの遊技場のテーブルゲームにおいて、テーブル上でディーラを相手に遊技媒体のトークンチップと交換された紙幣を収集するものである。この紙幣収集装置10は、ステンレス板を組み上げて構成された架台11を有し、この架台11に、紙幣挿入板2で押し込まれた紙幣束1a(図10参照)を受ける紙幣受け部3と、この紙幣受け部3に到達した紙幣束1aの一端を上から押さえつける押さえ手段4と、押さえ手段4の押さえ面に沿って紙幣束1aを摩擦により搬送する繰り出し部材5と、押さえ手段4の後段側に設けられた阻止部材6とを備えている。
また、この紙幣収集装置10は、繰り出し部材5により搬送された紙幣1を整列させる幅寄せ手段7と、さらに、架台11の下方に、収集された紙幣1の種別を認識する紙幣種別認識部8を備えている。
上記紙幣1は、テーブルゲームのテーブル上で、ディーラを相手にして賭けの遊技媒体としてのトークンチップと交換されたものであり、本実施形態においては、一般に流通している紙幣が対象になっている。また、その他、例えば遊技場においてのみ使用可能な金額を表示したチケットなども紙幣1として使用することができる。
上記紙幣挿入板2は、木製もしくは合成樹脂性の円筒状の把持部2aと、同じく木製もしくは合成樹脂性の平板状の挿入部2bとを備えている。そしてこの紙幣挿入板2は、図略のテーブルの表面に埋め込まれた板状の投入部2cに設けられたスリット状の紙幣投入口2dから、図4〜図6に示すように、少なくとも1枚の紙幣1を含む紙幣束1aを二つ折りの状態で、紙幣収集装置10に押し込むことができるように構成されている。
なお、紙幣投入口2dは、紙幣束1aのほかに図略のトークンチップを受け入れ可能になっており、この紙幣投入口2dと紙幣受け部3との間には、紙幣束1aとトークンチップとを振り分けるフラッパー2eが設けられている。すなわち、このフラッパー2eは、受け入れたトークンチップを搬送板2hを経由してトークンチップ収集箱2gに受け入れるトークンチップ受け入れ姿勢と、紙幣挿入板2で押し込まれることにより向きを変更して紙幣束1aを紙幣受け部3に受け入れる紙幣受け入れ姿勢との間で、弾性的に姿勢を変更することができるようになっている。そして、紙幣投入口2dから押し込まれた紙幣束1aは、フラッパー2eを押し開け、ステンレスの板で構成されるガイド2fに沿って下方の紙幣受け部3に供給される。
上記紙幣受け部3は、紙幣挿入板2で二つ折りの状態で押し込まれた紙幣束1aの折り目の部分を受ける部材であり、ステンレス板で構成されている。この紙幣受け部3において、紙幣束1aはガイド2fを離れることにより、自らの復元力で二つ折りの状態から広がるようになっている。
なお、図1〜図3では図を省略しているが、この紙幣受け部3の上方には、図7〜図9に示すように、紙幣束1aの折り目の部分に当接することにより紙幣束1aの挿入を検知するためのレバー3aとリミットスイッチ3bとが設けられている。
上記押さえ手段4は、ステンレスなどの金属板を組み立てて構成されたものであり、紙幣束1aの一端を押さえる押さえ板4aと、この押さえ板4aを開口4bを通って架台11の外から紙幣束1aの上部に回動させるアーム4cと、アーム4cの回動軸4dと、回動軸4dを支持するとともに架台11に取り付けられるベース4eとを備え、紙幣束1aに対して左右に一つずつとなるように架台11に設けられている。そして図略の駆動手段により駆動されてアーム4cが軸4dの周りに回動することにより、紙幣受け部3に到達し自らの復元力で広がろうとする紙幣束1aの一端を繰り出し部材5に押さえつけるようになっている。
上記繰り出し部材5は、紙幣受け部3の後段側に複数個並列に設けられた一般にフリクションローラと呼ばれる円筒状の部材であり、円筒面にはゴムなどの摩擦係数の高い材料が用いられている。そして、それぞれの繰り出し部材5は、図略の駆動手段により駆動されて回転することにより、押さえ手段4の押さえ面に沿って紙幣束1aを摩擦で搬送するように構成されている。
上記阻止部材6は、繰り出し部材5により搬送される紙幣束1aの上面側かつ押さえ手段4の後段側に設けられた一般に静止フリクションローラと呼ばれる複数個の円筒状の部材である。この阻止部材6も、円筒面にゴムなどの摩擦係数の高い材料が用いられているが、静止した状態を維持することにより、移動している紙幣束1aの上面を摩擦により静止側に規制して下方の繰り出し部材5が紙幣束1aの下面側から紙幣1を一枚ずつ搬送することができるようになっている。
上記幅寄せ手段7は、繰り出し部材5により搬送された紙幣1を、後段の紙幣種別認識部8で受け入れ可能に整列させるものである。この幅寄せ手段7は、本実施形態においては、面側ローラ7aと、縁部側ローラ7bとの2種類の異形ローラにより紙幣1を、整列させるように構成されている。また、幅寄せ手段7には、架台11の下に設けられた紙幣種別認識部8の紙幣供給ガイド8aに紙幣1を供給するために、紙型1の向きを180度方向転換する半割円筒状のガイド板7cが設けられており、紙幣1は、このガイド板7cに沿って搬送されながら面側ローラ7aと、縁部側ローラ7bとにより整列されるようになっている。
ここで、面側ローラ7aは、軸心から押圧面までの距離が均等でないローラ形状をしており、紙幣1の面側において紙幣1を搬送する加圧搬送状態と、紙幣1が位置変更可能に圧力を緩める減圧状態との間で紙幣1の面に接する圧力を周期的に変更することができるようになっている。
また、縁部側ローラ7bは、円形の3方をカットした断面形状にすることにより(図2、図3参照)軸心から押圧面までの距離が均等でないローラ形状を形成している。そして、紙幣1の左右の縁部側において紙幣1を幅寄せする幅寄せ状態と、縁部に対する圧力を緩めて紙幣1を面側ローラ7aにより搬送することができるようにする搬送許容状態との間で紙幣1の縁部に接する圧力を周期的に変更することができるようになっている。
そして、面側ローラ7aが減圧状態の時、縁部側ローラ7bが幅寄せ状態、面側ローラ7aが加圧状態の時、縁部側ローラ7bが搬送許容状態となるように、同期回転のタイミングが調整されている。
上記紙幣種別認識部8は、収集された紙幣1の種別を認識して総額を計算する装置であり、これによりテーブルごとの売上金額を短時間のうちに把握することができるようになっている。
次に図4〜図14を参照して、本発明の実施の形態に係る紙幣収集装置10の作用について説明する。
図4は、本発明の実施の形態に係る紙幣収集装置10の紙幣挿入板2の挿入部2bが、投入部2cに置かれた紙幣束1aの中ほどに当接した状態を、図5は、紙幣挿入板2が、投入部2cの紙幣投入口2dから紙幣束1aの中ほどを押し込んだ状態を、図6は、紙幣挿入板2が、投入部2cの紙幣投入口2dから紙幣束1aを紙幣収集装置10に押し込む状態を示す側面図であり、図7は、図6の状態の正面図である。
これらの図に示すように、紙幣束1aは、紙幣挿入板2により投入部2cの紙幣投入口2dから紙幣収集装置10に二つ折りの状態で押し込まれる。
次に、図8は、紙幣束1aの折り目の部分がレバー3aの押し下げを開始した状態を、図9は、レバー3aがリミットスイッチ3bに当接して紙幣束1aの挿入を検知した状態を示す正面図である。
これらの図に示すように、紙幣束1aがレバー3aを押し下げ、レバー3aがリミットスイッチ3bに当接することにより、詳細な説明は省略するが、紙幣束1aが供給されたことを検知する。そして、押さえ手段4と繰り出し部材5と幅寄せ手段7とに関する図略の駆動手段が起動して以下に述べるような紙幣束1aの搬送が開始される。
図10は、紙幣束1aが、紙幣受け部3に到達し、ガイド2fを離れて自らの復元力で広がった状態を示す側面図であり、図11は、図10の状態の正面図である。
また、図12は、自らの復元力で広がった紙幣束1aの一端を、左右に一つずつ設けられている押さえ手段4が、上から押さえつけた状態を示す正面図であり、図13は、図12の状態の側面図である。
そして、図14は、繰り出し部材5が、図略の駆動手段により回転することにより、押さえ手段4の押さえ面に沿って紙幣束1aを摩擦で搬送する状態を示している。この時、押さえ手段4の後段側に設けられた阻止部材6が、静止した状態を維持することにより、移動している紙幣束1aの上面を摩擦により規制して下方の繰り出し部材5が紙幣束1aの下面側から紙幣1を一枚ずつ搬送する。
そして、図15は、幅寄せ手段7が、繰り出し部材5により搬送された紙幣1を、一枚ずつ面側ローラ7aと、縁部側ローラ7bとの2種類の異形ローラにより後段の紙幣種別認識部8で受け入れ可能に整列させる状態を示している。
すなわち、面側ローラ7aは、紙幣1の面側において紙幣1を搬送する加圧搬送状態と、紙幣1が位置変更可能に圧力を緩める減圧状態との間で紙幣1の面に接する圧力を周期的に変更する。
また、縁部側ローラ7bは、紙幣1の左右の縁部側において紙幣1を幅寄せする幅寄せ状態と、紙幣1を面側ローラ7aにより搬送することができるように、縁部に対する圧力を緩める搬送許容状態との間で紙幣1の縁部に接する圧力を周期的に変更する。
以上説明したように、本発明の実施の形態に係る紙幣収集装置10によれば紙幣受け部3が、二つ折りの状態で押し込まれた紙幣束1aを受けるとともに、押さえ手段4が紙幣束1aの一端を上から押さえつけ、また、繰り出し部材5が、押さえ手段4の押さえ面に沿って紙幣束1aを摩擦により搬送する。そして、繰り出し部材5と阻止部材6とが協働して紙幣束1aの下面側から紙幣1を一枚ずつ搬送するようにするので、二つ折りの状態で押し込まれた紙幣束1aであっても紙幣種別認識部8など後段に設けられた装置において、効率良く紙幣1の操作や処理を行うことができるようになる。
また、幅寄せ手段7により繰り出し部材5により搬送された紙幣1を整列させるので、後段に設けられた装置において、より効率良く操作や処理を行うことができる。
また、縁部側ローラ7bが紙幣1の左右の縁部側において、縁部に対する圧力を緩める搬送許容状態の間に、面側ローラ7aが紙幣1の面側において紙幣1を搬送する加圧搬送状態となるので、この間に紙幣1を搬送することができる。また、面側ローラ7aが、圧力を緩めて紙幣1の位置を変更することが可能な減圧状態の間に、縁部側ローラ7bが、幅寄せ状態となるので、この間に紙幣1を幅寄せすることができる。その結果紙幣1を搬送しながら効率良く整列させることができる。
また、押さえ手段4が紙幣束1aに対して左右に一つずつ設けられているので、左右均等に同じタイミングで紙幣受け部3に到達した紙幣束1aの一端を上から押さえつけることができる結果、繰り出し部材5の上において紙幣1の偏りを少なくすることができる。
また、紙幣挿入板2を紙幣投入口2dから抜き出すと、フラッパー2eが、トークンチップ受け入れ姿勢(フラッパー2eの先端が、搬送板2hの始端に近接する状態)となり、この状態でトークンチップを紙幣投入口2dから投入すると、トークンチップがと、フラッパー2eと搬送板2hを経由してトークンチップ収集箱2gに収集される。
このように、紙幣投入口2dと紙幣受け部3との間にトークンチップ受け入れ姿勢と紙幣1受け入れ姿勢との間で、弾性的に姿勢変更可能なフラッパー2eを設けているので紙幣1とトークンチップとを同じ紙幣投入口2dに投入しながら別々に収集あるいは処理することができる。
そして、収集された紙幣1の種別を認識する紙幣種別認識部8を備えているので、例えば紙幣1の真偽判定、金額の計算など、種々の処理が可能となる。
上述した実施の形態は本発明の好ましい具体例を例示したものに過ぎず、本発明は上述した実施の形態に限定されない。
例えば、本発明に係る紙幣収集装置10は、カジノなどの遊技場のテーブルゲームにおいて、テーブル上でディーラを相手に遊技媒体のトークンチップと交換された紙幣を収集するものに必ずしも限定されない。二つ折りの状態で押し込まれた紙幣束1aを収集するものであれば、その他の状況に適用可能である。
次に、本発明に係る紙幣収集装置10としては、必ずしもトークンチップを受け入れ可能になっている必要はなく、フラッパー2eや搬送板2h、トークンチップ収集箱2gなどは必須ではない。
また、繰り出し部材5は、フリクションローラに限らず、フリクションベルトなども採用可能であるなど、種々の設計変更が可能である。
さらに、阻止部材6も、静止フリクションローラに限らず、静止フリクションベルトなども採用可能であるなど、種々の設計変更が可能である。
そして、幅寄せ手段7も、必ずしも面側ローラ7aと、縁部側ローラ7bとの2種類の異形ローラにより紙幣1を、整列させるような構成に限定されない。繰り出し部材5により搬送された紙幣1を、後段の紙幣種別認識部8で受け入れ可能に整列させるものであれば、両側部に設けられた板状のガイドで幅寄せするなど、種々の設計変更が可能である。
その他、本発明の特許請求の範囲内で種々の設計変更が可能であることはいうまでもない。
本発明の実施の形態に係る紙幣収集装置の構成を示す側面図である。 本発明の実施の形態に係る紙幣収集装置の構成を示す平面図である。 本発明の実施の形態に係る紙幣収集装置の構成を示す正面図である。 本発明の実施の形態に係る紙幣収集装置の紙幣挿入板の挿入部が、投入部に置かれた紙幣束の中ほどに当接した状態を示す側面図である。 紙幣挿入板が、投入部の紙幣投入口から紙幣束の中ほどを押し込んだ状態を示す側面図である。 紙幣挿入板が、投入部の紙幣投入口から紙幣束を紙幣収集装置に押し込む状態を示す側面図である。 図6の状態の正面図である。 紙幣束の折り目の部分がレバーの押し下げを開始した状態を示す正面図である。 レバーがリミットスイッチに当接して紙幣束の挿入を検知した状態を示す正面図である。 紙幣束が、紙幣受け部に到達し、ガイドを離れて自らの復元力で広がった状態を示す側面図である。 図10の状態の正面図である。 自らの復元力で広がった紙幣束の一端を、左右に一つずつ設けられている押さえ手段が、上から押さえつけた状態を示す正面図である。 図12の状態の側面図である。 繰り出し部材が、図略の駆動手段により回転することにより、押さえ手段の押さえ面に沿って紙幣束を摩擦で搬送する状態を示す側面図である。 幅寄せ手段が、繰り出し部材により搬送された紙幣を、一枚ずつ面側ローラと、縁部側ローラとの2種類の異形ローラにより後段の紙幣種別認識部で受け入れ可能に整列させる状態を示す側面図である。
符号の説明
1 紙幣
1a 紙幣束
2 紙幣挿入板
2d 紙幣投入口
2e フラッパー
3 紙幣受け部
4 押さえ手段
5 繰り出し部材
6 阻止部材
7 幅寄せ手段
7a 面側ローラ
7b 縁部側ローラ
8 紙幣種別認識部
10 紙幣収集装置

Claims (6)

  1. テーブルに設けられたスリット状の紙幣投入口から紙幣挿入板で二つ折りの状態で押し込まれた紙幣を収集する紙幣収集装置であって、
    紙幣挿入板で二つ折りの状態で押し込まれた少なくとも1枚の紙幣を含む紙幣束を受ける紙幣受け部と、
    前記紙幣挿入板によって二つ折りの折り目の部分が紙幣受け部に到達した状態で、二つ折り状態の紙幣束の一端を上から押さえつける押さえ手段と、
    紙幣受け部の後段側に設けられ、押さえ手段の押さえ面に沿って紙幣束を摩擦により搬送する繰り出し部材と、
    繰り出し部材により搬送される紙幣束の上面側かつ押さえ手段の後段側に設けられ、移動している紙幣束の上面を摩擦により規制して、繰り出し部材が紙幣束の下面側から紙幣を一枚ずつ搬送するようにする阻止部材と
    を備えたことを特徴とする紙幣収集装置。
  2. 上記繰り出し部材により搬送された紙幣を整列させる幅寄せ手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の紙幣収集装置。
  3. 上記幅寄せ手段は、紙幣の面側において、紙幣を搬送する加圧搬送状態と、紙幣が位置変更可能に圧力を緩める減圧状態との間で、紙幣の面に接する圧力を周期的に変更可能な面側ローラと、
    紙幣の左右の縁部側において、紙幣を幅寄せする幅寄せ状態と、紙幣が面側ローラにより搬送可能に縁部に対する圧力を緩める搬送許容状態との間で、前記面側ローラに同期して、紙幣の縁部に接する圧力を周期的に変更可能な縁部側ローラとを備えていることを特徴とする請求項2に記載の紙幣収集装置。
  4. 上記押さえ手段は、紙幣束に対して左右に一つずつ設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の紙幣収集装置。
  5. 上記テーブルは、テーブルゲームで使用されるものであり、
    上記紙幣投入口は、このテーブルゲームで使用されるトークンチップを受け入れ可能なものであり、
    上記紙幣投入口と紙幣受け部との間に、トークンチップをトークンチップ搬送ルートに受け入れるトークンチップ受け入れ姿勢と、紙幣挿入板で押し込まれることにより向きを変更して紙幣を紙幣受け部に受け入れる紙幣受け入れ姿勢との間で、弾性的に姿勢変更可能であるフラッパーを備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の紙幣収集装置。
  6. 収集された紙幣の種別を認識する紙幣種別認識部を備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の紙幣収集装置。
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