JP4335948B2 - 搬送装置、および記録媒体駆動装置 - Google Patents

搬送装置、および記録媒体駆動装置 Download PDF

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Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、ディスク状記録媒体を挿入排出する搬送装置、および搬送装置が設けられた記録媒体駆動装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、径の異なるディスク状記録媒体を装置内部に格納可能なディスク装置が知られている。(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
この特許文献1に記載のものは、移送ローラによりディスクを搬送し、位置決め機構によりディスクをターンテーブル上方に位置決めするディスク再生装置である。この位置決め機構は、支点ピンで回動可能に枢支されて互いに交差する左右の位置決めレバーと、これらの位置決めレバーに設けられる係合孔に係合する支点ピンを有して、ソレノイドにより回動する切換レバーとにより構成されている。また、このディスク再生装置のディスク挿入口の近傍には、中央センサ、および中央センサの左右に設けられる左右センサ、外側センサが設けられ、これらのセンサによりディスク挿入口から挿入されたディスクの径を判別する。そして、センサにより大径のディスクの挿入が確認されると、切換レバーを回転させて位置決めピンがもっとも開いた位置となるように左右の位置決めレバーを回動させ、小径のディスクの挿入が確認されると、位置決めピンが最も近寄った位置となるように左右の位置決めレバーを回動させる構成が採られている。
【0004】
【特許文献1】
特開平02−118955号公報(第3頁ないし第5頁、図1ないし図7参照)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1に記載のような従来の構成のディスク再生装置では、左右のレバーでディスクを保持した後、このディスクをターンテーブルにクランプさせる。この際、これら左右のレバーでディスクをガイドしたままの状態では、クリアランスが不十分であるために、ディスクの回転が阻害されてしまうという問題が一例として挙げられる。
[0006]
本発明は、ディスクの回転を阻害せず良好に保持可能な搬送装置、および記録媒体駆動装置を提供することを1つの目的とする。
課題を解決するための手段
[0007]
本発明の搬送装置は、装置本体内部に配置されるディスク保持部がディスク状の記録媒体を保持可能な位置に、前記記録媒体を案内するとともに、前記記録媒体の接離方向に移動可能なガイド部材と、前記記録媒体が前記ディスク保持部に保持された状態で、前記ガイド部材を前記記録媒体から離れる方向に移動させるガイド移動制御部材と、を具備し、前記ガイド移動制御部材は、前記ガイド部材に係合可能なガイド係合部材と、前記ガイド係合部材に前記ガイド部材が係合されるとともに前記記録媒体が前記ディスク保持部に保持された状態において、前記ガイド係合部材の移動を規制する移動規制部材を備え、前記ガイド部材は前記記録媒体の搬送方向に略平行な長手状に形成されるとともに、前記ガイド係合部材に係合可能な係合部を有するガイドレバーと、一端部が前記装置本体に回動可能に設けられるとともに、他端部が前記ガイドレバーの一端部に回動可能に接続されるディスクガイドと、を備え、前記ガイド係合部材は、前記ガイドレバーの移動により前記係合部が係合可能な係合溝を備えたことを特徴とする。
[0008]
本発明の記録媒体駆動装置は、前述した本発明の搬送装置と、前記搬送装置により搬送された前記記録媒体を保持する前記ディスク保持部と、前記ディスク保持部が設けられるとともに、上下方向に移動可能な台座部と、前記ディスク保持部に保持された前記記録媒体への情報の書き込みおよび前記記録媒体からの情報の読み込みの少なくとも一方を実施する情報処理部と、これらの搬送装置、ディスク保持部、台座部、および情報処理部を内部に収納し、前記記録媒体を挿排する挿排口が設けられる前記装置本体と、を具備したことを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
[0009]
[図1]本発明の一実施形態に係るディスク装置の装置本体内部を示す平面図である。
[図2A]ディスク装置内部に設けられるプッシュアームの拡大平面図であり、ガイドレバーおよびプッシュアームが係合していない状態のプッシュアームの拡大平面図である。
[図2B]ディスク装置内部に設けられるプッシュアームの拡大平面図であり、ガイドレバーおよびプッシュアームが係合した状態のプッシュアームの拡大平面図である。
[図2C]ディスク装置内部に設けられるプッシュアームの拡大平面図であり、図2Bの状態においてプッシュアームが左壁側に移動した状態におけるプッシュアームの拡大平面図である。
[図3]大径ディスクのディスク挿入初期時、およびディスク排出完了時におけるディスク装置の装置本体の内部を示す平面図である。
【図4】大径ディスクの搬送途中におけるディスク装置の装置本体の内部を示す平面図である。
【図5】大径ディスクのディスク挿入完了時におけるディスク装置の装置本体の内部を示す平面図である。
【図6】大径ディスクがターンテーブルにクランプされた状態におけるディスク装置の装置本体の内部を示す平面図である。
【符号の説明】
【0010】
1…記録媒体としての光ディスク
1A…記録媒体としての大径ディスク
10…装置本体
11…挿排口としてのスロット
21…台座部
23…ディスク保持部としてのターンテーブル
24…情報処理部
41…搬送装置としてのディスクガイド機構
100…記録媒体駆動装置としてのディスク装置
411…ガイド部材を構成するガイドレバー
411C…係合部としての回動規制ピン
412…ガイド部材を構成するディスクガイド
416…ガイド移動制御部材を構成するガイド係合部材としてのプッシュアーム
416A…係合溝としてのピン係止溝
416C…付勢部材としてのプッシュアーム付勢ばね
424…ガイド移動制御部材を構成する移動制御部材としてのスライドストッパ
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るディスク装置の内部の概略を示す平面図である。図2Aは、ディスク装置内部に設けられるプッシュアームの拡大平面図であり、ガイドレバーおよびプッシュアームが係合していない状態のプッシュアームの拡大平面図、図2Bは、ディスク装置内部に設けられるプッシュアームの拡大平面図であり、ガイドレバーおよびプッシュアームが係合した状態のプッシュアームの拡大平面図、図2Cは、ディスク装置内部に設けられるプッシュアームの拡大平面図であり、図2Bの状態においてプッシュアームが左壁側に移動した状態におけるプッシュアームの拡大平面図である。
【0012】
[ディスク装置の構成]
図1において、100は、本発明の一実施形態に係る記録媒体駆動装置としてのディスク装置であり、このディスク装置100は、着脱可能に装着されるディスク状の記録媒体としての光ディスク1における少なくとも一面に設けられた図示しない記録面に記録された情報を読み出す情報処理である読取処理や記録面へ各種情報を記録する情報処理である記録処理をする。このディスク装置100は、例えば携帯型のパーソナルコンピュータなどの電気機器に装着されるいわゆる薄型のスロットインタイプで例示するが、例えばゲーム機や映像データの録画などの記録や再生のための処理をする再生装置などの単体の構成としてもよい。また、このディスク装置100は、光ディスク1として、直径12cmの大径ディスク1Aと、直径8cmの小径ディスク1Bとを収納することができる。なお、ディスク状記録媒体としては、光ディスク1に限らず、磁気ディスク、光磁気ディスクなどのいずれのディスク状記録媒体を対象とすることができる。そして、ディスク装置100は、例えば金属製で内部空間を有する略箱形状の装置本体10を備えて構成されている。なお、この装置本体10において、図1中下側を装置本体の正面10A、図1中の装置本体10の左側壁を左壁10B、図1中の装置本体10の右側壁を右壁10C、装置本体10の正面10Aの反対側を背面10Dと適宜称する。
【0013】
装置本体10の内部には、いわゆるトラバースメカ(Traverse Mechanism)と称されるディスク処理部20と、光ディスク1を搬送する搬送手段30と、回路基板としての図示しない制御回路部とが設けられている。そして、装置本体10の正面10Aには、光ディスク1を挿入排出するための挿排口としてのスロット11が図1中左右方向に延びて形成されている。
【0014】
ディスク処理部20は、例えば金属板にて略板状に形成され一端が揺動自在に装置本体10に支持された台座部21を有している。この台座部21は、装置本体10の左壁10Bの正面10A側から、中心位置に向かって長手に形成されている。また、台座部21には、長手方向に沿って、長手状の処理開口部21Aが略中央に切欠形成されている。そして、台座部21の処理開口部21Aの一端側、すなわち装置本体10の略中心位置に、ディスク回転駆動手段22が配設されている。このディスク回転駆動手段22は、図示しないスピンドルモータと、このスピンドルモータの出力軸に一体的に設けられたディスク保持部としてのターンテーブル23とを備えている。スピンドルモータは、制御回路部に制御可能に接続され、制御回路部から供給される電力により駆動する。ターンテーブル23は、装置本体10の内部の略中心部に設けられるとともに光ディスク1を回転駆動する駆動部である。
【0015】
また、台座部21には、情報処理部24が配設されている。この情報処理部24は、一対のガイドシャフト25間に架橋する状態に支持されており、図示しない移動機構により処理開口部21A内でターンテーブル23に対して近接離隔される。この情報処理部24は、図示しない光源と、この光源からの光を収束するピックアップレンズ24Aと、光ディスク1で反射された出射光を検出する図示しない光センサとを有するピックアップを備えている。
【0016】
搬送手段30は、装置本体10に配設された、例えば制御回路部に動作制御される搬送モータ31と、この搬送モータの駆動により連動するリンク機構部32とを備えている。
【0017】
リンク機構部32は、装置本体10の内部であってスロット11の左壁10B側に設けられたディスクガイド機構41と、装置本体10の内部であってスロット11の右壁10C側に設けられたディスク径検知機構42と、ターンテーブル23に配置された光ディスク1を排出するディスク排出機構43と、台座部21を揺動させる第1の駆動カム44及び第2の駆動カム45とを備えている。
【0018】
ディスクガイド機構41は、光ディスク1の挿排を案内するガイド部材としてのガイドレバー411と、このガイドレバー411の正面10A側に接続されるディスクガイド412と、保護プレートとしてのブリッジプレート413と、ブリッジプレート413に回動自在に設けられる8cmアーム414と、ガイド係合部材としてのプッシュアーム416と、を備えている。なお、本発明のガイド部材は、ガイドレバー411、およびディスクガイド412にて構成され、本発明のガイド移動制御部材は、プッシュアーム416および後述する移動制御部材としてのスライドストッパ424にて構成されている。そして、これらのガイドレバー411、ディスクガイド412、プッシュアーム416、およびスライドストッパ424により本発明の搬送装置が構成されている。
【0019】
ガイドレバー411は、ディスク挿排方向に長手状に形成される棒状部材である。このガイドレバー411の側面には、内方側(光ディスク1が挿入される側)に、光ディスク1の挿排方向への移動を案内する合成樹脂製の案内部411Aが固定されている。この案内部411Aは、左壁10B側に向かって凹状となる案内溝が形成されており、光ディスク1の周縁をこの案内溝に摺接させて案内する。また、このガイドレバー411の側面は、案内部411Aに続く背面10D側が、内方に向かって湾曲した形状に形成されており、光ディスク1の移動を規制している。さらに、案内部411Aには、底部側に突出する係合部としての回動規制ピン411Cが形成されている。この回動規制ピン411Cは、ガイドレバー411のディスクガイド412側、すなわち正面10A側で、かつガイドレバー411が小径ディスク1Bに対応した位置に移動した際に、台座部21と干渉しない位置に設けられている。
【0020】
そして、ガイドレバー411の背面10D側の端部には、天面側から底面側に貫通するガイドピン411Bが固定されている。このガイドピン411Bは、後述するブリッジプレート413および8cmアーム414に係止されている。また、ガイドレバー411の正面10A側端部は、ディスクガイド412が回動自在に接続されている。
【0021】
さらに、ガイドレバー411の正面10A側の端部には、左壁10Bに対向して板ばね411Dが設けられている。この板ばね411Dは、ガイドレバー411が左壁10B側に移動した際に、このガイドレバー411とディスクガイド412との接続部を内方側に付勢する。これにより、ガイドレバー411およびディスクガイド412の接続部が外方側に屈折することを防止している。
【0022】
ディスクガイド412は、長手状に形成され、一端部が装置本体10の左壁10B近傍に回動可能に取り付けられている。また、ディスクガイド412の他端部は前記したように、ガイドレバー411の一端部に回動可能に接続されている。これにより、ガイドレバー411の正面10A側端部は、ディスクガイド412の一端部を回動中心とし、ディスクガイド412の長さ寸法を径とした円弧上を回動運動可能となる。また、ディスクガイド412の底面側には、内方に突出するフランジ部412Aが形成されており、このフランジ部412Aに沿って、光ディスク1が挿入される際に光ディスク1の周縁部が摺接される摺接面412Bが形成されている。さらに、ディスクガイド412およびガイドレバー411の接続部は、光ディスク1を排出する際に、光ディスク1の周縁を正面10A側に押出す押出部412Cとなっている。
【0023】
ブリッジプレート413は、装置本体10の背面10D側に左右方向に亘って設けられる板状部材である。このブリッジプレート413は、前述した制御回路部の上方に覆うように設けられ、この制御回路部を保護している。そして、ブリッジプレート413の左壁10B側には、装置本体10の背面10D側角部から内部中心位置に向かって案内ガイド部としての案内ガイド溝415が形成されている。
【0024】
この案内ガイド溝415は、前記ガイドレバー411およびディスクガイド412の接続部の回動軌跡と略平行する形状に形成される第一案内部としての円弧溝415Aと、この円弧溝415Aに連続して光ディスク1の挿排方向に略沿って伸びる第二案内部としての直線溝415Bと、この直線溝415Bに連続して形成されるとともに、直線溝415Bに対して所定の角度だけ装置本体10の中心位置方向に傾斜する第二案内部としての傾斜溝415Cとを備えている。そして、この案内ガイド溝415には、ガイドレバー411の底面側に突出するガイドピン411Bが係止され、ガイドレバー411の移動を案内している。ここで、この直線溝415Bは、ターンテーブル23から直線溝415Bの延長線上に下ろした垂線の長さが小径ディスク1Bの半径と略同一寸法となるように設定されている。
【0025】
また、ブリッジプレート413の右壁10C側には、8cmアーム414が回動可能に軸支されている。さらに、ブリッジプレート413の中心部および右壁10C側には、8cmアーム414の軸支位置を中心とした円弧状のアーム規制溝413Aが形成され、8cmアーム414の回動範囲を規制している。
【0026】
そして、ブリッジプレート413の右壁10C側には、後述するディスク排出機構43のアシストアーム431が回動可能に軸支され、このアシストアーム431の回動中心とした円弧状のアシスト規制溝413Bが形成されている。また、ブリッジプレート413の略中心には、アシストアーム431に噛合するイジェクトアーム432が回動可能に軸支されている。さらに、ブリッジプレート413の正面10A側には、左右方向に長手となる制御溝413Cが形成されている。
【0027】
8cmアーム414は、前述したように、ブリッジプレート413の右壁10C側に回動可能に軸支されている。また、8cmアーム414は、底部側に突出するアーム規制ピン414Aを備えており、このアーム規制ピン414Aがブリッジプレート413のアーム規制溝413Aに係止されている。さらに、8cmアーム414の先端部には、この8cmアーム414の長手に沿って形成されるガイドリンク溝414Bが形成されている。このガイドリンク溝414Bには、ガイドレバー411の天面側に突出するガイドピン411Bが係止されている。そして、8cmアーム414の軸支位置近傍には、8cmアーム414の左壁10B側先端部を正面10A側に付勢するアーム付勢ばね414Cが設けられている。このアーム付勢ばね414Cにより8cmアーム414は常に反時計周り方向に付勢されている。そして、この8cmアーム414によりガイドレバー411は、ガイドピン411Bが案内ガイド溝415の傾斜溝415Cの先端部に位置する初期状態に戻るように付勢されている。
【0028】
プッシュアーム416は、ブリッジプレート413の左壁10B側に回動可能に設けられている。このプッシュアーム416は、図2Aに示すように、長手状に形成され長手一端部から軸支位置に向かって係合溝としてのピン係止溝416Aが形成されている。このピン係止溝416Aには、ガイドレバー411のガイドピン411Bが案内ガイド溝415の円弧溝415Aを移動する際に、図2Bに示すように、案内部411Aに形成された回動規制ピン411Cが挿通される。そして、ガイドレバー411がさらに左壁10B側に移動して、回動規制ピン411Cによりピン係止溝416Aが押されると、プッシュアーム416が左壁10B側に回動する。また、プッシュアーム416の右壁10C側には、下方側に突出する押え片416Bが形成されている。この押え片416Bは、光ディスク1がターンテーブル23にクランプ、すなわち保持された状態において、後述するスライドストッパ424のプッシュストッパ424Dが当接され、図2Cに示すように、さらに左壁10B側に回動される。これにより、ガイドレバー411が光ディスク1の周縁から離れる方向に移動され、ガイドレバー411の案内部411Aおよび光ディスク1の間に所定のクリアランスが形成される。
【0029】
また、プッシュアーム416の先端部には、ブリッジプレート413との間に付勢手段としてのプッシュアーム付勢ばね416Cが設けられている。このプッシュアーム付勢ばね416Cは、プッシュアーム416を内方側、すなわち回動規制ピン411Cがピン係止溝416Aに係合された状態のガイドレバー411を光ディスク1側に付勢しており、スライドストッパ424が押え片416Bから離れると、プッシュアーム416を内方側に回動させる。この時、前述したように、回動規制ピン411Cがガイドレバー411の正面10A側に設けられているため、プッシュアーム付勢ばね416Cによりガイドレバー411の正面10A側が内方側に付勢される。これにより、ガイドレバー411の移動時において、ガイドレバー411およびディスクガイド412の接続部が左壁10B側に突出することがなく、正常にガイドレバー411を移動させることが可能となる。
【0030】
ディスク径検知機構42は、スロット11に挿入された光ディスク1が大径ディスク1Aである場合はディスクガイド機構41のガイドレバー411の移動規制を解除し、光ディスク1が小径ディスク1Bである場合にはガイドレバー411の移動を規制するものである。
【0031】
具体的には、ディスク径検知機構42は、一端部が光ディスク1と当接するとともに他端部側が装置本体10に回動自在とされた検出手段としてのロードアーム421と、このロードアーム421に連結されロードアーム421の回動角度が大きい場合にガイドレバー411の移動規制を解除しロードアーム421の回動角度が小さい場合にはガイドレバー411の移動を規制するアームリンク機構422とを備えている。
【0032】
ロードアーム421は、一端部に光ディスク1の周縁部に当接するローラ状の当接部421Aが設けられ他端部が装置本体10に回動自在に支持されている。このロードアーム421は、細長い矩形状の板部材で形成されており、その長手方向に沿ってガイド溝421Bが形成されている。また、ロードアーム421は、図示しない付勢手段により、図1に示すような初期位置に戻るように、時計回り方向に付勢されている。
【0033】
アームリンク機構422は、ガイド溝421Bに案内される突起423Aが一端部に設けられた略平板状のリンクアーム423と、このリンクアーム423と一端部が連結された略平板状の規制手段としてのスライドストッパ424とを備えている。
【0034】
ロードアーム421及びリンクアーム423は、装置本体10内の右壁10C側にあり、かつ、ディスクガイド機構41のガイドレバー411およびディスクガイド412が配置された平面と略同じ平面内に配置されている。
【0035】
リンクアーム423は、他端側において、装置本体10に固定された回動軸423Bに対して回動自在に支持されており、回動軸423Bを挟んで突起423Aと対向する位置に係合突起423Cがリンクアーム423に形成されている。また、リンクアーム423の係合突起423Cが設けられる端部には、図示しない付勢部材が設けられ、右壁10C側に付勢している。これにより、ロードアーム421は、内方側、すなわち時計回りに付勢されている。
【0036】
スライドストッパ424は、ターンテーブル23より背面10D側において、ブリッジプレート413の底面部側に、図中左右方向に移動可能に配置されており、その右端部に係合突起423Cに当接するとともに、光ディスク1の挿排方向に対して傾斜する傾斜当接部424Aが形成されている。そして、光ディスク1として大径ディスク1Aが挿入され、ロードアーム421が回動すると、リンクアーム423も回動されて係合突起423Cが正面10A側に移動し、この係合突起423Cに当接する傾斜当接部424Aが押されるため、スライドストッパ424が右壁10C側にスライド移動する。また、スライドストッパ424には、ブリッジプレート413のアーム規制溝413Aの一部を閉塞可能な規制ストッパ424Bが設けられている。この規制ストッパ424Bは、上記の如くロードアーム421が回動してスライドストッパ424が右壁10C側に移動すると、アーム規制溝413Aを開放して8cmアーム414のアーム規制ピン414Aが移動可能な状態となる。一方、ロードアーム421が初期位置に戻り、スライドストッパ424が初期位置に戻ると、アーム規制溝413Aを閉塞してアーム規制ピン414Aが移動できない状態となる。これにより、8cmアーム414に連結されたガイドレバー411の回動も規制される。これにより、ガイドレバー411も左壁10B側に移動可能となる。
【0037】
また、スライドストッパ424の正面10A側には、第2の駆動カム45と連結可能なカム連動溝424Cが形成されている。これにより、第2の駆動カム45が移動すると、スライドストッパ424も左右方向に移動する。そして、スライドストッパ424の左壁10B側には、プッシュストッパ424Dが設けられている。このプッシュストッパ424Dは、第2の駆動カム45の移動によりスライドストッパ424が左壁10B側に移動すると、プッシュアーム416の押え片416Bに当接され、プッシュアーム416の回動を規制する。
【0038】
さらに、スライドストッパ424の略中心位置には、イジェクト規制窓424Eが開口形成されている。このイジェクト規制窓424Eは、左右方向に伸びる大径ディスク用イジェクト規制溝424E1と、小径ディスク用イジェクト規制溝424E2とを備えている。これらの大径ディスク用イジェクト規制溝424E1、および小径ディスク用イジェクト規制溝424E2には、第2の駆動カム45の移動によりスライドストッパ424が左壁10B側に移動すると、後述するアシストアーム431のイジェクト規制ピン431Aが係合され、アシストアーム431の回動を規制する。また、これらの大径ディスク用イジェクト規制溝424E1、および小径ディスク用イジェクト規制溝424E2は端部がターンテーブル23から離れる方向に傾斜して形成されており、イジェクト規制ピン431Aがこの傾斜部に係合されることで、イジェクトアーム432と光ディスク1との間にクリアランスを確保することが可能となる。
【0039】
ディスク排出機構43は、光ディスク1をスロット11に押出して排出する機構である。このディスク排出機構43は、アシストアーム431と、イジェクトアーム432とを備えている。
【0040】
アシストアーム431は、前述したように、ブリッジプレート413右壁10C側に回動自在に設けられ、アシスト規制溝413Bに係合するイジェクト規制ピン431Aを備えている。これにより、アシストアーム431は、アシスト規制溝413B内で回動範囲が規制されている。また、このイジェクト規制ピン431Aは前記したように、イジェクト規制窓424Eに挿通されており、スライドストッパ424が移動して、大径ディスク用イジェクト規制溝424E1、または小径ディスク用イジェクト規制溝424E2に係合されることで、アシストアーム431の回動が規制される。さらに、アシストアーム431の左壁10B側の一端部には、歯車431Bが形成されている。このアシストアーム431は図示しない付勢部材により反時計周り方向、すなわち歯車431Bが正面10A側に向かう方向に付勢されている。
【0041】
イジェクトアーム432は、前述したようにブリッジプレート413に回動可能に設けられ、ブリッジプレート413を挟んで底面側に位置する歯車部432Aと、ブリッジプレート413の天面側に位置する長手状のアーム部432Bと、を備えている。歯車部432Aは、アシストアーム431の歯車431Bに噛合しており、アシストアーム431の付勢力により、時計回り方向に付勢されている。この付勢力によりアーム部432Bが時計回り方向、すなわち光ディスク1をスロット11に押し出す方向に付勢されている。また、アーム部432Bの先端部には、光ディスク1の周縁と当接するローラ状の当接部432Cが設けられている。さらに、イジェクトアーム432の回動中心に対してアーム部432Bとは反対側には、アーム制御突起432Dが形成されている。このアーム制御突起432Dは、イジェクトアーム432が回動すると、8cmアーム414の側縁に当接する。
【0042】
第1の駆動カム44及び第2の駆動カム45には、それぞれ係合溝が形成されており、これらの係合溝に台座部21の2つの側面に形成された係合カム突起(図示せず)がそれぞれ係合される。第1の駆動カム44及び第2の駆動カム45は、略長尺状に形成されており、図示しないモータ及び歯車機構により長手方向に沿って進退される。これにより、台座部21はターンテーブル23に装着された光ディスク1の記録面に近接離隔するように揺動される。
【0043】
リンクアーム423と第1の駆動カム44とには、光ディスク1が大径ディスク1Aである場合にターンテーブル23へ送る光ディスク1の送り量を小さくし、光ディスク1が小径ディスク1Bである場合にターンテーブル23へ送る光ディスク1の送り量を大きくするディスク送り用カム部51が設けられている。
【0044】
このディスク送り用カム部51は、リンクアーム423に設けられた突起部52と、この突起部52と係合され第1の駆動カム44に形成されたカム溝53とを備えている。
【0045】
カム溝53は、大径ディスク1Aを送るための第1カム溝53Aと、小径ディスク1Bを送るための第2カム溝53Bと、これらの第1カム溝53A及び第2カム溝53Bとの一端部で合流される共通カム溝53Cとを備えて構成されている。第1カム溝53Aと第2カム溝53Bとは、それぞれ第1の駆動カム44の移動方向に延びて形成されている。
【0046】
第2の駆動カム45は、第1の駆動カム44に連結されており、この第1の駆動カム44の進退移動に連動して左右方向に進退移動する。そして、光ディスク1の中心がターンテーブル23の上に位置することを図示しないセンサが検出すると、第1の駆動カム44が背面10D側に移動して、第2の駆動カム45が左壁10B側に移動する。この第2の駆動カム45の移動により、台座部21は光ディスク1の記録面に対して近接し、ターンテーブル23に対して光ディスク1がクランプされる。この状態で、ターンテーブル23が回転し、光ディスク1に情報が記録及び/又は再生される。
【0047】
〔ディスク装置の動作〕
次に上記ディスク装置100の動作について、図1ないし図6に基づいて説明する。図3は、大径ディスク1Aのディスク挿入初期時、および大径ディスクの排出完了時におけるディスク装置の装置本体の内部を示す平面図である。図4は、大径ディスクの搬送途中におけるディスク装置の装置本体の内部を示す平面図である。図5は、大径ディスクを挿入した場合のディスク挿入完了時におけるディスク装置の装置本体の内部を示す平面図である。図6は、大径ディスクのターンテーブルへのクランプを完了した状態における装置本体の内部を示す平面図である。
【0048】
(大径ディスクの挿入)
図1に示すような初期状態のディスク装置100にディスク径が12cmである大径ディスク1Aを挿入する際のディスク装置の動作を説明する。初期状態のディスク装置100のスロット11から大径ディスク1Aを挿入すると、図3に示すように、この大径ディスク1Aの周縁部がロードアーム421の当接部421Aを右壁10C側に押して回動させる。これにより、リンクアーム423が反時計周りに回動し、スライドストッパ424が右壁10C側にスライド移動する。このスライドストッパ424の移動により、規制ストッパ424Bがブリッジプレート413のアーム規制溝413Aから外れ、8cmアーム414の回動範囲の制御が解除される。
【0049】
この状態でさらに大径ディスク1Aを奥に押し込むと、図4に示すように、大径ディスク1Aの側縁がディスクガイド412の摺接面412Bに当接して、ディスクガイド412を左壁10B側に回動させる。この時、ガイドレバー411も背面10D側に押し込まれ、ガイドピン411Bが案内ガイド溝415の傾斜溝415Cおよび直線溝415Bから円弧溝415Aに移動する。そして、ガイドピン411Bがこの円弧溝415Aに沿って左壁10B側に移動することで、ガイドレバー411は、ディスク挿排方向と略平行な状態を維持したまま左壁10B側に移動し、案内部411Aにて大径ディスク1Aの周縁部を案内する。また、この時、案内部411Aの回動規制ピン411Cがプッシュアーム416のピン係止溝416Aに係合され、プッシュアーム416も左壁10B側に回動する。
【0050】
この後、大径ディスク1Aの半分以上が装置本体10内部に挿入されると、ロードアーム421が内方側、すなわち時計回り方向に付勢されているため、大径ディスク1Aの周縁に沿って移動する。そして、ロードアーム421はこの付勢力により大径ディスク1Aを正面10Aから背面10D側に押し込む。さらに、大径ディスク1Aの半分以上がガイドレバー411およびディスクガイド412の接続部を通過すると、板ばね411Dが内方側に付勢されているため、正面10A側が内方側に突出するように、ガイドレバー411が傾斜し、大径ディスク1Aを奥部に案内する。
【0051】
そして、図5に示すように、大径ディスク1Aの中心部が、ターンテーブル23上に移動されると、第1の駆動カム44および第2の駆動カム45の移動により台座部21が天面側に移動し、図6のように大径ディスク1Aがターンテーブル23にクランプされる。具体的には、大径ディスク1Aの挿入により、図示しない挿入検出スイッチが押され、第1の駆動カム44が正面10A側に移動する。この時、突起部52が第1の駆動カム44の第1カム溝53Aに挿通され、大径ディスク1Aとの間にクリアランスが設けられた状態でロードアーム421の位置が固定される。また、第1の駆動カム44の移動に連動して第2の駆動カム45も左壁10B側に移動する。そして、これらの第1の駆動カム44および第2の駆動カム45に連動して台座部21が天面側に移動し、大径ディスク1Aがターンテーブル23にクランプされる。
【0052】
また、第2の駆動カム45が左壁10B側に移動することで、スライドストッパ424も左壁10B側に移動する。これにより、図2Cに示すように、プッシュストッパ424Dがプッシュアーム416の押え片416Bを左壁10B側に押し込み、移動を規制する。これにより、ピン係止溝416Aに回動規制ピン411Cが係止されたガイドレバー411は、左壁10B側に押さえつけられ、大径ディスク1Aとの間に所定寸法のクリアランスが設けられる。
【0053】
さらに、スライドストッパ424の移動によりアシストアーム431のイジェクト規制ピン431Aが大径ディスク用イジェクト規制溝424E1に係合され、イジェクトアーム432の当接部432Cも大径ディスク1Aとの間に所定寸法のクリアランスが設けられた状態で移動が規制される。
【0054】
(大径ディスクの排出)
次に、大径ディスク1Aを排出する動作を説明する。操作者により例えばイジェクトボタンが押されるなどすると、先ず、第1の駆動カム44が背面10D側に移動し、第1の駆動カム44に連動して第2の駆動カム45も右壁10C側に移動する。これにより、台座部21が底部側に移動し、大径ディスク1Aのクランプ状態がはずれる。また、第2の駆動カム45が右壁10C側に移動することにより、スライドストッパ424も右壁10C側に移動し、プッシュストッパ424Dがプッシュアーム416から離れると、プッシュアーム416は、プッシュアーム付勢ばね416Cの付勢力により内方側(右壁10C側)に回動する。これにより、ガイドレバー411の案内部411Aが大径ディスク1Aの周縁に当接し、光ディスク1を保持する。また、スライドストッパ424の右壁10C側への移動により、イジェクトアーム432およびロードアーム421も同様に移動規制が解除され、大径ディスク1Aの周縁を保持する。そして、イジェクトアーム432の付勢力により大径ディスク1Aが正面10A側に押出される。
【0055】
そして、大径ディスク1Aの左端縁がガイドレバー411およびディスクガイド412の接続部よりも正面10A側に排出されると、ディスクガイド412の押出部412Cが大径ディスク1Aの周縁を正面10A側に押出す。すなわち、ガイドピン411Bが8cmアーム414により正面10A側に押されて直線溝415Bを通過すると、ガイドレバー411も正面10A側に押出される。この時、ガイドレバー411およびディスクガイド412の接続部はディスクガイド412の回動円弧に沿って内方側に飛び出し、ガイドレバー411が傾斜した状態となる。これにより、ガイドレバー411の正面10A側端部は、大径ディスク1Aの周縁部を押出すことが可能となる。さらに、ガイドピン411Bが傾斜溝415Cを通過すると、ガイドレバー411はより内方側に飛び出すように移動する。これにより、大径ディスク1Aの排出がより促される。
【0056】
また、大径ディスク1Aの右端部がロードアーム421の当接部421Aよりも正面10A側に排出されると、第1の駆動カム44がさらに背面10D側に移動することで、突起部52が共通カム溝53Cに係合され、ロードアーム421が内方側に回動する。このロードアーム421の回動により大径ディスク1Aの周縁が正面10A側に押出され、大径ディスク1Aが排出される。
【0057】
〔ディスク装置の作用効果〕
上述したように、上記一実施形態のディスク装置100では、大径ディスク1Aがターンテーブル23にクランプされた時に、大径ディスク1Aの挿排を案内するガイドレバー411を左壁10B側に移動させて、大径ディスク1Aの周縁およびガイドレバー411の間に所定にクリアランスを形成するプッシュアーム416を備えている。このため、大径ディスク1Aがターンテーブル23に載置された際に、ガイドレバー411が大径ディスク1Aの回転を阻害することがない。したがって、大径ディスク1Aを良好にクランプでき、回転阻害により読み込みエラーなどを回避できる。
【0058】
また、プッシュアーム416は、プッシュアーム付勢ばね416Cにより内方側、すなわち大径ディスク1Aが配置される側に回動するように付勢されている。このため、大径ディスク1Aがターンテーブル23にクランプされていない状態で、かつ回動規制ピン411Cがピン係止溝416Aに係合している状態では、ガイドレバー411は、常にプッシュアーム416により内方側に付勢されている。したがって、ガイドレバー411により確実に大径ディスク1Aを保持できるとともに、案内部411Aにより良好に大径ディスク1Aの案内もできる。
【0059】
また、プッシュアーム416は一端部がブリッジプレート413に回動可能に設けられ、他端がプッシュアーム付勢ばね416Cにより内方側に付勢されている。このため、プッシュアーム416の移動範囲を小さくでき、簡単な構成でガイドレバー411の移動を規制することができる。
【0060】
さらに、プッシュアーム416は、ガイドレバー411に設けられる回動規制ピン411Cが係合するピン係止溝416Aを備え、ガイドレバー411が左壁10B側に移動した際に、回動規制ピン411Cがこのピン係止溝416Aに係合されてガイドレバー411の移動が規制される。このため、プッシュアーム416は、ガイドレバー411の回動規制ピン411Cを係合させるだけの簡単な構成でガイドレバー411の移動を規制することができる。
【0061】
また、本実施形態のようにガイドレバー411が円弧溝415Aに沿って光ディスク1の挿排方向に略平行に移動するタイプのディスク装置100において、上記のような一端が回動可能に取り付けられるとともに、他端部から回動中心に向かってピン係止溝416Aが形成されるプッシュアーム416が用いられている。このため、プッシュアーム416は、ガイドレバー411の回動規制ピン411Cをピン係止溝416Aに係合して回動することで、最小限の移動でガイドレバー411の移動を規制することができる。したがって、プッシュアーム416のサイズを小さくでき、構成も簡単になる。よって、ディスク装置100の小型化や薄型化により貢献することができる。
【0062】
そして、回動規制ピン411Cは、ガイドレバー411の正面10A側に設けられている。このため、ガイドレバー411およびディスクガイド412の接続部の外方側、すなわち左壁10B側への回動を防止できる。
【0063】
また、回動規制ピン411Cは、ガイドレバー411が小径ディスク1Bを案内している際に、台座部21に干渉しない位置に設けられている。すなわち、台座部21が上方側に移動して小径ディスク1Bがターンテーブル23にクランプされた場合でも、回動規制ピン411Cが台座部21に接触しない。このため、台座部21と回動規制ピン411Cとの接触によるクランプミスや小径ディスク1Bの情報処理のエラーなどが発生しない。
【0064】
〔実施形態の変形〕
なお、本発明は、上述した一実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で以下に示される変形をも含むものである。
【0065】
すなわち、上記実施形態では、プッシュアーム416のピン係止溝416Aに係合する回動規制ピン411Cは、ガイドレバー411の正面10A側で、かつ台座部21と干渉しない位置に底面部側に突出して設けられている例を示したが、これに限らない。たとえば、回動規制ピン411Cがガイドレバー411の天面側に突出形成されていれば、台座部21に接触することがないためさらに正面10A側に形成することもできる。この場合、回動規制ピン411Cに対応してプッシュアーム416が天面に設けられている構成としてもよい。
【0066】
また、ガイドレバー411の正面10A側に回動規制ピン411Cを設けるとしたが、背面10D側に設けられる構成としてもよい。この場合、ガイドレバー411およびディスクガイド412の接続部が外方側に回動しないように、回動規制部材を設けたり、別途前記接続部が外方側に突出して回動するのを防止する付勢部材を設けたりすることができる。
【0067】
さらに、プッシュアーム416に設けられるピン係止溝416Aにガイドレバー411の回動規制ピン411Cが係合される例を示したが、例えばプッシュアーム416に係止ピンを設けガイドレバー411にこのピンに係合する溝部を形成する構成としてもよい。このような構成では、ピンと台座部との干渉などの問題がないので、プッシュアーム416をさらに正面10A側に取り付けることもできる。よって、より確実にガイドレバー411およびディスクガイド412の接続部の外方への回動を防止できる。
【0068】
また、プッシュアーム416は一端部がブリッジプレート413に回動自在に軸支され、他端部にプッシュアーム付勢ばね416Cが設けられる構成を示したが、これに限らない。例えば、プッシュアーム416をガイドレバー411の移動方向に対して交差する方向に移動する部材であればよく、例えば、ガイドレバー411の左右移動方向に対して同方向に平行移動するスライド部材であってもよい。このような部材であっても、ガイドレバー411の回動規制ピン411Cを係合した状態で、左壁10B側に移動することで、ガイドレバー411を左壁10B側に移動させることができる。
【0069】
また、移動規制部材としてスライドストッパ424を例示したが、これに限らない。例えば、台座部21に接続され、台座部21の上下移動に応じてプッシュアーム416を左壁10B側に移動させる台座部連動部材が設けられていてもよい。
【0070】
その他、本発明の実施の際の具体的な構造は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造などに適宜変更できる。
【0071】
〔実施形態の効果〕
上記一実施形態のディスク装置100では、大径ディスク1Aがターンテーブル23にクランプされた時に、大径ディスク1Aの挿排を案内するガイドレバー411を左壁10B側に移動させて、大径ディスク1Aの周縁およびガイドレバー411の間に所定にクリアランスを形成するプッシュアーム416を備えている。このため、大径ディスク1Aがターンテーブル23に載置された際に、ガイドレバー411が大径ディスク1Aの回転を阻害することがない。したがって、大径ディスク1Aを良好にクランプでき、回転阻害により読み込みエラーなどを回避できる。
【産業上の利用可能性】
【0072】
本発明は、ディスク状記録媒体を挿入排出する搬送装置、および搬送装置が設けられた記録媒体駆動装置に利用できる。

Claims (7)

  1. 装置本体内部に配置されるディスク保持部がディスク状の記録媒体を保持可能な位置に、前記記録媒体を案内するとともに、前記記録媒体の接離方向に移動可能なガイド部材と、
    前記記録媒体が前記ディスク保持部に保持された状態で、前記ガイド部材を前記記録媒体から離れる方向に移動させるガイド移動制御部材と、
    を具備し、
    前記ガイド移動制御部材は、前記ガイド部材に係合可能なガイド係合部材と、前記ガイド係合部材に前記ガイド部材が係合されるとともに前記記録媒体が前記ディスク保持部に保持された状態において、前記ガイド係合部材の移動を規制する移動規制部材を備え、
    前記ガイド部材は前記記録媒体の搬送方向に略平行な長手状に形成されるとともに、前記ガイド係合部材に係合可能な係合部を有するガイドレバーと、一端部が前記装置本体に回動可能に設けられるとともに、他端部が前記ガイドレバーの一端部に回動可能に接続されるディスクガイドと、を備え、
    前記ガイド係合部材は、前記ガイドレバーの移動により前記係合部が係合可能な係合溝を備えたことを特徴とした搬送装置。
  2. 請求項1に記載の搬送装置であって、
    前記ガイド移動制御部材は、前記記録媒体が前記ディスク保持部に保持されない状態において、前記ガイド部材を前記記録媒体に近接する方向に付勢する
    ことを特徴とした搬送装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の搬送装置であって、
    前記ガイド係合部材は、一端部が前記装置本体に回動可能に設けられるとともに、他端部に前記記録媒体に近接する方向に付勢する付勢部材が設けられた
    ことを特徴とした搬送装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の搬送装置であって、
    前記係合部は、前記ガイドレバーの長手方向における略中心位置に設けられた
    ことを特徴とした搬送装置。
  5. 請求項4に記載の搬送装置であって、
    前記ガイドレバーは、搬送経路に対して略平行に形成される案内部を備えるとともに、この案内部に続く背面側が内方に向かって湾曲する形状に形成され、
    前記係合部は、前記ガイドレバーの前記湾曲部分の前記案内部側に設けられた
    ことを特徴とした搬送装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の搬送装置であって、
    前記係合部は、前記記録媒体が前記ディスク保持部に保持された状態において、前記ディスク保持部が設けられる台座部に干渉しない位置に設けられる
    ことを特徴とした搬送装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の搬送装置と、
    前記搬送装置により搬送された前記記録媒体を保持する前記ディスク保持部と、
    前記ディスク保持部が設けられるとともに、上下方向に移動可能な台座部と、
    前記ディスク保持部に保持された前記記録媒体への情報の書き込みおよび前記記録媒体からの情報の読み込みの少なくとも一方を実施する情報処理部と、
    これらの搬送装置、ディスク保持部、台座部、および情報処理部を内部に収納し、前記記録媒体を挿排する挿排口が設けられる前記装置本体と、
    を具備したことを特徴とした記録媒体駆動装置。
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