JP4335639B2 - シャッタ装置及びこれを含む光学機器 - Google Patents

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Description

本発明は光学機器用のシャッタに関する。より詳細には、デジタルカメラやビデオカメラ等の光学機器に好適に使用できるシャッタ装置に関する。
カメラのシャッタ装置に関しては、例えば特許文献1に記載がある。この特許文献1は、上絞り羽根及び下絞り羽根という2枚のセクタをステップモータで開閉駆動する技術について開示している。図12は、特許文献1で示される従来におけるシャッタ装置でのセクタ動作例について示した図である。第1のセクタ101は固定軸102について回動自在であり、第2のセクタ107は固定軸108について回動自在である。これらのセクタ101、107は、シャッタ基板に形成したシャッタ開口100を開及び閉とする位置に移動可能に配置されている。
具体的には、第1のセクタ101には開口103が設けられ、同様に第2のセクタ107には開口109が設けられている。これらの開口103、109には図示しないステップモータによって揺動される作動ピン105が貫通し、係合している。よって、図12で示すように、作動ピン105を所定方向に移動させることで、2枚のセクタ101、107の位置を制御して小絞り、全閉、全開の各状態を形成できる。
特開平2000−39646号 公報
上記特許文献1で開示するシャッタ装置では、第1のセクタ101及び第2のセクタ107の開口103、109は共に単純な形状であり、作動ピン105の位置が上方へ移動するのに伴って、上記第1のセクタ101及び第2のセクタ107によって小絞り、全閉、全開の状態が形成される。また、全開の状態から作動ピン105を下方に移動するとこれとは逆の状態が形成される。ここで、全閉の状態は、小絞り状態と全閉状態との間で存在している。
よって、ステップモータを駆動して全開位置から全閉位置、或いは小絞り位置から全閉位置にセクタ101、107を移動させるときは、セクタ停止の直前に電気的なブレーキパルスを送ってステップモータの駆動を逆向きに制御するという手法が一般に採用される。しかしながら、最近のシャッタスピードは高速であり、ブレーキタイミングの幅が極めて狭くなっている。そのため、ステップモータを電気的に制御して、ロータを所定位置で停止させることが極めて困難となっている。その結果、ロータにより駆動される作動ピン105が所期位置(セクタを全閉とする位置)を過ぎてオーバーランする場合がある。
このように作動ピン105がオーバーランすると、セクタ101、107が予定された全閉用の位置からずれて開口100に光が入る状態(以下、再露光の状態という)となる。このように、本来の全閉位置で光を確実に遮蔽できないシャッタを採用するカメラ等の光学機器では適正な撮影を行なうことができない。
なお、上記特許文献1では2個のセクタにより小絞り、全閉、全開の状態を形成している。しかし、小絞り用として3個目のセクタを使用し、3枚構成で同様に小絞り、全閉、全開の状態を形成するシャッタの試みもある。このようにセクタ3枚を用いるシャッタに関しても、セクタ停止時には前述した作動ピン105のオーバーランにより所定位置に停止させることができないという問題がある。また、一般のシャッタではセクタが所定範囲を越えて移動しないように所定位置に移動規制部材が配置されている。例えばシャッタ開口を閉じたセクタがそれ以上移動しないように当接部材が配置されている。上記のように作動ピン105がオーバーランすると、これに伴ってセクタが当接部材に強く衝突することになる。この衝突によりセクタが跳ね返され(バウンドと称される)、前記したと同様の再露光状態や強い衝突によるセクタの破損等の問題を発生させる場合がある。
そこで、本発明の目的は、上記した従来の課題を解決し、簡易な構造で所期の位置にセクタを確実に停止させることできるシャッタ装置を提供することである。
上記目的は、シャッタ開口を有する基板と、カム溝を備えると共に前記基板に揺動自在に配置され、前記シャッタ開口を開閉する複数のセクタと、前記カム溝に係合して前記セクタを揺動する作動部材とを含み、前記シャッタ開口の全閉時に、前記セクタが前記シャッタ開口を全閉する領域において前記作動部材の揺動を抑えるように負荷を付与する制動部材を備えたシャッタ装置により達成できる。
本発明によると、作動部材が前記セクタを移動して前記シャッタ開口を閉じて全閉状態とするとき、この付近に移動してくる作動部材の移動が制限される。すなわち、制動部材は、前記セクタが前記シャッタ開口を全閉する領域において前記作動部材の揺動を抑えるように負荷を付与する。よって、作動部材が更に移動しようとしてもこれが規制されるので、シャッタ開口を塞いだセクタが所定位置からずれるということがない。従って、再露光やバウンドの問題を生じないシャッタ装置を提供できる。前記制動部材は、前記シャッタ開口の全閉時に前記セクタが前記シャッタ開口を全閉する領域において前記作動部材に押圧されて移動するように構成することができる。
前記制動部材は、前記基板に前記セクタと同軸に回動自在に配置され、前記作動部材に係合する制動用カム溝を備えた板状部材を含み、前記作動部材に押圧されて回動したときに前記シャッタ開口を塞がない形状であることが好ましい。このように制動部材を形成すれば、他のセクタと同様にシャッタに組み込んで使用することができる。また、前記制動部材は、前記セクタを揺動して前記シャッタ開口を全開、全閉、および小絞りの状態を形成するように駆動することができる。また、前記制動用カム溝は、前記作動部材の回動方向と、該作動部材が該制動用カム溝へ当接する接線方向とで作る角度が大きくなるように形成して、前記作動部材の揺動負荷を増大することができる。
また、シャッタ開口を有する基板と、カム溝を備えると共に前記基板に揺動自在に配置され、前記シャッタ開口を開閉する複数のセクタと、前記カム溝に係合して前記セクタを揺動する作動部材とを含み、前記基板に設けた固定軸回りに回動自在に配置され、前記作動部材が制動用カム溝に係合し、前記作動部材が前記セクタをして前記シャッタ開口を全閉状態となすときに、前記作動部材の移動方向と該作動部材が当接する前記制動用カム溝の接線方向とで作る角度が大きくなるように形成した前記制動部材を備えるシャッタ装置によっても同様に上記目的を達成できる。
また、上記目的は、シャッタ開口を有する基板と、カム溝を備えると共に前記基板に揺動自在に配置され、前記シャッタ開口を開閉する複数のセクタと、前記カム溝に係合して前記セクタを揺動する作動部材とを含み、前記シャッタ開口の全閉時に前記セクタが前記シャッタ開口を全閉する領域において、前記作動部材の揺動を抑えるように負荷を付与するように、所定のセクタのカム溝が形成されているシャッタ装置によっても達成できる。
本発明によると、シャッタ開口を開閉する所定のセクタのカム溝が、全閉位置に近づいてくる前記作動部材の移動を制限する。すなわち、カム溝は、シャッタ開口の全閉時に前記セクタが前記シャッタ開口を全閉する領域において、前記作動部材の揺動を抑えるように負荷を付与する。よって、新たな部材を追加することなく再露光の発生等を防止できるシャッタ装置を提供できる。なお、前記カム溝はV字形状を含み、前記作動部材が前記V字形状の谷部に至ったときに、前記セクタが前記シャッタ開口を全閉状態とするように形成することができる。
また、シャッタ開口を有する基板と、カム溝を備えると共に前記基板に揺動自在に配置され、前記シャッタ開口を開閉する複数のセクタと、前記カム溝に係合して前記セクタを揺動する作動部材とを含み、前記カム溝がV字形状を含んでおり、前記作動部材が前記セクタをして前記シャッタ開口を全閉状態となすときに、前記作動部材が前記V字形状の谷部に至ったときに前記セクタが前記シャッタ開口を全閉状態とするシャッタ装置によっても同様に上記目的を達成できる。
そして、前記作動部材は、前記セクタを揺動して前記シャッタ開口を全開、全閉、および小絞りの状態が形成されるように駆動することができる。上述した構成のシャッタ装置であれば再露光やバウンド状態が生じることがないので、このシャッタ装置を含むデジタルカメラ等の光学機器であれば、鮮明な撮影画像を得ることができる。
以上説明したように、本発明によれば、セクタを全閉位置等の所期位置に確実に停止させることができる光学機器用のシャッタ装置を提供できる。
以下図面を参照して本発明の最良の形態について説明する。ここでは2つの実施例を示す。
図面に基づいて実施例1のシャッタ装置について説明する。図1から図6は、実施例1のシャッタ装置について示している。図1は実施例1に係るシャッタ装置1が全開状態にあるときの様子を示した図である。図2は、図1のシャッタ装置1に含まれる3枚のセクタを取り出して示した図である。図3は、図1のシャッタ装置1に含まれる制動部材としての規制板40を取り出して示した図である。図4はシャッタ装置1が全閉状態にあるときの様子を示した図である。図5はシャッタ装置1が小絞り状態にあるときの様子を示した図である。また、図6はセクタを駆動する作動部材としての作動ピンを駆動するステップモータを含めてシャッタ装置1の構成を示した図である。
図1に示すように、本シャッタ装置1はセクタ3枚構成である。本シャッタ装置1は、シャッタ基板3と、3枚のセクタ10、20、30を備えている。第1セクタ10は第1シャッタ羽根であり、第2セクタ20は第2シャッタ羽根である。第3セクタ30は小絞り穴を備えた絞り羽根である。ここでは、各セクタを確認し易いように、第1セクタ10に関する部分を実線、第2セクタ20に関する部分を長い破線、第3セクタに関する部分を点線で示している。なお、シャッタ基板3の中央には、シャッタ開口4が形成されている。
第1セクタ10は、固定軸11回りに回動自在に構成され、カム溝12を備えている。第2セクタ20は、固定軸21回りに回動自在に構成され、カム溝22を備えている。第3セクタ30は、固定軸31回りに回動自在に構成され、カム溝32を備えると共に小絞り穴33を有している。上記3個のカム溝12、22、32には、ここでは図示しないステップモータ(後述の図6参照)によって、所定範囲で駆動される作動ピン(作動部材)5が係合している。すなわち、1つの作動ピン5が3個のカム溝12、22、32を貫通し、この作動ピン5の移動により全てのセクタ10、20、30が所定の揺動動作を行うように構成されている。
図2は、図1に示した各部構成が確認し易いように取り出して示した図である。(A)は第1セクタ10、(B)は第2セクタ20、(C)は第3セクタ30を示している。また、図3は本シャッタ装置1に含む規制板40を取り出して示した図である。この図3では、上から全開状態、全閉状態、小絞り状態にあるときの作動ピン5と規制板40との関係を示している。本規制板40は、図1に示すように、第2セクタ20の固定軸21を兼用して所定範囲を回動可能に設定されている。規制板40は他の3枚のセクタと同様に板状部材にカム溝を備えた構造である。後述するように、このカム溝は作動ピン5の移動を制限するように所定位置で負荷を増大させる制動用カム溝42として形成されている。
上記規制板40は、図3の中段で示す全閉状態となったとき、すなわちシャッタ開口4がセクタにより閉じられたときに、当該位置にある作動ピン5の移動を制限するために付加されている部材である。この点ついてより詳細に説明すると、前記作動ピン5が前記セクタ10、20、30を移動して前記シャッタ開口4を閉じたときに、規制板40の制動用カム溝42によりその位置にある前記作動ピン5の動きを制限するように負荷を増大させて制動をかける。図3で図示するように、制動用カム溝42は長穴が蛇行したようなカム曲線で形成されている。作動ピン5が全開に対応する位置(5−1)から全閉の位置(5−2)に来たときに、作動ピン5は凸部の側面に当接し、つまり作動ピン5の進行方向と当接するカム曲線の接線とがなす角度を大きくすることで作動ピン5の移動に対する負荷を増大して制動をかけている。
すなわち、作動ピン5は上段の全開位置(5−1)から中段の全閉状態に向かう当初は、スムーズに移動可能である。しかし、図3中段で示すように、全閉状態に対応する位置付近に作動ピン5が来ると参照符号NRで示す蛇行部分に至り、また矢印Rで示すように規制板40自身が少し揺動する。このような規制板40動作と制動用カム溝42の形状により、作動ピン5に負荷をかけて制動するものである。その結果、本実施例のシャッタ装置1では、作動ピン5の動作に基づいて揺動されるセクタ10,20,30がシャッタ開口4を閉じた全閉位置(5−2)の付近で、オーバーランすることがなくなる。よって、全閉状態でセクタが開き再露光するという状態や、セクタがバウンドするという状態が確実に抑制できる。
そして、図3中段の全閉状態から下段に示す小絞りに移行する場合は、作動ピン5は停止した状態から移動を開始するので、制動用カム溝42による影響を殆ど受けること無くスムーズに移行する。しかし、その逆に、下段の小絞り位置(5−3)から全閉位置(5−2)に戻るときには、全開から全閉となる場合と同様に制動用カム溝42によって、作動ピン5が全閉位置(5−2)に来たときにその移動に制動がかかるようになっている。すなわち、制動用カム溝42の形状は、作動ピン5が他の位置から全閉位置(5−2)に来たときにその移動を制限するようにカム形状が設計され、全閉位置(5−2)から小絞り位置(5−3)或いは全開位置(5−1)に移行するときには作動ピン5の負荷を変動させて自由な移動を許容する形状となっている。
なお、上記規制板40は作動ピン5が制動用カム溝42に係合し固定軸21の回りに回動するので、その位置が変化する。規制板40がこのように移動したときに、シャッタ開口4を塞ぐことがない形状に形成されている。図3では他の図で図示を省略しているステップモータ7及びそのロータ軸7R並びにこのロータ軸7Rに一端が固定されたアーム部8を図示している。ステップモータ7の周辺部については、次の図6を参照して詳細に説明する。
図6(A)は、セクタ10、20、30並びに規制板40を駆動する作動ピン5と、この作動ピン5を駆動するステップモータ7の周辺部分を拡大して示した図である。シャッタ基板3の前面側には前記3枚のセクタ10、20、30が基板面に沿うように配置されている。これらのセクタは、シャッタ基板3側から第1シャッタ羽根10、第2シャッタ羽根20、絞り羽根30である。これらセクタの前側には、さらに規制板40が配設されている。シャッタ基板3の背面側にはステップモータ7が配置されている。
この図6(A)では穴の位置は確認できないが、第1セクタ10は基板3に設けた固定軸11に係合する穴、及びロータ軸7Rから延びた作動ピン5に係合する前述したカム溝12を備えている。同様に、第2セクタ20は基板3に設けた固定軸21に嵌合する穴、及びロータ軸7Rから延びた作動ピン5に係合するカム溝22を備えている。また、絞り羽根30は基板3に設けた固定軸31に係合する穴、及びロータ軸7Rから延びた作動ピン5に係合するカム溝32を備えている。これらセクタ10、20、30は、作動ピン5の回動動作に伴って、それぞれが独自の軌跡を描いて揺動する。そして、規制板40はセクタ20の固定軸21に回動自在に係合している。
基板3の背面側に配置しているステップモータ7のロータ701から伸びるロータ軸7Rには、半径方向に延出したアーム部8が接続されている。このアーム部8の端部は、前述した作動ピン5が接続されている。作動ピン5はシャッタ基板3側に設けた開口710を通り反対側まで延在している。前面側に出たこの作動ピン5に、セクタ10、20、30のそれぞれに設けたカム溝12、22、32及び規制板40の制動用カム溝42が係合している。よって、ステップモータ7のロータ軸7Rが回動したときには、作動ピン5がこれに連動して回動し、さらにセクタ10、20、30が所定の軌跡で揺動する。また、規制板40が僅かに揺動して、前述したように全閉位置付近で作動ピン5が移動するのに負荷をかけて制動している。
なお、ステップモータ7はロータ701の外周を囲むようにU字状のステータ704が配置され、このステータの両側にコイル702、703が巻回されている。図6で示すステータ704は両端から見た状態が図示されている。コイル702、703には制御回路705が接続され、ステップモータ7の駆動が制御される。
また、図6(B)は、上記作動ピン5の移動範囲CRについて示した図である。作動ピン5はロータ軸7Rの回転に伴い360°の回転が可能であるが、基板3に形成された開口710は扇型であり、また、アーム部8の移動を規制する当接部材709が配置されている。よって、作動ピン5は所定範囲RE内を回動する。
さらに、上記図1(全開)、図4(全閉)及び図5(小絞り)を参照して、シャッタ装置1の全体的な動きを説明する。図1の全開では作動ピン5が移動範囲の左端にあり、このときには各セクタ10、20、30はカム溝12、22、32の形状に基づいて、シャッタ開口4を開く位置に移動される。次に、図4で示すように、作動ピン5が全閉に対応する位置に移動すると、各セクタ10、20、30もシャッタ開口4を閉じる位置へ移動する。このとき本シャッタ装置1では、作動ピン5が規制板40の制動用カム溝42によりスムーズな移動を制動した状態となる。よって、セクタ10、20、30は図4(全閉)の位置付近で減速するため従来の様にずれを生じることなく安定的に停止する。したがって、再露光やバウンドの問題は生じない。
そして、本シャッタ装置1では、図4の全閉状態位置にある作動ピン5を更に右に移動させるときにはスムーズに移動して図5の小絞り状態となるが、ここから全閉状態に戻るときには作動ピン5は制動用カム溝42によって全閉位置付近で作動ピン5の負荷が増大して制動がかかり減速する。よって、常にセクタ10、20、30は図4(全閉)の位置では、位置ずれを発生することなく安定的に停止する。したがって、このときの全閉位置でも再露光やバウンドの問題は発生しない。
以上のように実施例1のシャッタ装置1は規制板40を備えているので、セクタを全閉位置に移動した作動ピンを制動するので減速して停止できる。よって、従来のようにセクタがシャッタ開口4からずれて再露光するという問題は発生しない。したがって、本シャッタを一部として含んだデジタルスチルカメラ等の光学機器によれば鮮明な画像を撮影できる。
更に、図7から図11に基づいて、本発明に係る実施例2を説明する。前述した実施例1では3枚のセクタに加えて、作動ピン5の移動を規制する規制板40を更に配置していた。これに対し、本実施例2は既存セクタのカム溝を利用して、規制板40と同様の効果を得るような構成を実現する。よって、本実施例2では構成を簡素化できる。
本実施例では、シャッタ装置に組込む複数のセクタの内で、所定のセクタのカム溝が特殊な形状に設計されている。すなわち、シャッタ開口を閉じる全閉状態となるときに、このカム溝が実施例1の規制板40と同様の機能を果たす。この点を図7を参照して説明する。図7は本シャッタ装置2に含む1枚のセクタ50(所定のセクタ)を拡大して示した図である。セクタ50は固定軸51回りに回動自在であり、カム溝52を備えている。このカム溝52に、反時計方向(CCW)方向へ回動する作動ピン5が係合している。(A)から(C)に向かうに従って、作動ピン5がCCW側へ移動する。
上記(A)の状態から、セクタ50を揺動するように作動ピン5が回動されたときには、図7の下段に示すようにセクタ50から作動ピン5に大きな負荷RP(反力)が発生する。そして、セクタ50がCW方向へ揺動して、(B)の状態になると反力RPが小さくなる。さらに、この(B)の状態から(C)の状態へ連続して移行しようとすると、セクタはCW方向に回転しているが、作動ピン5はセクタをCCW方向に移動させようとするために、再び反力RPが大きくなる。ここで、特に着目すべき状態は、(B)から(C)へ移行するときである。(B)の位置に作動ピン5があるときに全閉状態を形成するようにしたので、作動ピン5がさらに移動しようとしてもこれを反力RPによって制動されて減速する。本実施例2は、このような理論に基づき、組込むセクタのカム溝を活用して実施例1の規制板40と同様の制動効果を得るようにしたものである。
図7に示すようなセクタ50をシャッタ内に組込んだときには、他のセクタにより、或いはこのセクタ50も含めた複数のセクタで全閉状態を形成する付近で、(B)で示す状態となるように作動ピン5とセクタ50の関係を設定する。このようにすれば、全閉状態となるときにセクタ50のカム溝52によって、作動ピン5が減速するのでオーバーランする状態が抑制される。図7に示すようなセクタ(所定のセクタ)は1つのシャッタ装置に複数組込んでもよい。すなわち、全開状態から全閉状態にするときにはセクタAのカム溝により前述したような制動効果を得るようにし、小絞り状態から全閉状態にするときには他のセクタBのカム溝により制動効果を得るようにしてもよい。もちろん、1枚のセクタ50が全閉状態となるときに常に制動効果を発揮するように、カム溝52の形状を設計してもよい。
図8から図11を参照して、実施例2のシャッタ装置2について詳細に説明する。図8は実施例2に係るシャッタ装置2が全開状態から全閉状態へ移行するときの様子を示した図である。図9は、図8のシャッタ装置2に含まれる3枚のセクタを取り出して示した図である。図10はシャッタ装置2が小絞り状態から全閉状態へ移行するときの様子を示した図である。図11はシャッタ装置2が全閉状態にあるときの様子を示した図である。なお、このシャッタ装置2では、図7に示したセクタ50を第1セクタとして組込んでいる。また、第2セクタ60が同様に制動機能を果たすカム溝を備えている。
まず図8を参照して、シャッタ装置2の構成の大略を説明する。本シャッタ装置2もセクタ3枚構成であるが、実施例1のように規制板を含んでいない。すなわちシャッタ装置2は、3枚のセクタ50、60、70を備えている。セクタ50は第1シャッタ羽根であり、セクタ60は第2シャッタ羽根である。セクタ70は小絞り穴73を備えた絞り羽根である。ここでも各セクタを確認し易いように、第1セクタ50に関する部分を実線、第2セクタ60に関する部分を長い破線、第3セクタ70に関する部分を点線で示している。
第1セクタ50は固定軸51回りに回動自在に構成され、第2セクタ60は固定軸61回りに回動自在に構成され、第3セクタ70は固定軸71回りに回動自在に構成されている。これらのセクタ50、60、70の各々には実施例1の場合と同様にカム溝が形成され、作動ピン5により所定の軌跡を描いて揺動するように構成されている。この点ついては前述した実施例1と同様である。図9は、図8に示した各部構成が確認し易いように取り出して示した図である。(A)は第1セクタ50、(B)は第2セクタ60、(C)は第3セクタ70を示している。
後述するように、本実施例のシャッタ装置では、小絞り状態から全閉状態となるときに、セクタ50のカム溝52が前述した作動ピン5を制動する機能を発揮するように設計されている。また、全開状態から全閉状態となるときに、セクタ60のカム溝62が前述した作動ピン5を制動する機能を発揮するように設計されている。
図8に示すように、全開から全閉に変化するときに第2セクタ60のカム溝62が特徴的な機能を果たし、また、図10に示すように小絞りから全閉に変化するときに第1セクタ50のカム溝52が特徴的な機能を果たす点が前記の実施例1とは異なる。各図の状態を順に説明する。但し、図8及び図10では、本実施例2の特徴が理解し易いように、作動ピン5の移動を制限するカム溝を示して他のカム溝の図示は省略している。これに対して図11は、シャッタ装置2の全閉状態が示され、この図では全てのセクタのカム溝を確認できるように図示している。
図8は、シャッタ開口4の全開状態から全閉状態へ変化する様子を示している。この図で示す状態では、第2セクタ60はシャッタ開口4の遮光ではなく、そのカム溝62で作動ピン5の移動を規制するようにしている。すなわち、図8で示す場合は、第1セクタ50及び第3セクタ70によりシャッタ開口4が閉じられ、このときに第2セクタのカム溝62により作動ピン5がさらに移動するのが制動される。同様に、図10で示す小絞り状態から全閉状態に移行する場合は、第2セクタ60及び第3セクタ70によりシャッタ開口4が閉じられ、このときには第1セクタ50のカム溝52により作動ピン5がさらに移動するのを規制する。
すなわち、本実施例2では、第1のセクタ50及び第2のセクタ60が2つの機能を果たすように構成されている。具体的には、第1のセクタ50のカム溝52は、セクタ50自身がシャッタ開口4の寄与しないときに、全閉状態で作動ピン5が同一方向へ更に移動することを制動するような形状となっている。同様に、第2のセクタ60のカム溝62は、セクタ60自身がシャッタ開口4の遮光に寄与しないときに、作動ピン5を全閉位置で停止させる形状に形成されている。本実施例によると、他の部材を新たに追加することなく既存のセクタに簡単な変更を加えるだけで、作動ピン5を全閉位置で確実に停止させることができる。本実施例2によっても作動ピン5がオーバーランするような状態を防止できるので、全閉位置でセクタが開き再露光する、或いはバウンドするという問題は発生しない。したがって、本シャッタ装置2を一部として含んだデジタルスチルカメラ等の光学機器でも鮮明な画像を撮影できる。
前述した本実施例では3枚のセクタを含むシャッタ装置を例示したがこれに限定するものではない。セクタ2枚で構成しても前述した実施例に準じた構成のシャッタ装置を作製できる。例えばシャッタ構造ではセクタの傾斜角度を規定するために当接部材が配置される場合がある。セクタがこの部材に強く当接すると強くはね返されたり、破損したりする場合がある。前述した実施例の構成を採用すると所期位置に作動ピンを停止させることができるので、当接部材への当接力を抑制するという効果を得ることもができる。
以上、本発明の好ましい一実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
実施例1に係るシャッタ装置が全開状態にあるときの様子を示した図である。 実施例1のシャッタ装置に含まれる3枚のセクタを取り出して示した図である。 実施例1のシャッタ装置に含まれる規制板を取り出して示した図である。 実施例1のシャッタ装置が全閉状態にあるときの様子を示した図である。 実施例1のシャッタ装置が小絞り状態にあるときの様子を示した図である。 実施例1のシャッタ装置に関し、(A)は各セクタ並びに規制板を駆動する作動ピンとこれを駆動するステップモータの周辺部分を拡大して示した図であり、(B)は作動ピンの移動範囲CRについて示した図である。 実施例2のシャッタ装置に含む所定のセクタを拡大して示した図である。 実施例2のシャッタ装置が全開から全閉に変化する様子を示した図である。 実施例2のシャッタ装置に含まれる3枚のセクタを取り出して示した図である。 実施例2のシャッタ装置が小絞りから全閉に変化する様子を示した図である。 実施例2のシャッタ装置が全閉状態にあるときの様子を示した図である。 従来におけるシャッタ装置でのセクタ動作について示した図である。
符号の説明
1 シャッタ装置
3 シャッタ基板
4 シャッタ開口
5 作動ピン
7 ステップモータ
10 第1セクタ
11 固定軸
12 カム溝
20 第2セクタ
21 固定軸
22 カム溝
30 第3セクタ
31 固定軸
32 カム溝
40 規制板
42 制動用カム溝

Claims (4)

  1. シャッタ開口を有する基板と、カム溝を備えると共に前記基板に揺動自在に配置され、前記シャッタ開口を開閉する複数のセクタと、
    前記カム溝に係合して前記セクタを揺動する作動部材とを含み、
    前記シャッタ開口の全閉時に前記セクタが前記シャッタ開口を全閉する領域において、前記作動部材の揺動を抑えるように負荷を付与するように、所定のセクタのカム溝が形成されており、
    前記カム溝はV字形状を含み、前記作動部材が前記V字形状の谷部に至ったときに、前記セクタが前記シャッタ開口を全閉状態とするシャッタ装置。
  2. シャッタ開口を有する基板と、
    カム溝を備えると共に前記基板に揺動自在に配置され、前記シャッタ開口を開閉する複数のセクタと、
    前記カム溝に係合して前記セクタを揺動する作動部材とを含み、
    前記カム溝がV字形状を含んでおり、前記作動部材が前記セクタをして前記シャッタ開口を全閉状態となすときに、前記作動部材が前記V字形状の谷部に至ったときに前記セクタが前記シャッタ開口を全閉状態とするシャッタ装置。
  3. 前記作動部材は、前記セクタを揺動して前記シャッタ開口を全開、全閉、および小絞りの状態とする請求項1又は2に記載のシャッタ装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載のシャッタ装置を含む光学機器。
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