JP4334181B2 - 板材曲げ加工方法および装置 - Google Patents

板材曲げ加工方法および装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4334181B2
JP4334181B2 JP2002119559A JP2002119559A JP4334181B2 JP 4334181 B2 JP4334181 B2 JP 4334181B2 JP 2002119559 A JP2002119559 A JP 2002119559A JP 2002119559 A JP2002119559 A JP 2002119559A JP 4334181 B2 JP4334181 B2 JP 4334181B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bending
value
heating temperature
plate
plate material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002119559A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003311331A (ja
Inventor
浅実 森野
尋幸 水島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Amada Co Ltd filed Critical Amada Co Ltd
Priority to JP2002119559A priority Critical patent/JP4334181B2/ja
Publication of JP2003311331A publication Critical patent/JP2003311331A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4334181B2 publication Critical patent/JP4334181B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は板材曲げ加工方法および装置に関する。さらに詳細には曲げ加工時に折曲げ部分を加熱して曲げ加工を行う板材曲げ加工方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
特開平5−38522号公報に曲げ加工時に折曲げ部分を加熱して曲げ加工を行う複合成型加工方法および装置が開示されている。
【0003】
上述の従来技術の要点は、被加工材(板材)の曲げ加工を行う部分へ加熱用のレーザビームを集光レンズで集光照射し、前記被加工材を局部的に高温に加熱して該被加工材に塑性変形を生じさせる曲げ加工を行った後に、該被加工材の曲げ加工部分を曲げ加工機によりさらに曲げ加工を加えることを特徴とする複合成型加工方法および装置である。
【0004】
また、特開平5−96329号公報には、被加工材の曲げ線部へレーザビームを集光レンズで集光照射可能で、かつ被加工材の曲げ線に沿った長手方向へ移動自在なレーザ加工ヘッドを設け、被加工材の曲げ線部分を加熱後した後に、曲げ加工装置で曲げ加工を行うレーザアシスト曲げ加工方法および装置が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述の特開平5−38522号公報に開示されている複合成型加工方法および装置においては、被加工材(板材)の曲げ加工を行う部分へ照射する熱源としてレーザビームを使用するものであり、当然にレーザを発生させるレーザ発振器およびレーザ発振器に付帯するチラーなどの大がかりで高価な装置が必要である。
【0006】
また、特開平5−96329号公報に開示されているレーザアシスト曲げ加工方法および装置においては、下端部に上型を装着した上部テーブルが昇降自在の曲げ加工装置であって、位置固定の下部テーブルの下方に板材の曲げ線に沿って移動可能なレーザ加工ヘッドを設け、レーザ加工ヘッドの集光レンズで集光されたレーザ光が板材下面に照射される構成となっている。
【0007】
したがって、被加工材の曲げ線部の全長を加熱するためには、レーザ光を曲げ線部に沿って掃引または走査しなければならないので、曲げ線部全長にわたって同時にかつ均一に加熱するのが難しい。また、レーザ光を曲げ線部に照射すべくダイ下面に穴を有する専用のダイが必要となる。
【0008】
本発明は上述の如き問題を解決するためになされたものであり、本発明の課題は、板材の曲げ加工時に折曲げ部分の全長を同時にかつ均一加熱に加熱することが可能でかつ低コストの板材曲げ加工方法および装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決する手段として請求項1に記載の板材曲げ加工方法は、下金型上の板材の曲げ線上方でかつこの曲げ線に沿って赤外線を集光照射する棒状の赤外線ヒータを設け、材質、板厚、曲げ長さ等のワーク条件により最適の加熱温度を選定するための加工条件データベースを基に、前記ワーク条件に最も適した加熱温度を決定し、この決定された加熱温度を考慮したD値とL値を算出し、この算出したL値に基いて前記板材を前記下金型上に位置決めすると共に、前記下金型のV溝幅、折曲げ辺の立上がり寸法および曲げ角度に基いて前記折曲げ辺の先端位置を演算して求め、前記赤外線ヒータが折曲げ加工中に前記折曲げ辺の先端と干渉しない位置に位置決めし、前記曲げ線部分を前記赤外線ヒータで決定された加熱温度に加熱した状態で曲げ加工を行うことを要旨とするものである
【0012】
請求項2に記載の板材曲げ加工装置は、数値制御装置を備えた板材曲げ加工装置において、下型上の板材の曲げ線上方でかつこの曲げ線に沿って赤外線を集光照射する棒状の赤外線ヒータと、前記数値制御装置には、ワーク条件として材質、板厚、曲げ長さ、曲げ角度および折曲げ辺立上り寸法等と、金型条件として曲げ角度、下金型のV溝幅および曲げ長さ等を入力する加工条件入力部と、この加工条件入力部から入力された材質、板厚、曲げ長さ等のワーク条件により最適の加熱温度を選定するための加工条件データベースを基に、入力された前記ワーク条件に最も適した加熱温度を決定する加熱温度決定手段と、この決定された加熱温度を考慮してD値とL値を算出するD値演算手段とL値演算手段とを有し、この算出したL値に基いて前記板材を前記下金型上に位置決めすると共に、前記下金型のV溝幅、曲げ角度、折曲げ辺の立上り寸法に基いて前記折曲げ辺の先端位置を演算して求め、前記赤外線ヒータを折曲げ加工中に前記折曲げ辺の先端と干渉しない位置に位置決めする熱線干渉位置演算手段とを有し、前記曲げ線部分を前記赤外線ヒータで決定された加熱温度に加熱した状態で曲げ加工を行うことを要旨とするものである
【0015】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面によって説明する。
【0016】
図1は本発明に係わる板材曲げ加工装置1の実施形態の説明図である。なお、この板材曲げ加工装置1には人間に代わって板材を操作する公知のハンドリングロボット10を装着した例が示してある。
【0017】
上述の板材曲げ加工装置1の本体2は、左右方向(図1では紙面に直交する方向)に離隔したC形の2枚の側板3(a,b)を備えており、この2枚の側板3(a,b)の上方前部(図1において右側)には、左右方向に延伸する板状の上部フレーム5が取り付けてある。そして、この上部フレーム5には左右方向に延伸した上金型7が着脱自在に装着してある。
【0018】
また、前記2枚の側板3(a,b)の下方前部には、前記上部フレーム5に対向する下部テーブル9が下部テーブル駆動手段(図示省略)により昇降自在に設けてある。そして、この下部テーブル9の上部に、前記上金型7に対向する左右方向に延伸した下金型11が着脱自在に装着してある。
【0019】
上記構成の板材曲げ加工装置1において、下金型11上に板材Wを位置決めし、下部テーブル9を図示省略の公知の駆動手段により上昇させて、前記上金型7との間に板材Wを挟持かつ押圧することにより曲げ加工が行われる。なお、本実施の形態の説明では下金型11を固定した下部テーブル9が昇降する例を示したが、下部テーブル9を固定して上金型7を装着したスライド部材が昇降するようにした板材板材曲げ加工装置もある。
【0020】
さらに、前述の如く板材曲げ加工装置1には、人間に代わって板材Wを操作する公知のハンドリングロボット10が装着してある。このハンドリングロボット10には、例えば、本願共願人の一人である株式会社アマダの特許第2549833号に記載されている如きものであり以下にその概要を説明する。
【0021】
ハンドリングロボット10は、前記下部テーブル9に一体的に取り付けたベースプレート13に装着してある。
【0022】
もう少し詳細に述べれば、ベースプレート13は前記下金型11の長手方向に沿うX軸方向(図1では紙面に直交する方向)に延伸してあり、このベースプレート13の前面に第1移動台15がX軸方向に移動自在に設けてある。この第1移動台15には、前記ベースプレート13に設けたX軸方向のラック桿(図示省略)に噛合した回転自在のピニオン(図示省略)を備えた第1サーボモータ(図示省略)が設けてある。
【0023】
上記構成において、第1サーボモータ(図示省略)を適宜に回転駆動させれば、第1移動台15をX軸方向の適宜な位置に移動させることができる。
【0024】
また図1に示す如く、前記第1移動台15には上部が前後方向(Y軸方向)に拡大した扇形部17が設けてあり、この扇形部17の上面に円弧状のラック部材19が設けてある。そして、このラック部材19には、ラック部材19に沿ってY軸方向へ移動自在の第2移動台21が摺動自在に係合してある。また、この第2移動台21にはラック部材19に噛合するピニオン(図示省略)が設けてあり、このピニオンを回転駆動可能な第2サーボモータ23が設けてある。
【0025】
上記構成において、第2サーボモータ23を適宜に回転駆動させれば、第2移動台21をラック部材19に沿ってY軸方向の適宜な位置へ移動させることができる。
【0026】
さらに、前記第2移動台21には、第2移動台21の移動方向に対して直交する上下方向(Z軸方向)へ移動自在の昇降支柱25が設けてある。この昇降支柱25には上下方向のラック(図示省略)が設けてある。そして、前記第2移動台21には昇降支柱25に設けた上下方向のラック(図示省略)に噛合するピニオン(図示省略)を有する第3サーボモータ27が設けてある。
【0027】
上記構成において、第3サーボモータ27を適宜に回転駆動させれば、昇降支柱25をZ軸方向の適宜な位置へ昇降移動させることができる。
【0028】
上述の昇降支柱25の上部には、アーム29が固定してあり、このアームの先端(図1において左側)には板材把持装置31が設けてある。この板材把持装置31は、図示省略の2個のB軸サーボモータとA軸サーボモータにより、前記X軸と平行なB軸を中心として上下方向に回動自在に、かつこのB軸と直交するA軸を中心にも旋回自在に設けてある。
【0029】
上記構成のハンドリングロボット10は、板材把持装置31に把持した板材Wを下金型11上に搬送すると共に、下金型11の後方に設けたバックゲージ装置33を使用して、板材Wの曲げ位置を上金型7の下方に位置決めすることができる。
【0030】
また、曲げ加工中には、板材端部の跳ね上がりに追随して板材Wを保持すると共に、板材を一時的に保持する補助把持装置(図示省略)を使用して、板材端部の把持辺を変更して板材Wの4辺の曲げ加工作業を行うこともできる。また、加工が終了したら製品を取り出して所定の位置に集積したりすることができるものである。
【0031】
前記板材曲げ加工装置1の本体2には、前記下金型11上に位置決めされた板材の上方から曲げ加工部分(曲げ線部分)へ熱線を照射する熱線源35が設けてある。この熱線源35は関節型ロボット37のエンドエフェクタ(end effector:末端効果器)として装着されており、熱線源35の位置は数値制御装置39の制御下にある関節型ロボット37によって移動位置決め自在に設けてある。
【0032】
図2および図3は上述の熱線源35の説明図である。熱線源35は棒状の赤外線ヒータ41を備えており、この赤外線ヒータ41から放射される熱線(赤外線)45は反射鏡43によって前記曲げ加工部分(曲げ線部分)47に沿って集光されるようになっている。
【0033】
図4は、曲げ加工時における熱線源35の位置状態を示したものであり、曲げ加工時には、熱線源35と板材Wの折曲げ辺L1の先端部とが干渉しない位置に熱線源35を退避させると同時に、熱線(赤外線)45が常に前記曲げ加工部分(曲げ線部分)47に照射されるように熱線源35の位置を保持するように関節型ロボット37は前記数値制御装置39により制御されるように構成してある。
【0034】
前記数値制御装置39において、入力された下金型のV溝幅V、バックゲージ装置33で設定されたL値(下金型の中心とバックゲージとの間の距離)、折曲げ角度測定装置(図示省略)で計測された曲げ角度θから、板材Wに上金型7の先端が当接した後の折曲げ辺L1の先端の位置P(y,z)は、下金型11の上昇限位置(z=0,y=0)を基準位置(または原点)として次式
【数1】
y=L*sin(θ/2)……(1)
【数2】
z=L*cos(θ/2)……(2)
を演算して求められる。
【0035】
また、板材Wの折曲げ辺の立上がり寸法をL1としたときの曲げ線のZ軸方向の位置Dzは、下金型のV溝幅をV、V溝深さをdとすれば、後述の変数であるD値を使用して、
【数3】
Dz=D−d=D−(V*cot(θ/2))/2……(3)
として求めることができる。なお、L値と折曲げ辺の立上がり寸法L1とはほぼ等しいのでL値の代わりに寸法L1を使用して計算しても構わない。
【0036】
こうして求めた位置情報P(y,z)、Dzを用いて、前記数値制御装置39の制御の下に関節型ロボット37の移動制御が行われるように構成してある。
【0037】
次に数値制御装置39の構成を図5に示すブロック図により説明する。
【0038】
数値制御装置39には、CPU(Central Processing Unit)49によって制御される、指令値データや加工条件データ等を入力するための加工条件入力部51、入出力データを表示するための表示手段53を設けると共に、加熱源の加熱温度を制御する加熱源制御手段55および加熱源35を装着した関節型ロボットの位置(姿勢)を制御するロボット制御手段57と折曲げ辺の先端位置P(y,z)を求める熱線源干渉位置演算手段59が設けてある。
【0039】
さらに、数値制御装置39には材質、板厚、曲げ長さなどのワーク条件(情報)により最適の加熱温度を選定するための加工条件データベース61が設けてある。また、入力されたワーク条件をもとにこの加工条件データベース61を検索して入力された加工条件に最も適した加熱温度を決定する加熱温度決定手段60が設けてある。
【0040】
また、下部テーブル駆動手段を制御して所望の曲げ角度θを得るために、板材Wの曲げ線の加熱温度に基づいて上金型7の下端と、下金型11のV溝の底との間隔(D値)を演算して求めるD値演算手段63と、所望の立上がり高さを得るためのバックゲージ装置33の前後方向の位置(L値)を演算して求めるL値演算手段65とが設けてある(図4参照)。
【0041】
上述の加工条件データベース61を構成するレコードは、板材の材質M、板厚t、曲げ長さlごとの最適加熱温度℃を内容とするものであり、複数種類の材質に対して多数のレコードがデータベースとして登録してある。
【0042】
次に、図6のフローチャートを用いて曲げ加工工程について説明をする。
【0043】
ステップS1において、ワーク条件(情報)として板厚t、材質M、曲げ長さl、折曲げ辺の立上がり寸法L1、曲げ角度θ等を前記数値制御装置39の加工条件入力部51から入力し、また金型条件(情報)としてはパンチとダイの形状および寸法を入力する。 例えばV曲げ加工ならば、曲げ角度θ、V溝の幅Vおよび曲げ線方向の長さl等を入力する。
【0044】
続いてステップS2において、前記数値制御装置39に設けたデータベース61を検索して入力した加工条件に最も適した加熱温度を決定し、ステップS3では、ステップS2において決定した加熱温度を考慮したD値とL値とをD値演算手段63およびL値演算手段65により算出する。
【0045】
ステップS4では、下金型11のV溝幅Vおよび折曲げ辺の立上がり寸法L1および曲げ角度θに基づいて、折曲げ辺の先端位置P(y,z)を熱線源干渉位置演算手段59で求め、関節型ロボット37に装着した熱線源35が折曲げ辺の先端位置P(y,z)と干渉することなく熱線を曲げ線上に照射可能な位置を決定する。
【0046】
次いで、ステップS5ではL値演算手段65により算出されたL値をバックゲージ装置33に出力して、バックゲージ装置33の突き当て部材(図示省略)を設定した位置(L値)に移動させ、この突き当て部材(図示省略)に板材Wを当接させて板材Wの曲げ位置を上金型7の直下に位置決めすると共に、前記熱線源35の位置(姿勢)を常時熱線を曲げ線上に照射可能な前記位置に位置決めする。
【0047】
板材Wの位置決めが終了したら曲げ加工を開始する(ステップS6)。
【0048】
始めに、非接触で温度検出ができる反射式温度センサーなどを用いた加熱温度検出センサ67により、曲げ線近傍の温度を検出し(ステップS7、ステップS8)、検出温度が設定温度に達している場合には、次のステップS9において、下金型11を装着した下部テーブル9を設定したストローク(D値)だけ上昇させるべく、下部テーブル駆動手段69へ指令を出す。
【0049】
検出温度が設定温度に達していない場合には、加熱源制御手段55に設定温度にするような指令を出し(ステップS12)、先のステップS7に戻る。設定温度になるまでこの工程を繰返す。
【0050】
下部テーブル9の上昇中には下部テーブル9のストローク(D値)を検出(ステップS10)し、設定したストローク(D値)に達したたか否かを判断して(ステップS11)、設定したストローク(D値)に到達したら曲げ加工を終了とする。
【0051】
図7は前記熱線源35の別の実施の形態の説明図である。
【0052】
上下の金型7、11の後側面には一対のプレート式ヒータ71(a,b)が接触離反自在に設けてある。上金型7に接触自在のプレート式ヒータ71aは、上端部を前記上部フレーム5に設けた回転軸72aに回動自在に設けた腕部材73aの下端部にスプリング75aを介して押圧保持してある。
【0053】
また、下金型11に接触自在のプレート式ヒータは71bは、下端部を前記下部テーブル9に設けた回転軸72bに回動自在に設けた腕部材73bの上端部にスプリング75bを介して押圧保持してある。
【0054】
上述のプレート式ヒータ71(a,b)のX軸方向(金型長手方向)の長さは、前記下部テーブル9の長さとほぼ同一に設けてあり、また、上下の腕部材73(a,b)は公知の駆動手段(図示省略)によって、前記回転軸72(a,b)を中心として揺動自在に設けてある。
【0055】
上記構成において、プレート式ヒータ71(a,b)を上下の金型(7,11)に接触させることにより、板材Wの曲げ線近傍を所望の温度に加熱することができる。また、金型の長さが変わってもプレート式ヒータ71(a,b)を交換することなく対応することができる。
【0056】
【発明の効果】
請求項1、2の方法並びに装置の発明によれば、板材(被加工材)の曲げ線部分の加熱手段に棒状の赤外線ヒータを使用したので、板材の曲げ加工時に折曲げ部分の全長を同時にかつ均一に加熱することが可能であり、また、レーザ装置を使用しないので、低コストの板材曲げ加工方法および装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる板材曲げ加工装置の説明図。
【図2】図1におけるQ部拡大説明図。
【図3】図2におけるI-I断面図。
【図4】曲げ加工時に熱線源が板材と干渉しない位置に退避した状況を説明する図。
【図5】数値制御装置の構成を説明するブロック図。
【図6】曲げ加工工程を説明するフローチャート。
【図7】熱線源の別の実施の形態の説明図。
【符号の説明】
1 板材曲げ加工装置
3(a,b) 側板
5 上部フレーム
7 上金型
9 下部テーブル
10 ハンドリングロボット
11 下金型
13 ベースプレート
15 第1移動台
17 扇形部
19 ラック部材
21 第2移動台
23 第2サーボモータ
25 昇降支柱
27 第3サーボモータ
29 アーム
31 板材把持装置
33 バックゲージ装置
35 熱線源
37 関節型ロボット
39 数値制御装置
41 赤外線ヒータ
43 反射鏡
45 熱線(赤外線)
47 曲げ加工部分(曲げ線部分)
49 CPU
51 加工条件入力部
53 表示手段
55 加熱源制御手段
57 ロボット制御手段
59 熱線源干渉位置演算手段
60 加熱温度決定手段
61 加工条件データベース
63 D値演算手段
65 L値演算手段
67 加熱温度検出センサ
69 下部テーブル駆動手段
71(a,b) プレート式ヒータ
73(a,b) 腕部材
75(a,b) スプリング

Claims (2)

  1. 下金型上の板材の曲げ線上方でかつこの曲げ線に沿って赤外線を集光照射する棒状の赤外線ヒータを設け、材質、板厚、曲げ長さ等のワーク条件により最適の加熱温度を選定するための加工条件データベースを基に、前記ワーク条件に最も適した加熱温度を決定し、この決定された加熱温度を考慮したD値とL値を算出し、この算出したL値に基いて前記板材を前記下金型上に位置決めすると共に、前記下金型のV溝幅、折曲げ辺の立上がり寸法および曲げ角度に基いて前記折曲げ辺の先端位置を演算して求め、前記赤外線ヒータが折曲げ加工中に前記折曲げ辺の先端と干渉しない位置に位置決めし、前記曲げ線部分を前記赤外線ヒータで決定された加熱温度に加熱した状態で曲げ加工を行うことを特徴とする板材曲げ加工方法
  2. 数値制御装置を備えた板材曲げ加工装置において、下型上の板材の曲げ線上方でかつこの曲げ線に沿って赤外線を集光照射する棒状の赤外線ヒータと、前記数値制御装置には、ワーク条件として材質、板厚、曲げ長さ、曲げ角度および折曲げ辺立上り寸法等と、金型条件として曲げ角度、下金型のV溝幅および曲げ長さ等を入力する加工条件入力部と、この加工条件入力部から入力された材質、板厚、曲げ長さ等のワーク条件により最適の加熱温度を選定するための加工条件データベースを基に、入力された前記ワーク条件に最も適した加熱温度を決定する加熱温度決定手段と、この決定された加熱温度を考慮してD値とL値を算出するD値演算手段とL値演算手段とを有し、この算出したL値に基いて前記板材を前記下金型上に位置決めすると共に、前記下金型のV溝幅、曲げ角度、折曲げ辺の立上り寸法に基いて前記折曲げ辺の先端位置を演算して求め、前記赤外線ヒータを折曲げ加工中に前記折曲げ辺の先端と干渉しない位置に位置決めする熱線干渉位置演算手段とを有し、前記曲げ線部分を前記赤外線ヒータで決定された加熱温度に加熱した状態で曲げ加工を行うことを特徴とする板材曲げ加工装置
JP2002119559A 2002-04-22 2002-04-22 板材曲げ加工方法および装置 Expired - Fee Related JP4334181B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002119559A JP4334181B2 (ja) 2002-04-22 2002-04-22 板材曲げ加工方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002119559A JP4334181B2 (ja) 2002-04-22 2002-04-22 板材曲げ加工方法および装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003311331A JP2003311331A (ja) 2003-11-05
JP4334181B2 true JP4334181B2 (ja) 2009-09-30

Family

ID=29536082

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002119559A Expired - Fee Related JP4334181B2 (ja) 2002-04-22 2002-04-22 板材曲げ加工方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4334181B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105750376A (zh) * 2016-05-05 2016-07-13 成都市松川金属材料有限公司 一种新型折弯设备
CN105750377A (zh) * 2016-05-05 2016-07-13 成都市松川金属材料有限公司 一种自卸料折弯机
CN105798082A (zh) * 2016-05-05 2016-07-27 成都市松川金属材料有限公司 一种新型折弯机
CN111097817A (zh) * 2019-11-28 2020-05-05 北京航星机器制造有限公司 一种激光辅助加热板材折弯装置及方法

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT508356B1 (de) 2009-06-29 2011-01-15 Trumpf Maschinen Austria Gmbh Vorrichtung und verfahren zum biegen eines werkstücks
AT508357B1 (de) 2009-06-29 2011-01-15 Trumpf Maschinen Austria Gmbh Verfahren und vorrichtung zum laserunterstützten biegen von werkstücken
AT508355B1 (de) 2009-06-29 2011-01-15 Trumpf Maschinen Austria Gmbh Verfahren und vorrichtung zum biegen eines werkstücks
WO2012118223A1 (ja) * 2011-03-03 2012-09-07 新日本製鐵株式会社 シートメタルの曲げ加工方法および製品
KR101276142B1 (ko) * 2011-10-10 2013-06-18 한국과학기술원 집광 가능한 외부열원을 이용한 소재의 굽힘 성형 장치 및 그 방법
AT513467B1 (de) * 2012-09-26 2014-07-15 Trumpf Maschinen Austria Gmbh Verfahren zum Biegen eines Werkstücks

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105750376A (zh) * 2016-05-05 2016-07-13 成都市松川金属材料有限公司 一种新型折弯设备
CN105750377A (zh) * 2016-05-05 2016-07-13 成都市松川金属材料有限公司 一种自卸料折弯机
CN105798082A (zh) * 2016-05-05 2016-07-27 成都市松川金属材料有限公司 一种新型折弯机
CN111097817A (zh) * 2019-11-28 2020-05-05 北京航星机器制造有限公司 一种激光辅助加热板材折弯装置及方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003311331A (ja) 2003-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4334181B2 (ja) 板材曲げ加工方法および装置
US5399049A (en) V-shaped groove forming machine and its control method
JP2001225115A (ja) プレス機械
JP3181382B2 (ja) 折曲げ加工機のワーク位置決め装置
JP2000131032A (ja) 三次元形状計測方法およびその装置
JP3522859B2 (ja) ベンダ及びワークの曲げ角度測定方法
JP6205023B2 (ja) 金型
JP2000288789A (ja) 溶接ビード研削装置
JPH03110018A (ja) ベンディング装置のワーク位置決め装置
JP6224462B2 (ja) レーザー加工装置における加工送り機構の作動特性検出方法およびレーザー加工装置
JP4708541B2 (ja) 曲げ加工方法及び曲げ加工システム
JP3691121B2 (ja) 折曲加工装置
JP2006297469A (ja) 曲げ加工装置
JPS60231524A (ja) 線状加熱加工の角変形量制御方法
JP2602463Y2 (ja) 曲げ加工機
JP2692828B2 (ja) V字形状溝加工機
JP4553420B2 (ja) 板厚検出方法、板厚差検出方法および板材折り曲げ加工機
JP3730313B2 (ja) 折曲げ加工機による加工方法及びその方法を用いた折曲げ加工機
JPH08115118A (ja) ベンダのロボットハンドのゲージング方法及びゲージング装置
JP4027674B2 (ja) バックゲージ装置
JP4618826B2 (ja) ワーク位置決め方法
JP2733299B2 (ja) 板材の折曲げ方法
JP2818428B2 (ja) 折曲げ加工装置
JP2706287B2 (ja) 折曲げ溶接複合装置
JP4385357B2 (ja) パネルベンダ制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050331

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070725

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070731

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070926

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080603

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080709

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090331

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090423

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090526

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090623

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120703

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130703

Year of fee payment: 4

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees