JP3691121B2 - 折曲加工装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばプレスブレーキ等の板金加工機械におけるワーク加工用金型の折曲加工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のプレスブレースもしくはベンダー等において、板金ワークを所定の金型、例えばパンチ及びダイにより曲げ作業を行うに際しては、必要な段取り前作業として、つぎのような作業内容がある。
【0003】
1.バックゲージ等の原点復帰
2.金型の交換
3.新金型の登録(NC装置へのデータ入力)
4.新金型の原点設定
以上の基本的作業を行った後、初めて新規の曲げ作業もしくは、その動作プログラムの作成を行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、以上のように、この段取り作業内容が多く、特に金型の登録に要するNC装置への入力項目(寸法データの他、例えばパンチの先端半径,パンチハイト,耐圧,またダイのV幅,ダイハイト,耐圧など)が多く、その入力に極めて長時間を要するという問題点があった。
【0005】
本発明は、以上のような局面にかんがみてなされたもので、この種の段取り作業の操作性を効率化して、段取り所要時間を短縮すると同時に、人為的操作に伴い勝ちなミスの発生を防止し、装着金型の諸特性をNC装置が認識することによる安全性の向上を期待し得る折曲加工装置の提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明においては、この種の折曲加工装置を、
(1)板金加工機械の3次元の各X,Y,Z方向にそれぞれ移動可能の板金ワーク位置設定用バックゲージの突当て部に、金型の所定位置に添付された金型必要特性情報を含む金型必要特性情報記憶媒体に記憶された前記金型必要特性情報を読みとる金型必要特性情報読み取り手段を設け、読み取った金型の必要特性情報に基づき曲げ加工プログラムを作成するよう構成し、さらに、
(2)前記金型必要特性情報記憶媒体は、バーコードから成り、パンチ先端半径、耐圧、ダイV幅からなる金型の必要特性情報を含むことにより、前記目的を達成しようとするものである。
【0007】
【作用】
以上のような本発明構成により、新しく装着した金型の寸法及び必要特性情報を各センサ手段及びバーコード読取り手段によりNC装置に入力して正確に認識することができるため、段取り時間を短縮し得ると共に、安全性が向上する。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を、例えばプレスブレーキ等の板金加工機械の金型及びバックゲージ部における一実施例について、図面を用いて説明する。
【0009】
【実施例】
図1(a),(b)に、プレスブレーキにおける一実施例の概略正面図及び要部概略上面図を示す。1,2は、それぞれプレスブレーキの上部テーブル及び下部テーブル、3は各側板、P,Dは、それぞれ上部,下部テーブル1,2に新たに装着された金型としてのパンチ及びダイを示す。
【0010】
4は、不図示の板金ワークの一端縁を当接させて、加工上の位置決めを行うための一対のバックゲージであり、それぞれ突当てボックス3a上に突当て3b部を備えている。各バックゲージ4は一本のストレッチ5上をそれぞれX方向に左右に摺動移動可能に、また左右一対のY方向のスライド5上の各ボールねじ7により、それぞれY方向に前後移動可能に構成され、さらにまたこの全体装置は、不図示の機構により、高さ方向のZ方向にも上下に3次元的に移動し得るよう構成されている。
【0011】
図2は、一対の左右対称のバックゲージ4のうち、図1における左側のバックゲージの拡大斜視図を示し、その突当て4b部には、本発明に係る装着金型の高さ,幅及び奥行き各寸法認識用の複数の近接センサスイッチ8が、それぞれ上/下面、前面及び内側面に取付けられていて、各金型の各部寸法を認識して、不図示のNC装置に入力するよう構成されている。右側のバックゲージ4は、上記と対称構造を有する。
【0012】
なお、9は、後述する各金型の所定位置に添付されたバーコード10の読み取り装置(バーコードリーダ)で、この読み取り値も前記NC装置に入力される。なお、このバーコードリーダ9は、左右一対のバックゲージ4のいずれかに1個設けられている。
【0013】
図3は、図1に示した金型としてのパンチP及びダイDの各拡大斜視図を示すもので、それぞれの背面の所定位置には、それぞれの金型の寸法データ以外の各必要特性情報(例えばパンチ先端半径、耐圧、ダイV幅など)を含むバーコード10が添付されており、前記図2におけるバーコードリーダ9により読み取ることができる。
【0014】
つぎに、以上のような本実施例構成における折曲加工装置の動作を、図4の動作シーケンスフローチャート、及び図5(a)〜(e)に示すバックゲージ動作説明図を用いて説明する。
【0015】
図1に示したプレスブレーキにおいて、新規に交換された金型により曲げ加工作業を行うのに先立つ段取り作業として、先ず、ステップS1で金型(パンチP及びダイD)の交換作業が必要であり、次いでステップS2で所定の原点復帰動作を行う。
【0016】
つぎに、新金型の各寸法認識動作を、ステップS3で(図5で)後述する本発明実施例の各近接センサスイッチ8付きのバックゲージ4による所定シーケンスで行ったのち、ステップS4で必要諸特性を、ステップS5で上記の新金型情報を所定のNC装置に取込み、所定の金型原点位置を設定して加工プログラムを作成することができる。
【0017】
前記ステップS3における金型寸法認識動作を、ダイDの事例について、それぞれダイの高さ,幅及び奥行き寸法認識の各場合のバックゲージ動作について、それぞれ図5の(a),(b);(c),(d);及び(e)図に基づいて説明する。各図における1〜10の矢印添付数字は、それぞれのバックゲージ4の移動順序を示す。
【0018】
1)ダイ高さ認識;(a)上面図、(b)正面図において
各バックゲージ4を矢印1のように互にダイDに向ってX方向に互に近接させ、ついで、ダイDの背面に矢印2のY方向に近接させ、突当て4b部のセンサスイッチ8を矢印3のZ方向に下降させてダイ高さを認識する。
【0019】
2)ダイ幅の認識;(c)上面図,(e)正面図において、
前記(a)図でY方向に近接させた各バックゲージ4を互に矢印4方向に遠去けると共に、互に近接していた各バックゲージ4をダイ幅より広い矢印5のX方向に拡げた後、再び矢印6のY方向に互に移動させ、さらに(d)図矢印7に示すように互に近接させるよう移動させて、両バックゲージ4上の各内側センサスイッチ8によりダイ幅を認識する。
【0020】
3)ダイ奥行きの認識、(e)上面図において、
矢印8に示すように、各バックゲージ4をダイDからY方向に離れさせ、次いで矢印9に示すようにバックゲージ4を互にX方向に近付け、これを矢印10に示すようにY方向にダイDに近接させてダイDの奥行きを認識する。
【0021】
他方の金型パンチPに対しても、上記と全く同様な方法で、パンチ高さ、パンチ幅、及びパンチ奥行き寸法を認識して、ダイ寸法と共に不図示のNC装置に入力する。
【0022】
以上により、金型寸法認識動作を終了した後、前記図4のステップS4に移り、図3に示した各金型背面所定位置の各バーコード10を図2の左側のバックゲージ4上のバーコードリーダ9により読み取り、その情報をNC装置に取り込むことにより、NC装置は新装着金型の寸法データ及び必要特性情報を認識し、従来、この種の段取り作業として大きな時間を要していた金型登録(すなわちNC入力)等が不要となり、また加工プログラム作成及び曲げ加工の精度出し作業においても装着金型を正確に認識することができるため、時間を大幅に節約することができる。
【0023】
(他の実施例)
なお、前記実施例において、金型の寸法認識手段として近接センサスイッチ8を用いた事例を示したが、これのみに限定されるものでなく、他の形式のセンサ手段であっても差支えないことはもちろんである。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、板金加工機械の装着金型の諸データをバックゲージ動作により正確にNC装置に認識させるよう構成したため、従来のような金型登録のNC入力動作等が不要となり、必要段取り時間を大幅に節約することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施例の概略正面図及び要部概略上面図
【図2】 バックゲージの拡大斜視図
【図3】 金型拡大斜視図
【図4】 一実施例の動作シーケンスフローチャート
【図5】 バックゲージ動作説明図
【符号の説明】
1 上部テーブル
2 下部テーブル
4 バックゲージ
4a バックゲージ突当てボックス
4b 突当て
8 センサスイッチ
9 バーコード読み取り装置(バーコードリーダ)
10 バーコード
D ダイ(金型)
P パンチ(金型)
Claims (2)
- 板金加工機械の3次元の各X,Y,Z方向にそれぞれ移動可能の板金ワーク位置設定用バックゲージの突当て部に、金型の所定位置に添付された金型必要特性情報を含む金型必要特性情報記憶媒体に記憶された前記金型必要特性情報を読みとる金型必要特性情報読み取り手段を設け、読み取った金型の必要特性情報に基づき曲げ加工プログラムを作成することを特徴とする折曲加工装置。
- 前記金型必要特性情報記憶媒体は、バーコードから成り、パンチ先端半径、耐圧、ダイV幅からなる金型の必要特性情報を含むことを特徴とする請求項1記載の折曲加工装置。
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JP20465595A JP3691121B2 (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | 折曲加工装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP20465595A JP3691121B2 (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | 折曲加工装置 |
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ID=16494101
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP20465595A Expired - Fee Related JP3691121B2 (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | 折曲加工装置 |
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- 1995-08-10 JP JP20465595A patent/JP3691121B2/ja not_active Expired - Fee Related
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